JPH05285931A - 古風タイルの模様付け方法 - Google Patents
古風タイルの模様付け方法Info
- Publication number
- JPH05285931A JPH05285931A JP12015192A JP12015192A JPH05285931A JP H05285931 A JPH05285931 A JP H05285931A JP 12015192 A JP12015192 A JP 12015192A JP 12015192 A JP12015192 A JP 12015192A JP H05285931 A JPH05285931 A JP H05285931A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pattern
- tile
- tile base
- flow
- pressure fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 タイル素地表面に不規則、非均一的な凹凸模
様、例えば全体的に微細な凹凸模様を形成すると共に、
部分的に深みを設けた模様、全体的に流れ方向を有する
模様、極部的に横断する渓谷風の模様を形成する。 【構成】 タイル素地表面3に対して水又は空気等の圧
力流体を衝突させてタイル素地を侵触し、且つ圧力流体
の形状を変化させることによって、タイル素地表面3に
不規則、非均一的、或いは流れ模様を有する凹凸模様を
形成する。
様、例えば全体的に微細な凹凸模様を形成すると共に、
部分的に深みを設けた模様、全体的に流れ方向を有する
模様、極部的に横断する渓谷風の模様を形成する。 【構成】 タイル素地表面3に対して水又は空気等の圧
力流体を衝突させてタイル素地を侵触し、且つ圧力流体
の形状を変化させることによって、タイル素地表面3に
不規則、非均一的、或いは流れ模様を有する凹凸模様を
形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイルの表面に形成す
る凹凸模様を、その深み、流れ方向等の要素、パターン
において千差万別に形成する様にした古風タイルの模様
付け方法に関するものである。
る凹凸模様を、その深み、流れ方向等の要素、パターン
において千差万別に形成する様にした古風タイルの模様
付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、タイルは建築材料として広く利用
され、新しいタイルにあっては種々な色彩、整然と並ん
だ格子模様によって優雅な感じを与えているが、この様
な新しいタイルを使用して建築した建造物から受ける深
み、貫祿或いは親近感という点では、いま一つ物足りな
いものがあるという欠点を有していた。
され、新しいタイルにあっては種々な色彩、整然と並ん
だ格子模様によって優雅な感じを与えているが、この様
な新しいタイルを使用して建築した建造物から受ける深
み、貫祿或いは親近感という点では、いま一つ物足りな
いものがあるという欠点を有していた。
【0003】又、建築後長年を経たタイルにあっては、
角が擦り減り、表面も長年の風雨によって風化し、浸食
されてえもいわれぬ優雅な、わびさびた深みのある外観
を呈しており、そこでこれらの人を引きつける柔らかな
味があり、親しみ易い古風な新しいタイルを新築建造物
に使用される様になってきた。
角が擦り減り、表面も長年の風雨によって風化し、浸食
されてえもいわれぬ優雅な、わびさびた深みのある外観
を呈しており、そこでこれらの人を引きつける柔らかな
味があり、親しみ易い古風な新しいタイルを新築建造物
に使用される様になってきた。
【0004】そこで、従来は成形、乾燥、焼成されたタ
イル素地に対してショットブラスト加工を行っていた
が、かかる模様付け方法ではタイル素地表面の全体に対
して無数の鋼球を衝突させていたために、形成される凹
凸模様はタイル表面に均一微細な凹凸が形成されるだけ
であり、自然風化のもう一つの特徴である部分的な深
み、或いは流れ方向を有する様な凹凸模様は形成出来な
い欠点を有していた。
イル素地に対してショットブラスト加工を行っていた
が、かかる模様付け方法ではタイル素地表面の全体に対
して無数の鋼球を衝突させていたために、形成される凹
凸模様はタイル表面に均一微細な凹凸が形成されるだけ
であり、自然風化のもう一つの特徴である部分的な深
み、或いは流れ方向を有する様な凹凸模様は形成出来な
い欠点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、タイル素地
表面に不規則、非均一的な凹凸模様、例えば全体的に微
細な凹凸模様を形成すると共に、部分的に深みを設けた
模様、全体的に流れ方向を有する模様、極部的に横断す
る渓谷風の模様を形成する様にした古風タイルの模様付
け方法を提供せんとするものである。
表面に不規則、非均一的な凹凸模様、例えば全体的に微
細な凹凸模様を形成すると共に、部分的に深みを設けた
模様、全体的に流れ方向を有する模様、極部的に横断す
る渓谷風の模様を形成する様にした古風タイルの模様付
け方法を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、タイル表面に形成された凹凸模様が均一的で
ある課題に鑑み、タイル素地表面に対して水又は空気等
の圧力流体を衝突させてタイル素地を侵触し、且つ圧力
流体の形状を変化させることによって、タイル素地表面
に不規則、非均一的、或いは流れ模様を有する凹凸模様
を形成する様にして、上記課題を解決せんとしたもので
ある。
に基づく、タイル表面に形成された凹凸模様が均一的で
ある課題に鑑み、タイル素地表面に対して水又は空気等
の圧力流体を衝突させてタイル素地を侵触し、且つ圧力
流体の形状を変化させることによって、タイル素地表面
に不規則、非均一的、或いは流れ模様を有する凹凸模様
を形成する様にして、上記課題を解決せんとしたもので
ある。
【0007】
【作用】本発明にあっては、タイル素地表面に水又は空
気等の圧力流体を衝突させて、ジェットガンのノズルか
らの水流、空気流等の状態により、表面を侵触して部分
的な深み、流れ模様、横断的な深み等を形成するのであ
る。
気等の圧力流体を衝突させて、ジェットガンのノズルか
らの水流、空気流等の状態により、表面を侵触して部分
的な深み、流れ模様、横断的な深み等を形成するのであ
る。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は本発明の模様付け方法により形成された古
風タイルであり、これらの古風タイル1の素地2の表面
3には全体的に凹凸模様を形成し、即ち滑達でない微少
な凹凸面を形成し、又素地2の表面3には水流、空気流
が衝突し、粒子が流れ、転動して侵触した様な細かい溝
状の流れ模様4、4a…を形成したり、部分的に深み5、
5a…を形成したり、横断的な深み6、6a…を形成してい
る。
すると、1は本発明の模様付け方法により形成された古
風タイルであり、これらの古風タイル1の素地2の表面
3には全体的に凹凸模様を形成し、即ち滑達でない微少
な凹凸面を形成し、又素地2の表面3には水流、空気流
が衝突し、粒子が流れ、転動して侵触した様な細かい溝
状の流れ模様4、4a…を形成したり、部分的に深み5、
5a…を形成したり、横断的な深み6、6a…を形成してい
る。
【0009】7はホッパー8、混練部9を有する湿式の
押出成形機であり、該押出成形機7の口金10の先端にベ
ルトコンベヤー11を配置し、該ベルトコンベヤー11の前
面に水又は空気の圧力流体を噴出する傾斜したジェット
ガン12、12a を配置している。
押出成形機であり、該押出成形機7の口金10の先端にベ
ルトコンベヤー11を配置し、該ベルトコンベヤー11の前
面に水又は空気の圧力流体を噴出する傾斜したジェット
ガン12、12a を配置している。
【0010】又、ジェットガン12、12a のノズル13、13
a は円形小孔のもので水流等が細い線状となるもの、ノ
ズル13、13a の前面側に線状の溝を設けたもので水流が
平面的な扇状の噴流のもの、或いは噴霧状の水流になる
もの等が適宜使用可能である。
a は円形小孔のもので水流等が細い線状となるもの、ノ
ズル13、13a の前面側に線状の溝を設けたもので水流が
平面的な扇状の噴流のもの、或いは噴霧状の水流になる
もの等が適宜使用可能である。
【0011】尚、上記実施例では圧力流体として水を説
明したが空気でも良く、又素地2は湿式のものを示した
が乾式成形の素地2でも良く、又図面においては素地2
の一面だけに模様付けしているが、2枚成形の素地2に
あっては両面同時に行っても良い。
明したが空気でも良く、又素地2は湿式のものを示した
が乾式成形の素地2でも良く、又図面においては素地2
の一面だけに模様付けしているが、2枚成形の素地2に
あっては両面同時に行っても良い。
【0012】次に本発明に係る古風タイルの模様付け方
法について説明すると、タイル素地2の表面3にジェッ
トガン12、12a のノズル13、13a から水又は空気等の圧
力流体を噴出、衝突させて、又種類に応じたノズル13、
13a からの水流等の状態の変化により、例えば強力な噴
霧状で全体的に凹凸を形成すると共に流れ模様4、4a…
を形成したり、又細いジェット水流と成して部分的に深
み5、5a…を設けたり、水流等を平面的な扇状と成して
極部的に横断する深み6、6a…、例えば渓谷風の模様を
形成するのである。
法について説明すると、タイル素地2の表面3にジェッ
トガン12、12a のノズル13、13a から水又は空気等の圧
力流体を噴出、衝突させて、又種類に応じたノズル13、
13a からの水流等の状態の変化により、例えば強力な噴
霧状で全体的に凹凸を形成すると共に流れ模様4、4a…
を形成したり、又細いジェット水流と成して部分的に深
み5、5a…を設けたり、水流等を平面的な扇状と成して
極部的に横断する深み6、6a…、例えば渓谷風の模様を
形成するのである。
【0013】又、上記の各種模様においてノズル13、13
a を変えて水流の広がり、噴出強さを調節したり、タイ
ル素地2に対してノズル13、13a を遠近調整して凹凸の
部分的な深さを変えたり、2つ以上の模様を重ね合わせ
ることも出来、又押出成形機7からの素地2の押出スピ
ードを変えたり、ジェットガン12、12a の傾斜角度を変
えて凹凸模様を種々変えることも出来る。
a を変えて水流の広がり、噴出強さを調節したり、タイ
ル素地2に対してノズル13、13a を遠近調整して凹凸の
部分的な深さを変えたり、2つ以上の模様を重ね合わせ
ることも出来、又押出成形機7からの素地2の押出スピ
ードを変えたり、ジェットガン12、12a の傾斜角度を変
えて凹凸模様を種々変えることも出来る。
【0014】
【発明の効果】要するに本発明は、成形されたタイル素
地2表面3に対して水又は空気等の圧力流体を衝突させ
て、タイル素地2表面3に凹凸模様を形成する様にした
ので、凹凸模様は均一微細な凹凸だけでなく、流れ模様
4、4a…、部分的な深み5、5a…、横断する深み6、6a
…を形成し、不規則、非均一的で千差万別な凹凸模様を
形成することが出来る等その実用的効果甚だ大なるもの
である。
地2表面3に対して水又は空気等の圧力流体を衝突させ
て、タイル素地2表面3に凹凸模様を形成する様にした
ので、凹凸模様は均一微細な凹凸だけでなく、流れ模様
4、4a…、部分的な深み5、5a…、横断する深み6、6a
…を形成し、不規則、非均一的で千差万別な凹凸模様を
形成することが出来る等その実用的効果甚だ大なるもの
である。
【図1】本発明に係る古風タイルの模様付け方法を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】平面的な扇状の水流を発生させるノズルの一例
の斜視図である。
の斜視図である。
【図3】流れ模様を有する古風タイルの斜視図である。
【図4】部分的に深みを有する古風タイルの斜視図であ
る。
る。
【図5】流れ模様及び部分的に深みを有する古風タイル
の斜視図である。
の斜視図である。
【図6】横断的な深みを有する古風タイルの斜視図であ
る。
る。
2 素地 3 表面
Claims (1)
- 【請求項1】 成形されたタイル素地表面に対して水又
は空気等の圧力流体を衝突させて、タイル素地表面に凹
凸模様を形成する様にしたことを特徴とする古風タイル
の模様付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12015192A JPH05285931A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 古風タイルの模様付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12015192A JPH05285931A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 古風タイルの模様付け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05285931A true JPH05285931A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14779227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12015192A Pending JPH05285931A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 古風タイルの模様付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05285931A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011020371A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 成形体の製造方法 |
JP2016087965A (ja) * | 2014-11-06 | 2016-05-23 | 丸新製陶有限会社 | 陶磁器製品の製造方法 |
-
1992
- 1992-04-13 JP JP12015192A patent/JPH05285931A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011020371A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 成形体の製造方法 |
JP2016087965A (ja) * | 2014-11-06 | 2016-05-23 | 丸新製陶有限会社 | 陶磁器製品の製造方法 |
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