JPH05281720A - 感光性平版印刷版 - Google Patents

感光性平版印刷版

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JPH05281720A
JPH05281720A JP10544692A JP10544692A JPH05281720A JP H05281720 A JPH05281720 A JP H05281720A JP 10544692 A JP10544692 A JP 10544692A JP 10544692 A JP10544692 A JP 10544692A JP H05281720 A JPH05281720 A JP H05281720A
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章二 坂本
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雅郎 中塚
Teruo Ezaka
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高感度で現像許容性が広く、支持体との密着
性や耐溶剤に優れ、良好な耐刷力をもつ感光性平版印刷
版を提供すること。 【構成】 【化1】 で表わされる構造単位を分子構造中に有する高分子化合
物と感光性成分としてキノンジアジド化合物を含有する
感光性組成物とからなる感光層を有することを特徴とす
る感光性平版印刷版。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性平版印刷版に関
し、さらに詳しくは、新規な高分子化合物を用いた感光
性平版印刷版に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポジ型感光性平版印刷版の感光層
には、主としてキノンジアジド化合物とノボラック樹脂
が用いられてきた。
【0003】しかし、主体として用いられているノボラ
ック樹脂は、皮膜が脆く、耐摩耗性が乏しく、支持体に
対する密着性も悪いことから耐刷力が十分でなかった。
さらに、印刷のさい使用される種々の処理薬品、例えば
湿し水に含まれるイソプロピルアルコール、インキ、整
面液、プレートクリーナー等に対して耐性が弱く、その
結果耐刷力が低下する等の問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
するために、ノボラック樹脂に代わる種々の高分子化合
物が検討されてきた。例えば、特開昭62−27932
7号では、フェノール性水酸基を有するビニール系重合
体が提案されており、特開昭64−52139号では、
フェノール性水酸基を有するビニル系重合体とノボラッ
ク樹脂からなる混合体が提案されている。また、特開平
2−167550号では、スルホニルアミド基を有する
アルカリ可溶性高分子化合物が提案されている。
【0005】しかし、これらの高分子化合物は、現像許
容性が悪く、処理能力が低下した現像液では現像不足を
生じ、また、処理能力が標準現象より増強された現像液
では、版トビや画像のカスレなどが生じるという問題が
あった。したがって、本発明の目的は、高感度でかつ現
像許容性が広く、支持体との密着性と耐溶剤性に優れ、
良好なる耐刷力を有する感光性平版印刷版を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、一般
【化2】 で表わされる構造単位を分子構造中に有する高分子化合
物と感光性成分としてキノンジアジド化合物を含有する
感光性組成物とからなる感光層を有することを特徴とす
る感光性平版印刷版、および上記高分子化合物を構成す
る構造単位として、p−ヒドロキシスチレン、p−イソ
プロペニルフェノール、N−(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタクリルアミド、N−(4−ヒドロキシフェニ
ル)マレイミド、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、アクリルニトリルから選ばれた1種
以上の化合物を使用してなる感光性平版印刷版を提供す
るものである。
【0007】本発明の組成物中の高分子化合物は、その
分子構造中に前記一般式で示される構造単位を有するこ
とに特徴があり、他のビニル系単量体の1種以上とを組
み合わせた繰り返し構造をもつ共重合体型の構造を有す
るものである。
【0008】共重合体型の構造を有する本発明の高分子
化合物において、前記一般式で示される構造単位と組み
合わせて用いられる他のビニル系単量体としては、例え
ばp−ヒドロキシスチレン、p−イソプロペニルフェノ
ール、N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミ
ド、N−(4−ヒドロキシフェニル)マレイミド、アク
リル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、ア
クリルニトリルなどを挙げることができる。
【0009】本発明の組成物に係る高分子化合物の分子
量に特に制限はないが、感光性組成物を支持体上に均一
な膜として塗布することが必要であるため、通常ポリス
チレン換算重量平均分子量が、5,000〜500,0
00程度が好ましい。しかし形成する膜の厚さ、塗布方
法、使用目的に応じて上記の範囲以外のポリスチレン換
算重量平均分子量を選択することも可能である。
【0010】上記高分子化合物の感光層における含有量
は、好ましくは5〜70重量%であり、より好ましくは
10〜60重量%である。5重量%以下では耐刷性、イ
ンキ着肉性が劣り、70重量%以上では感度が遅く、現
像ヌケ性も悪くなる。
【0011】本発明に用いられる感光性組成物としての
キノンジアジド化合物としては、1、2−ナフトキノン
−2−ジアジド−5−スルホン酸、または1、2−ナフ
トキノン−2−ジアジド−4−スルホン酸とフェノール
性水酸基を有する化合物とのエステル化合物である。
【0012】フェノール性水酸基を有する化合物として
は、例えばフェノール、o、m、p−クレゾール、p−
t−ブチルフェノール、カテコール、レゾルシノール、
ハイドロキノン、ピロガロール、ビスフェノールA、ビ
スフェノールS、多価ヒドロキシベンゾフェノン、およ
びこれらフェノール類とアルデヒドまたはケトンとの重
縮合樹脂などを用いることができる。
【0013】上記重縮合樹脂の好適な例としては、フェ
ノール・ホルムアルデヒド樹脂、o、m、p−クレゾー
ル・ホルムアルデヒド樹脂、ビスフェノールA・ホルム
アルデヒド樹脂、ビスフェノールS・ホルムアルデヒド
樹脂、ピロガロール・ホルムアルデヒド樹脂、ピロガロ
ール・アセトン樹脂が挙げられる。
【0014】上記のナフトキノンジアジド化合物とフェ
ノール性水酸基を有する化合物とのエステル化による合
成方法は、従来より知られており、例えば次の方法によ
って行われる。
【0015】すなわち、溶媒としてジオキサン、アセト
ンなどを用い、これにナフトキノンジアジドスルホニル
クロライドとフェノール性水酸基を有する化合物を投入
し、炭酸ソーダ、炭酸水素ナトリウム、トリエチルアミ
ンなどのアルカリを当量点まで滴下することによりエス
テル化する。
【0016】上記キノンジアジド化合物の感光層中にお
ける含有量は、好ましくは5〜50重量%であり、より
好ましくは10〜40重量%である。5重量%以下では
現像ラチチュードが悪くなり、50重量%以上では感度
が遅くなる。
【0017】本発明の感光性組成物は、上記高分子化合
物と上記キノンジアジド化合物を含有するものである
が、その他の成分として有機高分子化合物、染料、光酸
発生剤、界面活性剤、可塑剤などを必要に応じて含有さ
せることができる。
【0018】上記有機高分子化合物としては、シェラッ
ク、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂、各種クレゾー
ル・ホルムアルデヒド樹脂、t−ブチルフェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、ポリヒドロキシスチレン、ハロゲ
ン化ポリヒドロキシスチレン、ヒドロキシスチレンとア
クリル化合物との共重合体、スチレン−無水マレイン酸
共重合体、多元アクリル共重合体などが挙げられる。
【0019】これらの有機高分子化合物の感光層中にお
ける含有量は、好ましくは70重量%以下である。
【0020】上記染料は、感光層の着色を目的として添
加するもので、好適な染料としては、油溶性染料および
塩基性染料がある。
【0021】具体的には、クリスタルバイオレット、マ
ラカイドグリーン、ビクトリアブルー、メチレンブル
ー、メチルバイオレット、エチルバイオレット、ローダ
ミンB、ビクトリアピュアーブルーBOH(保土ヶ谷化
学工業株式会社製)、オイルブルー#613(オリエン
ト化学工業株式会社製)、パーマネントブルー#47
(大同化学工業株式会社製)などをあげることができ
る。
【0022】これら染料の感光層中における含有量は、
好ましくは0.1〜5.0重量%であり、より好ましく
は0.5〜4.0重量%である。
【0023】上記染料と共に、露光後直ちに可視像が得
られるようにするために、光酸発生剤を加えることもで
きる。
【0024】光酸発生剤としては、1、2−ナフトキノ
ン−2−ジアジド−4−スルホニルクロライド、2、
4、6−トリ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、
2−フェニル−4、6、ビス(トリクロロメチル)−s
−トリアジン、2−(p−メトキシフェノル)−4、6
−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−
(p−メトキシナフチル)−4、6−ビス(トリクロロ
メチル)−s−トリアジン、9、10−ジメトキシアン
トラセン−2−スルホン酸ヨードニウム塩などを挙げる
ことができる。その含有量は、好ましくは0.05〜
1.5重量%であり、より好ましくは0.1〜1.0重
量%である。
【0025】感光層の塗布性をよくしたり、感光層の支
持体への接着性を向上させる目的で、可塑剤や界面活性
剤を加えることもできる。可塑剤としては、ジメチルフ
タレート、ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、
ジヘプチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレ
ート、ジ−n−オクチルフタレート、ジイソデシルフタ
レート、ブチルベンジルフタレート、ジイソノニルフタ
レート、エチルフタリルエチルグリコール、ジメチルイ
ソフタレートなどを挙げることができる。
【0026】上記可塑剤の感光層における含有量は、好
ましくは約0.5〜3.0重量%であり、より好ましく
は0.6〜2.0重量%である。
【0027】界面活性剤としては、ソルビタンモノオレ
エイト、ソルビタンステアリレイト、ソルビタンモノス
テアレイト、ソルビタンセキスオレイト、ソルビタンモ
ノラウレイト、ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルな
どを挙げることができる。
【0028】上記界面活性剤の含有量は、好ましくは約
0.4〜2.0重量%であり、より好ましくは0.6〜
1.6重量%である。
【0029】本発明の感光性平版印刷版は、上記の如き
各成分を溶媒で溶かして支持体上に塗布することによ
り、得ることができる。このとき用いる溶媒としては、
メタノール、エタノール、プロパノール、アセトン、メ
チレンクロライド、メチルエチルケトン、酢酸エチル、
テトラヒドロフロラン、N−N−ジメチルホルムアミ
ド、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、メチルセロソルブアセ
テート、エチルセロソルブアセテート、プロピレングリ
コールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノ
メチルエーテルアセテート、乳酸メチルなどが挙げら
れ、これらは単独であるいは混合して使用することがで
きる。
【0030】上記支持体としては、紙、プラスチックフ
ィルム、あるいは銅、亜鉛、アルミニウム、ステンレス
などの金属板、さらにこれらを二種以上組み合わせた複
合材料を用いることができる。これらの中で、特にブラ
シまたはボール研磨したアルミニウム板、ブラシ研磨し
たのち陽極酸化処理を施したアルミニウム板、電解研磨
したのち陽極酸化を施したアルミニウム板、あるいはこ
れらを組み合わせた処理を施したアルミニウム板が好ま
しい。
【0031】このような前処理を施したアルミニウム板
に、さらにケイ酸アルカリ、フッ化ジルコニウム、アル
キルチタネート、トリヒドロキシ安息香酸などによる化
成処理や、ベーマイト処理あるいは酢酸ストロンチウ
ム、酢酸亜鉛、酢酸マグネシウム、安息香酸カルシウム
などの水溶液による被覆処理、ポリビニルピロリドン、
ポリアミンスルホン酸、ポリビニルホスホン酸、ポリア
クリル酸、ポリメタクリル酸、ポリ−2−ヒドロキシエ
チルアクリレートなどによる被覆処理を後処理として行
なうこともできる。
【0032】本発明の感光性平版印刷版に活性光線を照
射するための光源としては、水銀灯、メタルハライドラ
ンプ、キセノンランプ、ケミカルランプ、カーボンアー
ク灯、アルゴンレーザー、ヘリウム・カドミウムレーザ
ー、エキシマレーザーなどを用いることができる。
【0033】本発明の感光性平版印刷版によれば、支持
体上に感光層を塗布したのち、上記のような活性光線で
露光し、アルカリ水溶液で現像することにより、ポジの
レリーフ像が得られる。このとき現像液として使用する
アルカリ性水溶液としては、 (1)水酸化ナトリウム、水酸化カリウム; (2)弱酸の金属塩;例えばケイ酸、メタケイ酸、オル
トケイ酸、リン酸、ピロリン酸、メタリン酸、ヘキサメ
タリン酸、炭酸、酒石酸、ホウ酸、などのナトリウム
塩、リチウム塩、カリウム塩などの金属塩; (3)アンモニウムおよびその誘導体;例えばアルキル
アミン類(例えばモノメチル、ジメチル、トリメチル、
モノエチル、ジエチル、トリエチルなどのアミン化合
物)、アルカノールアミン類(例えばモノエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジ
イソプロパノールアミン)、またはテトラメチルアンモ
ニウムハイドロオキサイド;などのアルカリ性化合物の
水溶液が挙げられる。
【0034】上記アルカリ性水溶液中に必要に応じて活
性剤を添加することができる。活性剤としては陰イオン
界面活性剤あるいは両性界面活性剤を使用することがで
きる。陰イオン界面活性剤としては、炭素数が8〜22
のアルコールの硫酸エステル類(例えば、ポリオキシエ
チレンアルキルサルフェートソーダ塩)、アルキルアリ
ールスルホン酸塩類(例えば、アドデシルベンゼンスル
ホン酸ソーダ、ポリオキシエチレンドデシルフェニルサ
ルフェートソーダ塩、アルキルナフタレンスルホン酸ソ
ーダ、ナフタレンスルホン酸ソーダ、ナフタレンスルホ
ン酸ソーダのホルマリン縮合物)、ソジウムジアルキル
スルホサクシネート、脂肪酸アミドスルホネート、アル
キルリン酸エステル、アルキルエーテルリン酸エステル
などを挙げることができる。
【0035】また両性界面活性剤としては、例えばアル
キルベタイン型、アルキルイミダゾリン型の活性剤を挙
げることができる。以下、本発明を実施例によりさらに
詳しく説明するが、本発明はこれにより限定されるもの
ではない。
【0036】
【実施例】高分子化合物の合成 攪拌機と冷却管を備えた1リットルの四ツ口フラスコに
反応溶媒としてN、N−ジメチルホルムアミド200g
と下記組成の混合物を加えた。フラスコ内を90℃に加
温してから、アゾビスイソブチロニトリル0.4gを加
えて、窒素ガス置換した後、90℃で5時間攪拌した。
反応終了後、反応混合物を水10リットルに投入したの
ち、濾過、乾燥させた。 モノ(2−メタクリロキシエチル)トリブロムフェノール 30g p−イソプロペニルフェノール 40g アクリルニトリル 20g メチルメタクリレート 10g
【0037】高分子化合物の合成 下記組成の混合物を用いる以外は、高分子化合物と同
様の条件で合成した。 モノ(2−メタクリロキシエチル)トリブロムフェノール 20g N−(4−ヒドロキシフェニル)マレイミド 40g アクリルニトリル 30g メチルメタクリレート 10g
【0038】実施例1〜3,比較例1 厚さ0.24mm、巾1,000mmのアルミニウム板
(材質1050)をアルカリ脱脂したのち、珪石粉末の
水懸濁液をかけながらナイロンブラシで表面を研磨し、
その後よく水洗した。次いで、70℃、20%のカセイ
ソーダ液を5秒間かけ流し、表面を3g/m2 エッチン
グしたのち、流水で水洗し、塩酸(35g/リット
ル)、ホウ酸(20g/リットル)およびアルミニウム
イオン(20g/リットル)からなる電解液中25℃で
30A/dm2 の電流密度で30秒間電解研磨し、水洗
した。次いで、70℃、20%のカセイソーダ液をかけ
流して表面をエッチングし、さらに水洗を行ない、次い
で30℃の10%硫酸水溶液中で陽極酸化処理を行っ
て、2.0g/m2 の酸化皮膜を形成させた。このよう
にして得られたアルミニウム板上に、下記実施例1〜
3,比較例1による組成の感光液1〜4をそれぞれ乾燥
後の塗膜重量が2.0g/m2 になるように塗布して、
乾燥することにより、感光性平版印刷版を作製した。
【0039】 実施例1(感光液1) ナフトキノン−(1、2)−ジアジド−5−スルホン酸クロライドとアセトン ピロガロール樹脂とのエステル化合物 3.0g 本発明の高分子化合物 6.0g 2−(p−メトキシフェニル)−4、6−ビス(トリクロロメチル) −s−トリアジン 0.02g オイルブルー613 0.1g プロピレングリコールモノメチルエーテル 50g エチレングリコールモノメチルエーテル 50g
【0040】実施例2(感光液2) 高分子化合物の代わりに高分子化合物を用いた以外
は感光液1と同じ組成の感光液を調製した。
【0041】 実施例3(感光液3) ナフトキノン−(1、2)−ジアジド−5−スルホン酸クロライドとアセトン ピロガロール樹脂とのエステル化合物 2.4g 本発明の高分子化合物 2.0g クレゾール・ノボラック樹脂(群栄化学工業株式会社製 FPS−2803) 4.0g クレゾール・ノボラック樹脂(群栄化学工業株式会社製 FPS−2807) 0.6g ナフトキノン−(1、2)−ジアジド−4−スルホニルクロライド 0.04g オイルブルー613 0.1g プロピレングリコールモノメチルエーテル 50g エチレングリコールモノメチルエーテル 50g
【0042】 比較例1(感光液4) ナフトキノン−(1、2)−ジアジド−5−スルホン酸クロライドとアセトン ピロガロール樹脂とのエステル化合物 3.0g クレゾール・ノボラック樹脂(群栄化学工業株式会社製 FPS−2803) 6.0g 2−(p−メトキシフェニル)−4、6−ビス(トクリロロメチル) −s−トリアジン 0.02g オイルブルー613 0.1g プロピレングリコールモノメチルエーテル 50g エチレングリコールモノメチルエーテル 50g
【0043】このようにして得られた感光性平版印刷版
を、それぞれポジフィルムおよびコダックステップタブ
レットNo.2の下で、3KW高圧水銀灯を用いて距離
1mより45秒露光した。次に、下記組成を有する25
℃の現像液に20秒浸漬して画像を得た。 JIS 3号ケイ酸ナトリウム 25g 水酸化カリウム 15g アモーゲンK(第1工業製薬株式会社製) 1g 水 1Kg
【0044】〔性能試験〕実施例1〜3および比較例1
の感光液を用いて得た感光性平版印刷版の性能を、次の
方法で比較した。 1.感度 上記の方法で現像して得たコダックステップタブレット
画像のクリヤー段数を読む。 2.耐薬品性 上記の方法で現像して得た印刷版を、UVインキ洗浄液
ダイアキュア洗油A(大日本インキ化学工業株式会社
製)原液に浸漬し、画像部が侵され、溶けだすまでの時
間を比較する。 3.耐刷性 上記の方法で現像して得られた印刷版を、ハイデルベル
グ社製KOR型印刷機に取り付け、市販の通常オフセッ
トインキを用いて上質紙に印刷し、耐刷力を調べる。 4.現像許容性 上記現像液を水で2倍希釈して、処理能力を低下させた
現像液を用いて版を現像したのち、版の印刷での汚れの
有無を調べる。
【0045】以上の試験結果を表1に示す。
【表1】
【0046】表1に示す結果から明らかなように、実施
例1〜3の画像および印刷版は、高感度であり、耐薬品
性(耐溶剤性)および耐刷力に優れ、しかも処理能力が
低下した現像液で現像した場合でも、汚れの無い印刷物
が得られる。
【0047】
【発明の効果】本発明の感光性平版印刷版を用いること
により、高感度で、かつ耐溶剤性や現像許容性にも優
れ、さらに高耐刷性である感光性平版印刷版が得られ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 【化1】 で表わされる構造単位を分子構造中に有する高分子化合
    物と、感光性成分としてキノンジアジド化合物を含有す
    る感光性組成物とからなる感光層を有することを特徴と
    する感光性平版印刷版。
  2. 【請求項2】 高分子化合物を構成する構造単位とし
    て、p−ヒドロキシスチレン、p−イソプロペニルフェ
    ノール、N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルア
    ミド、N−(4−ヒドロキシフェニル)マレイミド、ア
    クリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル
    酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
    アクリルニトリルから選ばれた1種以上の化合物を使用
    してなる請求項1に記載の感光性平版印刷版。
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