JP2885799B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2885799B2
JP2885799B2 JP63116806A JP11680688A JP2885799B2 JP 2885799 B2 JP2885799 B2 JP 2885799B2 JP 63116806 A JP63116806 A JP 63116806A JP 11680688 A JP11680688 A JP 11680688A JP 2885799 B2 JP2885799 B2 JP 2885799B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/485Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by the process of building-up characters or image elements applicable to two or more kinds of printing or marking processes

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、原稿画像及び基準画像を読み取って画像処
理する画像処理装置に関する。
[従来の技術] 従来、インクジエツト方式を使用した記録装置は、イ
ンクを使用しているために、印刷する用紙の種類,用紙
のロツトの違い、使われるインクの状態、インクの色の
違い、さらに印刷ヘツドの違いにより、インクの紙への
にじみ方が異なるために、印刷した結果に濃度差が表わ
れて来る。特に、インクジエツト印刷方式を印刷部に使
用した複写機では、解像度の良い複写を得ることが重要
であるから、紙を指定したり、インク温度を制御する等
の対策が行なって、上記にじみ方のバラツキを抑えよう
としている。
また、インクシートを加熱して用紙に該シートのイン
クを転写させるサーマルプリンタにおいても同様にイン
クの紙へのにじみ方が異なる場合が有り得、これを防止
するためには、紙の指定が行なわれる。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、上記従来例での対策で、指定された用
紙を用いても、紙のロツト間のにじみ率の違いがあり、
インク温度を制御しても印刷ヘツドによるにじみ率の違
いを補正することまでは出来ないために、紙の交換やヘ
ツドを交換したことにより、濃度の再現性が失なわれる
という欠点があった。
また、記録装置は、にじみ以外にも環境条件の変化や
経時変化などにより、記録濃度が変化するという問題点
があった。
そこで、本発明は、上記のにじみの問題点を、あるい
は上記の環境条件の変化や経時間変化に基づく記録濃度
の変化等の問題点を補償するための較正処理を高精度に
行なうために、原稿画像と基準画像を異なる読み取り動
作で読み取る画像処理装置を提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 上記課題を達成するための本発明の画像処理装置は、 画像を、第1の分解能と、この第1の分解能よりも高
い第2の分解能とで読み取ることが可能の読取手段と、 前記読取手段による画像データを、所定の補正条件に
基づき補正する補正手段と、 前記所定の補正条件を設定するためのユーザ指示を入
力する入力手段と、 前記入力手段により入力されたユーザ指示に応じて、
所定の基準データに基づき画像形成部で形成された基準
画像を前記読取手段で読み取らせて発生させた画像デー
タに基づいて前記所定の補正条件を設定する設定手段と
を有する画像処理装置であって、 前記読取手段は前記基準画像を読み取るときは前記第
2の分解能で読み取ることを特徴とする。
上記構成の画像処理装置によれば、原稿画像を読み取
るためのイメージセンサを用いて基準画像を読み取ら
せ、この基準画像から発生した画像データに基づいて補
正条件を設定する。この読取手段は、第1の分解能と、
この第1の分解能よりも高い第2の分解能とで読み取る
ことが可能であるが、この読取手段が基準画像を読み取
るときには、第2の分解能で読み取るようにしている。
一旦補正条件が設定されると、前記補正手段は、原稿
画像を、基準画像から発生した画像データに基づいて設
定された補正条件に従って補正する。
[実施例] 以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例
を説明する。この好適な実施例は、第1図に示すよう
に、基準となる形状を有するパターンを発生する発生手
段としてのパターン発生部112と、この発生されたパタ
ーンを記録紙に印刷する印刷手段としてのインクジエツ
トヘツド114〜117と、この印刷された記録紙上のパター
ンを読み取る読取り手段としてのイメージセンサ26と、
このセンサ26を、記録紙上のパターン上で、前記基準パ
ターンの略整数分の1の移動量ずつ移動する移動手段と
しての移動制御部121と、上記基準形状の形状データ
と、前記センサを移動しつつ読み取ったパターンの形状
データとに基づいて、印刷濃度を補正する補正手段とし
ての画像処理部108とを具備したことを特徴とする。
本発明の具体的な実施例をさらに以下詳細に説明す
る。
〈外形説明〉 第2図は、この発明に係わる画像記録装置の一実施例
を適用したデジタル・カラー複写機10の外形を示してい
る。
このデジタル・カラー複写機10は、大別して2つの要
素から構成されている。即ち、この複写機10は、一方の
大別要素として、上方に位置し、原稿画像をカラーで読
み取り、デジタル・カラー画像データを出力するカラー
・イメージ・スキヤナ部(以下、リーダ部と略す。)12
を備えている。このリーダ部12内には、デジタル・カラ
ー画像データの各種の画像処理を行なうとともに、外部
装置とのインターフエース等の処理機能を有するコント
ローラ部14が内蔵されている。
このリーダ部12は、原稿押え板16の下であつて、図示
しない原稿台上に下向きに置かれた立体状、シート状原
稿の画像を読み取る他、大判サイズのシート状原稿を読
み取るための機構も内蔵している。また、リーダ部12の
上面の一側には、コントローラ部14に接続された操作部
18が設けられており、この操作部18は、複写機としての
各種の情報を入力するために設けられている。本実施例
の特徴的な、記録紙での印刷インクのにじみのバラツキ
を補正するための動作は、この操作部18に設けられた
『CAL』キー130(第1図示)を押すことにより起動され
る。
このコントローラ部14は、操作部18を介して入力され
た情報に応じてリーダ部12、後述するプリンタ部20に対
して、これらの動作に関する指示を行なうよう構成され
ている。さらに、複雑な編集処理等を行なう必要のある
場合には、原稿押え板16に替えて、デジタイザ等を取り
付け、これをコントローラ部14に接続することにより、
硬度な画像処理が可能になる。
また、この複写機10は、他の大別要素として、下方に
リーダ部12の下方に位置した状態で、コントローラ部14
より出力されたカラー・デジタル画像信号も記録紙に記
録するためのプリンタ部20を備えている。この一実施例
において、プリンタ部20は、特開昭54−59936号公報に
記載されたインク・バブル・ジエツト記録方式の記録ヘ
ツドを使用したフル・カラーのインク・ジエツト・プリ
ンタが用いられている。上述した2つの大別要素は互い
に分離可能であり、接続ケーブルを延長することによつ
て、離れた場所に設置することも可能に設定されてい
る。
このように、この実施例の複写機10は、リーダ部12で
読み取つた画像をプリンタ部20で印刷出力する。操作者
は、プリンタ部20で印刷された記録紙を見て、所望の
色,解像度が得られていないと感じたら、インクジエツ
トの吐出量を補正する較正操作を行なう。その操作は、
前述の『CAL』キー130を押すことにより開始する。する
と、プリンタ部20は、所定のパターンを記録紙に印刷す
る。操作者はこの印刷された記録紙をリーダ部12に読み
取らせる。コントローラ部14はこの読み取つた画像信号
を調べて、どの程度にインクの色間に、にじみのバラツ
キがあるか、または、使用している記録紙のにじみが予
期していたものとどの程度異なつているかを演算し、コ
ントローラ部14内の画像処理部108(第1図)で、イン
ク吐出量の補正を行なうというものである。
〈プリンタ部〉 第3図は、第2図に示したデジタル・カラー複写機10
の内部構成を横から見た状態で概略的に示す断面図であ
る。
まず、複写機10のリーダ部12においては、露光ランプ
22、レンズ24、フルカラーでライン・イメージの読み取
りが可能なイメージ・センサ26(本実施例ではCCD)に
よつて、原稿台ガラス28上に置かれた原稿の画像、プロ
ジエクタによる投影像、または、シート送り機構30によ
るシート状原稿の画像が読み取られる。次に、このよう
にして、各種の画像処理をリーダ部12とコントロール部
14で行ない、この後、読み取つた画像は、プリンタ部20
で記録紙に記憶されることになる。ここで、記録紙は小
型定型サイズ(この一実施例ではA4〜A3サイズまで)の
カツト紙を収納する給紙カセツト32と、大型サイズ(本
実施例ではA2〜A1サイズまで)の記録を行なうためのロ
ール紙34より選択的に供給される。
また、給紙は第2図に示した手差し口36より1枚ずつ
記録紙を給紙部カバー38に沿つて入れることにより、装
置外部よりの給紙(手差し給紙)をも可能にしている。
また、プリンタ部20に装着された給紙カセツト32の上方
には、給紙カセツト32よりカツト紙を1枚ずつ取り出す
ためのピツク・アツプ・ローラ40が配設されている。こ
のピツク・アツプ・ローラ40により取り出されたカツト
紙は、カツト紙送りローラ42により給紙第1ローラ44ま
で搬送される。
一方、ロール紙34は、ロール紙給紙ローラ46により連
続して送り出され、カツタ48により定型長にカツトさ
れ、上述した給紙第1ローラ44まで搬送される。同時
に、手差し口36より挿入された記録紙は、手差しローラ
50によつて給紙第1ローラ44まで搬送される。
ここで、上述したピツク・アツプ・ローラ40、カツト
紙送りローラ42、ロール紙給紙ローラ46、給紙第1ロー
ラ44、手差しローラ50は不図示の給紙モータ(本実施例
では、DCサーボ・モータを使用している)により駆動さ
れ、各々のローラに付帯した電磁クラツチにより随時回
転駆動にオン・オフ制御が行なえるように構成されてい
る。ここで、プリント動作がコントローラ部14よりの指
示により開始されると、上述の給紙経路のいずれかより
選択給紙された記録紙は、給紙第1ローラ44まで搬送さ
れる。
また、給紙第1ローラ44と給紙第2ローラ52との間に
は、記録ヘツド56の上側に配設された紙送りローラ64
と、下側に配設された給紙第2ローラ52との間で正確な
紙送り動作を行なうために記録紙に所定量たるませてバ
ツフアを作るように構成されている。
以上のように記録紙の搬送システムが構成されたプリ
ンタ部20において、記録ヘツド56によるプリントの際に
は、記録ヘツド56が装着される走査キヤリツジ58がキヤ
リツジ・レール60上を走査モータ62により往復動して、
主走査方向の走査が行なわれるよう構成されている。そ
して、往路の走査では、記録ヘツド56により記録紙上に
画像プリントされ、復路の走査では、紙送りローラ64に
より記録紙を所定量だけ送る副走査方向の送り動作が行
なわれる。
そして、プリントされた記録紙は、排紙トレイ66に排
出され、一連のプリント動作を完了する。
次に、第4図を使用して走査キヤリツジ58まわりの構
成の詳細な説明を行なう。
第4図において、記録紙を副走査方向に沿つて間欠送
りするための駆動源として紙送りモータ68が設けられて
いる。この紙送りモータ68は、その回転量を任意に設定
・変更できるものであり、紙送りローラ64、及び、給紙
第2ローラ用クラツチ70を介して給紙第2ローラ52を駆
動するよう構成されている。また、前述した走査モータ
62は走査キヤリツジ58を走査ベルト72を介して矢印のA,
Bで示す主走査方向に沿つて走査させるための駆動源と
して設けられている。
ここで、記録紙が給紙第2ローラ52に到達すると、給
紙第2ローラ用クラツチ70、紙送りモータ68は夫々オン
され、記録紙の先端は一対の紙送りローラ64に挾持され
るまで、プラテン74上を搬送される。そして、搬送され
た記録紙は、プラテン74上に設けられた紙検知センサ76
によつて、プラテン74上を通過して搬送されたことを検
知され、センサ情報は位置制御、ジヤム制御等に利用さ
れる。記録紙の先端が紙送りローラ64に到達すると、給
紙第2ローラ用クラツチ70、紙送りモータ68が夫々オフ
され、次に、プラテン74の内側空間は、不図示の吸引モ
ータの起動により負圧となされ、吸引動作が開始され
る。このような吸引動作により、記録紙はプラテン74上
に密着させられることになる。
ここで、記録紙への画像プリント動作に先立つて、ホ
ーム・ポジシヨン・センサ78が配設された位置まで走査
キヤリツジ58は移動され、次に、矢印Aの方に沿つて往
路走査が行なわれる。この往路走査において、所定の位
置よりシアンC、マゼンタM、イエローY、ブラツクK
の夫々のインクを適宜記録ヘツド(114〜117)より吐出
して画像の記録(プリント)が行なわれる。
そして、主走査方向に沿う所定の長さ分の画像の記録
動作を終えたら、走査モータ62の駆動方法を逆転し、走
査キヤリツジ58を逆に、矢印Bで示す方向に移動させて
復路走査を開始する。そして、ホーム・ポジシヨン・セ
ンサ78の配設位置まで走査キヤリツジ58が戻るまで、走
査モータ62は逆転駆動される。この復路走査の間、記録
ヘツド56で記録した副走査方向に沿う長さ分(即ち、記
録ヘツド56の縦の長さ分)だけの紙送り動作が、紙送り
モータ68を起動させて紙送りローラ64を回転駆動するこ
とにより矢印Cで示す副走査方向に沿つての方向に行な
われる。
この一実施例では、記録ヘツド56は前述した方式のイ
ンク・ジエツト・ノズルであり、256本のノズルがY,M,
C,Kの各々についてアセンブリされている。
一方、走査キヤリツジ58がホーム・ポジシヨン・セン
サ78で規定されるホーム・ポジシヨンに停止すると、記
録ヘツド56の回復動作が行なわれる。この回復動作は安
定した記録動作を行なうための処理であり、記録ヘツド
56のノズル内に残留しているインクの粘度変化等から生
じる吐出開始時のムラを防止するために、給紙時間、装
置内温度、吐出時間等のあらかじめプログラムされた条
件により、記録ヘツド56の各ノズルへ加圧動作し、各ノ
ズルからインクの空吐出動作等を行なう処理である。
以上説明の動作を繰返すことにより、記録紙上の全面
に渡り、通常の画像の記録が行なわれることになる。
〈リーダ部〉 第5図はイメージリーダ部の構成を示す。本リーダ部
では2通りの読み取り方が可能である。第5図におい
て、主走査方向をレール101に沿う方向とし、副送査方
向をレール89,106に沿う方向とする。原稿台28に置かれ
た原稿を読み取るときは、モータ105による回転力がプ
ーリ104,ワイヤ100,プーリ90を介してCCDイメージセン
サユニツト97に伝えられて、CCD26がレール101に沿つて
主送査方向に移動される。また、モータ83による回転力
がプーリ80,82,95,102,ワイヤ94,103を介してユニツト9
7に伝えられて、CCD26がレール89,106に沿つて副送査方
向に移動される。こうして、CCD26は原稿面をラスタス
キヤンを行なつて読み取る。
もう1つの原稿読み取り方法は、主送査方向のスキヤ
ンは、モータ105によつて行なうが、副送査方向の読み
取りは、原稿の方をシート送りモータ85によつて移動さ
せて行なおうというものである。この場合、CCD26は、
第3図に示した位置に移動し、この位置で主送査方向の
みに原稿をスキヤンする。CCD26が主送査方向に1ライ
ン読み取ると、原稿はシート送りローラ107,108によつ
て副送査方向に移動される。
上述の2つの読み取り方法にいずれを選択するかは、
本複写機10が自動的に判断する。即ち、紙センサ31(第
3図)が紙の存在を検知すると、操作者がシート状原稿
の読み取りを意図していると判断して、センサユニツト
97を第3図示の位置まで移動する。逆に、上記紙センサ
31が紙を検知しないときは、原稿台28上の原稿をラスタ
スキヤンする。
尚、インクのにじみ具合に応じて画像処理の補正を行
なう較正モードでは、所定形状をもつパターンがどのよ
う印刷され、どのように記録紙上でにじんだかを正確に
読み取るために、通常の読み取り精度以上の分解能で画
像を読み取る必要がある。そのために、この実施例で
は、第9図に示したように、センサユニツト97が微小ピ
ツチ送りとなる。
〈コントローラ部14〉 第1図は本実施例のコントローラ部14を表わす図面で
ある。26は前述の原稿読み取り用のイメージセンサであ
るが、較正モードにおける所定パターンの印刷径を読み
取るカラーイメージセンサでもある。102はイメージセ
ンサ26の画像出力を所定の値に増幅する増幅器、103は
アナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するアナロ
グ/デジタル変換器、104は光学系及びイメージセンサ
のシエーデイングを補正するシエーデイング補正部、10
5、106、107それぞれは、カラーイメージセンサ26のフ
イルタに応じた出力をイメージセンサの位置に対応して
データをサンプリング及び加算する信号加算器であり、
108はデジタルカラー画像信号を原稿と同等な色と濃度
に変換する画像処理部である。
109は画像処理部108の一部で、濃度変換に関する特性
を調整するγ補正部であり、110は画像処理部108の一部
で、色修正を行なうマスキング補正部である。111は、
γ補正,マスキング補正がなされた多値の画像信号から
2値の信号に変換する2値化部である。112は後述の基
準パターンを独自に発生するためのパターン発生部であ
る。122は二値化部111により二値化された画像データ
と、パターン発生部112からのパターンデータとの切り
換えをおこなう切り換え部である。通常の印刷モードで
は、切り換え信号は二値化部111からの二値化画像デー
タを選択し、較正モードでは、発生部112からの画像デ
ータを選択する。113は印刷ヘツドを制御するヘツドド
ライバである。121は、イメージセンサ26の移動速度及
び位置を制御するイメージセンサ移動制御部である。即
ち、この移動制御部121は例えば第9図に示したような
センサユニツト97の移動速度及び位置を制御する。
114〜117は、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー、
ブラツクの印刷ヘツドであり、第4図の記録ヘツド56に
一致する。118は印刷ヘツド114、115、116、117それぞ
れの温度を制御する温度制御部でる。119は本装置の全
てを制御する演算制御部である。
〈較正〉 まず、印刷径を測定し修正を行なうために、操作部18
のキー130を押す。このキー押下により、較正モードが
選択され、以下の手順で補正が行なわれる。
操作部18から較正モード信号が演算制御部119に伝え
られると、演算制御部119は第13図に示したようなプロ
グラムを実行する。
すると、ステツプS2で、パターン発生部112に対し、
第6図に示す様な略円形状のパターン(半径A)を黒色
で3つ作成するように指示する。このパターンは発生部
112内のメモリに展開される。円形パターンを3つ作成
するのは、複数のパターンの形状を測定することによつ
て、測定精度を上げるためである。3つのパターンの夫
々の発生位置は読み取りスキヤンがなるべく少ない回数
で終了するように、広い範囲に散逸しないようにする。
パターン作成終了後、演算制御部119はステツプS6
で、切り換え部122による画像データの選択を、パター
ン発生部側に切り換れる。そして、ステツプS8で較正用
パターン(第6図)を印刷するようにする。なお、この
較正用パターンの印刷期間中は、印刷ヘツド114〜117の
特性を常時一定にするために、ヘツド電圧及び印加する
パルス巾ならびに印刷ヘツドの温度は一定値になるよう
に、ヘツドドライバー113と温度制御部118とにより制御
されている。ステツプS10では、印刷終了を待つて、較
正用パターンの印刷が終了すると、ステツプS12で、セ
ンサユニツト97を読み取りのための初期位置に移動す
る。ステツプS14では、操作者が読取スタートキー131を
押すのを待つ。即ち、操作者は所定パターンが印刷され
た記録紙を排紙トレー66から取出して、原稿台28に置く
か、または使途状原稿読み取り部30に置いて、読み取り
スタートキー131を押す。ステツプS16では、読み取りが
開始され、CCDユニツト97がラスタスキヤンされる。
ここで、第9図のようにCCDセンサ26をピツチ送りす
る理由を説明する。
イメージセンサ26は通常、第7図に示すように、別個
の位置に位置するRGBの3つのセンサが1つの画素に対
応する。もし、印刷径が第7図に示すように、センサ26
の最大分解能に1対1に対応している場合は、印刷され
たスポツト径を把握することはできない。そこで、第8
図に示す様にセンサ26をX、Y両方向に微小に動かすこ
とにより、分解能を向上させる。その様子を表わした図
を第9図に示す。
基準ヘツド径及びイメージセンサの画素1つ(R,G,B
フイルタの3つで1つ)が1対1に対応し、第7図に示
す様にスポツトの直径をAとすると、第9図は、9倍の
精度で読み取る例である。即ち、X、Y方向それぞれ
に、1つの印刷ドツトをA/9ずつに区切つて読み取りを
行なう。この区切りの数を増すほど精度を向上させるこ
とが出来る。
演算制御部119は、上記の動作を行なうために、イメ
ージセンサ移動制御部121に移動量(A/n)を設定する。
この移動量を主送査方向モータ105に送つて、ユニツト9
7をA/nずつ主送査方向にピツチ送りして、主送査方向の
1ラインのスキヤンを実行する。1ラインのスキヤンが
終了すると、主送査方向モータ105は逆転して、ユニツ
ト97を初期位置に戻し、副送査方向モータ83に移動量A/
nを送る。主送査方向モータ105は再度1ラインのスキヤ
ンを行なつて、印刷ドツトを読み取る。
この読み取り過程で、信号加算部105、106、107に
は、位置に対した濃度データが主送査方向,副送査方向
の分布として得られる。第10図(a)は、パターン発生
部112内で発生された円形印刷パターンYMCの主送査
(X)方向における理論上の最大幅部分(直径部分)の
分布を示す。本実施例では、黒(Y=M=C=一定値,K
=0)で印刷している。第10図(b),(c),(d)
は、ある主送査方向の位置XiにおけるRGB各々の分布を
示したものである。このXiは、加算部105、106、107内
に得られたRGBの各画像データの二次元分布のX方向の
最大幅部分(直径部分)に対応する位置とする。これら
の最大幅部分をlR,lG,lBとする。このようにして得られ
た lR/A,lG/A,lB/A がにじみの程度を表わすことになる(ステツプS22)。
ステツプS24では、上記にじみ率によつて、最適なγ補
正特性,マスキング特性を選択する。この選択された特
性が、以後の通常印刷時に使われる補正特性となる。
第11図に、マスキング特性の一例を示す。一般に、マ
スキング補正は次式に基づいて行なわれる。
例えば、シアンCについて読み取つた画像データの径
が、 lC/A>1 のときは濃いのであるから、シアンを薄くする必要があ
り、そのためにマトリクス係数C1nを全て小さくする。
逆に、 lC/A<1 のときは、濃くする必要があるから、係数C1nを大きく
する。
第12図はγ補正特性を示す図である。
このように、γ補正を色別に行なつて、濃度差の補正
を行なう。また、印刷色の違いによるにじみ率の違いか
ら生じるところの色ずれについてもマスキング補正部11
0により修正をかけることが出来る。
〈他の実施例〉 上記実施例は、RGBの各色について、二次元分布をと
つて、その分布から直径に相当する部分の長さを演算す
るというものであつた。そこで、他の実施例として、印
刷ドツトのヒストグラムを作ることによつても、にじみ
率を測定することができ、濃度の補正及び色修正を行な
うことができる。
このヒストグラムは、第1図実施例を次のように変更
することによつてなされる。主送査方向の1ライン毎に
スキヤンを行なつて、副送査方向にセンサ26をA/nだけ
移動し(ステツプS18)、再度主送査方向にスキヤンを
行なう(ステツプS16)と、ステツプS19において、加算
部105〜107が副送査方向のスキヤン毎の読み取りデータ
の加算を行なうというように制御を変更して、主送査方
向のヒストグラムを得ようというものである。
ヒストグラムによつても、にじみ率の違いにより、第
14図に示したようにヒストグラムの差が生じるから、濃
度出力の半分の時の巾(半値)によつてにじみ率を換算
することが可能となる。
第15図に、更に他の実施例によるにじみ率の認識手法
の例を示す。
第15図の(a)の基本印刷パターンを表わし、右側へ
行く程、印刷濃度は濃くなつている。第15図の(c)
は、にじみ率が基準の値を示す用紙に基本パターンを印
刷してそれを読み取つて得た画像データであり、(c)
の右側2つの読み取りパターンについてドツトの面積が
大きくなつている。尚、面積は、第10図に示した認識手
法において、濃度値が所定値以上である画素の数を数え
ることによつて実現できる。
第15図の(b)は、右側の1つのパターンのみの面積
が大きくなつていることからも、にじみ率が小さい記録
紙に印刷されたものであることがわかる。逆に、第15図
の(d)は、右側の3つが大きくなつているために、に
じみ率が大きい記憶紙,インクであることがわかる。
そこで、先ず、第1図の装置において、パターン発生
部112が、第15図(a)のような7つのパターンを発生
させ、記録紙に印刷する。次に、この7つのパターンが
印刷された記録紙をリーダ部12により読み取る。そし
て、各パターンの面積を画素数によつて確認する。そし
て、読み取つた7つのパターンのうち、何個のパターン
が基準の大きさよりも大きく広がつているかを認識す
る。前述したように、基準のにじみ率の場合は、にじみ
で拡大したパターンの数は1個である。そこで、上記拡
大したと認識されたパターンの数に基づいて、前もつて
用意されたγ補正,マスキング補正特性のなかから1組
の特性を選択する。
また更に他の手法として、第15図の読み取りパターン
のなかから、最も右端のパターンの面積と基準の読み取
りパターン(第15図(b)の右端)の面積を測定するだ
けでもにじみ率を測定することも可能となる。
また、前述したいくつかの手法は、カラー印刷による
実施例であつたが、白黒印刷においても全く同様に適用
できることは自明である。
〈実施例の効果〉 以上説明したように、本実施例の記録装置は、パター
ンを発生する発生手段としてのパターン発生部112と、
印刷手段としてのインクジェットヘッド114〜117と、読
み取り手段としてのイメージセンサ26と、移動手段とし
ての制御部121と、補正手段としての画像処理部108とを
具備することにより、基準パターンを作成し、その基準
パターン印刷し、その印刷結果をイメージセンサで読み
取り、印刷径を測定又は半値巾を測定及び面積を測定す
ることにより、印刷径のにじみ率を測定することが可能
となる。このにじみ率により、γ補正及びマスキング補
正に修正を行なうことが可能となり、従つて、にじみ率
が異なつても、濃度が変わらない複写結果を得ることが
出来るという効果がある。
従って、具体的には、例えば、紙、インク、ヘッドの
相違による印刷のにじみの相違を補償できることにな
り、どんな場合でも、良質な印刷結果を得ることが可能
となる。
特に、実施態様の1つによると、上記基準パターンは
略円形状であり、補正手段は、基準パターンの直径と読
取つたパターンの直径との比に基づいて補正を行なつて
いる。
また、他の実施態様によると、読取り手段は、印刷さ
れた基準パターンを読取るときに濃度ヒストグラムを作
成し、補正手段は、このヒストグラムの値に基づいて印
刷濃度を補正する事を特徴とする。
また、他の実施態様によると、補正手段は、印刷され
るべき基準パターンの面積を保持する手段と、印刷され
たパターンの面積を求める手段と、これらの面積の比に
基づいて、印刷濃度を補正する手段を有する。
これらの実施態様によると、補正手段は容易ににじみ
率を認識することができる。
また、他の実施態様によると、読取り手段は、印刷さ
れたパターンのカラー信号を読取る事を特徴とするの
で、にじみ率の相違による色づれを補正することができ
る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の画像処理装置は、画像
を、第1の分解能とこの第1の分解能よりも高い第2の
分解能とで読み取ることが可能な読取手段を有し、較正
処理のために用いる基準画像を読み取るときの分解能
を、第2の分解能に設定している。このために、高い分
解能で読み取った基準画像に基づいて、原稿画像の画像
データのための補正条件が決定されるので、例えば、従
来技術の項で説明したような、色々なにじみ、あるいは
環境条件の変化や経時間変化に基づく記録濃度の変化等
を有するような変化に富んだ原稿画像に対して幅広く対
処することができる。即ち、原稿画像の画像データを高
精度に補償することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明をカラー複写機に適用した実施例の
画像処理部にのブロツク構成図、 第2図は上記複写機の構成の外観を概略的に示す斜視
図; 第3図は複写機の内部構成を概略的に示す側断面図; 第4図は複写機内における送査キヤリツジまわりの構成
を示す斜視図; 第5図は複写機の画像読取り部の構造を示す図、 第6図は実施例に使用される基準パターンの形状の一例
を示す図、 第7図は基準パターンとイメージセンサとの位置関係を
説明する図、 第8図,第9図は、実施例において、精度を上げるため
に、イメージセンサを細かくピツチ送りする様子を説明
する図、 第10図の(a)〜(d)は基準パターンの大きさと、各
色毎に読取られたパターンの形状との比較を説明する
図、 第11図,第12図は補正特性の一例を示す図、 第13図は実施例の制御に係るプログラムの手順を示すフ
ローチヤート、 第14図の(a),(b)は、にじみ率をヒストグラムか
ら求める実施例を説明する図、 第15図の(a)〜(d)はにじみ率を面積から求める手
法を説明する図である。 図中、 10……デイジタル・カラー複写機、12……リーダ部、14
……コントローラ部、16……原稿押え板、18……操作
部、20……プリンタ部、22……露光ランプ、24……レン
ズ、26……イメージセンサ、28……原稿台ガラス、30…
…シート送り機構、32……給紙カセツト、58……ロール
紙、60……手差し口、38……給紙部カバー、40……ピツ
クアツプローラ、42……カツト紙送りローラ、44……給
紙第1ローラ、46……ロール紙給紙ローラ、48……カツ
タ、50……手差しローラ、52……給紙第2ローラ、56…
…記録ヘツド、58……走査キヤリツジ、60……キヤリツ
ジレール、62……走査モータ、64……紙送りローラ、66
……排紙トレイ、68……紙送りモータ、70……クラツ
チ、72……走査ベルト、74……プラテン、76……紙検知
センサ、78……ホーム・ポジシヨン・センサ、102……
増幅器、103……A/D、104……シエーデイング補正部、1
05〜107……信号加算部、108……画像処理部、109……
γ補正部、110……マスキング補正部、111……二値化
部、112……パターン発生部、113……ヘツドドライバ、
114〜117……ヘツド、118……温度制御部、119……演算
制御部、121……移動制御部、122……信号切り換え部、
130……較正キー、131……読取り開始キーである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/205,2/21

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を、第1の分解能と、この第1の分解
    能よりも高い第2の分解能とで読み取ることが可能な読
    取手段と、 前記読取手段による画像データを、所定の補正条件に基
    づき補正する補正手段と、 前記所定の補正条件を設定するためのユーザ指示を入力
    する入力手段と、 前記入力手段により入力されたユーザ指示に応じて、所
    定の基準データに基づき画像形成部で形成された基準画
    像を前記読取手段で読み取らせて発生させた画像データ
    に基づいて前記所定の補正条件を設定する設定手段とを
    有する画像処理装置であって、 前記読取手段は前記基準画像を読み取るときは、前記第
    2の分解能で読み取ることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記読取手段は、イメージセンサユニット
    の画像に対する相対位置を主走査方向および副走査方向
    に移動させることにより、前記原稿画像および前記基準
    画像を読み取り、前記原稿画像の読み取り時より前記基
    準画像の読み取り時の前記移動の量を少なくさせること
    により高精度の読取動作を行うことを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】画像形成する画像形成手段をさらに有し、 前記補正手段は、前記画像形成手段で画像を形成する際
    に生じるにじみを補正するべく、前記画像データを補正
    することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
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