JP3478042B2 - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JP3478042B2
JP3478042B2 JP04048997A JP4048997A JP3478042B2 JP 3478042 B2 JP3478042 B2 JP 3478042B2 JP 04048997 A JP04048997 A JP 04048997A JP 4048997 A JP4048997 A JP 4048997A JP 3478042 B2 JP3478042 B2 JP 3478042B2
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孝元 鍋島
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機や
イメージリーダに用いられる画像読取り装置に関し、よ
り詳しくは、光電変換部の複数のCCDチップなどの受
光センサで画像を読み取る際に各受光センサがもつ読取
りレベル差をシェーディング板を用いてシェーディング
補正する画像読取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CCDチップは1画素毎に感度
が異なり、原稿を照らす光源にも配光むらがある。その
ため、CCDチップを用いた画像読取り装置において、
高画質の画像読取りを安定して行なうためには、CCD
各チップの読取りレベル差を補正することが必要にな
る。
【0003】従来、CCD各チップの読取りレベル差を
補正する画像読取り装置として、例えば特開平5−30
8521号公報に記載のものが知られている。この画像
読取り装置は、初めに基準読取り板としてのシェーディ
ング板を主走査方向に延びるCCDチップでライン状に
読み取った際、ある画素のデータが周辺画素のデータと
比較して所定レベル以上低い特異データである場合、シ
ェーディング板上にごみ等がある判断して、シェーディ
ング板の別の箇所を読み取り、そのときのデータに特異
データがなければ、読み取ったデータを、続く原稿読取
り時に用いる補正基準データとしてメモリに記憶するも
のである。また、別の画像読取り装置として、シェーデ
ィング板上のごみ等による特異データを排除するため
に、シェーディング板を複数のラインで読み取って、画
素毎に読み取ったデータのピーク値(より白いデータ)を
ホールドするものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の前
者の画像読取り装置は、シェーディング板を1ラインで
読み取って、特異データがあれば,原因の汚れ等を外す
程度に読取位置を変更しなければならないため、読取位
置を小幅に変更しなければならず、読取位置の変更制御
が複雑になったり、読取りに時間がかかるという問題が
ある。また、上記後者の画像読取り装置は、ピークホー
ルド方式を採っているので、シェーディング板上にごみ
等がある場合は、補正基準データ中の特異データを無く
すことができる反面、ごみ等のないシェーディング板を
読み取った場合には、補正基準データ間のばらつきが平
均化方式による場合よりも大きくなって、この補正基準
データで補正された原稿読取り画像にシェーディング筋
という欠陥が発生するという問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、2つの異なった
シェーディング方式を選択使用することによって、シェ
ーディング板の読取位置の状況に応じた複雑な変更制御
をすることなく、一定位置の読み取りを行なうことによ
って、シェーディング板上にごみ等があっても、読取り
位置の複雑な変更制御を要さずに良好な補正基準データ
を容易に得ることができ、シェーディング筋のない良好
な原稿読取り画像を得ることができ、しかも読み取り位
置の複雑な変更制御が必要でない画像読取り装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、原稿からの反射光を受けて電気
信号に変換する光電変換部と、この光電変換部からのア
ナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部と、
上記光電変換部の各受光センサの読取りレベル差を補正
するための基準読取り板としてのシェーディング板と、
このシェーディング板の読取りデータと実際の原稿の読
取りデータとを演算し、上記各受光センサの読取りレベ
ル差を補正するシェーディング補正部を備えた画像読取
り装置において、上記シェーディング板を複数ラインで
読み取って画像データをライン上の対応する画素毎に平
均して補正基準データを生成する平均化データ生成手段
と、上記シェーディング板を複数ラインで読み取ってラ
イン上の対応する画素毎に画像データのピークをホール
ドして補正基準データを生成するピークホールドデータ
生成手段と、上記平均化データ生成手段により得られた
補正基準データの状態に応じて、上記平均化データ生成
手段または上記ピークホールドデータ生成手段を選択し
て作動させるシェーディング方式選択手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0007】原稿読取りに先立つシェーディング補正の
際、シェーディング板からの反射光は、光電変換部によ
り位置の変更がされない一定の複数ラインで受光されて
アナログの電気信号に変換され、次いでこの電気信号
は、A/D変換部でデジタル信号に変換されて、シェー
ディング補正部のための補正基準データが生成される。
ここで、平均化データ生成手段は、上記A/D変換部か
らのデジタル信号である複数ラインの画像データを、ラ
イン上の対応する画素毎に平均して補正基準データを生
成する一方、ピークホールドデータ生成手段は、複数ラ
インのライン上の対応する画素毎に画像データのピーク
値をホールドして補正基準データを生成する。従って、
シェーディング板上にごみ等がなければ、平均化データ
生成手段およびピークホールドデータ生成手段の双方の
補正基準データが白データになり、シェーディング板上
のごみ等があると、ごみ等から読み取られた黒データ
は、他のラインの対応画素データとの平均値が求められ
る平均化データ生成手段の補正基準データには影響する
が、他のラインの白データを含む対応画素データとの間
でピーク値が求められるピークホールドデータ生成手段
の補正基準データには影響しない。そこで、シェーディ
ング方式選択手段は、平均化データ生成手段により得ら
れた補正基準データの上記状態に応じて、状態が白デー
タならごみ等が無いので補正基準データのばらつきが小
さい平均化データ生成手段を、状態が白データのレベル
より低ければ、ごみ等が有るので黒データを排除するピ
ークホールドデータ生成手段を夫々選択して作動させ
る。従って、後に原稿等から読み取られたデータの上記
シェーディング補正部による補正は、上記選択,作動さ
せられた平均化またはピークホールド方式の補正基準デ
ータに基づいて行なわれる。このように、ごみ等がない
場合は、平均化データ生成手段から得られる補正基準デ
ータを使用することによって、補正基準データのばらつ
きが小さくなり、ごみ等がある場合は、ピークホールド
データ生成手段から得られる補正基準データを使用する
ことによって、ごみ等の黒レベルの影響を排除すること
ができる。従って、上記画像読取り装置によれば、ごみ
等がシェーディング板上にあっても、シェーディング板
の読取位置の複雑な変更制御をすることなく、複数の一
定位置の読み取りを行なうことによって、常に良好な補
正基準データを容易に得ることができ、シェーディング
筋などの欠陥のない良好な原稿読取り画像を得ることが
できる。
【0008】請求項2の画像読取り装置は、上記シェー
ディング方式選択手段が、上記平均化データ生成手段に
より得られた補正基準データにおいて、上記ライン上の
上記画素の画素データと上記ライン上の上記画素の近傍
の画素の画素データとの間に所定レベル以上の差がある
場合、上記ピークホールドデータ生成手段を選択する一
方、上記ライン上の上記画素の画素データと上記ライン
上の上記画素の近傍の画素の画素データとの間に所定レ
ベル以上の差がない場合、上記平均化データ生成手段を
選択することを特徴とする。シェーディング板上にごみ
等がなければ、平均化データ生成手段およびピークホー
ルドデータ生成手段の双方の補正基準データが白デー
タ、つまり或る画素とその近傍の画素の画素データ相互
間に所定レベル以上の差がないものになる。一方、シェ
ーディング板上のごみ等があると、ごみ等から読み取ら
れた黒データは、他のラインの対応画素データとの平均
値が求められる平均化データ生成手段の補正基準データ
には影響し、或る画素とその近傍の画素の画素データ相
互間に所定レベル以上の差があるものとして現われる
が、他のラインの白データを含む対応画素データとの間
でピーク値が求められるピークホールドデータ生成手段
の補正基準データには影響しない。そこで、シェーディ
ング方式選択手段は、平均化データ生成手段により得ら
れた補正基準データの隣接データ間に所定レベル以上の
差がなければ補正基準データのばらつきが小さい平均化
データ生成手段を、平均化データ生成手段により得られ
た補正基準データの隣接データ間に所定レベル以上の差
があれば黒データを排除するピークホールドデータ生成
手段を夫々選択して作動させる。従って、後に原稿等か
ら読み取られたデータの上記シェーディング補正部によ
る補正は、上記選択,作動させられた平均化またはピー
クホールド方式の補正基準データに基づいて行なわれ
る。従って、上記画像読取り装置によれば、ごみ等がシ
ェーディング板上にあっても、シェーディング板の読取
位置の複雑な変更制御をすることなく、複数の一定位置
の読み取りを行なうことによって、常に良好な補正基準
データを容易に得ることができ、シェーディング筋など
の欠陥のない良好な原稿読取り画像を得ることができ
る。
【0009】請求項3の画像読取り装置は、原稿からの
反射光を受けて電気信号に変換する光電変換部と、この
光電変換部からのアナログ信号をデジタル信号に変換す
るA/D変換部と、上記光電変換部の各受光センサの読
取りレベル差を補正するための基準読取り板としてのシ
ェーディング板と、このシェーディング板の読取りデー
タと実際の原稿の読取りデータとを演算し、上記各受光
センサの読取りレベル差を補正するシェーディング補正
部を備えた画像読取り装置において、上記シェーディン
グ板を複数ラインで読み取って画像データをライン上の
対応する画素毎に平均して補正基準データを生成する平
均化データ生成手段と、上記シェーディング板を複数ラ
インで読み取ってライン上の対応する画素毎に画像デー
タのピークをホールドして補正基準データを生成するピ
ークホールドデータ生成手段と、上記平均化データ生成
手段および上記ピークホールド生成手段により得られた
両補正基準データを互いに比較した結果に応じて、上記
平均化データ生成手段または上記ピークホールドデータ
生成手段を選択して作動させるシェーディング方式選択
手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】原稿読取りに先立つシェーディング補正の
際、シェーディング板からの反射光は、光電変換部によ
り位置の変更がされない一定の複数ラインで受光されて
アナログの電気信号に変換され、次いでこの電気信号
は、A/D変換部でデジタル信号に変換されて、シェー
ディング補正部のための補正基準データが生成される。
ここで、平均化データ生成手段は、上記A/D変換部か
らのデジタル信号である複数ラインの画像データを、ラ
イン上の対応する画素毎に平均して補正基準データを生
成する一方、ピークホールドデータ生成手段は、複数ラ
インのライン上の対応する画素毎に画像データのピーク
値をホールドして補正基準データを生成する。従って、
シェーディング板上にごみ等がなければ、平均化データ
生成手段およびピークホールドデータ生成手段の双方の
補正基準データが白データになり、シェーディング板上
のごみ等があると、ごみ等から読み取られた黒データ
は、他のラインの対応画素データとの平均値が求められ
る平均化データ生成手段の補正基準データには現われる
が、他のラインの白データを含む対応画素データとの間
でピーク値が求められるピークホールドデータ生成手段
の補正基準データには現われない。そこで、シェーディ
ング方式選択手段は、平均化データ生成手段およびピー
クホールドデータ生成手段により得られた両補正基準デ
ータを上記白データ,黒データの現われ具合により互い
に比較し、その結果に応じて、ごみ等が無い場合は補正
基準データのばらつきが小さい平均化データ生成手段
を、ごみ等が有る場合は黒データを排除するピークホー
ルドデータ生成手段を夫々選択して作動させる。従っ
て、後に原稿等から読み取られたデータの上記シェーデ
ィング補正部による補正は、上記選択,作動させられた
平均化またはピークホールド方式の補正基準データに基
づいて行なわれる。従って、上記画像読取り装置によれ
ば、ごみ等がシェーディング板上にあっても、シェーデ
ィング板の読取位置の複雑な変更制御をすることなく、
複数の一定位置の読み取りを行なうことによって、常に
良好な補正基準データを容易に得ることができ、シェー
ディング筋などの欠陥のない良好な原稿読取り画像を得
ることができる。
【0011】請求項4の画像読取り装置は、上記シェー
ディング方式選択手段が、上記平均化データ生成手段お
よび上記ピークホールド生成手段により得られた補正基
準データの夫々のばらつきを算出して、上記平均化デー
タ生成手段または上記ピークホールドデータ生成手段の
うちでばらつきの小さい補正基準データを生成する方を
選択することを特徴とする。シェーディング板上にごみ
等がなければ、平均化データ生成手段およびピークホー
ルドデータ生成手段の双方の補正基準データは白データ
になるが、両者の方式の相違に基づき補正基準データ間
のばらつきは、前者の方が後者よりも小さい。一方、シ
ェーディング板上のごみ等があると、ごみ等から読み取
られた黒データは、他のラインの対応画素データとの平
均値が求められる平均化データ生成手段の補正基準デー
タには現われるが、他のラインの白データを含む対応画
素データとの間でピーク値が求められるピークホールド
データ生成手段の補正基準データには現われないので、
補正基準データ間のばらつきは、前者の方が後者よりも
大きくなる。そこで、シェーディング方式選択手段は、
平均化データ生成手段およびピークホールドデータ生成
手段により得られた両補正基準データの夫々のばらつき
を算出して、平均化データ生成手段またはピークホール
ドデータ生成手段うちでばらつきの小さい補正基準デー
タを生成する方、つまり後の原稿読取りデータのシェー
ディング補正により好適な方を選択して作動させる。従
って、後に原稿等から読み取られたデータの上記シェー
ディング補正部による補正は、上記選択,作動させられ
た平均化またはピークホールド方式の補正基準データに
基づいて行なわれる。従って、上記画像読取り装置によ
れば、ごみ等がシェーディング板上にあっても、シェー
ディング板の読取位置の複雑な変更制御をすることな
く、複数の一定位置の読み取りを行なうことによって、
常に良好な補正基準データを容易に得ることができ、シ
ェーディング筋などの欠陥のない良好な原稿読取り画像
を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。図1は、本発明の画像読取り装
置を用いたデジタル複写機の全体構成図である。このデ
ジタル複写機は、上部の画像読取り装置10と、下部の
画像記録装置20からなる。上記画像読取り装置10
は、手置き原稿読取り装置16と原稿流し読取り装置1
7を備えるとともに、縮小光学系を用いて光源11から
原稿に光をあて、その反射光をミラー12とレンズ13
を介してライン状のCCD14上に結像させて光電変換
されたアナログ電気信号を得、このアナログ電気信号を
画像処理ユニット15においてデジタルデータに変換し
た後,変倍や画質補正等の画像処理を施すようになって
いる。上記CCD14は、400dpi(ドット/インチ)
の解像度を有し、最大A3サイズ(1ライン約5000ドッ
ト)の原稿まで読み取ることができる。原稿の走査は、
ライン状のCCD14の図1の紙面に垂直な方向を主走
査方向、これと直交する方向を副走査方向yとすれば、
手置き原稿の場合は、主走査方向をCCD14で,副走
査方向をミラー12の水平方向移動で行ない、原稿流し
撮りの場合は、主走査方向を同じくCCD14で,副走
査方向を原稿の搬送で行なっている。
【0013】上記画像記録装置20は、画像処理ユニッ
ト15から入力されるデジタル画像データをレーザダイ
オード駆動ユニット21でアナログ電気信号に変換し、
これをレーザ発光源22で画素単位に強弱の光信号に変
換して、ポリゴンミラー23を介して感光体ドラム24
上に結像させ、これに強弱に付着させたトナーを用紙2
5の表面に転写して、電子写真方式によって400dpi,
256階調の画像を再現するようになっている。
【0014】図2,図3は、モード切替機能をもつ上記
デジタル複写機の夫々全体動作および原稿モード設定サ
ブルーチンを示すフローチャートである。図2のステッ
プS1で、原稿を原稿台にセットし、ステップS2で、
原稿の種類に応じて「写真モード」または「文字モー
ド」のコピーモードをセットし、ステップS3で、コピ
ー枚数のほか自動設定される用紙サイズ,原稿濃度等を
必要に応じてマニュアルでセットする。設定が終わる
と、ステップS4で、コピースタート釦を押すと、ステ
ップS5で、コピーが始まり、ステップS6で、原稿走
査系が動きだし、ステップS7で、走査しながらCCD
14が画像データを読み取り、ステップ8で、画像処理
ユニット15が読み取られた画像データを処理しし、ス
テップS9で、画像記録装置20が処理された画像デー
タをプリント出力する。
【0015】上記ステップS2の原稿モード設定は、図
3のサブルーチンに示すように、ステップS11で、複
写機の操作パネルに図4(A)に示す表示がされていると
きにその原稿モード釦34を押すと、図4(B)に示すよ
うな表示に切り替わり、コピーすべき原稿の種類に応じ
て、ステップS12で、「写真」,「文字」のいずれか
の釦36,37を押すと、それ応じてステップS13,S
14で写真モードの回路に、ステップS15,S16で
文字モードの回路に夫々切り替えられる一方、ステップ
S12で「初期画面」の釦38を押すと、ステップS1
7,S18でパネルリセットされて図4(A)の表示に戻
る。なお、図4は、原稿モード設定のための操作パネル
の画面を示しており、原稿を原稿台にセット後、原稿濃
度,倍率,用紙サイズを夫々の釦31,32,33で設定し
てから、原稿モード切替え釦32を押す。パネル画面が
図4(B)に切り替わったところで、原稿の種類に応じて
写真,文字のいずれかの釦36,37を押した後、「初期
画面」釦38を押すと、図4(A)の初期画面に戻り、図
示しないテンキーでコピー枚数をセットした後、コピー
スタート釦35を押すことにより、コピーが始まる。
【0016】図5は、デジタル複写機の全体制御ブロッ
ク図であり、全体制御部41は、他の総てのブロックを
制御し、パネル制御部42は、図4で述べた操作パネル
43の表示およびキー入力時のインターフェースを制御
し、IR走査制御部44は、コピースタート釦35(図
4(A)参照)の押下を検知してスキャンモータ45を起
動し、スキャンされる原稿の画像を画像処理制御部46
の制御下で画像処理回路47が読み取って所定の画像処
理を施す。画像処理されたデータは、I/F(インター
フェース)部48を介して外部機器に出力されるか、あ
るいはメモリ制御部49の制御下でメモリ部50に記憶
され、メモリ部50に記憶された画像データは、エンジ
ン部52に送られた後、プリンタ制御部51の制御下で
プリントされる。
【0017】図6は、図5の46,47に対応する画像
処理ブロックを示す図である。この画像処理ブロック
は、原稿からの反射光を電気信号に変換する光電変換部
としてのCCD14と、このCCD14からアナログ処
理回路62を経て入力されるアナログ信号をデジタル信
号に変換するA/D変換部63と、原稿台の端部に基準
白出力を得るため設けられた白色のシェーディング板1
8(図1参照)から複数ラインで読み取られた画像データ
をライン上の対応する画素毎に平均して補正基準データ
を生成する平均化データ生成手段としての第1シェーデ
ィング回路65と、ライン上の対応する画素毎に上記画
像データのピークをホールドして補正基準データを生成
するピークホールドデータ生成手段としての第2シェー
ディング回路66と、上記第1シェーディング回路65
で得られた補正基準データの状態に応じて、あるいは上
記第1,第2シェーディング回路65,66で得られた両
補正基準データを互いに比較した結果に応じて、上記両
シェーディング回路65,66のいずれかを選択して作
動させるシェーディング方式選択手段としての比較器7
2およびCPU73とを備える。
【0018】上記アナログ処理回路62は、入力される
アナログ信号をサンプル/ホールド,ゲイン増幅,クラン
プ等の回路で処理し、所定のダイナミックレンジの信号
にして出力する。上記A/D変換部63からのデジタル
信号は、2方向に分岐して第1,第2シェーディング回
路65,66に入力され、原稿画像読取りスライダがシ
ェーディング板の位置を移動しながら読み取った複数ラ
インのデータを、夫々のラインRAM64,67に順次
書き込みながら、前者の回路65は画素毎に平均値を求
め(平均化方式)、後者の回路66は画素毎にピーク値を
ホールドする(ピークホールド方式)。上記CDU73
は、第1,第2シェーディング回路65,66で求められ
たライン状の夫々の補正基準データについて、ある画素
とその近傍の画素の画素データ相互間に所定以上のレベ
ル差があるとき,その画素を特異点として抽出し(図10
参照)、あるいは一連の複数画素について両方式の画素
データの標準偏差を算出した後,両標準偏差の大小を比
較する(図11参照)。そして、両方式における特異点の
現われ方,あるいは標準偏差の大小を比較器72で比較
してその結果に基づいて、原稿読取りに用いるシェーデ
ィング方式を決定し(図9参照)、決定した方のシェーデ
ィング回路65または66をセレクタ68で選択する。
【0019】次いで、上記セレクタ68で選択されたシ
ェーディング補正部としてのシェーディング回路65ま
たは66のみがそのシェーディング方式で動作して、原
稿から読み取られた画像データについて光源11(図1
参照)の配光むらやCCD14の画素感度のばらつきの
補正して画像処理回路69に出力し、ここで反射率/濃
度変換,MTF補正,拡大/縮小補完等の処理が行なわれ
た後、I/F部70から画像記録装置20(図1参照)ま
たは外部接続機器に出力される。ヒストグラム回路71
は、画像データのヒストグラムを作成し、AE(自動露
出)処理を行ない、また、シェーディング動作時にはヒ
ストグラム上からデータばらつき量を算出し、一定範囲
外のデータを平均化やピークホールド処理の対象から除
外する。上述の一連の処理は、CPU73,ROM75,
タイミング制御部74によって制御される。
【0020】図7は、図6の第1シェーディング回路6
5(平均化方式)の詳細ブロック図である。このブロック
図において、画像読取り装置10(図1参照)がシェーデ
ィングデータ生成モードになると、リセット回路82が
ラインメモリ81内のデータをリセットし、シェーディ
ング板から読み取られ,A/D変換部63(図6参照)を
経て入力された複数ラインの画像データが、加算器88
により画素毎にラインメモリ81に既格納のデータに加
算されて上書きされるとともに、上記ラインの数がカウ
ンタ83で計数され、この計数値の逆数が逆数ROM8
4で算出され、この算出値とラインメモリ81からの画
素毎の加算値との積,つまり平均データが乗算器89で
求められ、画素毎の平均データの逆数が逆数ROM85
で算出,格納される。こうして、シェーディングデータ
生成モードが終了して、通常の画像読取りモードになる
と、CPU73(図6参照)からの命令でセレクタ68が
乗算器86側にセットされ、原稿の画像データは、画素
毎に乗算器86で逆数ROM85に格納された逆数を掛
けられてシェーディング補正が施された後、後段の画像
処理回路69(図6参照)へ送られる。なお、シェーディ
ング補正をしない場合や、シェーディングデータのヒス
トグラムをヒストグラム回路72(図6参照)で生成する
場合は、セレクタ68が、画像データを乗算器86をバ
イパスさせる側にCPU73によってセットされる。
【0021】図8は、図6の第2シェーディング回路6
6(ピークホールド方式)の詳細ブロック図である。この
ブロック図において、シェーディングデータ生成モード
になると、リセット回路94がラインメモリ93内のデ
ータをリセットし、シェーディング板から読み取られて
入力される最初の1ライン分の画像データは、セレクタ
92の端子Aを経てラインメモリ93に書き込まれ、次
に入力される2ライン目以降の画像データは、画素毎に
比較器91でラインメモリ93に既格納の画像データと
比較され、比較結果により端子A,Bのうち大きい方の
データのある側の端子が開かれて、ラインメモリ93に
上書きされ、ラインメモリには画素毎の複数ライン中で
最大のデータ(ピークデータ)が保持される。こうして、
シェーディング生成モードが終了して、画像読取りモー
ドになると、CPU73からの命令によりセレクタ68
が乗算器96側にセットされ、ラインメモリ93から読
み出されたシェーディングデータの逆数が逆数ROM9
5で算出されるとともに、入力される原稿の画像データ
は、画素毎に乗算器96により上記逆数を掛けられてシ
ェーディング補正が施された後、後段の画像処理回路6
9へ送られる。なお、シェーディング補正をしない場合
や、シェーディングデータのヒストグラムを生成する場
合は、セレクタ68が、画像データを乗算器96をバイ
パスさせる側にCPU73によってセットされる。
【0022】図9は、図2で述べた画像データ読取りス
テップS7のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。画像データの読み取りは、次のように行なわれる。
原稿走査系が始動し、画像読取り動作に入ると、図9の
ステップS21で、シェーディング板18(図1参照)に
読取りスライダが移動し、ステップS22で、シェーデ
ィング板を幅方向に走査位置を変えて複数ラインで読み
取り、スライダS23で、シェーディングデータを生成
し、かつ読取りライン数をステップS24でカウント
し、カウント数が予め定められたnになれば、ステップ
S25で肯と判断し、ステップS26に進んでシェーデ
ィング板の読取りを終了する。次に、ステップS27に
進んで、図10,11のサブルーチンで後述するシェー
ディング方法の切替え,つまり図6のCPU73を介し
てセレクタ68により第1,第2シェーディング回路6
5,66のいずれかの選択を行なう。続いて、ステップ
S28で、本スキャンを開始し、ステップS29で、所
定サイズ分の画像原稿の読み取りを行なってメインルー
チンにリターンする。
【0023】図10は、図9で述べたシェーディング方
法の切替ステップS27のサブルーチンの第1例を示す
フローチャートである。このサブルーチンは、次のよう
に行なわれる。まず、CPU73(図6参照)は、ステッ
プS41で、図6の第1シェーディング回路65(平均
化方式)に生成,格納された画素毎の補正基準データ(平
均値)Diを順次読み出し、ステップS42で、注目画素
lのデータのその前後m個の画素データに対する各差Δ
-m〜ΔD+mを算出する。次に、ステップS43で、算
出した差ΔD-m〜ΔD+mの中から最大値ΔDmaxlを算出
し、ステップ44で、注目画素の累計数lが所定数Pに
達したか否かを判断し、否の場合は、ステップS45で
画素累計数lをインクリメントして,(l+1)番目の画素に
ついてステップS42,43で同様の処理を行なう一
方、肯の場合は、ステップS46に進んで、算出された
最大値ΔDmaxlの中で最大のものQを算出する。そし
て、ステップS47で、上記最大値Qが予め定められた
値Gを超えるか否かを判断し、肯の場合は、シェーディ
ング板18(図1参照)上のごみ等の影響を受けやすい平
均化方式に特異点が出たとして、ステップS49に進ん
でごみ等の影響を受けにくいピークホールド方式を選択
し、否の場合は、ステップS48に進んでシェーディン
グで得られる補正基準データのばらつきがピークホール
ド方式による場合よりも少ない平均化方式を選択する。
最後に、ステップS50で、上記選択したシェーディン
グ方式に応じてセレクタ68(図6参照)をセットして第
1,第2シェーディング回路65,66のいずれかを作動
させ、メインルーチンにリターンする。
【0024】図11は、図9で述べたシェーディング方
法の切替ステップS27のサブルーチンの第2例を示す
フローチャートである。このサブルーチンは、次のよう
に行なわれる。まず、CPU73は、ステップS51
で、図6の第1,第2シェーディング回路65,66に夫
々生成,格納された画素毎の補正基準データの読み出し
範囲,つまりj〜k番目の画素を設定し、ステップS5
2で、第1シェーディング回路65から上記範囲のデー
タを読み出し、ステップS53で、読み出したデータの
標準偏差σ1を算出する。次いで、ステップS54で、
第2シェーディング回路66から上記範囲のデータを読
み出し、ステップS55で、読み出したデータの標準偏
差σ2を算出する。そして、ステップS56で、上記両
標準偏差σ12の大きさを比較し、標準偏差σ1がσ2
を超える場合は、データのばらつきがより小さいσ2側,
つまりピークホールド方式をステップS58で選択し、
標準偏差σ1がσ2以下の場合は、データのばらつきがよ
り小さい平均化方式をステップS57で選択する。最後
に、上述と同様にセレクタ68を上記選択に応じてセッ
トして、メインルーチンにリターンする。
【0025】図12は、シェーディング板上にごみがあ
る場合に、CCD14のライン状画素で読み取られるデ
ータを示している。図12(A)に示すように、主走査方
向xに画素が一直線に並んだCCDが、副走査方向yに
幅Wの範囲で位置を変えてn本のラインで、中央にごみ
19があるシェーディング18を読み取った場合、各ラ
インの読み取りデータは、図12(B)〜(E)に示すよう
になる。即ち、CCDの出力は、概ね光源の配光の影響
で中央部が高くなった凸状のカーブになるが、CCDが
ごみ19の上を通る図12(D)だけは、ごみの位置に相
当する画素の出力がごみの吸光の影響を受けて急峻に低
下している。
【0026】図13,図14は、図12(A)に示したシ
ェーディング板から読み取られた図12(B)〜(E)に示
すデータを、平均化方式,ピークホールド方式で夫々処
理した後のシェーディング補正基準データを示してい
る。図13(A)に示した平均化方式による補正基準デー
タは、この方式が各ラインの読取りデータを画素毎に平
均しているため、ごみ19の位置に相当する箇所で凹部
26が見られる一方、その他の箇所ではショットノイズ
等によるデータのばらつきが平均されるので、図13
(B)の部分拡大図(図13(A)のb部に相当)に示すよう
に隣接する補正基準データ間のばらつきが小さくなって
いる。なお、後に読み取った原稿画像を、上記凹部26
をもつ不完全な補正基準データでシェーディング補正し
てしまうと、凹部に相当する箇所にいわゆるシェーディ
ング筋が現われる。一方、図14(A)に示したピークホ
ールド方式による補正基準データは、この方式が画素毎
に複数ラインのピーク値をホールドしているため、ごみ
19の位置に相当する画素のデータは、ごみによる小さ
い値のデータの代わりにその前後のラインの大きい値の
データがホールドされるから、ごみ位置の補正基準デー
タには図13(A)の凹部26の如き凹みが現われない一
方、図14(B)の部分拡大図(図14(A)のb部に相当)
のピーク27に示すように、ショットノイズ等の影響に
よって隣接する補正基準データ間のばらつきが大きくな
っている。なお、後に読み取った原稿画像を、上記ノイ
ズピーク27をもつ不完全な補正基準データでシェーデ
ィング補正してしまうと、ピークに相当する箇所にいわ
ゆるシェーディング筋が現われる。
【0027】図15は、シェーディング板をCCDで読
み取った場合のCCDの各画素の出力を第1シェーディ
ング回路65(図6参照)により平均化処理して得られた
補正基準データを図解的に示している。図15(A)は、
l番目の注目画素(図中の黒丸)を含むその前後m個の画
素に対応するシェーディング板上にごみがない場合のC
CD出力を示しており、注目画素と周辺の画素のデータ
相互間の差ΔDの最大値−ΔDmax;+ΔDmaxは、ごみ
が無いため所定値以内に収まっている。一方、図15
(B)は、注目画素l(図中の黒丸)に対応するシェーディ
ング板上にごみがある場合のCCD出力を示しており、
周辺画素とのデータ差ΔDの最大値ΔDmaxは、ごみの
ために注目画素のデータが大きく低下するため所定値を
超えることになる。
【0028】そこで、図15(A)に示す最大値±ΔD
maxは、図10で述べたQに相当し、これが所定値G以
内であるので、単なるデータのばらつきと判断されると
ともに、同図のステップS47で否と判断されて、平均
化のシェーディング方式,つまり第1シェーディング回
路65が選択される一方、図15(B)に示す最大値ΔD
max=Qは、所定値Gを超えているので、シェーディン
グ板上にごみがあると判断されるとともに、上記ステッ
プS47で肯と判断されて、ピークホールドのシェーデ
ィング方式,つまり第2シェーディング回路66が選択
される。つまり、シェーディング板上にごみが有っても
無かっても、生成される補正基準データのばらつきが小
さい方のシェーディング方式が原稿読取り時(本スキャ
ン)に採用されるので、シェーディング筋などの欠陥の
ない良好な原稿読取り画像を得ることができる。
【0029】図11で述べたシェーディング方法の切
替、つまり両シェーディング方式で得られた補正基準デ
ータの標準偏差σ12の大小を比較して切替を行なう
場合も同様である。即ち、シェーディング板上のごみ等
を読み取った場合、得られる補正基準データは、図15
(B)と図14(B)の比較から明らかなように、ピークホ
ールド方式の方がばらつき,つまり標準偏差が小さく、
逆に、ごみ等の無いシェーディング板を読み取った場合
は、得られる補正基準データは、図13(B)と図14
(B)の比較から明らかなように、平均化方式の方がばら
つき,つまり標準偏差が小さい。従って、図11のステ
ップS56〜S58で、シェーディング板上にごみが有
っても無かっても、生成される補正基準データのばらつ
きが小さい方のシェーディング方式が原稿読取り時(本
スキャン)に採用されることになるので、シェーディン
グ筋などの欠陥のない良好な原稿読取り画像を得ること
ができるのである。
【0030】上記実施の形態では、本発明を複写機に適
用した例について説明したが、本発明は、複写機に限ら
ず、例えばコンピュータに画像情報を入力するための画
像入力装置などにも適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、平均化とピークホールドの2つの異なったシェ
ーディング方式をシェーディング板上のごみ等の有無に
よって選択使用しているので、シェーディング板の読取
位置の複雑な変更制御をすることなく、常に良好な補正
基準データを容易に得ることができ、シェーディング筋
などの欠陥のない良好な原稿読取ち画像を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像読取り装置を用いたデジタル複
写機の全体構成図である。
【図2】 モード切替機能をもつ上記デジタル複写機の
全体動作を示すフローチャートである。
【図3】 図2の原稿モード設定のサブルーチンを示す
フローチャートである。
【図4】 上記デジタル複写機の原稿モード設定のため
の操作パネルの画面を示す図である。
【図5】 上記デジタル複写機の全体制御ブロック図で
ある。
【図6】 図5の画像処理ブロックを示すブロック図で
ある。
【図7】 図6の第1シェーディング回路の詳細ブロッ
ク図である。
【図8】 図6の第2シェーディング回路の詳細ブロッ
ク図である。
【図9】 図2の画像データ読取りステップのサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図10】 図9のシェーディング方法の切替ステップ
のサブルーチンの第1例を示すフローチャートである。
【図11】 図9のシェーディング方法の切替ステップ
のサブルーチンの第2例を示すフローチャートである。
【図12】 シェーディング板上にごみがある場合のC
CDで読み取られるデータを示す図である。
【図13】 図12の読取りデータを平均化方式で処理
した後の補正基準データを示す図である。
【図14】 図12の読取りデータをピークホールド方
式で処理した後の補正基準データを示す図である。
【図15】 ごみが有る場合,無い場合のシェーディン
グ板を読み取ったCCDの出力を平均化方式で処理した
後の補正基準データを示す図である。
【符号の説明】
10…画像読取り装置、11…光源、12…ミラー、1
4…CCD、15…画像処理ユニット、62…アナログ
処理回路、63…A/D変換部、65…第1シェーディ
ング回路、66…第2シェーディング回路、68…セレ
クタ、69…画像処理回路、72…比較器、73…CP
U、74…タイミング制御部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿からの反射光を受けて電気信号に変
    換する光電変換部と、この光電変換部からのアナログ信
    号をデジタル信号に変換するA/D変換部と、上記光電
    変換部の各受光センサの読取りレベル差を補正するため
    の基準読取り板としてのシェーディング板と、このシェ
    ーディング板の読取りデータと実際の原稿の読取りデー
    タとを演算し、上記各受光センサの読取りレベル差を補
    正するシェーディング補正部を備えた画像読取り装置に
    おいて、 上記シェーディング板を複数ラインで読み取って画像デ
    ータをライン上の対応する画素毎に平均して補正基準デ
    ータを生成する平均化データ生成手段と、 上記シェーディング板を複数ラインで読み取ってライン
    上の対応する画素毎に画像データのピークをホールドし
    て補正基準データを生成するピークホールドデータ生成
    手段と、 上記平均化データ生成手段により得られた補正基準デー
    タの状態に応じて、上記平均化データ生成手段または上
    記ピークホールドデータ生成手段を選択して作動させる
    シェーディング方式選択手段とを備えたことを特徴とす
    る画像読取り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像読取り装置におい
    て、上記シェーディング方式選択手段は、上記平均化デ
    ータ生成手段により得られた補正基準データにおいて、
    上記ライン上の上記画素の画素データと上記ライン上の
    上記画素の近傍の画素の画素データとの間に所定レベル
    以上の差がある場合、上記ピークホールドデータ生成手
    段を選択する一方、上記ライン上の上記画素の画素デー
    タと上記ライン上の上記画素の近傍の画素の画素データ
    との間に所定レベル以上の差がない場合、上記平均化デ
    ータ生成手段を選択することを特徴とする画像読取り装
    置。
  3. 【請求項3】 原稿からの反射光を受けて電気信号に変
    換する光電変換部と、この光電変換部からのアナログ信
    号をデジタル信号に変換するA/D変換部と、上記光電
    変換部の各受光センサの読取りレベル差を補正するため
    の基準読取り板としてのシェーディング板と、このシェ
    ーディング板の読取りデータと実際の原稿の読取りデー
    タとを演算し、上記各受光センサの読取りレベル差を補
    正するシェーディング補正部を備えた画像読取り装置に
    おいて、 上記シェーディング板を複数ラインで読み取って画像デ
    ータをライン上の対応する画素毎に平均して補正基準デ
    ータを生成する平均化データ生成手段と、 上記シェーディング板を複数ラインで読み取ってライン
    上の対応する画素毎に画像データのピークをホールドし
    て補正基準データを生成するピークホールドデータ生成
    手段と、 上記平均化データ生成手段および上記ピークホールド
    ータ生成手段により得られた両補正基準データを互いに
    比較した結果に応じて、上記平均化データ生成手段また
    は上記ピークホールドデータ生成手段を選択して作動さ
    せるシェーディング方式選択手段とを備えたことを特徴
    とする画像読取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像読取り装置におい
    て、上記シェーディング方式選択手段は、上記平均化デ
    ータ生成手段および上記ピークホールド生成手段により
    得られた補正基準データの夫々のばらつきを算出して、
    上記平均化データ生成手段または上記ピークホールドデ
    ータ生成手段のうちでばらつきの小さい補正基準データ
    を生成する方を選択することを特徴とする画像読取り装
    置。
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