JPH0811006Y2 - 超音波センサ - Google Patents

超音波センサ

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JPH0811006Y2
JPH0811006Y2 JP1988146147U JP14614788U JPH0811006Y2 JP H0811006 Y2 JPH0811006 Y2 JP H0811006Y2 JP 1988146147 U JP1988146147 U JP 1988146147U JP 14614788 U JP14614788 U JP 14614788U JP H0811006 Y2 JPH0811006 Y2 JP H0811006Y2
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JP
Japan
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matching layer
acoustic matching
casing
ultrasonic transducer
ultrasonic
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JP1988146147U
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JPH0266098U (ja
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幸雄 山口
正樹 勅使川原
文男 柴田
正純 上田
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Omron Corp
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Omron Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の分野) この考案は、超音波センサにおける内部構成部材の保
持構造に関する。
(従来技術とその問題点) 従来の超音波センサにおける超音波振動子等の保持構
造を、第4図の断面図を参照して説明する。
図において、符号1dは超音波センサであり、超音波セ
ンサ1dは、外装体としてのケーシング4dと、その内部に
互いが接着固定により一体とされて設けられる音響整合
層7d、超音波振動子5d、および緩衝部材6dと、固定部材
13dとから構成され、固定部材13dによる上記音響整合層
7d、超音波振動子5d、および緩衝部材6dの一体品の固定
は、ケーシング4dの係止孔12dに係止部14dを係止して取
り付ける固定部材13dの前面で、緩衝部材6dの後端部分
を押さえ込むようにして行っている。
しかしながら、このような固定構造では、緩衝部材6d
は、超音波振動子5dの背面にまわり込む超音波を吸収す
るために大きなゴム材で構成されているので、圧縮変形
率が大きく、従って超音波振動子5dの前面に一体に設け
られた音響整合層7dを受ける弾性シール材9dに十分な押
圧力が加わらず、シール性能が低下する問題点があっ
た。
食品工業等の生産ラインにおいて使用される超音波セ
ンサの場合、衛生管理上水洗いする場合が多いので、上
記のようにシール性の低いものは使用できなかった。
もちろん、設計上において確実にシール部材9dに十分
な押圧力が及ぶようにすることも可能であるが、そのよ
うにしてそこにかかる押圧力があまりに大きくなりすぎ
た場合には、ガラスバルーンがエポキシ接着剤で固めら
れて構成されてそれほど強度が大きくない音響整合層7d
に割れが生じてしまうという問題点があった。
さらに、上記のように緩衝部材6dを介して超音波振動
子5dを固定する場合、時として緩衝部材6dの変形により
超音波振動子5d、音響整合層7dに曲げモーメントが加わ
り、その結果、音響整合層7dが割れたり、音響整合層7d
と超音波振動子5dとの間及び超音波振動子5dと緩衝部材
6dとの間の接着固定が離脱するという問題点があった。
第5図は、上記の問題を解消するように緩衝部材を用
いることなく超音波振動子を固定する構成のものを示
す。
超音波センサ1は、筒状でその一端開口2に内向きフ
ランジ3を有するケーシング4と、超音波振動子5と、
柱状で超音波振動子5の背面から一体に後方へ延びる緩
衝部材6と、盤状で超音波振動子5の前面に一体に幅広
に形成され超音波振動子5と超音波伝媒質との間の音響
インピーダンスの整合をとる音響整合層7と、筒状で音
響整合層7をケーシング4の内向きフランジ3の背面に
押圧してケーシング4内に逆止係止された固定部材8と
から構成されている。
9,10は、音響整合層7とケーシング4の内向きフラン
ジ3との間、及び音響整合層7と固定部材8の先端開口
縁との間にそれぞれ介在されたゴムなどの弾性材からな
る第1と第2の弾性シール材である。
そして、音響整合層7は、寸法交差が最も大きい緩衝
部材6及び超音波振動子5を介さずに、第1弾性シール
材10のみを介して固定部材8により押圧されている。
11,12はケーシング4に形成された通孔で、固定部材
8の係止突起13,14を逆止係止させることができる。15,
16は超音波振動子5の電極線、17は緩衝部材6の後端面
と少しだけ間隔を有して突出する突起である。
このような構成により、まず、第1には第1弾性シー
ル材9にはもちろん、第2弾性シール材10にも固定部材
からの押圧力が十分にかかり、これにより、十分なシー
ル機能が果たされる。そして、第2には固定部材8によ
る押圧力は、音響整合層7にほとんど曲げモーメントを
加えないので音響整合層7の割れを防止できるととも
に、音響整合層7と超音波振動子5との間及び超音波振
動子5と緩衝部材6との間の接着部の離脱が防止できる
ようにしている。
しかしながら、この従来例の場合、緩衝部材6から超
音波振動子5に力が及ぶことがないように緩衝部材6の
後端側は自由端とする必要があり、したがって、緩衝部
材6が不安定となり、緩衝部材6の振動により超音波振
動子5や音響整合層7が損傷する問題が発生した。
(考案の目的) この考案は、上記の従来の問題点に着目してなされた
もので、シール性に優れるとともに、安定した構造の超
音波センサを提供することを目的とする。
(考案の構成と効果) この考案は上記の目的を達成するために、筒状で両端
が開口し、その一端開口に係合部を有するケーシング内
に、音響整合層がその前面周囲部を前記係合部の背側に
相対するように設けられ、前記音響整合層の背側に超音
波振動子が設けられ、さらに前記超音波振動子の背側に
緩衝部材が設けられるとともに、筒状の固定部材が前記
音響整合層を前記ケーシングとの間に挟持して固定する
ように設けられてなり、前記緩衝部材が外周面に、前記
固定部材の内周面に接して前記緩衝部材の位置決めをす
る位置決め用突起を備えてなる構成とした。
そして、この考案によれば、緩衝部材により超音波振
動子が固定されないことで、シール性に優れるととも
に、強固な構造備える超音波振動子において、さらに、
緩衝部材の外周面に固定部材の内周壁に圧接できる特定
の位置決め用突起が形成されたことで、その位置決め用
突起により緩衝部材が側方へ揺れることないように強固
に保持されるようになり、これにより、緩衝部材の振動
を原因とする各部の損傷が確実に防止される強固な構造
が得られるようになる。
(実施例の説明) 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。第1図は超音波センサの断面図である。
第1図において第5図に対応する部分には同一の番号
を付している。
緩衝部材6aの後部の外周面には断続的に位置決め用突
起19が設けられており、この位置決め用突起19は固定部
材8の内周面に圧接して緩衝部材6の位置決めをしてい
る。このように位置決め用突起19が設けられることによ
り、過大な振動や衝撃が緩衝部材6に加わっても、緩衝
部材6は揺れることが回避されて安定保持されているの
で、緩衝部材6と超音波振動子5との接着面、超音波振
動子5と音響整合層7との接着面の剥離が防止できる。
また、この実施例では、第2弾性シール材30として断
面がL字型のものを使用しており、この第2弾性シール
材30の周壁部30aが音響整合層7の周面とケーシング4
壁との間に入る構成とされていて、この第2弾性シール
材30の周壁部30aにより音響整合層7の位置決め保持が
なされるようになっている。
次に、第2図を参照して超音波振動子5の保持構造の
組み立て方法を簡単に説明する。まずケーシング4(第
2図では図示省略、以下同様)の内向きフランジ3裏面
の溝18に、第1弾性シール材9を、ケーシング4の他端
開口21を通してはめ込む。次に、予め一体に接着剤によ
り結合された超音波振動子5、音響整合層7及び緩衝部
材6を、同じくケーシング4の他端開口21を通じて挿入
し、続いて第2弾性シール材30を同様に挿入する。そし
て固定部材8をケーシング4と緩衝部材6との間に押圧
挿入し、ケーシング4の通孔11,12に固定部材8の係止
突起13,14を逆止係止させる。
なお、第2弾性シール材30は、予め音響整合層7に被
せられた状態で、ケーシング4内に挿入されてもよい。
以上の実施例とは異なり、緩衝部材は、第3図のごと
く、その位置決め用突条の断形状を、2等辺3角形状、
台形状、またはノコギリ歯状のごとく変えることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例に係り、第1図は
本考案の超音波センサの縦断面図、第2図は第1図に示
すものの組み立て方法を説明する斜視図、第3図(A)
(B)(C)は緩衝部材の変形例を示す断面図である。 第4図、第5図は従来例の超音波センサの縦断面図であ
る。 1……超音波センサ、2……一端開口、3……内向きフ
ランジ、4……ケーシング、5……超音波振動子、6…
…緩衝部材、7……音響整合層、8……固定部材、9…
…第1弾性シール材、10,30……第2弾性シール材、19
……位置決め用突起。
フロントページの続き (72)考案者 上田 正純 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 立 石電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−46140(JP,A) 実開 昭63−105860(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状で両端が開口し、その一端開口に係合
    部を有するケーシング内に、音響整合層がその前面周囲
    部を前記係合部の背側に相対するように設けられ、前記
    音響整合層の背側に超音波振動子が設けられ、さらに前
    記超音波振動子の背側に緩衝部材が設けられるととも
    に、筒状の固定部材が前記音響整合層を前記ケーシング
    との間に挟持して固定するように設けられてなり、 前記緩衝部材が外周面に、前記固定部材の内周面に接し
    て前記緩衝部材の位置決めをする位置決め用突起を備え
    てなる超音波センサ。
JP1988146147U 1988-11-09 1988-11-09 超音波センサ Expired - Lifetime JPH0811006Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988146147U JPH0811006Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 超音波センサ

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JPH0266098U JPH0266098U (ja) 1990-05-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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