JPH1174134A - 電磁機器 - Google Patents

電磁機器

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JPH1174134A
JPH1174134A JP9232484A JP23248497A JPH1174134A JP H1174134 A JPH1174134 A JP H1174134A JP 9232484 A JP9232484 A JP 9232484A JP 23248497 A JP23248497 A JP 23248497A JP H1174134 A JPH1174134 A JP H1174134A
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JP
Japan
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iron core
coil bobbin
adhesive
core
section
Prior art date
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Pending
Application number
JP9232484A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Sugiyama
正洋 杉山
Kazuyuki Yamamoto
一行 山本
Toshiyuki Hiraoka
敏行 平岡
Hiroshi Kubota
洋 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP9232484A priority Critical patent/JPH1174134A/ja
Publication of JPH1174134A publication Critical patent/JPH1174134A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルボビン13と鉄心14とを接着剤で固定す
る電磁機器において、接着剤の塗布を容易にし、コイル
ボビン13と鉄心14とを確実に接着固定する。 【解決手段】 コイルボビン13には、コイル12を巻回す
る巻回部22を形成するとともに、巻回部22の両端に鍔部
23,24を形成する。鍔部23には、鉄心14の端面に係合す
る係合部25を形成する。係合部25の一部に、鉄心14の端
面を露出させるとともに接着剤を塗布する接着用切欠部
26を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイル、コイルボ
ビンおよび鉄心を備え、コイルボビンと鉄心とが接着剤
で接着固定される電磁機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放電灯用安定器などの電磁機器で
は、図3に示すように、コイル1がコイルボビン2に巻
回され、このコイルボビン2が鉄心3に嵌挿されてい
る。
【0003】コイルボビン2には、コイル1が巻回され
る巻回部4が形成され、この巻回部4の両端に鍔部5,
6が形成されている。一方の鍔部5には、鉄心3の端面
から突出される位置に、鉄心3の端面に係合される係合
部7が形成されている。
【0004】そして、コイルボビン2と鉄心3との間に
おいて振動により騒音が発生するのを抑えるために、係
合部7の先端と鉄心3の端面との間に接着剤8が塗布さ
れ、コイルボビン2と鉄心3とが接着剤8で接着固定さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、放電灯
用安定器などの電磁機器では薄形化が図られ、コイルボ
ビン2と組み合わされる鉄心3によっては、係合部7の
先端と鉄心3の端面との間の接着剤8を塗布する部分が
狭いため、接着剤8の塗布を行ないにくく、接着剤8が
鉄心3の上面にはみ出しやすく、かつ、接着剤8が十分
に塗布できないとともに、鉄心3の端面に対する接着剤
8の接着面積が少なく、接着固定が確実でない問題があ
る。接着剤8が鉄心3の上面に塗布されれば、電磁機器
を収容するケース内に収まらない場合があるため、はみ
出した接着剤8を除去しなければならず、手間がかかる
問題がある。
【0006】また、係合部7の先端と鉄心3の端面との
間を広くするために、係合部7の鍔部5からの突出量を
少なくすると、係合部7と鉄心3の端面との係合量を十
分に確保できなくなる不都合がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、接着剤の塗布を容易にでき、コイルボビンと鉄心
とを確実に接着固定できる電磁機器を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電磁機器
は、コイルと、このコイルが巻回されるコイルボビン
と、このコイルボビンが嵌挿される鉄心とを備え、前記
コイルボビンと鉄心とが接着剤で固定される電磁機器に
おいて、前記コイルボビンは、前記コイルが巻回される
巻回部と、この巻回部の両端に形成され、一部が前記鉄
心の端面から突出される鍔部と、前記鉄心の端面から突
出する前記鍔部に形成され、前記鉄心の端面に係合され
る係合部と、この係合部の一部に切欠形成され、前記鉄
心の端面を露出させるとともに前記接着剤が塗布される
接着用切欠部とを具備しているものである。
【0009】コイルボビンの係合部の一部に鉄心の端面
を露出させて接着剤を塗布する接着用切欠部を切欠形成
したため、係合部と鉄心の端面との係合量を十分に確保
した上で、接着用切欠部から鉄心の端面にわたって接着
剤の塗布を容易に行なえるとともに、鉄心の端面に対す
る接着剤の接着面積が大きくなってコイルボビンと鉄心
との接着固定が確実になる。
【0010】請求項2記載の電磁機器は、請求項1記載
の電磁機器において、係合部は鉄心の両端面から突出す
る鍔部にそれぞれ形成され、接着用切欠部は各係合部に
形成されているものである。
【0011】鉄心の両端面に係合する係合部をそれぞれ
形成し、各係合部に接着用切欠部を形成したため、コイ
ルボビンと鉄心との接着固定がより確実になるととも
に、接着剤の塗布箇所が多くても容易に対応可能とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電磁機器の一実施
の形態を図1および図2を参照して説明する。
【0013】図1は電磁機器の分解状態の斜視図、図2
は電磁機器の正面図である。
【0014】図において、11は電磁機器本体で、この電
磁機器本体11は、コイル12、コイルボビン13、鉄心14を
備えている。
【0015】コイル12は、絶縁被覆された巻線がコイル
ボビン13に所定巻数巻回されて形成され、巻線の両端が
コイルボビン13の後述するピン34に接続されている。
【0016】また、コイルボビン13は、絶縁性を有する
合成樹脂製で一体形成されており、中心に鉄心挿通部21
が形成されるとともに周囲にコイル12が巻回される円筒
状の巻回部22を有し、この巻回部22の両端に環状の鍔部
23,24がそれぞれ形成されている。
【0017】一方の鍔部23の外面には、鉄心14の両端面
から突出する位置に対応して、その鉄心14の両端面に係
合される一対の係合部25が突出形成されている。各係合
部25の中央部分には、鉄心14の端面を露出させる一対の
接着用切欠部26がそれぞれ形成されているとともに、こ
れら一対の接着用切欠部26の間に区画凸部27が突出形成
されている。各接着用切欠部26の両側位置においてリブ
28が鍔部23と係合部25とにわたって形成され、これらリ
ブ28によって各接着用切欠部26に対応した接着剤受部29
の空間が区画形成されている。
【0018】他方の鍔部24には、鉄心14の両端面から突
出する位置に対応して、その鉄心14の両端面に係合され
る一対の係合部30が突出形成されているとともに、一対
の端子台部31が形成されている。各端子台部31には、複
数のスリット32によって複数の突部33が形成され、各突
部33の外面に導電性を有するピン34が突設されている。
【0019】そして、コイルボビン13に巻回されるコイ
ル12の巻線の両端部がスリット32を通じてピン34に絡げ
られるとともにはんだ付けなどによって接続されてい
る。
【0020】また、鉄心14は、一対のE形鉄心35を有
し、各E形鉄心35には、コイルボビン13の端面に係合さ
れる基部36が形成され、この基部36の中央からコイルボ
ビン13の鉄心挿通部21に係合される中央脚鉄心部37が突
出形成されているとともに、基部36の両側からコイルボ
ビン13の両側に係合される一対の側脚鉄心部38が突出形
成されている。
【0021】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0022】電磁機器本体11を組み立てるには、コイル
ボビン13にコイル12を巻回形成し、このコイルボビン13
の両端方向から鉄心14の一対のE形鉄心35を組み込む。
【0023】コイルボビン13に各E形鉄心35を組み込む
には、各E形鉄心35の中央脚鉄心部37をコイルボビン13
の鉄心挿通部21に挿入するとともに、一対の側脚鉄心部
38をコイルボビン13の両側に係合させる。各E形鉄心35
の側脚鉄心部38の先端同士を突き合わせ、その突き合わ
せ部分を必要に応じて溶接固定する。
【0024】各E形鉄心35の基部36は、コイルボビン13
の両端の各一対の係合部25,30間に係合されるととも
に、コイルボビン13の両端の鍔部23,24の外面に係合さ
れる。
【0025】そして、図2に示すように、コイルボビン
13の一対の係合部25の接着用切欠部26の部分を通じて、
コイルボビン13の一対の係合部25とE形鉄心35の両端面
との間に接着剤41を塗布し、コイルボビン13と鉄心14と
を接着固定する。
【0026】このとき、接着用切欠部26によって接着剤
41の塗布場所を容易に確認できるとともに、接着用切欠
部26によって係合部25とE形鉄心35の端面との間が広い
ため、接着剤41を容易に塗布でき、接着剤41がE形鉄心
35の上面にはみ出したりすることなく、接着剤41を十分
に塗布でき、E形鉄心35の端面に対する接着剤41の接着
面積が大きくなってコイルボビン13と鉄心14とを確実に
接着固定できる。さらに、各接着用切欠部26に対応して
複数のリブ28によって接着剤受部29が区画形成されてい
るため、各接着用切欠部26から外側に垂れる接着剤41を
接着剤受部29に受入収容し、外部に垂れるのを防止でき
る。
【0027】また、コイルボビン13の係合部25の一部に
のみ接着用切欠部26を切欠形成したため、鍔部23からの
係合部25全体の突出量を少なくする場合に比べて、係合
部25と鉄心14の端面との係合量を十分に確保でき、係合
強度の低下を防止できる。
【0028】しかも、鉄心14の両端面に係合する係合部
25をそれぞれ形成し、各係合部25に接着用切欠部26を形
成したため、コイルボビン13と鉄心14とをより確実に接
着固定できるとともに、接着剤41の塗布箇所が多くても
容易に対応できる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の電磁機器によれば、コイ
ルボビンの係合部の一部に鉄心の端面を露出させて接着
剤を塗布する接着用切欠部を切欠形成したため、係合部
と鉄心の端面との係合量を十分に確保した上で、接着用
切欠部から鉄心の端面に接着剤を容易に塗布できるとと
もに、鉄心の端面に対する接着剤の接着面積が大きくな
ってコイルボビンと鉄心とを確実に接着固定できる。
【0030】請求項2記載の電磁機器によれば、請求項
1記載の電磁機器の効果に加えて、鉄心の両端面に係合
する係合部をそれぞれ形成し、各係合部に接着用切欠部
を形成したため、コイルボビンと鉄心とをより確実に接
着固定できるとともに、接着剤の塗布箇所が多くても容
易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す電磁機器の分解状
態の斜視図である。
【図2】同上電磁機器の正面図である。
【図3】従来の電磁機器の正面図である。
【符号の説明】
12 コイル 13 コイルボビン 14 鉄心 22 巻回部 23,24 鍔部 25 係合部 26 接着用切欠部 41 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 洋 静岡県三島市南町6番78号 株式会社テッ ク三島事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルと、このコイルが巻回されるコイ
    ルボビンと、このコイルボビンが嵌挿される鉄心とを備
    え、前記コイルボビンと鉄心とが接着剤で固定される電
    磁機器において、 前記コイルボビンは、 前記コイルが巻回される巻回部と、 この巻回部の両端に形成され、一部が前記鉄心の端面か
    ら突出される鍔部と、 前記鉄心の端面から突出する前記鍔部に形成され、前記
    鉄心の端面に係合される係合部と、 この係合部の一部に切欠形成され、前記鉄心の端面を露
    出させるとともに前記接着剤が塗布される接着用切欠部
    とを具備していることを特徴とする電磁機器。
  2. 【請求項2】 係合部は鉄心の両端面から突出する鍔部
    にそれぞれ形成され、接着用切欠部は各係合部に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の電磁機器。
JP9232484A 1997-08-28 1997-08-28 電磁機器 Pending JPH1174134A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010231096A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2013115379A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Tdk Corp 縦型トランス
JP2014183081A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Fdk Corp 巻線部品
CN112185669A (zh) * 2019-07-05 2021-01-05 胜美达集团株式会社 电抗器用骨架、电抗器以及电抗器的制造方法

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