JP2000267979A - 記憶システム - Google Patents

記憶システム

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JP2000267979A
JP2000267979A JP11067512A JP6751299A JP2000267979A JP 2000267979 A JP2000267979 A JP 2000267979A JP 11067512 A JP11067512 A JP 11067512A JP 6751299 A JP6751299 A JP 6751299A JP 2000267979 A JP2000267979 A JP 2000267979A
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frame
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JP11067512A
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Hitoshi Suzuki
斉 鈴木
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶装置の多重化および階層化をより簡易な
構成で実現するとともに、多重化によるオーバヘッドを
低減する。 【解決手段】 中央処理装置101は、ネットワークプ
ロトコルに基づく記憶領域確保要求,データ書き込み要
求,データ読み出し要求,および記憶領域解放要求の各
フレームをLAN801を介してブロードキャストない
しはマルチキャストで記憶装置701,702,703
に発行する。記憶装置701,702,703は、LA
N801を介して各要求のフレームを受信し、記憶領域
の確保,記憶領域へのデータの書き込み,記憶領域から
のデータの読み出し,および記憶領域の解放を行い、ネ
ットワークプロトコルに基づく記憶領域確保応答,デー
タ書き込み応答,データ読み出し応答,および記憶領域
解放応答の各フレームをLANを介して中央処理装置1
01に返信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記憶システムに関
し、特に中央処理装置と複数台の記憶装置とがLAN
(Local Area Network)を介して接
続された計算機システムにおける記憶システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、中央処理装置と記憶装置とがLA
Nを介して接続された計算機システムでは、通信プロト
コルとしてネットワークプロトコルを使用して中央処理
装置と記憶装置との間でデータのやりとりが行われるよ
うになっていたが、記憶データの多重化は、専用の多重
化装置を用いてデータを複数台の記憶装置にコピーした
り、中央処理装置が複数台の記憶装置に対して個別にデ
ータ書き込み要求を発行したりすることによって実現さ
れていた。
【0003】また、従来、中央処理装置と記憶装置とが
LANを介して接続された計算機システムでは、記憶装
置の階層化は、各階層の記憶装置間で異なる伝送路や手
順を用いることにより実現されていた。
【0004】なお、通信プロトコルでシステム内外を接
続し共有メモリを介してコピーによりデータ転送を行う
技術が、特開平8−339354号公報に「ネットワー
ク分散処理システム」として開示されているが、この公
報では、記憶データの多重化および階層化については考
慮されていなかった。
【0005】また、通信接続によるインタフェースの透
過性を実現する技術が、特開平7−44290号公報に
「システム制御方式及び装置」として開示されている
が、この公報でも、記憶データの多重化および階層化に
ついては考慮されていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の記憶デ
ータの多重化の技術では、記憶システムの構成が複雑に
なったり、多重化によるオーバヘッド(無駄時間による
性能低下)により性能が犠牲になったりするという問題
点があった。その理由は、専用の多重化装置を用いてデ
ータを複数台の記憶装置にコピーしたり、中央処理装置
が複数台の記憶装置に対して個別にデータ書き込み要求
を発行したりすることにより記憶データの多重化が実現
されていたからである。
【0007】また、従来の記憶データの階層化の技術で
は、記憶システムが複雑になるという問題点があった。
その理由は、記憶装置の階層化が各階層の記憶装置間で
異なる伝送路や手順が用いられて実現されていたからで
ある。
【0008】本発明の第1の目的は、より簡易な構成で
記憶装置の多重化を実現するとともに、多重化によるオ
ーバヘッドを低減するようにした記憶システムを提供す
ることにある。
【0009】また、本発明の第2の目的は、より簡易な
構成で記憶装置の階層化を実現する記憶システムを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の記憶システム
は、中央処理装置と複数台の記憶装置とがLANを介し
て接続された計算機システムにおいて、ネットワークプ
ロトコルに基づく記憶領域確保要求フレーム,記憶領域
確保応答フレーム,データ書き込み要求フレーム,デー
タ書き込み応答フレーム,データ読み出し要求フレー
ム,データ読み出し応答フレーム,記憶領域解放要求フ
レーム,および記憶領域解放応答フレームをLANを介
してブロードキャストないしはマルチキャストで送受信
することにより、記憶装置の多重化および階層化を実現
したことを特徴とする。
【0011】また、本発明の記憶システムは、中央処理
装置と複数台の記憶装置とがLANを介して接続された
計算機システムにおいて、前記中央処理装置が、ネット
ワークプロトコルに基づく記憶領域確保要求フレーム,
データ書き込み要求フレーム,データ読み出し要求フレ
ーム,および記憶領域解放要求フレームをLANを介し
てブロードキャストないしはマルチキャストで前記複数
台の記憶装置に発行し、前記複数台の記憶装置が、前記
中央処理装置からLANを介して記憶領域確保要求フレ
ーム,データ書き込み要求フレーム,データ読み出し要
求フレーム,および記憶領域解放要求フレームを受信
し、記憶領域の確保,記憶領域へのデータの書き込み,
記憶領域からのデータの読み出し,および記憶領域の解
放を行い、ネットワークプロトコルに基づく記憶領域確
保応答フレーム,データ書き込み応答フレーム,データ
読み出し応答フレーム,および記憶領域解放応答フレー
ムをLANを介して前記中央処理装置に返信することに
より、前記複数台の記憶装置の多重化を実現したことを
特徴とする。
【0012】さらに、本発明の記憶システムは、中央処
理装置と、速度レベルが高い記憶装置と、速度レベルが
低い記憶装置とがLANを介して接続された計算機シス
テムにおいて、前記中央処理装置が、ネットワークプロ
トコルに基づく記憶領域確保要求フレーム,データ書き
込み要求フレーム,データ読み出し要求フレーム,およ
び記憶領域解放要求フレームをLANを介して前記速度
レベルが高い記憶装置に発行し、前記速度レベルが高い
記憶装置が、前記中央処理装置からLANを介して記憶
領域確保要求フレーム,データ書き込み要求フレーム,
データ読み出し要求フレーム,および記憶領域解放要求
フレームを受信し、記憶領域の確保,記憶領域へのデー
タの書き込み,記憶領域からのデータの読み出し,およ
び記憶領域の解放を行い、ネットワークプロトコルに基
づく記憶領域確保応答フレーム,データ書き込み応答フ
レーム,データ読み出し応答フレーム,および記憶領域
解放応答フレームをLANを介して前記中央処理装置に
返信するとともに、自装置の記憶領域へのアクセス状況
を監視して、所定時間以上アクセスがない記憶領域があ
るときにネットワークプロトコルに基づく記憶領域確保
要求フレーム,およびデータ書き込み要求フレームをL
ANを介して前記速度レベルが低い記憶装置に発行して
データをキャッシュアウトし、前記速度レベルが低い記
憶装置にキャッシュアウトしたデータへのアクセスがあ
ったときにネットワークプロトコルに基づくデータ読み
出し要求フレーム,および記憶領域解放要求フレームを
LANを介して前記速度レベルが低い記憶装置に発行し
てデータをキャッシュインし、前記速度レベルが低い記
憶装置が、前記速度レベルが高い記憶装置からLANを
介して記憶領域確保要求フレーム,データ書き込み要求
フレーム,データ読み出し要求フレーム,および記憶領
域解放要求フレームを受信し、記憶領域の確保,記憶領
域へのデータの書き込み,記憶領域からのデータの読み
出し,および記憶領域の解放を行い、ネットワークプロ
トコルに基づく記憶領域確保応答フレーム,データ書き
込み応答フレーム,データ読み出し応答フレーム,およ
び記憶領域解放応答フレームをLANを介して前記速度
レベルが高い記憶装置に返信することにより、前記速度
レベルが高い記憶装置と前記速度レベルが低い記憶装置
との階層化を実現したことを特徴とする。
【0013】さらにまた、本発明の記憶システムは、中
央処理装置と、複数台の速度レベルが高い記憶装置と、
速度レベルが低い記憶装置とがLANを介して接続され
た計算機システムにおいて、前記中央処理装置が、ネッ
トワークプロトコルに基づく記憶領域確保要求フレー
ム,データ書き込み要求フレーム,データ読み出し要求
フレーム,および記憶領域解放要求フレームをLANを
介してブロードキャストないしはマルチキャストで前記
複数台の速度レベルが高い記憶装置に発行し、前記複数
台の速度レベルが高い記憶装置が、前記中央処理装置か
らLANを介して記憶領域確保要求フレーム,データ書
き込み要求フレーム,データ読み出し要求フレーム,お
よび記憶領域解放要求フレームを受信し、記憶領域の確
保,記憶領域へのデータの書き込み,記憶領域からのデ
ータの読み出し,および記憶領域の解放を行い、ネット
ワークプロトコルに基づく記憶領域確保応答フレーム,
データ書き込み応答フレーム,データ読み出し応答フレ
ーム,および記憶領域解放応答フレームをLANを介し
て前記中央処理装置に返信するとともに、自装置の記憶
領域へのアクセス状況を監視して、所定時間以上アクセ
スがない記憶領域があるときにネットワークプロトコル
に基づく記憶領域確保要求フレーム,およびデータ書き
込み要求フレームをLANを介して前記速度レベルが低
い記憶装置に発行してデータをキャッシュアウトし、前
記速度レベルが低い記憶装置にキャッシュアウトしたデ
ータへのアクセスがあったときにネットワークプロトコ
ルに基づくデータ読み出し要求フレーム,および記憶領
域解放要求フレームをLANを介して前記速度レベルが
低い記憶装置に発行してデータをキャッシュインし、前
記速度レベルが低い記憶装置が、前記複数台の速度レベ
ルが高い記憶装置からLANを介して記憶領域確保要求
フレーム,データ書き込み要求フレーム,データ読み出
し要求フレーム,および記憶領域解放要求フレームを受
信し、記憶領域の確保,記憶領域へのデータの書き込
み,記憶領域からのデータの読み出し,および記憶領域
の解放を行い、ネットワークプロトコルに基づく記憶領
域確保応答フレーム,データ書き込み応答フレーム,デ
ータ読み出し応答フレーム,および記憶領域解放応答フ
レームをLANを介して前記複数台の速度レベルが高い
記憶装置に返信することにより、前記複数台の速度レベ
ルが高い記憶装置の多重化を実現するとともに、前記複
数台の速度レベルが高い記憶装置と前記速度レベルが低
い記憶装置との階層化を実現したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施の形態に係る記憶
システムを実装する計算機システムの構成を示すブロッ
ク図である。この計算機システムは、中央処理装置10
1と、3台の記憶装置701,702,703とが、L
AN801を介して並列に接続されて構成されている。
【0016】中央処理装置101は、演算部201と、
ネットワーク制御部301とを備える。
【0017】演算部201は、記憶装置701,70
2,703への記憶領域確保要求,データ読み出し要
求,データ書き込み要求,および記憶領域解放要求をネ
ットワーク制御部301に伝える。
【0018】ネットワーク制御部301は、記憶領域確
保要求,データ読み出し要求,データ書き込み要求,お
よび記憶領域解放要求に応じてネットワークプロトコル
に基づく記憶領域確保要求フレーム,データ読み出し要
求フレーム,データ書き込み要求フレーム,および記憶
領域解放要求フレームをバッファ311上に作成し、バ
ッファ311上に作成されたフレームをブロードキャス
ト(同報通信)またはマルチキャスト(選択同報通信)
によりLAN801に送出する。また、ネットワーク制
御部301は、LAN801を介してネットワークプロ
トコルに基づく記憶領域確保応答フレーム,データ読み
出し応答フレーム,データ書き込み応答フレーム,およ
び記憶領域解放応答フレームをバッファ311上に受信
する。
【0019】記憶装置701,702,703は、ネッ
トワーク制御部401,402,403と、変換テーブ
ル501,502,503と、記憶部601,602,
603とをそれぞれ備える。ここで、記憶装置701と
記憶装置702とは同等の応答速度であり、速度レベル
1に設定されているものとする。また、記憶装置703
は、記憶装置701および記憶装置702より応答速度
が遅い速度レベル2に設定されているものとする。
【0020】ネットワーク制御部401,402,40
3は、バッファ411,412,413と、アービタ4
21,422,423とを含んで構成されている。
【0021】バッファ411,412,413は、中央
処理装置101からLAN801を介して送信されてき
た記憶領域確保要求フレーム,データ書き込み要求フレ
ーム,データ読み出し要求フレーム,および記憶領域解
放要求フレームを一時的に格納するとともに、記憶装置
701,702,703からLAN801を介して中央
処理装置101に返信する記憶領域確保応答フレーム,
データ書き込み応答フレーム,データ読み出し応答フレ
ーム,および記憶領域解放応答フレームを一時的に格納
する領域である。
【0022】アービタ421,422,423は、LA
N801の使用権の確保要求を調停(競合制御)する役
目をする。
【0023】変換テーブル501,502,503は、
記憶領域確保要求フレーム,データ書き込み要求フレー
ム,データ読み出し要求フレーム,および記憶領域解放
要求フレームで指定されたグローバルアドレスを、各記
憶装置701,702,703の記憶部601,60
2,603固有のローカルアドレスに変換させるテーブ
ルである。
【0024】図2は、変換テーブル501,502,5
03内の内容を例示する図である。図2を参照すると、
変換テーブル501,502,503の各レコードは、
中央処理装置101が指定する計算機システム内のグロ
ーバルアドレス(開始グローバルアドレスおよび領域サ
イズ)と、記憶部601,602,603内のローカル
アドレス(開始ローカルアドレスおよび領域サイズ)
と、記憶領域の状態を示すステータス(他の記憶装置と
非共有:クリーン,共有:シェア,無効:インバリデー
ト,未使用:フリー)とからなる。
【0025】図3を参照すると、記憶領域確保要求フレ
ームは、送信元ポート番号,宛先ポート(ブロードキャ
スト),ヘッダ長,チェックサム,コマンド(記憶領域
確保),開始グローバルアドレス,領域サイズ,および
要求多重度/要求速度レベルからなる。
【0026】図4を参照すると、記憶領域確保応答フレ
ームは、送信元ポート番号,宛先ポート(ブロードキャ
スト),ヘッダ長,チェックサム,レスポンス(記憶領
域確保),開始グローバルアドレス,領域サイズ,およ
び応答速度レベルからなる。
【0027】図5を参照すると、データ書き込み要求フ
レームは、送信元ポート番号,宛先ポート(ブロードキ
ャスト),ヘッダ長,チェックサム,コマンド(データ
書き込み),開始グローバルアドレス,領域サイズ,お
よびデータからなる。なお、本実施の形態では、可変長
のデータ転送が可能で、かつネットワークプロトコルの
データ長制限を越えるデータ転送はないものとする。す
なわち、中央処理装置101が一度に要求するデータ読
み出し要求,およびデータ書き込み要求のデータサイズ
(領域サイズ)は、ネットワークプロトコルのデータ長
制限を越えず、1回のデータ転送は1フレームに収まる
ものとする。
【0028】図6を参照すると、データ書き込み応答フ
レームは、送信元ポート番号,宛先ポート(ブロードキ
ャスト),ヘッダ長,チェックサム,レスポンス(デー
タ書き込み),開始グローバルアドレス,領域サイズ,
および未使用からなる。
【0029】図7を参照すると、データ読み出し要求フ
レームは、送信元ポート番号,宛先ポート(ブロードキ
ャスト),ヘッダ長,チェックサム,コマンド(データ
読み出し),開始グローバルアドレス,領域サイズ,お
よび未使用からなる。
【0030】図8を参照すると、データ読み出し応答フ
レームは、送信元ポート番号,宛先ポート(ブロードキ
ャスト),ヘッダ長,チェックサム,レスポンス(デー
タ読み出し),開始グローバルアドレス,領域サイズ,
およびデータからなる。
【0031】図9を参照すると、記憶領域解放要求フレ
ームは、送信元ポート番号,宛先ポート(ブロードキャ
スト),ヘッダ長,チェックサム,コマンド(記憶領域
領域解放),開始グローバルアドレス,領域サイズ,お
よび未使用からなる。
【0032】図10を参照すると、記憶領域解放応答フ
レームは、送信元ポート番号,宛先ポート(ブロードキ
ャスト),ヘッダ長,チェックサム,レスポンス(記憶
領域領域解放),開始グローバルアドレス,領域サイ
ズ,および未使用からなる。
【0033】図11を参照すると、中央処理装置101
のネットワーク制御部301における記憶領域確保要求
時の処理は、記憶領域確保要求フレーム作成ステップS
101と、記憶領域確保要求フレーム送出ステップS1
02と、記憶領域確保応答フレーム受信ステップS10
3と、記憶領域確保認識ステップS104とからなる。
【0034】同じく、図11を参照すると、記憶装置7
01,702のネットワーク制御部401,402にお
ける記憶領域確保要求受信時の処理は、記憶領域確保要
求フレーム受信ステップS201と、変換テーブル検索
ステップS202と、記憶領域確保ステップS203
と、記憶領域確保応答フレーム作成ステップS204
と、記憶領域確保応答フレーム送出ステップS205と
からなる。なお、記憶装置703のネットワーク制御部
403における記憶領域確保要求受信時の処理も全く同
様である。
【0035】図12を参照すると、中央処理装置101
のネットワーク制御部301におけるデータ書き込み要
求時の処理は、データ書き込み要求フレーム作成ステッ
プS301と、データ書き込み要求フレーム送出ステッ
プS302と、データ書き込み応答フレーム受信ステッ
プS303と、データ書き込み認識ステップS304と
からなる。
【0036】同じく、図12を参照すると、記憶装置7
01,702のネットワーク制御部401,402にお
けるデータ書き込み要求受信時の処理は、データ書き込
み要求フレーム受信ステップS401と、変換テーブル
検索ステップS402と、記憶領域へのデータ書き込み
ステップS403と、データ書き込み応答フレーム作成
ステップS404と、データ書き込み応答フレーム送出
ステップS405とからなる。なお、記憶装置703の
ネットワーク制御部403におけるデータ書き込み要求
受信時の処理も全く同様である。
【0037】図13を参照すると、中央処理装置101
のネットワーク制御部301におけるデータ読み出し要
求時の処理は、データ読み出し要求フレーム作成ステッ
プS501と、データ読み出し要求フレーム送出ステッ
プS502と、データ読み出し応答フレーム受信ステッ
プS503と、読み出しデータ取得ステップS504と
からなる。
【0038】同じく、図13を参照すると、記憶装置7
01,702のネットワーク制御部401,402にお
けるデータ読み出し要求受信時の処理は、データ読み出
し要求フレーム受信ステップS601と、変換テーブル
検索ステップS602と、記憶領域からのデータ読み出
しステップS603と、データ読み出し応答フレーム作
成ステップS604と、データ読み出し応答フレーム送
出ステップS605とからなる。なお、記憶装置703
のネットワーク制御部403におけるデータ読み出し要
求受信時の処理も全く同様である。
【0039】図14を参照すると、中央処理装置101
のネットワーク制御部301における記憶領域解放要求
時の処理は、記憶領域解放要求フレーム作成ステップS
701と、記憶領域解放要求フレーム送出ステップS7
02と、記憶領域解放応答フレーム受信ステップS70
3と、記憶領域解放認識ステップS704とからなる。
【0040】同じく、図14を参照すると、記憶装置7
01,702のネットワーク制御部401,402にお
ける記憶領域解放要求受信時の処理は、記憶領域解放要
求フレーム受信ステップS801と、変換テーブル検索
ステップS802と、記憶領域解放ステップS803
と、記憶領域解放応答フレーム作成ステップS804
と、記憶領域解放応答フレーム送出ステップS805と
からなる。なお、記憶装置703のネットワーク制御部
403における記憶領域解放要求受信時の処理も全く同
様である。
【0041】図15を参照すると、記憶装置701,7
02のネットワーク制御部401,402におけるキャ
ッシュアウト時の処理の概要は、記憶領域確保要求フレ
ーム送出ステップS901と、記憶領域確保応答フレー
ム受信ステップS902と、データ書き込み要求フレー
ム送出ステップS903と、データ書き込み応答フレー
ム受信ステップS904と、記憶領域解放ステップS9
04とからなる。
【0042】同じく、図15を参照すると、記憶装置7
03のネットワーク制御部403におけるキャッシュア
ウト時の処理の概要は、記憶領域確保要求フレーム受信
ステップS1001と、記憶領域確保ステップS100
2と、記憶領域確保応答フレーム送出ステップS100
3と、データ書き込み要求受信ステップS1004と、
記憶領域へのデータ書き込みステップS1005と、デ
ータ書き込み応答フレーム送出ステップS1006とか
らなる。
【0043】図16を参照すると、記憶装置701,7
02のネットワーク制御部401,402におけるキャ
ッシュイン時の処理の概要は、記憶領域確保ステップS
1101と、データ読み出し要求フレーム送出ステップ
S1102と、データ読み出し応答フレーム受信ステッ
プS1103と、記憶領域へのデータ書き込みステップ
S1104と、記憶領域解放要求フレーム送出ステップ
S1105と、記憶領域解放応答フレーム受信ステップ
S1106と、記憶領域解放認識ステップS1107と
からなる。
【0044】同じく、図16を参照すると、記憶装置7
03のネットワーク制御部403におけるキャッシュイ
ン時の処理の概要は、データ読み出し要求フレーム受信
ステップS1201と、記憶領域からのデータ読み出し
ステップS1202と、データ読み出し応答フレーム送
出ステップS1203と、記憶領域解放要求フレーム受
信ステップS1204と、記憶領域解放ステップS12
05と、記憶領域解放応答フレーム送出ステップS12
06とからなる。
【0045】ところで、本実施の形態に係る記憶システ
ムでは、中央処理装置101からの要求時のネットワー
クプロトコルとしてブロードキャスト(同報通信)また
はマルチキャスト(選択同報通信)を用いることによ
り、1回のフレームの送信で複数台の記憶装置701,
702,703に要求を同時に送ることができる。すな
わち、一度のフレーム転送でネットワーク制御部40
1,402,403に要求を同時に伝えることができ
る。
【0046】次に、このように構成された第1の実施の
形態に係る記憶システムの動作について説明する。
【0047】(1) まず、中央処理装置101から記
憶装置701,702,703への記憶領域確保要求に
ついて説明する。
【0048】中央処理装置101では、演算部201
が、記憶装置701,702,703に対して記憶領域
を確保するために、送信元ポート番号,宛先ポート(ブ
ロードキャスト),ヘッダ長,チェックサム,コマンド
(記憶領域確保),開始グローバルアドレス,領域サイ
ズ,および要求多重度/要求速度レベルからなる記憶領
域確保要求をネットワーク制御部301に伝える。
【0049】ネットワーク制御部301は、演算部20
1から記憶領域確保要求が伝えられると、ネットワーク
プロトコルに基づく記憶領域確保要求フレーム(図3参
照)をバッファ311上に作成し(ステップS10
1)、バッファ311上に作成された記憶領域確保要求
フレームをブロードキャスト(同報通信)またはマルチ
キャスト(選択同報通信)でLAN801に送出する
(ステップS102)。
【0050】記憶装置701,702,703では、ア
ービタ421,422,423が、LAN801の使用
権の確保要求を調停している。
【0051】中央処理装置101からの記憶領域確保要
求フレーム内の要求多重度が1であり、かつ要求速度レ
ベルが1である場合、記憶装置701,702のうちの
いずれか1台の記憶装置が応答すべきであり、最も早く
応答した記憶装置のみが記憶領域の確保を行い、他の記
憶装置は、応答を中止し、記憶領域の確保も行わない。
【0052】いま、アービタ421により記憶装置70
1がLAN801の使用権を獲得したとすると、記憶装
置701のネットワーク制御部401は、LAN801
を経由して記憶領域確保要求フレームを受信し、バッフ
ァ411上に一時的に格納する(ステップS201)。
【0053】次に、ネットワーク制御部401は、バッ
ファ411上に一時的に格納された記憶領域確保要求フ
レームからコマンド(記憶領域確保),開始グローバル
アドレス,および領域サイズを抽出し、変換テーブル5
01を参照して記憶部601に該当する空き記憶領域が
あるかないかを判断する(ステップS202)。
【0054】記憶部601に該当する空き記憶領域があ
れば、ネットワーク制御部401は、記憶部601に開
始グローバルアドレスから領域サイズの記憶領域を確保
するとともに、開始グローバルアドレス,開始ローカル
アドレス,およびステータスからなるエントリを変換テ
ーブル501に生成する(ステップS203)。
【0055】続いて、ネットワーク制御部401は、ネ
ットワークプロトコルに基づく記憶領域確保応答フレー
ム(図4参照)をバッファ311上に作成する(ステッ
プS204)。記憶領域確保応答フレームは、受信した
記憶領域確保要求フレームの送信元ポート番号を自装置
ポート番号に、宛先ポートを中央処理装置101に、コ
マンド(記憶領域確保)をレスポンス(記憶領域確保)
に、要求多重度/要求速度レベルを応答速度レベルに変
更することにより作成することができる。
【0056】次に、ネットワーク制御部401は、アー
ビタ421により他の記憶装置702,703が応答し
たかどうかを監視して自記憶装置701が応答すべきか
どうかを判断し、いま、要求多重度が1であり、かつア
ービタ421により他の記憶装置702および703か
ら応答が無かったことを確認すると、バッファ411上
の記憶領域確保応答フレームをLAN801に送出する
(ステップS205)。
【0057】一方、中央処理装置101からの記憶領域
確保要求フレーム内の要求多重度が2であり、かつ要求
速度レベルが1である場合は、記憶装置701ばかりで
なく同じ要求速度レベル1の記憶装置702も記憶領域
の確保を行う。すなわち、要求多重度が2の場合、記憶
装置701,702の両方に空き記憶領域があれば、記
憶装置701,702が応答を行う。この場合、記憶装
置703は、速度レベル2の記憶装置であるため、応答
することはできない。
【0058】いま、アービタ422により記憶装置70
2がLAN801の使用権を獲得したとすると、記憶装
置702のネットワーク制御部402は、記憶装置70
1のネットワーク制御部402と同様の処理を行い、記
憶部602に記憶領域を確保するとともに、変換テーブ
ル502に新たなエントリを生成する(ステップS20
3)。
【0059】そして、ネットワーク制御部402は、ア
ービタ422により他の記憶装置701,703が応答
したかどうかを監視して自記憶装置702が応答すべき
かどうかを判断し、いま、要求多重度が2であり、かつ
アービタ422により他の記憶装置701および703
から応答が無いことを確認すると、バッファ411上の
記憶領域確保応答フレームをLAN801に送出する
(ステップS205)。
【0060】このように、要求多重度が2の場合でも、
記憶領域確保応答フレームは、記憶領域を確保した記憶
装置701,702のいずれか一方からしかLAN80
1に送出されない。
【0061】中央処理装置101では、ネットワーク制
御部301が、LAN801を経由して記憶領域確保応
答フレームを受信し、バッファ311上に一時的に格納
する(ステップS103)。
【0062】ネットワーク制御部301は、バッファ3
11上に格納されたフレームからレスポンス(記憶領域
確保)を抽出して記憶領域確保応答フレームであること
を検出し、先に要求した記憶領域が確保されたことを認
識し、演算部201に通知する(ステップS104)。
【0063】(2) 次に、記憶装置701,702,
703へのデータ書き込み要求について説明する。
【0064】ここでは、中央処理装置101から記憶装
置701,702の両方で確保された記憶領域に対する
データ書き込み要求を行う場合を例にとって説明する。
【0065】まず、中央処理装置101では、演算部2
01が、記憶装置701,702にデータを書き込むた
めに、送信元ポート番号,宛先ポート(マルチキャス
ト),開始グローバルアドレス,領域サイズ,およびデ
ータからなるデータ書き込み要求をネットワーク制御部
301に伝える。
【0066】ネットワーク制御部301は、演算部20
1からデータ書き込み要求が伝えられると、ネットワー
クプロトコルに基づいてデータ書き込み要求フレーム
(図5参照)をバッファ311上に作成し(ステップS
301)、バッファ311上に作成されたデータ書き込
み要求フレームをLAN801に送出する(ステップS
302)。
【0067】記憶装置701,702,703では、ア
ービタ421,422,423が、LAN801の使用
権の確保要求を調停している。
【0068】いま、アービタ421により記憶装置70
1がLAN801の使用権を獲得したとすると、記憶装
置701のネットワーク制御部401は、LAN801
を経由して記憶領域確保要求フレームを受信し、バッフ
ァ411上に一時的に格納する(ステップS401)。
【0069】次に、ネットワーク制御部401は、バッ
ファ411上に一時的に格納されたデータ書き込み要求
フレームからコマンド(データ書き込み),開始グロー
バルアドレス,領域サイズ,およびデータを抽出し、変
換テーブル501を参照して開始グローバルアドレスか
ら領域サイズの記憶領域がアクセス可能に存在するかど
うか(記憶領域が存在し、かつステータスがアクセス可
能なものであるかどうか)を判断する(ステップS40
2)。
【0070】開始グローバルアドレスから領域サイズの
記憶領域がアクセス可能であれば、ネットワーク制御部
401は、変換テーブル501を参照して開始グローバ
ルアドレスを記憶部601の開始ローカルアドレスに変
換し、開始ローカルアドレスから領域サイズの記憶領域
にデータを書き込む(ステップS403)。
【0071】記憶部601の該当する記憶領域にデータ
を書き込んだ後、ネットワーク制御部401は、バッフ
ァ411上にデータ書き込み応答フレーム(図6参照)
を作成する(ステップS404)。データ書き込み応答
フレームは、受信したデータ書き込み要求フレームの送
信元ポート番号を自装置ポート番号に、宛先ポートを中
央処理装置101に、コマンド(データ書き込み)をレ
スポンス(データ書き込み)に、データを未使用に変更
することにより作成することができる。
【0072】記憶装置702のネットワーク制御部40
2も、アービタ422により記憶装置702がLAN8
01の使用権を獲得すると、記憶装置701のネットワ
ーク制御部401と全く同様の動作を行う。
【0073】これにより、中央処理装置101から見る
と、同一内容のデータが2台の記憶装置701,702
に2重化されて保持されることになる。
【0074】次に、記憶装置701のネットワーク制御
部401は、アービタ421により他の記憶装置702
および703から応答が無かったことを確認すると、バ
ッファ411上のデータ書き込み応答フレームをLAN
801に送出する(ステップS405)。
【0075】記憶装置702のネットワーク制御部40
2も、アービタ422により他の記憶装置702および
703から応答が無かったことを確認すると、バッファ
412上のデータ書き込み応答フレームをLAN801
に送出する。したがって、先にLAN801の使用権を
獲得した記憶装置からだけ、データ書き込み応答フレー
ムが送出される。
【0076】中央処理装置101では、ネットワーク制
御部301が、LAN801を経由してデータ書き込み
応答フレームを受信し、バッファ311上に一時的に格
納する(ステップS303)。
【0077】ネットワーク制御部301は、バッファ3
11上に格納されたフレームからレスポンス(データ書
き込み)を抽出してデータ書き込み応答フレームである
ことを検出し、先に要求したデータが記憶領域に書き込
まれたことを認識し、演算部201に通知する(ステッ
プS304)。
【0078】(3) 続いて、中央処理装置101から
記憶装置701,702,703へのデータ読み出し要
求について説明する。
【0079】中央処理装置101では、演算部201
が、記憶装置701,702からデータを読み出すため
に、送信元ポート番号,宛先ポート(マルチキャス
ト),ヘッダ長,チェックサム,コマンド(データ読み
出し),開始グローバルアドレス,および領域サイズか
らなるデータ読み出し要求をネットワーク制御部301
に伝える。
【0080】ネットワーク制御部301は、演算部20
1からデータ読み出し要求が伝えられると、データ読み
出し要求フレーム(図7参照)をバッファ311上に作
成する(ステップS501)。
【0081】次に、ネットワーク制御部301は、バッ
ファ311上のデータ読み出し要求フレームをLAN8
01に送出する(ステップS502)。
【0082】記憶装置701,702,703では、ア
ービタ421,422,423が、LAN801の使用
権の獲得要求を調停している。
【0083】記憶装置701,702の両方が同一のデ
ータを保持している場合、LAN801の使用権を早く
獲得した記憶装置が読み出しデータを出力する。
【0084】いま、記憶装置701がアービタ421に
よりLAN801の使用権を早く獲得したものとする
と、ネットワーク制御部401は、LAN801を経由
してデータ読み出し要求フレームを受信し、バッファ4
11上に一時的に格納する(ステップS601)。
【0085】次に、ネットワーク制御部401は、バッ
ファ411上に一時的に格納されたデータ読み出し要求
フレームから開始グローバルアドレスおよび領域サイズ
を抽出し、変換テーブル501を参照して記憶部601
に開始グローバルアドレスに対応する開始ローカルアド
レスから記憶サイズの記憶領域がアクセス可能に存在す
るかどうか(記憶領域が存在し、かつステータスがアク
セス可能なものであるかどうか)を判断する(ステップ
S602)。
【0086】記憶部601に該当する記憶領域がアクセ
ス可能に存在すれば、ネットワーク制御部401は、記
憶部601の開始グローバルアドレスから領域サイズの
記憶領域からデータを読み出す(ステップS603)。
【0087】次に、ネットワーク制御部401は、デー
タ読み出し応答フレーム(図8参照)をバッファ411
上に作成する(ステップS604)。データ読み出し応
答フレームは、受信したデータ読み出し要求フレームの
送信元ポート番号を自装置ポート番号に、宛先ポートを
中央処理装置101に、コマンド(データ読み出し)を
レスポンス(データ読み出し)に、未使用をデータに変
更することにより作成することができる。
【0088】次に、ネットワーク制御部401は、アー
ビタ421により他の記憶装置702および703から
応答が無かったことを確認すると、バッファ411上の
データ読み出し応答フレームをLAN801に送出する
(ステップS605)。
【0089】なお、読み出し対象となったデータを格納
する一方の記憶装置701が故障しても、他方の記憶装
置702が同様の処理を行い、データ読み出し応答フレ
ームをLAN801に送出する。これにより、たとえ記
憶装置701,702のいずれか一方に障害が発生して
も、計算機システムの機能停止には至らない。
【0090】中央処理装置101では、ネットワーク制
御部301が、LAN801を経由してデータ読み出し
応答フレームを受信し、バッファ311上に一時的に格
納する(ステップS503)。
【0091】ネットワーク制御部301は、バッファ3
11上に格納されたフレームからレスポンス(データ読
み出し)を抽出してデータ読み出し応答フレームである
ことを認識し、先に要求したデータが読み出されたこと
を認識し、データ読み出し応答フレームからデータを抽
出して演算部201に渡す(ステップS504)。
【0092】これにより、中央処理装置101からのデ
ータ読み出し要求に対して、該当するデータが中央処理
装置101で得られたことになる。
【0093】(4) 続いて、中央処理装置101から
記憶装置701,702,703への記憶領域解放要求
について説明する。
【0094】中央処理装置101では、演算部201
が、記憶装置701,702,703の記憶領域を解放
するために、送信元ポート番号,宛先ポート(ブロード
キャスト),ヘッダ長,チェックサム,コマンド(記憶
領域確保),開始グローバルアドレス,および領域サイ
ズからなる記憶領域確保要求をネットワーク制御部30
1に伝える。
【0095】ネットワーク制御部301は、演算部20
1から記憶領域解放要求を伝えられると、ネットワーク
プロトコルに基づく記憶領域解放要求フレーム(図9参
照)をバッファ311上に作成する(ステップS70
1)。
【0096】次に、ネットワーク制御部301は、バッ
ファ311上に作成された記憶領域解放要求フレームを
LAN801に送出する(ステップS702)。
【0097】記憶装置701,702,703では、ア
ービタ421,422,423が、LAN801の使用
権獲得要求を調停している。
【0098】いま、アービタ421により記憶装置70
1がLAN801の使用権を獲得したとすると、記憶装
置701のネットワーク制御部401は、LAN801
を経由して記憶領域解放要求フレームを受信し、バッフ
ァ411上に一時的に格納する(ステップS801)。
【0099】次に、ネットワーク制御部401は、バッ
ファ411上に一時的に格納された記憶領域解放要求フ
レームからコマンド(記憶領域解放),開始グローバル
アドレス,および領域サイズを抽出し、変換テーブル5
01を参照して記憶部601に該当する記憶領域が確保
されているかどうかを判断する(ステップS802)。
【0100】記憶部601に該当する記憶領域が確保さ
れていれば、ネットワーク制御部401は、記憶部60
1における開始グローバルアドレスから領域サイズの記
憶領域を解放するとともに、変換テーブル501からグ
ローバルアドレス,ローカルアドレス,およびステータ
スからなるエントリを削除する(ステップS803)。
【0101】次に、ネットワーク制御部401は、ネッ
トワークプロトコルに基づく記憶領域解放応答フレーム
(図10参照)をバッファ411上に作成する(ステッ
プS804)。記憶領域解放応答フレームは、受信した
記憶領域解放要求フレームの送信元ポート番号を自装置
ポート番号に、宛先ポートを中央処理装置101に、コ
マンド(記憶領域解放)をレスポンス(記憶領域解放)
に変更することにより作成することができる。
【0102】アービタ421は、他の記憶装置702,
703が応答したかどうかを監視しており、自記憶装置
701が応答すべきかどうかを判断する。
【0103】いま、アービタ421により記憶装置70
1がLAN801の使用権を獲得したとすると、ネット
ワーク制御部401は、アービタ421により他の記憶
装置702,703が応答していないことを確認した上
で、バッファ411から記憶領域解放応答フレームをL
AN801に送出する(ステップS805)。
【0104】記憶装置702のネットワーク制御部40
2も、アービタ422により記憶装置702がLAN8
01の使用権を獲得すると、記憶装置701のネットワ
ーク制御部401と全く同様の動作を行うが、記憶領域
解放応答フレームは、記憶領域を解放した記憶装置70
1,702のいずれか一方からしかLAN801に送出
されない。
【0105】中央処理装置101では、ネットワーク制
御部301が、LAN801を経由して記憶領域解放応
答フレームを受信し、バッファ311上に一時的に格納
する(ステップS703)。
【0106】ネットワーク制御部301は、バッファ3
11上に格納されたフレームからレスポンス(記憶領域
解放)を抽出し、記憶領域解放応答フレームであること
を検出し、先に要求した記憶領域が解放されたことを認
識して演算部201に通知する(ステップS704)。
【0107】これにより、中央処理装置101からの記
憶領域解放要求に対して、該当する記憶領域が解放され
たことが中央処理装置101でわかる。
【0108】(5) 次に、速度レベル1の記憶装置7
01,702から速度レベル2の記憶装置703へのデ
ータのキャッシュアウト動作について説明する。
【0109】速度レベル1の記憶装置701,702
が、速度レベル2の記憶装置703に対してデータのコ
ピー(記憶領域確保,データ書き込み)を行い、記憶装
置701,702内での記憶領域の解放を行うことで、
速度レベル1の記憶装置701,702を効率的に使用
する階層記憶システムを実現することができる。
【0110】速度レベル1の記憶装置701,702
が、速度レベル2の記憶装置703にデータをコピー後
に記憶領域を解放する手法として、キャッシュメモリで
用いられるキャッシュインおよびキャッシュアウトの手
法を適用することができる。速度レベル1の記憶装置7
01,702で速度レベル2の記憶装置703に対する
データのキャッシュアウトが発生するタイミングとして
は、記憶領域へのアクセスが所定期間以上にわたって行
われなかったとき,新たな記憶領域確保要求フレームが
送信されてきたときなどが考えられる。
【0111】例えば、ネットワーク制御部401は、記
憶部601に確保された記憶領域へのアクセス状況を監
視していて、中央処理装置101から所定時間以上にわ
たってアクセスがない記憶領域がある場合には、速度レ
ベル1の記憶装置701から応答速度のより遅い速度レ
ベル2の記憶装置703にデータをキャッシュアウトし
て、記憶部601の該当する記憶領域を解放する。
【0112】詳しくは、ネットワーク制御部401は、
解放すべき記憶領域のデータを速度レベル2の記憶装置
703にコピーするため、まず、送信元ポート番号を自
装置ポート番号とし、宛先ポートを記憶装置703と
し、要求速度レベルを自装置の速度レベル1より低い速
度レベル2とした記憶領域確保要求フレーム(図3参
照)をLAN801に送出する。
【0113】いま、アービタ423により記憶装置70
3がLAN801の使用権を獲得すると、記憶装置70
3のネットワーク制御部403は、LAN801を経由
して記憶領域確保要求フレームを受信し、バッファ41
3上に一時的に格納する(ステップS1001)。
【0114】次に、ネットワーク制御部403は、バッ
ファ413上に一時的に格納された記憶領域確保要求フ
レームからコマンド(記憶領域確保),開始グローバル
アドレス,および領域サイズを抽出し、変換テーブル5
03を参照して記憶部603に該当する空き記憶領域が
あるかないかを判断し、記憶部603に該当する空き記
憶領域があれば、ネットワーク制御部403は、記憶部
603に開始ローカルアドレスから領域サイズの記憶領
域を確保するとともに、グローバルアドレス,ローカル
アドレス,およびステータスからなるエントリを変換テ
ーブル503に生成する(ステップS1002)。
【0115】続いて、ネットワーク制御部403は、ネ
ットワークプロトコルに基づく記憶領域確保応答フレー
ム(図4参照)をバッファ413上に作成しLAN80
1に送出する(ステップS1003)。
【0116】記憶装置701では、ネットワーク制御部
401が、LAN801を経由して記憶領域確保応答フ
レームを受信すると(ステップS902)、宛先ポート
を記憶装置703としたデータ書き込み要求フレーム
(図5参照)をLAN801に送出する(ステップS9
03)。
【0117】アービタ421により記憶装置703がL
AN801の使用権を獲得すると、記憶装置703のネ
ットワーク制御部403は、LAN801を経由してデ
ータ書き込み要求フレームを受信し、バッファ413上
に一時的に格納する(ステップS1004)。
【0118】次に、ネットワーク制御部403は、バッ
ファ413上に一時的に格納されたデータ書き込み要求
フレームからコマンド(データ書き込み),開始グロー
バルアドレス,領域サイズ,およびデータを抽出し、変
換テーブル501を参照して記憶部603に該当する記
憶領域がアクセス可能に存在するかどうかを判断し、開
始グローバルアドレスから領域サイズの記憶領域がアク
セス可能に存在すれば、開始ローカルアドレスから領域
サイズの記憶領域にデータを書き込む(ステップS10
05)。
【0119】記憶部603の該当する記憶領域にデータ
を書き込んだ後、ネットワーク制御部403は、バッフ
ァ413上に、送信元ポート番号を記憶装置703のポ
ート番号とし、宛先ポートを記憶装置701としたデー
タ書き込み応答フレーム(図6参照)を作成し、アービ
タ423により他の記憶装置701および702から応
答が無かったことを確認すると、バッファ413上のデ
ータ書き込み応答フレームをLAN801に送出する
(ステップS1006)。
【0120】記憶装置701では、ネットワーク制御部
401が、LAN801を経由してデータ書き込み応答
フレームを受信し、データが書き込まれたことを認識す
る(ステップS904)。
【0121】最後に、ネットワーク制御部401は、記
憶部601のデータが格納されていた記憶領域を解放
(無効化)するとともに、変換テーブル501の該当エ
ントリを削除する(ステップS905)。
【0122】記憶装置702のネットワーク制御部40
2も、中央処理装置101から所定時間以上にわたって
アクセスがない記憶領域がある場合には、記憶装置70
1のネットワーク制御部401と全く同様の動作を行
う。
【0123】これにより、速度レベルが高い記憶装置7
01,702に空き記憶領域が増え、中央処理装置10
1からの新たな記憶領域確保要求に対してより確実な応
答が可能になる。
【0124】(6) 次に、速度レベル2の記憶装置7
03から速度レベル1の記憶装置701,702へのデ
ータのキャッシュイン動作について説明する。
【0125】記憶装置701,702では、ネットワー
ク制御部401,402が、記憶装置703にキャッシ
ュアウトされたデータへのアクセス状況を監視してお
り、該データへのアクセスがあった場合に、記憶装置7
03から該データを記憶部601,602の記憶領域に
キャッシュインする。
【0126】例えば、記憶装置701のネットワーク制
御部401は、記憶装置703にキャッシュアウトされ
たデータへのアクセスがあった場合に、記憶装置703
からデータをキャッシュインするために、まず、記憶部
601に記憶領域を確保するとともに、変換テーブル5
01にエントリを生成する(ステップS1101)。
【0127】次に、ネットワーク制御部401は、送信
元ポート番号を自装置ポート番号とし、宛先ポートを記
憶装置703としたデータ読み出し要求フレーム(図7
参照)をLAN801に送出する(ステップS110
2)。
【0128】記憶装置703では、ネットワーク制御部
403が、LAN801を経由してデータ読み出し要求
フレームを受信し、バッファ413上に一時的に格納す
る(ステップS1201)。
【0129】次に、ネットワーク制御部403は、バッ
ファ413上に一時的に格納されたデータ読み出し要求
フレームからコマンド(データ読み出し),開始グロー
バルアドレスおよび領域サイズを抽出し、変換テーブル
503を参照して記憶部603の開始ローカルアドレス
から領域サイズの記憶領域からデータを読み出す(ステ
ップS1202)。
【0130】続いて、ネットワーク制御部403は、デ
ータ読み出し応答フレーム(図8参照)をバッファ41
3上に作成し、バッファ413上のデータ読み出し応答
フレーム(図8参照)をLAN801に送出する(ステ
ップS1203)。
【0131】記憶装置701では、ネットワーク制御部
401が、記憶装置703からLAN801を介してデ
ータ読み出し応答フレームを受信すると(ステップS1
103)、該フレームからデータを抽出し、先に確保し
た記憶領域に格納するとともに(ステップS110
4)、宛先ポートを中央処理装置101とした記憶領域
解放要求フレーム(図9参照)をLAN801に送出す
る(ステップS1105)。
【0132】記憶装置703のネットワーク制御部40
3は、LAN801を経由して記憶領域解放要求フレー
ムを受信し、バッファ413上に一時的に格納する(ス
テップS1204)。
【0133】次に、ネットワーク制御部403は、バッ
ファ413上に一時的に格納された記憶領域解放要求フ
レームからコマンド(記憶領域解放),開始グローバル
アドレス,および領域サイズを抽出し、変換テーブル5
03を参照して記憶部603における開始グローバルア
ドレスから領域サイズの記憶領域を解放するとともに、
変換テーブル503からグローバルアドレス,ローカル
アドレス,およびステータスからなるエントリを削除す
る(ステップS1205)。
【0134】続いて、ネットワーク制御部403は、ネ
ットワークプロトコルに基づく記憶領域解放応答フレー
ム(図10参照)をバッファ413上に作成し、バッフ
ァ413上の記憶領域解放応答フレームをLAN801
に送出する(ステップS1206)。
【0135】記憶装置701では、ネットワーク制御部
401が、記憶装置703からLAN801を介して記
憶領域解放応答フレームを受信すると(ステップS11
06)、記憶装置703で該当する記憶領域が解放され
たことを認識する(ステップS1107)。
【0136】記憶装置702のネットワーク制御部40
2も、記憶装置703にキャッシュアウトされたデータ
へのアクセスがあった場合に、記憶装置701のネット
ワーク制御部401と全く同様の動作を行う。
【0137】このように、本実施の形態によれば、中央
処理装置101から記憶装置701,702,703に
対し、記憶領域確保要求,データ書き込み要求,データ
読み出し要求,および記憶領域解放要求を行う際にブロ
ードキャスト(同報通信)またはマルチキャスト(選択
同報通信)のネットワークプロトコルを用いることによ
り、1度のフレーム転送で複数の記憶装置701,70
2,703に記憶領域を確保したり、データを書き込ん
だり、データを読み出したり、記憶領域を解放したりす
ることができる。したがって、記憶データの多重化とい
う信頼性の強化をLAN801という一般的な手法と簡
易な構成とを用いて実現できる。また、多重化によるオ
ーバヘッド(無駄時間による性能低下)を削減すること
ができる。
【0138】また、同一のLAN801に異なる応答速
度の記憶装置701,702,703が接続されていた
場合に、速度レベル1の応答速度が速い記憶装置70
1,702からの記憶領域確保要求,データ書き込み要
求,データ読み出し要求,および記憶領域確保要求に対
して、速度レベル2の応答速度の遅い記憶装置703が
応答するようにしたことにより、記憶装置701,70
2と記憶装置703との間でデータのキャッシュアウト
およびキャッシュインを行うことができ、結果として、
速度レベル1の記憶装置701,702の記憶領域の利
用効率が高まり、アクセス頻度の少ないデータがより低
速な速度レベル2の記憶装置703の記憶領域に格納さ
れるために、記憶装置の階層化を実現することができ
る。
【0139】なお、上記実施の形態では、速度レベル1
の記憶装置701,702が2台、速度レベル2の記憶
装置703が1台の場合を例にとって説明したが、記憶
装置の台数に論理的制約はなく、各速度レベルの記憶装
置の2重化以上の3重化,4重化等が可能であるととも
に、記憶階層レベルも3階層,4階層等の多階層化が可
能であることはいうまでもない。
【0140】また、中央処理装置101と記憶装置70
1,702,703とをLAN801を介して接続した
ので、LAN801の活線挿抜が可能であるという特性
により、記憶装置の接続が随時可能となり、計算機シス
テムの稼動中に記憶装置の増設および削減が可能とな
る。
【0141】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、中央処理装置と
複数台の記憶装置とがLANを介して接続された計算機
システムにおいて、記憶装置の多重化を容易に実現する
ことができるということである。その理由は、中央処理
装置と複数台の記憶装置との間で、ネットワークプロト
コルに基づく記憶領域確保要求フレーム,記憶領域確保
応答フレーム,データ書き込み要求フレーム,データ書
き込み応答フレーム,データ読み出し要求フレーム,デ
ータ読み出し応答フレーム,記憶領域解放要求フレー
ム,および記憶領域解放応答フレームをLANを介して
ブロードキャスト(同報通信)またはマルチキャスト
(選択同報通信)で送受信できるからである。すなわ
ち、一度のフレーム転送でデータの多重化が可能であ
り、多重化によるオーバヘッドを生じることがないとい
う利点がある。
【0142】また、中央処理装置と、速度レベルが高い
記憶装置と、速度レベルが低い記憶装置とがLANを介
して接続された計算機システムにおいて、記憶装置の階
層化を容易に実現することができるということである。
その理由は、速度レベルが高い記憶装置と速度レベルが
低い記憶装置との間で、ネットワークプロトコルに基づ
く記憶領域確保要求フレーム,記憶領域確保応答フレー
ム,データ書き込み要求フレーム,データ書き込み応答
フレーム,データ読み出し要求フレーム,データ読み出
し応答フレーム,記憶領域解放要求フレーム,および記
憶領域解放応答フレームをLANを介して送受信できる
からである。
【0143】さらに、LANの活線挿抜が可能であると
いう特性を利用して、LANに対して記憶装置を追加接
続することで、計算機システムを停止させることなく、
記憶容量の拡張および記憶階層の追加が可能となるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る記憶システム
の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1中の変換テーブルの内容を例示する図であ
る。
【図3】本実施の形態に係る記憶システムで使用される
記憶領域確保要求フレームの内容を例示する図である。
【図4】本実施の形態に係る記憶システムで使用される
記憶領域確保応答フレームの内容を例示する図である。
【図5】本実施の形態に係る記憶システムで使用される
データ書き込み要求フレームの内容を例示する図であ
る。
【図6】本実施の形態に係る記憶システムで使用される
データ書き込み応答フレームの内容を例示する図であ
る。
【図7】本実施の形態に係る記憶システムで使用される
データ読み出し要求フレームの内容を例示する図であ
る。
【図8】本実施の形態に係る記憶システムで使用される
データ読み出し応答フレームの内容を例示する図であ
る。
【図9】本実施の形態に係る記憶システムで使用される
記憶領域解放要求フレームの内容を例示する図である。
【図10】本実施の形態に係る記憶システムで使用され
る記憶領域解放応答フレームの内容を例示する図であ
る。
【図11】本実施の形態に係る記憶システムにおける記
憶領域確保要求時の処理を示すフローチャートである。
【図12】本実施の形態に係る記憶システムにおけるデ
ータ書き込み要求時の処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】本実施の形態に係る記憶システムにおけるデ
ータ読み出し要求時の処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】本実施の形態に係る記憶システムにおける記
憶領域解放要求時の処理を示すフローチャートである。
【図15】本実施の形態に係る記憶システムにおけるデ
ータのキャッシュアウト時の処理の概要を示すフローチ
ャートである。
【図16】本実施の形態に係る記憶システムにおけるデ
ータのキャッシュイン時の処理の概要を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
101 中央処理装置 201 演算部 301 ネットワーク制御部 311 バッファ 401,402,403 ネットワーク制御部 411,412,413 バッファ 421,422,423 アービタ 501,502,503 変換テーブル 601,602,603 記憶部 701,702,703 記憶装置 801 LAN

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置と複数台の記憶装置とがL
    ANを介して接続された計算機システムにおいて、ネッ
    トワークプロトコルに基づく記憶領域確保要求フレー
    ム,記憶領域確保応答フレーム,データ書き込み要求フ
    レーム,データ書き込み応答フレーム,データ読み出し
    要求フレーム,データ読み出し応答フレーム,記憶領域
    解放要求フレーム,および記憶領域解放応答フレームを
    LANを介してブロードキャストないしはマルチキャス
    トで送受信することにより、記憶装置の多重化および階
    層化を実現したことを特徴とする記憶システム。
  2. 【請求項2】 中央処理装置と複数台の記憶装置とがL
    ANを介して接続された計算機システムにおいて、前記
    中央処理装置が、ネットワークプロトコルに基づく記憶
    領域確保要求フレーム,データ書き込み要求フレーム,
    データ読み出し要求フレーム,および記憶領域解放要求
    フレームをLANを介してブロードキャストないしはマ
    ルチキャストで前記複数台の記憶装置に発行し、前記複
    数台の記憶装置が、前記中央処理装置からLANを介し
    て記憶領域確保要求フレーム,データ書き込み要求フレ
    ーム,データ読み出し要求フレーム,および記憶領域解
    放要求フレームを受信し、記憶領域の確保,記憶領域へ
    のデータの書き込み,記憶領域からのデータの読み出
    し,および記憶領域の解放を行い、ネットワークプロト
    コルに基づく記憶領域確保応答フレーム,データ書き込
    み応答フレーム,データ読み出し応答フレーム,および
    記憶領域解放応答フレームをLANを介して前記中央処
    理装置に返信することにより、前記複数台の記憶装置の
    多重化を実現したことを特徴とする記憶システム。
  3. 【請求項3】 中央処理装置と、速度レベルが高い記憶
    装置と、速度レベルが低い記憶装置とがLANを介して
    接続された計算機システムにおいて、前記中央処理装置
    が、ネットワークプロトコルに基づく記憶領域確保要求
    フレーム,データ書き込み要求フレーム,データ読み出
    し要求フレーム,および記憶領域解放要求フレームをL
    ANを介して前記速度レベルが高い記憶装置に発行し、
    前記速度レベルが高い記憶装置が、前記中央処理装置か
    らLANを介して記憶領域確保要求フレーム,データ書
    き込み要求フレーム,データ読み出し要求フレーム,お
    よび記憶領域解放要求フレームを受信し、記憶領域の確
    保,記憶領域へのデータの書き込み,記憶領域からのデ
    ータの読み出し,および記憶領域の解放を行い、ネット
    ワークプロトコルに基づく記憶領域確保応答フレーム,
    データ書き込み応答フレーム,データ読み出し応答フレ
    ーム,および記憶領域解放応答フレームをLANを介し
    て前記中央処理装置に返信するとともに、自装置の記憶
    領域へのアクセス状況を監視して、所定時間以上アクセ
    スがない記憶領域があるときにネットワークプロトコル
    に基づく記憶領域確保要求フレーム,およびデータ書き
    込み要求フレームをLANを介して前記速度レベルが低
    い記憶装置に発行してデータをキャッシュアウトし、前
    記速度レベルが低い記憶装置にキャッシュアウトしたデ
    ータへのアクセスがあったときにネットワークプロトコ
    ルに基づくデータ読み出し要求フレーム,および記憶領
    域解放要求フレームをLANを介して前記速度レベルが
    低い記憶装置に発行してデータをキャッシュインし、前
    記速度レベルが低い記憶装置が、前記速度レベルが高い
    記憶装置からLANを介して記憶領域確保要求フレー
    ム,データ書き込み要求フレーム,データ読み出し要求
    フレーム,および記憶領域解放要求フレームを受信し、
    記憶領域の確保,記憶領域へのデータの書き込み,記憶
    領域からのデータの読み出し,および記憶領域の解放を
    行い、ネットワークプロトコルに基づく記憶領域確保応
    答フレーム,データ書き込み応答フレーム,データ読み
    出し応答フレーム,および記憶領域解放応答フレームを
    LANを介して前記速度レベルが高い記憶装置に返信す
    ることにより、前記速度レベルが高い記憶装置と前記速
    度レベルが低い記憶装置との階層化を実現したことを特
    徴とする記憶システム。
  4. 【請求項4】 中央処理装置と、複数台の速度レベルが
    高い記憶装置と、速度レベルが低い記憶装置とがLAN
    を介して接続された計算機システムにおいて、前記中央
    処理装置が、ネットワークプロトコルに基づく記憶領域
    確保要求フレーム,データ書き込み要求フレーム,デー
    タ読み出し要求フレーム,および記憶領域解放要求フレ
    ームをLANを介してブロードキャストないしはマルチ
    キャストで前記複数台の速度レベルが高い記憶装置に発
    行し、前記複数台の速度レベルが高い記憶装置が、前記
    中央処理装置からLANを介して記憶領域確保要求フレ
    ーム,データ書き込み要求フレーム,データ読み出し要
    求フレーム,および記憶領域解放要求フレームを受信
    し、記憶領域の確保,記憶領域へのデータの書き込み,
    記憶領域からのデータの読み出し,および記憶領域の解
    放を行い、ネットワークプロトコルに基づく記憶領域確
    保応答フレーム,データ書き込み応答フレーム,データ
    読み出し応答フレーム,および記憶領域解放応答フレー
    ムをLANを介して前記中央処理装置に返信するととも
    に、自装置の記憶領域へのアクセス状況を監視して、所
    定時間以上アクセスがない記憶領域があるときにネット
    ワークプロトコルに基づく記憶領域確保要求フレーム,
    およびデータ書き込み要求フレームをLANを介して前
    記速度レベルが低い記憶装置に発行してデータをキャッ
    シュアウトし、前記速度レベルが低い記憶装置にキャッ
    シュアウトしたデータへのアクセスがあったときにネッ
    トワークプロトコルに基づくデータ読み出し要求フレー
    ム,および記憶領域解放要求フレームをLANを介して
    前記速度レベルが低い記憶装置に発行してデータをキャ
    ッシュインし、前記速度レベルが低い記憶装置が、前記
    複数台の速度レベルが高い記憶装置からLANを介して
    記憶領域確保要求フレーム,データ書き込み要求フレー
    ム,データ読み出し要求フレーム,および記憶領域解放
    要求フレームを受信し、記憶領域の確保,記憶領域への
    データの書き込み,記憶領域からのデータの読み出し,
    および記憶領域の解放を行い、ネットワークプロトコル
    に基づく記憶領域確保応答フレーム,データ書き込み応
    答フレーム,データ読み出し応答フレーム,および記憶
    領域解放応答フレームをLANを介して前記複数台の速
    度レベルが高い記憶装置に返信することにより、前記複
    数台の速度レベルが高い記憶装置の多重化を実現すると
    ともに、前記複数台の速度レベルが高い記憶装置と前記
    速度レベルが低い記憶装置との階層化を実現したことを
    特徴とする記憶システム。
  5. 【請求項5】 前記中央処理装置が、前記記憶装置への
    記憶領域確保要求,データ読み出し要求,データ書き込
    み要求,および記憶領域解放要求を発行する演算部と、
    記憶領域確保要求,データ読み出し要求,データ書き込
    み要求,および記憶領域解放要求に応じてネットワーク
    プロトコルに基づく記憶領域確保要求フレーム,データ
    読み出し要求フレーム,データ書き込み要求フレーム,
    および記憶領域解放要求フレームをバッファ上に作成
    し、該バッファ上に作成されたフレームをLANへ送出
    するネットワーク制御部とからなる請求項1,請求項
    2,請求項3,または請求項4記載の記憶システム。
  6. 【請求項6】 前記記憶装置が、フレームを一時的に格
    納するバッファおよびLANの確保要求の調停を行うア
    ービタを含むネットワーク制御部と、データを格納する
    記憶部と、前記記憶部内の記憶領域のグローバルアドレ
    スとローカルアドレスとの対応を記憶する変換テーブル
    とを含んで構成されている請求項1,請求項2,請求項
    3,または請求項4記載の記憶システム。
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