JPH0528561B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、圃場の、下層土までの土壌全体を、
一度に膨軟化するよう耕耘する耕耘方法とその耕
耘方法の実施に用いる耕耘装置に関する。

［従来の技術］ 圃場の土壌を膨軟する耕耘は、通常、表層の15
〜25糎位までの深さで行なわれ、その下方の下層
土にまで深く耕耘する深耕または混層耕は特別な
目的をもつて行なう場合に限られている。

これは、深耕・または混層耕には、大馬力を要
することで、通常の農家が所有している小・中型
のトラクタでは、作業が行なえないことによる。

しかし、実際に圃場に栽培する作物の根は、繰
返し膨軟に耕耘されている表層のいわゆる作土層
にだけ伸長するのではなく、その作土層の下方の
下層土にも深く伸長しているものであり、その下
層土まで膨軟に耕耘することは作物の根の成育を
良好にして収量を増大させる上で極めて有効であ
る。

このことから、深耕または心土破砕耕を行なう
際の所定馬力を軽減するための手段として、犂体
を支架する機枠に、上下方向の振動を生ぜしめる
振動装置を組付けて、犂体を振動させながら地中
を進行させるようにする手段が、特開昭54−
66202号公報により知られ、また、機枠に支架し
た犂体を前後偏心に振動させる振動装置を機枠に
組付けて、地中を進行する犂体を前後に振動さ
せ、土壌を破砕するようにする手段が実開昭62−
80501号公報・実開昭57−117931号公報等により
知られている。

［発明が解決しようとする課題］ 上述の振動装置を用いて犂体に振動を与えなが
ら耕起作業を行なう手段は、前者にあつては、振
動が犂体の機能に変換を生ぜしめるものではな
く、耕起を犂自体が具備する機能により行なわす
ことから、振動が耕起作業中の犂体の牽引抵抗を
軽減するようにはなつても、圃場の土壌を作土層
から下層度に至るまでの全体を膨軟に耕起しよう
とするためには、全層に渡つて土壌を動かすよう
にしなければなならず、強大な牽引力を要するよ
うになり、また、この作業を能率よく行なうため
には、犂体を多連に並列させなければならず、大
馬力のトラクタを要するという制約がでてくる問
題がある。

また、後者にあつては、振動により犂体を前後
に往復動させることで、地中を進行する犂体によ
る土壌の破砕を効率良く行なえるようにはなる
が、土壌の破砕耕起が、犂体の周辺に限られるこ
とで、圃場の作土層からその下方の下層土に至る
全層の土壌を膨軟に耕起する場合には適応させ得
ない問題がある。

本発明は、従前手段に生じているこれらの問題
を解決するためになされたものであつて、起振装
置により発生させる振動を効果的に利用すること
で、圃場の土壌に対し、通常の耕深の数倍の深さ
の下層土までの全体を膨軟化させて孔〓率を高め
ていく耕耘作業が、大きな馬力を要さずに、小・
中型のトラクタを用いて行なえるようにする新た
な耕耘手段を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ しかして、本発明は、上述の要望に応えるべく
種々の研究と実験を重ねて得られた知見に基づい
て完成したものである。即ち、圃場の土壌を、下
層土まで深く耕耘する際、通常の耕耘手段によ
り、その土壌をすくい上げ反転させることで、耕
耘していくには、深耕プラウ・混層耕プラウを用
いて深耕する場合の如く、強大な牽引力を要する
ことで、大馬力のトラクタが必要となるが、土中
に深く作用させる犂体を、並列する犂体がそれら
の間に位置する土を左右から抱え込む状態となる
ように左右に複数並列させて、上下に揺動自在の
機枠に支架しておいて、この機枠に、振動の方向
を上下方向としたアンバランサー式の起振装置を
支架して上下に振動させれば、その起振装置によ
り発生する上下の振動のうちの上方に向う運動
が、並列支架した犂体を強力に上昇させて、その
並列する犂体がそれらの間に抱え込んだ土壌全体
をゆり動かすようになつて、膨軟化が得られ、土
壌を反転させて破砕する通常の耕耘手段の如く、
土壌を上下に大きく変位させるのに要する強大な
エネルギーがいらないことになつて、大きな馬力
を要さずに深耕が行なえるようになることに気付
いたこと、そして、このことから、犂体を、進行
方向に沿う端面の巾を前後に広くした長い刃板状
に形成しておき、その犂体を、後面視において、
垂直線に対し斜めに交叉する姿勢としてシヤンク
の下端に支持せしめ、これを、隣接する犂体がそ
れらの間に位置する土壌を抱え込む状態となるよ
うに左右に複数並列させて、機枠に支架し、その
機枠を、トラクタに上下自在に動くよう装架し、
その機枠に、振動の方向が上下方向となるアンバ
ランサー式の起振装置を組付けて、その起振装置
により犂体を機枠ごと上下方向に振動させながら
トラクタの牽引により地中を進行させて、その犂
体より上方の土壌全体を上下にゆり動かすように
したところ、この犂体を通した個所の土壌が地表
から盛り上がるように膨軟化してくる結果を得た
ことによつて完成したものである。

そして、このことから本発明においては、上述
の目的を達成するための手段として、トラクタ等
の自走する車体に上下に自在に揺動するよう装架
した機枠に、枠体を支架し、その枠体内に、回転
軸に偏心重錘を設けたアンバランサーを対に並列
組合わせて上下方向の振動を発生せしめるアンバ
ランサー式の起振装置を組付け、かつ、進行方向
に沿う端面の前後の巾を広くした長い刃板状に形
成した犂体を、前記機枠に支架したシヤンクの下
端に後面視において垂直線に対し斜めに交叉する
姿勢に保持せしめ、かつ、前記シヤンクは、それ
に保持する犂体と隣接するシヤンクに保持せる犂
体とがそれらの間に位置する土壌を左右から抱え
込む状態となるよう左右に複数並列させて前記機
枠に支架するとともに、それら犂体を側面視にお
いて前記起振装置の直下近傍位置に配位せしめ、
これら犂体を前記起振装置により上下に振動させ
ながら圃場の地中に通して、それら犂体の間に抱
え込む土壌全体を上下方向にゆり動かすことによ
り圃場を膨軟に耕耘することを特徴とする耕耘方
法を提起するものである。

また、この方法を実施するための装置として、
トラクタ等の自在に走行する車体に、上下に揺動
自在に機枠を支架し、その機枠に、枠体を支架
し、その枠体内に、回転軸に偏心重錘を設けたア
ンバランサーを対に並列組合わせて上下方向の揺
動を発生せしめるアンバランサー式の起振装置を
組付け、かつ、前記機枠には、複数のシヤンクを
左右に並列させて支架し、それらシヤンクの各下
端部に、進行方向に沿う端面の前後の巾を広くし
た長い刃板状の犂体を、後面視において垂直線に
対し斜めに交叉する姿勢とするとともに隣接する
犂体と犂体との間に位置する土壌を左右から抱え
込む状態となる姿勢に保持せしめ、かつ、前記シ
ヤンクを前述の犂体が側面視において前述起振装
置の直下近傍位置を占めるよう配して前述機枠に
装架せしめた耕耘装置を提起するものである。

［実施例］ 次に実施例を図面に従い詳述する。

第１図は本発明法の実施に用いる耕耘装置Ａ
の、トラクタＴの車体の後面側に装着して作業を
行なつている状態の側面図で、同図において、Ｔ
はトラクタ、ａはそのトラクタＴの後面側に装架
した機枠、ｂは機枠ａに装着したシヤンク、ｃは
そのシヤンクｂの下端部に支持せる犂体を示す。

トラクタＴは通常の四輪の乗用型トラクタで、
それの車体の後面側には、トツプリンク１０と左
右のロアリンク１１，１１（第２図）とよりなる
三点ヒツチおよびリフトアーム１２ならびに
PTO軸１３が装設してある。

機枠ａは、第３図に示している如く、ゲート状
に形成されて、前述の三点ヒツチを構成するトツ
プリンク１０およびロアリンク１１，１１ならび
にリフトアーム１２とによつて、昇降自在に支持
される取付機枠２０と、その取付機枠２０の後面
側に、軸支点２１中心に上下に回動するアーム２
２と、伸縮するシリンダ２３とにより支持される
機筐状の枠体２４とからなり、その機筐状の枠体
２４の後面側の下部には、角筒状の取付金具２５
により角柱状に形成したツールバー２６が装着し
てある（第４図）。そして、該機筐状の枠体２４
の内部には、回転するアンバランサーよりなる起
振機構が収蔵軸架されて、上下方向の振動を発生
する起振装置Ｓを構成している。

この起振装置Ｓは、特開昭54−66202号公報に
あるよう、回転軸に偏心重錘を設けたアンバラン
サーを、対に並列させて、互いに逆向きに回転す
るように組合わせることで、左右方向の運動を消
去し上下方向の振動を発生するようにした従来公
知のアンバランサー式の起振装置である。そし
て、その起振装置Ｓは、それらの前記アンバラン
サーの回転軸が、枠体２４の前面側に突出する入
力軸２７およびそれに連結するユニバーサルジヨ
イント軸２８を介して前述のトラクタＴのPTO
軸１３に伝導していて、そのPTO軸１３の駆動
により作動し、上下方向の振動を発生して、枠体
２４を、前述のアーム２２の上下の回動とシリン
ダ２３の伸縮によつて、上下方向に振動させるよ
うになつている。

シヤンクｂは、上下に長い刃板状に形成した通
常のもので、クランプ３により前述のツールバー
２６に装着してある。クランプ３は、第４図およ
び第５図に示している如く、ツールバー２６とシ
ヤンクｂの上端部とを一緒に抱え込めるよう側面
視において長方形に形成した鞘筒３０の上下の両
壁の後半側に、シヤンクｂの上端部がゆるく貫通
する前後方向の嵌合溝穴３１，３１を開設し、そ
の嵌合溝３１，３１の前後の両端部に、当て板３
２，３２の上下の両端部に形設した嵌合突起３２
ａ，３２ａをそれぞれ嵌合せしめ、鞘筒３０の後
壁に、前記２枚の当て板３２，３２のうちの後位
の当て板３２を前方に押し出すねじ杆３３を螺合
することで構成してあつて、鞘筒３０をツールバ
ー２６に嵌挿した状態においてシヤンクｂの上端
部を、２枚の当て板３２，３２の間に位置してい
くように鞘筒３０の上壁および下壁に開設した嵌
合溝穴３１，３１に貫通させていき、その状態で
ねじ杆３３を締付けていくことで、ツールバー２
６に対する固着とシヤンクｂの緊縛とが同時に行
なわれるようになつている。

犂体ｃは、第４図にあるよう、前記シヤンクｂ
を長手方向に延長して、その延長部を長手方向に
対し側方に斜めに屈曲することで、進行方向に沿
う一方の端面４０が斜め上方に向かい他方の端面
４１が斜め下方に向かう姿勢としてシヤンクｂの
下端部にシヤンクｂと一体に装設支持せしめてあ
り、そして、シヤンクｃに支持せしめた状態にお
いて、牽引抵抗の略中心点Ｐ付近が、側面視にお
いて、前述のアンバランサー式の起振装置Ｓの仮
想起振力線Ｚを通る垂直な面上に位置するように
装設されている（第１図）。

この犂体ｃは、斜め上方に向かう端面４０で、
それよりも上方に位置する土壌を抱え持つように
するものであり、そのため、土壌を抱え持つ支承
面となる前述の端面４０の巾Ｗは、なるべく広い
ことが望ましいが、10糎程度の巾Ｗであつても充
分に作用する。該犂体ｃは、シヤンクｂとは別体
に形成してシヤンクｂの下端部に組付け装着する
ようにする場合がある。

また、該犂体ｃは、それの上方に向かう端面４
０を、進行方向に対して平行する平面に形成して
よいが、第３図で鎖線に示している如く、ある程
度の耕起角を具備させておいて、抱え持つてゆす
り上げた土壌が進行によつてその端面４０から後
方に離れたときの落差を大きくして、混層が行な
われるようにする場合、また、該犂体ｃの突出端
部の後縁に、第４図で鎖線に示す如く、後方に延
出する案内板（ウイング）ｄを、ある程度の耕起
角を具備せしめて装設し、前述の混層の効果が一
層著しくなるようにする場合がある。

そしてまた、犂体ｃは、前述のツールバー２６
にクランプ３により装着するとき、単独に用いて
よいものであるが、第３図に示している如く、後
面視において左右に対向するよう組合わせて２連
あるいは４連または６連と多連に並設すること
で、抱え込む土壌の逃げが少なくなつて、ゆり動
かしによる膨軟化が一層効果的になり、大きな畝
Ｕとなつて地表に盛り上がつてくるようになる。

犂体ｃ…を多連に並列するときの組合わせは、
任意であり、前述の第３図の如く、各犂体ｃ…が
枠体２４の左右の中心線Ｙを対称軸として、それ
ぞれ内側に向かう姿勢に組合わせるときは、耕耘
個所が一つの大きな畝Ｕとなつて盛り上がるよう
になり、また、第７図に示している如く、前述の
中心線Ｙを対称軸として、それぞれの犂体ｃ…が
対称軸の外側に向かう姿勢として組合わせるとき
は、同図において実線に示している如く、２つの
小畝ｕ…となつて盛り上がつてくるようになる。
また、このとき、第８図において鎖線に示してい
る如く、外側位置に、犂体ｃ…を内側に向かう姿
勢として付加して組合わせるときは、耕耘個所の
盛り上がりが、同第８図の鎖線の如く大きな２つ
の畝Ｕ…を形成するようになる。また、この犂体
ｃは、第８図で実線に示しまた、第３図で鎖線に
示している如く、別に形成する深耕犂ｅと組合わ
せて用いる場合がある。この深耕犂ｅは、第９図
に示す如く、シヤンク５０に、チゼル５１を一段
または多段に設けて形成したもので、ツールバー
２６を経て伝えられる起振装置の振動により犂体
ｃ…と一緒に振動して、犂体ｃと犂体ｃの間に形
成されるゆり動かされない土壌を対象にゆり動か
し、膨軟化するよう作用する。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明手段においては、
進行方向に沿う端面の前後の巾を広くした長い刃
板状に形成した犂体ｃを、後面視において、垂直
線に対し斜めに交叉する姿勢としてシヤンクｂの
下端に支持せしめておいて、そのシヤンクｂを介
し、隣接する犂体がそれらの間に位置する土壌を
左右から抱え込む状態となるよう左右に複数並列
させて、上下に揺動自在の機枠ａに支架し、その
機枠ａに、上下方向の振動を発生するアンバラン
サー式の起振装置Ｓを組付けて、隣接する犂体ｃ
…の間に位置する土壌を左右から抱え込む状態で
左右に並列する犂体ｃ…を上下方向に振動させな
がら地中に通して、振動装置Ｓによる振動の上方
への動きで、それら犂体ｃ…により抱え込んだ土
壌およびその上方の土壌全体を、強力に上方に突
き上げることでゆり動かすことにより膨軟に耕耘
するのであるから、従来、50馬力以上の大馬力の
大型トラクタによらなければなし得なかつた、通
常の耕耘深さの数倍の深さの下層土までを、小馬
力の小型・中型のトラクタによつても一度に膨軟
に耕耘していけるようになる。

しかも、作土層が下層土に及ぶ深い場合におい
ても、耕盤を形成することなく膨軟に耕耘でき、
また、作土層の下方に耕盤が形成されている場合
には、その耕盤を破砕しながらその耕盤より上方
の土壌を一緒に膨軟化していけるようになる。

さらに圃場内における一側方向への土の移動が
ない状態で、膨軟化していけるようになる。そし
て、土壌の膨軟化が、犂体の上方に抱え込む土壌
全体をゆり動かすことで行なわれるので、下層土
が劣悪な土性の場合にあつても、その下層土を土
層の土に混層させることなく膨軟に耕耘していけ
るようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明法の実施に用いる耕耘装置の作
業状態における側面図、第２図は同上の平面図、
第３図は同上の後面図、第４図は同上のクランプ
の斜視図、第５図は同上のクランプの組付けた状
態の一部破断した側面図、第６図は同上のクラン
プの組付けた状態の平面図、第７図は同上の別の
実施例の後面図、第８図は同上のさらに異なる実
施例の後面図、第９図は深耕犂の斜視図、第１０
図は作用の説明図である。 図面符号の説明、Ａ……耕耘装置、Ｐ……中心
点、Ｔ……トラクタ、Ｕ……畝、Ｗ……巾、Ｙ…
…中心線、Ｚ……起振力線、ａ……機枠、ｂ……
シヤンク、ｃ……犂体、ｄ……案内板、ｅ……深
耕犂、ｕ……小畝、１０……トツプリンク、１１
……ロアリンク、１２……リフトアーム、１３…
…PTO軸、２０……取付機枠、２１……軸支点、
２２……アーム、２３……シリンダ、２４……枠
体、２５……取付金具、２６……ツールバー、２
７……入力軸、２８……ユニバーサルジヨイント
軸、３……クランプ、３０……鞘筒、３１……嵌
合溝穴、３２……当て板、３２ａ……嵌合突起、
３３……ねじ杆、４０，４１……端面、５０……
シヤンク、５１……チゼル。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ トラクタＴ等の自走する車体に上下に自在に
   揺動するよう装架した機枠ａに、枠体２４を支架
   し、その枠体２４内に、回転軸に偏心重錘を設け
   たアンバランサーを対に並列組合わせて上下方向
   の振動を発生せしめるアンバランサー式の起振装
   置Ｓを組付け、かつ、進行方向に沿う端面の前後
   の巾を広くした長い刃板状に形成した犂体ｃを、
   前記機枠ａに支架したシヤンクｂの下端に後面視
   において垂直線に対し斜めに交叉する姿勢に保持
   せしめ、かつ、前記シヤンクｂは、それに保持す
   る犂体ｃと隣接するシヤンクｂに保持せる犂体ｃ
   とがそれらの間に位置する土壌を左右から抱え込
   む状態となるよう左右に複数並列させて前記機枠
   ａに支架するとともに、それら犂体ｃ…を側面視
   において前記起振装置Ｓの直下近傍位置に配位せ
   しめ、これら犂体ｃ…を前記起振装置Ｓにより上
   下に振動させながら圃場の地中に通して、それら
   犂体ｃ…の間に抱え込む土壌全体を上下方向にゆ
   り動かすことにより圃場を膨軟に耕耘することを
   特徴とする耕耘方法。 ２ トラクタＴ等の自在に走行する車体に、上下
   に揺動自在に機枠ａを支架し、その機枠ａに、枠
   体２４を支架し、その枠体２４内に、回転軸に偏
   心重錘を設けたアンバランサーを対に並列組合わ
   せて上下方向の揺動を発生せしめるアンバランサ
   ー式の起振装置Ｓを組付け、かつ、前記機枠ａに
   は、複数のシヤンクｂ…を左右に並列させて支架
   し、それらシヤンクｂ…の各下端部に、進行方向
   に沿う端面の前後の巾を広くした長い刃板状の犂
   体ｃを、後面視において垂直線に対し斜めに交叉
   する姿勢とするとともに隣接する犂体ｃと犂体ｃ
   との間に位置する土壌を左右から抱え込む状態と
   なる姿勢に保持せしめ、かつ、前記シヤンクｂ…
   を前述の犂体ｃ…が側面視において前述起振装置
   Ｓの直下近傍位置を占めるよう配して前述機枠ａ
   に装架せしめた耕耘装置。 ３ 機枠ａに並列支架したシヤンクｂ…の下端部
   に支持せしめて側面視において起振装置Ｓの下方
   位置に左右に並列させた多連の犂体ｃ…の後面視
   における左右の中間位置に、シヤンク５０にチゼ
   ル５１を設けた深耕犂ｅを配位して機枠ａに装架
   せしめた請求項２記載の耕耘装置。