JPH0528256A - 画像読取処理装置 - Google Patents

画像読取処理装置

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JPH0528256A
JPH0528256A JP3184665A JP18466591A JPH0528256A JP H0528256 A JPH0528256 A JP H0528256A JP 3184665 A JP3184665 A JP 3184665A JP 18466591 A JP18466591 A JP 18466591A JP H0528256 A JPH0528256 A JP H0528256A
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JP3184665A
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Inventor
Hitoshi Nakamura
村 仁 中
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に処理速度を遅くすることなく原稿の傾き
を補正する。 【構成】 主走査方向シフト回路141は、原稿画像の
主走査方向(X)に対する傾きを、検出された原稿の四
すみの座標(A(Ax,Ay),B(Bx,By),C(C
x,Cy),D(Dx,Dy))から算出した主走査方向
(X)の補正量(Ek)に対応してシフト処理した後、
副走査方向シフト回路142は、主走査方向シフト回路
141がシフト処理した画像の副走査方向(Y)に対す
る傾きの補正量(Fk)に対応してシフト処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像情報をCCD
などのラインイメージセンサを用いて光学的に読み取
り、読み取った信号に処理を施す画像読取処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】原稿を原稿設置台に傾いてセットした
り、ずれて置いた場合,あるいは自動原稿搬送装置(A
DF:オート・ドキュメント・フィーダ)によって原稿
を搬送したときに傾いてセットしたり、ずれて置いた場
合、そのままコピーするとコピーされた画像は原稿が傾
めに写しだされたり、原稿の一部が欠落したりしてい
た。そこで、セットされた原稿の複数のコーナー座標を
検知して原稿の載置位置や載置状態を認識できる装置が
知られている(特公昭64−4387号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特公昭64−4387
号公報の装置によれば、検知したコーナー座標から原稿
の位置ずれを座標系の回転の計算を用いることにより補
正できるとしているが、座標系の回転の計算を用いると
処理速度が遅くなるという問題がある。
【0004】本発明は、特に処理速度を遅くすることな
く原稿の傾きを補正することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、基
準面(2)上の画像情報を、基準面(2)の一辺に平行
な主走査方向(X)とそれに直交する副走査方向(Y)
に細分割した画素単位のデジタル画像データに変換する
画像読取手段(3〜11);前記デジタル画像データに
基づいて基準面(2)内にある原稿(1)の二辺の交点
である「すみ」の、主走査方向(X)および副走査方向
(Y)を直交軸とする座標上の位置、を検出する原稿位
置検出手段(12);前記検出した原稿の一辺(AB)
の一端の第1のすみ(A)と他端の第2のすみ(B)と
の、主走査方向位置差および副走査方向位置差に基づい
て、一辺(AB)を副走査方向(Y)に平行とするため
の、一辺(AB)の副走査方向各位置の主走査方向シフ
ト量を算出し、その分前記デジタル画像データの主走査
方向位置をシフト処理する主走査方向補正手段(13,
141);および、主走査方向位置をシフト処理した第
1のすみ(A1)又は第2のすみ(B1)と、そこに一端
があるもう1つの辺(B11)の他端の第3のすみ(C
1)との、主走査方向位置差および副走査方向位置差に
基づいて、もう1つの辺(B11)を主走査方向(X)
に平行とするための、もう1つの辺(B11)の主走査
方向各位置の副走査方向シフト量を算出し、その分前記
デジタル画像データの副走査方向位置をシフト処理する
副走査方向補正手段(13,142);を備える。な
お、カッコ内の記号は、図面に示し後述する実施例の対
応要素又は対応事項を示す。
【0006】本願の第2の発明は、基準面(2)上の画
像情報を、基準面(2)の一辺に平行な主走査方向
(X)とそれに直交する副走査方向(Y)に細分割した
画素単位のデジタル画像データに変換する画像読取手段
(3〜11);前記デジタル画像データに基づいて基準
面(2)内にある原稿(1)の二辺の交点である「す
み」の、主走査方向(X)および副走査方向(Y)を直
交軸とする座標上の位置、を検出する原稿位置検出手段
(12);検出した原稿の一辺(BC)の一端の第1の
すみ(B)と他端の第2のすみ(C)との、主走査方向
位置差および副走査方向位置差に基づいて、一辺(B
C)を主走査方向(X)に平行とするための、一辺(B
C)の主走査方向各位置の副走査方向シフト量を算出
し、その分前記デジタル画像データの副走査方向位置を
シフト処理する副走査方向補正手段(13,142);
および、副走査方向位置をシフト処理した第1のすみ
(B1)又は第2のすみ(C1)と、そこに一端があるも
う1つの辺(C11)の他端の第3のすみ(D1)と
の、主走査方向位置差および副走査方向位置差に基づい
て、もう1つの辺(C11)を副走査方向(Y)に平行
とするための、もう1つの辺(C11)の副走査方向各
位置の主走査方向シフト量を算出し、その分前記デジタ
ル画像データの主走査方向位置をシフト処理する主走査
方向補正手段(13,141);を備える。
【0007】
【作用】第1の発明によれば、主走査方向補正手段(1
3,141)は、原稿位置検出手段(12)が画像読取
手段(3〜11)の出力する画素単位のデジタル画像デ
ータから検出した原稿の一辺(AB)の一端の第1のす
み(A)と他端の第2のすみ(B)との、主走査方向位
置差および副走査方向位置差に基づいて、一辺(AB)
を副走査方向(Y)に平行とするための、一辺(AB)
の副走査方向各位置の主走査方向シフト量を算出し、そ
の分前記デジタル画像データの主走査方向位置をシフト
処理した後、副走査方向補正手段(13,142)は、
主走査方向位置をシフト処理した第1のすみ(A1)又
は第2のすみ(B1)と、そこに一端があるもう1つの
辺(B11)の他端の第3のすみ(C1)との、主走査
方向位置差および副走査方向位置差に基づいて、もう1
つの辺(B11)を主走査方向(X)に平行とするため
の、もう1つの辺(B11)の主走査方向各位置の副走
査方向シフト量を算出し、その分前記デジタル画像デー
タの副走査方向位置をシフト処理する。また、第2の発
明によれば、第1の発明とは逆に副走査方向補正手段
(13,142)により主走査方向各位置の副走査方向
シフト量分前記デジタル画像データの副走査方向位置を
シフト処理した後に、主走査方向補正手段(13,14
1)により副走査方向各位置の主走査方向シフト量分前
記デジタル画像データの主走査方向位置をシフト処理す
る。
【0008】したがってオペレータが原稿(1)を傾け
て基準面(2)上に置いた場合でもその傾きは補正され
るので、例えばプリントしても出力されるコピー画像に
おいて原稿(1)の画像情報の一部欠落等は生じない。
【0009】また主走査方向補正手段(13,141)
および副走査方向補正手段(13,142)は、算出し
たシフト量に対して主走査方向(X)および副走査方向
(Y)にそれぞれシフト処理により補正を行うので、算
出したシフト量に対して座標系の回転の計算を用いて補
正する方法に比べて処理速度が速く、傾きをそれだけ速
く補正しうる。
【0010】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0011】
【実施例】
(第1実施例)図1に、本発明の一実施例を示す。本体
(図示しない)の上面には原稿1を載置する原稿台(透
明ガラス)2が固定されている。なお符号21は原稿1
の上部に置かれ、原稿1を原稿台2に密着させる原稿押
え板である。原稿1は露光ランプ3、ミラー4,5,6
からなる光学系が原稿台2の下面に沿って図中のeの方
向に往復運動することにより、その往路に露光走査され
るようになっている。この場合、ミラー5,6は光路長
を保持するようにミラー4の1/2の速度にて移動す
る。光学系の走査による原稿1からの反射光、つまり露
光ランプ3の光照射による原稿1からの反射光は、ミラ
ー4,5,6によって反射された後、レンズ7を通りラ
インイメージセンサ(CCD)8に導かれ原稿1の像が
ラインイメージセンサ8上に結像される。このラインイ
メージセンサ8は、結像された像に対応する電気信号を
出力し、出力された電気信号は増幅器9を介してA/D
変換回路10に入力される。A/D変換回路10は入力
された電気信号を多値のデジタル信号に変換し、シェー
ディング回路11に出力する。シェーディング回路11
でシェーディング補正されたデジタル信号は第1回目の
スキャナ走査時には原稿のコーナー(四すみ)の位置を
検知する原稿検知回路12に、第2回目のスキャナ走査
時には原稿の位置ずれを補正する傾き補正回路14に供
給される。またCPU13は露光ランプ3の点灯制御,
光学系を往復移動させるパルスモータ19の駆動制御,
原稿検知回路12や傾き補正回路14との信号のやりと
り等回路全体の制御を行う。また、インタフェース15
は傾き補正回路14から出力される補正データを外部機
器に出力するものであり、オペレータパネル17は原稿
の読み取りを指示する操作部である。
【0012】図2に、図1のCPU13の処理動作を示
し本発明の傾き補正処理について説明する。
【0013】電源が投入されると処理モード等を初期状
態に設定する(ステップ1:以下カッコ内ではステップ
という語を省略する)。次に入力を読み込み(2)、画
像読み取りが可能な状態であるか否かをチェックし
(3)、可能であればオペレータパネル17上のスター
トスイッチ(図示しない)により読み取りスタート指示
がされるまで、その他のキー入力処理やモード処理を行
う(4,5)。
【0014】スタート指示があると1回目のスキャンを
開始して(6)、原稿の位置を検知する(7)。原稿位
置の検知は、原稿検知回路12が原稿押え板21と原稿
1との反射率の違いにより原稿の四すみの位置を検知す
る。次に、原稿の位置情報から傾き補正量(原稿の位置
ずれ量)を算出する(8)。
【0015】ここで、補正量の算出について説明する。
図3に示すように原稿1が原稿台2に対して傾いておか
れた場合、原稿1の四すみの位置A,B,C,Dは原稿
検知回路12により検出される。原稿基準を原点O
(0,0)とし原稿1の四すみの座標をA(Ax
y),B(Bx,By),C(Cx,Cy),D(Dx,D
y)とする。なお、原稿1の三すみの座標(A(Ax,A
y),B(Bx,By),C(Cx,Cy))のみを原稿検
知回路12により検出し残りの一すみの座標(D
(Dx,Dy))は計算で算出してもよい。
【0016】まず主走査方向(X)の補正量を算出す
る。点A,Bあるいは点C,Dより主走査方向(X)の
傾きRxは求まり、例えば点A,Bより求めると傾きRx
は Rx=(Ay−By)/(Ax−Bx)・・・(1) となる。
【0017】また、原稿1の端,直線ABの式は、 X=(Y+Rxx−Ay)/Rx・・・(2) となる。よって、主走査方向(X)の補正量は点BのY
座標値(Y座標の最小値)から点AのY座標値(Y座標
の最大値)の範囲でY座標の値Yk(Y1・・・Yn,n
=Ay)を式(2)に代入し直線AB上の各Y座標に対
するX座標の値Xk(X1・・・Xn,n=Ax)を求め各
X座標の値をAxより引くと式(3)のように補正量Ek
(E1・・・En)が求まる。
【0018】 Ek=Ax−Xk=Ax−(Yk+Rxx−Ay)/Rx=(Ay−Yk)/Rx (1≦k≦n)・・・(3) この計算により求めた補正量Ekは図3に示す斜線部分
の主走査補正量となり、後述する補正処理により主走査
方向の補正処理後の原稿画像データは図4に示すように
なる。
【0019】次に副走査方向(Y)の補正量を算出す
る。図4において主走査方向の補正処理後の原稿画像デ
ータの四すみの座標A1(Ax1,Ay1),B1(Bx1,B
y1),C1(Cx1,Cy1),D1(Dx1,Dy1)のうち点
1,D1あるいは点B1,C1から副走査方向(Y)の傾
きRyは求まり、例えば点B1,C1より求めると傾きRy
は、 Ry=(Cy1−By1)/(Cx1−Bx1)・・・(4) となる。
【0020】また、主走査方向(X)に補正した後の原
稿1の端である直線B11の式は、 X=(Y+Ryx1−By1)/Ry・・・(5)より Y=RyX−Ryx1+By1・・・(6) となる。よって、副走査方向(Y)の補正量は点B1
ら点C1の範囲のY座標値Yk(Y1・・・Yn)を式
(6)から求め、その値をBy1より引くと式(7)のよ
うに補正量がFk(F1・・・Fn)が求まる。
【0021】 Fk=By1−Yk=By1−(Ryk−Ryx1+By1)=(Bx1−Xk)Ry (1≦k≦n)・・・(7) この計算により求めた補正量Fkは図4に示す斜線部分
の副走査補正量となり、後述する補正処理により副走査
方向の補正処理後の原稿画像データは図5に示すように
なる。これにより図3に示した原稿1の四すみの点A,
B,C,Dは、点A2,B2,C2,D2となる。
【0022】再度、図2に示すフローチャートの説明に
戻る。補正量が算出されると(8)、2回目のスキャン
を開始する(9)。そして算出した補正量に基づいて原
稿1の傾きに対する補正をしながら画像データの読み込
みをスキャンが終了するまで行う(10,11)。
【0023】ここで、原稿1の傾きに対する補正につい
て説明する。図6に、図1に示した傾き補正回路14の
構成概要を示す。傾き補正回路14は、主走査方向シフ
ト回路141および副走査方向シフト回路142から構
成され、主走査方向シフト回路141はCPU13より
供給される主走査補正量Ekをもとにシェーディング補
正回路11から供給されるデジタル信号を主走査方向に
補正を行った後、副走査方向シフト回路142にデジタ
ル信号を供給する。副走査方向シフト回路142は主走
査方向シフト回路141により供給されたデジタル信号
をCPU13により供給される副走査補正量Fkをもと
に副走査方向に補正を行った後、インタフェース15に
出力する。
【0024】図7に、主走査方向シフト回路141の構
成概要を示す。CPU13から主走査方向の補正量Ek
が加算器1412に供給される。Xカウンタ1411は
CLOCK信号(主走査信号同期信号)により画素数のカウ
ントを行い、X方向カウント数を加算器1412に供給
する。Yカウンタ1414は、LSYNC(副走査方向同期
信号)のカウントを行い、Y方向のカウント数を加算器
1412に供給する。加算器1412はCPU13より
供給された補正量EkとXカウンタ1411により供給
されたX方向カウント数とYカウンタ1414により供
給されたY方向カウント数を加算してその結果をメモリ
1413に供給する。メモリ1413に対する書き込み
アドレスとして加算器1412より供給されたアドレス
に画像データ信号を書き込む。なおXカウンタ1411
は1ライン毎のLSYNCによりリセットされる。
【0025】この処理より図8に示すように1ラインの
メモリ内の画像データは入力画像信号を主走査方向に補
正量分だけをシフトした結果となる。
【0026】図9に、副走査方向シフト回路142の構
成概要を示す。CPU13から副走査方向の補正量Fk
が比較器1422に供給される。Xカウンタ1421は
CLOCK信号をもとに主走査方向の画素数をカウントし、
そのカウント数を比較器1422に信号を供給する。比
較器1422はCPU13から供給された補正量Fk
Xカウンタ1421から供給されたX方向のカウント数
を比較してX方向のカウント数の値と補正量の値が等し
いときYカウンタ1423に信号を供給する。Yカウン
タ1423は、CPU13からの初期値をLSYNCに同期
して読み込むとともに、カウントアップかカウントダウ
ンかの信号(UP/DOWN)が供給された後、比較器1422
からの信号をカウントして、そのカウント数を加算器1
425に供給する。Xカウンタ1424はCLOCK信号に
より主走査方向の画素数のカウントを行い、加算器14
25にカウント数を供給する。加算器1425はYカウ
ンタ1423のカウント数からメモリ1413の読み出
しアドレスを計算する。そのアドレスからデータを読み
出すと出力画像が得られる。Xカウンタ1424はLSYN
Cによりリセットされる。
【0027】図10は、Yカウンタ1423がカウント
アップするときの処理を示している。まず、Yカウンタ
1423には初期値として0がプリセットされカウント
アップが選択された状態となる(図10の1の部分)。
次にXカウンタ1421は画素数をカウントアップし、
そのカウント数が補正量Fkと等しくなったらYカウン
タ1423をカウントアップする。Xカウンタ1424
はCLOCKによりカウントアップされる。次に、2ライン
目の補正量とXカウンタ1421の値が等しくなるまで
比較され、等しくなったら(2の部分)Yカウンタ14
23をカウントアップする。この処理を1ラインからn
ライン(図4のC1からB1までのライン数)まで行い、
1ライン分の補正処理後の画像信号を得る。あるライン
(pライン目)の副走査方向補正後の出力信号は主走査
方向補正後のデータのpラインから(n+p−1)ライ
ン目までの画像データから作成される。これにより副走
査方向のシフトが行えたことになる。
【0028】図11は、Yカウンタ1423をカウント
ダウンさせる場合である。まず、Yカウンタ1423に
は初期値として(n−1)がロードされ、カウントダウ
ンが選択される。次に、カウントアップのところの説明
と同様にXカウンタ1421を補正量と等しくなるまで
カウントアップする。補正量とXカウンタ1421のカ
ウント数が等しくなったらYカウンタ1423をカウン
トダウンする。加算器1425はYカウンタ1423と
Xカウンタ1424を加算してメモリ1413からの読
みだしアドレスを作成する。このアドレスからメモリ中
のデータを順次読みだすことにより図11に示すような
出力データが得られる。あるライン(pライン目)の副
走査方向補正後の出力信号は主走査方向補正後のデータ
の(n+p−1)ラインからpライン目までの画像デー
タを作成される。これにより副走査方向のシフトが行え
る。この処理を1画面分繰り返し行うことにより副走査
方向のシフトが行える。
【0029】再度、図2に示すフローチャートの説明に
戻る。原稿1の傾きに対する補正を主走査方向および副
走査方向にシフトすることにより行いスキャンが終了す
ると(10,11)、出力画像信号をインターフェース
15に供給し外部機器に対して出力する(12)。
【0030】以上示した傾き補正処理は、原稿1の傾き
方向が左右どちらでもよく、また基準位置(原点O)よ
り離れていても補正を行える。また原稿1の設定が平行
にずれていた場合においても四すみ(又は三すみ)の座
標点より平行を検知し補正しうる。
【0031】なお、本実施例においては2回の読み取り
走査により傾き補正を行う例を示したが、シェーディン
グ補正後のデジタル信号を一旦メモリに格納し、メモリ
からデジタル信号を読み出して原稿検知を行い傾き補正
量を算出した後、再びメモリからデジタル信号を読み出
して傾き補正処理をすれば1回の読み取り走査により傾
き補正をすることができる。
【0032】(第2実施例)第1実施例では、入力画像
信号を主走査方向に、主走査方向の補正量分だけシフト
処理した後に、補正された画像信号を副走査方向に、副
走査方向の補正量分シフト処理を行ったが、これと逆に
副走査方向に補正量分シフト処理した後に補正された画
像信号を主走査方向に補正量分シフト処理してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本願の発明によれ
ば、オペレータが原稿(1)を傾けて基準面(2)上に
置いた場合でもその傾きは補正されるので、例えばプリ
ントしても出力されるコピー画像において原稿(1)の
画像情報の一部欠落等は生じない。
【0034】また主走査方向補正手段(13,141)
および副走査方向補正手段(13,142)は、主走査
方向(X)および副走査方向(Y)にそれぞれシフト処
理により補正を行うので、算出したシフト量に対して座
標系の回転の計算を用いて補正する方法に比べて処理速
度の点で優位である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すCPU13の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図3】 原稿台2に対する原稿1の位置関係を示す平
面図である。
【図4】 原稿台2に対する、主走査方向に対する補正
処理後の、原稿1の位置関係を示す平面図である。
【図5】 原稿台2に対する、補正処理後の、原稿1の
位置関係を示す平面図である。
【図6】 図1に示す傾き補正回路14の構成概要を示
すブロック図である。
【図7】 図6に示す主走査方向シフト回路141の構
成概要を示すブロック図である。
【図8】 画像信号1ラインの主走査方向に対する補正
処理の様子を示すブロック図である。
【図9】 図6に示す副走査方向シフト回路142の構
成概要を示すブロック図である。
【図10】 図9に示すYカウンタ1423のカウント
アップ時の、画像信号の副走査方向に対する補正処理の
様子を示すブロック図である。
【図11】 図9に示すYカウンタ1423のカウント
ダウン時の、画像信号の副走査方向に対する補正処理の
様子を示すブロック図である。
【符号の説明】
1:原稿(原稿) 2:原稿台
(基準面) 3:露光ランプ 4,5,6:
ミラー 7:レンズ 8:ラインイ
メージセンサ 9:増幅器 10:A/D
変換回路 11:シェーディング補正回路 (3〜1
1:画像読取手段) 12:原稿検知回路(原稿位置検出手段) 13:CPU(主走査方向補正手段,副走査方向補正手
段) 14:傾き補正回路 15:インタ
フェース 16:ドライバ 17:オペレ
ータパネル 18:メモリ 19:パルス
モータ 20:ドライバ 21:原稿押
え板 141:主走査方向シフト回路(主走査方向補正手段) 1411:Xカウンタ 1412:加算器 1413:メモリ 1414:Yカウンタ 142:副走査方向シフト回路(副走査方向補正手段) 1421:Xカウンタ 1422:比較器 1423:Yカウンタ 1424:Xカウンタ 1425:加算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準面上の画像情報を、該基準面の一辺に
    平行な主走査方向とそれに直交する副走査方向に細分割
    した画素単位のデジタル画像データに変換する画像読取
    手段;前記デジタル画像データに基づいて基準面内にあ
    る原稿の二辺の交点である「すみ」の、前記主走査方向
    および副走査方向を直交軸とする座標上の位置、を検出
    する原稿位置検出手段;前記検出した原稿の一辺の一端
    の第1のすみと他端の第2のすみとの、主走査方向位置
    差および副走査方向位置差に基づいて、該一辺を副走査
    方向に平行とするための、該一辺の副走査方向各位置の
    主走査方向シフト量を算出し、その分前記デジタル画像
    データの主走査方向位置をシフト処理する主走査方向補
    正手段;および、 主走査方向位置をシフト処理した第1のすみ又は第2の
    すみと、そこに一端があるもう1つの辺の他端の第3の
    すみとの、主走査方向位置差および副走査方向位置差に
    基づいて、該もう1つの辺を主走査方向に平行とするた
    めの、該もう1つの辺の主走査方向各位置の副走査方向
    シフト量を算出し、その分前記デジタル画像データの副
    走査方向位置をシフト処理する副走査方向補正手段;を
    備える画像読取処理装置。
  2. 【請求項2】基準面上の画像情報を、該基準面の一辺に
    平行な主走査方向とそれに直交する副走査方向に細分割
    した画素単位のデジタル画像データに変換する画像読取
    手段;前記デジタル画像データに基づいて基準面内にあ
    る原稿の二辺の交点である「すみ」の、前記主走査方向
    および副走査方向を直交軸とする座標上の位置、を検出
    する原稿位置検出手段;前記検出した原稿の一辺の一端
    の第1のすみと他端の第2のすみとの、主走査方向位置
    差および副走査方向位置差に基づいて、該一辺を主走査
    方向に平行とするための、該一辺の主走査方向各位置の
    副走査方向シフト量を算出し、その分前記デジタル画像
    データの副走査方向位置をシフト処理する副走査方向補
    正手段;および、 副走査方向位置をシフト処理した第1のすみ又は第2の
    すみと、そこに一端があるもう1つの辺の他端の第3の
    すみとの、主走査方向位置差および副走査方向位置差に
    基づいて、該もう1つの辺を副走査方向に平行とするた
    めの、該もう1つの辺の副走査方向各位置の主走査方向
    シフト量を算出し、その分前記デジタル画像データの主
    走査方向位置をシフト処理する主走査方向補正手段;を
    備える画像読取処理装置。
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