JPH07162604A - テストチャート、画像読取装置及び画像読取装置の調整方法 - Google Patents
テストチャート、画像読取装置及び画像読取装置の調整方法Info
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- JPH07162604A JPH07162604A JP5310714A JP31071493A JPH07162604A JP H07162604 A JPH07162604 A JP H07162604A JP 5310714 A JP5310714 A JP 5310714A JP 31071493 A JP31071493 A JP 31071493A JP H07162604 A JPH07162604 A JP H07162604A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容易かつ自動的に読み取り開始位置と読み取
り終了位置及び縮倍率の調整値を算出する。 【構成】 テストチャートTCの読み取り開始位置A及
び読み取り終了位置Bに設けられた黒色と白色のエリア
の境界部分の位置及び読み取り開始位置A及び読み取り
終了位置B間の主走査方向及び副走査方向の距離を記憶
する。テストチャートTCの画像を読み取って黒色と白
色のエリアの境界部分を検出すると共に読み取り開始位
置及び読み取り終了位置間の主走査方向及び副走査方向
の距離を検出する。記憶されたデータと検出されたデー
タとに基づいて、読み取り開始位置及び読み取り終了位
置の調整値、縮倍率の調整値及び縮倍率の調整値で調整
して得られる読み取り開始位置及び読み取り終了位置の
調整値を算出する。
り終了位置及び縮倍率の調整値を算出する。 【構成】 テストチャートTCの読み取り開始位置A及
び読み取り終了位置Bに設けられた黒色と白色のエリア
の境界部分の位置及び読み取り開始位置A及び読み取り
終了位置B間の主走査方向及び副走査方向の距離を記憶
する。テストチャートTCの画像を読み取って黒色と白
色のエリアの境界部分を検出すると共に読み取り開始位
置及び読み取り終了位置間の主走査方向及び副走査方向
の距離を検出する。記憶されたデータと検出されたデー
タとに基づいて、読み取り開始位置及び読み取り終了位
置の調整値、縮倍率の調整値及び縮倍率の調整値で調整
して得られる読み取り開始位置及び読み取り終了位置の
調整値を算出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テストチャート、画像
読取装置及び画像読取装置の調整方法に係り、より詳し
くは、所定位置に濃淡の境界部分を設けたテストチャー
ト、テストチャートを用いて原稿の読み取り開始位置、
読み取り終了位置及び縮倍率の少なくとも1つの調整値
を算出する画像読取装置及び画像読取装置の調整方法に
関する。
読取装置及び画像読取装置の調整方法に係り、より詳し
くは、所定位置に濃淡の境界部分を設けたテストチャー
ト、テストチャートを用いて原稿の読み取り開始位置、
読み取り終了位置及び縮倍率の少なくとも1つの調整値
を算出する画像読取装置及び画像読取装置の調整方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置、複写機、プリ
ンタ等の画像読取装置では、ラインセンサで画像情報の
読み取りを開始する読取開始位置は所定位置に設定さ
れ、読取開始位置にキャリアが移動すると画像情報の読
み取りを開始している。従って、原稿の画像情報を正確
に読み取るためには、この読取開始位置を正確に設定す
る必要がある。また、画像読取装置では、光学レンズに
より原稿画像を所定倍率に縮小又は拡大してラインセン
サ上に結像させているが、そのためには、原稿画像をラ
インセンサ上に正確な倍率で結像させる必要がある。
ンタ等の画像読取装置では、ラインセンサで画像情報の
読み取りを開始する読取開始位置は所定位置に設定さ
れ、読取開始位置にキャリアが移動すると画像情報の読
み取りを開始している。従って、原稿の画像情報を正確
に読み取るためには、この読取開始位置を正確に設定す
る必要がある。また、画像読取装置では、光学レンズに
より原稿画像を所定倍率に縮小又は拡大してラインセン
サ上に結像させているが、そのためには、原稿画像をラ
インセンサ上に正確な倍率で結像させる必要がある。
【0003】しかしながら、通常画像読取装置を組み立
てた後には、部品の取付位置に若干のばらつきがあり、
読み取り開始位置と読み取り終了位置及び原稿の特定位
置間の距離とこの距離に対応する前記読み取られた原稿
の画像データに基づく距離との縮倍率に誤差が生ずる場
合がある。
てた後には、部品の取付位置に若干のばらつきがあり、
読み取り開始位置と読み取り終了位置及び原稿の特定位
置間の距離とこの距離に対応する前記読み取られた原稿
の画像データに基づく距離との縮倍率に誤差が生ずる場
合がある。
【0004】そこで、原稿読取台の読取開始位置近傍に
主走査方向に離間して配設された一対のマークを含む1
ライン分の画像データを読み取り、画像データ上におけ
る画素数で示したマーク間距離を求め、このマーク間距
離と規定マーク間距離との比から補正すべき補正画素数
を算出する。そして、実際に原稿を読み取った場合の1
ライン分のディジタル画像データに対して補正画素数を
加算することよって、ディジタル画像データの総画素数
を規定画素数にする画像入力装置か提案されている(特
開平2−37874号公報)。
主走査方向に離間して配設された一対のマークを含む1
ライン分の画像データを読み取り、画像データ上におけ
る画素数で示したマーク間距離を求め、このマーク間距
離と規定マーク間距離との比から補正すべき補正画素数
を算出する。そして、実際に原稿を読み取った場合の1
ライン分のディジタル画像データに対して補正画素数を
加算することよって、ディジタル画像データの総画素数
を規定画素数にする画像入力装置か提案されている(特
開平2−37874号公報)。
【0005】また、予め画像読取装置の原稿突き当て用
枠板の裏面に設けられた白シートの副走査方向の幅を記
憶しておき、原稿読取動作時に、キャリアをホームポジ
ションから移動して、白シートの前縁を検出し、検出さ
れた白シートの前縁から、記憶された白シートの幅から
所定の固定値を減算して得られた距離だけキャリアが移
動したとき、画像の読み取りを開始する画像読取装置が
提案されている(特開平4−13363)。
枠板の裏面に設けられた白シートの副走査方向の幅を記
憶しておき、原稿読取動作時に、キャリアをホームポジ
ションから移動して、白シートの前縁を検出し、検出さ
れた白シートの前縁から、記憶された白シートの幅から
所定の固定値を減算して得られた距離だけキャリアが移
動したとき、画像の読み取りを開始する画像読取装置が
提案されている(特開平4−13363)。
【0006】さらに、実際にコピーしたサンプルと原稿
とを比較して、原稿の画像情報の読み取り開始位置、読
み取り終了位置及び縮倍率を調整する方法が提案されて
いる。
とを比較して、原稿の画像情報の読み取り開始位置、読
み取り終了位置及び縮倍率を調整する方法が提案されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
画像入力装置では、補正画素数を算出するための一対の
マークを正確な位置に設定する必要があるが、このマー
クを正確な位置に設定することは困難であり、従って、
補正画素数に誤差が生じてしまう場合がある。また、前
述の画像読取装置では、特殊な白シートを装置内部の正
確な位置に組み込む必要がある。さらに、コピーサンプ
ルと原稿とを比較する方法では、装置側に誤差があると
きは記録装置側の誤差にあわせた調整となり、送信する
際には適切な調整が施されないこと、何回かコピーサン
プルを出力するため記録紙を無駄に使用すること、及
び、習熟したオペレータでないと時間がかかる等の種々
の欠点がある。
画像入力装置では、補正画素数を算出するための一対の
マークを正確な位置に設定する必要があるが、このマー
クを正確な位置に設定することは困難であり、従って、
補正画素数に誤差が生じてしまう場合がある。また、前
述の画像読取装置では、特殊な白シートを装置内部の正
確な位置に組み込む必要がある。さらに、コピーサンプ
ルと原稿とを比較する方法では、装置側に誤差があると
きは記録装置側の誤差にあわせた調整となり、送信する
際には適切な調整が施されないこと、何回かコピーサン
プルを出力するため記録紙を無駄に使用すること、及
び、習熟したオペレータでないと時間がかかる等の種々
の欠点がある。
【0008】そこで、本発明は、上記事実に鑑み、特殊
な部材を装置内部に組み込むことや、手作業で読み取り
開始位置と読み取り終了位置及び縮倍率を調整する必要
がなく、容易かつ自動的に読み取り開始位置と読み取り
終了位置及び縮倍率の調整値を算出することの可能な画
像読取装置、画像読取装置の調整方法、及び、これらの
画像読取装置、画像読取装置の調整方法に用いることが
可能なテストチャートを提供することを目的とする。
な部材を装置内部に組み込むことや、手作業で読み取り
開始位置と読み取り終了位置及び縮倍率を調整する必要
がなく、容易かつ自動的に読み取り開始位置と読み取り
終了位置及び縮倍率の調整値を算出することの可能な画
像読取装置、画像読取装置の調整方法、及び、これらの
画像読取装置、画像読取装置の調整方法に用いることが
可能なテストチャートを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、テストチャートにおける主走査方向
及び副走査方向の少なくとも一方の原稿の読み取り開始
位置及び読み取り終了位置の各々に対応する位置に濃淡
の境界部分を設けている。
項1記載の発明は、テストチャートにおける主走査方向
及び副走査方向の少なくとも一方の原稿の読み取り開始
位置及び読み取り終了位置の各々に対応する位置に濃淡
の境界部分を設けている。
【0010】また、請求項2記載の発明は、主走査方向
及び副走査方向に走査することにより画像を読み取る画
像読取手段と、主走査方向及び副走査方向の原稿の読み
取り開始位置及び読み取り終了位置の各々に対応する位
置に濃淡の境界部分を設けたテストチャートにおける前
記濃淡の境界部分の位置及び前記テストチャートの特定
位置間の主走査方向及び副走査方向の少なくとも一方の
距離に関するデータを予め記憶する記憶手段と、前記画
像読取手段により前記テストチャートの画像を読み取っ
て得られた画像データから前記濃淡の境界部分を検出す
ると共に特定位置間の主走査方向及び副走査方向の少な
くとも一方の距離を検出するテストチャート検出手段
と、前記記憶手段に記憶されたデータと前記テストチャ
ート検出手段で検出されたデータとに基づいて、読み取
り開始位置及び読み取り終了位置の調整値、テストチャ
ート上の特定位置間の距離とこの距離に対応する前記読
み取られたテストチャートの画像データに基づく距離と
の縮倍率の調整値及び前記縮倍率の調整値で調整して得
られる読み取り開始位置及び読み取り終了位置の調整値
の少なくとも1つを算出する算出手段と、を備えてい
る。
及び副走査方向に走査することにより画像を読み取る画
像読取手段と、主走査方向及び副走査方向の原稿の読み
取り開始位置及び読み取り終了位置の各々に対応する位
置に濃淡の境界部分を設けたテストチャートにおける前
記濃淡の境界部分の位置及び前記テストチャートの特定
位置間の主走査方向及び副走査方向の少なくとも一方の
距離に関するデータを予め記憶する記憶手段と、前記画
像読取手段により前記テストチャートの画像を読み取っ
て得られた画像データから前記濃淡の境界部分を検出す
ると共に特定位置間の主走査方向及び副走査方向の少な
くとも一方の距離を検出するテストチャート検出手段
と、前記記憶手段に記憶されたデータと前記テストチャ
ート検出手段で検出されたデータとに基づいて、読み取
り開始位置及び読み取り終了位置の調整値、テストチャ
ート上の特定位置間の距離とこの距離に対応する前記読
み取られたテストチャートの画像データに基づく距離と
の縮倍率の調整値及び前記縮倍率の調整値で調整して得
られる読み取り開始位置及び読み取り終了位置の調整値
の少なくとも1つを算出する算出手段と、を備えてい
る。
【0011】請求項3記載の発明は、主走査方向及び副
走査方向の原稿の読み取り開始位置及び読み取り終了位
置の各々に対応する位置に濃淡の境界部分を設けたテス
トチャートにおける前記濃淡の境界部分の位置及び前記
テストチャートの特定位置間の主走査方向及び副走査方
向の少なくとも一方の距離に関するデータを予め記憶
し、主走査方向及び副走査方向に走査することにより前
記テストチャートの画像を読み取って得られた画像デー
タから前記濃淡の境界部分を検出すると共に特定位置間
の主走査方向及び副走査方向の少なくとも一方の距離を
検出し、前記記憶されたデータと前記検出されたデータ
とに基づいて、読み取り開始位置及び読み取り終了位置
の調整値、テストチャート上の特定位置間の距離とこの
距離に対応する前記読み取られたテストチャートの画像
データに基づく距離との縮倍率の調整値及び前記縮倍率
の調整値で調整して得られる読み取り開始位置及び読み
取り終了位置の調整値の少なくとも1つを算出する、よ
うにしている。
走査方向の原稿の読み取り開始位置及び読み取り終了位
置の各々に対応する位置に濃淡の境界部分を設けたテス
トチャートにおける前記濃淡の境界部分の位置及び前記
テストチャートの特定位置間の主走査方向及び副走査方
向の少なくとも一方の距離に関するデータを予め記憶
し、主走査方向及び副走査方向に走査することにより前
記テストチャートの画像を読み取って得られた画像デー
タから前記濃淡の境界部分を検出すると共に特定位置間
の主走査方向及び副走査方向の少なくとも一方の距離を
検出し、前記記憶されたデータと前記検出されたデータ
とに基づいて、読み取り開始位置及び読み取り終了位置
の調整値、テストチャート上の特定位置間の距離とこの
距離に対応する前記読み取られたテストチャートの画像
データに基づく距離との縮倍率の調整値及び前記縮倍率
の調整値で調整して得られる読み取り開始位置及び読み
取り終了位置の調整値の少なくとも1つを算出する、よ
うにしている。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明によれば、テストチャート
における主走査方向及び副走査方向の少なくとも一方の
原稿の読み取り開始位置及び読み取り終了位置の各々に
対応する位置に濃淡の境界部分を設けている。
における主走査方向及び副走査方向の少なくとも一方の
原稿の読み取り開始位置及び読み取り終了位置の各々に
対応する位置に濃淡の境界部分を設けている。
【0013】このようなテストチャートとしては、原稿
の読み取り開始位置及び読み取り終了位置の主走査方向
における位置に濃淡の境界部分を設けているもの、原稿
の読み取り開始位置及び読み取り終了位置の副走査方向
における位置に濃淡の境界部分を設けているもの及び原
稿の読み取り開始位置及び読み取り終了位置の主走査方
向及び副走査方向における位置に濃淡の境界部分を設け
ているもののいずれのものであってもよい。
の読み取り開始位置及び読み取り終了位置の主走査方向
における位置に濃淡の境界部分を設けているもの、原稿
の読み取り開始位置及び読み取り終了位置の副走査方向
における位置に濃淡の境界部分を設けているもの及び原
稿の読み取り開始位置及び読み取り終了位置の主走査方
向及び副走査方向における位置に濃淡の境界部分を設け
ているもののいずれのものであってもよい。
【0014】このようなテストチャートの画像を画像読
取装置で読み取り、得られた画像から原稿の読み取り開
始位置及び読み取り終了位置の各々に対応する位置に設
けられた濃淡の境界部分を検出し、検出された境界部分
とテストチャート上の原稿の読み取り開始位置及び読み
取り終了位置とを比較することにより、画像読取装置に
おける画像の読み取り開始位置及び読み取り終了位置を
調整することができる。
取装置で読み取り、得られた画像から原稿の読み取り開
始位置及び読み取り終了位置の各々に対応する位置に設
けられた濃淡の境界部分を検出し、検出された境界部分
とテストチャート上の原稿の読み取り開始位置及び読み
取り終了位置とを比較することにより、画像読取装置に
おける画像の読み取り開始位置及び読み取り終了位置を
調整することができる。
【0015】請求項2及び請求項3記載の発明は、主走
査方向及び副走査方向の原稿の読み取り開始位置及び読
み取り終了位置の各々に対応する位置に濃淡の境界部分
を設けたテストチャートにおける前記濃淡の境界部分の
位置及び前記テストチャートの特定位置間の主走査方向
及び副走査方向の少なくとも一方の距離に関するデータ
を予め記憶する。主走査方向及び副走査方向に走査する
ことにより主走査方向及び副走査方向の原稿の読み取り
開始位置及び読み取り終了位置の各々に対応する位置に
濃淡の境界部分を設けたテストチャートの画像を読み取
る。前記テストチャートの画像を読み取って得られた画
像データから前記濃淡の境界部分を検出すると共に特定
位置間の主走査方向及び副走査方向の少なくとも一方の
距離を検出する。前記記憶されたデータと前記検出され
たデータとに基づいて、読み取り開始位置及び読み取り
終了位置の調整値、テストチャート上の特定位置間の距
離とこの距離に対応する前記読み取られたテストチャー
トの画像データに基づく距離との縮倍率の調整値及び前
記縮倍率の調整値で調整して得られる読み取り開始位置
及び読み取り終了位置の調整値の少なくとも1つを算出
する。
査方向及び副走査方向の原稿の読み取り開始位置及び読
み取り終了位置の各々に対応する位置に濃淡の境界部分
を設けたテストチャートにおける前記濃淡の境界部分の
位置及び前記テストチャートの特定位置間の主走査方向
及び副走査方向の少なくとも一方の距離に関するデータ
を予め記憶する。主走査方向及び副走査方向に走査する
ことにより主走査方向及び副走査方向の原稿の読み取り
開始位置及び読み取り終了位置の各々に対応する位置に
濃淡の境界部分を設けたテストチャートの画像を読み取
る。前記テストチャートの画像を読み取って得られた画
像データから前記濃淡の境界部分を検出すると共に特定
位置間の主走査方向及び副走査方向の少なくとも一方の
距離を検出する。前記記憶されたデータと前記検出され
たデータとに基づいて、読み取り開始位置及び読み取り
終了位置の調整値、テストチャート上の特定位置間の距
離とこの距離に対応する前記読み取られたテストチャー
トの画像データに基づく距離との縮倍率の調整値及び前
記縮倍率の調整値で調整して得られる読み取り開始位置
及び読み取り終了位置の調整値の少なくとも1つを算出
する。
【0016】ここで、読み取り開始位置及び読み取り終
了位置の調整値は、記憶されたテストチャートにおける
濃淡の境界部分の主走査方向及び副走査方向における位
置と、検出されたテストチャートの画像の濃淡の境界部
分の主走査方向及び副走査方向における位置とをそれぞ
れ比較することにより、主走査方向及び副走査方向にお
ける読み取り開始位置及び読み取り終了位置の調整値を
算出する。また、テストチャート上の特定位置間の距離
とこの距離に対応する前記読み取られたテストチャート
の画像データに基づく距離との縮倍率の調整値は、記憶
されたテストチャートの特定位置間の主走査方向及び副
走査方向の少なくとも一方の距離と、検出されたテスト
チャートの画像の特定位置間の主走査方向及び副走査方
向の少なくとも一方の距離と、に基づいて求めることが
できる。縮倍率の調整値で調整して得られる読み取り開
始位置及び読み取り終了位置の調整値は、求められた主
走査方向及び副走査方向における読み取り開始位置及び
読み取り終了位置の調整値を、対応する主走査方向及び
副走査方向における縮倍率の調整値で調整することによ
り求めることができる。
了位置の調整値は、記憶されたテストチャートにおける
濃淡の境界部分の主走査方向及び副走査方向における位
置と、検出されたテストチャートの画像の濃淡の境界部
分の主走査方向及び副走査方向における位置とをそれぞ
れ比較することにより、主走査方向及び副走査方向にお
ける読み取り開始位置及び読み取り終了位置の調整値を
算出する。また、テストチャート上の特定位置間の距離
とこの距離に対応する前記読み取られたテストチャート
の画像データに基づく距離との縮倍率の調整値は、記憶
されたテストチャートの特定位置間の主走査方向及び副
走査方向の少なくとも一方の距離と、検出されたテスト
チャートの画像の特定位置間の主走査方向及び副走査方
向の少なくとも一方の距離と、に基づいて求めることが
できる。縮倍率の調整値で調整して得られる読み取り開
始位置及び読み取り終了位置の調整値は、求められた主
走査方向及び副走査方向における読み取り開始位置及び
読み取り終了位置の調整値を、対応する主走査方向及び
副走査方向における縮倍率の調整値で調整することによ
り求めることができる。
【0017】このように請求項2及び請求項3記載の発
明では、記憶されたテストチャート上の所定のデータと
テストチャートの画像から検出された所定のデータとを
用いて自動的に所定の調整値を算出することができるの
で、洗練されたオペレータでなくても画像の読み取り開
始位置及び読み取り終了位置や画像データを短時間で調
整することができ、無駄なサンプルをコピーする必要も
なく、原稿画像以外の原稿の影などを誤検出することが
ない。さらに、縮倍率の調整値で読み取り開始位置及び
読み取り終了位置の調整値を調整することもできるの
で、読み取り開始位置及び読み取り終了位置の正確な調
整値が得られる。
明では、記憶されたテストチャート上の所定のデータと
テストチャートの画像から検出された所定のデータとを
用いて自動的に所定の調整値を算出することができるの
で、洗練されたオペレータでなくても画像の読み取り開
始位置及び読み取り終了位置や画像データを短時間で調
整することができ、無駄なサンプルをコピーする必要も
なく、原稿画像以外の原稿の影などを誤検出することが
ない。さらに、縮倍率の調整値で読み取り開始位置及び
読み取り終了位置の調整値を調整することもできるの
で、読み取り開始位置及び読み取り終了位置の正確な調
整値が得られる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本実施例の画像読取装置の概略構
成のブロック図が示されている。この図1に示すよう
に、本実施例の画像読取装置は、CPU52と、RAM
54と、ROM56と、各種設定情報の入力や後述する
所定の調整値を算出する読み取り補正モードの設定を行
うコントロールパネル58と、セットされた後述する所
定のテストチャートを読み取る読み取り装置60と、か
ら構成されており、これらは、CPUバス74で互いに
接続されており、さらに、CPU52と、コントロール
パネル58と、読み取り装置60と、は、データバス7
6で互いに接続されている。
に説明する。図1は、本実施例の画像読取装置の概略構
成のブロック図が示されている。この図1に示すよう
に、本実施例の画像読取装置は、CPU52と、RAM
54と、ROM56と、各種設定情報の入力や後述する
所定の調整値を算出する読み取り補正モードの設定を行
うコントロールパネル58と、セットされた後述する所
定のテストチャートを読み取る読み取り装置60と、か
ら構成されており、これらは、CPUバス74で互いに
接続されており、さらに、CPU52と、コントロール
パネル58と、読み取り装置60と、は、データバス7
6で互いに接続されている。
【0019】RAM54は、本実施例の制御の結果得ら
れた読み取り開始位置及び読み取り終了位置の調整値、
テストチャート上の特定位置間の距離とこの距離に対応
する前記読み取られたテストチャートの画像データに基
づく距離との縮倍率の調整値及びこの縮倍率の調整値で
調整して得られる読み取り開始位置及び読み取り終了位
置の調整値を記憶する調整値メモリ62と、テストチャ
ートの画像を読み取り装置60で読み取って、得られた
画像データにおける主走査方向及び副走査方向の各ライ
ン毎に黒色のドット数を計数し、その値を記憶する計数
テーブル64と、作業用メモリである主RAM66と、
から構成されている。
れた読み取り開始位置及び読み取り終了位置の調整値、
テストチャート上の特定位置間の距離とこの距離に対応
する前記読み取られたテストチャートの画像データに基
づく距離との縮倍率の調整値及びこの縮倍率の調整値で
調整して得られる読み取り開始位置及び読み取り終了位
置の調整値を記憶する調整値メモリ62と、テストチャ
ートの画像を読み取り装置60で読み取って、得られた
画像データにおける主走査方向及び副走査方向の各ライ
ン毎に黒色のドット数を計数し、その値を記憶する計数
テーブル64と、作業用メモリである主RAM66と、
から構成されている。
【0020】ROM56は、テストチャートの画像を読
み取り装置60で読み取って、得られた画像データにお
ける主走査方向及び副走査方向の各ライン毎に黒色のド
ット数を計数し、その値を計数テーブル64に記憶する
制御を行うためのプログラムを記憶する読み取り調整プ
ログラムメモリ68と、前述の調整値を算出するための
基準となるテストチャート上の読み取り開始位置と読み
取り終了位置及びテストチャート上の特定位置間の距離
を記憶する比較用所定値メモリ70と、各部の動作の詳
細を決定するうえで必要な主プログラムを記憶する主プ
ログラムメモリ72と、から構成されている。
み取り装置60で読み取って、得られた画像データにお
ける主走査方向及び副走査方向の各ライン毎に黒色のド
ット数を計数し、その値を計数テーブル64に記憶する
制御を行うためのプログラムを記憶する読み取り調整プ
ログラムメモリ68と、前述の調整値を算出するための
基準となるテストチャート上の読み取り開始位置と読み
取り終了位置及びテストチャート上の特定位置間の距離
を記憶する比較用所定値メモリ70と、各部の動作の詳
細を決定するうえで必要な主プログラムを記憶する主プ
ログラムメモリ72と、から構成されている。
【0021】読み取り装置60には、原稿をプラテンガ
ラスに移動させた後、原稿が停止した状態で光学系を移
動させ、原稿の画情報を読み取る第1のタイプと、ファ
クシミリ装置において通常用いられている、光学系は固
定し、原稿を移動させながら原稿の画情報を読み取る第
2のタイプ(原稿移動読み取り用自動原稿送り装置(フ
ァックス・ドキュメント・フィーダ( Fax Document
Feeder (FDF)))と、がある。光学系を移動させ
る第1のタイプには、さらに、原稿の表面のみを読み取
る通常のタイプ(自動原稿送り装置(オートマティック
・ドキュメント・フィーダ(Automatic Document F
eeder (ADF)))と、原稿の表及び裏の両面を読み
取るタイプ(両面自動原稿送り装置(デュープレクス・
オートマティック・ドキュメント・フィーダ(Duplex
Automatic Document Feeder(DADF)))と、
がある。
ラスに移動させた後、原稿が停止した状態で光学系を移
動させ、原稿の画情報を読み取る第1のタイプと、ファ
クシミリ装置において通常用いられている、光学系は固
定し、原稿を移動させながら原稿の画情報を読み取る第
2のタイプ(原稿移動読み取り用自動原稿送り装置(フ
ァックス・ドキュメント・フィーダ( Fax Document
Feeder (FDF)))と、がある。光学系を移動させ
る第1のタイプには、さらに、原稿の表面のみを読み取
る通常のタイプ(自動原稿送り装置(オートマティック
・ドキュメント・フィーダ(Automatic Document F
eeder (ADF)))と、原稿の表及び裏の両面を読み
取るタイプ(両面自動原稿送り装置(デュープレクス・
オートマティック・ドキュメント・フィーダ(Duplex
Automatic Document Feeder(DADF)))と、
がある。
【0022】次に、図2を参照してテストチャートを説
明する。この図2には、8種類のテストチャートが示さ
れている。これら図2(1)〜図2(8)に示すよう
に、8種類のテストチャートの原稿の読み取り開始位置
及び読み取り終了位置には、白と黒との境界部分が設け
られている。テストチャートは、これら8種類に限定さ
れるものではないが、少なくとも主走査方向及び副走査
方向における原稿の読み取り開始位置及び読み取り終了
位置が把握できるものである必要がある。なお、本実施
例では、図2(1)のテストチャートを用いる例につい
て説明する。この図2(1)に示したテストチャートを
拡大した図である図3に示すように本実施例が用いるテ
ストチャートTCは、テストチャートTCの主走査方向
に上端LH1から原稿の読み取り開始位置Aまで及び下端
LH2から読み取り終了位置Bまで黒色エリアとなってお
り、また、テストチャートTCの副走査方向に左端LV1
から原稿の読み取り開始位置Aまで及び右端LV2から読
み取り終了位置Bまで黒色エリアとなっている。テスト
チャートTCの他の部分は、白色エリアとなっている。
明する。この図2には、8種類のテストチャートが示さ
れている。これら図2(1)〜図2(8)に示すよう
に、8種類のテストチャートの原稿の読み取り開始位置
及び読み取り終了位置には、白と黒との境界部分が設け
られている。テストチャートは、これら8種類に限定さ
れるものではないが、少なくとも主走査方向及び副走査
方向における原稿の読み取り開始位置及び読み取り終了
位置が把握できるものである必要がある。なお、本実施
例では、図2(1)のテストチャートを用いる例につい
て説明する。この図2(1)に示したテストチャートを
拡大した図である図3に示すように本実施例が用いるテ
ストチャートTCは、テストチャートTCの主走査方向
に上端LH1から原稿の読み取り開始位置Aまで及び下端
LH2から読み取り終了位置Bまで黒色エリアとなってお
り、また、テストチャートTCの副走査方向に左端LV1
から原稿の読み取り開始位置Aまで及び右端LV2から読
み取り終了位置Bまで黒色エリアとなっている。テスト
チャートTCの他の部分は、白色エリアとなっている。
【0023】ここで、図2及び図3上に示した距離a
は、テストチャートTCの左端LV1から原稿の読み取り
開始位置Aまでの主走査方向の距離である。距離bは、
テストチャートTCの右端LV2から原稿の読み取り終了
位置Bまでの主走査方向の距離である。距離cは、原稿
の読み取り開始位置Aから読み取り終了位置Bまでの主
走査方向の距離である。距離eは、テストチャートTC
の上端LH1から原稿の読み取り開始位置Aまでの副走査
方向の距離である。距離dは、テストチャートTCの下
端LH2から原稿の読み取り終了位置Bまでの副走査方向
の距離である。距離fは、原稿の読み取り開始位置Aか
ら読み取り終了位置Bまでの副走査方向の距離である。
これらの距離a〜fは、比較用所定値メモリ30に記憶
されている。
は、テストチャートTCの左端LV1から原稿の読み取り
開始位置Aまでの主走査方向の距離である。距離bは、
テストチャートTCの右端LV2から原稿の読み取り終了
位置Bまでの主走査方向の距離である。距離cは、原稿
の読み取り開始位置Aから読み取り終了位置Bまでの主
走査方向の距離である。距離eは、テストチャートTC
の上端LH1から原稿の読み取り開始位置Aまでの副走査
方向の距離である。距離dは、テストチャートTCの下
端LH2から原稿の読み取り終了位置Bまでの副走査方向
の距離である。距離fは、原稿の読み取り開始位置Aか
ら読み取り終了位置Bまでの副走査方向の距離である。
これらの距離a〜fは、比較用所定値メモリ30に記憶
されている。
【0024】次に、本実施例の作用を説明する。図4
は、本実施例の制御メインルーチンが示されている。
は、本実施例の制御メインルーチンが示されている。
【0025】オペレータによって、テストチャートTC
が読み取り装置60にセットされ、読み取り補正モード
が設定されると、まず、ステップ2で、読み取り装置6
0の種別を判別する。読み取り装置60が、両面自動原
稿送り装置(DADF)である場合にはステップ4に進
み、自動原稿送り装置(ADF)である場合にはステッ
プ6に進み、原稿移動読み取り用自動原稿送り装置(F
DF)である場合にはステップ8に進み、当該装置を起
動する。この起動によって、自動原稿送り装置及び両面
自動原稿送り装置では、光学系が副走査方向に移動し、
原稿移動読み取り用自動原稿送り装置では、原稿が副走
査方向に移動してテストチャートTCの読み取りが開始
される。
が読み取り装置60にセットされ、読み取り補正モード
が設定されると、まず、ステップ2で、読み取り装置6
0の種別を判別する。読み取り装置60が、両面自動原
稿送り装置(DADF)である場合にはステップ4に進
み、自動原稿送り装置(ADF)である場合にはステッ
プ6に進み、原稿移動読み取り用自動原稿送り装置(F
DF)である場合にはステップ8に進み、当該装置を起
動する。この起動によって、自動原稿送り装置及び両面
自動原稿送り装置では、光学系が副走査方向に移動し、
原稿移動読み取り用自動原稿送り装置では、原稿が副走
査方向に移動してテストチャートTCの読み取りが開始
される。
【0026】次のステップ10で、主走査方向計数テー
ブルのインデックスを初期化し、ステップ12で、テス
トチャートTCの画像の主走査方向の1ラインを読み取
って、ステップ14で、1ラインの主走査方向の黒ドッ
ト数を計数する。この1ラインの主走査方向の黒ドット
数を計数する処理を、図5に示したサブルーチンと図6
に示したテストチャートTC、主走査方向計数テーブル
64H、インデックス64hを参照して説明する。な
お、図6に示すように、主走査方向のラインlに対応し
てインデックス64h1、64h2・・・があり、ま
た、主走査方向計数テーブル64Hには、主走査方向の
ライン毎に計数した黒ドット数を記憶するエリア64H
1、64H2・・・が存在し、このエリア64H1、6
4H2・・・は、インデックス64h1、64h2・・
・に対応している。
ブルのインデックスを初期化し、ステップ12で、テス
トチャートTCの画像の主走査方向の1ラインを読み取
って、ステップ14で、1ラインの主走査方向の黒ドッ
ト数を計数する。この1ラインの主走査方向の黒ドット
数を計数する処理を、図5に示したサブルーチンと図6
に示したテストチャートTC、主走査方向計数テーブル
64H、インデックス64hを参照して説明する。な
お、図6に示すように、主走査方向のラインlに対応し
てインデックス64h1、64h2・・・があり、ま
た、主走査方向計数テーブル64Hには、主走査方向の
ライン毎に計数した黒ドット数を記憶するエリア64H
1、64H2・・・が存在し、このエリア64H1、6
4H2・・・は、インデックス64h1、64h2・・
・に対応している。
【0027】ステップ42で、図6に示したようにテス
トチャートTCを主走査方向に1ライン走査することに
より得られたテストチャートTCの画像データの1ライ
ン上の黒ドット数を加算する。ステップ44で、加算値
をインデックス64hが示す主走査方向計数テーブル6
4Hに書き込む。例えば、図6に示すように、テストチ
ャートTCの1ライン上の黒ドット数の幅が4000ド
ットあるときは、主走査方向計数テーブル64Hに40
00を書き込む。ステップ46で、主走査方向計数テー
ブルのインデックスを1カウントアップして、本サブル
ーチンを終了してステップ16(図4)に戻る。なお、
このインデックス64hを1カウントアップするのは、
読み取り装置60が副走査方向に移動してテストチャー
トTCを走査することにより、次の主走査方向の走査ラ
インの黒ドット数を計数したときのその計数値を、1カ
ウントアップされたインデックス64hに対応する主走
査方向計数テーブル64Hのエリアに記憶するためであ
る。
トチャートTCを主走査方向に1ライン走査することに
より得られたテストチャートTCの画像データの1ライ
ン上の黒ドット数を加算する。ステップ44で、加算値
をインデックス64hが示す主走査方向計数テーブル6
4Hに書き込む。例えば、図6に示すように、テストチ
ャートTCの1ライン上の黒ドット数の幅が4000ド
ットあるときは、主走査方向計数テーブル64Hに40
00を書き込む。ステップ46で、主走査方向計数テー
ブルのインデックスを1カウントアップして、本サブル
ーチンを終了してステップ16(図4)に戻る。なお、
このインデックス64hを1カウントアップするのは、
読み取り装置60が副走査方向に移動してテストチャー
トTCを走査することにより、次の主走査方向の走査ラ
インの黒ドット数を計数したときのその計数値を、1カ
ウントアップされたインデックス64hに対応する主走
査方向計数テーブル64Hのエリアに記憶するためであ
る。
【0028】ステップ16では、テストチャートTCの
画像データの1ラインの副走査方向の黒ドット数を計数
する。この処理を、図7に示したサブルーチンと図6に
示したテストチャートTC、副走査方向計数テーブル6
4V、インデックス64vを参照して説明する。なお、
図6に示すように、主走査方向のライン上のドット毎に
対応してインデックス64v1、64v2・・・があ
り、また、副走査方向計数テーブル64Vには、主走査
方向の1ライン上のドット毎に、当該ドットが黒ドット
である場合には、計数値を1カウントアップして記憶す
るエリア64V1、64V2・・・が存在し、このエリ
ア64V1、64V2・・・は、インデックス64v
1、64v2・・・に対応している。
画像データの1ラインの副走査方向の黒ドット数を計数
する。この処理を、図7に示したサブルーチンと図6に
示したテストチャートTC、副走査方向計数テーブル6
4V、インデックス64vを参照して説明する。なお、
図6に示すように、主走査方向のライン上のドット毎に
対応してインデックス64v1、64v2・・・があ
り、また、副走査方向計数テーブル64Vには、主走査
方向の1ライン上のドット毎に、当該ドットが黒ドット
である場合には、計数値を1カウントアップして記憶す
るエリア64V1、64V2・・・が存在し、このエリ
ア64V1、64V2・・・は、インデックス64v
1、64v2・・・に対応している。
【0029】ステップ52(図7)で、副走査方向計数
テーブル64Vのインデックス64vを初期化する。次
のステップ54で、インデックス64vに対応するテス
トチャートTCの主走査方向の走査ラインl上のドット
が黒ドットであるか否か判断し、黒ドットである場合に
は、当該ドットに対応するインデックス64vが示す副
走査方向計数テーブル64Vのエリアのカウント値を1
カウントアップして、ステップ58に進む。一方、イン
デックスに対応するテストチャートTCのドットが黒ド
ットでない場合には、副走査方向計数テーブル64Vの
カウント値を1カウントアップせずにステップ58に進
む。ステップ58では、副走査方向計数テーブル64V
のインデックス64vを1カウントアップする。ステッ
プ60で、テストチャートTCの主走査方向の1ライン
の全ドットについて以上の処理を行ったか否か判断し、
未処理のドットがある場合には、ステップ54に戻って
以上の処理を行う。全てのドットについて以上の処理を
行った場合には、本サブルーチンを終了して、ステップ
18(図4)に戻る。従って、例えば、テストチャート
TCのドットの幅が4000ドットあるときは、以上の
処理を4000回繰り返す。これにより、図6に示した
副走査方向計数テーブル64Vの全てのエリアについ
て、以上の処理が行われることになる。
テーブル64Vのインデックス64vを初期化する。次
のステップ54で、インデックス64vに対応するテス
トチャートTCの主走査方向の走査ラインl上のドット
が黒ドットであるか否か判断し、黒ドットである場合に
は、当該ドットに対応するインデックス64vが示す副
走査方向計数テーブル64Vのエリアのカウント値を1
カウントアップして、ステップ58に進む。一方、イン
デックスに対応するテストチャートTCのドットが黒ド
ットでない場合には、副走査方向計数テーブル64Vの
カウント値を1カウントアップせずにステップ58に進
む。ステップ58では、副走査方向計数テーブル64V
のインデックス64vを1カウントアップする。ステッ
プ60で、テストチャートTCの主走査方向の1ライン
の全ドットについて以上の処理を行ったか否か判断し、
未処理のドットがある場合には、ステップ54に戻って
以上の処理を行う。全てのドットについて以上の処理を
行った場合には、本サブルーチンを終了して、ステップ
18(図4)に戻る。従って、例えば、テストチャート
TCのドットの幅が4000ドットあるときは、以上の
処理を4000回繰り返す。これにより、図6に示した
副走査方向計数テーブル64Vの全てのエリアについ
て、以上の処理が行われることになる。
【0030】ステップ18では、テストチャートTCの
全面を読み取ったか否か判断し、テストチャートTCの
全面を読み取っていない場合には、ステップ12に戻り
以上の処理(ステップ12からステップステップ18)
を行う。一方、テストチャートの全面について以上の処
理を行った場合には、ステップ20に進む。これによ
り、図6に示す主走査方向計数テーブル64Hの全ての
エリア64h1、64h2・・・について処理が行わ
れ、また、副走査方向計数テーブル64Vの全てのエリ
ア64v1、64v2・・・について処理が行われたこ
とになる。
全面を読み取ったか否か判断し、テストチャートTCの
全面を読み取っていない場合には、ステップ12に戻り
以上の処理(ステップ12からステップステップ18)
を行う。一方、テストチャートの全面について以上の処
理を行った場合には、ステップ20に進む。これによ
り、図6に示す主走査方向計数テーブル64Hの全ての
エリア64h1、64h2・・・について処理が行わ
れ、また、副走査方向計数テーブル64Vの全てのエリ
ア64v1、64v2・・・について処理が行われたこ
とになる。
【0031】ステップ20では、調整値の算出を行う。
この処理を図8乃至図16を参照して説明する。図8に
は調整値算出のサブルーチンが示されている。ステップ
82で、テストチャートTCにおける上端LH1から、黒
色エリアから白色エリアに変化する点である読み取り開
始位置Aまでの距離e′、テストチャートTCにおける
下端LH2から白色エリアから黒色エリアに変化する点で
ある読み取り終了位置Bまでの距離d′、読み取り開始
位置Aから読み取り終了位置Bまでの距離f′値を算出
する。このd′、e′、f′値算出処理を図9のサブル
ーチン及び図10の主走査方向計数テーブルの黒ドット
の計数値(以下テーブル値という)のグラフを参照して
説明する。ステップ112(図9)で、主走査方向計数
テーブル64Hのインデックス64hを初期化する。ス
テップ114で、インデックス64hに対応する主走査
方向計数テーブル64Hに記憶されたテーブル値が、所
定値X1(本実施例では、X1=1100)より小さい
か否か判断する。
この処理を図8乃至図16を参照して説明する。図8に
は調整値算出のサブルーチンが示されている。ステップ
82で、テストチャートTCにおける上端LH1から、黒
色エリアから白色エリアに変化する点である読み取り開
始位置Aまでの距離e′、テストチャートTCにおける
下端LH2から白色エリアから黒色エリアに変化する点で
ある読み取り終了位置Bまでの距離d′、読み取り開始
位置Aから読み取り終了位置Bまでの距離f′値を算出
する。このd′、e′、f′値算出処理を図9のサブル
ーチン及び図10の主走査方向計数テーブルの黒ドット
の計数値(以下テーブル値という)のグラフを参照して
説明する。ステップ112(図9)で、主走査方向計数
テーブル64Hのインデックス64hを初期化する。ス
テップ114で、インデックス64hに対応する主走査
方向計数テーブル64Hに記憶されたテーブル値が、所
定値X1(本実施例では、X1=1100)より小さい
か否か判断する。
【0032】ここで、所定値X1について説明する。図
3に示すように、テストチャートTC上における主走査
方向及び副走査方向に平行に黒色の部分が存在している
テストチャートTCが読み取り装置60上でずれてセッ
トされた場合において、読み取り装置60がこのテスト
チャートTCの読み取り開始位置A付近のエリアを主走
査方向に走査することにより黒ドット数を計数すると、
図10に示すように、この境界付近のエリアで走査した
主走査方向の走査ラインと対応するインデックス値I1
〜I3 の主走査方向計数テーブル64Hのテーブル値が
次第に小さくなっていく。このような事実に鑑み、本実
施例では、副走査方向に移動した主走査方向のラインが
読み取り開始位置Aに位置すると判断することができる
主走査方向計数テーブル64Hのテーブル値を所定値X
1としている。
3に示すように、テストチャートTC上における主走査
方向及び副走査方向に平行に黒色の部分が存在している
テストチャートTCが読み取り装置60上でずれてセッ
トされた場合において、読み取り装置60がこのテスト
チャートTCの読み取り開始位置A付近のエリアを主走
査方向に走査することにより黒ドット数を計数すると、
図10に示すように、この境界付近のエリアで走査した
主走査方向の走査ラインと対応するインデックス値I1
〜I3 の主走査方向計数テーブル64Hのテーブル値が
次第に小さくなっていく。このような事実に鑑み、本実
施例では、副走査方向に移動した主走査方向のラインが
読み取り開始位置Aに位置すると判断することができる
主走査方向計数テーブル64Hのテーブル値を所定値X
1としている。
【0033】ステップ114で、主走査方向計数テーブ
ル64Hのテーブル値が所定値X1より大きい場合に
は、いまだ、インデックスに対応する主走査方向のライ
ンが読み取り開始位置Aまで達していないことになるの
で、ステップ116で、インデックスを1カウントアッ
プする。この1カウントアップすることで、副走査方向
に1ラインずれた主走査方向のライン上の黒ドット数が
記憶されている主走査方向計数テーブル64Hのテーブ
ル値を読み出すことができる。次のステップ118で、
インデックス値が、所定値XE1より大きいか否か判断
する。
ル64Hのテーブル値が所定値X1より大きい場合に
は、いまだ、インデックスに対応する主走査方向のライ
ンが読み取り開始位置Aまで達していないことになるの
で、ステップ116で、インデックスを1カウントアッ
プする。この1カウントアップすることで、副走査方向
に1ラインずれた主走査方向のライン上の黒ドット数が
記憶されている主走査方向計数テーブル64Hのテーブ
ル値を読み出すことができる。次のステップ118で、
インデックス値が、所定値XE1より大きいか否か判断
する。
【0034】ここで、所定値XE1について説明する。
読み取り装置60が副走査方向に正確に移動しなかった
場合やテストチャートTCが読み取り装置60上の所定
位置にセットされなかったこと、すなわち、読み取り装
置60がスリップしたことにより、許容範囲以上にテス
トチャートTC上における原稿の読み取り開始位置がず
れてしまう場合が生ずる。そこで、許容範囲以上にテス
トチャート上の原稿の読み取り開始位置がずれているか
否か判断するため、所定値XE1を用いている。よっ
て、本実施例では、副走査方向に移動した主走査方向の
ラインがテストチャート上の読み取り開始位置に位置す
る前に、主走査方向の走査ラインの位置に対応するイン
デックス値が、所定値XE1より大きいか否か判断する
こととしている。
読み取り装置60が副走査方向に正確に移動しなかった
場合やテストチャートTCが読み取り装置60上の所定
位置にセットされなかったこと、すなわち、読み取り装
置60がスリップしたことにより、許容範囲以上にテス
トチャートTC上における原稿の読み取り開始位置がず
れてしまう場合が生ずる。そこで、許容範囲以上にテス
トチャート上の原稿の読み取り開始位置がずれているか
否か判断するため、所定値XE1を用いている。よっ
て、本実施例では、副走査方向に移動した主走査方向の
ラインがテストチャート上の読み取り開始位置に位置す
る前に、主走査方向の走査ラインの位置に対応するイン
デックス値が、所定値XE1より大きいか否か判断する
こととしている。
【0035】インデックス値が許容範囲である所定値X
E1より大きい場合には、ステップ132で、異常のフ
ラグを立てて本サブルーチンを終了して、ステップ84
(図8)に進む。一方、ステップ118で、インデック
ス値が所定値XE1より小さい場合、すなわち、許容範
囲内である場合には、ステップ114に戻る。ステップ
114で、テーブル値が所定値X1より小さいと判断さ
れた場合、すなわち、インデックスに対応する主走査方
向のラインがテストチャートTC上の読み取り開始位置
Aに位置すると判断される場合には、ステップ120
で、図10に示すように、現インデックス値I2 を距離
e′とする。次のステップ122で、インデックス64
hに対応する主走査方向計数テーブル64Hに記憶され
たテーブル値が所定値X2より大きいか否か判断する。
E1より大きい場合には、ステップ132で、異常のフ
ラグを立てて本サブルーチンを終了して、ステップ84
(図8)に進む。一方、ステップ118で、インデック
ス値が所定値XE1より小さい場合、すなわち、許容範
囲内である場合には、ステップ114に戻る。ステップ
114で、テーブル値が所定値X1より小さいと判断さ
れた場合、すなわち、インデックスに対応する主走査方
向のラインがテストチャートTC上の読み取り開始位置
Aに位置すると判断される場合には、ステップ120
で、図10に示すように、現インデックス値I2 を距離
e′とする。次のステップ122で、インデックス64
hに対応する主走査方向計数テーブル64Hに記憶され
たテーブル値が所定値X2より大きいか否か判断する。
【0036】ここで、この所定値X2は、前述のX1と
同様な理由から、副走査方向に移動した主走査方向のラ
インが読み取り終了位置Bに位置すると判断できる主走
査方向計数テーブル64Hのテーブル値である。
同様な理由から、副走査方向に移動した主走査方向のラ
インが読み取り終了位置Bに位置すると判断できる主走
査方向計数テーブル64Hのテーブル値である。
【0037】ステップ122で、主走査方向計数テーブ
ル64Hのテーブル値がこの所定値X2より小さい場
合、すなわち、インデックス64hに対応する主走査方
向の走査ラインが読み取り終了位置Bまで達していない
場合には、ステップ124で、インデックス64hを1
カウントアップする。このようにインデックス64hを
1カウントアップすることで、前述したように、副走査
方向に1ラインずれた主走査方向のライン上の黒ドット
数が記憶されている主走査方向計数テーブル64Hのテ
ーブル値を読み出すことができる。ステップ126は、
読み取り装置60がスリップしたか否か判断するため、
インデックス値が所定値XE2より大きいか否か判断す
る。この所定値XE2は、前述した所定値XE1と同様
の理由から、読み取り装置60に対して許容範囲以上に
テストチャート上の原稿の読み取り終了位置Bがずれて
いるか否か判断するための値である。インデックス値が
所定値XE2より大きい場合には、読み取り装置60の
スリップの許容範囲外であるので、ステップ132に進
む。一方、インデックス値が所定値XE2より小さい場
合には、ステップ122戻る。ステップ122で、主走
査方向計数テーブル64Hのテーブル値が所定値X2よ
り大きいと判断された場合には、副走査方向に移動した
主走査方向のラインが読み取り開始位置Bに位置すると
判断することができるので、ステップ128で、現イン
デックス値I6 (図10参照)からインデックス値I2
(e′)を引いた値を、読み取り開始位置Aから読み取
り終了位置Bまでの距離f′とする。ステップ130
で、全ライン数に対応する全インデックス値から現イン
デックス値I7 を引いた値をテストチャートTCの下端
LH2から読み取り終了位置Bまでの距離d′として、本
制御を終了して、ステップ84(図8)に戻る。
ル64Hのテーブル値がこの所定値X2より小さい場
合、すなわち、インデックス64hに対応する主走査方
向の走査ラインが読み取り終了位置Bまで達していない
場合には、ステップ124で、インデックス64hを1
カウントアップする。このようにインデックス64hを
1カウントアップすることで、前述したように、副走査
方向に1ラインずれた主走査方向のライン上の黒ドット
数が記憶されている主走査方向計数テーブル64Hのテ
ーブル値を読み出すことができる。ステップ126は、
読み取り装置60がスリップしたか否か判断するため、
インデックス値が所定値XE2より大きいか否か判断す
る。この所定値XE2は、前述した所定値XE1と同様
の理由から、読み取り装置60に対して許容範囲以上に
テストチャート上の原稿の読み取り終了位置Bがずれて
いるか否か判断するための値である。インデックス値が
所定値XE2より大きい場合には、読み取り装置60の
スリップの許容範囲外であるので、ステップ132に進
む。一方、インデックス値が所定値XE2より小さい場
合には、ステップ122戻る。ステップ122で、主走
査方向計数テーブル64Hのテーブル値が所定値X2よ
り大きいと判断された場合には、副走査方向に移動した
主走査方向のラインが読み取り開始位置Bに位置すると
判断することができるので、ステップ128で、現イン
デックス値I6 (図10参照)からインデックス値I2
(e′)を引いた値を、読み取り開始位置Aから読み取
り終了位置Bまでの距離f′とする。ステップ130
で、全ライン数に対応する全インデックス値から現イン
デックス値I7 を引いた値をテストチャートTCの下端
LH2から読み取り終了位置Bまでの距離d′として、本
制御を終了して、ステップ84(図8)に戻る。
【0038】ステップ84では、異常のフラグが立てて
あるか否か判断することにより異常が有るか否か判断す
る。異常がある場合には、本サブルーチンを終了して、
ステップ22(図4)へ進む。異常が無い場合には、ス
テップ86で、テストチャートTCの主走査方向の左端
LV1から読み取り開始位置Aまでの距離a′、テストチ
ャートTCの主走査方向の右端LV2から読み取り終了位
置Bまでの距離b′、読み取り開始位置Aから読み取り
終了位置Bまでの主走査方向の距離c′値を算出する。
このa′、b′、c′値算出処理を図11のサブルーチ
ン及び図12の副走査方向計数テーブル64Vのテーブ
ル値グラフを参照して説明する。ステップ142(図1
1)で、副走査方向計数テーブル64Vのインデックス
64vを初期化する。ステップ144で、インデックス
64vに対応する副走査方向計数テーブル64Vに記憶
されたテーブル値が、所定値Y1より小さいか否か判断
する。
あるか否か判断することにより異常が有るか否か判断す
る。異常がある場合には、本サブルーチンを終了して、
ステップ22(図4)へ進む。異常が無い場合には、ス
テップ86で、テストチャートTCの主走査方向の左端
LV1から読み取り開始位置Aまでの距離a′、テストチ
ャートTCの主走査方向の右端LV2から読み取り終了位
置Bまでの距離b′、読み取り開始位置Aから読み取り
終了位置Bまでの主走査方向の距離c′値を算出する。
このa′、b′、c′値算出処理を図11のサブルーチ
ン及び図12の副走査方向計数テーブル64Vのテーブ
ル値グラフを参照して説明する。ステップ142(図1
1)で、副走査方向計数テーブル64Vのインデックス
64vを初期化する。ステップ144で、インデックス
64vに対応する副走査方向計数テーブル64Vに記憶
されたテーブル値が、所定値Y1より小さいか否か判断
する。
【0039】この所定値Y1は、前述のX1と同様の理
由から、副走査方向に移動した主走査方向のライン上の
ドットの位置が読み取り開始位置Aに位置すると判断で
きる副走査方向計数テーブル64Vのテーブル値であ
る。
由から、副走査方向に移動した主走査方向のライン上の
ドットの位置が読み取り開始位置Aに位置すると判断で
きる副走査方向計数テーブル64Vのテーブル値であ
る。
【0040】インデックス64vに対応する副走査方向
計数テーブル64Vに記憶されたテーブル値が、所定値
Y1より大きい場合には、主走査方向の走査ライン上の
ドットの位置が読み取り開始位置Aに達していないこと
から、ステップ146で、次のドットに対応させるため
インデックス64vを1カウントアップして、ステップ
148で、読み取り装置60が主走査方向に正確に走査
しなかった、すなわち、読み取り装置60がスリップし
たか否か判断するため、インデックス値が許容範囲であ
る所定値YE1より大きいか否か判断する。インデック
ス値が所定値YE1より大きい場合には、ステップ16
2で、異常のフラグを立てて本サブルーチンを終了し
て、ステップ88(図8)に進む。一方、ステップ14
8で、インデックス値が所定値YE1より小さい場合に
は、ステップ144に戻る。ステップ144で、テーブ
ル値が所定値Y1より小さいと判断された場合には、主
走査方向の走査ライン上のドットの位置が読み取り開始
位置Aに達したことになるので、ステップ150で、図
12に示すように、インデックス値Ib を距離a′とす
る。次のステップ152で、インデックス64vに対応
する副走査方向計数テーブル64Vに記憶されたテーブ
ル値が所定値Y2より大きいか否か判断する。
計数テーブル64Vに記憶されたテーブル値が、所定値
Y1より大きい場合には、主走査方向の走査ライン上の
ドットの位置が読み取り開始位置Aに達していないこと
から、ステップ146で、次のドットに対応させるため
インデックス64vを1カウントアップして、ステップ
148で、読み取り装置60が主走査方向に正確に走査
しなかった、すなわち、読み取り装置60がスリップし
たか否か判断するため、インデックス値が許容範囲であ
る所定値YE1より大きいか否か判断する。インデック
ス値が所定値YE1より大きい場合には、ステップ16
2で、異常のフラグを立てて本サブルーチンを終了し
て、ステップ88(図8)に進む。一方、ステップ14
8で、インデックス値が所定値YE1より小さい場合に
は、ステップ144に戻る。ステップ144で、テーブ
ル値が所定値Y1より小さいと判断された場合には、主
走査方向の走査ライン上のドットの位置が読み取り開始
位置Aに達したことになるので、ステップ150で、図
12に示すように、インデックス値Ib を距離a′とす
る。次のステップ152で、インデックス64vに対応
する副走査方向計数テーブル64Vに記憶されたテーブ
ル値が所定値Y2より大きいか否か判断する。
【0041】ここで、この所定値Y2は、前述のX2と
同様な理由から副走査方向に移動した主走査方向のライ
ン上のドットの位置が読み取り終了位置Bに位置すると
判断することができる副走査方向計数テーブル64Vの
テーブル値である。
同様な理由から副走査方向に移動した主走査方向のライ
ン上のドットの位置が読み取り終了位置Bに位置すると
判断することができる副走査方向計数テーブル64Vの
テーブル値である。
【0042】インデックス64vに対応する副走査方向
計数テーブル64Vに記憶されたテーブル値が所定値Y
2より小さい場合には、主走査方向の走査ライン上のド
ットの位置が読み取り終了位置Bに達していないことか
ら、ステップ154で、インデックスを1カウントアッ
プする。この1カウントアップすることにより、主走査
方向に1ドットずれた主走査方向のライン上の黒ドット
数が記憶されている副走査方向計数テーブル64Vのテ
ーブル値を読み出すことができる。ステップ156で、
読み取り装置60がスリップしたか否か判断するため、
インデックス値が許容範囲である所定値YE2より大き
いか否か判断し、大きい場合には、異常であるので、ス
テップ162に進む。一方、インデックス値が所定値Y
E2より小さい場合には、ステップ152戻る。ステッ
プ152で、テーブル値が所定値Y2より大きいと判断
された場合には、ステップ158で、図12に示すよう
に、現インデックス値If からインデックス値I
b (a′)を引いた値を、読み取り開始位置Aから読み
取り終了位置Bまでの距離c′とする。ステップ160
で、全ライン数に対応する全インデックス値から現イン
デックス値Ig を引いた値をテストチャートTCにおけ
る右端LV2から読み取り終了位置Bまでの距離b′とし
て、本サブルーチンを終了して、ステップ88(図6)
に戻る。
計数テーブル64Vに記憶されたテーブル値が所定値Y
2より小さい場合には、主走査方向の走査ライン上のド
ットの位置が読み取り終了位置Bに達していないことか
ら、ステップ154で、インデックスを1カウントアッ
プする。この1カウントアップすることにより、主走査
方向に1ドットずれた主走査方向のライン上の黒ドット
数が記憶されている副走査方向計数テーブル64Vのテ
ーブル値を読み出すことができる。ステップ156で、
読み取り装置60がスリップしたか否か判断するため、
インデックス値が許容範囲である所定値YE2より大き
いか否か判断し、大きい場合には、異常であるので、ス
テップ162に進む。一方、インデックス値が所定値Y
E2より小さい場合には、ステップ152戻る。ステッ
プ152で、テーブル値が所定値Y2より大きいと判断
された場合には、ステップ158で、図12に示すよう
に、現インデックス値If からインデックス値I
b (a′)を引いた値を、読み取り開始位置Aから読み
取り終了位置Bまでの距離c′とする。ステップ160
で、全ライン数に対応する全インデックス値から現イン
デックス値Ig を引いた値をテストチャートTCにおけ
る右端LV2から読み取り終了位置Bまでの距離b′とし
て、本サブルーチンを終了して、ステップ88(図6)
に戻る。
【0043】ステップ88では、異常のフラグを立てて
あるか否か判断することにより異常が有るか否か判断す
る。異常がある場合には、本サブルーチンを終了して、
ステップ22(図3)へ進む。異常が無い場合には、ス
テップ90で、読み取り装置60にセットされたテスト
チャートTCの方向が許容範囲よりずれているか否かの
スキューのチェックを行う。このスキューチェックの処
理を図13乃至図16を参照して説明する。読み取り装
置60にセットされたテストチャートTCの方向がずれ
ている場合には、セットされたテストチャートTCの方
向が主走査方向及び副走査方向のいずれの方向にもずれ
ているので、スキューチェックの処理は、主走査方向及
び副走査方向のいずれの計数テーブルを用いることがで
きるが、本実施例では、主走査方向計数テーブル64H
を用いている。
あるか否か判断することにより異常が有るか否か判断す
る。異常がある場合には、本サブルーチンを終了して、
ステップ22(図3)へ進む。異常が無い場合には、ス
テップ90で、読み取り装置60にセットされたテスト
チャートTCの方向が許容範囲よりずれているか否かの
スキューのチェックを行う。このスキューチェックの処
理を図13乃至図16を参照して説明する。読み取り装
置60にセットされたテストチャートTCの方向がずれ
ている場合には、セットされたテストチャートTCの方
向が主走査方向及び副走査方向のいずれの方向にもずれ
ているので、スキューチェックの処理は、主走査方向及
び副走査方向のいずれの計数テーブルを用いることがで
きるが、本実施例では、主走査方向計数テーブル64H
を用いている。
【0044】ステップ170(図13)で、主走査方向
計数テーブル64Hのインデックス64hを初期化す
る。次のステップ172ではインデックス64hに示さ
れたテーブル値が所定値S1より小さいか否か判断す
る。
計数テーブル64Hのインデックス64hを初期化す
る。次のステップ172ではインデックス64hに示さ
れたテーブル値が所定値S1より小さいか否か判断す
る。
【0045】ここで、所定値S1について説明する。読
み取り装置60へセットされたテストチャートTCの方
向が主走査方向に対してずれている場合には、図14に
示すように、テストチャートTC上の読み取り開始位置
A付近のエリアでのインデックスI1 〜I3 の主走査方
向計数テーブルのテーブル値が次第に小さくなってい
く。図15は、テストチャートの主走査方向のずれが、
計数結果が図14となる場合のテストチャートの主走査
方向のずれよりも大きくずれている場合の計数結果を示
したグラフである。これら図14及び図15から理解さ
れるように、テストチャートTCの主走査方向のずれが
大きい程、主走査方向計数テーブル64Hのテーブル値
が減少するインデックスの範囲か広くなる。従って、主
走査方向計数テーブルのテーブル値が減少するインデッ
クスの範囲を検出すると、読み取り装置60へセットさ
れたテストチャートTCの主走査方向のずれを検出する
ことができる。そこで、本実施例では、このテストチャ
ートTCの方向のずれに対応する主走査方向計数テーブ
ルのテーブル値が減少するインデックスの範囲を検出す
るため、主走査方向計数テーブル64Hのテーブル値の
最大値よりわずかに小さい値に対応するインデックス値
と主走査方向計数テーブル64Hのテーブル値の最小値
よりわずかに大きい値に対応するインデックス値とを検
出するようにしている。この主走査方向計数テーブル6
4Hのテーブル値の最大値よりわずかに小さい値が所定
値S1である。
み取り装置60へセットされたテストチャートTCの方
向が主走査方向に対してずれている場合には、図14に
示すように、テストチャートTC上の読み取り開始位置
A付近のエリアでのインデックスI1 〜I3 の主走査方
向計数テーブルのテーブル値が次第に小さくなってい
く。図15は、テストチャートの主走査方向のずれが、
計数結果が図14となる場合のテストチャートの主走査
方向のずれよりも大きくずれている場合の計数結果を示
したグラフである。これら図14及び図15から理解さ
れるように、テストチャートTCの主走査方向のずれが
大きい程、主走査方向計数テーブル64Hのテーブル値
が減少するインデックスの範囲か広くなる。従って、主
走査方向計数テーブルのテーブル値が減少するインデッ
クスの範囲を検出すると、読み取り装置60へセットさ
れたテストチャートTCの主走査方向のずれを検出する
ことができる。そこで、本実施例では、このテストチャ
ートTCの方向のずれに対応する主走査方向計数テーブ
ルのテーブル値が減少するインデックスの範囲を検出す
るため、主走査方向計数テーブル64Hのテーブル値の
最大値よりわずかに小さい値に対応するインデックス値
と主走査方向計数テーブル64Hのテーブル値の最小値
よりわずかに大きい値に対応するインデックス値とを検
出するようにしている。この主走査方向計数テーブル6
4Hのテーブル値の最大値よりわずかに小さい値が所定
値S1である。
【0046】インデックスに示されたテーブル値が所定
値S1より大きい場合には、ステップ174で、インデ
ックスを1カウントアップし、ステップ176で、イン
デックス値が、読み取り装置60のスリップの許容範囲
である所定値XE1より大きいか否か判断し、大きい場
合には、ステップ190で異常のフラグを立て、小さい
場合には、ステップ172に戻る。ステップ172で、
テーブル値が所定値S1より小さいと判断された場合に
は、ステップ178で、図14に示すように、このとき
のインデックス値I10をG1とする。次のステップ18
0で、テーブル値が所定値S2より小さいか否か判断す
る。この所定値S2は、前述したテストチャートTCの
セットされた方向のずれを検出するための主走査方向計
数テーブル64Hの最小値よりわずかに大きい値であ
る。テーブル値が所定値S2より大きい場合には、ステ
ップ182で、主走査方向ラインが1ライン副走査方向
にずれたときの主走査方向計数テーブル64Hのテーブ
ル値を読み出すため、インデックス値を1カウントアッ
プし、ステップ184で、インデックス値が読み取り装
置60のスリップの許容範囲である所定値XE1より大
きいか否か判断し、大きい場合には、許容範囲外である
ので、ステップ190で、異常のフラグを立て、小さい
場合には、ステップ180に戻る。ステップ180で、
テーブル値が所定値S2より小さい場合には、図14に
示すように、現インデックス値I11をG2とする。ステ
ップ188で、G1+G2の値が所定値G3より小さい
か否か判断する。この所定値G3は、テストチャートT
Cの方向のずれの許容範囲に対応する主走査方向計数テ
ーブルのテーブル値が減少するインデックスの範囲であ
る。G1+G2の値が所定値G3より大きい場合は、テ
ストチャートTCのセットした方向のずれが許容範囲よ
りずれているので、ステップ190で異常のフラグを立
てて、本サブルーチンを終了して、ステップ92(図
8)に戻る。一方、G1+G2の値が所定値G3より小
さい場合は、テストチャートTCのセットした方向のず
れが許容範囲内であるので、異常のフラグを立てずに、
本サブルーチンを終了して、ステップ92に戻る(図
8)。なお、テストチャートのセット方向が許容範囲内
であっても、図16に示すように、読み取り装置60の
スリップが許容範囲外であれば異常のフラグを立てて、
本サブルーチンを終了する(ステップ176、ステップ
184、ステップ190)。ステップ92では、異常が
あるか否か判断し、異常がある場合には、本サブルーチ
ンを終了して、ステップ22(図4)に戻る。一方、異
常がない場合には、ステップ94で、次式(1)のc、
c′に該当する値を代入することにより主走査方向の縮
倍率の調整値T1を求める。
値S1より大きい場合には、ステップ174で、インデ
ックスを1カウントアップし、ステップ176で、イン
デックス値が、読み取り装置60のスリップの許容範囲
である所定値XE1より大きいか否か判断し、大きい場
合には、ステップ190で異常のフラグを立て、小さい
場合には、ステップ172に戻る。ステップ172で、
テーブル値が所定値S1より小さいと判断された場合に
は、ステップ178で、図14に示すように、このとき
のインデックス値I10をG1とする。次のステップ18
0で、テーブル値が所定値S2より小さいか否か判断す
る。この所定値S2は、前述したテストチャートTCの
セットされた方向のずれを検出するための主走査方向計
数テーブル64Hの最小値よりわずかに大きい値であ
る。テーブル値が所定値S2より大きい場合には、ステ
ップ182で、主走査方向ラインが1ライン副走査方向
にずれたときの主走査方向計数テーブル64Hのテーブ
ル値を読み出すため、インデックス値を1カウントアッ
プし、ステップ184で、インデックス値が読み取り装
置60のスリップの許容範囲である所定値XE1より大
きいか否か判断し、大きい場合には、許容範囲外である
ので、ステップ190で、異常のフラグを立て、小さい
場合には、ステップ180に戻る。ステップ180で、
テーブル値が所定値S2より小さい場合には、図14に
示すように、現インデックス値I11をG2とする。ステ
ップ188で、G1+G2の値が所定値G3より小さい
か否か判断する。この所定値G3は、テストチャートT
Cの方向のずれの許容範囲に対応する主走査方向計数テ
ーブルのテーブル値が減少するインデックスの範囲であ
る。G1+G2の値が所定値G3より大きい場合は、テ
ストチャートTCのセットした方向のずれが許容範囲よ
りずれているので、ステップ190で異常のフラグを立
てて、本サブルーチンを終了して、ステップ92(図
8)に戻る。一方、G1+G2の値が所定値G3より小
さい場合は、テストチャートTCのセットした方向のず
れが許容範囲内であるので、異常のフラグを立てずに、
本サブルーチンを終了して、ステップ92に戻る(図
8)。なお、テストチャートのセット方向が許容範囲内
であっても、図16に示すように、読み取り装置60の
スリップが許容範囲外であれば異常のフラグを立てて、
本サブルーチンを終了する(ステップ176、ステップ
184、ステップ190)。ステップ92では、異常が
あるか否か判断し、異常がある場合には、本サブルーチ
ンを終了して、ステップ22(図4)に戻る。一方、異
常がない場合には、ステップ94で、次式(1)のc、
c′に該当する値を代入することにより主走査方向の縮
倍率の調整値T1を求める。
【0047】T1=c÷c′・・・(1)
【0048】ステップ96で、次式(2)のf、f′に
該当する値を代入することにより、副走査方向の縮倍率
の調整値T2を求める。
該当する値を代入することにより、副走査方向の縮倍率
の調整値T2を求める。
【0049】T2=f÷f′・・・(2)
【0050】ステップ98で、次式(3)のa、a′、
T1に該当する値を代入することにより主走査方向読み
取り開始位置の調整値T3を求める。
T1に該当する値を代入することにより主走査方向読み
取り開始位置の調整値T3を求める。
【0051】T3=a−(a′×T1)・・・(3)
【0052】ステップ100で、次式(4)のb、
b′、T1に該当する値を代入することにより主走査方
向読み取り終了位置の調整値T4を求める。
b′、T1に該当する値を代入することにより主走査方
向読み取り終了位置の調整値T4を求める。
【0053】T4=b−(b′×T1)・・・(4)
【0054】ステップ102で、次式(5)のe、
e′、T2に該当する値を代入することにより副走査方
向読み取り開始位置の調整値T5を求める。
e′、T2に該当する値を代入することにより副走査方
向読み取り開始位置の調整値T5を求める。
【0055】T5=e−(e′×T2)・・・(5)
【0056】ステップ104で、次式(6)のd、
d′、T2に該当する値を代入することにより副走査方
向読み取り終了位置の調整値T6を求めて、本制御を終
了して、ステップ22(図4)に戻る。
d′、T2に該当する値を代入することにより副走査方
向読み取り終了位置の調整値T6を求めて、本制御を終
了して、ステップ22(図4)に戻る。
【0057】T6=d−(d′×T2)・・・(6)
【0058】ステップ22で、異常があるか否か判断
し、異常がある場合には、ステップ26で、その旨オペ
レータに通知して、ステップ2に戻る。これにより、オ
ペレータは、テストチャートをセットし直すことができ
る。一方、異常がない場合にはステップ26で、プラテ
ン読み取り装置60又はFDF読み取り装置60である
か否か及び両面読み取り装置60の場合に両面読み取り
が終了したか否か判断し、両面読み取りが終了していな
い場合には、ステップ28で、読み取り開始位置及び読
み取り終了位置の調整値を保存し、ステップ30で、テ
ストチャートTCを裏返しして、次のステップ32で、
裏面読み取りを開始して、ステップ10に進み、以上の
処理を繰り返す。一方、ステップ26で、プラテン読み
取り装置60、FDF読み取り装置60である場合や両
面読み取り装置60の場合に両面読み取りが終了したと
判断された場合には、ステップ34で、縮倍率の調整値
を保存し、ステップ36で、読み取り開始位置及び読み
取り終了位置の調整値を保存して、本制御を終了する。
し、異常がある場合には、ステップ26で、その旨オペ
レータに通知して、ステップ2に戻る。これにより、オ
ペレータは、テストチャートをセットし直すことができ
る。一方、異常がない場合にはステップ26で、プラテ
ン読み取り装置60又はFDF読み取り装置60である
か否か及び両面読み取り装置60の場合に両面読み取り
が終了したか否か判断し、両面読み取りが終了していな
い場合には、ステップ28で、読み取り開始位置及び読
み取り終了位置の調整値を保存し、ステップ30で、テ
ストチャートTCを裏返しして、次のステップ32で、
裏面読み取りを開始して、ステップ10に進み、以上の
処理を繰り返す。一方、ステップ26で、プラテン読み
取り装置60、FDF読み取り装置60である場合や両
面読み取り装置60の場合に両面読み取りが終了したと
判断された場合には、ステップ34で、縮倍率の調整値
を保存し、ステップ36で、読み取り開始位置及び読み
取り終了位置の調整値を保存して、本制御を終了する。
【0059】その後、読み取り開始位置及び読み取り終
了位置の調整値に基づいて、読み取り開始位置及び読み
取り終了位置を調整して、原稿の画像を読み取り、得ら
れた画像データを縮倍率の調整値で調整する。
了位置の調整値に基づいて、読み取り開始位置及び読み
取り終了位置を調整して、原稿の画像を読み取り、得ら
れた画像データを縮倍率の調整値で調整する。
【0060】以上説明した実施例では、読み取り開始位
置と読み取り終了位置及び縮倍率の調整値を自動的に算
出するので、洗練されたオペレータでなくても短時間で
読み取り開始位置と読み取り終了位置及び縮倍率を調整
することができる。また、読取開始位置と終了位置及び
縮倍率の調整値を画像読取装置のみで算出するので、記
録装置がいらなく、無駄なサンプルをコピーする必要が
ない。
置と読み取り終了位置及び縮倍率の調整値を自動的に算
出するので、洗練されたオペレータでなくても短時間で
読み取り開始位置と読み取り終了位置及び縮倍率を調整
することができる。また、読取開始位置と終了位置及び
縮倍率の調整値を画像読取装置のみで算出するので、記
録装置がいらなく、無駄なサンプルをコピーする必要が
ない。
【0061】また、テストチャートを用いるので、原稿
画像以外の原稿の影などを誤検出することがなく、ま
た、多種の画像読取装置にも応用することができる。
画像以外の原稿の影などを誤検出することがなく、ま
た、多種の画像読取装置にも応用することができる。
【0062】さらに、前述の実施例では、縮倍率に誤差
がある場合に、縮倍率を調整し調整された縮倍率の誤差
を調整する調整値により読み取り開始位置及び読み取り
終了位置の調整をすることから、読み取り開始位置及び
読み取り終了位置の正確な調整値が得られる。
がある場合に、縮倍率を調整し調整された縮倍率の誤差
を調整する調整値により読み取り開始位置及び読み取り
終了位置の調整をすることから、読み取り開始位置及び
読み取り終了位置の正確な調整値が得られる。
【0063】また、前述の実施例では、原稿を裏返して
読み取り位置に原稿をフィードする際に表面とは若干違
う位置にセットされることがあるが、裏面の読み取り開
始位置と読み取り終了位置及び縮倍率の調整値を持つこ
とから、原稿の表面と裏面に適した読み取り開始位置及
び読み取り終了位置や画像データの調整をすることがで
きる。
読み取り位置に原稿をフィードする際に表面とは若干違
う位置にセットされることがあるが、裏面の読み取り開
始位置と読み取り終了位置及び縮倍率の調整値を持つこ
とから、原稿の表面と裏面に適した読み取り開始位置及
び読み取り終了位置や画像データの調整をすることがで
きる。
【0064】以上説明した第1の実施例では、主走査方
向及び副走査方向の黒ドット数を計数する際、テストチ
ャートの全面を走査して読み取ることとしているが、テ
ストチャートの画像を間引くことも可能である。これに
より、間引いた分だけ走査する回数を少なくし、計数に
かかる時間を最小限に抑えると共に必要とされる精度の
調整値を得ることが可能となる。
向及び副走査方向の黒ドット数を計数する際、テストチ
ャートの全面を走査して読み取ることとしているが、テ
ストチャートの画像を間引くことも可能である。これに
より、間引いた分だけ走査する回数を少なくし、計数に
かかる時間を最小限に抑えると共に必要とされる精度の
調整値を得ることが可能となる。
【0065】また、前述した第1の実施例の距離a′〜
f′を求める際、読み取った画像データに若干のばらつ
きが生じることがある。従って、黒ドット減数方向ある
いは黒ドット増数方向に画像データがスムーズに変化せ
ずにふらつくことがある。そこで、所定値X1より所定
値X2を大きくすることで、距離f′、距離d′の誤検
出を、また、所定値Y1より所定値Y2を大きくするこ
とで、距離c′、距離b′の誤検出をなくすことができ
る。また、前述の第1の実施例では、距離f′、を検出
した後に距離d′を、また、距離c′を検出した後に距
離b′を検出するようにしているが、距離d′を検出し
た後に距離f′、距離b′を検出した後に距離c′を検
出するようにしてもよい。これにより、読み取った画像
データの若干のばらつきによる距離f′、距離d′、距
離c′及び距離b′の誤差を無くすことができる。
f′を求める際、読み取った画像データに若干のばらつ
きが生じることがある。従って、黒ドット減数方向ある
いは黒ドット増数方向に画像データがスムーズに変化せ
ずにふらつくことがある。そこで、所定値X1より所定
値X2を大きくすることで、距離f′、距離d′の誤検
出を、また、所定値Y1より所定値Y2を大きくするこ
とで、距離c′、距離b′の誤検出をなくすことができ
る。また、前述の第1の実施例では、距離f′、を検出
した後に距離d′を、また、距離c′を検出した後に距
離b′を検出するようにしているが、距離d′を検出し
た後に距離f′、距離b′を検出した後に距離c′を検
出するようにしてもよい。これにより、読み取った画像
データの若干のばらつきによる距離f′、距離d′、距
離c′及び距離b′の誤差を無くすことができる。
【0066】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
第2の実施例は、第1の実施例と同様の構成であるの
で、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。次
に第2の実施例の作用を図17を参照して説明する。第
1の実施例では、テストチャートを主走査方向及び副走
査方向に1回読み取ることにより調整値を求めるもので
あるが、本実施例では、テストチャートを複数回読み取
ることにより調整値を複数求め、その平均値を調整値と
するものである。従って、本制御を始める際、オペレー
タは、テストチャートを読み取る回数を設定しておく。
第2の実施例は、第1の実施例と同様の構成であるの
で、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。次
に第2の実施例の作用を図17を参照して説明する。第
1の実施例では、テストチャートを主走査方向及び副走
査方向に1回読み取ることにより調整値を求めるもので
あるが、本実施例では、テストチャートを複数回読み取
ることにより調整値を複数求め、その平均値を調整値と
するものである。従って、本制御を始める際、オペレー
タは、テストチャートを読み取る回数を設定しておく。
【0067】図17のステップ202では、読み取り調
整を行う。この処理は、第1の実施例の制御メインルー
チンのステップ2からステップ26までの処理と同様で
ある。ステップ204で、得られた調整値を一時保存し
て、次のステップ206で、指定回数テストチャートを
読み取ったか否か判断し、指定回数読み取っていない場
合には、ステップ202に戻り再度読み取り調整を行
う。一方、指定回数読み取った場合には、ステップ20
8で、調整値の平均値を算出する。そして、ステップ2
10で、縮倍率の調整値を保存し、ステップ212で、
読み取り開始位置及び読み取り終了位置の調整値を保存
して、本制御を終了する。
整を行う。この処理は、第1の実施例の制御メインルー
チンのステップ2からステップ26までの処理と同様で
ある。ステップ204で、得られた調整値を一時保存し
て、次のステップ206で、指定回数テストチャートを
読み取ったか否か判断し、指定回数読み取っていない場
合には、ステップ202に戻り再度読み取り調整を行
う。一方、指定回数読み取った場合には、ステップ20
8で、調整値の平均値を算出する。そして、ステップ2
10で、縮倍率の調整値を保存し、ステップ212で、
読み取り開始位置及び読み取り終了位置の調整値を保存
して、本制御を終了する。
【0068】その後、読み取り開始位置及び読み取り終
了位置の調整値に基づいて、読み取り開始位置及び読み
取り終了位置を調整して、原稿の画像を読み取り、得ら
れた画像データを縮倍率の調整値で調整する。
了位置の調整値に基づいて、読み取り開始位置及び読み
取り終了位置を調整して、原稿の画像を読み取り、得ら
れた画像データを縮倍率の調整値で調整する。
【0069】以上説明した第2の実施例では、原稿を複
数回読み取る場合に、得られた読み取り開始位置と読み
取り終了位置及び縮倍率の複数の調整値の平均値をそれ
ぞれの調整値としているため、原稿移動型の画像読取装
置においては、原稿の厚み、原稿の質によるばらつきが
生じても原稿の質に偏らない調整をすることができる。
数回読み取る場合に、得られた読み取り開始位置と読み
取り終了位置及び縮倍率の複数の調整値の平均値をそれ
ぞれの調整値としているため、原稿移動型の画像読取装
置においては、原稿の厚み、原稿の質によるばらつきが
生じても原稿の質に偏らない調整をすることができる。
【0070】なお、前述の第2の実施例では、制御を始
める際にオペレータが指定した回数分テストチャートを
読み取って、得られた複数の調整値の平均値を調整値と
しているが、これに限定するものでなく、オペレータが
読み取り終了の指示をするまで、テストチャートの読み
取りを繰り返し、オペレータから読み取りの終了の指示
があった場合に、読み取りを終了し、得られた複数の調
整値の平均値を調整値としてもよい。
める際にオペレータが指定した回数分テストチャートを
読み取って、得られた複数の調整値の平均値を調整値と
しているが、これに限定するものでなく、オペレータが
読み取り終了の指示をするまで、テストチャートの読み
取りを繰り返し、オペレータから読み取りの終了の指示
があった場合に、読み取りを終了し、得られた複数の調
整値の平均値を調整値としてもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
では、テストチャートに主走査方向及び副走査方向の少
なくとも一方の原稿の読み取り開始位置及び読み取り終
了位置の各々に対応する位置に濃淡の境界部分を設けて
いるので、このテストチャートの画像を画像読取装置で
読み取り、得られた画像から原稿の読み取り開始位置及
び読み取り終了位置の各々に対応する位置に設けられた
濃淡の境界部分を検出し、検出された境界部分とテスト
チャート上の原稿の読み取り開始位置及び読み取り終了
位置とを比較すれば、画像読取装置における本来の画像
読み取り開始位置及び読み取り終了位置を検出すること
ができる、という優れた効果を有する。
では、テストチャートに主走査方向及び副走査方向の少
なくとも一方の原稿の読み取り開始位置及び読み取り終
了位置の各々に対応する位置に濃淡の境界部分を設けて
いるので、このテストチャートの画像を画像読取装置で
読み取り、得られた画像から原稿の読み取り開始位置及
び読み取り終了位置の各々に対応する位置に設けられた
濃淡の境界部分を検出し、検出された境界部分とテスト
チャート上の原稿の読み取り開始位置及び読み取り終了
位置とを比較すれば、画像読取装置における本来の画像
読み取り開始位置及び読み取り終了位置を検出すること
ができる、という優れた効果を有する。
【0072】請求項2及び請求項3記載の発明では、記
憶されたテストチャート上の所定のデータとテストチャ
ートの画像から検出された所定のデータとを用いて自動
的に所定の調整値を算出することができるので、洗練さ
れたオペレータでなくても画像の読み取り開始位置及び
読み取り終了位置や画像データを短時間で調整すること
ができ、無駄なサンプルをコピーする必要もなく、原稿
画像以外の原稿の影などを誤検出することがない、とい
う効果を有する。また、縮倍率の調整値で読み取り開始
位置及び読み取り終了位置の調整値を調整することもで
きるので、読み取り開始位置及び読み取り終了位置の正
確な調整値が得られる、という効果を有する。
憶されたテストチャート上の所定のデータとテストチャ
ートの画像から検出された所定のデータとを用いて自動
的に所定の調整値を算出することができるので、洗練さ
れたオペレータでなくても画像の読み取り開始位置及び
読み取り終了位置や画像データを短時間で調整すること
ができ、無駄なサンプルをコピーする必要もなく、原稿
画像以外の原稿の影などを誤検出することがない、とい
う効果を有する。また、縮倍率の調整値で読み取り開始
位置及び読み取り終了位置の調整値を調整することもで
きるので、読み取り開始位置及び読み取り終了位置の正
確な調整値が得られる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の概略構成のブロック図である。
【図2】8種類のテストチャートを示した図である。
【図3】本実施例が用いるテストチャートを示した図で
ある。
ある。
【図4】本実施例の制御メインルーチンを示したフロー
チャートである。
チャートである。
【図5】本実施例の主走査方向の黒ドット数を計数する
ためのサブルーチンを示したフローチャートである。
ためのサブルーチンを示したフローチャートである。
【図6】テストチャートを走査した主走査方向の走査ラ
インと、主走査方向計数テーブル及び副走査方向計数テ
ーブル、及び。主走査方向計数テーブルのインデックス
との関係及び副走査方向計数テーブルのインデックスと
の関係を示した図である。
インと、主走査方向計数テーブル及び副走査方向計数テ
ーブル、及び。主走査方向計数テーブルのインデックス
との関係及び副走査方向計数テーブルのインデックスと
の関係を示した図である。
【図7】本実施例の副走査方向の黒ドット数を計数する
ためのサブルーチンを示したフローチャートである。
ためのサブルーチンを示したフローチャートである。
【図8】本実施例の調整値算出処理のサブルーチンを示
したフローチャートである。
したフローチャートである。
【図9】距離d′、距離e′及び距離f′を算出するた
めのサブルーチンを示したフローチャートである。
めのサブルーチンを示したフローチャートである。
【図10】主走査方向計数テーブルのインデックスに対
応するテーブル値グラフである。
応するテーブル値グラフである。
【図11】距離a′、距離b′及び距離c′を算出する
ためのサブルーチンを示したフローチャートである。
ためのサブルーチンを示したフローチャートである。
【図12】副走査方向計数テーブルのインデックスに対
応するテーブル値グラフである。
応するテーブル値グラフである。
【図13】本実施例のスキューチェック処理のサブルー
チンを示したフローチャートである。
チンを示したフローチャートである。
【図14】スキューが許容範囲内である場合の主走査方
向計数テーブルのテーブル値グラフである。
向計数テーブルのテーブル値グラフである。
【図15】スキューが許容範囲外である場合の主走査方
向計数テーブルのテーブル値グラフである。
向計数テーブルのテーブル値グラフである。
【図16】スキューが許容範囲内であるが、スリップが
許容範囲外の場合の主走査方向計数テーブルのテーブル
値グラフである。
許容範囲外の場合の主走査方向計数テーブルのテーブル
値グラフである。
【図17】本発明の第2の実施例の制御メインルーチン
である。
である。
52 CPU 58 コントロールパネル 60 読み取り装置 54 RAM 56 ROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 誠 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内
Claims (3)
- 【請求項1】 主走査方向及び副走査方向の少なくとも
一方の原稿の読み取り開始位置及び読み取り終了位置の
各々に対応する位置に濃淡の境界部分を設けたテストチ
ャート。 - 【請求項2】 主走査方向及び副走査方向に走査するこ
とにより画像を読み取る画像読取手段と、 主走査方向及び副走査方向の原稿の読み取り開始位置及
び読み取り終了位置の各々に対応する位置に濃淡の境界
部分を設けたテストチャートにおける前記濃淡の境界部
分の位置及び前記テストチャートの特定位置間の主走査
方向及び副走査方向の少なくとも一方の距離に関するデ
ータを予め記憶する記憶手段と、 前記画像読取手段により前記テストチャートの画像を読
み取って得られた画像データから前記濃淡の境界部分を
検出すると共に特定位置間の主走査方向及び副走査方向
の少なくとも一方の距離を検出するテストチャート検出
手段と、 前記記憶手段に記憶されたデータと前記テストチャート
検出手段で検出されたデータとに基づいて、読み取り開
始位置及び読み取り終了位置の調整値、テストチャート
上の特定位置間の距離とこの距離に対応する前記読み取
られたテストチャートの画像データに基づく距離との縮
倍率の調整値及び前記縮倍率の調整値で調整して得られ
る読み取り開始位置及び読み取り終了位置の調整値の少
なくとも1つを算出する算出手段と、 を備えた画像読取装置。 - 【請求項3】 主走査方向及び副走査方向の原稿の読み
取り開始位置及び読み取り終了位置の各々に対応する位
置に濃淡の境界部分を設けたテストチャートにおける前
記濃淡の境界部分の位置及び前記テストチャートの特定
位置間の主走査方向及び副走査方向の少なくとも一方の
距離に関するデータを予め記憶し、 主走査方向及び副走査方向に走査することにより前記テ
ストチャートの画像を読み取って得られた画像データか
ら前記濃淡の境界部分を検出すると共に特定位置間の主
走査方向及び副走査方向の少なくとも一方の距離を検出
し、 前記記憶されたデータと前記検出されたデータとに基づ
いて、読み取り開始位置及び読み取り終了位置の調整
値、テストチャート上の特定位置間の距離とこの距離に
対応する前記読み取られたテストチャートの画像データ
に基づく距離との縮倍率の調整値及び前記縮倍率の調整
値で調整して得られる読み取り開始位置及び読み取り終
了位置の調整値の少なくとも1つを算出する、 画像読取装置の調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5310714A JPH07162604A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | テストチャート、画像読取装置及び画像読取装置の調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5310714A JPH07162604A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | テストチャート、画像読取装置及び画像読取装置の調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07162604A true JPH07162604A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=18008596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5310714A Pending JPH07162604A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | テストチャート、画像読取装置及び画像読取装置の調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07162604A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19841682B4 (de) * | 1997-09-12 | 2005-07-28 | Mustek Systems Inc. | Vorrichtung und Verfahren zur Verbesserung der Scanqualität eines Scanners |
JP2010193176A (ja) * | 2009-02-18 | 2010-09-02 | Sharp Corp | 画像読取装置及び画像形成装置並びに画像処理装置 |
US8238000B2 (en) | 2002-11-28 | 2012-08-07 | Oce-Technologies B.V. | Method and apparatus for calibrating a transport scanner and a test original for use with such method |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP5310714A patent/JPH07162604A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19841682B4 (de) * | 1997-09-12 | 2005-07-28 | Mustek Systems Inc. | Vorrichtung und Verfahren zur Verbesserung der Scanqualität eines Scanners |
US8238000B2 (en) | 2002-11-28 | 2012-08-07 | Oce-Technologies B.V. | Method and apparatus for calibrating a transport scanner and a test original for use with such method |
JP2010193176A (ja) * | 2009-02-18 | 2010-09-02 | Sharp Corp | 画像読取装置及び画像形成装置並びに画像処理装置 |
US8456712B2 (en) | 2009-02-18 | 2013-06-04 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image reading apparatus, image forming apparatus, and image processing apparatus |
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