JP3275492B2 - 連動型ディスク装置 - Google Patents

連動型ディスク装置

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JP3275492B2
JP3275492B2 JP30451193A JP30451193A JP3275492B2 JP 3275492 B2 JP3275492 B2 JP 3275492B2 JP 30451193 A JP30451193 A JP 30451193A JP 30451193 A JP30451193 A JP 30451193A JP 3275492 B2 JP3275492 B2 JP 3275492B2
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disk
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のディスク装置がホ
ストの送出するデータを受信し、アドレスで指定された
ディスク装置が該データを取込むように規定されたイン
タフェースによって接続された連動型ディスク装置に係
り、特に該データを複数のディスク装置が同時に記録す
ることを可能とする連動型ディスク装置に関する。
【0002】例えば、ANSIで定義されるSCSIイ
ンタフェースによって接続される複数のディスク装置
は、ホストが送出するデータを総てのディスク装置が受
信するが、このデータに含まれるアドレスの指定するデ
ィスク装置が、このデータを取込んで記録する。
【0003】ところで、重要なデータは複数のディスク
装置に記録させて保管し、一方のディスク装置が障害を
発生しても、他方のディスク装置からデータを読出すこ
とで、データの信頼性を高めているが、このために複数
の書込み動作を必要としないことが望ましい。
【0004】
【従来の技術】従来のSCSIインタフェースによって
接続されている複数のディスク装置に同一のデータを記
録させる場合、ホストが一つのディスク装置を選択して
データの書込みを行った後、続いて他のディスク装置を
選択して同一データを書込ませるか、又は、一つのディ
スク装置がホストの送出するデータの書込を完了させた
後、前記一つのディスク装置が他のディスク装置を選択
して、前記書込みが完了したデータを転送して書込ませ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く従来は、同
一のデータを複数のディスク装置が記録する場合、書込
み動作が複数回繰り返されているため、処理時間が長く
なり、その間SCSIインタフェースが占有されて、計
算機システムの処理効率が低下するという問題がある。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑み、ホスト
からSCSIインタフェース上に送出されたデータは、
総てのディスク装置に受信されていることから、一回の
書込み動作でデータの記録を完了させ、SCSIインタ
フェースの占有時間を短縮することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明するブロック図である。図1(A) に示す如く、連動型
ディスク装置2〜4は、夫々備える制御手段9の制御に
よってホスト1の送出するデータを受信し、このデータ
に含まれるアドレスによって指定されたディスク装置が
前記データを取込むように規定されたインタフェース6
を備えている。
【0008】そして、各ディスク装置2〜4には、図1
(B) に示す如く、予め設定される主として動作するか、
従として動作するか、又はグループとして動作するかを
指示する動作モードと、前記グループで動作する動作モ
ードの場合に、グループに所属する各ディスク装置が夫
々受け取るデータの範囲とを記憶する記憶手段10と、
前記ホスト1が送出する全データをインタフェース回路
16を介して受信し格納するバッファメモリ7と、前記
記憶手段10が記憶する動作モードに対応して、前記バ
ッファメモリ7から読出してディスク媒体12に書込む
データの範囲を指定するアドレス指示手段8と、前記記
憶手段10が記憶する動作モードと前記ホスト1が送出
したアドレスとを照合して、主として動作するか、従と
して動作するか、又はグループとして動作するかを判別
する判別手段11とを設けている。
【0009】そして、この判別手段11が主として動作
することを判別したディスク装置は、前記ホスト1が送
出する全データを取込んでディスク媒体12に書込み、
前記判別手段11が従として動作することを判別したデ
ィスク装置は、主として動作するディスク装置と同時
に、ホスト1が送出する全データを取込んでディスク媒
体12に書込み、前記判別手段11がグループとして動
作することを判別したグループに所属する各ディスク装
置は、前記ホスト11が送出する全データを、前記主と
して動作するディスク装置と同時に夫々取込んで、前記
アドレス指示手段8が指示する前記記憶手段10が記憶
する範囲のデータをディスク媒体12に夫々書込む。
【0010】 又、前記記憶手段10に前記動作モー
ドを予め設定する場合、前記ホスト1が構成設定コマン
ドを送出することにより、前記制御手段9が、この構成
設定コマンドのパラメータが指示する前記動作モードと
グループ動作時に取込むデータの範囲とを、前記記憶手
段10に書込む。
【0011】又、図1(A) に示す前記連動型ディスク装
置の各ディスク装置2〜4には、図1(B) に示す如く、
予め設定される主として動作するか、従として動作する
か、又はグループとして動作するかを指示する動作モー
ドと、グループで動作する動作モードの場合に、グルー
プに所属する各ディスク装置が夫々受け取るデータの範
囲とを記憶する記憶手段10と、前記ホスト1が送出す
る全データをインタフェース回路16を介して受信し格
納するバッファメモリ7と、前記記憶手段10が記憶す
る動作モードに対応して、バッファメモリ7から読出し
てディスク媒体12に書込むデータの範囲を指定するア
ドレス指示手段8と、前記記憶手段10が記憶する動作
モードと、前記ホスト1が送出したアドレスとを照合し
て、主として動作するか、従として動作するか、又はグ
ループとして動作するかを判別する判別手段11と、こ
の判別手段11の判別結果に基づき、主として動作する
場合は、従として動作するディスク装置又はグループと
して動作するディスク装置からのデータ取込み状態を報
告するステータスを受信して自己のステータスと合成し
て前記ホスト1に報告させ、従又はグループとして動作
する場合は、前記ステータスを主として動作するディス
ク装置に送出させる制御手段9とを設けている。
【0012】そして、前記判別手段11が主として動作
することを判別したディスク装置は、前記ホスト1が送
出する全データをディスク媒体12に書込んだ後、従又
はグループとして動作するディスク装置からのステータ
スを自己のステータスと合成して前記ホスト1に送出
し、前記判別手段11が従として動作することを判別し
たディスク装置は、ディスク媒体12に前記ホスト1が
送出する全データを書込んだ後、前記ステータスを主と
して動作するディスク装置に送出し、前記判別手段11
がグループとして動作することを判別したグループに所
属する各ディスク装置は、前記アドレス指示手段8が指
示する前記記憶手段10が記憶する範囲のデータをディ
スク媒体12に書込んだ後、前記ステータスを主として
動作するディスク装置に夫々送出する。
【0013】又、図1(A) に示す前記連動型ディスク装
置の各ディスク装置2〜4には、図1(B) に示す如く、
予め設定される主として動作するか、従として動作する
か、又はグループとして動作するかを指示する動作モー
ドと、グループで動作する動作モードの場合に、グルー
プに所属する各ディスク装置が夫々受け取るデータの範
囲とを記憶する記憶手段10と、前記記憶手段10が記
憶する動作モードと前記ホスト1が送出したアドレスと
を照合して、主として動作するか、従として動作する
か、又はグループとして動作するかを判別する判別手段
11と、この判別手段11がグループ動作を判別し、前
記ホスト1が読出しコマンドを送出した時、前記主とし
て動作するディスク装置を指定する代表アドレスと、前
記記憶手段11が記憶するデータ受領範囲から定まる順
位に基づき決定したオフセットアドレスを送出するデー
タに付加すると共に、他のディスク装置のデータに付加
される該オフセットアドレスを保持しておき、前記順位
が一位の場合は、この順位が二位以下のディスク装置か
らのデータ読出し状態を報告するステータスを受信して
自己のステータスと合成して前記ホスト1に報告させ、
この順位が二位以下の場合は、前記ステータスを前記順
位が一位のディスク装置に送出させる制御手段9とを設
けている。
【0014】そして、前記ホスト1が送出した読出しコ
マンドに対して送出するデータには、前記代表アドレス
と各ディスク装置毎のオフセットアドレスとを付加する
と共に、前記判別手段11がグループ内の一位であると
判別したディスク装置は、前記ホスト1にデータを送出
した後、グループ内の二位以下のディスク装置からのス
テータスを自己のステータスと合成して前記ホスト1に
送出し、前記判別手段11がグループ内の二位以下であ
ることを判別した各ディスク装置は、前記記憶手段10
が記憶するデータの範囲が指示する範囲内のデータを前
記ホスト1に送出した後、前記ステータスをグループ内
で一位のディスク装置に夫々送出する。
【0015】又、図1(A) に示す連動型ディスク装置の
各ディスク装置2〜4には、図1(B) に示す如く、予め
設定される単独で動作するか、主として動作するか、従
として動作するか、又はグループとして動作するかを指
示する動作モードと、グループで動作する動作モードの
場合に、グループに所属する各ディスク装置が夫々受け
取るデータの範囲と、代替ディスク装置の有無を記憶す
る記憶手段10と、この記憶手段10が記憶する動作モ
ードと前記ホスト1が送出したアドレスとを照合して、
単独で動作するか、主として動作するか、従として動作
するか、又はグループとして動作するかを判別する判別
手段11と、エラーステータスを受信した時、エラース
テータスを送出したディスク装置を特定して、エラーデ
ィスク装置をグループから排除し、代替ディスク装置を
前記グループに所属させる処理を行った後、前記ホスト
1に再試行を求める情報を付加したエラーステータスを
送出する制御手段9とを設けている。
【0016】そして、前記判別手段11が主として動作
することを判別したディスク装置は、前記エラーステー
タスを送出したディスク装置をグループから排除すると
共に、代替ディスク装置をグループに所属させる処理を
行った後、前記ホスト1に再試行を求める情報を付加し
たエラーステータスを送出する。
【0017】又、図1(A) に示す連動型ディスク装置
は、図1(B) に示す如く、予め設定される主として動作
するか、グループとして動作するか、パリティ専用ディ
スク装置として動作するかを指示する動作モードと、こ
のグループで動作する動作モードの場合に、グループに
所属する各ディスク装置が夫々受け取るデータの範囲と
を記憶する記憶手段10と、この記憶手段10が記憶す
る動作モードと前記ホスト1が送出したアドレスとを照
合して、主として動作するか、グループとして動作する
か、パリティ専用ディスク装置として動作するかを判別
する判別手段11と、前記ホスト1が送出する全データ
を格納するバッファメモリ7と、前記判別手段11がパ
リティ専用ディスク装置として動作することを判別した
時、前記バッファメモリ7上のデータを、このグループ
に属する各ディスク装置に対応して区分し、この各区分
毎のデータの先頭ビットから最終ビットまでを順次読出
して、各ビットの排他的論理和を順次演算することによ
り、パリティビットを作成するパリティビット作成手段
13と、前記ホスト1が読出しコマンドを送出した時、
前記グループに属する各ディスク装置が送出するデータ
を、前記バッファメモリ7に書込むアドレスを指示する
アドレス指示手段8とを設け、前記パリティビット作成
手段13が作成したパリティビットをディスク媒体12
に格納しておき、前記ホスト1が読出しコマンドを送出
した時、前記バッファメモリ7に、前記ディスク媒体1
2からパリティビットを読出して書込むと共に、前記グ
ループに属する各ディスク装置が送出するデータも前記
アドレス指示手段8が指示するアドレスにより書込むパ
リティ専用ディスク装置5を持っている。
【0018】又、図1(A) に示す複数のディスク装置2
〜4がホスト1の送出するデータを受信し、このデータ
に含まれるアドレスによって指定されたディスク装置
が、前記データを取込むように規定されたインタフェー
ス6を備え、前記ホスト1が送出するデータを分割して
夫々記録する前記複数のディスク装置と、予め前記複数
のディスク装置が夫々記録するデータの各ビットの排他
的論理和を演算して作成したパリティビットを記憶する
パリティ専用ディスク装置5とから構成される連動型デ
ィスク装置は、図1(B) に示す如く、グループとして動
作する動作モードと、このグループに所属する各ディス
ク装置が夫々受け取るデータの範囲とを記憶する記憶手
段10と、この記憶手段10が記憶する動作モードと、
前記ホスト1が送出したアドレスとを照合して、グルー
プとして動作することを判別する判別手段11と、この
判別手段11がグループとして動作することを判別し、
前記記憶手段10が記憶するデータ受領範囲から定まる
グループ内の順位が一位の場合、グループとして動作す
るグループ内の順位が二位以下のディスク装置からエラ
ーステータスを受信した場合に、このエラーステータス
を報告したディスク装置を特定して、前記パリティ専用
ディスク装置5に対しエラーリカバリコマンドを送出す
ると共に、前記特定したエラーディスク装置へ休止する
コマンドを送出すると共に、前記ホスト1にステータス
を報告する制御手段9とを設けている。
【0019】そして、グループ内で一位のディスク装置
は、グループ内ディスク装置からエラーステータスを受
信した時、エラーリカバリコマンドを前記パリティ専用
ディスク装置5に送出し、このパリティ専用ディスク装
置5からデータ再生完了を通知するステータスを受信し
た時、前記ホスト1に再試行を求める情報を付加したス
テータスを送出する。
【0020】又、図1(A) に示す複数のディスク装置2
〜4がホスト1の送出するデータを受信し、このデータ
に含まれるアドレスによって指定されたディスク装置
が、前記データを取込むように規定されたインタフェー
ス6を備えた連動型ディスク装置は、図1(B) に示す如
く、予め設定される主として動作するか、グループとし
て動作するか、パリティ専用ディスク装置として動作す
るかを指示する動作モードと、前記グループで動作する
動作モードの場合に、このグループに所属する各ディス
ク装置が夫々受け取るデータの範囲とを記憶する記憶手
段10と、前記記憶手段10が記憶する動作モードと前
記ホスト1が送出したアドレスとを照合して、主として
動作するか、グループとして動作するか、パリティ専用
ディスク装置として動作するかを判別する判別手段11
と、前記ホスト1が送出する全データをインタフェース
回路16を介して受信し格納するバッファメモリ7と、
前記判別手段11がパリティ専用ディスク装置として動
作することを判別した時、前記バッファメモリ7上のデ
ータを、前記グループに属する各ディスク装置に対応し
て区分し、この各区分毎のデータの先頭ビットから最終
ビットまでを順次読出して、各ビットの排他的論理和を
順次演算することにより、パリティビットを作成してデ
ィスク媒体12に格納するパリティビット作成手段13
と、前記ホスト1が読出しコマンドを送出した時、前記
グループに属する各ディスク装置が送出するデータと、
前記ディスク媒体12から読出したパリティビットと
を、前記バッファメモリ7に書込むアドレスを指示する
アドレス指示手段8と、このアドレス指示手段8の指示
するアドレスで前記バッファメモリ7に書込まれたデー
タの中で、グループ内の順位が一位のディスク装置が送
出するエラーリカバリコマンドに基づき、エラーが発生
したディスク装置が送出したデータを除き、残りの各デ
ィスク装置が送出したデータを区分して、この各区分毎
のデータと、前記パリティビットとの先頭ビットから最
終ビットまでの各ビットの排他的論理和を順次演算する
ことにより、エラーが発生したディスク装置のデータを
再生するデータ再生手段14と、前記判別手段11がパ
リティ専用ディスク装置として動作することを判別した
場合、グループ内の順位が一位のディスク装置にデータ
再生完了を報告するステータスを送出する制御手段9と
を設けている。
【0021】そして、前記ホスト1が再試行のための読
出しコマンドを送出した時、前記エラーリカバリコマン
ドで指定されたエラーディスク装置のデータの代わり
に、前記データ再生手段14が再生したデータを前記ホ
スト1に送出すると共に、前記グループ内の順位が一位
のディスク装置に終了ステータスを送出するパリティ専
用ディスク装置5を持つている。
【0022】又、図1(A) に示す複数のディスク装置2
〜4がホスト1の送出するデータを受信し、このデータ
に含まれるアドレスによって指定されたディスク装置
が、前記データを取込むように規定されたインタフェー
ス6を備えた連動型ディスク装置は、図1(B) に示す如
く、各ディスク装置2〜4には、予め設定される主とし
て動作するか、従として動作するか、又はグループとし
て動作するかを指示する動作モードと、前記グループで
動作する動作モードの場合に、このグループに所属する
各ディスク装置が夫々受け取るデータの範囲とを記憶す
る記憶手段10と、前記ホスト1が送出する全データを
格納するバッファメモリ7と、前記記憶手段10が記憶
する動作モードに対応して、前記バッファメモリ7から
読出してディスク媒体12に書込むデータの範囲を指定
するアドレス指示手段8と、前記記憶手段10が記憶す
る動作モードと前記ホスト1が送出したアドレスとを照
合して、主として動作するか、従として動作するか、又
はグループとして動作するかを判別する判別手段11
と、不揮発性メモリ15に前記記憶手段10が記憶する
データ及びアドレス指示手段8が記憶するデータ及び前
記判別手段11が記憶するデータを記憶させておき、前
記ホスト1からのセンスコマンドに応じて、前記不揮発
性メモリ15に記憶させた前記データを該ホスト1に送
出すると共に、前記不揮発性メモリ15から読出したデ
ータを夫々元の記憶手段10とアドレス指示手段8と判
別手段11に書込む制御手段9とを設けている。
【0023】そして、前記ホスト1からのセンスコマン
ドによって、前記不揮発性メモリ15に記憶させたデー
タを、前記ホスト1に送出すると共に、各ディスク装置
毎に前記不揮発性メモリ15から読出したデータを夫々
元の記憶手段10とアドレス指示手段8と判別手段11
に書込む。又、図1(A) に示す複数のディスク装置2〜
4がホスト1の送出するデータを受信し、このデータに
含まれるアドレスによって指定されたディスク装置が、
前記データを取込むように規定されたインタフェース6
を備え、予めグループとして動作するモードと各ディス
ク装置が前記ホスト1の送出するデータを夫々受け取る
範囲が設定された前記複数のディスク装置と、予め前記
複数のディスク装置が夫々記憶するデータの各ビットの
排他的論理和を演算して作成したパリティビットを記憶
するパリティ専用ディスク装置5とから構成される連動
型ディスク装置では、図1(B) に示す如く、前記ホスト
1が送出するリストアコマンドにより起動され、このリ
ストアコマンドのパラメータが指定するアドレスが自己
のアドレスと一致しない場合は、このパラメータが指定
するアドレスのディスク装置に、自己のディスク媒体1
2から読出したデータを送出し、自己のアドレスが、こ
のパラメータの指定するアドレスと一致する場合は、他
のディスク装置が送出する前記データを、このデータに
含まれるグループ内の順位を示すオフセットアドレスに
基づき、バッファメモリ7に格納すると共に、前記パリ
ティ専用ディスク装置5から送出されるパリティビット
と、前記バッファメモリ7に格納された各ディスク装置
が送出した各データの夫々対応するビットとの排他的論
理和を演算して、前記バッファメモリ7に書込む制御手
段9を設けている。
【0024】そして、前記グループ動作モードを設定さ
れたディスク装置の中の一つのディスク装置が交換され
た時、前記ホスト1が送出するリストアコマンドのパラ
メータが指定するアドレスによって選択された交換ディ
スク装置が、自己のディスク媒体12に格納するデータ
を再生して記録する。この処理を逐次続けることによ
り、ディスク媒体12上に全データを復元する。
【0025】
【作用】上記の如く構成することにより、ホスト1から
SCSIインタフェース上に送出されたデータは、一回
の書込み動作で対象となる全ディスク装置のバッファメ
モリ7に取り込まれた後、各ディスク装置のディスク媒
体12に格納されるため、SCSIインタフェースの占
有時間を短縮することが出来る。
【0026】又、複数のディスク装置に分割してデータ
を格納し、且つ分割されたデータの各ビットに対応する
パリティビットを記録しているため、一つのディスク装
置が障害となっても、障害ディスク装置のデータを復元
することが可能であり、連動型ディスク装置の信頼性を
向上させるグループ動作において、エラー発生時のデー
タ復元のため、他のディスク装置のデータをホスト1に
送る時に、パリティ専用ディスク装置5でも取り込んで
いるため、データ再生のためのデータ転送を不要とする
ことが可能であり、処理効率を向上させることが出来
る。
【0027】
【実施例】図2は本発明の一実施例を示す回路のブロッ
ク図である。プロセッサ21はROM20に格納されて
いるプログラムを読出して動作し、図示省略したホスト
から送出されるコマンドをインタフェース回路16を介
して受信する。
【0028】このインタフェース回路16は、例えばS
CSIインタフェースであり、並列に接続された総ての
ディスク装置がホストの送出するデータを受信し、デー
タに含まれるアドレスによって指定された特定のディス
ク装置がデータを取り込むように規定されている。
【0029】ホストの送出したコマンドが書込みコマン
ドであると、プロセッサ21はデバイスインタフェース
回路18を経てディスクエンクロージャ19を制御し、
書込みコマンドが指示するトラックのアドレスにヘッド
を位置付けさせると、ホストの送出するデータをインタ
フェース回路16と、データ転送制御回路17と、デバ
イスインタフェース回路18を経てディスクエンクロー
ジャ19に書込む。
【0030】又、ホストが読出しコマンドを送出した場
合は、デバイスインタフェース回路18を経てディスク
エンクロージャ19を制御し、ヘッドを読出しコマンド
が指定するトラックのアドレスに位置付けさせ、ヘッド
の読出すデータをデバイスインタフェース回路18と、
データ転送制御回路17と、インタフェース回路16を
経てホストに送出する。
【0031】図3はデータフォーマットを説明する図で
ある。SCSIインタフェースを用いるディスク装置と
ホストとの間で転送されるデータは、先ず最初にデータ
送出先アドレスDと、発行元アドレスSを送出し、続い
てメッセージMとデータを送出している。
【0032】そして、インタフェースの信号線の組合せ
によって、Dと、Sであることを示すコードと、Mであ
ることを示すコードが付加されており、SCSIインタ
フェースでは、このコードによって、D,S,M及びデ
ータを分離して利用することが可能な構成となってい
る。
【0033】図4は動作モード判別回路の一例を示すブ
ロック図である。図4は図2のインタフェース回路16
に設けられており、SCSIインタフェース回路22に
は、ホスト又は他のディスク装置が送出する図3に示す
フォーマットのデータが入力する。
【0034】SCSIインタフェース回路22は、イン
タフェース6を経て入力する起動または再結合を検出し
た時、データ送出先アドレスDを抽出して、Dアドレス
レジスタ39に格納し、データ発行元アドレスSを抽出
して、Sアドレスレジスタ40に格納し、Mを抽出する
と、後述する図5のオフセットアドレスレジスタ53に
対し、で示す信号線を経て送出する。
【0035】プロセッサ21は起動待ちの時、マルチプ
レクサ23をDアドレスレジスタ39側に接続している
ため、データ送出先アドレスDは比較回路24〜27に
送出される。
【0036】比較回路24は、主アドレスレジスタ28
が送出する主として動作することを指示するアドレス
(このアドレスは後述するように、プロセッサ21によ
って予め設定される)と、マルチプレクサ23が送出す
るデータの中のアドレスとが一致すると、例えば、論理
"1”をフラグレジスタ32に送出してフラグを設定す
る。
【0037】比較回路25は、従アドレスレジスタ29
が送出する従として動作することを指示するアドレス
(このアドレスは後述するように、プロセッサ21によ
って予め設定される)と、マルチプレクサ23が送出す
るデータの中のアドレスとが一致すると、例えば、論理
"1”をフラグレジスタ32に送出してフラグを設定す
る。
【0038】又、比較回路26は、グループアドレスレ
ジスタ30が送出するグループ順位が(0) 番のグループ
として動作することを指示するアドレス(このアドレス
は後述するように、プロセッサ21によって予め設定さ
れる)と、マルチプレクサ23が送出するデータの中の
アドレスとが一致すると、例えば、論理 "1”をフラグ
レジスタ32に送出してフラグを設定する。
【0039】又、比較回路27は、グループアドレスレ
ジスタ31が送出するグループ順位が(N) 番のグループ
として動作することを指示するアドレス(このアドレス
は後述するように、プロセッサ21によって予め設定さ
れる)と、マルチプレクサ23が送出するデータの中の
アドレスとが一致すると、例えば、論理 "1”をフラグ
レジスタ32に送出してフラグを設定する。
【0040】AND回路34は動作モードレジスタ33
が送出する単独動作を指示する論理"1”と、フラグレ
ジスタ32が送出する主アドレスフラグが設定されたこ
とを示す論理 "1”とが入力すると、プロセッサ21に
起動信号を送出する。
【0041】AND回路35は動作モードレジスタ33
が送出する主として動作することを指示する論理 "1”
と、フラグレジスタ32が送出する主アドレスフラグが
設定されたことを示す論理 "1”とが入力すると、プロ
セッサ21に起動信号を送出する。
【0042】AND回路36は動作モードレジスタ33
が送出する従として動作することを指示する論理 "1”
と、フラグレジスタ32が送出する従アドレスフラグが
設定されたことを示す論理 "1”とが入力すると、プロ
セッサ21に起動信号を送出する。
【0043】AND回路37は動作モードレジスタ33
が送出するグループとして動作することを指示する論理
"1”と、フラグレジスタ32が送出するグループアド
レスフラグが設定されたことを示す論理 "1”とが入力
すると、プロセッサ21に起動信号を送出する。
【0044】従って、動作モードレジスタ33に単独で
動作するように論理値が設定されたディスク装置は、ホ
ストが送出する主として動作させるため送出するアドレ
スによって起動したプロセッサ21により動作し、他の
ディスク装置はプロセッサ21が起動しないため動作し
ない。
【0045】又、動作モードレジスタ33に主として動
作するように論理値が設定されたディスク装置は、ホス
トが送出する主として動作させるため送出するアドレス
によって起動したプロセッサ21により動作し、他のデ
ィスク装置はプロセッサ21が起動しないため動作しな
い。
【0046】又、動作モードレジスタ33に従として動
作するように論理値が設定されたディスク装置は、ホス
トが送出する従として動作させるため送出するアドレス
によって起動したプロセッサ21により動作し、他のデ
ィスク装置はプロセッサ21が起動しないため動作しな
い。
【0047】又、動作モードレジスタ33にグループと
して動作するように論理値が設定され、グループアドレ
スレジスタ30に設定されたアドレスがホストから指定
されたディスク装置は、ホストが送出するグループの
(0) 番として動作させるため送出するアドレスによって
起動したプロセッサ21により動作し、他のディスク装
置はプロセッサ21が起動しないため動作しない。
【0048】同様に、動作モードレジスタ33にグルー
プとして動作するように論理値が設定され、グループア
ドレスレジスタ31に設定されたアドレスがホストから
指定されたディスク装置は、ホストが送出するグループ
の(N) 番として動作させるため送出するアドレスによっ
て起動したプロセッサ21により動作し、他のディスク
装置はプロセッサ21が起動しないため動作しない。
【0049】従って、ホストは複数のディスク装置の中
から、希望するディスク装置を選択して動作させること
が出来る。次に通常の書込み又は読出しを行う場合の動
作について説明する。
【0050】ホストから各ディスク装置を起動する場
合、主として動作するディスク装置のアドレスを代表ア
ドレスとして送出して来るが、総てのディスク装置の主
アドレスレジスタ28には、この代表アドレスが格納さ
れているため、主として動作するディスク装置は勿論、
従として動作するか、又はグループとして動作するディ
スク装置のプロセッサ21も、AND回路35が送出す
る起動信号により起動される。
【0051】起動されたプロセッサ21は、動作モード
レジスタ33の内容を参照することにより、自己が単独
動作するディスク装置か、主として動作するディスク装
置か、従として動作するディスク装置か、又はグループ
の(0) 番で動作するディスク装置か、グループの(N) 番
で動作するディスク装置であるかを認識する。
【0052】即ち、動作モードレジスタ33の単独の欄
にのみ論理値が設定されている場合は、単独動作と判定
し、主の欄にのみ論理値が設定されていると、主として
動作するディスク装置と認識し、従の欄にみ論理値が設
定されていると、従として動作するディスク装置と認識
し、グループの欄にのみ論理値が設定されていると、デ
ータ受領範囲の順位(例えばバッファメモリの先頭アド
レスに近い順)によって、(0) 番として動作するか、
(N) 番として動作するかを認識する。
【0053】プロセッサ21は起動された後、ホストか
ら書込みコマンドを受信した場合は、マルチプレクサ2
3をDアドレスレジスタ39側に接続し、読出しコマン
ドを受信した場合は、マルチプレクサ23をSアドレス
レジスタ40側に接続する。
【0054】データ書込み時には、前記の如く、図3に
示すD欄には、データ送出先のアドレス、即ち、ディス
ク装置のアドレスが設定される。又、データ読出し時に
は、前記の如く、図3に示すD欄に、ホストのアドレス
が、S欄にはデータ発行元のディスク装置のアドレス
が、M欄にはグループで動作する場合に、ホストにどの
ディスク装置から受領したデータかを認識させるオフセ
ットアドレスが設定される。
【0055】尚、グループ動作する各ディスク装置から
ホストに送出されるデータは、各ディスク装置でも受信
し、このオフセットアドレスは、前記の如く、図5のオ
フセットアドレスレジスタ53に送出される。
【0056】グループとして動作するディスク装置のA
ND回路38は、動作モードレジスタ33が送出するグ
ループとして動作することを指示するアドレスを示す論
理 "1”と、代表アドレスで一致がとれたことにより、
AND回路35が送出する起動信号の論理 "1”とが入
力するため、図5に示す切替回路47に切替信号として
論理 "1”を送出する。
【0057】図5はバッファメモリに対するアドレス回
路の一例を示すブロック図である。図5は図2のデータ
転送制御回路17に設けられており、図5(A) におい
て、プロセッサ21は書込みコマンドの時は、オフセッ
トアドレスレジスタ53の内容を消去し、読出しコマン
ドの時は、SCSIインタフェース回路22からで示
す信号線を経て入るオフセットアドレスを書込ませる。
【0058】そして、ホストが送出するデータはインタ
フェース回路16とバス46を経て、プロセッサ21が
送出するデータ転送指示信号により起動されたバッファ
メモリ7に書込まれ、バッファメモリ7から読出された
データは、バス46を経て図2に示すデバイスインタフ
ェース回路18に送出される。そして、デバイスインタ
フェース回路18から転送されるデータは、バス46を
経てバッファメモリ7に書込まれ、バッファメモリ7か
ら読出されたデータはバス46とインタフェース回路1
6を経てホストに送出される。
【0059】バッファメモリ7が上記動作をするため
に、マルチプレクサ45は、書込みアドレス又は読出し
アドレスをバッファメモリ7に送出する。即ち、マルチ
プレクサ45は切替回路47が論理 "0”を送出してい
る時は、主バッファアドレスレジスタ41の送出するア
ドレスをバッファメモリ7に送出する。
【0060】そして、切替回路47が前記AND回路3
8の送出する論理 "1”によってゲートを開き、前記オ
フセットアドレスレジスタ53が送出するオフセットア
ドレスを送出している時は、グループ(0) バッファアド
レスレジスタ42〜グループ(N) バッファアドレスレジ
スタの中で、このオフセットアドレスに該当するレジス
タの送出するアドレスをバッファメモリ7に送出する。
【0061】主バッファアドレスレジスタ41には、ホ
ストとの間で転送する全データをバッファメモリ7に書
込み又は読出しするためのアドレスが、プロセッサ21
によって設定されており、グループ(0) バッファアドレ
スレジスタ42には、前記オフセットアドレスが(0) 番
のディスク装置が、ホストとの間で転送するデータのバ
ッファメモリ7上における範囲が、プロセッサ21によ
り設定されており、グループ(N) バッファアドレスレジ
スタ43には、前記オフセットアドレスが(N)番のディ
スク装置が、ホストとの間で転送するデータのバッファ
メモリ7上における範囲が、プロセッサ21により設定
されている。
【0062】主及び従として動作するディスク装置の場
合、AND回路38は、動作モードレジスタ33のグル
ープ欄に論理値が設定されていないため、論理 "0”を
切替回路47に送出しており、このため、切替回路47
は論理 "0”をマルチプレクサ45に送出し、前記の如
く、マルチプレクサ45は主バッファアドレスレジスタ
41の送出するアドレスをバッファメモリ7に送出して
いる。
【0063】従って、主として動作するディスク装置
は、ホストが送出する全データをバッファメモリ7に取
込み、これをディスク媒体に書込んでおり、ディスク媒
体からバッファメモリ7に読出したデータは、総てホス
トに送出される。
【0064】又、従として動作するディスク装置も同様
であり、ホストは主として動作するディスク装置からデ
ータが得られない場合は、後述するように再試行による
読出しコマンドによって、従として動作するディスク装
置からデータを読出すことが出来る。
【0065】グループとして動作するディスク装置は、
書込みコマンドである場合、Dアドレスレジスタ39
が、代表アドレスであるため、前記の如く、AND回路
38が論理 "1”を送出し、切替回路47はオフセット
アドレスレジスタ53からオフセットアドレスをマルチ
プレクサ45に送出する。
【0066】しかし、オフセットアドレスレジスタ53
の内容は、前記の如く、書込みコマンドの時は、プロセ
ッサ21によって消去されているため、切替回路47は
論理"0”をマルチプレクサ45に送出する。従って、
マルチプレクサ45は主バッファアドレスレジスタ41
の送出するアドレスをバッファメモリ7に送出するた
め、ホストが送出する全データがバッファメモリ7に格
納される。
【0067】又、読出しコマンドである場合、Sアドレ
スレジスタ40が送出するアドレスは、代表アドレスで
あるため、前記の如く、AND回路38が論理 "1”を
送出し、切替回路47はオフセットアドレスレジスタ5
3からオフセットアドレスをマルチプレクサ45に送出
する。
【0068】前記の如く、オフセットアドレスレジスタ
53には、読出しコマンドによってプロセッサ21によ
り、各ディスク装置が送出するオフセットアドレスが格
納されているため、マルチプレクサ45は、グループ
(0) バッファアドレスレジスタ42〜グループ(N) バッ
ファアドレスレジスタ43の中で、このオフセットアド
レスに対応したレジスタの送出するアドレスをバッファ
メモリ7に送出する。
【0069】従って、データの読出し時には、バッファ
メモリ7上に、グループ動作するディスク装置の各デー
タを格納することが出来る。グループ動作するディスク
装置のプロセッサ21は、図5(B) に示す如く、バッフ
ァメモリ7上に展開されたホストからの全データの中の
所定の範囲のデータを図2に示すディスクエンクロージ
ャ19に格納する場合、ポインタ50に動作モードレジ
スタ33が記憶するデータ受領範囲に基づき、指定され
たバッファメモリ7上のアドレスを設定し、グループ内
のディスク装置の数で定まるデータ転送量をカウンタ5
1に設定して、バッファメモリ7の例えば、グループ
(0) 番で動作するディスク装置では、カウンタ51の計
数値を減算しながら、aからbの前までの領域のデータ
を読出して、ディスクエンクロージャ19に書込む。
【0070】又、グループ(N) 番で動作するディスク装
置では、例えば、cからdの前までの領域のデータをデ
ィスクエンクロージャ19に書込む。従って、グループ
動作のディスク装置は、グループ(0) バッファアドレス
レジスタ42〜グループ(N) バッファアドレスレジスタ
43が夫々指示する範囲のデータを記憶している。
【0071】従って、ホストは主として動作するディス
ク装置からデータを読出せない場合は、後述するよう
に、グループ(0) 番からグループ(N) 番までのディスク
装置から夫々読出したデータを、オフセットアドレス順
に収集することで、必要とするデータを得ることが出来
る。
【0072】グループ動作するディスク装置がホストに
データを送出するために、バッファメモリ7からデータ
を読出す場合、オフセットアドレスレジスタ53には、
データを送出するディスク装置の自己オフセットアドレ
スが格納されるため、図5のマルチプレクサ45には自
己オフセットアドレスが送出される。
【0073】従って、マルチプレクサ45はグループ
(0) バッファアドレスレジスタ42〜グループ(N) バッ
ファアドレスレジスタ43の中の自己オフセットアドレ
スに対応するアドレスをバッファメモリ7に送出するた
め、バッファメモリ7からは所定の範囲のデータがホス
トに送出される。
【0074】次に動作モード設定について説明する。プ
ロセッサ21は装置の初期設定時において、ROM20
に設定されている初期設定プログラムにより、主アドレ
スレジスタ28に他のディスク装置とは異なるアドレス
を設定し、動作モードレジスタ33の単独の欄には論理
"1”を設定する。
【0075】又、ホストから初期設定時には、動作モー
ドやアドレス等を設定させるため、各ディスク装置に構
成設定コマンドを送出する。即ち、主アドレスレジスタ
28に設定されているアドレスによって、予め主として
動作するディスク装置と、従として動作するディスク装
置と、グループとして動作するディスク装置とを夫々選
択し、プロセッサ21に対して、構成設定コマンドのパ
ラメータで、動作モードレジスタ33には、単独動作
か、主動作か、従動作か、グループ動作か、パリティ動
作かを指示する動作モードと、スペア情報と、データ受
領範囲の設定を指示する。
【0076】そして、更に主アドレスレジスタ28と、
従アドレスレジスタ29と、グループアドレスレジスタ
30〜31と、バッファアドレスレジスタ41と、グル
ープ(0) バッファアドレスレジスタ42〜グループ(N)
バッファアドレスレジスタ43には、夫々前記のような
アドレスを設定することを指示する。
【0077】図6は動作モード設定を説明するフローチ
ャートである。プロセッサ21はコマンドを受信する
と、ステップ(1) で構成設定コマンドか調べ、構成設定
コマンドで無ければステップ(2) で通常の書込み/読出
し処理を実行する。
【0078】ステップ(1) で構成設定コマンドである
と、プロセッサ21はステップ(3) で主として動作する
ディスク装置であるか調べる。即ち、構成設定コマンド
のパラメータが主として動作することを指示している
と、ステップ(4) でコマンドに含まれるパラメータによ
り、主として動作するディスク装置として、動作モード
レジスタ33と、主アドレスレジスタ28と、バッファ
アドレスレジスタ41とを設定する。
【0079】そして、ステップ(6) で設定が完了したこ
とを報告するステータスをホストに送出して動作を終了
する。ステップ(3) で主として動作するディスク装置で
無ければ、ステップ(5) でプロセッサ21は従又はグル
ープ動作のディスク装置として、構成設定コマンドのパ
ラメータにより、動作モードレジスタ33と、従アドレ
スレジスタ29又はグループアドレスレジスタ30〜3
1と、グループバッファレジスタ42〜43を設定した
後、ステップ(6) の処理に移行する。
【0080】上記設定が完了すると、それ以後は設定し
た動作モードに従うので、グループ動作に指定されたデ
ィスク装置は、単独での起動が出来なくなる。設定を変
更するためには、代表アドレスによるリセットコマンド
により、グループ内の総てのディスク装置を初期状態
(構成設定コマンド受領以前の状態)に一旦戻してか
ら、再び設定を行う。
【0081】但し、後述するエラー発生時のディスク装
置のグループからの排除は、代表アドレスで排除コマン
ドを発行し、コマンドパラメータ内でグループ内の順位
を指定して、特定のディスク装置を排除する。
【0082】これは、グループ内のどのディスク装置が
排除されたかは、その後の動作のために、グループ内全
ディスク装置が知っていなければならないからである。
具体的には図4のグループアドレスレジスタ30〜31
のいずれかを書替えることになる。
【0083】次に書込み時のステータス報告を説明す
る。プロセッサ21は、AND回路34又は35から起
動信号を受信すると、図2で説明した如く、インタフェ
ース回路16を経てコマンドを受領し、書込みコマンド
であると、ホストからデータを送出させて図5に示すバ
ッファメモリ7に格納する。そして、前記の如くディス
クエンクロージャ19に書込む。
【0084】プロセッサ21は前記の如く、動作モード
レジスタ33の内容から主として動作するディスク装置
か、従又はグループで動作するディスク装置かを認識す
ると、主として動作する場合、他のディスク装置からは
図3に示すDの欄に、自己のアドレスが指定されて、ス
テータスが送出されるため、このステータスを取り込
む。
【0085】そして、受信したステータスがエラーを通
知している場合、又は自己のディスクエンクロージャ1
9に対するデータ書込みにエラーが発生したことをデー
タ転送制御回路17から報告されると、エラーステータ
スをホストに送出するが、受信したステータスと自己の
データ書込みにエラーが無いと、正常ステータスをホス
トに送出する。
【0086】又、プロセッサ21は従又はグループで動
作するディスク装置である場合、図3に示すDの欄に主
として動作するディスク装置のアドレスを主アドレスレ
ジスタ28から読取って書込み、正常にデータ書込みが
行われた場合は正常ステータスを、エラーが発生した場
合はエラーステータスを送出する。
【0087】図7は書込み処理を説明するフローチャー
トである。プロセッサ21は、ステップ(1) で起動あり
か調べ、起動が無ければステップ(2) で割込み処理か調
べ、割込み処理で無ければステップ(1) の処理に戻る
が、割込みがあると、ステップ(3) で割込み処理を実行
した後、ステップ(1) の処理に戻る。
【0088】ステップ(1) で起動があると、ステップ
(4) でコマンドを受領する。そして、ステップ(5) で書
込み処理か調べ、このコマンドが書込み処理を指示して
いない場合は、ステップ(6) で他の処理を実行した後ス
テップ(1) の処理に戻るが、書込み処理を指示している
場合、ステップ(7) でホストから書込みデータを受領し
バッファメモリに格納する。
【0089】そして、プロセッサ21は、ステップ(8)
でバッファメモリのデータをディスクエンクロージャに
書込み、ステップ(9) で単独動作モードか調べる。即
ち、動作モードレジスタ33の内容から、単独動作であ
るか、主として動作するディスク装置か、従として動作
するディスク装置か、グループで動作するディスク装置
かを認識する。
【0090】ステップ(9) で単独動作するディスク装置
であれば、ステップ(10)でエラーありか調べる。即ち、
データ転送制御回路17からのエラー報告を調べエラー
が無ければ、ステップ(11)で正常ステータスをホストに
送出して動作を終了し、エラーがあれば、ステップ(15)
でエラーステータスをホストに送出して動作を終了す
る。
【0091】プロセッサ21は、ステップ(9) で単独動
作するディスク装置で無ければ、ステップ(12)で主とし
て動作するディスク装置か調べ、主動作ディスク装置で
あれば、ステップ(13)で他のディスク装置からのステー
タスと自己のステータスとを受領し、ステップ(14)でエ
ラーがあるか調べる。
【0092】ステップ(14)でエラーが検出されると、プ
ロセッサ21はステップ(15)でエラーステータスをホス
トに送出して動作を終了し、ステップ(14)でエラーが無
ければステップ(11)の処理に移行する。
【0093】ステップ(12)で主として動作するディスク
装置ではないと判定した場合、プロセッサ21はステッ
プ(16)で主動作ディスク装置にステータスを送出して動
作を終了する。
【0094】図8は分割記録されたデータの読出し処理
を説明する図である。データの読出しでは、グループ動
作するディスク装置に分割して記録されているデータが
ホストに送出されることとなる。
【0095】グループ動作するディスク装置のプロセッ
サ21は、図4で説明した如く、代表アドレスによって
起動されるが、動作モードレジスタ33の設定内容によ
って、自己がグループ動作を指示されている場合には、
通常の読出しコマンドに対してデータの送出を行う。
【0096】ディスク装置2が受領しているデータ受領
範囲がバッファメモリ7の先頭アドレスaからbまでと
し、ディスク装置3が受領しているデータ受領範囲がバ
ッファメモリ7のアドレスbからcまでとし、ディスク
装置4が受領しているデータ受領範囲がバッファメモリ
7のアドレスcからdまでとすると、ホストメモリ48
には、図示する如く、データの到着順には無関係に、デ
ィスク装置2が送出したデータと、ディスク装置3が
送出したデータと、ディスク装置4が送出したデータ
が記録される必要がある。
【0097】従って、SCSIインタフェースでは、ホ
ストとの再結合において、ディスク装置2〜4のどれか
ら送出されたデータであるかをホストアダプタ49が判
定してホストメモリ48に書込む必要がある。
【0098】このため、ディスク装置2〜4は、代表ア
ドレスと各ディスク装置のオフセットアドレスを送出し
て、ホストアダプタ49に記録順位を判定させている。
即ち、ディスク装置2〜4のプロセッサ21は、図4に
示す主アドレスレジスタ28に格納されている代表アド
レスを読出して、図3に示すDの欄に書込んで送出する
と共に、前記の如く、動作モードレジスタ33のデータ
受領範囲の欄に格納されているデータ受領範囲の順位に
よって、自己のオフセットアドレスを作成し、このオフ
セットアドレスを図3に示すMの欄に書込んで送出す
る。
【0099】従って、ホストアダプタ49は、このM欄
のオフセットアドレスにより、ホストメモリ48にディ
スク装置2〜4の送出するデータをから及びの順
に並べて書込む。
【0100】又、ディスク装置2のプロセッサ21は、
動作モードレジスタ33のデータ受領範囲が、グループ
内の順位が一位であることを示しているため、ホストに
送出するステータスを他のディスク装置3〜4のステー
タスと合成する処理か必要であることを認識する。
【0101】従って、主として動作するディスク装置と
同様に、プロセッサ21は他のディスク装置が送出する
ステータスと自己のステータスとを受領し、エラーの有
無を調べてエラーが無ければ正常ステータスをホストに
送出し、エラーがあればエラーステータスをホストに送
出する。
【0102】又、ディスク装置3〜4のプロセッサ21
は、動作モードレジスタ33のデータ受領範囲が、グル
ープ内の順位が二位以下であることを示しているため、
ホストに送出するステータスを一位のディスク装置2に
送出する処理か必要であることを認識する。
【0103】従って、プロセッサ21は、グループアド
レスレジスタ30に格納されている一位のディスク装置
のアドレスを読出し、図3に示すDの欄に書込み、デー
タ欄にステータスを書込んで送出する。
【0104】図9は分割データ読出し処理を説明するフ
ローチャートである。プロセッサ21は、ステップ(1)
で起動ありか調べ、起動が無ければステップ(2) で割込
み処理か調べ、割込みが無ければステップ(1) の処理に
戻るが、割込みがあると、ステップ(3) で割込み処理を
実行した後、ステップ(1) の処理に戻る。
【0105】ステップ(1) で起動があると、ステップ
(4) でコマンドを受領する。そして、ステップ(5) て読
出し処理か調べ、このコマンドが読出し処理を指示して
いない場合は、ステップ(6) で他の処理を実行した後ス
テップ(1) の処理に戻るが、読出し処理を指示している
場合、ステップ(7) でディスクエンクロージャから読出
したデータをバッファメモリに格納する。
【0106】そして、プロセッサ21は、ステップ(8)
で代表アドレスと自己のオフセットアドレスとを付加し
たデータをホストに送出し、ステップ(9) でグループ動
作モードか調べる。即ち、動作モードレジスタ33の内
容から、グループで動作するディスク装置であるかを認
識する。
【0107】ステップ(9) でグループ動作するディスク
装置でなければ、再試行によって動作するのは従として
動作するディスク装置であるため、プロセッサ21は、
ステップ(10)でエラーありか調べる。即ち、データ転送
制御回路17からのエラー報告を調べエラーが無けれ
ば、ステップ(11)で正常ステータスをホストに送出して
動作を終了し、エラーがあれば、ステップ(15)でエラー
ステータスをホストに送出して動作を終了する。
【0108】プロセッサ21は、ステップ(9) でグルー
プ動作するディスク装置であれば、ステップ(12)で一位
として動作するディスク装置か調べ、一位として動作す
るディスク装置であれば、ステップ(13)で他のディスク
装置からのステータスと自己のステータスとを受領し、
ステップ(14)でエラーがあるか調べる。
【0109】ステップ(14)でエラーが検出されると、プ
ロセッサ21はステップ(15)でエラーステータスをホス
トに送出して動作を終了し、ステップ(14)でエラーが無
ければステップ(11)の処理に移行する。
【0110】ステップ(12)で一位として動作するディス
ク装置ではないと判定した場合、プロセッサ21はステ
ップ(16)で一位動作ディスク装置にステータスを送出し
て動作を終了する。
【0111】次にグループ動作を行うディスク装置の中
で、エラーステータスを送出したディスク装置が存在し
た場合の処理を説明する。ホストから書込みコマンド又
は読出しコマンドが送出された時には、前記の如く、主
動作ディスク装置に対して、グループ動作の各ディスク
装置から、データの書込み後又はデータの読出し後に、
エラーがあったか否かのステータスが送出されて来る。
【0112】主動作ディスク装置のプロセッサ21は、
エラーステータスを送出して来たディスク装置を特定す
る。即ち、図3に示すS欄には、ステータス発行元アド
レスが書込まれているため、このアドレスでエラーディ
スク装置を特定する。
【0113】主動作ディスク装置のプロセッサ21は、
動作モードレジスタ33のスペア情報を読出してスペア
があるか否かを認識し、スペアがある場合は代表アドレ
スによる排除コマンドを発行して、図4で説明した如
く、エラーディスク装置のプロセッサ21を起動し、エ
ラーディスク装置の動作モードレジスタ33のグループ
欄に設定されているグループ動作モードを消去させる。
【0114】そして、主動作ディスク装置のプロセッサ
21は、動作モードレジスタ33のスペア情報から得ら
れるスペアディスク装置のアドレスによる構成設定コマ
ンドによって、スペアディスク装置のプロセッサ21を
起動し、スペアディスク装置の動作モードレジスタ33
のグループ欄にはグループ動作モードを、データ受領範
囲欄にはエラーディスク装置が担当していたバッファメ
モリ7上のデータ受領範囲を書込ませる。
【0115】このデータ受領範囲は、エラーディスク装
置のグループ内順位によって、バッファメモリ7上のデ
ィスク受領範囲は一義的に定まるため、この順位に基づ
き設定させる。即ち、5台のディスク装置でグループを
構成していれば、バッファメモリ7上のデータ受領範囲
は夫々1/5となるためである。
【0116】又、グループ内の各ディスク装置のプロセ
ッサ21は、排除コマンドのパラメータで示されたエラ
ーディスク装置のアドレスに基づき、エラーディスク装
置に対応する自己の図4に示すグループアドレスレジス
タ30〜31を設定する。
【0117】上記処理が完了すると、主動作ディスク装
置のプロセッサ21は、再試行を求める情報を付加した
エラーステータスをホストに送出する。従って、ホスト
が再試行を行うことによって、前記の如く、再試行のコ
マンドによって動作する従動作のディスク装置、又はグ
ループ動作のディスク装置からデータを受領することが
出来る。
【0118】図10はグループ再構成を説明するフロー
チャートである。主動作ディスク装置のプロセッサ21
は、ステップ(1) でエラーステータス受信を監視してお
り、エラーステータスを受信すると、ステップ(2) でエ
ラーディスク装置を特定する。即ち、ステータスに付加
されたデータ発行元アドレスによって特定する。
【0119】そして、動作モードレジスタ33のスペア
情報から、ステップ(3) でスペアディスク装置があるか
調べる。ステップ(3) で、スペアディスク装置が無い場
合は、ステップ(4) でエラーステータスに再試行を求め
る情報を付加してホストに送出し、処理を終了する。
【0120】ステップ(3) で、スペアディスク装置があ
る場合、主動作ディスク装置のプロセッサ21は、ステ
ップ(5) でエラーディスク装置をグループから排除する
処理を行った後、スペアディスク装置をグループに所属
させる処理を行って、ステップ(4) の処理に移行する。
【0121】次にパリティ専用ディスク装置の動作を説
明する。例えば、図1に示すディスク装置2が主動作デ
ィスク装置であり、ディスク装置3〜4がグループ動作
を行うものとすると、パリティ専用ディスク装置5は、
ディスク装置3〜4が夫々格納するデータの各ビットの
排他的論理和を演算することにより得られるパリティビ
ットを、図2に示すディスクエンクロージャ19に格納
する。
【0122】このために、書込み処理では、パリティ専
用ディスク装置5のバッファメモリ7には、グループ動
作を行うディスク装置3〜4と同じく書込まれる各デー
タが総て格納され、更に排他的論理和の演算が行われる
必要がある。
【0123】従って、パリティ専用ディスク装置5のプ
ロセッサ21は、パリティ専用であることを認識する必
要があり、図4に示す動作モードレジスタ33のパリテ
ィの欄に論理値が設定されていると、パリティ専用ディ
スク装置と判断する。
【0124】又、パリティ専用ディスク装置5の図5に
示すグループ(0) バッファアドレスレジスタ42〜グル
ープ(N) バッファアドレスレジスタ43には、初期設定
時にバッファメモリ7上の記録範囲を示す各アドレスが
総て設定される。
【0125】そして、図1に示すホスト1がディスク装
置2のアドレス、即ち、代表アドレスを送出して、デー
タの読出しコマンドを送出すると、パリティ専用ディス
ク装置5は、図8で説明したホストアダプタ49と同様
に、ディスク装置3〜4が送出するデータを、図3に示
すM欄に設定されたオフセットアドレスに基づき、順位
を整列させてバッファメモリ7上に格納した後、自己の
ディスクエンクロージャ19に格納されているパリティ
ビットをバッファメモリ7上に格納する。
【0126】これは、グループ動作を行うディスク装置
3〜4の中の一つのディスク装置が障害であった場合、
ディスク装置2からの指示により、この一つのディスク
装置が送出すべきデータを復元するための準備動作であ
る。
【0127】尚、このパリティ専用ディスク装置5は、
プロセッサ21がパリティ専用ディスク装置であること
を認識しているため、ホスト1から再試行でない読出し
コマンドが送出されてもデータの送出は行わない。
【0128】図11はパリティビット作成を説明する図
である。プロセッサ21はポインタ50に、バッファメ
モリ7上のデータの先頭アドレスaを設定して、カウ
ンタ51にデータのバイト数を設定する。そして、図
5で説明した如く、バッファメモリ7にデータ転送指示
信号を送出して、例えば4バイト分のデータをEOR演
算回路52に送出させると、ポインタ50にデータの
先頭アドレスbを設定し、バッファメモリ7にデータ転
送指示信号を送出して、4バイト分のデータをEOR演
算回路52に送出させると、ポインタ50にデータの
先頭アドレスcを設定して、前記同様、4バイト分のデ
ータをEOR演算回路52に送出させると、ポインタ5
0にパリティビットを格納するバッファメモリ7上のP
で示す領域の先頭アドレスdを設定する。
【0129】EOR演算回路52は、プロセッサ21の
指示により、各入力端子に夫々入力した32ビットのデ
ータの先頭ビットから最終ビットまでの各3ビットずつ
の排他的論理和演算を並列に実行し、32ビットのパリ
ティビットを作成すると、バッファメモリ7に送出す
る。
【0130】この時、ポインタ50がアドレスdを指示
しているので、このパリティビットは、バッファメモリ
7のPで示す領域の先頭位置から4バイト分書込まれ、
カウンタ51は4バイト分設定値を減算する。
【0131】ここで、プロセッサ21は、ポインタ50
にデータの5バイト目の先頭位置を指示するアドレス
を設定し、4バイト分のデータをEOR演算回路52に
送出させると、ポインタ50にデータの5バイト目の
先頭位置を示すアドレスを設定して、データ転送指示信
号を送出し、4バイト分のデータをEOR演算回路52
に送出させると、ポインタ50にデータの5バイト目
の先頭位置を示すアドレスを設定して、データ転送指示
信号を送出し、4バイト分のデータをEOR演算回路5
2に送出させると、ポインタ50にパリティビットを格
納するバッファメモリ7上のP領域の5バイト目の先頭
位置を示すアドレスを設定する。
【0132】EOR演算回路52は、前記同様、32ビ
ットの先頭ビットから最終ビットまでの各3ビットずつ
の排他的論理和演算を並列に実行し、32ビットのパリ
ティビットを作成すると、バッファメモリ7に送出す
る。
【0133】この時、ポインタ50が5バイト目の先頭
位置を示すアドレスを指示しているので、このパリティ
ビットは、バッファメモリ7のPで示す領域の5バイト
目の先頭位置から4バイト分書込まれ、カウンタ51は
4バイト分更に設定値を減算する。
【0134】上記動作を繰り返し、カウンタ51の設定
値が零となると、プロセッサ21はパリティビット作成
完了と判定する。次にパリティ専用ディスク装置を設置
した時のステータス報告を説明する。
【0135】例えば、図1に示すディスク装置2〜4が
グループ動作を行い、ホスト1が送出するデータを分割
して格納している場合、前記の如く、パリティ専用ディ
スク装置5は、ディスク装置3〜4に格納されたデータ
のパリティビットを記録している。
【0136】そして、例えば、ディスク装置2がグルー
プ内において順位が一位のディスク装置であるとする
と、図9で説明した如く、一位のディスク装置2には、
他のディスク装置3〜4から、前記の如く、夫々を区別
するデータ送出元アドレスを付加したステータスが報告
される。
【0137】一位のディスク装置2のプロセッサ21
は、ディスク装置3〜4が送出するステータスの中にエ
ラーステータスが存在すると、前記データ送出元アドレ
スによって、エラー発生ディスク装置を特定し、図4に
示すグループアドレスレジスタ30〜31の中で、順位
が最下位の番号が格納されているグループアドレスレジ
スタからアドレスを読出し、このアドレスによってリカ
バリコマンドをパリティ専用ディスク装置5に送出す
る。
【0138】これは、パリティ専用ディスク装置5のア
ドレスが、グループ動作のディスク装置群の中で順位が
最下位に設定されるからである。従って、パリティ専用
ディスク装置5は、図4で説明した如く、自己のアドレ
スが図3に示すD欄に設定されているため、このリカバ
リコマンドを受領して、このリカバリコマンドのパラメ
ータが示すアドレスによって、特定されるディスク装置
のデータを再生するためのリカバリ動作を開始する。
【0139】グループ内の順位が一位のディスク装置2
は、リカバリコマンドを送出した後、パリティ専用ディ
スク装置5から正常ステータスを受信すると、正常終了
ステータスをホスト1に送出する。
【0140】次にパリティ専用ディスク装置5のリカバ
リ動作を説明する。図1に示すパリティ専用ディスク装
置5は、図11で説明した如く、図1に示すグループ動
作を行うディスク装置3〜4が夫々記録しているデータ
のパリティビットを作成し、このパリティビットをディ
スクエンクロージャ19に格納している。
【0141】ところで、主として動作するディスク装置
2が障害となると、前記の如く、グループ動作のディス
ク装置3〜4がホスト1からの再試行による読出しコマ
ンドによってデータを各自夫々送出し、グループ内の順
位が一位のディスク装置にステータスを送出する。
【0142】この一位のディスク装置は、他のディスク
装置か送出するステータスの中で、エラーを報告したデ
ィスク装置があると、このエラーステータスの図3に示
すS欄から読出したデータ送出元アドレスによって、エ
ラーディスク装置を特定し、M欄から前記オフセットア
ドレスを読出す。
【0143】そして、前記の如く、リカバリコマンドを
パリティ専用ディスク装置5に送出し、このリカバリコ
マンドのパラメータで、特定したエラーディスク装置の
アドレスと、このエラーディスク装置の前記オフセット
アドレスとを指定し、特定したディスク装置のデータ復
元を指示する。
【0144】従って、パリティ専用ディスク装置5のプ
ロセッサ21は、前記の如く、バッファメモリ7上に各
ディスク装置が送出したデータが展開されているが、こ
のデータの中で特定されたディスク装置のデータを除
き、その他のディスク装置が送出したデータとディスク
エンクロージャ19から読出したパリティビットとを用
い、各ビットの排他的論理和を演算して、エラーディス
ク装置のデータを復元する。
【0145】そして、データ再生完了のステータスをリ
カバリコマンドのデータ発行元アドレスで示される一位
のディスク装置に送出する。図12はエラーデータ復元
を説明する図である。
【0146】図12は図11と同様に動作し、例えば、
バッファメモリ7ので示す領域に格納されているデー
タが、エラーステータスを送出したディスク装置のデー
タ格納領域であり、Pで示す領域が前記の如く作成され
たパリティビットが格納されているとすると、プロセッ
サ21はポインタ50に、バッファメモリ7上のデータ
の先頭アドレスaを設定して、カウンタ51にデータ
のバイト数を設定する。
【0147】そして、図5で説明した如く、バッファメ
モリ7にデータ転送指示信号を送出して、例えば4バイ
ト分のデータをEOR演算回路52に送出させると、ポ
インタ50にデータの先頭アドレスcを設定し、バッ
ファメモリ7にデータ転送指示信号を送出して、4バイ
ト分のデータをEOR演算回路52に送出させると、ポ
インタ50にパリティビットPの先頭アドレスdを設定
して、前記同様、4バイト分のデータをEOR演算回路
52に送出させると、ポインタ50に復元データを格納
するバッファメモリ7上ので示す領域の先頭アドレス
bを設定する。
【0148】EOR演算回路52は、プロセッサ21の
指示により、32ビットのデータの先頭ビットから最終
ビットまでの各3ビットずつの排他的論理和演算を並列
に実行し、32ビットの復元データを作成すると、バッ
ファメモリ7に送出する。
【0149】この時、ポインタ50がアドレスbを指示
しているので、この復元データは、バッファメモリ7の
で示す領域の先頭位置から4バイト分書込まれ、カウ
ンタ51は4バイト分設定値を減算する。
【0150】ここで、プロセッサ21は、ポインタ50
にデータの5バイト目の先頭位置を指示するアドレス
を設定し、4バイト分のデータをEOR演算回路52に
送出させると、ポインタ50にデータの5バイト目の
先頭位置を示すアドレスを設定して、データ転送指示信
号を送出し、4バイト分のデータをEOR演算回路52
に送出させると、ポインタ50にパリティビットPの5
バイト目の先頭位置を示すアドレスを設定して、データ
転送指示信号を送出し、4バイト分のパリティビットを
EOR演算回路52に送出させると、ポインタ50に復
元データを格納するバッファメモリ7上ので示す領域
の5バイト目の先頭位置を示すアドレスを設定する。
【0151】EOR演算回路52は、前記同様、32ビ
ットの先頭ビットから最終ビットまでの各3ビットずつ
の排他的論理和演算を並列に実行し、32ビットの復元
データを作成すると、バッファメモリ7に送出する。
【0152】この時、ポインタ50が5バイト目の先頭
位置を示すアドレスを指示しているので、この復元デー
タは、バッファメモリ7ので示す領域の5バイト目の
先頭アドレスから4バイト分書込まれ、カウンタ51は
4バイト分更に設定値を減算する。
【0153】上記動作を繰り返し、カウンタ51の設定
値が零となると、プロセッサ21は復元データ作成完了
と判定する。次にホストからの再試行の読出しコマンド
が発行された時、パリティ専用ディスク装置5のプロセ
ッサ21は、図12に示すバッファメモリ7のに示す
領域に復元されたデータを読出し、代表アドレスとオフ
セットアドレスとを付加してホストに送出する。
【0154】この時、エラーディスク装置は、リカバリ
処理であることをモニタしているので、データの送出は
行わない。次に制御情報の退避と報告について説明す
る。
【0155】図1に示すディスク装置2〜4には、図4
に示す動作モードレジスタ33と主アドレスレジスタ2
8、従アドレスレジスタ29、グループアドレスレジス
タ30〜31、フラグレジスタ32及び図5に示す主バ
ッファアドレスレジスタ、グループ(0) バッファアドレ
スレジスタ42〜グループ(N) バッファアドレスレジス
タ43に、夫々前記の如く、制御情報が格納されてい
る。
【0156】これらのレジスタ群は停電によって記憶し
ている制御情報は消滅する。従って、電源が回復した時
点で再度データ設定をやり直す必要がある。図2に示す
プロセッサ21は、不揮発性メモリで構成されたROM
20にホストから書込みコマンドを受領する度に、上記
レジスタの内容を複写しておき、電源が回復した後、ホ
ストからセンスコマンドを受信すると、このROM20
から各レジスタより収集した内容を読出して送出する。
【0157】従って、ホストは書込みデータの有効範囲
の判定や、回復のための再試行処理の開始点判定等のた
めの情報を得ることが出来る。又、各プロセッサ21
は、電源回復によって起動し、夫々の上記レジスタに対
し、ROM20から読出した内容を格納するため、主動
作ディスク装置か、従動作ディスク装置か、又はグルー
プ動作で、グループ内の順位が何番であるか等を認識し
て、ホストからの指示を待つことが出来る。
【0158】次に交換されたディスク装置が自己のディ
スク媒体に格納するデータを作成する動作を説明する。
グループ動作を行うディスク装置の中の一台が障害等に
よって交換された場合、この交換されたディスク装置に
はデータが格納されていない。従って、ホストからアク
セスされる度に、一位のディスク装置からエラーステー
タスが報告されて、前記の如く、パリティ専用ディスク
装置5のリカバリ動作が行われることとなり、ホストは
再試行による読出しコマンドの発行をその都度実行する
こととなる。
【0159】このような不都合を除くため、交換ディス
ク装置にパリティ専用ディスク装置5のリカバリ動作と
同様の処理を行わせ、再生したデータを交換ディスク装
置の図2に示すディスクエンクロージャ19に格納させ
る。
【0160】即ち、ホストは代表アドレスによってリス
トアコマンドを発行し、このリストアコマンドのパラメ
ータに交換ディスク装置のアドレスを指定する。従っ
て、グループ動作するディスク装置と、パリティ専用デ
ィスク装置のプロセッサ21は、図4で説明した如く、
代表アドレスによって総て起動される。
【0161】そして、リストアコマンドであることを認
識すると、内部レジスタ等にリストアモードを示すフラ
グを設定し、リストア処理を開始する。即ち、交換され
たディスク装置以外のディスク装置とパリティ専用ディ
スク装置は、リストアコマンドで指示された交換ディス
ク装置のアドレスを図4と図5に示すグループアドレス
レジスタ30〜31と、グループバッファアドレスレジ
スタの夫々対応するレジスタに設定した後、交換ディス
ク装置のアドレスを図3に示すD欄に、自己のオフセッ
トアドレスをM欄に書込み、所定長のブロックとしたデ
ータを交換ディスク装置に送出する。
【0162】交換ディスク装置のプロセッサ21は、オ
フセットアドレスによって、図12に示すポインタ50
の設定値を切替え、バッファメモリ7上に順次グループ
内の各ディスク装置が送出するデータを格納し、パリテ
ィ専用ディスク装置から送出されるパリティビットデー
タは、図12のバッファメモリ7に示すPの領域に格納
する。
【0163】又、交換ディスク装置のプロセッサ21
は、図12に示すカウンタ51をグループ内のディスク
装置の数から一義的に決定されるデータ量に基づき設定
し、カウンタ51はP領域にパリティデータが書込まれ
ると、この設定値をデータブロックの所定長に対応して
減算する。
【0164】ここで、交換ディスク装置のプロセッサ2
1は、代表アドレスを付加したステータスを送出して、
所定長ブロックの書込み完了を他のディスク装置に対し
て報告し、各ディスク装置とパリティ専用ディスク装置
から次のデータブロックの送出を要求する。
【0165】そして、交換ディスク装置のプロセッサ2
1は、カウンタ51の値が零となると、バッファメモリ
7上にデータ展開が完了したと判定し、図12に示すE
OR演算回路52に図12で説明した如く、バッファメ
モリ7上に展開された各ディスク装置からのデータと、
パリティ専用ディスク装置から送出されたパリティビッ
トとを順次送出させ、32ビットずつの排他的論理和演
算を行わせて、再生されたデータをディスクエンクロー
ジャ19に順次格納する。
【0166】交換ディスク装置のプロセッサ21は、ポ
インタ50の値が上限値となり、データの再生処理が完
了したことを認識すると、ホストに完了ステータスを送
出し、ホストはリストアモード解除コマンドを送出す
る。
【0167】従って、各ディスク装置とパリティ専用デ
ィスク装置は、設定したフラグを消去して、リストアモ
ードを解除する。図13及び図14はリストア動作を説
明するフローチャートである。
【0168】図13において、交換ディスク装置以外の
ディスク装置のプロセッサ21は、ステップ(1) で起動
ありか調べ、ホストから代表アドレスによって起動され
なければ、ステップ(2) でリストアモードか調べ、フラ
グが設定されておらず、リストアモードでなければ、ス
テップ(1) の処理に戻る。
【0169】ステップ(1) で起動されると、ステップ
(3) でリストアコマンドか調べ、リストアコマンドで無
ければ、ステップ(5) でリストアモード解除コマンドか
調べ、そうでなければ、ステップ(7) で他の処理を実行
した後、ステップ(1) の処理に戻り、ステップ(5) でリ
ストアモード解除コマンドであれば、ステップ(6) でリ
ストアフラグをリセットし、ステップ(1) の処理に戻
る。
【0170】ステップ(3) でリストアコマンドであれ
ば、ステップ(4) でリストアフラグを設定し、交換ディ
スク装置のアドレスをレジスタに設定し、データブロッ
クを読出すためのポインタをリセットし、ステップ(1)
の処理に戻る。
【0171】ステップ(2) でリストアモードであると、
ステップ(8) でブロックポインタに従い、ディスクエン
クロージャから読出したデータブロックに、交換ディス
ク装置のアドレスと自己のオフセットアドレスを付加し
て、交換ディスク装置に送出する。
【0172】そして、ステップ(9) で交換ディスク装置
からのステータス受信を待ち、ステータスを受信する
と、ステップ(10)でブロックポインタを進め、ステップ
(1) の処理に戻る。従って、起動が無く、リストアフラ
グが設定されている間は、リストア処理が繰り返し実行
される。
【0173】図14において、交換ディスク装置のプロ
セッサ21は、ステップ(1) で起動されるのを待ってお
り、起動されるとステップ(2) でリストアフラグは設定
されているか調べ、設定されていなければ、ステップ
(5) で通常の起動処理を行って、ステップ(1) の処理に
戻る。
【0174】ステップ(2) でリストアフラグが設定され
ていると、ステップ(3) でデータブロック受信を待つ、
そして、データブロックが受信されると、ステップ(4)
でデータ転送量を計数するカウンタを設定し、ステップ
(6) でオフセットアドレスに基づき、受信したデータブ
ロックをグループ内の順位に従って格納し、パリティ専
用ディスク装置からのパリティビットデータはバッファ
メモリのP領域に格納する。
【0175】そして、ステップ(7) でカウンタの設定値
をデータブロックの所定長に対応して減算し、ステップ
(8) でカウンタ値が零となったか調べ、零でなければス
テップ(6) の処理に戻り、零となるとステップ(9) で、
バッファメモリ上の各ディスク装置に対応するデータと
パリティビットとを用いて、排他的論理和の演算を行わ
せ、再生されたデータをディスクエンクロージャに書込
む。
【0176】そして、ステップ(10)で全ブロック完了か
調べ、完了していれば、ステップ(11)でホストに完了ス
テータスを送出して処理を終了する。ステップ(10)で全
ブロックが完了していなければ、ステップ(12)で当該ブ
ロックのリストア完了を通知して、次のブロックを転送
させるため、代表アドレスで完了ステータスをグループ
内のディスク装置に送出し、ステップ(1) の処理に戻
る。
【0177】図15、図16及び図17は本発明のデー
タ転送を説明する図である。図15(A) は、ホストとデ
ィスク装置が夫々一つで計算機システムを構成している
場合を示し、ホストメモリとディスク装置のバッファメ
モリとの間で、SCSIインタフェースを介してデータ
転送が行われる。
【0178】そして、バッファメモリに書込まれたデー
タはディスクエンクロージャに書込まれ、ディスクエン
クロージャからバッファメモリに読出されたデータは、
ホストメモリに転送される。
【0179】図15(B) は、ホストと主ディスク装置及
び従ディスク装置とで計算機システムが構成されている
場合を示し、書込みコマンドでホストからホストメモリ
のデータが送出される時は、主ディスク装置のバッファ
メモリと、従ディスク装置のバッファメモリにデータが
格納され、夫々のディスクエンクロージャに書込まれ
る。
【0180】そして、読出しコマンドの場合には、主デ
ィスク装置が正常である間は、主ディスク装置のディス
クエンクロージャからバッファメモリに読出されたデー
タがホストに送出され、ホストメモリに格納される。
【0181】この時、従ディスク装置のバッファメモリ
からは、データの送出が行われず、主ディスク装置が障
害となると、再試行による読出しコマンドによって、従
ディスク装置のディスクエンクロージャからバッファメ
モリに読出されたデータがホストメモリに格納される。
【0182】図16は、ホストと、グループ動作する4
台のディスク装置と、1台のパリティディスク装置で計
算機システムが構成され、書込みコマンドが発行された
場合を示す。
【0183】ホストメモリからSCSIインタフェース
に送出された全データは、ディスク装置0番からディス
ク装置3番までの総てのディスク装置のバッファメモリ
に取り込まれると共に、パリティディスク装置のバッフ
ァメモリにも、全データが取り込まれる。
【0184】そして、ディスク装置0番のディスクエン
クロージャには、バッファメモリので示す範囲の全デ
ータの1/4が格納され、ディスク装置1番のディスク
エンクロージャには、バッファメモリので示す範囲の
全データの1/4が格納され、ディスク装置2番のディ
スクエンクロージャには、バッファメモリので示す範
囲の全データの1/4が格納され、ディスク装置3番の
ディスクエンクロージャには、バッファメモリので示
す範囲の全データの1/4が格納される。
【0185】そして、パリティディスク装置では、バッ
ファメモリに格納された全データの1/4毎の先頭ビッ
トから最終ビットまでの4ビットずつが排他的論理和演
算されて、その結果得られたパリティビットPがディス
クエンクロージャに格納される。
【0186】図17は、ホストと、グループ動作する4
台のディスク装置と、1台のパリティディスク装置で計
算機システムが構成され、読出しコマンドが発行された
場合を示す。
【0187】ディスク装置0番では、ディスクエンクロ
ージャから読出されたデータがバッファメモリのに示
す領域に書込まれ、これが読出されてSCSIインタフ
ェースに送出され、オフセットアドレスに基づき、ホス
トのホストメモリのに示す領域に書込まれる。
【0188】この時、同時にパリティディスク装置のバ
ッファメモリにも、オフセットアドレスに基づき、で
示す領域に書込まれる。同様に、ディスク装置3番で
は、ディスクエンクロージャから読出されたデータがバ
ッファメモリのに示す領域に書込まれ、これが読出さ
れてSCSIインタフェースに送出され、オフセットア
ドレスに基づき、ホストのホストメモリのに示す領域
に書込まれる。
【0189】この時、同時にパリティディスク装置のバ
ッファメモリにも、オフセットアドレスに基づき、で
示す領域に書込まれる。同様に、ディスク装置2番で
は、ディスクエンクロージャから読出されたデータがバ
ッファメモリのに示す領域に書込まれ、これが読出さ
れてSCSIインタフェースに送出され、オフセットア
ドレスに基づき、ホストのホストメモリのに示す領域
に書込まれる。
【0190】この時、同時にパリティディスク装置のバ
ッファメモリにも、オフセットアドレスに基づき、で
示す領域に書込まれる。同様に、ディスク装置1番で
は、ディスクエンクロージャから読出されたデータがバ
ッファメモリのに示す領域に書込まれ、これが読出さ
れてSCSIインタフェースに送出され、オフセットア
ドレスに基づき、ホストのホストメモリのに示す領域
に書込まれる。
【0191】この時、同時にパリティディスク装置のバ
ッファメモリにも、オフセットアドレスに基づき、で
示す領域に書込まれる。上記ホストメモリとパリティデ
ィスク装置のバッファメモリにデータ〜が書込まれ
る順序は、データの到着順となる。
【0192】尚、本実施例ではSCSIインタフェース
について説明したが、SCSIインタフェース以外のイ
ンタフェースであっても、送出データが全装置に伝播す
る方式であれば、本発明の対象であることは勿論であ
る。
【0193】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明はホストから
SCSIインタフェース上に送出されたデータを、一回
の書込み動作でバッファメモリに取り込み、ディスクエ
ンクロージャに格納するため、ディスクサブシステムの
動作上のボトルネックであるSCSIインタフェースの
占有時間を短縮することが出来る。
【0194】又、複数のディスク装置に分割してデータ
を格納し、一つのディスク装置が障害となっても、障害
ディスク装置のデータを復元するためのデータ転送を、
再試行だけとすることで、インタフェースの負荷の軽減
と、リカバリの高速化を実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を説明するブロック図
【図2】 本発明の一実施例を示す回路のブロック図
【図3】 データフォーマットを説明する図
【図4】 動作モード判別回路の一例を示すブロック図
【図5】 バッファメモリに対するアドレス回路の一例
を示すブロック図
【図6】 動作モード設定を説明するフローチャート
【図7】 書込み処理を説明するフローチャート
【図8】 分割記録されたデータの読出し処理を説明す
る図
【図9】 分割データ読出し処理を説明するフローチャ
ート
【図10】 グループ構成を説明するフローチャート
【図11】 パリティビット作成を説明する図
【図12】 データ復元を説明する図
【図13】 リストア動作を説明するフローチャート
(その1)
【図14】 リストア動作を説明するフローチャート
(その2)
【図15】 本発明のデータ転送を説明する図(その
1)
【図16】 本発明のデータ転送を説明する図(その
2)
【図17】 本発明のデータ転送を説明する図(その
3)
【符号の説明】
1 ホスト 2〜4 ディスク装置 5 パリティ専用ディスク装置 6 インタフェース 7 バッファメモリ 8 アドレス指示手段 9 制御手段 10 記憶手段 11 判別手段 12 ディスク媒体 13 パリティビット作成手段 14 データ再生手段 15 不揮発性メモリ 16 インタフェース回路 17 データ転送制御回路 18 デバイスインタフェース回路 19 ディスクエンクロージャ 20 ROM 21 プロセッサ 22 SCSIインタフェース回路 23、45 マルチプレクサ 24〜27 比較回路 28 主アドレスレジスタ 29 従アドレスレジスタ 30、31 グループアドレスレジスタ 32 フラグレジスタ 33 動作モードレジスタ 34〜38 AND回路 39 Dアドレスレジスタ 40 Sアドレスレジスタ 41 主バッファアドレスレジスタ 42 グループ(0) バッファアドレスレジスタ 43 グループ(N) バッファアドレスレジスタ 46 バス 47 切替回路 48 ホストメモリ 49 ホストアダプタ 50 ポインタ 51 カウンタ 52 EOR演算回路 53 オフセットアドレスレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−242419(JP,A) 特開 平5−88988(JP,A) 特開 平5−158625(JP,A) 特開 平5−250099(JP,A) 特開 平4−285773(JP,A) 特開 平4−197499(JP,A) 特開 平4−279924(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/10 - 13/14 G06F 3/06 - 3/08

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスク装置が夫々備える制御手
    段の制御によってホストの送出するデータを受信し、該
    データに含まれるアドレスによって指定されたディスク
    装置が該データを取込むように規定されたインタフェー
    スを備えた連動型ディスク装置であって、 各ディスク装置には、所定の動作に先立って、予め設定
    される主として動作するか、従として動作するか、又は
    グループとして動作するかを指示する動作モードと、該
    グループで動作する動作モードの場合に該グループに所
    属する各ディスク装置が夫々受け取るデータの範囲とを
    記憶する記憶手段と、 前記ホストが送出する全データを格納するバッファメモ
    リと、 前記記憶手段が記憶する動作モードに対応して、該バッ
    ファメモリから読出してディスク媒体に書込むデータの
    範囲を指定するアドレス指示手段と、 前記記憶手段が記憶する動作モードと前記ホストが送出
    したアドレスとを照合して、主として動作するか、従と
    して動作するか、又はグループとして動作するかを判別
    する判別手段と、 を設け、該判別手段が主として動作することを判別した
    ディスク装置は、前記ホストが送出する全データを取込
    んでディスク媒体に書込み、該判別手段が従として動作
    することを判別したディスク装置は、該主として動作す
    るディスク装置と同時に該ホストが送出する全データを
    取込んでディスク媒体に書込み、該判別手段がグループ
    として動作することを判別した該グループに所属する各
    ディスク装置は、前記ホストが送出する全データを該主
    として動作するディスク装置と同時に夫々取込んで、前
    記アドレス指示手段が指示する前記記憶手段が記憶する
    範囲のデータをディスク媒体に夫々書込むことを特徴と
    する連動型ディスク装置。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段に上記動作モードを予め設
    定する場合、上記ホストが構成設定コマンドを送出する
    ことにより、上記制御手段が該構成設定コマンドのパラ
    メータが指示する上記動作モードとグループ動作時に取
    込むデータの範囲とを該記憶手段に書込むことを特徴と
    する請求項1記載の連動型ディスク装置。
  3. 【請求項3】 複数のディスク装置がホストの送出する
    データを受信し、該データに含まれるアドレスによって
    指定されたディスク装置が該データを取込むように規定
    されたインタフェースを備えた連動型ディスク装置であ
    って、 各ディスク装置には、所定の動作に先立って、予め設定
    される主として動作するか、従として動作するか、又は
    グループとして動作するかを指示する動作モードと、該
    グループで動作する動作モードの場合に該グループに所
    属する各ディスク装置が夫々受け取るデータの範囲とを
    記憶する記憶手段と、 前記ホストが送出する全データを格納するバッファメモ
    リと、 前記記憶手段が記憶する動作モードに対応して、該バッ
    ファメモリから読出してディスク媒体に書込むデータの
    範囲を指定するアドレス指示手段と、 前記記憶手段が記憶する動作モードと、前記ホストが送
    出したアドレスとを照合して、主として動作するか、従
    として動作するか、又はグループとして動作するかを判
    別する判別手段と、 該判別手段の判別結果に基づき、主として動作する場合
    は、従として動作するディスク装置又はグループとして
    動作するディスク装置からのデータ取込み状態を報告す
    るステータスを受信して自己のステータスと合成して前
    記ホストに報告させ、従又はグループとして動作する場
    合は、該ステータスを主として動作するディスク装置に
    送出させる制御手段と、 を設け、前記判別手段が主として動作することを判別し
    たディスク装置は、前記ホストが送出する全データをデ
    ィスク媒体に書込んだ後、従又はグループとして動作す
    るディスク装置からのステータスを自己のステータスと
    合成して前記ホストに送出し、前記判別手段が従として
    動作することを判別したディスク装置は、ディスク媒体
    に前記ホストが送出する全データを書込んだ後、前記ス
    テータスを主として動作するディスク装置に送出し、前
    記判別手段がグループとして動作することを判別したグ
    ループに所属する各ディスク装置は、前記アドレス指示
    手段が指示する前記記憶手段が記憶する範囲のデータを
    ディスク媒体に書込んだ後、前記ステータスを主として
    動作するディスク装置に夫々送出することを特徴とする
    連動型ディスク装置。
  4. 【請求項4】 複数のディスク装置がホストの送出する
    データを受信し、該データに含まれるアドレスによって
    指定されたディスク装置が該データを取込むように規定
    されたインタフェースを備えた連動型ディスク装置であ
    って、 各ディスク装置には、所定の動作に先立って、予め設定
    される主として動作するか、従として動作するか、又は
    グループとして動作するかを指示する動作モードと、該
    グループで動作する動作モードの場合に、該グループに
    所属する各ディスク装置が夫々受け取るデータの範囲と
    を記憶する記憶手段と、 該記憶手段が記憶する動作モードと前記ホストが送出し
    たアドレスとを照合して、主として動作するか、従とし
    て動作するか、又はグループとして動作するかを判別す
    る判別手段と、 該判別手段がグループ動作を判別し、前記ホストが読出
    しコマンドを送出した時、前記主として動作するディス
    ク装置を指定する代表アドレスと、前記記憶手段が記憶
    するデータ受領範囲から定まる順位に基づき決定したオ
    フセットアドレスを送出するデータに付加すると共に、
    他のディスク装置のデータに付加される該オフセットア
    ドレスを保持しておき、該順位が一位の場合は、該順位
    が二位以下のディスク装置からのデータ読出し状態を報
    告するステータスを受信して自己のステータスと合成し
    て前記ホストに報告させ、該順位が二位以下の場合は、
    該ステータスを前記順位が一位のディスク装置に送出さ
    せる制御手段と、 を設け、前記ホストが送出した読出しコマンドに対して
    送出するデータには、前記代表アドレスと各ディスク装
    置毎のオフセットアドレスとを付加すると共に、前記判
    別手段がグループ内の一位であると判別したディスク装
    置は、前記ホストにデータを送出した後、グループ内の
    二位以下のディスク装置からのステータスを自己のステ
    ータスと合成して前記ホストに送出し、前記判別手段が
    グループ内の二位以下であることを判別した各ディスク
    装置は、前記記憶手段が記憶するデータの範囲が指示す
    る範囲内のデータを前記ホストに送出した後、前記ステ
    ータスをグループ内で一位のディスク装置に夫々送出す
    ることを特徴とする連動型ディスク装置。
  5. 【請求項5】 複数のディスク装置がホストの送出する
    データを受信し、該データに含まれるアドレスによって
    指定されたディスク装置が該データを取込むように規定
    されたインタフェースを備えた連動型ディスク装置であ
    って、 各ディスク装置には、所定の動作に先立って、予め設定
    される単独で動作するか、主として動作するか、従とし
    て動作するか、又はグループとして動作するかを指示す
    る動作モードと、該グループで動作する動作モードの場
    合に該グループに所属する各ディスク装置が夫々受け取
    るデータの範囲と、代替ディスク装置の有無を記憶する
    記憶手段と、 該記憶手段が記憶する動作モードと前記ホストが送出し
    たアドレスとを照合して、単独で動作するか、主として
    動作するか、従として動作するか、又はグループとして
    動作するかを判別する判別手段と、 エラーステータスを受信した時、エラーステータスを送
    出したディスク装置を特定して、エラーディスク装置を
    グループから排除し、代替ディスク装置を該グループに
    所属させる処理を行った後、前記ホストに再試行を求め
    る情報を付加したエラーステータスを送出する制御手段
    と、 を設け、前記判別手段が主として動作することを判別し
    たディスク装置は、前記エラーステータスを送出したデ
    ィスク装置をグループから排除すると共に、代替ディス
    ク装置をグループに所属させる処理を行った後、前記ホ
    ストに再試行を求める情報を付加したエラーステータス
    を送出することを特徴とする連動型ディスク装置。
  6. 【請求項6】 複数のディスク装置がホストの送出する
    データを受信し、該データに含まれるアドレスによって
    指定されたディスク装置が該データを取込むように規定
    されたインタフェースを備えた連動型ディスク装置であ
    って、所定の動作に先立って、予め設定される 主として動作す
    るか、グループとして動作するか、パリティ専用ディス
    ク装置として動作するかを指示する動作モードと、該グ
    ループで動作する動作モードの場合に該グループに所属
    する各ディスク装置が夫々受け取るデータの範囲とを記
    憶する記憶手段と、 該記憶手段が記憶する動作モードと前記ホストが送出し
    たアドレスとを照合して、主として動作するか、グルー
    プとして動作するか、パリティ専用ディスク装置として
    動作するかを判別する判別手段と、 前記ホストが送出する全データを格納するバッファメモ
    リと、 該判別手段がパリティ専用ディスク装置として動作する
    ことを判別した時、該バッファメモリ上のデータを該グ
    ループに属する各ディスク装置に対応して区分し、該各
    区分毎のデータの先頭ビットから最終ビットまでを順次
    読出して、各ビットの排他的論理和を順次演算すること
    により、パリティビットを作成するパリティビット作成
    手段と、 前記ホストが読出しコマンドを送出した時、前記グルー
    プに属する各ディスク装置が送出するデータを、前記バ
    ッファメモリに書込むアドレスを指示するアドレス指示
    手段(8) と、 を設け、該パリティビット作成手段が作成したパリティ
    ビットをディスク媒体に格納しておき、前記ホストが読
    出しコマンドを送出した時、前記バッファメモリに該デ
    ィスク媒体からパリティビットを読出して書込むと共
    に、前記グループに属する各ディスク装置が送出するデ
    ータも前記アドレス指示手段が指示するアドレスにより
    書込むパリティ専用ディスク装置を持つことを特徴とす
    る連動型ディスク装置。
  7. 【請求項7】 複数のディスク装置がホストの送出する
    データを受信し、該データに含まれるアドレスによって
    指定されたディスク装置が該データを取込むように規定
    されたインタフェースを備え、前記ホストが送出するデ
    ータを分割して夫々記録する前記複数のディスク装置
    と、予め前記複数のディスク装置が夫々記録するデータ
    の各ビットの排他的論理和を演算して作成したパリティ
    ビットを記憶するパリティ専用ディスク装置とから構成
    される連動型ディスク装置であって、所定の動作に先立って、予め設定されるグループとして
    動作する 動作モードと、該グループに所属する各ディス
    ク装置が夫々受け取るデータの範囲とを記憶する記憶手
    段と、 該記憶手段が記憶する動作モードと前記ホストが送出し
    たアドレスとを照合して、グループとして動作すること
    を判別する判別手段と、 該判別手段がグループとして動作することを判別し、前
    記記憶手段が記憶するデータ受領範囲から定まるグルー
    プ内の順位が一位の場合、グループとして動作する該グ
    ループ内の順位が二位以下のディスク装置からエラース
    テータスを受信した場合に、該エラーステータスを報告
    したディスク装置を特定して、前記パリティ専用ディス
    ク装置に対しエラーリカバリコマンドを送出すると共
    に、前記特定したエラーディスク装置へ休止するコマン
    ドを送出すると共に、前記ホストにステータスを報告す
    る制御手段と、 を設け、グループ内で一位のディスク装置は、グループ
    内ディスク装置からエラーステータスを受信した時、エ
    ラーリカバリコマンドを前記パリティ専用ディスク装置
    に送出し、該パリティ専用ディスク装置からデータ再生
    完了を通知するステータスを受信した時、前記ホストに
    再試行を求める情報を付加したステータスを送出するこ
    とを特徴とする連動型ディスク装置。
  8. 【請求項8】 複数のディスク装置がホストの送出する
    データを受信し、該データに含まれるアドレスによって
    指定されたディスク装置が該データを取込むように規定
    されたインタフェースを備えた連動型ディスク装置であ
    って、所定の動作に先立って、予め設定される 主として動作す
    るか、グループとして動作するか、パリティ専用ディス
    ク装置として動作するかを指示する動作モードと、該グ
    ループで動作する動作モードの場合に該グループに所属
    する各ディスク装置が夫々受け取るデータの範囲とを記
    憶する記憶手段と、 該記憶手段が記憶する動作モードと前記ホストが送出し
    たアドレスとを照合して、主として動作するか、グルー
    プとして動作するか、パリティ専用ディスク装置として
    動作するかを判別する判別手段と、 前記ホストが送出する全データを格納するバッファメモ
    リと、 該判別手段がパリティ専用ディスク装置として動作する
    ことを判別した時、該バッファメモリ上のデータを該グ
    ループに属する各ディスク装置に対応して区分し、該各
    区分毎のデータの先頭ビットから最終ビットまでを順次
    読出して、各ビットの排他的論理和を順次演算すること
    により、パリティビットを作成してディスク媒体に格納
    するパリティビット作成手段と、 前記ホストが読出しコマンドを送出した時、前記グルー
    プに属する各ディスク装置が送出するデータと、前記デ
    ィスク媒体から読出したパリティビットとを、前記バッ
    ファメモリに書込むアドレスを指示するアドレス指示手
    段と、 該アドレス指示手段の指示するアドレスで前記バッファ
    メモリに書込まれたデータの中で、グループ内の順位が
    一位のディスク装置が送出するエラーリカバリコマンド
    に基づき、エラーが発生したディスク装置が送出したデ
    ータを除き、残りの各ディスク装置が送出したデータを
    区分して、該各区分毎のデータと、前記パリティビット
    との先頭ビットから最終ビットまでの各ビットの排他的
    論理和を順次演算することにより、エラーが発生したデ
    ィスク装置のデータを再生するデータ再生手段と、 前記判別手段がパリティ専用ディスク装置として動作す
    ることを判別した場合、グループ内の順位が一位のディ
    スク装置にデータ再生完了を報告するステータスを送出
    する制御手段と、 を設け、前記ホストが再試行のための読出しコマンドを
    送出した時、前記エラーリカバリコマンドで指定された
    エラーディスク装置のデータの代わりに、前記データ再
    生手段が再生したデータを前記ホストに送出すると共
    に、前記グループ内の順位が一位のディスク装置に終了
    ステータスを送出するパリティ専用ディスク装置を持つ
    ことを特徴とする連動型ディスク装置。
  9. 【請求項9】 複数のディスク装置がホストの送出する
    データを受信し、該データに含まれるアドレスによって
    指定されたディスク装置が該データを取込むように規定
    されたインタフェースを備えた連動型ディスク装置であ
    って、 各ディスク装置には、所定の動作に先立って、予め設定
    される主として動作するか、従として動作するか、又は
    グループとして動作するかを指示する動作モードと、該
    グループで動作する動作モードの場合に該グループに所
    属する各ディスク装置が夫々受け取るデータの範囲とを
    記憶する記憶手段と、 前記ホストが送出する全データを格納するバッファメモ
    リと、 前記記憶手段が記憶する動作モードに対応して、該バッ
    ファメモリから読出してディスク媒体に書込むデータの
    範囲を指定するアドレス指示手段と、 前記記憶手段が記憶する動作モードと前記ホストが送出
    したアドレスとを照合して、主として動作するか、従と
    して動作するか、又はグループとして動作するかを判別
    する判別手段と、 不揮発性メモリに前記記憶手段が記憶するデータ及びア
    ドレス指示手段が記憶するデータ及び前記判別手段が記
    憶するデータを記憶させておき、前記ホストからのセン
    スコマンドに応じて該不揮発性メモリに記憶させた前記
    データを該ホストに送出すると共に、該不揮発性メモリ
    から読出したデータを夫々元の該記憶手段とアドレス指
    示手段と判別手段に書込む制御手段(9) と、 を設け、前記ホストからのセンスコマンドによって、前
    記不揮発性メモリに記憶させたデータを該ホストに送出
    すると共に、各ディスク装置毎に該不揮発性メモリから
    読出したデータを夫々元の記憶手段とアドレス指示手段
    と判別手段に書込むことを特徴とする連動型ディスク装
    置。
  10. 【請求項10】 複数のディスク装置がホストの送出す
    るデータを受信し、該データに含まれるアドレスによっ
    て指定されたディスク装置が該データを取込むように規
    定されたインタフェースを備え、所定の動作に先立っ
    て、予めグループとして動作するモードと各ディスク装
    置が前記ホストの送出するデータを夫々受け取る範囲が
    設定された前記複数のディスク装置と、予め前記複数の
    ディスク装置が夫々記憶するデータの各ビットの排他的
    論理和を演算して作成したパリティビットを記憶するパ
    リティ専用ディスク装置とから構成される連動型ディス
    ク装置であって、 前記ホストが送出するリストアコマンドにより起動さ
    れ、該リストアコマンドのパラメータが指定するアドレ
    スが自己のアドレスと一致しない場合は、該パラメータ
    が指定するアドレスのディスク装置に、自己のディスク
    媒体から読出したデータを送出し、自己のアドレスが該
    パラメータの指定するアドレスと一致する場合は、他の
    ディスク装置が送出する前記データを、該データに含ま
    れるグループ内の順位を示すオフセットアドレスに基づ
    き、バッファメモリに格納すると共に、前記パリティ専
    用ディスク装置から送出されるパリティビットと、該バ
    ッファメモリに格納された各ディスク装置が送出した各
    データの夫々対応するビットとの排他的論理和を演算し
    て、該バッファメモリに書込む制御手段を設け、 前記グループ動作モードを設定されたディスク装置の中
    の一つのディスク装置が交換された時、前記ホストが送
    出するリストアコマンドのパラメータが指定するアドレ
    スによって選択された該交換ディスク装置が、自己のデ
    ィスク媒体に格納する全データを再生することを特徴と
    する連動型ディスク装置。
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