JPH05282233A - 非同期データ転送制御装置 - Google Patents

非同期データ転送制御装置

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JPH05282233A
JPH05282233A JP4080082A JP8008292A JPH05282233A JP H05282233 A JPH05282233 A JP H05282233A JP 4080082 A JP4080082 A JP 4080082A JP 8008292 A JP8008292 A JP 8008292A JP H05282233 A JPH05282233 A JP H05282233A
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Masanori Ito
政宣 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非同期データ転送制御装置に関し、制御情報
のエラーを検出して、エラーデータの転送を防止するこ
とを目的とする。 【構成】 転送制御情報をレコード単位で格納したテー
ブル27を作成し、データ転送をレコード単位で非同期
で実行させ、正常に1レコード分のデータ転送が完了す
る度に、テーブル27の当該レコードの転送制御情報を
更新した後、テーブル27の内容を参照して次に転送す
べき1レコード分のデータを転送する非同期データ転送
制御装置25であって、転送制御情報の更新を開始する
時にインクリメントする第1の計数手段28と、更新が
完了した時にインクリメントする第2の計数手段29と
を設け、テーブル27を参照する時、第1の計数手段2
8の計数値と、第2の計数手段29の計数値とが一致し
ている場合、次に転送すべき1レコード分のデータの共
用メモリ11に対する格納を開始するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は上位装置と下位装置との
間のデータ転送を非同期で実行する非同期データ転送制
御装置に係り、特に非同期データ転送制御のためにメモ
リ上に作成した転送制御情報のエラーを検出して、エラ
ーデータの転送を防止する非同期データ転送制御装置に
関する。
【0002】計算機システムの外部記憶装置として使用
されるディスク装置は、通常ディスク制御装置によって
制御され、チャネルとの間でデータ転送を行っている。
そして、このディスク制御装置の中には、チャネルとデ
ィスク装置との間のデータ転送を内部に設けたメモリを
介して非同期で行うものがある。
【0003】このようなディスク制御装置は、夫々プロ
セッサによって制御される複数の機能単位で構成され、
チャネルに対向してデータ転送を制御するチャネルアダ
プタと、ディスク装置に対向してデータ転送を制御する
デバイスアダプタと、このチャネルアダプタとデバイス
アダプタを統率するリソースマネージャと、前記メモリ
(共用メモリ)とを備えている。
【0004】そして、共用メモリ上に、非同期データ転
送制御用の転送制御情報を記憶させる領域(以後ACB
と略す)を設け、このACBに記憶させた転送制御情報
をチャネルアダプタとデバイスアダプタが夫々読出すこ
とで、データ転送動作の保証を行っている。
【0005】ところで、このACBには、チャネルアダ
プタ用のCAーACBと、デバイスアダプタ用のDAー
ACBとがあるが、共用メモリの障害等によってCAー
ACB又はDAーACBの記憶する転送制御情報にエラ
ーが発生するが、このエラーを検出してエラーデータの
転送を防止する必要がある。
【0006】
【従来の技術】図8は従来技術の一例を説明するブロッ
ク図で、図9は各機能単位の詳細ブロック図で、図10
はACBのフォーマットを説明する図である。
【0007】ディスク制御装置3は、複数の機能単位で
構成されており、チャネルアダプタ6と7は、図9(A)
に示す如き構成で、プロセッサ17は制御記憶18に格
納されたプログラムを読出して動作し、インタフェース
回路15を経て、チャネル1又は2からのスタートI/
O命令の受領と、チャネル1又は2との間のデータ転送
を行うと共に、共通バス制御回路16を制御して、共通
バス14を経て他の機能単位との間のデータ転送を行
う。
【0008】デバイスアダプタ8と9は、図9(A) に示
す如き構成で、プロセッサ17は制御記憶18に格納さ
れたプログラムを読出して動作し、インタフェース回路
15を経て、ディスク装置4又は5に命令を送出し、デ
ィスク装置4又は5との間のデータ転送を行うと共に、
共通バス制御回路16を制御して、共通バス14を経て
他の機能単位との間のデータ転送を行う。
【0009】リソースマネージャ10は、図9(B) に示
す如き構成で、プロセッサ20は制御記憶19に格納さ
れているプログラムを読出して動作し、共通バス制御回
路21を制御して共通バス14を経由し、チャネル1及
び2からの総てのスタートI/O命令を受領してRAM
22に格納し、このスタートI/O命令を集中管理する
と共に、各スタートI/O命令毎に、チャネルアダプタ
6及び7と、デバイスアダプタ8及び9にデータ転送処
理の指示を行う。
【0010】又、受領した全スタートI/O命令毎の制
御情報や、チャネル経路毎の制御情報、ディスク装置4
及び5の制御情報をRAM22に格納し、他の機能単位
がRAMアクセス制御回路23を経て、このRAM22
をアクセスし、上記情報を読出すことを可能として、こ
の情報を集中管理する。
【0011】例えば、チャネル1がチャネルアダプタ6
に対し、スタートI/O命令を送出し、ディスク装置4
のアドレス、即ち、機番、シリンダアドレス、ヘッドア
ドレス、レコードアドレスを指定して、データの書込み
を指示すると、チャネルアダプタ6はリソースマネージ
ャ10に共通バス14の使用を要求し、許可されるとリ
ソースマネージャ10に受信した書込み命令を送出し
て、前記の如く、RAM22に設けられているタスク制
御ブロック(TCB)に書込ませる。
【0012】そして、共用メモリ11には、図10(A)
に示す如きフォーマットのCAーACB12を作成し、
各レコードのカウント部、キー部、データ部の各データ
を共用メモリ11のバッファ領域に転送して書込む毎に
更新する。
【0013】図10(A) のLARはどのレコードまで確
実に読出されたかを示す値であり、Cはシリンダの値で
あり、Hはヘッドの値であり、Rはレコードの値であ
り、Fはフラグであり、8ビットの先頭ビットが論理
"1”の時はリトライ実行を示し、2ビット目が論理
"1”の時はチャネル切離しを示し、3ビット目が論理
"1”の時は動作停止を示す。
【0014】そして、domainは処理すべきレコー
ド数又はトラック数を示し、reservedは未使用
領域を示す。又、チャネル1がチャネルアダプタ6に対
し、スタートI/O命令を送出し、ディスク装置4のア
ドレス、即ち、機番、シリンダアドレス、ヘッドアドレ
ス、レコードアドレスを指定して、データの読出しを指
示すると、チャネルアダプタ6はリソースマネージャ1
0に共通バス14の使用を要求し、許可されるとリソー
スマネージャ10に受信した読出し命令を送出して、前
記の如く、RAM22に設けられているタスク制御ブロ
ック(TCB)に書込ませる。
【0015】デバイスアダプタ8はリソースマネージャ
10の指示により、RAM22内のTCBからタスクの
制御情報、即ち、データの読出しであることと、ディス
ク装置4の機番と、シリンダアドレスと、ヘッドアドレ
スと、レコードアドレスを読出すと、ディスク装置4を
制御して、指定されたシリンダアドレスにヘッドを位置
付けすると、指定されたヘッドが指定されたレコードか
ら読出すデータを共用メモリ11のバッファ領域に格納
する。
【0016】そして、共用メモリ11には、図10(B)
に示す如きフォーマットのDAーACB13を作成し、
各レコードのカウント部、キー部、データ部の各データ
を共用メモリ11のバッファ領域に転送して書込む毎に
更新する。
【0017】図10(B) のLARは、処理終了フィール
ドの最新の値を示し、Cは実際のトラックのシリンダ値
であり、Hは実際のトラックのヘッド値であり、Rは実
際のトラックのレコード値であり、domainは図1
0(A) と同じである。
【0018】そして、CLARは処理が終了した最新の
レコードのカウント部の値を示し、Fはフラグであり、
8ビットの先頭ビットが論理 "1”の時はリトライ実行
を示し、2ビット目が論理 "1”の時はディスク装置の
切離しを示し、3ビット目が論理 "1”の時は動作続行
不可能を示し、4ビット目が論理 "1”の時は先頭レコ
ード読出しを示す。
【0019】チャネルアダプタ6はデバイスアダプタ8
からデータ転送を要求されると、リソースマネージャ1
0のRAM22内にあるTCBを読出し、読出し処理で
あることを認識すると、DAーACB13の内容を読取
って、この情報に基づき共用メモリ11のバッファ領域
に格納されているデータを読出して、チャネル1に転送
する。
【0020】又、デバイスアダプタ8はリソースマネー
ジャ10の指示により、RAM22内のTCBからタス
クの制御情報、即ち、データの書込みであることと、デ
ィスク装置4の機番と、シリンダアドレスと、ヘッドア
ドレスと、レコードアドレスを読出すと、ディスク装置
4を制御して、指定されたシリンダアドレスにヘッドを
位置付けすると、CAーACB12の内容を読取って、
この情報に基づき、共用メモリ11のバッファ領域に格
納されているデータを読出して前記ヘッドに送出しディ
スク媒体に書込ませる。
【0021】チャネル2からチャネルアダプタ7とデバ
イスアダプタ9を経てディスク装置5をアクセスした場
合も同様である。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来は共
用メモリ11にCAーACB12とDAーACB13と
を作成し、各レコードのカウント部、キー部、データ部
の各データを転送する毎に内容を更新しているため、共
用メモリ11の障害等により、内容更新が途中で不能と
なった場合、このCAーACB12及びDAーACB1
3の内容を参照してデータ転送を行う際に、本来転送す
べきデータの代わりに誤ったデータを転送する。
【0023】又、リトライを行う時には、LAR値と、
CCHHR及びdomainの値が使用されるが、この
値にエラーがあると、リトライの開始位置及び終了位置
等が狂ってしまい、誤動作してしまう。
【0024】このように、CAーACB12又はDAー
ACB13の内容更新にエラーが発生すると、以後のデ
ータ転送動作が保証されないという問題がある。本発明
はこのような問題点に鑑み、CAーACB12又はDA
ーACB13の内容更新が誤った場合、これを検出して
エラーデータの転送を防止すると共に、リトライを行っ
てCAーACB12又はDAーACB13の内容の修復
が成功した場合には、データ転送動作を継続させること
が出来るようにするこを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明する図である。非同期データ転送制御装置25は、共
用メモリ11上に転送すべきデータの転送制御情報をレ
コード単位で格納したテーブル27を作成し、上位装置
24と下位装置26との間のデータ転送をこの共用メモ
リ11を介してレコード単位で非同期で実行させ、正常
に1レコード分のデータ転送が完了する度に、前記テー
ブル27が記憶する当該レコードの転送制御情報を更新
した後、このテーブル27の内容を参照して前記共用メ
モリ11上に次に転送すべき1レコード分のデータを格
納する。
【0026】そして、テーブル27が記憶する転送制御
情報の更新を開始する時にインクリメントする第1の計
数手段28と、テーブル27の記憶する転送制御情報の
更新が完了した時にインクリメントする第2の計数手段
29とを設けている。
【0027】そして、第1の計数手段28の計数値と、
第2の計数手段29の計数値をテーブル27に夫々書込
んで、このテーブル27を参照する時、第1の計数手段
28が書込んだ計数値と、第2の計数手段29が書込ん
だ計数値とが一致している場合、前記次に転送すべき1
レコード分のデータの前記共用メモリ11に対する格納
を開始する。
【0028】又、前記第1の計数手段28が上記テーブ
ル27に書込んだ計数値と、前記第2の計数手段29が
このテーブル27に書込んだ計数値とが不一致の場合、
前記次に転送すべき1レコード分のデータの前記共用メ
モリ11への格納を中止し、所定の回数リトライを実行
して、テーブル27に書込まれた前記計数値が一致した
場合は、前記データ転送を継続して実行する。
【0029】
【作用】上記の如く構成することにより、テーブル27
に格納されている転送制御情報の更新が途中で停止した
時、第1の計数手段28と第2の計数手段29の計数値
が不一致となるため、このエラーが発生した転送制御情
報によって次のレコードの転送を行うことが避けられる
こととなる。
【0030】従って、エラーデータが上位装置24又は
下位装置26に転送されることを防止することが出来
る。又、更新が途中で停止したテーブル27の内容が、
リトライによって修復された場合は、データ転送処理を
続行させることが出来る。
【0031】
【実施例】図2は本発明の一実施例を示す回路のブロッ
ク図で、図3は本発明のACBのフォーマットを説明す
る図である。
【0032】図2において、図8と同一符号は同一機能
のものを示す。尚、ディスク制御装置36のチャネルア
ダプタ30と31は、チャネルアダプタ6と7の制御記
憶18に格納されたプログラムが相違し、デバイスアダ
プタ32と33は、デバイスアダプタ8と9の制御記憶
18に格納されたプログラムが相違する。
【0033】又、図3に示すACBのフォーマットは、
図10に示すフォーマットに、夫々フロントカウンタの
計数値を格納するF.C領域とバックカウンタの計数値
を格納するB.C領域を設けた点が相違する。
【0034】そして、チャネルアダプタ30と31は、
前記の如く、チャネル1又は2がスタートI/O命令を
送出して、データの書込みを指示すると、共用メモリ1
1に図3(A) に示す如き、CAーACB34を作成す
る。
【0035】即ち、CAーACB34を初期化する為、
チャネルアダプタ30又は31のプログラムカウンタで
あるフロントカウンタとバックカウンタとをリセット
し、先ずF.Cにフロントカウンタの計数値00を書込
み、LAR値、C値、H値、R値、F値、domain
値の各初期値を書込み、B.Cにバックカウンタの計数
値00を書込む。
【0036】又、前記の如く、リソースマネージャ10
の指示により、TCBからタスク情報を読出し、データ
の読出しを認識したデバイスアダプタ32又は33は、
共用メモリ11にDAーACB35を作成する。
【0037】即ち、DAーACB35を初期化する為、
デバイスアダプタ32又は33のプログラムカウンタで
あるフロントカウンタとバックカウンタとをリセット
し、先ずF.Cにフロントカウンタの計数値00を書込
み、LAR値、CLAR値、C値、H値、R値、F値、
domain値の各初期値を書込み、B.Cにバックカ
ウンタの計数値00を書込む。
【0038】図4と図5は図2の動作を説明する図であ
る。リソースマネージャ10の指示でデータの読出しを
認識したDAで示すデバイスアダプタ32又は33は、
前記の如く、DAーACB35を図4のACB(1)に示
す如く初期化する。
【0039】そして、DVーDA間の矢印レコードC
に示す如く、DVで示すディスク装置4又は5から指定
されたレコードのカウント部を読出す時、DAーAC
B35のF.Cを図4のACB(2) に示す如く01とし
て、DAーBSA間の矢印レコードCに示す如く、レ
コードのカウント部をBSAで示す共用メモリ11に
正常に格納すると、DAーBSA間の矢印DAーACB
更新に示す如く、DAーACB35のLAR値、CLA
R値、C値、H値、R値、F値を更新し図4のACB
(2) に示す如くB.Cを01とする。
【0040】次にDVーDA間の矢印レコードKに示
す如く、レコードのキー部を読出す時、図4のACB
(3) に示す如く、DAーACB35のF.Cを02とし
て、DAーBSA間の矢印レコードKに示す如く、レ
コードのキー部をBSAで示す共用メモリ11に正常
に格納すると、DAーBSA間の矢印DAーACB更新
に示す如く、DAーACB35のLAR値、CLAR
値、C値、H値、R値、F値を更新し、図4のACB
(3) に示す如く、B.Cを02とする。
【0041】次にDVーDA間の矢印レコードDに示
す如く、レコードのデータ部を読出す時、DAーAC
B35のF.Cを図4のACB(4) に示す如く03とし
て、DAーBSA間の矢印レコードDに示す如く、レ
コードのデータ部をBSAで示す共用メモリ11に格
納するが、データが共用メモリ11に正常に書込めない
場合は勿論、正常に書込めても、DAーBSA間の矢印
DAーACB更新に示す如く、DAーACB35の内容
更新を行うが、共用メモリ11等の障害発生により、L
AR値、CLAR値、C値、H値、R値、F値の更新が
途中で停止すると、DAーACB35のB.Cにも更新
した計数値が書込めないため、図4のACB(4) に示す
如く02のままとなる。
【0042】デバイスアダプタ32又は33は、1レコ
ード分のデータを共用メモリ11に転送したので、図4
のDAーBSA間の矢印CAーACB読取りに示す如
く、CAーACB34の内容を読取る。
【0043】この時のCAーACB34の内容は異常を
示していないため、チャネルアダプタ30又は31の動
作は正常と判定したデバイスアダプタ32又は33は、
図4のDVーDA間の矢印レコードCに示す如く、次
のレコードのカウント部を読出す処理に移行し、DA
ーBSA間の矢印レコードCに示す如く、レコード
のカウント部をBSAで示す共用メモリ11に正常に格
納すると、DAーBSA間の矢印DAーACB更新に示
す如く、DAーACB35のLAR値、CLAR値、C
値、H値、R値、F値を更新する。
【0044】前記の如く、チャネルアダプタ30又は3
1は、1レコード分のデータを共用メモリ11に格納し
たデバイスアダプタ32又は33からのデータ転送要求
により、図4のBSAーCA間の矢印DAーACBの読
取りに示す如く、DAーACB35の内容を読取る。
【0045】即ち、図4のACB(2) に示すF.Cと
B.Cとの計数値を照合し、共に01であることから、
このDAーACB35は正常と判定する。そして、図4
のBSAーCA間の矢印レコードCに示す如く、転送
制御情報であるLAR値、CLAR値、C値、H値、R
値、F値、domain値を読取る。
【0046】そして、この転送制御情報を図4のCAー
CH間の矢印レコードCに示す如く、チャネル1又は
2に転送する。同様にして、図4のBSAーCA間の矢
印DAーACBの読取りに示す如く、DAーACB35
の内容が読取られ、F.CとB.Cとの計数値を照合さ
れ、共に01であることから、このDAーACB35は
正常と判定され、キー部の転送制御情報が図4のCAー
CH間の矢印のレコードKに示す如く、チャネル1又
は2に転送される。
【0047】しかし、データ部の転送制御情報は、前記
の如く、DAーACB35のF.CとB.Cとの計数値
が、図4のACB(4) に示す如く一致していないため、
チャネルアダプタ30又は31は、図4のBSAーCA
間の矢印DAーACBの読取りに示す如く、DAーAC
B35の読取りにおいて、レコードDの転送制御情報
にエラーがあると判定する。
【0048】エラーを検出したチャネルアダプタ30又
は31は、図4のエラー通知に示す如く、デバイスアダ
プタ32又は33にDAーACB35のエラーを通知す
るため、デバイスアダプタ32又は33は、図4の矢印
前のDAーACBの読取りに示す如く、DAーACB3
5を更新する際に残した1レコード前のDAーACB3
5の内容を共用メモリ11から読出し、DAーACB3
5の転送制御情報を保証する。
【0049】尚、1レコード前のDAーACB35の内
容は、次の1レコードのデータ転送が完了すると消去さ
れる。続いて、チャネルアダプタ30又は31は、リソ
ースマネージャ10のRAM22のTCBに、図5のT
CBに書込みに示す如く、リトライ処理に必要な情報、
即ち、DAーACB35に確保された1レコード前の転
送制御情報に基づき、再度ディスク装置4又は5からデ
ータ読出しを指示する情報を書込む。
【0050】デバイスアダプタ32又は33は、リソー
スマネージャ10の指示により、このTCBの内容を読
出し、図5のリトライに示す如く、図4のACB(2) の
状態から処理を開始し、レコードのカウント部から読
出しを開始する。
【0051】所定の回数リトライして成功しなけれは、
エラー情報を保持するためのデータ(以後センスと略
す)を作成して異常終了するが、リトライが成功する
と、チャネルアダプタ30又は31は、図5のDAーA
CBの読取りに示す如く、DAーACB35の内容を読
取り、レコードDに示す如く、レコードのデータ部
のデータがチャネル1又は2に転送される。
【0052】そして、続いて図5のDAーACBの読取
りに示す如く、DAーACB35の内容を読取り、レコ
ードのカウント部をチャネル1又は2に転送し、順次
レコードのキー部、レコードのデータ部を転送す
る。
【0053】図6と図7は図2の動作を説明するフロー
チャートである。デバイスアダプタ32又は33は、ス
テップ(1) でデータの読出し命令を受信すると、ステッ
プ(2) でDAーACB35の図3(B) に示すF.Cをイ
ンクリメントし、ステップ(3) でDAーACB35の更
新を行う。即ち、LAR値、CLAR値、C値、H値、
R値、F値、domain値の中で更新されたものを書
替える。
【0054】そして、ステップ(4) でDAーACB35
の図3(B) に示すB.Cをインクリメントし、ステップ
(5) でチャネルアダプタ30又は31からのエラー通知
を調べ、エラー通知が無ければステップ(10)で転送デー
タ終了か調べ、終了でなければステップ(2) の処理に戻
り、終了していれば正常終了する。
【0055】ステップ(5) でエラー通知があると、デバ
イスアダプタ32又は33は、ステップ(6) で1レコー
ド前のDAーACB35の内容を読出し、転送制御情報
を保証する。
【0056】そして、ステップ(7) でチャネルアダプタ
30又は31が書込んだTCBのリトライ処理の情報を
読出し、リトライを開始する。そして、ステップ(8) で
所定の回数リトライを行ったか調べ、所定の回数に達し
ていなければ、ステップ(2) の処理に戻り、所定の回数
に達していれば、ステップ(9) でセンスを作成して異常
終了する。
【0057】チャネルアダプタ30又は31は、ステッ
プ(11)でデータ転送要求を受信すると、ステップ(12)で
DAーACB35の内容を読取る。そして、ステップ(1
3)でF.CとB.Cとの計数値を照合し、一致していれ
ば、ステップ(14)でチャネル1又は2に対しデータ転送
を行う。
【0058】そして、ステップ(15)で転送データが終了
したか調べ、終了していなければステップ(12)の処理に
戻り、終了していれば正常終了する。ステップ(13)で
F.CとB.Cとの計数値を照合し、一致していなけれ
ば、ステップ(16)でデバイスアダプタ32又は33にエ
ラーを通知する。
【0059】そして、ステップ(17)でリソースマネージ
ャ10のTCBにリトライ情報を書込む。そして、ステ
ップ(18)でリトライ成功を通知されると、ステップ(12)
の処理に戻り、ステップ(18)でリトライ不成功を通知さ
れると処理を異常終了する。
【0060】本実施例はデータの読出しについて説明し
たが、データの書込み時も上記同様であるため詳細説明
は省略する。
【0061】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明は共用メモリ
上に、非同期データ転送制御用の制御情報を記憶させる
ACB領域を設け、このACB領域に記憶させた制御情
報をチャネルアダプタとデバイスアダプタが夫々読出す
ことで、データ転送動作の保証を行っている非同期デー
タ転送制御装置において、ACB領域の内容更新が誤っ
た場合、これを検出してエラーデータの転送を防止する
と共に、リトライを行ってACB領域の内容の修復が成
功した場合には、データ転送動作を継続させることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を説明するブロック図
【図2】 本発明の一実施例を示す回路のブロック図
【図3】 本発明のACBのフォーマットを説明する図
【図4】 図2の動作を説明する図(その1)
【図5】 図2の動作を説明する図(その2)
【図6】 図2の動作を説明するフローチャート(その
1)
【図7】 図2の動作を説明するフローチャート(その
2)
【図8】 従来技術の一例を説明するブロック図
【図9】 各機能単位の詳細ブロック図
【図10】 ACBのフォーマットを説明する図
【符号の説明】
1、2 チャネル 3、36 ディスク制御装置 4、5 ディスク装置 6、7、30、31 チャネルアダプタ 8、9、32、33 デバイスアダプタ 10 リソースマネージャ 11 共用メモリ 12、34 CAーACB 13、35 DAーACB 14 共通バス 15 インタフェース回路 16、21 共通バス制御回路 17、20 プロセッサ 18、19 制御記憶 22 RAM 23 RAMアクセス制御回路 24 上位装置 25 非同期データ転送装置 26 下位装置 27 テーブル 28 第1の計数手段 29 第2の計数手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共用メモリ(11)上に転送すべきデータの
    転送制御情報をレコード単位で格納したテーブル(27)を
    作成し、上位装置(24)と下位装置(26)との間のデータ転
    送を該共用メモリ(11)を介してレコード単位で非同期で
    実行させ、正常に1レコード分のデータ転送が完了する
    度に、該テーブル(27)が記憶する当該レコードの転送制
    御情報を更新した後、該テーブル(27)の内容を参照して
    該共用メモリ(11)上に次に転送すべき1レコード分のデ
    ータを格納する非同期データ転送制御装置(25)であっ
    て、 該テーブル(27)が記憶する転送制御情報の更新を開始す
    る時にインクリメントする第1の計数手段(28)と、 該テーブル(27)の記憶する転送制御情報の更新が完了し
    た時にインクリメントする第2の計数手段(29)と、 を設け、該第1の計数手段(28)の計数値と、該第2の計
    数手段(29)の計数値を該テーブル(27)に夫々書込んで、
    該テーブル(27)の内容を参照する時、該第1の計数手段
    (28)が書込んだ計数値と、第2の計数手段(29)が書込ん
    だ計数値とが一致している場合、前記次に転送すべき1
    レコード分のデータの前記共用メモリ(11)に対する格納
    を開始することを特徴とする非同期データ転送制御装
    置。
  2. 【請求項2】 上記非同期データ転送制御装置(25)にお
    いて、 上記第1の計数手段(28)が上記テーブル(27)に書込んだ
    計数値と、上記第2の計数手段(29)が該テーブル(27)に
    書込んだ計数値とが不一致の場合、上記次に転送すべき
    1レコード分のデータの前記共用メモリ(11)への格納を
    中止し、所定の回数リトライを実行して、該テーブル(2
    7)に書込まれた該計数値が一致した場合は、上記データ
    転送を継続して実行することを特徴とする請求項1記載
    の非同期データ転送制御装置。
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