JPH0528282Y2 - - Google Patents

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JPH0528282Y2
JPH0528282Y2 JP1986122357U JP12235786U JPH0528282Y2 JP H0528282 Y2 JPH0528282 Y2 JP H0528282Y2 JP 1986122357 U JP1986122357 U JP 1986122357U JP 12235786 U JP12235786 U JP 12235786U JP H0528282 Y2 JPH0528282 Y2 JP H0528282Y2
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JP
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pipe
scaffolding
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recess
hook
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JP1986122357U
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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、足場板に関し、特に、パイプを利用
した組足場たる仮設足場への配設に最適な足場板
の改良に関する。
<従来の技術> パイプ利用の組足場たる仮設足場には、作業者
の立ち入り及びその通行を可とする所謂足場が形
成される。そして、当該足場の形成には足場板が
利用されるが、旧来の木材からなる長尺の足場板
(巾約30cm、長さ約360cm、厚さ約3cm)を利用す
る時には、その設置作業に鉄線利用の締結作業を
要したり、あるいは、寸法合せのための切断作業
を要したりする不都合があるので、近年では、予
め定尺に形成されていて、仮設足場を構成するパ
イプに架設させるのみで、上記した所謂足場を簡
単に形成することができる足場板が提案されてい
る。
即ち、第3図に示すように、近年提案されてい
る足場板1は、定尺に形成された本体1aの両端
部に溶接等によつて固着された係止部1bを有し
てなり、上記本体1aは適宜に補強材を有した折
板構造で持ち運びや着脱の作業が容易なように軽
量に形成されているとすると共に、上記係止部1
bは比較的厚地の鉄板等で形成されて組足場用と
して汎用されるパイプの外周に一致する半円形の
凹部を有するフツクとされるとしている。そし
て、上記フツク間の距離、即ち、足場板1の全体
的な長さを一定の寸法(例えば、約180cm)に設
定してその利用に供するとしている。
従つて、上記した従来提案に係る足場板1によ
れば、例えば第4図に示すように、組足場2を構
成する横方向材としての短手方向のパイプ2aに
係止部1bのフツクを係止させるようにするのみ
で、上記組足場2中に所望の所謂足場を容易に形
成し得ることとなる。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、上記した従来提案の足場板1に
よるときは、その利用が却つて不便となる不都合
がある。
即ち、パイプ利用の組足場2を組上げる場合に
は、第4図に示すように、一定間隔(長手方向に
約180cm、短手方向に約90cm)で縦方向材として
のパイプ2b及び2cを前側及び後側に立設する
と共に、上記縦方向材に横方向材としてのパイプ
2a及び2dをクランプ2e利用で長手方向及び
短手方向にそれぞれ連結するようにするが、上記
横方向材たる短手方向のパイプ2a間の距離が前
記足場板1の全体的な長さ、即ち、前記フツク間
の距離と一致しない時には、上記足場板1の架設
が事実上不可能となる。
そのため、上記のパイプ利用の組足場2を組上
げる際の横方向材たる短手方向のパイプ2aの配
設にあつては、当該パイプ2a間の距離が上記フ
ツク間の距離と同一寸法となるように、厳密な採
寸とその定着が必要となり、上記組足場2の組上
げ作業が迅速に行えなくなり、却つて、上記足場
板1の利用が不便となる不都合がある。
そこで本考案は、前記した事情に鑑みて、パイ
プを利用した組足場たる仮設足場に所謂足場を形
成するに際して、足場板の架設を可とする短手方
向の横方向材たるパイプ間の距離を所定の間隔に
厳密に調整することができなくても、所望の通り
にその架設が可とされるようにした足場板を新た
に提供することを目的とする。
さらに本考案は、近年において所謂パイプ利用
の組足場がその形態において多様化されパイプ自
体の径も多様化されてきていることに鑑み、これ
等径が多様化されたパイプを利用して形成された
特殊態様の組足場にも併せて利用できるようにし
た足場板を提供することをも目的とするものであ
る。
<問題点を解決するための手段> 上記の目的を達成するため、本考案の構成は定
尺に形成された本体と、本体の両端部に左右一対
配設された係止部とからなり、前記係止部は基端
側の基部と、当該基部に一体に結合された先端側
のフツクとからなり、このフツクにはパイプを挿
通する凹部が設けられている足場板において、 前記凹部の形状を本体の軸線方向に長寸法とな
る半長円形に形成して前記凹部内にパイプを挿入
したときでも本体を若干軸方向に移動できるよう
にし、 更に係止部には前記凹部内に挿通されたパイプ
の抜け出しを防止する抜け止め部材が附設されて
いることを特徴とするものである。
<作用> 本体両端部に連設された係止部の先端側のフツ
クを構成する凹部が本体の軸線方向に長寸法とな
る半長円形とされるので、上記フツクを係止させ
るパイプ間の距離が所定寸法に厳密に調整されて
いなくても、足場板の架設を容易に可とし得るこ
ととなる。
また、組足場の態様が特殊なものとされて、そ
の組足場を形成するパイプ自体の径が、特に大な
るように変化されていても、フツクの係止を可と
し得ることとなり、足場板の架設が可とされて、
その併用が可能となる。
さらに、係止部には抜け止め部材が附設されて
いるので、フツク内にパイプを挿通させた場合に
も当該パイプがその径の大小の如何に拘らず上記
フツク内から抜け出すことがない。
<実施例> 以下、図示した実施例に基いて、本考案を説明
する。
第1図に示すように、本案に係る足場板1は、
本体10の両端部に左右一対の係止部20を有し
てなり、さらには、当該係止部20には抜け止め
部材30を附設してなる。
即ち、本体10は、適宜の肉厚の鉄板を折り曲
げ成形した折板構造でその両端部及び両側には適
宜に補強材11及び12を有した構造とされてお
り、その運搬や設置の作業が容易となるように軽
量に形成されている。そして、上記本体10の両
端部を構成する上記補強材11には、当該本体1
0の軸線方向に延在された係止部20が溶接によ
つて固着されている。
なお、上記補強材11の上端縁は、所謂鍔状に
突出形成されており、その下端面に上記係止部2
0の上端の当接を可として、当該係止部20の固
着の際の溶接面の確保を図り得るようにしてい
る。
また、係止部20は、比較的厚地の鉄板で形成
されており、第2図にも示すように、その基端側
が基部21とされていて、当該基部21を前記補
強部材11に溶着することによつて、前記本体1
0に固着されている。そして、上記係止部20
は、その先端側がフツク22とされていて、当該
フツク22にはパイプ2aの挿通を可とする凹部
23を有している。
上記凹部23は、本考案にあつては、前記本体
10の軸線方向に長寸法となる半長円形の形状を
呈するように形成されているもので、当該半長円
形の凹部23内に挿通されるパイプ2a(汎用タ
イプにあつては直径約4.9cm、小径タイプにあつ
ては直径約4.3cm)が、第2図中に想像線図で示
すように、左右方向いずれに移動された位置であ
つても挿通されることとなるように形成されてい
る。そして、上記凹部23の長手方向長さは本来
的には任意であるが、本実施例にあつては、約6
cmとされていて、当該凹部23内に挿通されたパ
イプ2aが当該凹部23内で約1cm乃至2cmの範
囲で移動し得るように形成されているとする。
さらに、抜け止め部材30は、前記フツク22
の凹部23内に挿通されたパイプ2aが当該凹部
23内から抜け出ることがないように配設されて
いるものであつて、第2図にも示すように、略半
円弧状に形成されていて、上記凹部23内へのパ
イプ2aの挿通時に上昇されると共に、パイプ2
aの挿入後に下降されるように形成されている。
即ち、上記抜け止め部材30は、比較的厚地の
鉄板で形成されており、その肉厚部にはその軸線
方向に直列に穿設された二つガイド孔31及び3
2を有していると共に、当該各ガイド孔31及び
32内には上記係止部20の側面に植設されて水
平方向に突出するピン33及び34がそれぞれ挿
通されるように形成されている。そして、上記抜
け止め部材30は、上記ピン33及び34に案内
されて、上記係止部20の側面で旋回状態で摺動
することとなるように形成されているものであ
る。
また、上記抜け止め部材30において、その一
方のガイド孔31の下端側には屈曲部31aが形
成されていて、当該屈曲部31a内に上記ピン3
3が嵌入されることとなると、当該抜け止め部材
30が最上昇した旋回状態で停止することとなる
ように形成されている。
従つて、第2図中矢印aで示すように、抜け止
め部材30を強制的に旋回させて上昇させるよう
にすれば、当該抜け止め部材30は停止状態とな
り、凹部23は全面的に開放された状態となつて
パイプ2aの当該凹部23内への挿通を可とする
と共に、当該凹部23内に上記パイプ2aを挿通
すると、当該パイプ2aの挿通によつて、上記抜
け止め部材30の停止状態が解除されることとな
り、上記抜け止め部材30が旋回下降して上記パ
イプ2aの上記凹部23内からの抜け出しを防止
することとなる。
上記のように形成された本考案に係る足場板1
の寸法、特に、長手方向の寸法に関しては、本来
的には任意であるが、本実施例にあつては、本体
10の両端部に配設されている係止部20間の距
離、即ち、第1図中左右のフツク22間の距離
が、従来よりこの種の距離として一般的とされて
いる、例えば、約180cmあるいは約360cmとなるよ
うに設定されている。そしてさらに詳しくは、上
記フツク22間の距離は、当該フツク22を構成
する凹部23の中心間距離とされているものであ
る。
従つて、上記した実施例にあつては、本体10
の一端側で約1cm乃至2cmの距離でパイプ2aの
所謂ズレを許容することになるので、全体とし
て、上記の倍の約2cm乃至4cmの範囲で上記パイ
プ2aの所謂ズレを許容し得ることとなり、組足
場の形成の際に一般的に生じる誤差としての上記
所謂ズレには充分に応じることが可能となる。
なお、上記係止部20が上記本体10に対して
当該係止部20の延在方向に移動自在なように配
設されているとするときには、上記した距離より
一層大きいズレであつても当該大きいズレを許容
し得ることとなる。
以上のように形成された本考案に係る足場板1
は、パイプ利用の組足場2(第4図参照)におけ
る横方向材としての短手方向のパイプ2a間に架
設されるものであるが、当該架設に際して、上記
パイプ2a間の水平方向距離が予め設定された一
定の距離に厳密に維持されていなくても、また、
パイプ2aの径が大小変化されていても、フツク
22を構成する凹部が半長円形に形成されている
ので、自在に上記パイプ2aのフツク22内への
挿通を可とし得ることとなる。
また、その架設に際しては、抜け止め部材30
を一旦、旋回上昇させるようにしてフツク22の
凹部23を全面的に開放し、当該開放状態からパ
イプ2aにフツク22を係止させるようにして、
上記凹部23内へのパイプ2aの挿通を可とさせ
る。そして、上記凹部23内にパイプ2aが挿通
されると、抜け止め部材30が旋回下降して上記
パイプ2aの上記凹部23内からの抜け出しを防
止する。
<考案の効果> 以上のように本考案に係る足場板よれば、パイ
プ利用の組足場たる仮設足場中に所謂足場を形成
するにあつて、足場板の架設を可とする短手方向
の横方向材たるパイプ間に所定の間隔が厳密に調
整され得なくてもその架設が容易に可とされるこ
ととなり、上記短手方向のパイプを一定間隔で配
設するにあつて厳密な採寸をすることが必ずしも
必要とされず、上記のパイプ利用の仮設足場を形
成する作業の迅速性を得ることが可能となる利点
がある。
また本考案に係る足場板によれば、パイプの挿
通を可とするフツクを構成する凹部が本体の軸線
方向に長寸法となる半長円形に形成されているの
で、当該凹部内に挿通されるパイプの径が大なる
ものに代えられていても、その挿通を可とし得る
こととなり、異なつた径のパイプ利用で形成され
た組足場であつても、足場板の架設が可能とな
り、所望の足場を形成することが容易に可能とな
る利点があると共に、上記フツクを有する係止部
には抜け止め部材が附設されているので、上記フ
ツク内に挿通されたパイプが抜け出ることがな
く、従つて、径の異なるパイプにフツクが係合さ
れることとなつても、仮設足場中における足場板
の配設状態が安定されて、仮設足場に縦揺れ振動
が発生されても上記足場板が落下するような危険
も無くすことが可能となる効果も得られる。
さらに本考案によれば、本体の長さを種々設定
することによつて、近年において、多様化された
所謂パイプを利用した特殊形態の組足場において
も、その利用を可能とし得る利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る足場板を示す斜視図、第
2図は足場板の端部を拡大して示す一部断面正面
図、第3図は従来例に係る足場板を第1図と同様
に示す斜視図、第4図は足場板の利用状態を示す
組足場の部分斜視図である。 1……足場板、2……組足場、2a……パイ
プ、10……本体、11……補強材、20……係
止部、22……フツク、23……凹部、30……
抜け止め部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 定尺に形成された本体と、本体の両端部に左右
    一対配設された係止部とからなり、前記係止部は
    基端側の基部と、当該基部に一体に結合された先
    端側のフツクとからなり、このフツクにはパイプ
    を挿通する凹部が設けられている足場板におい
    て、 前記凹部の形状を本体の軸線方向に長寸法とな
    る半長円形に形成して前記凹部内にパイプを挿入
    したときでも本体を若干軸方向に移動できるよう
    にし、 更に係止部には前記凹部内に挿通されたパイプ
    の抜け出しを防止する抜け止め部材が附設されて
    いることを特徴とする足場板。
JP1986122357U 1986-08-08 1986-08-08 Expired - Lifetime JPH0528282Y2 (ja)

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JP1986122357U JPH0528282Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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JP1986122357U JPH0528282Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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JPS6328738U JPS6328738U (ja) 1988-02-25
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0714554Y2 (ja) * 1989-06-07 1995-04-10 中央ビルト工業株式会社 足場板のつかみ金具
JP5096254B2 (ja) * 2008-07-29 2012-12-12 日鐵住金建材株式会社 床付き布枠及び枠組足場

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS47925U (ja) * 1971-01-16 1972-08-09
JPS53102531U (ja) * 1976-08-30 1978-08-18

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