JPH0143822Y2 - - Google Patents

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JPH0143822Y2
JPH0143822Y2 JP15797083U JP15797083U JPH0143822Y2 JP H0143822 Y2 JPH0143822 Y2 JP H0143822Y2 JP 15797083 U JP15797083 U JP 15797083U JP 15797083 U JP15797083 U JP 15797083U JP H0143822 Y2 JPH0143822 Y2 JP H0143822Y2
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JP15797083U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えば多数箇所に配設された熱電
対の熱起電力を入力とするデータ収集装置などの
装置に用いて好適な端子板に関するものである。
一般にプラント等において数十箇所の温度を集
中的に管理する装置の1つとして、各測定点箇所
に設置される熱電対の出力端を夫々の補償導線等
を用いて収集装置の端子板に接続し、この端子板
の温度と各熱電対の温度差によつて生ずる起電力
で各測定点の温度を計測するようにしたものがあ
る。しかしながらこのような装置では、その測定
原理上基準接点を恒温槽等を用いて常に一定の温
度にしたり、基準接点の温度を別に測定して熱電
対の起電力を補償したりする必要があるが、一般
には装置のコンパクト化等の必要性から後者の基
準接点の温度で熱電対の出力を補償する方法が数
多く用いられている。
ところで、このような基準接点の温度を測定し
て熱電対の出力を補償するものにおいては、なる
べく端子板温度が変化しないことが望ましいが、
従来の端子板は端子板本体を密閉するものである
ため、装置内に納められている部品の発熱などに
よつて端子板の温度が変化しやすく、装置内部の
温度変化分だけその補償範囲を大きくしなければ
ならないという不都合があつた。
この考案は上記の点に鑑み、断熱効果を向上さ
せて端子板本体の温度変化を小さくし、これによ
つてこの端子板上にある各端子間の温度を均等に
保つことができ、その測定精度を向上させること
ができる端子板を提供するものであり、測定点か
らの信号を処理する装置の外面に設けられる端子
板において、前記測定点にその一端が接続された
信号線の他端が接続される端子板本体と、この端
子板本体を前記装置に取り付けるために前記装置
の外面に形成される凹部と、これら凹部と端子板
本体との間に形成される空間とを具備し、該空間
と外部空間とを連通させるようにしたことを特徴
としている。
以下この考案を図面に示す一実施例にしたがつ
て説明する。
第1図はこの考案による端子板の一例を用いた
データ収集装置の側部断面図である。この図に示
すように、このデータ収集装置1は外筐2を有し
ており、この外筐2の前面が操作パネル3とされ
ている。また、この外筐2の後面には入力端子板
4が設けられている。この入力端子板4は外筐2
に取り付けられる凹部部材5と、この凹部部材5
内に配置される端子板本体6と、これら凹部部材
5と端子板本体6とを接続する支持具7とを有し
て構成されるものであり、ケーブル8を介して各
測定点からの信号を取り込み、内部のデータ処理
部9に供給するように構成されている。以下この
入力端子板4の凹部部材5、端子板本体6につい
て詳述する。
まず、上記凹部部材5は第2図に示す如く外筐
2の後面に形成される開口部10(幅L1、高さ
H1)と同寸かそれより微かに小さめの寸法で、
かつその奥行がP1である嵌入部5aと、この嵌
入部5aの端部に前記開口部10より広い外縁を
有するように形成されたつば11とから構成され
るものであり、前記嵌入部5aを前記開口部10
に嵌入した後につば11の四隅11aを螺合子1
2によつて外筐2に固定すれば、この凹部部材5
の内部空間Bと外筐2の内部空間Cとが完全に分
離されて相互の空気の流入がなくなるようになつ
ている。また、端子板本体6は上記凹部部材5の
内部空間Bの寸法すなわち幅L2、高さH2よりそ
れぞれ長さαだけ小さな幅L3、高さH3および上
記内部空間Bの奥行P2より小さな奥行P3を有す
る箱体によつて構成されるものであり、この端子
板本体6は上記内部空間B内に納められた後に、
高さαの断熱性支持具7,7…によつて凹部部材
5の各内面から距離αだけ浮かされ、かつその正
面6aがつば11の面11bと同一面となるよう
に保持される。このようにこの端子板4は凹部部
材5、端子板本体6が支持具7により固定されて
おり、第3図aの拡大断面図に示すように、その
間の空気層Aは正面の開口部A′より外気と連通
されているので、空気層Aの温度と外気の温度と
を常に同じくすることができる。一方、この端子
板本体6の内部には端子面6bが形成されてい
る。端子面6bはその外面と内面とを貫通するよ
うにして取り付けられた端子13の各々にケーブ
ル8の端末が接続し易いように4段の段差が形成
されたものであり、その下部には第3図bに示す
ように空間Eと空間Fとを連通する穴14が設け
られ、この穴14によつてこれらの空気層F,E
が同温となるように構成されている。また、前記
端子板本体6の正面には端子板カバー15が設け
られており、この端子板カバー15によつてケー
ブル8の端末及び端子13が保護されるとともに
外気の温度変化に対してこの端子13の温度が急
変しないようにこの熱変化を緩和させている。ま
た前記各端子13の空気層E側にある部分にはリ
ード線16,16…の一端が接続されている。リ
ード線16,16…は前記ケーブル8、各端子1
3を介して供給される信号(例えば熱電対信号)
を前記データ処理部9に伝達するものであり、端
子板本体6内においてそれぞれまとめられ、端子
板本体6の下部に設けられたリード線16,16
…の束16aが導出できる最少寸法の開口部6L
から空気層Aに導出された後、凹部部材5の上面
に設けられた束16aが導出できる最少寸法の開
口部5Hから外筐2の内部Cに導出され、この内
部Cにある前記データ処理部9に接続されてい
る。このようにリード線16,16…の束16a
の空気層A内にある部分を長くすることによつて
データ処理部9などから出た熱がリード線16,
16…を介して伝わつてきてもこの空気層A中の
空気でこの熱が奪われて、端子13側に伝わらな
いようになつている。
なお、この実施例では端子面6bの端子13を
6個にしているが、この数を多くしたいときには
必要とする個数だけ端子孔17を開口し、圧入型
の端子13をこの端子孔17に嵌入すれば良い。
次に端子板付近における熱の移動に着目して上
述した実施例における熱の流れを説明する。ま
ず、外筐2の内部で発熱した場合には、この熱が
まず凹部部材5に伝えられ、更にこの凹部部材5
と直接接触している支持具7に伝導される。しか
しながら上記支持具7は断熱性の樹脂材等を用い
て作られていることと、端子板本体6がこの支持
具7を介して上記凹部部材5に取り付けられてい
ることから、端子板本体6への熱伝導が阻止せし
められる。また、外筐2の内部空間Cの電子部品
等による発熱は、熱伝導により凹部部材5及びリ
ード線16を介して端子板本体6へ伝わろうとす
るが、この熱は空気層Aにより阻止される。そし
てこの場合、この空気層Aは外部と連通されてお
り無限大の空気が流入可能であるため端子板本体
6の熱は位置的に偏在することがなく全方向から
均一な等温状態に保たれる。
しかして、各端子13はその夫々が互いに同温
に保たれ、端子間の温度差に起因する測定誤差が
なくなり、その測定精度を向上させることができ
る。
さらに、この端子板4は測温抵抗体の入力端子
板としても用いることができるので、熱電対の出
力と測温抵抗体との出力をまとめて取り込むこと
ができる。
以上説明したようにこの考案による端子板は、
測定点からの信号を処理する装置の外面に設けら
れ、測定点にその一端が接続された信号線の他端
が接続される端子板本体と、この端子板本体を前
記装置に取り付けるために前記装置の外面に形成
される凹部と、これら凹部と端子板本体との間に
形成される外部空間と連通する空間とによつて構
成したので、装置内部から端子板に伝えられる熱
を遮断し、各端子間の温度を均一に保つことがで
きる。したがつて、端子板の各端子は同一の温度
条件下に置かれることになり、その測定精度を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る端子板を適用した装置
の側部断面図、第2図は端子板の構成を示す斜視
図、第3図aは端子板の側部断面拡大図、第3図
bは端子板の正面図である。 1……装置、2……外筐、4……入力端子板、
5……凹部部材、6……端子板本体、11……支
持具、A……空気層(空間)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 測定点からの信号ツクを処理する装置の外面に
    設けられる端子板において、前記測定点にその一
    端が接続された信号線の他端が接続される端子板
    本体と、この端子板本体を前記装置に取り付ける
    ために前記装置の外面に形成される凹部と、これ
    ら凹部と端子板本体との間に形成される空間とを
    具備し、該空間と外部空間とを連通させるように
    したことを特徴とする端子板。
JP15797083U 1983-10-14 1983-10-14 端子板 Granted JPS6065983U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15797083U JPS6065983U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 端子板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15797083U JPS6065983U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 端子板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6065983U JPS6065983U (ja) 1985-05-10
JPH0143822Y2 true JPH0143822Y2 (ja) 1989-12-19

Family

ID=30348128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15797083U Granted JPS6065983U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 端子板

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JP2001099720A (ja) * 1999-09-30 2001-04-13 Yokogawa Electric Corp 端子台の温度補償装置
JP5220452B2 (ja) * 2008-03-27 2013-06-26 株式会社チノー 温度測定装置における保護構造
JP5688678B2 (ja) * 2011-01-18 2015-03-25 横河電機株式会社 温度測定装置

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JPS6065983U (ja) 1985-05-10

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