JPH022810Y2 - - Google Patents

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JPH022810Y2
JPH022810Y2 JP6015284U JP6015284U JPH022810Y2 JP H022810 Y2 JPH022810 Y2 JP H022810Y2 JP 6015284 U JP6015284 U JP 6015284U JP 6015284 U JP6015284 U JP 6015284U JP H022810 Y2 JPH022810 Y2 JP H022810Y2
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JP
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horizontal
joint
fitting
horizontal brace
cross
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JP6015284U
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JPS60170403U (ja
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 この考案は、木造建造物の補強構造の一つであ
る水平ブレースの仕口部、即ち柱と横架材との接
合部における新規な接続構造に関するものであ
る。
「従来の技術」 木造建造物における軸組部材に加わ外力に対す
る補強構造には、壁体面における筋違、壁体面に
おける控柱、合掌面におけるブレース、陸梁面に
おけるブレースあるいは水平トラス、小屋筋違、
方杖、火打ち材等各種構造形式があり、設計条件
に応じてそれらが単独あるいは複数組み合わされ
て採用されている。
本願出願人は、実願昭58−156265号考案として
既に出願済みとなつている新規な木造軸組部材の
仕口構造を開発、完成した。この構造は、基本的
に、接続すべき横架材の木口断面における幅寸法
より大きい断面寸法、例えば、7寸角(210mm×
210mm)程度の断面寸法で通常の柱断面寸法(105
mm×105mm)より大きな断面寸法の木製一本木な
いしは集成材製の柱を通し柱として採用する木造
建造物における仕口構造であり、この仕口構造を
実現するための通し柱は、該通し柱に対して直交
状に接続されるべき横架材の木口をそのまま所定
深さ嵌入可能とする凹嵌部がその仕口構造形成箇
所に形成されるようにしたものであつた。そし
て、その仕口構造には、主要水平断面T字形の仕
口金具が使用され、そのフランジ板が柱側面に形
成された横架材木口全断面嵌入用の凹嵌部に固定
されると共に、同ウエブ板が横架材木口に形成さ
れた軸線に沿う縦割溝に嵌入されて横架材と一体
に固定されるものであり、同ウエブ板上下端に
は、必要に応じて補強構造の一つである筋違端部
掛止用の掛止片が延長形成されて成るものであつ
た。したがつて、この仕口構造においては、筋違
による補強構造を実現することは可能であつた
が、陸梁面内の水平ブレースによる補強構造を採
用することができなかつた。
そこで、この考案では、その欠点に対処すべく
開発、完成されたものであつて、その構成は下記
に詳述するとおりのものである。
「考案の構成」 図面に示すこの考案を代表する実施例からも理
解されるとおり、この考案は、主要水平断面T字
型の仕口金具1の、フランジ板11が柱4側面に
形成された横架材5木口全断面嵌入用の凹嵌部4
1にボルト42によつて固定されると共に、同ウ
エブ板12が横架材5木口に形成された軸線に沿
う縦割溝51に嵌入され、やはりボルト52によ
つて横架材5と一体に固定されるようにした木造
仕口構造において、仕口金具1のフランジ板11
の下端からウエブ板12方向に水平に突設され、
横架材5の下端側面方向に突出する如く予め一体
的に形成された水平ブレース接続片13に、水平
角度自在に水平ブレース2の端部を接続して成る
木造仕口部における水平ブレース接続構造であ
る。
「実施例」 この考案のブレース接続構造に採用される仕口
金具1は、例えば第2図に示すとおり、フランジ
板11、ウエブ板12、水平ブレース接続片1
3、筋違端部掛止用の掛止片15とから形成され
る主要水平断面T字形のものであり、水平ブレー
ス接続片13は、フランジ板11の下端からウエ
ブ板12方向に水平且つ一体的に突設され、更に
横架材5の下端側面方向に突出し、その突出部に
は水平ブレース2の端部を接続するためのボルト
挿通孔14が形成されて成るものである。但し、
このボルト挿通孔14は、水平ブレース2の端部
がフツク状のものである場合(図示せず)には、
当然そのフツク部を挿通、掛止するために兼用さ
れるものである。
この仕口金具によつて実現されるこの考案の完
成した水平ブレース接続構造の水平断面図が第3
図に示されている。この水平断面図内に鎖線で示
される如く、水平ブレース2は、柱4,4……の
平面配置によつて形成される柱割に応じて、対角
線状に架け渡す水平ブレース2の水平面内の角度
が変わることになるため、どのような柱割におけ
る水平ブレース接続構造でも実現し得るように、
水平ブレース接続片13と水平ブレース2の接続
は、水平面内において自在にその水平角度が変更
可能な構造に実現されていなければならない。
図中、3は、筋違、6は、水平ブレース2を接
続する必要ない方向の横架材7と柱4との仕口部
に採用される仕口金具を夫々示している。
「作用効果」 上記のとおりの構成から成るこの考案の水平ブ
レース接続構造は、予め仕口金具に一体的に形成
された構造の水平ブレース接続片と水平ブレース
端部との接続によつて実現されるものであること
から、柱、横架材それに水平ブレースが確実な接
続関係を実現し、したがつて、建造物に水平外力
が加わり、柱、横架材によつて形成される軸組部
材が陸梁面内の変化に生じようとした場合に、陸
梁面内の仕口部間がこの水平ブレースによつて堅
固に接続されてその変形を能く防止し、建造物の
安全性を高めるものである。この効果は、従前ま
での単に水平ブレースが横架材あるいは柱に独立
した接続部を形成するようにした構造のものと違
い、仕口部において柱、横架材、水平ブレース端
部とが相互に連続した一体状の接続構造を実現す
るようにしたことから、変形時に生ずる方向の違
う水平分力が1個所で効率良く打ち消し合うこと
を可能としたことから来らされるものである。
また、別の効果としては、軸組部材の仕口部を
形成する段階で自動的に、即ち、後の段階で水平
ブレース専用の接続部を形成する手間を要するこ
となく水平ブレース接続用の接続部が実現される
ことになるため、従来技術に比較して作業効率が
格段に秀れたものとなることである。しかも、そ
の軸組部材の仕口部形成段階には、この水平ブレ
ース接続片が横架材の仮受け部材の機能を果し、
仕口金具ウエブ板に横架材をボルト締めする前の
段階においても、特にこの横架材を仮止めする必
要がなくなるという付随的な作用効果を来らすこ
とにもなる。
更にまた、仕口金具と予め一体構造とした金具
として取り扱うことができることから、製造コス
ト上有利なものとなるばかりではなく、この接続
構造を実現するために特別に柱や横架材に孔を穿
けたり、他の金具を取り付ける必要がなくなり、
それだけ仕上り時の外観形状が美しいものとなる
利点を有することになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案を代表する実施例に基づくも
のであつて、第1図は、一部を取り外した状態の
斜視図、第2図は、仕口金具だけを示す斜視図、
第3図は、第1図の水平断面図である。 1……仕口金具、11……同フランジ板、12
……同ウエブ板、13……同水平ブレース接続
片、14……同ボルト挿通孔、15……筋違掛止
片、16……同ボルト挿通孔、2……水平ブレー
ス、3……筋違、4……柱、5……横架材、6…
…他の仕口金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主要水平断面T字形の仕口金具の、フランジ板
    が柱側面に形成された横架材木口全断面嵌入用の
    凹嵌部に固定されると共に、同ウエブ板が横架材
    木口に形成された軸線に沿う縦割溝に嵌入されて
    横架材と一体に固定されて成る木造仕口部におい
    て、仕口金具のフランジ板下端からウエブ板方向
    に水平に突設され、横架材下端側面方向に突出す
    る如く予め一体的に形成された水平ブレース接続
    片に、水平角度自在に水平ブレース端部を接続し
    て成る木造仕口部における水平ブレース接続構
    造。
JP6015284U 1984-04-23 1984-04-23 木造仕口部における水平ブレ−ス接続構造 Granted JPS60170403U (ja)

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JP6015284U JPS60170403U (ja) 1984-04-23 1984-04-23 木造仕口部における水平ブレ−ス接続構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6015284U JPS60170403U (ja) 1984-04-23 1984-04-23 木造仕口部における水平ブレ−ス接続構造

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Publication Number Publication Date
JPS60170403U JPS60170403U (ja) 1985-11-12
JPH022810Y2 true JPH022810Y2 (ja) 1990-01-23

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JP6015284U Granted JPS60170403U (ja) 1984-04-23 1984-04-23 木造仕口部における水平ブレ−ス接続構造

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JPS60170403U (ja) 1985-11-12

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