JPH05280850A - ショーケースの集中制御装置 - Google Patents

ショーケースの集中制御装置

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JPH05280850A
JPH05280850A JP10535692A JP10535692A JPH05280850A JP H05280850 A JPH05280850 A JP H05280850A JP 10535692 A JP10535692 A JP 10535692A JP 10535692 A JP10535692 A JP 10535692A JP H05280850 A JPH05280850 A JP H05280850A
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Katsuhiko Hoshi
勝彦 星
Hideaki Kodate
秀明 古立
Nobuyuki Masuda
信之 増田
Tomoaki Shoda
友昭 正田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上位制御装置による集中制御に異常が発生し
た場合にも、個々のショーケースの運転は正常に行うこ
とができるショーケースの集中制御装置を提供する。 【構成】 上位制御装置2に複数のショーケースにそれ
ぞれ設けられた端末側制御装置3を共通の信号線14、
16により接続する。端末側制御装置3は上位制御装置
2から送信された制御信号に基づいて機器の制御を実行
する。上位制御装置2からの制御信号が途絶えた場合、
所定の端末側制御装置3のマイクロコンピュータは、自
らの設定スイッチにより入力されたデータに基づき機器
の制御を実行し、当該データに基づいて制御信号を他の
端末側制御装置3に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のショーケースの
運転を一括して集中制御するためのショーケースの集中
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットやコンビニエンスス
トア等の店舗には複数のショーケースが設置されるが、
従来各ショーケースはそれぞれ温度調節器や除霜用のタ
イマーから構成される制御装置によって個別に制御され
ているのが現状である。従って、ショーケースの温度及
び除霜制御等に関する各種の設定作業は、当該ショーケ
ースの設置されている場所において個々に行わなければ
ならない。そのため、季節や天候により設定を変更する
場合には作業が極めて煩雑となる。
【0003】また、各種設定値やショーケースの温度等
の運転状態を把握するためには、ショーケースの設置さ
れている場所に行って個々に調べる以外になく、ショー
ケースの運転状態に関するデータを容易に把握すること
ができない問題があった。
【0004】そのため、例えば特開平1−291085
号公報(F25D21/06)では、マイクロコンピュ
ータによって構成した集中管理装置に信号線によって各
ショーケースの制御装置を接続し、各ショーケースの運
転制御に関するデータの各種設定作業を集中管理装置に
て行い、当該データに基づいて集中管理装置から各ショ
ーケースの制御装置に制御信号を送信すると共に、各シ
ョーケースの運転状態に関するデータを集中管理装置に
収集して一括管理するシステムが示されている。係るシ
ステムによれば、複数台のショーケースの運転制御を一
括して行うことが可能となるので、設定及び管理作業が
著しく簡素化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係るシ
ステムによると集中管理装置の故障による異常が発生し
た場合、或いは、集中管理装置とショーケースの制御装
置とを接続する信号線に異常が発生した場合、全てのシ
ョーケースの制御装置が集中管理装置からの制御信号を
受け取ることができなくなる。係る場合、各ショーケー
スは通信が途絶えた時点の運転状態を維持することにな
るため、温度制御に異常を来したり、特に冷却器の除霜
が行われなくなって、霜閉塞により最終的には異常な運
転状態となり多大な損害が発生する問題があった。
【0006】本発明は係る従来の技術的課題を解決する
ために成されたものであり、上位制御装置による集中制
御に異常が発生した場合にも、個々のショーケースの運
転は正常に行うことができるショーケースの集中制御装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
ショーケースの集中制御装置は、複数のショーケースの
運転を一括して制御するものであって、上位制御装置
と、複数のショーケースにそれぞれ設けられ、上位制御
装置に対して共通の信号線により接続された複数の端末
側制御装置とを具備して構成され、上位制御装置は複数
のショーケースの運転制御に関するデータを入力する上
位制御装置側入力手段と、この上位制御装置側入力手段
により入力されたデータに基づいて制御信号を端末側制
御装置に送信すると共に、端末側制御装置から送信され
たデータを受信する上位制御装置側送受信手段とを具備
しており、端末側制御装置はデータの送受信を行うため
の端末側送受信手段と、自らのショーケースの運転制御
に関するデータを入力する端末側入力手段と、上位制御
装置から送信された制御信号に基づいて機器の制御を実
行する制御手段とを具備しており、上位制御装置からの
制御信号が途絶えた場合、若しくは制御信号に異常が発
生した場合、所定の端末側制御装置の制御手段は、自ら
の端末側入力手段により入力されたデータに基づき機器
の制御を実行すると共に、当該データに基づいて制御信
号を端末側送受信手段により他の端末側制御装置に送信
することを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明のショーケースの集
中制御装置は、上記において所定の端末側制御装置と他
の端末側制御装置との通信にも異常が発生した場合、各
端末側制御装置の制御手段は、自らの端末側入力手段に
より入力されたデータに基づき機器の制御を実行するこ
とを特徴とする。
【0009】更に、請求項3の発明のショーケースの集
中制御装置は、請求項1の発明において所定の端末側制
御装置の制御手段は端末側送受信手段により上位制御装
置に対して正常に復帰したか否かの問い合わせ信号を送
信すると共に、上位制御装置が正常に復帰した場合は、
各端末側制御装置の制御手段は上位制御装置から送信さ
れた制御信号に基づく機器の制御に復帰することを特徴
とする。
【0010】更にまた、請求項4のショーケースの集中
制御装置は、複数のショーケースの運転を一括して制御
するものであって、上位制御装置と、複数のショーケー
スにそれぞれ設けられ、上位制御装置に対して信号線に
より接続された複数の端末側制御装置とを具備して構成
されており、上位制御装置は複数のショーケースの運転
制御に関するデータを入力する上位制御装置側入力手段
と、この上位制御装置側入力手段により入力されたデー
タに基づいて制御信号を端末側制御装置に送信すると共
に、端末側制御装置から送信されたデータを受信する上
位制御装置側送受信手段とを具備しており、端末側制御
装置はデータの送受信を行うための端末側送受信手段
と、自らのショーケースの運転制御に関するデータを入
力する端末側入力手段と、外部入力端子と、機器の制御
を実行する制御手段と、この制御手段が外部入力端子か
らのデータに基づき機器を制御するか、信号線より送信
された制御信号に基づき機器を制御するかを選択する選
択手段を具備していることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の発明のショーケースの集中制御装置
によれば、上位制御装置若しくは信号線が故障して制御
信号が途絶え、若しくは制御信号に異常が発生した場
合、上位制御装置に接続された複数の端末側制御装置の
内の所定の端末側制御装置の制御手段が、自らの端末側
入力手段により入力されたデータに基づき機器の制御を
実行すると共に、当該データに基づいて制御信号を他の
端末側制御装置に送信するので、全ショーケースは前記
所定のショーケースの端末側制御装置からの制御信号に
より機器の制御を実行するようになる。従って、各ショ
ーケースにおいては運転制御を正常に実行でき、特に除
霜制御に関して全ショーケースが所定のショーケースに
同期して実行するようになり、霜閉塞による多大な損害
を防止することができる。
【0012】請求項2の発明のショーケースの集中制御
装置によれば、更に所定の端末側制御装置と他の端末側
制御装置との通信にも異常が発生した場合にも各端末側
制御装置の制御手段は、自らの端末側入力手段により入
力されたデータに基づき機器の制御を実行するので、個
々のショーケースにおいては独自に除霜制御等の正常な
運転制御が行われることになる。
【0013】また、請求項3の発明のショーケースの集
中制御装置によれば、上位制御装置が正常に復帰し、各
端末側制御装置を上位制御装置から送信される制御信号
に基づく機器の制御に復帰させる場合に、所定の端末側
制御装置から送信される問い合わせ信号を用いることに
より、故障状態から正常状態への制御の切り換えをタイ
ミング良く実行することができるようになる。
【0014】更に、請求項4の発明のショーケースの集
中制御装置によれば、上位制御装置からの制御信号が途
絶え、或いは異常が発生した場合には、選択手段によっ
て外部入力端子からのデータに基づく制御に切り換える
ことができるので、各ショーケースの除霜制御等を外部
入力端子からのデータによって正常に行うことができる
ようになる。
【0015】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明のショーケースの集中制御装置1のシ
ステム構成図である。本発明の集中制御装置1のシステ
ムは、パーソナルコンピュータ等から構成された上位制
御装置2と、マイクロコンピュータによって構成され、
店舗に設置された図示しない複数のショーケースにそれ
ぞれ設けられると共に、前記上位制御装置2に対して共
通の信号線14、16により接続された複数の端末側制
御装置3(3Aを含む。以下同じ。)とから構築され
る。
【0016】前記上位制御装置2は店舗の警備室等に設
けられ、図2に示す如く上位制御装置側制御手段として
のマイクロコンピュータ4と、このマイクロコンピュー
タ4に接続されたROM6、RAM7、EEPROM8
と、上位制御装置側送受信手段としての送受信手段9、
11、出力制御手段12及び入力制御手段13とから構
成される。送受信手段9、11はシリアルインターフェ
ースにより構成され、送受信手段9には信号線14が接
続され、送受信手段11には信号線16が接続される。
ROM6には通信プロトコル及び上位制御装置2自体の
制御プログラムが格納され、RAM7には各端末側制御
装置3から送られてくる各種データや、各端末側制御装
置3へ送る各種運転制御に関するデータ、上位制御装置
2自体の制御データ(後述する表示部17の表示データ
等)が保存され、EEPROM8には各ショーケースの
各種設定及び設置状態に関するデータ等が保存されて電
源が断たれた時にも保持される。出力制御手段12には
表示手段としての表示部17が接続され、入力制御手段
13には上位制御装置側入力手段としてのキーボード1
8が接続されている。キーボード18は各ショーケース
の温度制御や除霜制御等の運転制御に関するデータをそ
れぞれ設定し、或いは表示部17へのデータの表示を指
令する。
【0017】次に、端末側制御装置3は前述の如く各シ
ョーケースにそれぞれ設けられており、図3に示す如
く、制御手段としてのマイクロコンピュータ21と、こ
のマイクロコンピュータ21に接続されたROM22、
RAM23、EEPROM24と、端末側送受信手段と
しての送受信手段26、27、出力制御手段28及び入
力制御手段29とから構成される。送受信手段26、2
7はシリアルインターフェースにより構成され、送受信
手段26は前記信号線14に、送受信手段27は前記信
号線16にそれぞれ接続されている。また、ROM22
には通信プロトコルや端末側制御装置3自体の制御プロ
グラムが格納され、RAM23には上位制御装置2から
送られてくるショーケースの運転制御に関するデータが
保存される。また、EEPROM24には端末側制御装
置3で設定されたショーケースの各種運転制御に関する
データが保存されており、電源が断たれても保持され
る。
【0018】出力制御手段28には表示部31及びアク
チュエータ32が接続される。このアクチュエータ32
はショーケースの例えば圧縮機、膨張弁や冷却器の除霜
用のヒータ、照明等を意味するものである。入力制御手
段29には設定スイッチ33と、ショーケースの庫内温
度や冷却器温度等を検出するセンサー34と、選択手段
としての選択スイッチ36及び外部入力端子37が接続
されており、前記センサー34で検出されたデータもR
AM23に保存される。前記設定スイッチ33は当該端
末側制御装置3が設けられたショーケースの温度制御や
除霜制御等の個々の運転制御に関するデータを入力し、
或いは、前記上位制御装置2に対して当該端末側制御装
置3を識別させるためのチャンネルナンバーを設定する
ものである。また、選択スイッチ36はマイクロコンピ
ュータ21が信号線14を介して受信した制御信号に基
づいてアクチュエータ32の制御をするか、外部入力端
子37から入力するデータに基づいて制御するかを切り
換えるためのスイッチである。外部入力端子37には例
えば図示しない冷凍機(凝縮ユニット)からの制御デー
タが入力される。
【0019】以上の構成で、各装置の動作につき説明す
る。まず、上位制御装置2について説明する。キーボー
ド18からは各端末側制御装置3毎に割り当てられた前
記チャンネルナンバー毎に庫内設定温度、各種警報、冷
却器の除霜に関する各種設定値、管理温度等、ショーケ
ースの運転制御に関するデータを入力する。このキーボ
ード18により入力設定された各ショーケースの運転制
御に関するデータはマイクロコンピュータ4により前記
RAM7及びEEPROM8に保存される。また、マイ
クロコンピュータ4はキーボード18から入力されたデ
ータに基づいて制御信号を送受信手段9から信号線14
を介して各ショーケースの端末側制御装置3に送信す
る。また、特に各ショーケースの冷却器の除霜の開始及
び終了のタイミングに関しては、例えば全ショーケース
について同時に行う関係上、設定されたデータに基づい
て、マイクロコンピュータ4が機能として有するタイマ
により、その都度上位制御装置2から各端末側制御装置
3に対して制御信号が送信される。これらの制御信号は
前記チャンネルナンバー毎に区別されて送信が行われ
る。
【0020】一方、端末側制御装置3では送受信手段2
6が信号線14より自らのチャンネルナンバー宛の制御
信号を受信すると、マイクロコンピュータ21はRAM
23に前記庫内設定温度等の設定データを保存する。マ
イクロコンピュータ21はセンサー34からのショーケ
ースの庫内温度に関する出力と前記上位制御装置2から
送信された設定データの内の庫内設定温度とを比較して
アクチュエータ32としての膨張弁や圧縮機モータを制
御し、庫内温度を前記庫内設定温度に制御する。また、
冷却器の除霜の開始及び終了に関しては、マイクロコン
ピュータ21は上位制御装置2から送信される除霜の開
始及び終了のタイミングに関する制御信号を受け取る都
度にアクチュエータ32としての除霜ヒータの通電を制
御し、ショーケースの図示しない冷却器の除霜を行うこ
とにより霜閉塞を防止する。
【0021】このようなショーケースにおける庫内温度
等の運転状態に関するデータはマイクロコンピュータ2
1によって逐次RAM23に保存され、更新されてい
る。上位制御装置2のマイクロコンピュータ4は、例え
ば1分間に一回自らに接続されている各端末側制御装置
3のマイクロコンピュータ21に対してポーリングを行
う。各端末側制御装置3のマイクロコンピュータ21は
上位制御装置2からポーリングされると、自らのチャン
ネルナンバーと共にRAM23内に保存していたショー
ケースの運転状態に関するデータを送受信手段27より
信号線16を介して上位制御装置2に送信する。上位制
御装置2は送受信手段11によりこの運転状態に関する
データを受信し収集して、各端末側制御装置3毎に、即
ちチャンネル別に運転状態に関するデータをRAM7内
に格納する。このRAM7内の運転状態に関するデータ
は次回のポーリングによって端末側制御装置3よりデー
タが送信されることにより更新される。
【0022】上位制御装置2はこのような手順にて各端
末側制御装置3より各ショーケースの運転状態に関する
データを収集する。マイクロコンピュータ4はキーボー
ド18の操作によりRAM7内に収集したデータから庫
内温度やEEPROM40に保存されている庫内設定温
度等を読み出して各チャンネルナンバー毎に表示部17
に表示する。これによって、上位制御装置2に接続した
複数台のショーケースの運転を集中制御する。
【0023】次に図4及び図5を用い、上位制御装置2
が故障して前記制御信号が各端末側制御装置3に送信さ
れなくなった場合の動作につき説明する。図4のタイミ
ングチャートにおいてGは制御信号が送信されている期
間であり、Hは制御信号が途絶えている期間を示してい
る。また、図5は端末側制御装置3のマイクロコンピュ
ータ21のプログラムを示すフローチャートである。
【0024】端末側制御装置3のマイクロコンピュータ
21は先ず、ステップS1で選択スイッチ36が操作さ
れたか否か判断し、操作されていないとするとステップ
S2に進んで上位制御装置2からの制御信号を受信して
いるか否か判断する。今、上位制御装置2は正常であり
図4の期間Gであって信号線14より制御信号を受信し
ている場合には、マイクロコンピュータ21はステップ
S10に進んで当該信号線14から受信した上位制御装
置2からの制御信号により、前述の如き制御を実行す
る。ここで、図4の時刻t1において例えば上位制御装
置2が故障し、ステップS2において制御信号を受信し
なくなると、ステップS3に進んで所定の待ち時間Kが
経過したか否か判断し、以後ステップS2とステップS
3を繰り返して待ち時間Kの経過を待つ。次に、この待
ち時間Kが経過しても制御信号を受信しない場合には、
ステップS3からステップS4に進んで設定スイッチ3
3により入力されたショーケースの運転制御に関するデ
ータに基づきマイクロコンピュータ21自体の機能とし
て有するタイマにより冷却器の除霜制御を実行する。
尚、温度制御に関しては実施例では既に上位制御装置2
から送信されてRAM23に格納されている庫内設定温
度等に基づき制御を継続する。
【0025】次に、ステップS5にて当該端末側制御装
置3のチャンネルナンバーにより予め定められた所定の
ショーケースの端末側制御装置3Aであるか否か判断
し、端末側制御装置3Aである場合には、ステップS6
に進んで送受信手段26を送信モードに切り換え、ステ
ップS7にて信号線14に端末側制御装置3Aのマイク
ロコンピュータ21のタイマに基づく前記除霜開始及び
終了のタイミングに関するデータIを制御信号として送
信する。次に、端末側制御装置3Aのマイクロコンピュ
ータ21はステップS8で送受信手段26を受信モード
とし、ステップS9にて送受信手段27より信号線16
を介して上位制御装置2に対して正常に復帰したか否か
の問い合わせ信号Jを送信する。
【0026】上位制御装置2が正常に復帰せず、端末側
制御装置3Aが上位制御装置2から制御信号を受信しな
い間はマイクロコンピュータ21は上記制御を繰り返え
す。この時、端末側制御装置3Aを除く他の端末側制御
装置3では、ステップS2にて信号線14より端末側制
御装置3Aからの制御信号を受信するので、ステップS
10に進んで当該制御信号により冷却器の除霜制御を実
行する。従って、上位制御装置2が故障した場合にも全
ショーケースが端末側制御装置3Aのマイクロコンピュ
ータ21のタイマにより決定されたタイミングに同期し
て除霜の開始及び終了を実行するので、冷却器の霜閉塞
等による異常な制御を防止することができるようにな
る。
【0027】更にこれに加えて、信号線14が異常とな
って各端末側制御装置3A及び3間の通信も不能となっ
た場合には、各端末側制御装置3においては前述の如く
ステップS2から再び、ステップS3、ステップS4に
進んで自己のマイクロコンピュータ21のタイマにて決
定したタイミングで除霜を制御するようになるので、個
々のショーケースの端末側制御装置3が完全に孤立した
場合にも、除霜制御は正常に実行される。
【0028】また、端末側制御装置3において選択スイ
ッチ36が操作されると、マイクロコンピュータ21は
ステップS1からステップS11に進み、外部入力端子
37から入力する前述の冷凍機等からのデータに基づき
除霜制御等を実行するようになる。従って、上位制御装
置2が故障した場合に、選択スイッチ36を操作するこ
とにより端末側制御装置3を信号線14からの制御信号
に基づく制御から、外部入力端子37からのデータに基
づく制御に切り換えることができる。
【0029】ところで、上位制御装置2の故障の修理が
完了して正常状態に復帰し、制御信号が信号線14より
各端末側制御装置3に対して送信されるようになると、
各端末側制御装置3のマイクロコンピュータ21はステ
ップS2からステップS10に進むようになり、上位制
御装置2による集中制御に自動的に復帰する。この時、
前述の如く所定の端末側制御装置3Aのマイクロコンピ
ュータ21はステップS9にて信号線16より上位制御
装置2に対して問い合わせ信号Jを送信する。従って、
上位制御装置2が正常状態に復帰した場合、先ず前記問
い合わせ信号Jの受信を待って時刻t2において制御信
号の送信を再開するか、信号Jの受信から待ち時間K以
上の時間の経過後に再開するようにして置けば(図4の
Gの期間)、端末側制御装置3Aからの制御信号Iと再
開時の上位制御装置2からの制御信号が各端末側制御装
置3において衝突することが防止され、異常状態から正
常な集中制御状態への切り換えが円滑に行えるようにな
る。
【0030】尚、実施例では上位制御装置2自体の故障
により制御信号が途絶えた場合について説明したが、そ
れに限らず、制御信号が異常となった場合にも各端末側
制御装置3は制御信号の異常を診断しており、同様の制
御を実行する。また、信号線14、16に異常が発生し
て、上位制御装置2からの制御信号が途絶え、或いは異
常となった場合にも各端末側制御装置3は同様な制御を
実行する。この時は端末側制御装置3側で信号線14、
16との接続を遮断したり、或いは別途手動による遮断
スイッチを設けて置くと良い。
【0031】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、上位制御装置若しくは信号線が故障して制御信号
が途絶え、若しくは制御信号に異常が発生した場合、上
位制御装置に接続された複数の端末側制御装置の内の所
定の端末側制御装置の制御手段が、自らの端末側入力手
段により入力されたデータに基づき機器の制御を実行す
ると共に、当該データに基づいて制御信号を他の端末側
制御装置に送信するので、全ショーケースは所定のショ
ーケースの端末側制御装置からの制御信号により機器の
制御を実行するようになる。従って、全ショーケースに
おいて所定のショーケースと同一の正常な制御を実行で
き、特に除霜制御に関しては霜閉塞による多大な損害の
発生を防止することができるものである。
【0032】更に、請求項2の発明によれば、所定の端
末側制御装置と他の端末側制御装置との通信にも異常が
発生した場合にも各端末側制御装置の制御手段は、自ら
の端末側入力手段により入力されたデータに基づき機器
の制御を実行するので、個々のショーケースにおいては
独自に除霜制御等の正常な運転制御が行われ、ショーケ
ースが孤立した場合の損害の発生を防止することができ
る。
【0033】また、請求項3の発明によれば、前記にお
いて上位制御装置が正常に復帰し、各端末側制御装置を
上位制御装置から送信される制御信号に基づく機器の制
御に復帰させる場合に、所定の端末側制御装置から送信
される問い合わせ信号を用いることにより、故障状態か
ら正常状態への制御の切り換えをタイミング良く実行す
ることが可能となる。
【0034】請求項4の発明によれば、上位制御装置か
らの制御信号が途絶え、或いは異常が発生した場合に
は、選択手段によって外部入力端子からのデータに基づ
く制御に切り換えることができるので、各ショーケース
を外部入力端子からのデータによって除霜制御等を正常
に行うことができ、上位制御装置の故障等による多大な
損害の発生を防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のショーケースの集中制御装置のシステ
ム構成図である。
【図2】上位制御装置の電気回路のブロック図である。
【図3】端末側制御装置の電気回路のブロック図であ
る。
【図4】所定の端末側制御装置の出力する信号を示すタ
イミングチャートである。
【図5】端末側制御装置のプログラムを示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 集中制御装置 2 上位制御装置 3 端末側制御装置 9 送受信手段 11 送受信手段 14 信号線 16 信号線 18 キーボード 21 マイクロコンピュータ 26 送受信手段 33 設定スイッチ 36 選択スイッチ 37 外部入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正田 友昭 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のショーケースの運転を一括して制
    御する集中制御装置において、該集中制御装置は上位制
    御装置と、前記複数のショーケースにそれぞれ設けら
    れ、前記上位制御装置に対して共通の信号線により接続
    された複数の端末側制御装置とを具備して構成され、前
    記上位制御装置は前記複数のショーケースの運転制御に
    関するデータを入力する上位制御装置側入力手段と、該
    上位制御装置側入力手段により入力されたデータに基づ
    いて制御信号を前記端末側制御装置に送信すると共に、
    端末側制御装置から送信されたデータを受信する上位制
    御装置側送受信手段とを具備し、前記端末側制御装置は
    データの送受信を行うための端末側送受信手段と、自ら
    のショーケースの運転制御に関するデータを入力する端
    末側入力手段と、前記上位制御装置から送信された制御
    信号に基づいて機器の制御を実行する制御手段とを具備
    しており、前記上位制御装置からの制御信号が途絶えた
    場合、若しくは制御信号に異常が発生した場合、所定の
    前記端末側制御装置の制御手段は、自らの端末側入力手
    段により入力されたデータに基づき前記機器の制御を実
    行すると共に、当該データに基づいて制御信号を前記端
    末側送受信手段により他の端末側制御装置に送信するこ
    とを特徴とするショーケースの集中制御装置。
  2. 【請求項2】 所定の端末側制御装置と他の端末側制御
    装置との通信にも異常が発生した場合、各端末側制御装
    置の制御手段は、自らの端末側入力手段により入力され
    たデータに基づき機器の制御を実行することを特徴とす
    る請求項1のショーケースの集中制御装置。
  3. 【請求項3】 所定の端末側制御装置の制御手段は端末
    側送受信手段により上位制御装置に対して正常に復帰し
    たか否かの問い合わせ信号を送信すると共に、前記上位
    制御装置が正常に復帰した場合は、各端末側制御装置の
    制御手段は前記上位制御装置から送信された制御信号に
    基づく機器の制御に復帰することを特徴とする請求項1
    記載のショーケースの集中制御装置。
  4. 【請求項4】 複数のショーケースの運転を一括して制
    御する集中制御装置において、該集中制御装置は上位制
    御装置と、前記複数のショーケースにそれぞれ設けら
    れ、前記上位制御装置に対して信号線により接続された
    複数の端末側制御装置とを具備して構成され、前記上位
    制御装置は前記複数のショーケースの運転制御に関する
    データを入力する上位制御装置側入力手段と、該上位制
    御装置側入力手段により入力されたデータに基づいて制
    御信号を前記端末側制御装置に送信すると共に、端末側
    制御装置から送信されたデータを受信する上位制御装置
    側送受信手段とを具備し、前記端末側制御装置はデータ
    の送受信を行うための端末側送受信手段と、自らのショ
    ーケースの運転制御に関するデータを入力する端末側入
    力手段と、外部入力端子と、機器の制御を実行する制御
    手段と、該制御手段が前記外部入力端子からのデータに
    基づき前記機器を制御するか、前記信号線より送信され
    た制御信号に基づき前記機器を制御するかを選択する選
    択手段を具備していることを特徴とするショーケースの
    集中制御装置。
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