JPH05283237A - ノイズ対策用部品 - Google Patents

ノイズ対策用部品

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Publication number
JPH05283237A
JPH05283237A JP10554392A JP10554392A JPH05283237A JP H05283237 A JPH05283237 A JP H05283237A JP 10554392 A JP10554392 A JP 10554392A JP 10554392 A JP10554392 A JP 10554392A JP H05283237 A JPH05283237 A JP H05283237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
ferrite
case
cores
signal line
Prior art date
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Pending
Application number
JP10554392A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Mihara
原 秀 幸 三
Satoshi Murata
田 諭 村
Hidekazu Maeda
田 英 一 前
Toru Emori
守 徹 江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP10554392A priority Critical patent/JPH05283237A/ja
Publication of JPH05283237A publication Critical patent/JPH05283237A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号線への取り付けや取り外しを容易に行う
ことができ、特性を安定化でき、フェライトコアの欠け
や割れなどが発生しにくいノイズ対策用部品を提供す
る。 【構成】 ノイズ対策用部品10は、ケース12および
2つのフェライトコア30a,30bを含み、ケース1
2および2つのフェライトコア30a,30bには、信
号線を挿通するための貫通孔が形成される。ケース12
は、2つのフェライトコア30a,30bを収納するた
めの箱型の2つのコア収納部14a,14bを含む。2
つのコア収納部14a,14bの開口部の一端は、薄膜
部16で連結される。さらに、2つのコア収納部14
a,14bの開口部の他端には、係止部20および係合
部24が形成される。これら係止部20および係合部2
4は、2つのコア収納部14a,14bを突き合わせた
状態で嵌合される。また、コア収納部14a,14bと
フェライトコア30a,30bとの間には、弾性部材2
6がそれぞれ設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はノイズ対策用部品に関
し、特に、フェライトコアが用いられ、信号線のノイズ
対策を行う、ノイズ対策用部品に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のノイズ対策用部品の一例の
使用状態を示す斜視図である。このノイズ対策用部品1
は、図7に示すような2つのフェライトコア2a,2b
を含む。それぞれのフェライトコア2a,2bは、略直
方体の形状に形成され、それぞれの一方主面側において
幅方向の中央部にかつ長手方向の一端から他端にわたっ
て、半円柱形の凹部3a,3bが形成される。
【0003】そして、2つのフェライトコア2a,2b
の凹部3a,3bの間に、信号線4が挟まれる。この場
合、2つのフェライトコア2a,2bの一方主面側が突
き合わされる。さらに、フェライトコア2a,2bの外
周をたとえば絶縁テープやマジックテープ(商標)など
のテープ5で巻き付けて、フェライトコア2a,2bを
固定する。このようにして、ノイズ対策用部品1は、信
号線4に取り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すノイズ対策用部品1では、テープ5を巻き付けなけ
ればならないので、信号線4への取り付けにかなり時間
と手間とがかかっていた。また、ノイズ対策用部品1の
信号線4からの取り外しも面倒であった。さらに、フェ
ライトコア2aとフェライトコア2bとを一定に圧着さ
せるのが困難であるため、安定した特性を得るのが難し
かった。また、フェライトコア2a,2bの表面が露出
しているため、外部抗力によって、フェライトコア2
a,2bの欠けや割れなどが発生しやすかった。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、信
号線への取り付けや取り外しを容易に行うことができ、
特性を安定化でき、フェライトコアの欠けや割れなどが
発生しにくいノイズ対策用部品を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ケースと、
このケースに収納される2つのフェライトコアとを含
み、ケースおよび2つのフェライトコアに信号線を挿通
するための貫通孔が形成されたノイズ対策用部品であっ
て、ケースは、2つのフェライトコアのそれぞれを収納
するための2つのコア収納部と、2つのコア収納部の端
部に形成され、2つのコア収納部を突き合わせた状態で
止めるための嵌合部とを含み、コア収納部とフェライト
コアとの間に、弾力性を有する弾性部材を設けた、ノイ
ズ対策用部品である。
【0007】
【作用】ケースおよび2つのフェライトコアに形成され
た貫通孔に信号線が挿通されるように、2つのコア収納
部を突き合わせて、2つのコア収納部の端部に形成され
た嵌合部を嵌合させると、弾性部材の弾力性によって、
2つのフェライトコアが、信号線を挟むようにして、一
定の圧力で圧着される。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、2つのコア収納部を
突き合わせて、嵌合部を嵌合させるだけで、ノイズ対策
用部品を信号線に簡単に取り付けることができる。ま
た、弾性部材の弾力性によって、2つのフェライトコア
が一定の圧力で圧着されるので、ノイズ対策用部品の特
性が安定化する。さらに、フェライトコアがケースのコ
ア収納部の中に収納され、フェライトコアの表面が露出
しないので、外部抗力によって、欠けや割れなどが発生
しにくくなる。また、嵌合部を外すだけで、ノイズ対策
用部品を信号線から容易に取り外すことができる。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
る。このノイズ対策用部品10は、たとえば合成樹脂か
らなるケース12を含む。
【0011】ケース12は、たとえば箱型の2つのコア
収納部14aおよび14bを含む。第1のコア収納部1
4aおよび第2のコア収納部14bは、それらの開口部
の一端が薄膜部16で連結される。したがって、第1の
コア収納部14aおよび第2のコア収納部14bは、薄
膜部16を連結部として、それらの開口部を突き合わせ
ることができる。
【0012】第1のコア収納部14aには、その開口側
の幅方向における中央に、たとえば半円形の切欠部18
aが形成される。同様に、第2のコア収納部14bに
も、その開口側の幅方向における中央に、たとえば半円
形の切欠部18bが形成される。これらの切欠部18a
および18bは、そこに信号線を挿通させるためのもの
である。
【0013】さらに、第1のコア収納部14aの開口部
の他端には、その開口部から突き出るようにして、嵌合
部の一方を構成する係止部20が形成される。この係止
部20は、その先端が厚みの厚いたとえば断面略3角形
の引掛部22として形成され、他の部分がたとえば薄板
状に形成される。また、第2のコア収納部14bの開口
部の他端には、係止部20に対応して、嵌合部の他方を
構成する係合部24が形成される。この係合部24は、
そこに係止部20を挿通して係止部20の引掛部22を
引っ掛けるために、たとえばコ字状に形成され、係合部
24の孔24aは、係止部20において引掛部22以外
の部分の断面形状とほぼ同じ形状に形成される。
【0014】第1のコア収納部14aおよび第2のコア
収納部14bの底面には、それぞれ図2および図3に示
すように、弾性部材26が固定される。弾性部材26
は、特に図4に示すように、たとえばスポンジなどの弾
性体からなるシート28を含み、シート28の両主面に
は、それぞれ、たとえば両面接着テープや接着剤などに
よって粘着層29が形成される。したがって、第1のコ
ア収納部14aおよび第2のコア収納部14bの底面に
は、それぞれ、粘着層29によって、弾性部材26が接
着される。
【0015】さらに、ケース12の第1のコア収納部1
4aおよび第2のコア収納部14bには、たとえば略直
方体状の第1のフェライトコア30aおよび第2のフェ
ライトコア30bが、それぞれ収納される。したがっ
て、第1のフェライトコア30aおよび第2のフェライ
トコア30bは、弾性部材26の粘着層29によって、
第1のコア収納部14aおよび第2のコア収納部14b
に保持される。この場合、第1のフェライトコア30a
および第2のフェライトコア30bの一方主面側は、第
1のコア収納部14aおよび第2のコア収納部14から
少しだけ突き出ている。
【0016】第1のフェライトコア30aには、その一
方主面側において幅方向の中央部にかつ長手方向の一端
から他端にわたって、第1のコア収納部14aの切欠部
18aに対応するたとえば半円柱形の凹部32aが形成
される。同様に、第2のフェライトコア30bにも、そ
の一方主面側において幅方向の中央部にかつ長手方向の
一端から他端にわたって、第2のコア収納部14bの切
欠部18bに対応するたとえば半円柱形の凹部32bが
形成される。なお、第1のフェライトコア30aの凹部
32aの両側部分34a,34aは平坦に形成され、第
2のフェライトコア30bの凹部32bの両側部分34
b,34bも平坦に形成されている。
【0017】そして、図5に示すように、ケース12の
第1のコア収納部14aの開口部と第2のコア収納部1
4bの開口部とが突き合わされる。この場合、第1のフ
ェライトコア30aの凹部32aの両側部分34a,3
4aと第2のフェライトコア30bの凹部32bの両側
部分34b,34bとは、弾性部材26の弾性力に抗し
て、突き合わせられる。このとき、ケース12の第1お
よび第2のコア収納部14aおよび14bの切欠部18
aおよび18bと、第1および第2のフェライトコア3
0aおよび30bの凹部32aおよび32bとによっ
て、円柱状の貫通孔36が形成される。また、このと
き、貫通孔36には、信号線38が挿通されている。
【0018】また、第1のコア収納部14aと第2のコ
ア収納部14bとを突き合わせたとき、係止部20が係
合部24の孔24aに挿通され、係止部20の引掛部2
2が係合部24に引っ掛けられる。
【0019】このようにして、第1のフェライトコア3
0aおよび第2のフェライトコア30bが圧着固定され
る。この場合、第1および第2のコア収納部14aおよ
び14bの一端が薄膜部16で連結され、かつ、それら
の他端が係止部20および係合部24で止められるの
で、2つのフェライトコア30aおよび30bは、弾性
部材26の弾性力に抗して一定の圧力で圧着される。
【0020】このノイズ対策用部品10は、第1のコア
収納部14aと第2のコア収納部14bとを突き合わせ
て、係止部20および係合部24を嵌合するだけで、信
号線38に容易に取り付けることができる。逆に、係合
部24から係止部20を外すだけで、ノイズ対策用部品
10を信号線38から容易に外すことができる。また、
弾性部材26の弾力性によって、2つのフェライトコア
30aおよび30bが一定の圧力で圧着されるので、特
性が安定化できる。さらに、フェライトコア30aおよ
び30bがケース12の中に収納されるので、外部抗力
によって、フェライトコア30aおよび30bの欠けや
割れなどが発生しにくい。
【0021】上述の実施例では、第1および第2のコア
収納部14aおよび14bの開口部の一端が薄膜部16
で連結され、かつ、それらの他端が係止部20および係
合部24で止められるが、この発明では、第1および第
2のコア収納部14aおよび14bの開口部の両端を、
それぞれ、係止部20および係合部24で止めるように
してもよい。
【0022】また、第1および第2のコア収納部14a
および14bを突き合わした状態で止めるための嵌合部
としては、上述の実施例における特定形状の係止部20
および係合部24に限らず、他の形状の係止部および係
合部が用いられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の線II−IIにおける断面図である。
【図3】図1の線III−IIIにおける断面図であ
る。
【図4】図1に示す実施例に用いられる弾性部材を示す
斜視図である。
【図5】図1に示す実施例の使用状態を示す断面図であ
る。
【図6】従来のノイズ対策用部品の一例の使用状態を示
す斜視図である。
【図7】図6に示す従来例における2つのフェライトコ
アを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ノイズ対策用部品 12 ケース 14a,14b コア収納部 16 薄膜部 18a,18b 切欠部 20 係止部 22 引掛部 24 係合部 26 弾性部材 28 シート 29 粘着層 30a,30b フェライトコア 32a,32b 凹部 36 貫通孔 38 信号線
フロントページの続き (72)発明者 江 守 徹 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、前記ケースに収納される2つ
    のフェライトコアとを含み、前記ケースおよび前記2つ
    のフェライトコアに信号線を挿通するための貫通孔が形
    成されたノイズ対策用部品であって、 前記ケースは、 前記2つのフェライトコアのそれぞれを収納するための
    2つのコア収納部、および前記2つのコア収納部の端部
    に形成され、前記2つのコア収納部を突き合わせた状態
    で止めるための嵌合部を含み、 前記コア収納部と前記フェライトコアとの間に、弾力性
    を有する弾性部材を設けた、ノイズ対策用部品。
JP10554392A 1992-03-30 1992-03-30 ノイズ対策用部品 Pending JPH05283237A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10554392A JPH05283237A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 ノイズ対策用部品

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JP10554392A JPH05283237A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 ノイズ対策用部品

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JPH05283237A true JPH05283237A (ja) 1993-10-29

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ID=14410505

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JP10554392A Pending JPH05283237A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 ノイズ対策用部品

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JP (1) JPH05283237A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08167524A (ja) * 1994-12-14 1996-06-25 Kitagawa Ind Co Ltd 雑音吸収具
US6625872B1 (en) * 1999-01-06 2003-09-30 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method for sintering magnetic core

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08167524A (ja) * 1994-12-14 1996-06-25 Kitagawa Ind Co Ltd 雑音吸収具
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