JPH052856Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH052856Y2
JPH052856Y2 JP1987081115U JP8111587U JPH052856Y2 JP H052856 Y2 JPH052856 Y2 JP H052856Y2 JP 1987081115 U JP1987081115 U JP 1987081115U JP 8111587 U JP8111587 U JP 8111587U JP H052856 Y2 JPH052856 Y2 JP H052856Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermistor
temperature
cylindrical outer
outer case
gas rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987081115U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63190964U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987081115U priority Critical patent/JPH052856Y2/ja
Publication of JPS63190964U publication Critical patent/JPS63190964U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH052856Y2 publication Critical patent/JPH052856Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、センサ本体を恒温槽内に収納した
ガスレートセンサのサーミスタ取付構造に関する
ものである。
〔従来の技術〕
ガスレートセンサは、本体内に設けられたフロ
ーセンサの感温素子(ヒートワイヤ)に向けてガ
ス流を噴出させておき、外部から加わる角速度の
影響により上記ガス流が偏向した時に生じるフロ
ーセンサの出力からその角速度(レート)を検出
するようにしたものである。その際、外部温度に
大きな変動があるとレート検出に誤差を生じ、こ
のためセンサ本体の外周にヒータ線を巻回して本
体内の温度を一定に保つと共に、そのセンサ本体
を更に恒温槽内に収納している。この恒温槽は、
例えばアルミニウム製の筒形ケースの外周にヒー
タ線を巻回たものが多く使用され、センサ本体は
複数の樹脂ホルダにより支持されながらこの恒温
槽と同軸で固定されている。そして、筒形ケース
とヒータにはさまれる様に温度検出用のサーミス
タが配置されており、槽内の空気温度を検出して
温度検出回路にその検出信号を送り、この検出信
号に基づいて上記ヒータ線が制御され、槽内が一
定温度に保たれている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のガスレートセンサにあつ
ては、上記の場合、サーミスタが主にヒータ温度
を検出することになり内部空気温度が低い状態で
温度コントロールが始まるので安定状態に達する
のが遅い、又、内部の空気温度のみを検出するよ
うな恒温槽の温度制御用のサーミスタ取付構造の
場合、空気の温度の立上りが遅く、ヒータ線が過
剰にオーバーシユートし、安定状態に達するのが
遅いという問題点があつた。
この考案は、このような問題点に着目してなさ
れたもので、安定状態に達するのが早くなると同
時に、大きな振動に対しても充分耐えられるガス
レートセンサのサーミスタ取付構造を提供するも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案のガスレートセンサのサーミスタ取付
構造は、センサ本体の開口端を閉塞しているフラ
ンジ部を複数の棒状樹脂ホルダにより保持して該
センサ本体を外周にヒータ線を巻回した筒形外ケ
ースに収納したガスレートセンサにおいて、筒形
外ケースの内面に接触している任意の樹脂ホルダ
の側面に二本の金属ピンを貫通させ、各々のピン
の一端側に温度制御用のサーミスタを樹脂ホルダ
と接触した状態で接続したものである。
〔作用〕
この考案のガスレートセンサのサーミスタ取付
構造においては、センサ本体を恒温槽となる筒形
外ケースに固定している樹脂ホルダの側面に二本
の金属ピンが貫通され、各々のピンの一端側にサ
ーミスタが接続されている。そして、サーミスタ
は樹脂ホルダに接触し、この樹脂ホルダは筒形外
ケースの内面と接触している。このため、サーミ
スタへの熱伝達が早く、温度が安定状態に達する
のも早くなり、また構造的にも耐振性が向上した
ものとなる。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図であ
り、一部を破断して示している。図において、1
はセンサ本体2を同軸で収納しているアルミニウ
ム製の筒形外ケースで、外周に絶縁テープ3を介
してヒータ線4が巻回され、内部が恒温槽となつ
ている。センサ本体2の開口部はハーメチツクシ
ールで閉塞されており、その端部のフランジ部5
は複数(三本)の棒状樹脂ホルダ6のコ字形ゴム
7を装着した保持部に保持され、該センサ本体2
がケース内でフローテイング固定されている。ま
た、各樹脂ホルダ6の他端は筒形外ケース1に装
着されたアルミニウム製の蓋8にねじ止めにより
固定されている。
上記複数の棒状樹脂ホルダ6は筒形外ケース1
の内面に面接触しており、その内の任意のホルダ
6の側面には二本の金属ピン9,9が貫通状態で
埋設されている。そして、これらの金属ピン9,
9の一端側に温度制御用のダブルエンド型ガラス
サーミスタ10が樹脂ホルダ6と接触した状態で
半田あるいは溶接により接続され、金属ピン9,
9の他端側は他の電子回路部品と共に図外の温度
制御回路と接続されたフレキシブルプリント基板
11のリード部と接続されている。
第2図はガラスサーミスタ10を取り付けた樹
脂ホルダ6の詳細形状を示す図で、第2図aは平
面図、第2図bは正面図、第2図cは側面図であ
る。サーミスタ10と樹脂ホルダ6の接触部には
シリコンコンパウンドのような熱伝導性ペースト
が介在しており、このペーストを塗布し易いよう
に、またサーミスタ10の位置決めを正確にする
ため、樹脂ホルダ6のサーミスタ10取付側の側
面に浅い溝12が形成されている。また、端部に
は上述した筒形外ケース1の蓋8に固定するため
のねじ穴13が設けられている。
このようにしてサーミスタ10を取り付けるこ
とにより、ヒータ線4からサーミスタ10への熱
伝達が良くなり、ヒータ線4が適度にオーバーシ
ユトーするので温度の立上がりが早くなり、早く
安定状態に達する。即ち、従来のようにサーミス
タが主にヒータ温度を検出するような取付構造で
は内部空気温度の低い状態で温度コントロールが
始まるまで規定温度に達するのが遅く、安定状態
になるのも遅いが、上記実施例のように筒形外ケ
ース1の内面に面接触している樹脂ホルダ6にサ
ーミスタ10が接触している構造ではサーミスタ
10への熱伝達が従来方法より遅く、適度なオー
バーシユートが起り、比較的早く安定する。その
際、他の適当な場所にもサーミスタを設け、複数
のサーミスタで制御することも可能であり、この
場合、温度立上りも早く、温度設定も極めて早い
ものとなる。また、本実施例では構造的にも耐振
性が向上したものとなり、自動車等に搭載して使
用する場合でも充分その振動に耐えられる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、セン
サ本体を筒形外ケースに固定している樹脂ホルダ
の側面に二本の金属ピンを貫通させ、その一端側
にサーミスタを接続した取付構造としたために、
ヒータ線からサーミスタへの熱伝達が速くなり、
ヒータ線が適度にオーバーシユートして温度が安
定状態に達するのが早く、また大きな振動に対し
ても充分耐えることができ、耐振性が向上すると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
2図a,b,cは第1図の樹脂ホルダの詳細形状
を示す平面図、正面図及び側面図である。 1……筒形外ケース、2……センサ本体、4…
…ヒータ線、5……フランジ部、6……棒状樹脂
ホルダ、9……金属ピン、10……ガラスサーミ
スタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) センサ本体の開口端を閉塞しているフランジ
    部を複数の棒状樹脂ホルダにより保持して該セ
    ンサ本体を外周にヒータ線を巻回した筒形外ケ
    ースに収納したガスレートセンサにおいて、筒
    形外ケースの内面に接触している任意の樹脂ホ
    ルダの側面に二本の金属ピンを貫通させ、各々
    のピンの一端側に温度制御用のサーミスタを樹
    脂ホルダと接触した状態で接続したことを特徴
    とするガスレートセンサのサーミスタ取付構
    造。 (2) 樹脂ホルダとサーミスタの接触部に熱電導性
    ペーストを介在させたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のガスレートセン
    サのサーミスタ取付構造。
JP1987081115U 1987-05-29 1987-05-29 Expired - Lifetime JPH052856Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987081115U JPH052856Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987081115U JPH052856Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63190964U JPS63190964U (ja) 1988-12-08
JPH052856Y2 true JPH052856Y2 (ja) 1993-01-25

Family

ID=30932558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987081115U Expired - Lifetime JPH052856Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH052856Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63190964U (ja) 1988-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH052856Y2 (ja)
JPS6349881B2 (ja)
JPH01312432A (ja) 測温用プローブ及びその製法
JPH1048060A (ja) 電子体温計
JP2004184145A (ja) ガス及び温度検知装置、ガス及び温度検知装置の製造方法
JPS5939625Y2 (ja) 温度センサ−
JPH0122109Y2 (ja)
JPH0232222A (ja) 温度センサ
JPH0143822Y2 (ja)
JPS63293472A (ja) ガスレ−トセンサ
JPH0289Y2 (ja)
JPS5968290U (ja) 温度計付電子腕時計
JPH0332991Y2 (ja)
JP2678090B2 (ja) 半導体式熱感知器
JP2580794Y2 (ja) 熱伝導式絶対湿度センサー
JPH052855Y2 (ja)
JPH0654322B2 (ja) ガスレ−トセンサ
JPS6025676Y2 (ja) 熱感知器
JPH0374097U (ja)
JPH0513330Y2 (ja)
JPH0449801Y2 (ja)
JPH0579144B2 (ja)
JPS59100229U (ja) 表面温度センサ
JPS5982828U (ja) 温度検出器
JPH0125300Y2 (ja)