JP2004184145A - ガス及び温度検知装置、ガス及び温度検知装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のガス及び温度検知装置100は、電気ヒータ素子143を含むガスセンサ素子140と、外気温等を検知するサーミスタ150と、ガスセンサ素子140及びサーミスタ150を実装する配線基板130と、これらを収納するケーシング101とを備える。ケーシング101は、ガスセンサ素子140を収容することなく、少なくともサーミスタ150を収容するサーミスタ収容部121を有する。サーミスタ収容部121内は、サーミスタ150を被覆する感温被覆樹脂182によって充填され、この感温被覆樹脂182は、サーミスタ収容部121の開口102からケーシング101の外部に露出している。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスセンサ素子と感温素子とを有するガス及び温度検知装置、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ガスセンサ素子と外気温センサとを有するガス及び温度検知装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。ところで、このガス及び温度検知装置で用いられるガスセンサ素子は、感ガス体とヒータとを有し、感ガス体をヒータで加熱して高温に保った状態で使用する。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−142097号公報(第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このガス及び温度検知装置のように、ガスセンサ素子と温度センサとを1つの基板に実装すると、ヒータで発生した熱が基板を通じて感温素子に伝わってしまう。このため、感温素子自身の温度が上昇してしまい、外気温を適切に検知することができなくなる虞があった。
【0005】
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、感温素子が熱源で発生した熱に影響されにくく、感温素子によって装置外部の外気温など測定対象の温度を適切に検知することができるガス及び温度検知装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
その解決手段は、熱源を含み特定のガスの濃度変化を検知するガスセンサ素子と、温度を検知する感温素子と、上記ガスセンサ素子及び上記感温素子を実装する配線基板と、上記ガスセンサ素子、上記感温素子、及び上記配線基板を収納するケーシングと、を備えるガス及び温度検知装置であって、上記ケーシングは、上記ガスセンサ素子を収容することなく、少なくとも上記感温素子を収容する感温収容部を有し、上記感温収容部内は、空気より熱伝導率の高い樹脂からなり上記感温素子を被覆する感温被覆樹脂によって充填され、上記感温被覆樹脂は、上記感温収容部に設けられた開口から上記ケーシングの外部に露出してなるガス及び温度検知装置である。
【0007】
本発明のガス及び温度検知装置では、ケーシングが、ガスセンサ素子を収容することなく、少なくとも感温素子を収容する感温収容部を有している。すなわち、感温素子は感温収容部内に収容され、この感温収容部の外部に位置するガスセンサ素子の熱源とは、感温収容部によって隔離されている。このため、熱源で発生した熱が感温素子に伝わりにくくなる。
さらに、感温収容部内は、空気より熱伝導率の高い樹脂からなり感温素子を被覆する感温被覆樹脂によって充填され、この感温被覆樹脂が、感温収容部に設けられた開口からケーシングの外部に露出している。このため、熱源で発生した熱が配線基板を通じて感温素子に伝わった場合でも、この熱は感温素子を被覆する感温被覆樹脂を通じてケーシングの外部に放散される。しかも、感温被覆樹脂は常に外気に接触するため、感温被覆樹脂の温度はケーシングの外部の温度に近くなる。従って、感温被覆樹脂に被覆された感温素子が、この感温被覆樹脂の温度を測定することによって、ケーシングの外部の温度を測定することになる。このため、感温素子は、熱源で発生した熱、特に配線基板を通じて感温素子に伝わる熱の影響を受けにくく、感温素子によってケーシングの外部の外気温など測定対象の温度を適切に検知することができる。
【0008】
さらに、本発明のガス及び温度検知装置では、感温素子が感温被覆樹脂によって被覆されているため、水滴や油滴等による短絡を防止することができる。また、感温素子が開口から導入されたケーシングの外部の気体(外気)に直接触れる場合に比して、外部の温度が一時的に変動した場合や開口に水滴等が付着した場合に、感温被覆樹脂がゆるやかに温度変化するので、ケーシングの外部の温度を適切に測定することができる。さらに、感温素子が感温被覆樹脂によって被覆されているので、感温素子に対して風が直接当たらず、ノイズの影響を抑えた温度測定が可能となる。
なお、感温被覆樹脂としては、空気より熱伝導率の高い樹脂であればいずれの樹脂をも用いることができ、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂等を用いることができる。
【0009】
さらに、上記ガス及び温度検知装置であって、前記感温素子は、前記感温被覆樹脂が存在しないと仮定した場合に、前記感温収容部の前記開口から露出する位置に配置されてなるガス及び温度検知装置とすると良い。
【0010】
本発明のガス及び温度検知装置では、感温素子が、感温被覆樹脂が存在しないと仮定した場合に感温収容部の開口から露出する位置に配置されている。従って、感温素子が感温収容部の開口の近くに配置されることになる。このため、感温素子に伝わった熱は感温被覆樹脂を通じて速やかにケーシングの外部に放散されると共に、感温素子によってケーシングの外部の外気温など測定対象の温度を精度良く検知することができる。
【0011】
さらに、上記いずれかのガス及び温度検知装置であって、上記ガス及び温度検知装置は、前記ケーシングを封止する封止樹脂を有し、上記封止樹脂は、前記感温被覆樹脂と同一の前記樹脂からなり、上記感温被覆樹脂と一体に形成されてなるガス及び温度検知装置とすると良い。
【0012】
本発明のガス及び温度検知装置では、ケーシングを封止する封止樹脂が感温被覆樹脂と同じ樹脂で一体に形成されている。このため、封止樹脂と感温被覆樹脂とを別体で形成する場合に比して、製造容易で低コストとなる。
本発明のガス及び温度検知装置としては、例えば、ケーシングが、蓋形状の第1ケーシング部材と箱形状の第2ケーシング部材とからなり、上記第1ケーシング部材と上記第2ケーシング部材との境界に位置し、上記第1ケーシング部材と上記第2ケーシング部材とで形成された環状溝部、及び上記環状溝部と連結する前記開口を含み、上記第1ケーシング部材と上記第2ケーシング部材とを封止する上記環状溝部内に充填された前記封止樹脂は、前記感温被覆樹脂と同一の前記樹脂によって前記感温被覆樹脂と一体に形成されてなるガス及び温度検知装置が挙げられる。
【0013】
他の解決手段は、熱源を含み特定のガスの濃度変化を検知するガスセンサ素子と、温度を検知する感温素子と、上記ガスセンサ素子及び上記感温素子を実装する配線基板と、上記ガスセンサ素子、上記感温素子、及び上記配線基板を収納するためのケーシングと、を備えるガス及び温度検知装置の製造方法であって、上記ガスセンサ素子、上記感温素子、及び上記配線基板を上記ケーシング内に収納した後、上記ケーシングを封止する封止樹脂を形成すると共に、上記ケーシングに設けられた開口から上記ケーシングの外部に露出しつつ上記感温素子を被覆する、空気より熱伝導率が高い感温被覆樹脂を形成するケーシング封止工程を備えるガス及び温度検知装置の製造方法である。
【0014】
本発明のガス及び温度検知装置の製造方法では、ガスセンサ素子、感温素子、及び配線基板をケーシング内に収納した後、ケーシング封止工程において、ケーシングを封止する封止樹脂と開口からケーシングの外部に露出しつつ感温素子を被覆する感温被覆樹脂とを形成する。このため、例えば、感温素子を被覆する感温被覆樹脂を射出成型等により形成した後、ガスセンサ素子、感温被覆樹脂に被覆された感温素子、及び配線基板をケーシング内に収納し、その後別途ケーシング封止工程においてケーシングを封止する場合に比して、容易に且つ短時間で製造できるので低コストである。
【0015】
本発明のケーシング封止工程としては、例えば、液状の熱硬化性樹脂を用いて、これを注入し、加熱硬化させて、封止樹脂と感温被覆樹脂とを形成する方法が挙げられる。なお、このような熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられる。このようにして形成した封止樹脂及び感温被覆樹脂は、いずれも空気より熱伝導率が高い。
【0016】
さらに、上記ガス及び温度検知装置の製造方法であって、前記ケーシングは、前記開口を含み、前記ガスセンサ素子を収容することなく、少なくとも前記感温素子を収容する感温収容部を有し、前記ケーシング封止工程では、上記ケーシングを封止する前記封止樹脂を形成すると共に、上記感温素子を被覆しつつ上記感温収容部内を充填し、上記感温収容部の上記開口から上記ケーシングの外部に露出する前記感温被覆樹脂を形成するガス及び温度検知装置の製造方法であると好ましい。
【0017】
このケーシング封止工程では、ガスセンサ素子を収容することなく、少なくとも感温素子を収容する感温収容部を有するケーシングに対し、感温素子を被覆しつつ感温収容部内を充填し、感温収容部の開口からケーシングの外部に露出する感温被覆樹脂を形成する。このように、ガスセンサ素子を被覆することなく感温素子を被覆して、感温収容部内を充填する感温被覆樹脂を形成するため、ガスセンサ素子の熱源から感温素子に熱を伝わり難くできると共に、感温素子を含めた感温収容部内の防水を図ることができる。さらに、感温収容部の開口から感温被覆樹脂をケーシングの外部に露出させているので、感温素子が感温被覆樹脂を通じてケーシング外部の温度を適切に検知できる。
【0018】
さらに、上記いずれかのガス及び温度検知装置の製造方法であって、前記ケーシングは、前記封止樹脂が形成される封止部と前記開口とが連結してなり、前記ケーシング封止工程では、上記封止部及び上記開口内に連続して未硬化状態の樹脂を注入し、硬化させて、前記封止樹脂及び前記感温被覆樹脂を一体に形成するガス及び温度検知装置の製造方法とすると良い。
【0019】
本発明のガス及び温度検知装置の製造方法では、ケーシング封止工程において、封止部及び開口内への樹脂注入を連続して行い、硬化させて、封止樹脂と感温被覆樹脂とを一体に形成する。すなわち、本発明のケーシング封止工程では、1回の樹脂注入操作の後、これを硬化させることで封止樹脂及び感温被覆樹脂を一度に形成できる。このため、封止樹脂と感温被覆樹脂とを別体で形成する場合、例えば、封止部への樹脂注入操作と開口内への樹脂注入操作とを別途行った後、これらの樹脂を硬化することで封止樹脂と感温被覆樹脂とを個別に形成する場合に比して、容易に且つ短時間で製造できるので低コストとなる。
【0020】
本発明のガス及び温度検知装置の製造方法としては、例えば、ケーシングが、蓋形状の第1ケーシング部材と箱形状の第2ケーシング部材とからなり、上記第1ケーシング部材と上記第2ケーシング部材とを組合わせたとき、上記第1ケーシング部材と上記第2ケーシング部材との境界の位置に上記第1ケーシング部材と上記第2ケーシング部材とで形成された環状溝部が前記封止部となると共に、前記開口が上記環状溝部と連結されてなり、前記ケーシング封止工程では、上記環状溝部及び前記開口内に連続して未硬化状態の前記樹脂を注入し、硬化させて、前記感温被覆樹脂及び上記環状溝部内に充填された前記封止樹脂を一体に形成するガス及び温度検知装置の製造方法が挙げられる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(実施形態)
本発明の実施の形態であるガス及び温度検知装置100について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態のガス及び温度検知装置100は、図1に示すように、第1ケーシング部材110、第2ケーシング部材120、及び配線基板130を有する。配線基板130は、第1ケーシング部材110と第2ケーシング部材120とを組合わせて一体となったケーシング101内に収納される。
【0022】
第1ケーシング部材110は、樹脂一体成型した蓋形状で、ガスセンサ素子140を収容するガスセンサ素子収容部112、外気をケーシング101内に導入する通気孔112b、及び外部装置と電気的に接続するための端子コネクタ部113を有している。端子コネクタ部113内にはコネクタピン118が4本設けられており、端子コネクタ部113に包囲される形態で、一方の端が第1ケーシング部材110の外部に露出している。第2ケーシング部材120は、樹脂一体成型した箱形状で、ガス及び温度検知装置100を自動車のボディや車両用空調装置のダクト等に取付けるための取付け部122を有している。
【0023】
配線基板130は、ガラス布基材エポキシ樹脂からなり、その主面130fには、特定ガスの濃度変化を検知するガスセンサ素子140、外気温を検知する表面実装タイプのサーミスタ150が実装されている。なお、図示していないが、配線基板130の主面130f,裏面130gには、コンデンサ、抵抗器、及びマイクロコンピュータ等の電子部品が実装されていると共に、配線パターンが形成されている。
なお、本実施形態のガス及び温度検知装置100では、第1ケーシング部材110には、ガスセンサ素子収容部112の内側のうち通気孔112bの形成位置よりもガスセンサ素子140側に、通気性及び撥水性を有するフィルタ119が設けられている。(図3参照)このため、ガス及び温度検知装置100の外部から水分が侵入することなく、外部の気体(外気)をケーシング101内に導入することができる。
【0024】
ここで、図1に分解して示したガス及び温度検知装置100を組付けて一体にしたガス及び温度検知装置100の上面図を図2に示す。さらに、ガス及び温度検知装置100の要部を説明するために、図2のA−B−C−D断面図を図3に示す。図3に示すように、ガスセンサ素子140は、第1感ガス体141、第2感ガス体142、及び電気ヒータ素子143を実装したアルミナ基板145と、通気孔146bを有しアルミナ基板145を包囲する外筒146と、4つの素子端子部147とを有する。第1感ガス体141は、NOx等の酸化性ガスの濃度変化によりセンサ抵抗値が変化するものである(例えば、WO3を主体に構成したもの)。第2感ガス体142は、HC、CO等の還元性ガスの濃度変化によりセンサ抵抗値が変化するものである(例えば、SnO2を主体に構成したもの)。電気ヒータ素子143は、第1,第2感ガス体141,142を加熱するためのものである。素子端子部147は、一端が第1,第2感ガス体141,142、電気ヒータ素子143、及びこれら共通のGNDに接続され他端が外筒146の外部にまで延設されている。このようなガスセンサ素子140は、素子端子部147を配線基板130に設けられたスルーホール端子138に接続することで、配線基板130に実装される。
なお、本実施形態では、電気ヒータ素子143が熱源に相当し、サーミスタ150が感温素子に相当する。また、ガスセンサ素子については、上記構成のガスセンサ素子140に限定されないことはいうまでもない。
【0025】
さらに、配線基板130には、これを貫通するスルーホール端子135が形成されており、このスルーホール端子135にはコネクタピン118が接続される。具体的には、コネクタピン118のうち第1ケーシング部材110から端子コネクタ部113とは反対側に突出する基板側接続部118bをスルーホール端子135に挿入し、ハンダ等によって接続することでコネクタピン118と配線基板130とが電気的に接続される。さらに、配線基板130には、ガスセンサ素子140の電気ヒータ素子143で発生する熱が配線基板130を通じてサーミスタ150に伝わるのを妨げるために、配線基板130を厚さ方向に貫通するスリット形状の第1空隙部131、第2空隙部132、第3空隙部133が形成されている(図1参照)。このため、電気ヒータ素子143で発生した熱が配線基板130を通じてサーミスタ150に伝わるのを効率良く妨げることができる。
【0026】
ところで、配線基板130は、矩形状の基板本体部130bに、さらに細長形状の基板細長部130cが延設された形状となっており、この基板細長部130cの先端側にはサーミスタ150が搭載されている(図1参照)。また、第2ケーシング部材120は、矩形箱状の第2ケーシング本体部123に、開口102を有する筒状のサーミスタ収容部121が突出して形成された形状となっている。そして、ケーシング101内に配線基板130を収納したときに、このサーミスタ収容部121内にサーミスタ150が収容される(図3参照)。本実施形態においては、サーミスタ収容部121が感温収容部に相当する。
【0027】
このサーミスタ150は、エポキシ樹脂からなるサーミスタ被覆樹脂182によって被覆されており、さらに、このサーミスタ被覆樹脂182は、サーミスタ収容部121の開口102からケーシング101の外部に露出している(図2、図3参照)。エポキシ樹脂は空気より熱伝導率が高いため、電気ヒータ素子143で発生した熱が配線基板130を通じてサーミスタ150に伝わった場合でも、この熱はサーミスタ150を被覆するサーミスタ被覆樹脂182を通じてケーシング101の外部に放散される。しかも、サーミスタ被覆樹脂182の温度はケーシング101の外部の温度(外気温など測定対象の温度)に近くなっているので、これに被覆されたサーミスタ150がサーミスタ被覆樹脂182の温度を測定することによって、ケーシング101の外部の温度(外気温など測定対象の温度)を測定することになる。このため、ガス及び温度検知装置100では、サーミスタ150が電気ヒータ素子143で発生した熱、特に配線基板130を通じて伝わる熱の影響を受けにくなり、サーミスタ150によってケーシング101の外部の温度(外気温など測定対象の温度)を適切に検知することができる。
【0028】
特に、ガス及び温度検知装置100では、図3に示すように、サーミスタ被覆樹脂182が、配線基板130の基板本体部130bを収容するケーシング101の基板本体収容部101b内には形成されておらず、サーミスタ収容部121内だけに形成されている。従って、サーミスタ被覆樹脂182の全体が開口102の近くに配置されることになるので、サーミスタ被覆樹脂182の温度はケーシング101の外部の温度に一層近くなる。
【0029】
さらに、ガス及び温度検知装置100では、サーミスタ150が、サーミスタ被覆樹脂182が存在しないと仮定した場合に第2ケーシング部材120の開口102から露出する位置に配置されている(図2、図3参照)。このため、電気ヒータ素子143からサーミスタ150に伝わった熱は、サーミスタ被覆樹脂182を通じて速やかにケーシング101の外部に放散される。従って、ガス及び温度検知装置100では、サーミスタ150によってケーシング101の外部の温度(外気温など測定対象の温度)を精度良く検知することができる。
【0030】
また、ガス及び温度検知装置100では、ケーシング101が、第1ケーシング部材110と第2ケーシング部材120との境界に位置し、第1ケーシング部材110の外側周縁に位置する環状段差部115と第2ケーシング部材120の内周面125とで形成された環状溝部103を有している。この環状溝部103内には、ケーシング101を封止するために、サーミスタ被覆樹脂182と同じエポキシ樹脂からなる封止樹脂181が充填形成されている。ところで、ガス及び温度検知装置100では、環状溝部103が、開口102と連結するように構成されており(図2、図3参照)、この構造を利用してサーミスタ被覆樹脂182と封止樹脂181とが同じエポキシ樹脂で一体に形成されている。このため、サーミスタ被覆樹脂182と封止樹脂181とを別体で形成する場合に比して、製造容易で低コストとなっている。
【0031】
このようなガス及び温度検知装置100は、次のようにして製造する。
まず、ガスセンサ素子140、サーミスタ150等の電子部品を実装した配線基板130を第1ケーシング部材110に装着する。具体的には、まず、ガスセンサ素子140、サーミスタ150等の電子部品を実装した配線基板130のうち基板細長部130cに、基板細長部130cの長手方向一部を被覆するゴム製の略円筒状のグロメット105を装着させる。次いで、ガスセンサ素子140を第1ケーシング部材110のガスセンサ素子収容部112内に収容させ、コネクタピン118の基板側接続部118bを配線基板130のスルーホール端子135に挿入しつつ、第1ケーシング部材110の第1グロメット嵌合部117をグロメット105の円環状凹部105bに嵌め合わせる(図1、図3参照)。なお、第1グロメット嵌合部117のグロメット105との接触面は、円環状凹部105bの円筒形状に沿った円弧状となっており、第1グロメット嵌合部117とグロメット105とは隙間なく接触している。次いで、基板側接続部118bとスルーホール端子135とをハンダ等によって固着して、コネクタピン118と配線基板130とを電気的に接続する(図3参照)。
【0032】
次に、配線基板130を装着した第1ケーシング部材110を第2ケーシング部材120に装着する。具体的には、第1ケーシング部材110の周縁6カ所に形成された嵌め合わせガイド部114を第2ケーシング部材120内に挿入し、第2ケーシング部材120のロック部126と第1ケーシング部材110の凹部116とを係合させることで、第1ケーシング部材110と第2ケーシング部材120とが固定される(図1参照)。このとき、配線基板130は、第1ケーシング部材110に設けられた基板支持部111と第2ケーシング部材120に設けられた基板支持部128との間に把持されて、ケーシング101内に固定される(図1参照)。
【0033】
さらに、このとき、基板細長部130cに装着されているグロメット105の円環状凹部105bが、第2ケーシング部材120の第2グロメット嵌合部127に隙間なく嵌め込まれる(図3参照)。これにより、ガス及び温度検知装置100では、配線基板130の基板本体部130bを収容するケーシング101の基板本体収容部101bとサーミスタ収容部121との間に基板細長部130cを挿通させつつも、グロメット105によって基板本体収容部101bとサーミスタ収容部121との間を閉塞させている。また、このとき、第1ケーシング部材110と第2ケーシング部材120との境界の位置に、第1ケーシング部材110の環状段差部115と第2ケーシング部材120の内周面125とによって環状溝部103が形成される(図2、図3参照)と共に、開口102が環状溝部103と連結される。なお、本実施形態では、環状溝部103が封止部に相当する。
【0034】
次に、ケーシング封止工程において、液状のエポキシ樹脂を環状溝部103内に注入し、加熱硬化させて、ケーシングを封止する封止樹脂181を形成すると共に、同様に、液状のエポキシ樹脂を開口102と連結するサーミスタ収容部121内に注入し、加熱硬化させて、開口102からケーシング101の外部に露出しつつサーミスタ150を被覆するサーミスタ被覆樹脂182を形成する。このため、例えば、サーミスタ150を被覆するサーミスタ被覆樹脂を射出成型等により形成した後、配線基板130をケーシング101内に収納し、その後別途ケーシング封止工程においてケーシング101を封止する場合に比して、容易に且つ短時間で製造できるので低コストである。なお、本実施形態のケーシング封止工程では、グロメット105によって基板本体収容部101bとサーミスタ収容部121との間が閉塞されているので、液状のエポキシ樹脂をサーミスタ収容部121内に注入した際、このエポキシ樹脂が基板本体収容部101bに流れ込むことがない。
【0035】
さらに、本実施形態のケーシング封止工程では、開口102と環状溝部103とが連結しているので、環状溝部103及び開口102と連結するサーミスタ収容部121に、連続して液状のエポキシ樹脂を注入し、加熱硬化させて、封止樹脂181とサーミスタ被覆樹脂182とを一体に形成することができる。すなわち、1回のエポキシ樹脂注入操作の後、このエポキシ樹脂を加熱硬化させることで、封止樹脂181とサーミスタ被覆樹脂182とを一度に形成できる。このため、封止樹脂181とサーミスタ被覆樹脂182とを二度に分けて形成する場合、例えば、開口102と環状溝部103とが連結しておらず、環状溝部103内へのエポキシ樹脂注入操作とサーミスタ収容部121内へのエポキシ樹脂注入操作とを別途行った後、このエポキシ樹脂を加熱硬化させて、封止樹脂181とサーミスタ被覆樹脂182とを個別に形成する場合に比して、容易に且つ短時間で製造できるので低コストとなる。
【0036】
このようなガス及び温度検知装置100は、例えば、自動車のボディや車両用空調装置のダクト等に取付けられて、外気中の排気ガス濃度の変化を検知すると共に、外気温(車室外の外気の温度)を検知することができる。具体的には、外気中の排気ガス濃度の変化が所定レベル以上となると自動的にフラップの開閉を切り替えて、自動車の内外気モードを制御すると共に、外気温に応じて車両室内の空調を自動的に制御する車両空調制御装置に用いることができる。
【0037】
(変形形態)
次に、実施形態のガス及び温度検知装置100の変形形態であるガス及び温度検知装置200について、図面を参照しつつ説明する。本変形形態のガス及び温度検知装置200は、実施形態のガス及び温度検知装置100と比較して、サーミスタ収容部の位置及び形状が異なり、その他の部分についてはほぼ同様である。従って、実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様な部分については、説明を省略または簡略化する。
【0038】
まず、本変形形態のガス及び温度検知装置200の分解斜視図を図4に示す。実施形態のガス及び温度検知装置100では、サーミスタ収容部121を、第2ケーシング部材120の第2ケーシング本体部123から突出するように形成すると共に、サーミスタ150をサーミスタ収容部121内に配置させるために、配線基板130を、矩形状の基板本体部130bに、さらに細長形状の基板細長部130cが延設された形状とした(図1参照)。これに対し、本変形形態のガス及び温度検知装置200では、図4に示すように、サーミスタ収容部211を、第1ケーシング部材210の天井面210bに設けた開口202から配線基板230に向かって延びる筒状に形成している。このため、本変形形態のガス及び温度検知装置200では、矩形状の配線基板230を用いても(図4参照)、サーミスタ250をサーミスタ収容部211内に配置させることができる(図5、図6参照)。このように、本変形形態のガス及び温度検知装置200では、実施形態のガス及び温度検知装置100に比して、装置の小型化、構成部品の簡略化ができるので好ましい。また、実施形態のガス及び温度検知装置100では、サーミスタとして、表面実装タイプのサーミスタ150を用いたが(図1参照)、本変形形態のガス及び温度検知装置200では、ディスクリート型のサーミスタ250を用いている。
【0039】
ここで、図4に分解して示したガス及び温度検知装置200を組付けて一体にしたガス及び温度検知装置200の上面図を図5に示す。さらに、ガス及び温度検知装置200の要部を説明するために、図5のE−E断面図を図6に示す。
ガス及び温度検知装置200では、ケーシング201内に配線基板230を収納したときに、サーミスタ収容部211内にサーミスタ250が収容される(図6参照)。このサーミスタ250は、実施形態のガス及び温度検知装置100と同様に、エポキシ樹脂からなるサーミスタ被覆樹脂282によって被覆されており、さらに、このサーミスタ被覆樹脂282は、サーミスタ収容部211の開口202からケーシング201の外部に露出している(図5、図6参照)。このため、電気ヒータ素子143で発生した熱が配線基板230を通じてサーミスタ250に伝わった場合でも、この熱はサーミスタ被覆樹脂282を通じてケーシング201の外部に放散される。しかも、サーミスタ被覆樹脂282の温度はケーシング201の外部の温度(外気温など測定対象の温度)に近くなっているので、これに被覆されたサーミスタ250がサーミスタ被覆樹脂282の温度を測定することによって、ケーシング201の外部の温度(外気温など測定対象の温度)を測定することができる。
【0040】
さらに、ガス及び温度検知装置200では、図6に示すように、サーミスタ被覆樹脂282がサーミスタ収容部211内に形成されている。従って、サーミスタ被覆樹脂282全体が開口202の近くに配置されることになるので、サーミスタ被覆樹脂282の温度がケーシング201の外部の温度に一層近くなる。さらに、ガス及び温度検知装置200では、サーミスタ250が、サーミスタ被覆樹脂282が存在しないと仮定した場合に第2ケーシング部材220の開口202から露出する位置に配置されている(図5、図6参照)。このため、電気ヒータ素子143からサーミスタ250に伝わった熱は、サーミスタ被覆樹脂282を通じて速やかにケーシング201の外部に放散される。従って、ガス及び温度検知装置200においても、サーミスタ250によってケーシング201の外部の温度(外気温など測定対象の温度)を精度良く検知することができる。
【0041】
さらに、ガス及び温度検知装置200では、実施形態のガス及び温度検知装置100と同様に、ケーシング201の環状溝部203が開口202と連結するように構成されており(図5、図6参照)、この構造を利用してサーミスタ被覆樹脂282と封止樹脂281とが同じエポキシ樹脂で一体に形成されている。このため、サーミスタ被覆樹脂282と封止樹脂281とを別体で形成する場合に比して、製造容易で低コストとなっている。
【0042】
以上において、本発明を実施形態及び変形形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態等では、ガスセンサ素子として、第1感ガス体141、第2感ガス体142、及び電気ヒータ素子143をアルミナ基板145に実装して一体としたガスセンサ素子140を用いた。しかし、このような構造のガスセンサ素子に限定されることはなく、例えば、ガスセンサ素子として、電気ヒータ素子を有しない感ガス体を用いて、これとは別に電気ヒータ素子を配線基板に実装するようにしても良い。また、金属コイルの表面にSnO2等の金属酸化物半導体を塗布して焼結し、ヒータ自身を感ガス体にしたガスセンサ素子を用いても良い。
【0043】
また、実施形態等では、ガスセンサ素子140とサーミスタ150,250とを共に、配線基板130,230の主面130f,230fに実装した(図3参照)。しかし、ガスセンサ素子140とサーミスタ150,250とを配線基板の同一面に実装する場合に限らず、互いを反対面(例えば、ガスセンサ素子140を主面130f、サーミスタ150を裏面130g)に実装するようにしても良い。ただし、サーミスタ150,250を配線基板130,230の裏面130g,230gに実装した場合には、サーミスタ150,250によってケーシング101,201の外部の温度(外気温など測定対象の温度)を精度良く検知できるようにするために、開口102,202についても裏面側に設けるのが好ましい。
【0044】
また、実施形態等では、エポキシ樹脂を用いて感温被覆樹脂182,282を形成したが、空気より熱伝導率の高い樹脂であればいずれの樹脂をも用いることができる。例えば、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂等を用いるようにしても良い。
また、実施形態では、サーミスタとして、表面実装タイプのサーミスタ150を用いたが、変形形態のように、ディスクリート型のサーミスタ250を用いるようにしても良い。反対に、変形形態では、サーミスタとして、ディスクリート型のサーミスタ250を用いたが、実施形態のように、表面実装タイプのサーミスタ150を用いるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態にかかるガス及び温度検知装置100の分解斜視図である。
【図2】実施形態にかかるガス及び温度検知装置100の上面図である。
【図3】実施形態にかかるガス及び温度検知装置100の要部を示す図であり、図2のA−B−C−D断面図に相当する。
【図4】変形形態にかかるガス及び温度検知装置200の分解斜視図である。
【図5】変形形態にかかるガス及び温度検知装置200の上面図である。
【図6】変形形態にかかるガス及び温度検知装置200の要部を示す図であり、図5のE−E断面図に相当する。
【符号の説明】
100,200 ガス及び温度検知装置
101,201 ケーシング
102,202 開口
103,203 環状溝部(封止部)
110,210 第1ケーシング部材
120,220 第2ケーシング部材
121,211 サーミスタ収容部(感温収容部)
130,230 配線基板
140 ガスセンサ素子
143 電気ヒータ素子(熱源)
150,250 サーミスタ(感温素子)
181,281 封止樹脂
182,282 サーミスタ被覆樹脂(感温被覆樹脂)
Claims (5)
- 熱源を含み特定のガスの濃度変化を検知するガスセンサ素子と、
温度を検知する感温素子と、
上記ガスセンサ素子及び上記感温素子を実装する配線基板と、
上記ガスセンサ素子、上記感温素子、及び上記配線基板を収納するケーシングと、
を備えるガス及び温度検知装置であって、
上記ケーシングは、上記ガスセンサ素子を収容することなく、少なくとも上記感温素子を収容する感温収容部を有し、
上記感温収容部内は、空気より熱伝導率の高い樹脂からなり上記感温素子を被覆する感温被覆樹脂によって充填され、
上記感温被覆樹脂は、上記感温収容部に設けられた開口から上記ケーシングの外部に露出してなる
ガス及び温度検知装置。 - 請求項1に記載のガス及び温度検知装置であって、
前記感温素子は、前記感温被覆樹脂が存在しないと仮定した場合に、前記感温収容部の前記開口から露出する位置に配置されてなる
ガス及び温度検知装置。 - 請求項1または請求項2に記載のガス及び温度検知装置であって、
上記ガス及び温度検知装置は、前記ケーシングを封止する封止樹脂を有し、
上記封止樹脂は、前記感温被覆樹脂と同一の前記樹脂からなり、上記感温被覆樹脂と一体に形成されてなる
ガス及び温度検知装置。 - 熱源を含み特定のガスの濃度変化を検知するガスセンサ素子と、
温度を検知する感温素子と、
上記ガスセンサ素子及び上記感温素子を実装する配線基板と、
上記ガスセンサ素子、上記感温素子、及び上記配線基板を収納するためのケーシングと、
を備えるガス及び温度検知装置の製造方法であって、
上記ガスセンサ素子、上記感温素子、及び上記配線基板を上記ケーシング内に収納した後、
上記ケーシングを封止する封止樹脂を形成すると共に、上記ケーシングに設けられた開口から上記ケーシングの外部に露出しつつ上記感温素子を被覆する、空気より熱伝導率が高い感温被覆樹脂を形成するケーシング封止工程を備える
ガス及び温度検知装置の製造方法。 - 請求項4に記載のガス及び温度検知装置の製造方法であって、
前記ケーシングは、前記封止樹脂が形成される封止部と前記開口とが連結してなり、
前記ケーシング封止工程では、上記封止部及び上記開口内に連続して未硬化状態の樹脂を注入し、硬化させて、前記封止樹脂及び前記感温被覆樹脂を一体に形成する
ガス及び温度検知装置の製造方法。
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