JPH0528533U - 多段式圧造成形機における工具自動交換システム - Google Patents
多段式圧造成形機における工具自動交換システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多段式圧造成形機に装備された複数のダイま
たはパンチの一部あるいは全部を自動的に交換すると共
に、線材切断機構および素材移送装置についても能率良
く自動的に交換することを目的とする。 【構成】 複数のダイとパンチ7とにより構成される複
数段の圧造ステーションAとその近傍の工具交換ステー
ションB,Cとの間で移動可能とされた搬送体47と、
ダイまたはパンチ7が載置可能とされた治具48あるい
は素材移送装置20とを着脱自在に連結する第1係合手
段49と、上記搬送体47と線材切断機構9とを着脱自
在に連結する第2係合手段53とを設ける。
たはパンチの一部あるいは全部を自動的に交換すると共
に、線材切断機構および素材移送装置についても能率良
く自動的に交換することを目的とする。 【構成】 複数のダイとパンチ7とにより構成される複
数段の圧造ステーションAとその近傍の工具交換ステー
ションB,Cとの間で移動可能とされた搬送体47と、
ダイまたはパンチ7が載置可能とされた治具48あるい
は素材移送装置20とを着脱自在に連結する第1係合手
段49と、上記搬送体47と線材切断機構9とを着脱自
在に連結する第2係合手段53とを設ける。
Description
【0001】
本考案は、相対向する複数のダイとパンチとにより構成される複数段の圧造ス テーションにおいて素材を順次段階的に圧造することにより、パーツ類等の各種 形状の製品を連続的に成形する多段式圧造成形機における上記ダイやパンチ等の 工具類を自動的に交換する工具自動交換システムに関する。
【0002】
一般に、多段式圧造成形機においては、機台に並設された複数のダイと、これ らのダイに向かって進退動するラムの前面に各ダイと対向するように取り付けら れたパンチとにより複数段の圧造ステーションが形成されると共に、上記機台の 一側には該機台の後方より供給される線材を所定寸法に切断する線材切断機構が 設けられており、この線材切断機構により切断された素材を素材移送装置により 上記各圧造ステーションに順次移送して、これらの各圧造ステーションで該素材 を粗から精に順次段階的に圧造加工することにより、所定形状の製品を連続的に 成形するようになっている。そして、この種の多段式圧造成形機においては、上 記ダイやパンチを交換することにより、一台の圧造成形機で形状の異なった各種 製品を成形するようになっており、ダイやパンチの交換を能率良く行いその作業 性を向上させるための種々の交換装置が従来より開発されている。
【0003】
ところで、上記のようにダイやパンチを交換することにより各種製品の成形が 可能となるのであるが、通常、各製品ごとに寸法や材質が相違する線材が使用さ れ、このため、形状の異なった製品を成形する場合には、ダイやパンチだけでな く線材切断機構および該切断機構により所定寸法に切断された素材を各圧造ステ ーションに移送するための素材移送装置についても交換する必要がある。この場 合、ダイやパンチについては、従来より開発されている交換装置により比較的簡 単に交換することができるのであるが、これらのダイやパンチに加えて切断機構 および素材移送装置を同時に交換する場合には、多くの時間と労力を費やすこと になり、このため、これらの交換時における作業性をいかに向上させるかが課題 となる。
【0004】 そこで本考案は、多段式圧造成形機に装備されて複数段の圧造ステーションを 構成する複数のダイまたはパンチの一部もしくは全部を自動的に交換し得ると共 に、これらのダイやパンチに加えて線材切断機構および素材移送装置についても 能率良く自動的に交換することができる工具自動交換システムを提供することを 目的とする。
【0005】
上記の課題を解決するために、本考案は次のように構成したことを特徴とする 。
【0006】 即ち、機台に並設された複数のダイと、これらのダイに向かって進退動するラ ムの前面に各ダイと対向するように取り付けられた複数のパンチと、上記機台に 着脱自在に設けられて該機台の一側後方より供給される線材を所定寸法に切断す る線材切断機構と、上記各ダイの上方に配設されて上記線材切断機構により所定 寸法に切断された素材を各ダイとパンチとにより構成される複数段の圧造ステー ションに順次移送する素材移送装置とを有し、上記素材を各圧造ステーションで 粗から精に順次段階的に圧造することにより所定形状の製品を成形する多段式圧 造成形機における工具自動交換システムにおいて、上記圧造ステーションとその 近傍に設けられた工具交換ステーションとの間で被交換工具を搬送する搬送体と 、上記機台もしくはラムにおける複数のダイまたはパンチの配設位置に対応する 位置関係で当該複数のダイまたはパンチを載置可能な治具と、上記搬送体に設け られてダイおよびパンチに係合する各ダイおよびパンチごとの複数の係合部材と 、上記搬送体に設けられて機台もしくはラム側と上記治具との間でダイまたはパ ンチを受け渡しするように上記各係合部材を駆動する各係合部材ごとの駆動手段 とを設けると共に、上記搬送体と治具または素材搬送装置を着脱自在に連結する 第1係合手段と、上記搬送体と線材切断機構とを着脱自在に連結する第2係合手 段とを備えたことを特徴とする。
【0007】 また、機台の所定位置に固定された位置決め部材と、治具の所定位置に固定さ れて該治具の圧造ステーションへの搬送時に上記位置決め部材に係合して該治具 を圧造ステーションにおける正規の搬入位置に位置決めする係合部材とからなる 位置決め手段を設けても良く、あるいはまた上記搬送体もしくは治具に設けられ てダイまたはパンチの取り外し後に、機台もしくはラム側の取付け位置における ダイまたはパンチあるいはそれらの構成部材の有無を検出することによりこれら の各部材の残留を検出する残留検出センサを設けても良い。
【0008】 更に、圧造ステーションと該ステーション近傍の退避位置との間で移動可能と され、ダイおよびパンチの取り外し後に圧造ステーションに移送されて機台もし くはラム側におけるダイおよびパンチの取付け部に向けて圧縮エアまたは高圧の 洗浄油を噴射することにより該取付け部を洗浄する洗浄装置を設けるようにして も良い。
【0009】 更にまた、工具交換ステーションを、素材移送装置が搬送される第1工具交換 ステーションと、治具および線材切断機構が搬送される第2工具交換ステーショ ンとから構成し、第1工具交換ステーションに、素材移送装置が載置されるター ンテーブルと、該ターンテーブル上に載置された素材移送装置の一側部を上方に 回動させる回動手段とを設けても良い。
【0010】
上記の構成によれば、搬送体を機台における素材移送装置の配設位置に移動さ せると共に、第1係合手段により搬送体と上記素材移送装置とを連結し、この状 態で、搬送体を工具交換ステーションに移動させることにより、素材移送装置が 機台より取り外されて工具交換ステーションに搬送されることになる。その後、 上記第1係合手段により工具交換ステーションに予め待機させた交換用の素材移 送装置と搬送体とを連結し、この状態で、搬送体により素材移送装置を機台の配 設位置に搬送することにより、該素材移送装置が機台の所定位置に取り付けられ ることになる。
【0011】 一方、線材切断機構を交換する場合には、上記と同様に搬送体を機台における 線材切断機構の配設位置に移動させると共に、第2係合手段により搬送体と上記 線材切断機構とを連結し、この状態で、搬送体を工具交換ステーションに移動さ せることにより線材切断機構が機台より取り外されて工具交換ステーションに搬 送されることになる。その後、上記第2係合手段により工具交換ステーションに 予め待機させた交換用の線材切断機構と搬送体とを連結し、この状態で、搬送体 により線材切断機構を機台の配設位置に搬送することにより、該線材切断機構が 機台の所定位置に取り付けられることになる。
【0012】 また、上記機台もしくはラム側に取り付けられたダイまたはパンチを交換する 場合には、上記搬送体と治具とを第1係合手段により連結した状態で該搬送体を 移動させることにより、上記治具が相対向するダイとパンチとにより構成される 複数段の圧造ステーションに移動されると共に、上記搬送体に設けられたダイお よびパンチごとの各係合部材が、上記ダイまたはパンチに係合することになる。 そして、この状態において、上記各係合部材を駆動手段により駆動することによ り、上記ダイまたはパンチが機台もしくはラム側より取り外されて治具上に載置 されることになる。その場合に、上記係合部材の1つを駆動手段により作動させ れば、複数のダイまたはパンチのうち対応位置する任意の1つだけが自動的に取 り外され、また、複数の係合部材を同時に作動させれば複数のダイまたはパンチ が自動的に取り外され、更に、全ての係合部材を作動させれば全てのダイまたは パンチが自動的に取り外されることになる。
【0013】 次いで、上記搬送体により、機台もしくはラムより取り外したダイまたはパン チが載置された治具を工具交換ステーションに移動させると共に、該交換ステー ションにおいて、取り外したダイまたはパンチが載置された治具と交換用のダイ またはパンチが載置された治具とを交換して搬送体により交換用のダイまたはパ ンチが載置された治具を再び上記圧造ステーションに移動させて、この状態で、 駆動手段により各係合部材を上記取り外し作業時とは逆の順序で作動させること により、新たなダイまたはパンチが機台もしくはラムの所定位置に自動的に取り 付けられることになる。このようにして、機台もしくはラム側に取り付けられて いるダイやパンチの任意のものを任意の個数だけ自動的に交換することが可能と なり、従って、摩耗や損傷等によって使用不能となった一部のダイまたはパンチ の交換も、形状の異なった製品を製造する場合における全てのダイまたはパンチ の交換も、搬送体およびこれに支持された治具を、上記圧造ステーションと工具 交換ステーションとの間で往復させるだけで極めて能率良く自動的に行うことが できる。
【0014】 また、上記治具を圧造ステーションにおける正規の搬送位置に位置決めする位 置決め手段を設けた場合には、上記治具と搬送体とを連結する第1係合手段の摩 耗等に起因する治具の正規の搬送位置に対する位置ずれが防止され、これにより 、常に圧造ステーションにおける正規の搬送位置に治具が位置決めされることに なって、該治具と機台もしくはラム側との間でダイまたはパンチを確実に受け渡 しすることができる。
【0015】 更に、機台もしくはラム側におけるダイまたはパンチあるいはそれらの構成部 材の残留を検出する残留検出センサを設けた場合には、ダイまたはパンチあるい はそれらの構成部材の残留が確実に検出され、残留検出時には、搬送体による治 具の移動を停止することにより、残留状態で搬送体により治具が搬送されること に起因して発生するダイまたはパンチおよび治具等の損傷を未然に防止すること ができる。
【0016】 更にまた、機台もしくはラム側におけるダイまたはパンチの取付け部を洗浄す る洗浄装置を設けた場合には、ダイまたはパンチの取り外し後における機台もし くはラム側の取付け部が洗浄され、該取付け部に付着した塵埃やスラグ等が確実 に除去されることになって、新たなダイまたはパンチの機台もしくはラム側への 取付け時に、該ダイまたはパンチおよびこれらの取付け部に擦り傷等を発生させ ることなく良好に且つ精度良く取り付けることが可能となる。
【0017】 また、工具交換ステーションを素材移送装置が搬送される第1工具交換ステー ションと、治具および線材切断機構が搬送される第2工具交換ステーションとか ら構成した場合には、構成部品ならびに保守点検内容が異なるそれぞれについて の一連の保守点検作業を能率良く行うことができると共に、第1工具交換ステー ションに、素材移送装置が載置されるターンテーブルおよび該テーブル上に載置 された素材移送装置の一側を上方に回動させる回動手段を設けた場合には、該素 材移送装置に対する部品交換や保守点検作業等の一連の作業をより一層能率良く 行うことができる。
【0018】
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。
【0019】 図1ないし図3は本考案に係る工具自動交換システムおよび該システムを備え た多段式圧造成形機の全体構成を示すもので、この多段式圧造成形機1は、機台 2の所定位置にダイブロック3を介して一定の間隔で並設された複数のダイ4… 4(図例では5個、図1参照)と、これらの各ダイ4に向かって進退動するラム 5の前面に、パンチホルダー6を介して各ダイ4と対向するように取り付けられ た複数のパンチ7…7とを有し、これらの相対向するダイ4とパンチ7とにより 複数段の圧造ステーションA(図2参照)が構成されている。また、上記機台2 の一側部後方より供給される線材8が、図示しない所定の線材送り装置により上 記圧造ステーションA側に向けて間欠的に送り出されるようになっており、該圧 造ステーションA側に送り出された線材8が、後に詳述する線材切断機構9(図 5,6参照)により所定寸法に切断され、且つこの切断された素材が上記ダイブ ロック3の上方に配設された素材移送装置20により上記圧造ステーションAを 構成する各ダイ4の軸心前面位置に順次移送されると共に、各ダイ4とそれぞれ 対向するパンチ7との間で粗から精に順次段階的に圧造加工されて所定形状の圧 造成形品が連続的に成形されるようになている。
【0020】 ここで、上記線材切断機構9および素材移送装置20について更に詳しく説明 すると、線材切断機構9は、図5,6に示すように、上記ダイブロック3の一側 部にダイ4に隣接させて設けられたクイルケース10と、該クイルケース10に 嵌合されて機台2の一側後方より供給される線材8が挿通されるクイル11と、 支軸12を介して回動自在に支持されてクイル11より突出した線材8が挿通さ れるカッター13と、このカッター13を図6に実線で示す状態より鎖線で示す 状態に揺動させる駆動ロッド14と、このロッド14により鎖線の状態に揺動さ れたカッターを実線の状態に復帰させる付勢手段としてのコイルスプリング15 とを有し、上記カッター13が駆動ロッド14により揺動されて線材8が所定寸 法に切断され、且つこの切断された素材がクイル10に隣接して設けられたプッ シャーピン16により前方に押し出されるようになっている。そして、上記クイ ルケース10が機台2に対して着脱自在とされており、該クイルケース10の全 体を機台2に対してロックするためのロック機構17が設けられている。このロ ック機構17は、テーパ孔を有するロック部材18と、このロック部材18に係 合する楔体18aが先端部に固設されたシリンダ19とからなり、上記楔体18 aによりロック部材18を介してクイルケース10をロックすると共に、上記ピ ストンロッド19aを上方に突出させた場合に、ロック部材18が、図6に鎖線 で示すように移動されることになり、これにより、クイルケース10のロックが 解除されて該クイルケース10を機台2より取り外すことができるようになって いる。また、クイルケース10の上面には係合片10aが一体的に形成されてい る。
【0021】 また、上記素材移送装置20は、図4,5および図7に示すように、上記機台 2上に載置された支持フレーム21と、該支持フレーム21の両側部に一端が枢 着されて揺動自在とされた左右一対の揺動アーム22、22と、これら一対の揺 動アーム22、22の他端に両側部がそれぞれ回動自在に支持されて上記各圧造 ダイ4の並設方向に往復動可能とされた可動フレーム23と、該可動フレーム2 3と支持フレーム21との間において両側部が上記一対の揺動アーム22、22 にそれぞれ回動自在に支持された中間フレーム24と、上記可動フレーム23の 前面に上記各圧造ダイ4の並設間隔と同間隔に、且つ各圧造ダイ4と同数個とし て固設された素材移送用チャック25…25とを有し、上記支持フレーム21の 両側部には、後方に延びる一対のアーム部21a、21aがれぞれ固設されてい ると共に、これら各アーム部21a、21aの後端部が、機台2の後方に配設さ れた支軸26にシリンダ26a,26aにより固定されている。
【0022】 更に、上記支持フレーム21の後方における機台2上には、各素材移送用チャ ック25を開閉させるための各チャック25ごとの開閉用カム27…27がそれ ぞれ固設されたカム軸28が配設されており、これら各カム27により揺動され る複数のカムアーム29…29が上記支持フレーム21の上面に所定の間隔で支 持されていると共に、これら各カムアーム29の先端部が当接する複数のロッカ ーアーム30…30が上記中間フレーム24の上面に所定の間隔で揺動自在に支 持され、且つこれら各ロッカーアーム30の先端部に上記各素材移送用チャック 25の上端部より上方に突出した各ロッド部材31…31がそれぞれ係止されて いる。これにより、上記カム軸28の回転により各カム27が回転し、各カムア ーム29およびロッカーアーム30の揺動に伴って上記各ロッド部材31が上下 方向に駆動されることになって、各素材移送用チャック25が開閉されるように なっている。
【0023】 更に、上記支持フレーム21に一対の揺動アーム22、22を介して往復動可 能に支持された可動フレーム23が、上記ラム5の進退動作に同期して隣接する 圧造ダイ4間で往復駆動されるよになっており、該可動フレーム23とこれを往 復駆動される駆動ロッド32との連結部が、次のように構成されている。
【0024】 即ち、図4,5に示すように、上記ラム5の進退動作に同期した所定のタイミ ングで隣接するダイ4の軸心間に相当するストロークで往復駆動される駆動ロッ ド32に突設された係合ピン33が、上記可動フレーム23の一側部に形成され た係合孔33aに係合され、これにより、上記駆動ロッド32の往復動に伴って 可動フレーム23が往復駆動されるようになっている。
【0025】 また、上記可動フレーム23の一側部上面23aには、該可動フレーム23を 必要に応じて支持フレーム21に固定するためのロック機構34が設けられてお り、このロック機構34は、一端が上記固定フレーム21の一側部に固設された ベース部材35と、該ベース部材35の他端上部に固設されて上記可動フレーム 23の上面に位置するシリンダ36とを有し、上記シリンダ36のピストンロッ ド36aの下端部を上記可動フレーム23の一側部上面に係合させることにより 、該可動フレーム23と支持フレーム21とを一体的に固定するようになってい る。更に、上記一対のアーム部材21a,21aの上面には各一対の係合片21 b,21bがそれぞれ固設されている。
【0026】 そして、図1ないし図3に示すように、上記圧造ステーションAに隣接して上 記素材移送装置20が搬送される第1工具交換ステーションBと、上記ダイ4や パンチ7および線材切断機構9が搬送される第2工具交換ステーションCが設け られていると共に、上記圧造ステーションAと第1工具交換Bまたは第2工具交 換ステーションCとの間で移動する搬送装置40が設けられており、該搬送装置 40は、上記第2工具交換ステーションCおよび圧造成形機1の側部においてそ れぞれ立設された複数の支柱41…41に固定支持されて上記圧造ステーション Aの上方から第2工具交換ステーションCの上方にわたって架設された一対の平 行な搬送レール42,42と、これら搬送レール42,42間に支持されて図示 しない適宜の駆動手段により該搬送レール42,42に沿って矢印X方向(図1 ,2参照)に移動可能とされた第1移動体43と、該第1移動体43上を、図示 しない適宜の駆動手段により矢印Y方向(図2参照)に移動可能とされた第2移 動体44とを有し、該第2移動体44から下方に垂下されてシリンダ45により 上下動される一対のロッド46,46の下端に搬送体47が支持されている。
【0027】 上記搬送体47には、上記機台2にダイブロック3を介して固定された各ダイ 4…4もしくは上記ラム5の前面にパンチホルダー6を介して固定された各パン チ7…7を載置可能とされた治具48が着脱自在に取り付けられており、該搬送 体47と治具48との間には、これら搬送体47と治具48とを必要に応じて着 脱させるための第1係合手段49が設けられている。この係合手段49は、図8 ,9に拡大して示すように、上記搬送体47の両側壁部47a,47aにブラケ ット50,50を介して固設された各一対の固定用シリンダ51,51と、上記 治具48の両側壁部48a,48aの上面にそれぞれ固設されて上記各一対の固 定用シリンダ51のピストンロッド51aが係合される各一対の係合片52,5 2とから構成されており、上記各固定用シリンダ51を作動させてそのピストン ロッド51aを上記各一対の係合片52に係脱させることにより、上記搬送体4 7に対して治具48を着脱自在に連結し得るようになっている。また、上記各固 定用シリンダ51を作動させてそのピストンロッド51aを、素材移送装置にお けるアーム部材21a,21aの上面に固設された各一対の係合片21b,21 b(図4,5参照)に係合させることにより、上記搬送体47に対して素材移送 装置20を着脱自在に連結するようになっている。更に、図8,9に示すように 、上記搬送体47には、該搬送体47と上記線材切断機構9とを着脱自在に連結 する第2係合手段53が設けられており、この第2係合手段53は、上記搬送体 47にブラケット54を介して固設された一対の固定用シリンダ55,55を有 し、該固定用シリンダ55のピストンロッド55aを上記線材切断機構9におけ るクイルケース10の上面に一体的に形成された係合片10aに係脱させること により、上記搬送体47に対して線材切断機構9を着脱自在に連結し得るように なっている。
【0028】 次に、上記治具48について、更に詳しく説明すると、図8〜10に示すよう に、該治具48は、両側壁部48a,48aに連なる底面部48bが上記各ダイ 4もしくは各パンチ7の載置部とされ、この底面部48bには、形状、寸法の異 なる各ダイ4…4(図8参照)もしくは各パンチ7…7を確実に支持するためそ れぞれの形状、寸法に対応させて各ダイ4もしくは各パンチ7ごとに設けられた 各一対の支持部材56a,56aがそれぞれ固設されている。また、上記両側壁 部48a,48aの前面部には、ダイブロック3の両側部前面の所定位置に固設 された位置決めピン57,57(図5,9参照)に係合する係合片58,58が それぞれ固定されていると共に、上記両側壁部48a,48aの後部上面には、 機台2側に取付部材59,59を介して支持された係合突起60,60に係合さ れる係合片61,61が取付部材62,62(図9参照、一方のみ図示)を介し てそれぞれ固設されている。
【0029】 一方、上記搬送体47には、上記機台2にダイブロック3を介して取り付けら れた各ダイ4もしくはラム5の前面にパンチホルダー6を介して取り付けられた 各パンチ7を取り外し、あるいは上記治具48に予め載置された各ダイ4もしく は各パンチ7をダイブロック3もしくはパンチホルダー6に取り付けるための各 ダイ4および各パンチ7ごとの係合部材63…63が設けられている。これら各 係合部材63は、一側部に上記各ダイ4の外周部に形成された係合溝4a(図9 ,13参照)に係合する係合部63aを有すると共に、他側部には上記各パンチ 7の外周部に形成された係合溝7a(図13参照)に係合する係合部63bとを 有する形状とされている。そして、上記各係合部材63を所定方向に駆動する複 数の駆動用シリンダ64…64が、上記搬送体47の所定位置に固設されている と共に、これら各駆動用シリンダ64におけるピストンロッド64aの先端部に 固定された連結部材65を介して上記各係合部材63がそれぞれ支持されている 。従って、上記駆動用シリンダ64の作動に伴って係合部材63が、該駆動用シ リンダ64におけるピストンロッド64aの伸縮方向に所定のストロークで往復 駆動されるようになっている。
【0030】 また、上記搬送体47の前後面には、ダイ4やパンチ7の取り外し後にそれら の取付位置に移動することにより、機台2もしくはラム5側におけるダイ4やパ ンチ7あるいはそれらの軸心部に挿通されたノックアウトピン4a(図13参照 、ダイ4側についてのみ図示)等の残留を検出する残留検出センサとしての各シ リンダ66が各ブラケット67を介して取り付けられている。
【0031】 更に、図1〜3に示すように、上記第1工具交換ステーションBには、機台2 より取り外された素材移送装置20および交換用の素材移送装置20が載置され るターンテーブル68がそれぞれ設けられ、このテーブル68上に載置された素 材移送装置20の前面部を上方に向けて回動させる回動手段としてのシリンダ6 9が設けられていると共に、上記第2工具交換ステーションCには、線材切断機 構9を載置するための支持部9aと共に上記治具48を支持するための各一対と された支持部材70,70が配設されており、これらの各支持部材70,70上 に、ダイ4もしくはパンチ7が載置されていない治具48ならびに交換用のダイ 4もしくはパンチ7が予め載置された治具48がそれぞれ支持されている。
【0032】 また、図1,2に示すように、上記圧造ステーションA側部には搬送装置40 を構成する搬送レール42に沿って移動可能な洗浄装置71が配設されており、 この洗浄装置71は、搬送レール42に沿って移動可能とされた搬送体72と、 該搬送体72に固設されたシリンダ73のピストンロッド73aの下端に支持さ れた洗浄器本体74とからなり、該洗浄器本体74には、図11に示すように、 ダイブロック3における各ダイ4の取付孔3aおよびパンチホルダー6における 各パンチ7の取付孔6aに対向する開口部75a,75bが両端部に形成された 供給通路75と、該通路75に連通路76を介して接続されて圧縮空気等を供給 する接続パイプ77とを有する。また、上記開口部75a,75bの前面には、 上記各取付孔3a,6aを指向する複数の孔78a…78aおよび79a…79 aがそれぞれ形成された各蓋部材78,79が設けられている。一方、上記ダイ ブロック3およびパンチホルダー6には、各取付孔3a,6aに連通する排出口 3b,6bがそれぞれ形成されている。これにより、上記接続パイプ77を介し て供給通路75内に圧縮空気または高圧の洗浄油が供給された場合には、各孔7 8a,79aより指向性良く各取付孔3a,6aに向けて圧縮空気が噴射される ことになって、ダイ4やパンチ7が取り外されたのちの各取付孔3a,6a内の 埃や異物等が各排出口3b,6bより外部に排出されるようになっている。
【0033】 ここで、図12に示すように、上記各ダイ4とダイブロック3との間には各ダ イ4をそれぞれダイブロック3に対して固定するロック機構80が設けられてい る。このロック機構80は、ダイ取付孔3aの一側部に一部が突入するように上 下に貫挿されたロック軸81と、該ロック軸81をラック&ピニオン82を介し て回動させるシリンダ83で構成されていると共に、該ロック軸81における上 記ダイ取付孔3a内に突入する部分には該孔3aに対応する円弧状の切欠き部8 1aが設けられている。そして、図示のように、ロック軸81の切欠かかれてい ない部分をダイ取付孔3aの側部に一致させた状態では、該孔3aに対してダイ 4を出し入れすることができず、該ダイ4がダイブロック3に固定されると共に 、上記ロック軸81を回動させることにより、該軸81の切欠き部81aをダイ 取付孔3aの一側部に一致させたときには、該孔3aに対してダイ4を出し入れ することができるようになっている。なお、これらの構成はパンチホルダー6に おける各パンチ7…7の取付け部についても同様である。
【0034】 次に、本実施例の説明すると、上記機台2もしくはラム5側に取り付けられた ダイ4またはパンチ7を交換する場合には、図1に示す状態より、第1移動体4 3を搬送レール42,42に沿って矢印X方向に移動させて搬送体47を圧造ス テーションAの上方まで移動させると共に、この位置で第2移動体44から垂下 するロッド46,46をシリンダ45を介して下方に突出させることにより、そ の下端に取付けられている上記搬送体47および該搬送体47に第1係合手段4 9により一体的に支持された治具48を下降させ、図13に示すように、治具4 8をダイブロック3の前面とパンチホルダ6の前面との間に位置させる。このと き、上記治具48における両側壁部48a,48aの前面部に設けられた各係合 片58,58が、ダイブロック3の前面に固設された各係合ピン57、57にそ れぞれ係合し、且つ該両側壁部48a、48aの後部上面に設けられた各係合片 61,61が、機台2側に取付部材59,59を介して固設された係合突起60 ,60にそれぞれ係合することになって、上記治具48が、ダイブロック3とパ ンチホルダー6との間における所定位置に確実に固定されることになると共に、 上記各係合部材63の係合部63aが、各ダイ4の外周部に形成された係合溝4 aにそれぞれ係合されることになる。この状態で使用不能となったダイ4に対応 位置する係合部材63を駆動用シリンダ64を介して作動させることにより、該 駆動用シリンダ64のピストンロッド64aの伸張動作に伴って係合部材63が パンチ7側に向けて移動され、これにより、該係合部材63における係合部63 aに係合された状態で使用不能となったダイ4が、ダイブロック3より取り外さ れることになって、鎖線で示すように、治具48における底面部48b上に固設 された支持部材56a,56a上に確実に載置されることになる。
【0035】 そして、その後、ロッド46,46を上動させることにより搬送体47および 治具48の全体を所定位置まで上昇させ、しかる後、該搬送体47を第1移動体 43によりレール42,42に沿って第2工具交換ステーションCまで移送する と共に、第2移動体44により搬送体47および治具48を所定の支持部材70 ,70の上方へ移動させたのち、搬送体47および治具48を再び下降させ、且 つ第1係合手段49による搬送体47と治具48との係合を解除することにより 、上記ダイブロック3より取り外されたダイ4が載置された治具48が上記支持 部材70,70上に支持されることになる。次いで、上記第1移動体43ならび に第2移動体44を移動させ上記支持部材70,70上に載置されて予め交換用 のダイ4が搭載された治具48を搬送体47に第1係合手段49により係合支持 し、且つ上記ロッド46,46を上昇させると共に、上記第1,2移動体43, 44を圧造ステーションA側に向けて移動させ、搬送体47および治具48を降 下させて該治具48をダイブロック3の前面とパンチホルダー6の前面位置に位 置させる。そして、この状態で、上記駆動シリンダ64を上記とは反対に駆動さ せることにより、係合部材63に係合された交換用のダイ4をダイブロック3に 取り付けることができる。
【0036】 また、上記と同様にして所定の駆動シリンダ64ないし係合部材63を、図1 3に鎖線で示すように作動させれば、ラム5の前面にパンチホルダー6を介して 取り付けられているパンチ7についても交換することができるのであるが、上記 各係合部材63のうち任意のものを駆動用シリンダ64により作動させることに より、上記のように複数のダイ4…4もしくはパンチ7…7のうちの任意のもの を任意の個数だけ交換することができ、従って、使用不能となった1個もしくは 複数個のダイ4やパンチ7を交換することができると共に、異なった形状の製品 を成形する場合における段取り替えに際しては形状、寸法が同一または異なる全 てのダイ4…4もしくはパンチ7…7を交換することもでき、しかも、これらの 交換作業が搬送体47およびこれに第1係合手段49を介して支持された治具4 8を圧造ステーションAと第2工具交換ステーションCとの間で往復させるだけ で極めて能率良く行うことができる。
【0037】 また、素材移送装置20を交換する場合には、搬送体47を機台2における素 材移送装置20の配設位置に移動させると共に、第1係合手段49を構成する各 シリンダ51のピストンロッド51aを、上記素材移送装置20における各アー ム21aに取り付けられた各係合片21bに係合させ、この状態で、搬送体47 を第1工具交換ステーションBに移動させることにより素材移送装置20が機台 より取り外されて第1工具交換ステーションBに搬送されることになる。その後 、上記第1係合手段49により第1工具交換ステーションBに予め待機させた交 換用の素材移送装置20と搬送体47とを連結し、この状態で搬送体47により 素材移送装置20を機台の配設位置に搬送することにより、該素材移送装置20 が機台の所定位置に取り付けられることになる。
【0038】 一方、線材切断機構9を交換する場合には、上記と同様に搬送体47を機台に おける線材切断機構9の配設位置に移動させると共に、図9に示すように、第2 係合手段53を構成する各シリンダ55のピストンロッド55aを、上記線材切 断機構9におけるクイルケース10に取り付けられた係合片10aに係合させ、 この状態で、搬送体47を第2工具交換ステーションCに移動させることにより 線材切断機構9が機台2より取り外されて第2工具交換ステーションCの支持部 9aに搬送されることになる。その後、上記第2係合手段53により第2工具交 換ステーションCに予め待機させた交換用の線材切断機構9と搬送体47とを連 結し、この状態で搬送体47により線材切断機構9を機台の配設位置に搬送する ことにより、該線材切断機構9が機台2の所定位置に取り付けられることになる 。
【0039】 また、第1工具交換ステーションBに、素材移送装置20が載置されるターン テーブル68および該テーブル68上に載置された素材移送装置20の一側を上 方に回動させる回動手段としてのシリンダ69、69が設けられているので、該 素材移送装置20に対する一連の部品交換や保守点検作業をより一層能率良く作 業を行うことができる。
【0040】 また、本実施例においては、上記治具48が、第1係合手段49を介して搬送 体47に着脱自在に支持されるようになっているので、図8に示すように、形状 、寸法の異なる各ダイ4…4もしくは各パンチ7…7、およびそれらの個数の変 化に対応させた所定の治具48を適宜選択使用することにより、形状、寸法が同 一もしくは異なるダイ4やパンチ7の一部またはその全部を交換することができ る。
【0041】 なお、図9に示すように、上記係合突起60に貫通孔60aを形成し、該貫通 孔60aと圧縮空気源(図示せず)とを接続パイプ等を介して接続することによ り、上治具48側に固設された係合片61との係合時に、該係合片61内の埃や 異物等が良好に取り除かれて確実且つ正確に位置決めすることが可能となる。ま た、上記貫通孔60aと圧縮空気源とを接続する接続パイプの途中に圧力センサ を設けることにより、上記係合突起60と係合片61とが確実に係合された場合 の圧力上昇に基づいて位置決めが完了したか否かを判定することも可能である。 なお、ダイブロック3の前面に固設された係合ピン57,57とこれに係合する 係合片58,58側についても同様の構成とすることができる。
【0042】 更に、機台2もしくはラム5側におけるダイ4またはパンチ7内に挿通された ノックアウトピン4a等の残留を検出する残留検出センサ66が設けられている ので、ダイ4またはパンチ4およびこれらの構成部材の残留が確実に検出され、 これらの残留が検出された場合には、上記搬送体47の移動を停止することによ り、ダイ4またはパンチ7および治具48等の損傷を未然に防止することができ る。
【0043】 更にまた、機台2もしくはラム5側におけるダイ4またはパンチ7の取付け部 を洗浄する洗浄装置71が設けられているので、取り外し後における機台2もし くはラム5側の取付け部が洗浄され、該取付け部に付着した塵埃やスラグ等が確 実に除去されることになって、新たなダイ4またはパンチ7の機台2もしくはラ ム5側への取付け時に、該ダイ4またはパンチ7およびこれらの取付け部に擦り 傷等を発生させることなく良好に且つ精度良く取り付けることが可能となる。
【0044】
以上のように、本考案によれば、ダイまたはパンチの一部あるいは全部の交換 に加えて、線材切断機構および素材移送装置についても搬送体およびこれに係合 手段を介して支持された治具を、圧造ステーションとその近傍に設けられた工具 交換ステーションとの間で往復させるだけで極めて能率良く行うことが可能とな り、これにより、交換作業時間が大幅に短縮されて当該圧造成形機の稼働効率を 向上させることができる。
【0045】 また、上記治具を圧造ステーションにおける正規の搬送位置に位置決めする位 置決め手段が設けられているので、上記治具と搬送体とを連結する第1係合手段 の摩耗等に起因する治具の正規の搬送位置に対する位置ずれが防止され、これに より、常に圧造ステーションにおける正規の搬送位置に治具が位置決めされるこ とになって、該治具と機台もしくはラム側との間でダイまたはパンチを確実に受 け渡しすることができる。
【0046】 更に、機台もしくはラム側におけるダイまたはパンチ内に挿通されたノックア ウトピンの残留を検出する残留検出センサが設けられているので、ダイまたはパ ンチの構成部材の残留が確実に検出され、残留検出時には、搬送体による移動を 停止することにより、残留状態で搬送体により治具が搬送されることに起因して 発生するダイまたはパンチおよび治具等の損傷を未然に防止することができる。
【0047】 更にまた、機台もしくはラム側におけるダイまたはパンチの取付け部を洗浄す る洗浄装置が設けられているので、ダイまたはパンチの取り外し後における機台 もしくはラム側の取付け部が洗浄され、該取付け部に付着した塵埃やスラグ等が 確実に除去されることになって、新たなダイまたはパンチの機台もしくはラム側 への取付け時に、該ダイまたはパンチおよびこれらの取付け部に擦り傷等を発生 させることなく良好に且つ精度良く取り付けることが可能となる。
【0048】 また、工具交換ステーションが素材移送装置が搬送される第1工具交換ステー ションと、治具および線材切断機構が搬送される第2工具交換ステーションとか ら構成され、上記第1工具交換ステーションに、素材移送装置が載置されるター ンテーブルおよび該テーブル上に載置された素材移送装置の一側を上方に回動さ せる回動手段が設けられているので、構成部品ならびに保守点検内容が異なるそ れぞれについての一連の部品交換や保守点検作業を能率良く行うことができる。
【図1】 工具自動交換システムならびに多段式圧造
成形機の概略構成を示す全体正面図。
成形機の概略構成を示す全体正面図。
【図2】 工具自動交換システムならびに多段式圧造
成形機の概略構成を示す全体平面図。
成形機の概略構成を示す全体平面図。
【図3】 工具自動交換システムならびに多段式圧造
成形機の概略構成を示す全体側面図。
成形機の概略構成を示す全体側面図。
【図4】 素材移送装置の拡大平面図。
【図5】 線材切断機構および素材移送装置の構成を
示す要部拡大断面図。
示す要部拡大断面図。
【図6】 線材切断機構の構成を示す要部拡大断面
図。
図。
【図7】 素材移送装置の構成を示す要部拡大断面
図。
図。
【図8】 工具自動交換システムを構成する搬送体お
よび治具を一部を断面にして示す拡大正面図。
よび治具を一部を断面にして示す拡大正面図。
【図9】 搬送体および治具を一部を断面にして示す
右側面図。
右側面図。
【図10】 図8におけるイ−イ切断線線に沿ってみた
搬送体および治具の要部断面図。
搬送体および治具の要部断面図。
【図11】 洗浄装置の構成を示す要部拡大断面図。
【図12】 ダイブロックにダイを固定するためのロッ
ク機構の一例を示す要部拡大断面図。
ク機構の一例を示す要部拡大断面図。
【図13】 工具交換作業の一例としてのダイの取り外
し動作を示す要部拡大断面図である。
し動作を示す要部拡大断面図である。
1 多段式圧造成形機 2 機台 4 ダイ 5 ラム 7 パンチ 8 線材 9 線材切断機構 20 素材移送装置 47 搬送体 48 治具 49 第1係合手段 53 第2係合手段 57 位置決めピン 58 係合片 60 係合突起 61 係合片 63 係合部材 64 駆動シリンダ 66 残留検出センサ 68 ターンテーブル 69 シリンダ 71 洗浄装置 A 圧造ステーション B 第1工具交換ステーション C 第2工具交換ステーション
Claims (6)
- 【請求項1】 機台に並設された複数のダイと、これら
のダイに向かって進退動するラムの前面に各ダイと対向
するように取り付けられた複数のパンチと、上記機台に
着脱自在に設けられて該機台の一側後方より供給される
線材を所定寸法に切断する線材切断機構と、上記各ダイ
の上方に配設されて上記線材切断機構により所定寸法に
切断された素材を各ダイとパンチとにより構成される複
数段の圧造ステーションに順次移送する素材移送装置と
を有し、上記素材を各圧造ステーションで粗から精に順
次段階的に圧造することにより所定形状の製品を成形す
る多段式圧造成形機における工具自動交換システムであ
って、上記圧造ステーションとその近傍に設けられた工
具交換ステーションとの間で被交換工具を搬送する搬送
体と、上記機台もしくはラムにおける複数のダイまたは
パンチの配設位置に対応する位置関係で当該複数のダイ
またはパンチを載置可能な治具と、上記搬送体に設けら
れてダイおよびパンチに係合する各ダイおよびパンチご
との複数の係合部材と、上記搬送体に設けられて機台も
しくはラム側と上記治具との間でダイまたはパンチを受
け渡しするように上記各係合部材を駆動する各係合部材
ごとの駆動手段とが設けられていると共に、上記搬送体
と治具または素材移送装置を着脱自在に連結する第1係
合手段と、上記搬送体と線材切断機構とを着脱自在に連
結する第2係合手段とが備えられていることを特徴とす
る多段式圧造成形機における工具自動交換システム。 - 【請求項2】 機台の所定位置に固定された位置決め部
材と、治具の所定位置に固定されて該治具の圧造ステー
ションへの搬送時に上記位置決め部材に係合して該治具
を圧造ステーションにおける正規の搬送位置に位置決め
する係合部材とからなる位置決め手段が設けられている
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
多段式圧造成形機における工具自動交換システム。 - 【請求項3】 搬送体もしくは治具に設けられてダイま
たはパンチの取り外し後に、機台もしくはラム側の取付
け位置におけるダイまたはパンチあるいはそれらの構成
部材の有無を検出することによりこれらの各部材の残留
を検出する残留検出センサが設けられていることを特徴
とする実用新案登録請求の範囲第1項および第2項記載
の多段式圧造成形機における工具自動交換システム。 - 【請求項4】 圧造ステーションと該ステーション近傍
の退避位置との間で移動可能とされ、ダイおよびパンチ
の取り外し後に圧造ステーションに移送されて機台もし
くはラム側におけるダイおよびパンチの取付け部に向け
て圧縮エアまたは高圧の洗浄油を噴射することにより該
取付け部を洗浄する洗浄装置が設けられていることを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第1項から第3項記載
の多段式圧造成形機における工具自動交換システム。 - 【請求項5】 工具交換ステーションが、素材移送装置
が搬送される第1工具交換ステーションと、治具および
線材切断機構が搬送される第2工具交換ステーションと
から構成されていることを特徴とする実用新案登録請求
の範囲第1項記載の多段式圧造成形機における工具自動
交換システム。 - 【請求項6】 第1工具交換ステーションに、素材移送
装置が載置されるターンテーブルと、該ターンテーブル
上に載置された素材移送装置の一側部を上方に回動させ
る回動手段とが設けられていることを特徴とする実用新
案登録請求の範囲第5項記載の多段式圧造成形機におけ
る工具自動交換システム。
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ITTO910819A1 (it) | 1992-09-30 |
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