JPH0814721A - ショーケース等の集中管理装置 - Google Patents

ショーケース等の集中管理装置

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JPH0814721A
JPH0814721A JP14802894A JP14802894A JPH0814721A JP H0814721 A JPH0814721 A JP H0814721A JP 14802894 A JP14802894 A JP 14802894A JP 14802894 A JP14802894 A JP 14802894A JP H0814721 A JPH0814721 A JP H0814721A
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JP
Japan
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control device
showcase
operating conditions
terminal
data
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Application number
JP14802894A
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English (en)
Inventor
Hiroari Kanekouji
宏有 金小路
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0814721A publication Critical patent/JPH0814721A/ja
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/22Refrigeration systems for supermarkets

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のショーケース等を効率的に管理できる
ショーケース等の集中管理装置を提供する。 【構成】 中央管理装置2はショーケースS等の運転条
件を入力するキーボードと、マイクロコンピュータと、
キーボードにより入力された運転条件に関するデータを
送信する送受信手段とを具備する。端末側制御装置6は
中央管理装置2にて入力された運転条件に関するデータ
を受信する送受信手段と、この運転条件に基づいて機器
の制御を実行するマイクロコンピュータとを具備する。
中央管理装置2のマイクロコンピュータは、キーボード
からの指示に基づき、特定の運転条件についてショーケ
ースS等の端末側制御装置6を複数の集合に分け、各集
合毎に共通した運転条件を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のショーケース等
の運転状態を一括して集中管理するためのショーケース
等の集中管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットやコンビニエンスス
トア等の店舗には複数のショーケースや冷蔵庫が設置さ
れるが、従来各ショーケース等はそれぞれ温度調節器や
除霜用のタイマーから構成される制御装置によって個別
に制御されているのが現状である。従って、ショーケー
ス等の温度や除霜時間等の各種設定作業は、当該ショー
ケース等の設置されている場所において個々に行わなけ
ればならない。そのため、季節や天候により設定を変更
する場合には作業が極めて煩雑となる。
【0003】また、各種設定値やショーケース等の温度
等の運転状態を把握するためには、ショーケース等の設
置されている場所に行って個々に調べる以外になく、シ
ョーケース等の運転状態に関するデータを容易に把握す
ることができない問題があった。そのため、例えば特開
平1−291085号公報(F25D21/06)で
は、マイクロコンピュータによって構成した集中管理装
置に通信線によって各ショーケースの制御装置を接続
し、各ショーケースの各種設定作業を集中管理装置の管
理装置にて行い、且つ、ショーケースの運転状態に関す
るデータを管理装置に収集して一括管理する思想が示さ
れている。
【0004】また、出願人が出願した特開平5−264
149号公報(F25D11/00)では、集中管理装
置を、中央管理装置と、この中央管理装置に接続された
主制御装置と、この主制御装置に所定台数接続可能とさ
れた系統制御装置と、この系統制御装置に所定台数接続
可能とされ、各ショーケース等にそれぞれ設けられた端
末側制御装置にて構成し、中央管理装置及び主制御装置
にて各ショーケース等の運転条件を設定し、その他、各
ショーケース等の運転状態に関するデータを収集し種々
加工して管理できるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、スーパーマー
ケット等の各ショーケースには冷却器が設置されてお
り、この冷却器には着霜が成長するため霜取りを行う必
要がある。一方、一台の冷凍機には通常複数台のショー
ケースの冷却器が接続されているため、共通の冷凍機に
接続された複数台の冷却器は一緒に霜取りを開始する必
要がある。
【0006】また、ショーケースや陳列する商品の種類
によっては、夜間閉店時には冷却を停止しても良いもの
もあり、ショーケースの照明の点灯・消灯時刻等も同様
にショーケース等の種類によって決められる。このよう
なショーケース等の霜取り、照明管理或いは夜間停止等
の特定の運転条件について、同様の制御が行われる複数
のショーケースに対してまとめて設定することができれ
ば、設定の手間が省けると共に、誤った設定を行う危険
性も低下する。特に、前記夜間停止や照明管理につい
て、従来では同様の制御を行う複数台のショーケースを
同一の電源に接続し、ブレーカにてON−OFFする等
の作業をしており、電源配線が別になる等効率的ではな
かったため、改善が望まれていた。
【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、複数のショーケース等を
効率的に管理できるショーケース等の集中管理装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
集中管理装置は、複数のショーケース等の運転状態を一
括して管理するものであって、中央管理装置と、複数の
ショーケース等にそれぞれ設けられた端末側制御装置と
を具備して構成されており、中央管理装置はショーケー
ス等の運転条件を入力する入力手段と、制御手段と、入
力手段により入力された運転条件に関するデータを送信
する送信手段とを具備し、端末側制御装置は中央管理装
置にて入力された運転条件に関するデータを受信する受
信手段と、この運転条件に基づいて機器の制御を実行す
る制御手段とを具備し、中央管理装置の制御手段は、入
力手段からの指示に基づき、特定の運転条件についてシ
ョーケース等の端末側制御装置を複数の集合に分け、各
集合毎に共通した運転条件を設定するものである。
【0009】また、請求項2の発明の集中管理装置は、
複数のショーケース等の運転状態を一括して管理するも
のであって、中央管理装置と、複数台設置可能とされた
系統制御装置と、複数のショーケース等にそれぞれ設け
られ、系統制御装置に所定台数接続可能とされた端末側
制御装置とを具備して構成されており、中央管理装置は
ショーケース等の運転条件を入力する入力手段と、制御
手段と、入力手段により入力された運転条件に関するデ
ータを送信する送信手段とを具備し、系統制御装置は中
央管理装置にて入力された運転条件に関するデータを受
信し、端末側制御装置に送信する送受信手段を具備し、
端末側制御装置は系統制御装置からの運転条件に関する
データを受信する受信手段と、この運転条件に基づいて
機器の制御を実行する制御手段とを具備し、中央管理装
置の制御手段は、入力手段からの指示に基づき、特定の
運転条件についてショーケース等の端末側制御装置を複
数の集合に分け、各集合毎に共通した運転条件を設定す
ると共に、前記集合は異なる系統制御装置に跨って設定
可能としたものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明の集中管理装置によれば、中央
管理装置にて入力されたショーケース等の運転条件に関
するデータを各ショーケース等に設けられた端末側制御
装置に供給すると共に、端末側制御装置はこの運転条件
に基づいて機器の制御を実行するので、中央管理装置に
よって複数のショーケース等を一括して管理することが
できる。
【0011】特に、中央管理装置の制御手段は、入力手
段からの指示に基づき、特定の運転条件についてショー
ケース等の端末側制御装置を複数の集合に分け、各集合
毎に共通した運転条件を設定するので、ショーケース等
の霜取り、照明管理及び夜間停止等の特定の運転条件に
ついては、同様の共通した制御が行われる複数のショー
ケースを一つの集合とし、その集合内の端末側制御装置
全体をまとめて設定することができる。
【0012】従って、複数のショーケース等を管理する
場合に、運転条件の設定の手間が著しく省け、誤った設
定を行う危険性も低下すると共に、特別な電気配線を行
う必要も無いので、総じて効率的なショーケースの運転
管理を実現することができるようになる。また、請求項
2の発明の集中管理装置によれば、中央管理装置にて入
力されたショーケース等の運転条件に関するデータを、
系統制御装置を介して各ショーケース等に設けられた端
末側制御装置に供給すると共に、端末側制御装置はこの
運転条件に基づいて機器の制御を実行するので、中央管
理装置によって複数のショーケース等を一括して管理す
ることができる。また、複数台の系統制御装置を設置可
能とし、端末側制御装置は各系統制御装置に所定台数接
続可能としたので、店舗の規模に合わせて効率的なシス
テム構成が可能となる。
【0013】特に、中央管理装置の制御手段は、入力手
段からの指示に基づき、特定の運転条件についてショー
ケース等の端末側制御装置を複数の集合に分け、各集合
毎に共通した運転条件を設定するので、ショーケース等
の霜取り、照明管理及び夜間停止等の特定の運転条件に
ついては、同様の共通した制御が行われる複数のショー
ケースを一つの集合とし、その集合内の端末側制御装置
全体をまとめて設定することができる。また、この場合
の集合は異なる系統制御装置に跨って設定可能としたの
で、ショーケース等の種類に合わせて自由に集合設定を
することができる。
【0014】従って、複数のショーケース等を管理する
場合に、運転条件の設定の手間が著しく省け、誤った設
定を行う危険性も低下すると共に、特別な電気配線を行
う必要も無いので、総じて効率的なショーケース等の運
転管理を実現することができるようになる。
【0015】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の集中管理装置1のシステム構成図で
ある。本発明の集中管理装置1のシステムは、パーソナ
ルコンピュータから成る中央管理装置2と、マイクロコ
ンピュータによって構成された主制御装置3、系統制御
装置4及び端末側制御装置6とから構築される。
【0016】上記中央管理装置2は店舗の警備室等に設
けられ、図2に示す如く制御手段としてのマイクロコン
ピュータ7と、このマイクロコンピュータ7に接続され
た保存手段としてのハードディスク8及びROM9、R
AM11、フロッピーディスクドライブ12と、送受信
手段13、出力制御手段14及び入力制御手段16とか
ら構成される。送受信手段13はシリアルインターフェ
ースにより構成されており、前述の主制御装置3とRS
−232C等の通信線17を介して接続されている。
【0017】ハードディスク8には、中央管理装置2自
体の制御プログラムの他、主制御装置3から送られてく
る各種データや、後述するショーケースS等の設置形態
(ケースレイアウト)に関するデータ、更には各種運転
条件に関するデータ及び通信プロトコル等が保存されて
いる。出力制御手段14には出力手段としてのプリンタ
18やディスプレイ19が接続され、入力制御手段16
には入力手段としてのキーボード21やマウス22が接
続される。更に、マイクロコンピュータ7にはモデム2
3が接続され、電話回線により外部に通信することが可
能とされている。
【0018】次に、主制御装置3も前記警備室等に設け
られ、図3に示す如く制御手段としてのマイクロコンピ
ュータ24と、このマイクロコンピュータ24に接続さ
れたROM26、RAM27、EEPROM40と、送
受信手段28、29、出力制御手段31及び入力制御手
段32とから構成される。送受信手段28、29はシリ
アルインターフェースにより構成され、送受信手段28
は前記中央管理装置2に前記通信線17を介して接続さ
れ、送受信手段29は前述の系統制御装置4と通信線3
3を介して接続される。
【0019】送受信手段29は5個の接続ポートを有し
ており、それによって最大5台の系統制御装置4が接続
可能とされている。また、ROM26には通信プロトコ
ルや主制御装置3自体の制御プログラムが格納され、R
AM27には系統制御装置4から送られてくる各種デー
タや系統制御装置4に送る各種データ、主制御装置3自
体の制御データ(液晶表示部34の表示データ等)が保
存され、EEPROM40にはショーケースS等の各種
設定及び設置状態に関するデータが保存されて電源が断
たれたとにも保持される。
【0020】出力制御手段31には表示手段としての1
6文字×2行の表示能力の液晶表示部34と、警報手段
としてのリレー接点出力からなる外部警報出力99とブ
ザー36が接続され、入力制御手段32には入力手段と
してのキースイッチ37やディップスイッチ38及びス
ライドスイッチ39が接続されている。キースイッチ3
7は後述する各種設定及び表示指令を行うためのスイッ
チであり、ディップスイッチ38は系統制御装置4の接
続状態を設定するためのスイッチである。また、スライ
ドスイッチ39は後述するショーケースS等の照明制御
や夜間停止に関する設定を行うスイッチである。
【0021】次に、系統制御装置4は図4に示す如く、
制御手段としてのマイクロコンピュータ41と、このマ
イクロコンピュータ41に接続されたROM42、RA
M43、EEPROM45と、送受信手段44、46、
出力制御手段47及び入力制御手段48とから構成され
る。送受信手段44、46はシリアルインターフェース
により構成され、送受信手段44は前記主制御装置3に
前記通信線33を介して接続され、送受信手段46は前
述の端末側制御装置6と通信線49を介して接続されて
いる。
【0022】送受信手段46は30個の接続ポートを有
しており、最大30台の端末側制御装置6が接続可能と
され、それによって集中管理装置1には最大150台ま
での端末側制御装置6、即ちショーケースS等が接続で
きるように構成されている。また、ROM42には通信
プロトコルや系統制御装置4自体の制御プログラムが格
納され、RAM43には端末側制御装置6から送られて
くる各種データや、主制御装置3から送られてくるショ
ーケースS等の各種運転条件に関するデータが保存され
る。
【0023】EEPROM45には主制御装置3から送
られたショーケースS等の各種運転条件の設定データが
保存されており、電源が断たれたときにも保持される。
出力制御手段47には警報表示を行うLED表示部51
が接続され、入力制御手段48には後述する如くショー
ケースS等の制御のために割り付けられるチャンネルの
使用・未使用及び、それ自体のA〜Eまでのチャンネル
ナンバーを設定し、或いは警報表示を行うLED表示部
51を運転モニターに切り換えるためのディップスイッ
チ52が接続されている。
【0024】次に、端末側制御装置6は図1のショーケ
ースSや、冷凍機Rにそれぞれ設けられており、図5に
示す如く、制御手段としてのマイクロコンピュータ54
と、このマイクロコンピュータ54に接続されたROM
56、RAM57、EEPROM50と、送受信手段5
8、出力制御手段59及び入力制御手段61とから構成
される。送受信手段58はシリアルインターフェースに
より構成され、前記系統制御装置4に前記通信線49を
介して接続されている。また、ROM56には通信プロ
トコルや端末側制御装置6自体の制御プログラムが格納
され、RAM57には系統制御装置4から送られてくる
ショーケースS等の各種運転条件に関するデータが保存
される。
【0025】EEPROM50には端末側制御装置6で
設定されたショーケースS等の各種運転条件の設定デー
タが保存されており、電源が断たれても保持される。出
力制御手段59には警報表示を行う表示手段62及びア
クチュエータ63が接続される。このアクチュエータ6
3はショーケースSの場合には膨張弁や霜取り用のヒー
タ、照明等であり、冷凍機Rであればコンプレッサモー
タ等を意味するものである。入力制御手段61には設定
スイッチ64と、ショーケースSの庫内温度や、冷凍機
Rの凝縮圧力等を検出するセンサー66が接続されてい
る。このセンサー66で検出されたデータも前記RAM
57に保存される。前記設定スイッチ64は当該端末側
制御装置6の制御のために割り付けられる1〜30まで
のチャンネルナンバーを設定し、後述する親機・子機の
設定を行うためのものである。また、マイクロコンピュ
ータ54は各ショーケースSや冷凍機Rの機種毎に設定
された個別の識別情報としてのセンサーIDを保有して
いる。
【0026】ショーケースSや冷凍機Rはスーパーマー
ケットやコンビニエンスストア等の店舗の規模に合わせ
て所定台数、所定の設置形態、即ちケースレイアウトに
て設置されるが、前記系統制御装置4はショーケースS
等の設置台数に合わせて必要台数主制御装置3に接続す
る。即ち、大規模店舗においてショーケースSや冷凍機
Rを合計91台以上150台以下設置する場合には、4
個乃至5個の系統制御装置4を接続する。また、中規模
店舗においてショーケースSや冷凍機Rを合計31台以
上90台以下設置する場合には、2個乃至3個の系統制
御装置4を接続する。更に、小規模店舗においてショー
ケースSや冷凍機Rを合計30台以下設置する場合に
は、1個の系統制御装置4を接続することになる。
【0027】このように、主制御装置3と系統制御装置
4とを分離し、30台のショーケースS等の端末側制御
装置6に対して1台の系統制御装置4を接続する形とし
たことにより、主制御装置3の送受信手段29の接続ポ
ート数が減り、小規模店舗の場合にも最悪4個の未使用
ポートが生ずるに止まるので、構造上の無駄を省き、コ
ストを低減しつつ店舗の規模に柔軟に対応することがで
きるようになっている。
【0028】また、ショーケースS等の設置に際して各
端末側制御装置6には設定スイッチ64により1〜30
までの内の1つを設定すると共に、当該端末側制御装置
6が接続される系統制御装置4においてはA〜Eまでの
内の1つを設定することにより、各端末側制御装置6の
チャンネルナンバー(例えばA01)を割当て設定す
る。更に、各端末側制御装置6は除霜に関して同種の制
御を行う後述する集合に分けられ、その中で親機が一台
設定されると共に、その集合内の他の端末側制御装置6
は子機とされる。尚、系統制御装置4に接続されるショ
ーケースS等の台数が30台に満たない場合には、使用
しないチャンネルナンバー(1〜30)をディップスイ
ッチ52にて設定すると、この未使用のチャンネルナン
バーは主制御装置3に送信されて以後の制御において無
視されることになる。
【0029】更に、各ショーケースSには図示しない冷
却器が設けられており、所定台数の冷却器がそれぞれ前
記膨張弁を介して、何れかの冷凍機Rの前記コンプレッ
サに配管接続され、冷媒供給を受けるよう構成されてい
る。以上の構成で、各装置の動作につき説明する。ま
ず、中央管理装置2における各種入力操作につき説明す
る。図6は中央管理装置2のディスプレイ19における
表示画面の遷移を示している。待機画面からキーボード
21若しくはマウス22の操作によって業務メニューを
選択すると、マイクロコンピュータ7はディスプレイ1
9に図7の業務メニュー画面を表示する。この業務メニ
ュー画面において上から2番目の店舗レイアウト作成メ
ニューを選択すると、店舗レイアウト作成メニューがデ
ィスプレイ19に現れ、更に、そこでケースレイアウト
作成メニューを選択すると、ケースレイアウト作成画面
がディスプレイ19に表示される。
【0030】中央管理装置2のハードディスク8には、
ケースレイアウト作成に関するプログラム及びデータが
格納されており、このケースレイアウト作成画面におい
ては、長方形の枠をディスプレイ19上に表示させ、マ
ウス22により移動、コピー及び回転等のコマンドを使
って操作することにより、図9に示す如き店舗における
ショーケースS等の実際の設置形態に合わせたケースレ
イアウトをディスプレイ19上に作成することができ
る。更に、ウィンドウ機能によって当該枠に対応するシ
ョーケースSの機種名、鮮魚等の商品種類及び前記チャ
ンネルナンバー、センサーIDを設定することができ、
枠の表示色については商品の種類毎に色分けすることも
可能とされている。このようなケースレイアウト作成機
能によって作成されたケースレイアウトに関するデータ
はマイクロコンピュータ7によって前記ハードディスク
8に格納されて保存される。
【0031】次に、前記業務メニュー画面において上か
ら4番目の設定メニューを選択すると、マイクロコンピ
ュータ7は図13に示す設定メニューをディスプレイ1
9に表示し、更に、そこで1番上の端末制御設定を選択
するとマイクロコンピュータ7は図14に示す端末制御
設定画面をディスプレイ19に表示する。この端末制御
設定画面においては、キーボード21或いはマウス22
によって各端末側制御装置6に割り当てられた前記チャ
ンネルナンバー(例えばA01)毎に、庫内設定温度、
各種警報、霜取り復帰温度、水切り時間に関する各種設
定値、管理温度等、ショーケースS毎にそれぞれ独自に
設定する必要がある運転条件を設定することができる。
【0032】また、この端末制御設定画面においては、
マイクロコンピュータ7は前記センサーIDに基づき、
選択されたショーケースS等の機種に応じて必要項目だ
けを表示し、それ以外は消去する。また、マイクロコン
ピュータ7は表示しているショーケースS等の機種に対
して設定項目毎に正常な設定値か否か判別しており、か
け離れた設定値が入力された場合には、設定不可とす
る。或いは、マイクロコンピュータ7は当該機種の設定
項目毎に標準的な設定値を最初に表示し、これを修正さ
せて設定を行わせる。これによって、過誤により異常な
値を設定してしまう不都合を未然に回避する。
【0033】次に、前記設定メニュー画面において上か
ら3番目のグループ制御設定メニューを選択すると、マ
イクロコンピュータ7は図15に示すグループ制御設定
メニューをディスプレイ19に表示する。このグループ
制御設定メニュー画面において、一番上の霜取りグルー
プ設定を選択すると、マイクロコンピュータ7は図16
の霜取りグループ設定画面をディスプレイ19に表示す
る。
【0034】この霜取りグループ設定画面では、例えば
冷却器が同一の冷凍機Rに接続されており、同じタイミ
ングで霜取りを行う必要がある複数のショーケースSを
一つの集合(グループ。最大20グループ設定可能)と
し、一つの集合当たり最大12台のショーケースSの端
末側制御装置6のチャンネルナンバーと、共通して行う
霜取り時刻(1日12回まで設定可能)、或いは霜取り
周期(タイムセーフは5分〜45分の間で設定可能)等
を設定することができる。係る設定により、マイクロコ
ンピュータ7は集合内のショーケースS等の霜取りを同
時に開始するよう運転条件のデータを作成する。
【0035】尚、この霜取りグループ設定において、霜
取り周期、時間の欄に空白が設定された場合には、マイ
クロコンピュータ7は初期値(標準値)を自動的に設定
する。また、前述の如く各端末側制御装置6は除霜に関
して同様の制御(霜取り時刻若しくは霜取り周期)を行
う集合に予め分けられ、その中で親機と子機が設定され
ている。そして、親機(チャンネルナンバー)が前記画
面で設定されると子機も自動的に設定される。更に、異
なる複数の親機が設定された場合には先に設定された親
機を優先し、後に入力したものは誤設定として拒否する
と共に、親機が一つも設定されない場合にも誤設定とみ
なして拒否する。
【0036】次に、図15のグループ制御設定メニュー
画面において、上から二番目の照明管理グループ設定を
選択すると、マイクロコンピュータ7は図17の照明管
理グループ設定画面をディスプレイ19に表示する。こ
の照明管理グループ設定画面では、照明を同時に点灯・
消灯する複数のショーケースSを一つの集合(グルー
プ。最大20グループ設定可能)とし、一つの集合当た
り最大12台のショーケースSの端末側制御装置6のチ
ャンネルナンバーと、共通して行う点灯時刻・消灯時刻
(内層と外層に分けて独立して設定可能)を設定するこ
とができる。係る設定により、マイクロコンピュータ7
は集合内のショーケースS等の照明の点灯・消灯を同時
に行うよう運転条件のデータを作成する。
【0037】次に、図15のグループ制御設定メニュー
画面において、一番下の夜間停止グループ設定を選択す
ると、マイクロコンピュータ7は図18の夜間停止グル
ープ設定画面をディスプレイ19に表示する。この夜間
停止グループ設定画面では、夜間等の閉店時に運転を停
止する複数のショーケースSを一つの集合(グループ。
最大20グループ設定可能)とし、一つの集合当たり最
大12台のショーケースSの端末側制御装置6のチャン
ネルナンバーと、夜間停止開始時刻及び終了時刻を設定
することができる。係る設定により、マイクロコンピュ
ータ7は集合内のショーケースS等の夜間停止とその終
了を同時に行うよう運転条件のデータを作成する。
【0038】尚、上記の各グループ設定に際して、マイ
クロコンピュータ7は端末側制御装置6のチャンネルナ
ンバーに関係なく、即ち、それが接続されている系統制
御装置4が同一であるか否かに係わらず設定を許容す
る。従って、ショーケースS等の種類に合わせて自由に
集合設定をすることができる。このように、本発明では
ショーケースS等の霜取り、照明管理及び夜間停止等の
特定の運転条件については、同様の共通した制御が行わ
れる複数のショーケースSを一つの集合とし、その集合
内の端末側制御装置6全体をまとめて設定することがで
きるので、複数のショーケースS等を管理する場合に、
運転条件の設定の手間が著しく省け、誤った設定を行う
危険性も低下すると共に、特別な電気配線を行う必要も
無くなり、総じて効率的なショーケースS等の運転管理
を実現することができるようになる。そして、このよう
に設定された運転条件に関するデータは、キーボード2
1の操作に基づいてマイクロコンピュータ7により前記
ハードディスク8のファイル内に保存される。
【0039】次に、主制御装置3について説明する。主
制御装置3においてはキースイッチ37、ディップスイ
ッチ38及びスライドスイッチ39を用いて、前述の中
央管理装置2同様、各端末側制御装置6毎に割り当てら
れたチャンネルナンバー(例えばA01)毎に庫内設定
温度、各種警報、霜取りに関する各種設定値、管理温度
等、ショーケースS等の運転条件を設定することができ
る。
【0040】この主制御装置3で設定されたショーケー
スS等の運転条件に関するデータはマイクロコンピュー
タ24により前記RAM27及びEEPROM40に保
存されると共に、送受信手段29から系統制御装置4に
送信されるが、前述の如く中央管理装置2から運転条件
に関するデータがダウンロードされた場合には、マイク
ロコンピュータ24はRAM27及びEEPROM40
の内容をダウンロードされたデータに書き換えて系統制
御装置4に送信する。これらデータは前記チャンネルナ
ンバー毎に区別されて送信が行われる。
【0041】また、中央管理装置2からの要求により主
制御装置3のマイクロコンピュータ24は、前記キース
イッチ37等にて設定されたデータを送受信手段28に
より中央管理装置2にアップロードする。中央管理装置
2では主制御装置3からアップロードされたデータと中
央管理装置2にて設定されたデータを比較することが可
能となっている。
【0042】次に、系統制御装置4は送受信手段44に
て主制御装置3から自らのチャンネルナンバー(A〜
E)に属するショーケースS等の運転条件に関するデー
タを受信すると、マイクロコンピュータ41は一旦当該
データをRAM43に保存し、更に、送受信手段46よ
り端末側制御装置6に当該運転条件に関するデータを送
信する。
【0043】端末側制御装置6では送受信手段58が自
らのチャンネルナンバー(01〜30)当ての運転条件
に関するデータを受信すると、マイクロコンピュータ5
4はRAM57に当該データを保存する。マイクロコン
ピュータ54はセンサー66からのショーケースSの庫
内温度に関する出力と前記運転条件に関するデータの内
の庫内設定温度とを比較してアクチュエータ63として
の膨張弁やコンプレッサモータを制御し、庫内温度を前
記庫内設定温度に制御すると共に、夜間停止のデータに
基づいて当該時刻に夜間停止を行う。また、霜取りに関
するデータに基づいてアクチュエータ63としてのヒー
タを制御し、ショーケースSの霜取制御を実行すると共
に、照明制御に関するデータに基づいてアクチュエータ
63としての照明の点灯・消灯を制御する。
【0044】このようなショーケースS等における庫内
温度等の運転状態に関するデータはマイクロコンピュー
タ54によって逐次RAM57に保存され、更新されて
いる。また、例えば膨張弁の故障等によって庫内温度が
異常に上昇し、系統制御装置4から送られたデータの内
の警報に関する設定値を越えると、マイクロコンピュー
タ54は表示手段62によって当該ショーケースS等に
おける警報表示を行うと共に、前記運転状態に関するデ
ータの中に警報に関する情報も含めてRAM57に保存
する。
【0045】系統制御装置4のマイクロコンピュータ4
1は、例えば1分間に一回自らに接続されている最大3
0台の端末側制御装置6のマイクロコンピュータ54に
対してポーリングを行う。端末側制御装置6のマイクロ
コンピュータ54は系統制御装置4からポーリングされ
ると、自らのチャンネルナンバー及びセンサーIDと共
にRAM57内に保存していた運転状態に関するデータ
を送受信手段58より系統制御装置4に送信する。系統
制御装置4は送受信手段46によりこの運転状態に関す
るデータを受信し収集して、各端末側制御装置6毎に、
即ちチャンネル別に最大30台分の運転状態に関するデ
ータをRAM43内に格納する。このRAM43内の運
転状態に関するデータは次回のポーリングによって端末
側制御装置6よりデータが送信されることにより更新さ
れる。また、端末側制御装置6から送信されたデータの
中に前記警報情報が含まれている場合には、マイクロコ
ンピュータ41はLED表示部51を点灯させて外部に
表示する。
【0046】主制御装置3のマイクロコンピュータ24
は、系統制御装置4が各端末側制御装置6からのデータ
の収集を完了した時期に合わせて、やはり1分間に一回
系統制御装置4にポーリングを行う。系統制御装置4の
マイクロコンピュータ41は主制御装置3からポーリン
グされると、自らのチャンネルナンバーと共にRAM4
3内に保存している最大30台分のショーケースS等の
運転状態に関するデータを送受信手段44より主制御装
置3に送信する。主制御装置3は送受信手段29により
この運転状態に関するデータを受信し収集して、各端末
側制御装置6毎に、即ちチャンネル別に最大150台分
の運転状態に関するデータをRAM27内に格納する。
このRAM27内の運転状態に関するデータは同様に次
回のポーリングによって系統制御装置4より運転状態に
関するデータが送信されることにより更新される。
【0047】主制御装置3はこのような手順にて各端末
側制御装置6より各ショーケースSや冷凍機Rの運転状
態に関するデータを収集する。マイクロコンピュータ2
4はRAM27内に収集したデータから庫内温度とEE
PROM40に保存されている庫内設定温度を読み出し
て各チャンネルナンバー毎に順次数秒間隔で液晶表示部
34に表示する。そして、前記キースイッチ37の中の
スキャンスイッチが操作されると表示切り換えを停止
し、再び操作されると数秒間隔の表示切り換えに復帰す
る。また、別のキースイッチ37の中のチェックスイッ
チが操作されると、マイクロコンピュータ24は各ショ
ーケースS毎に設定された前記管理温度の上下所定温度
幅内に各ショーケースSの庫内温度が入っているか否か
全ショーケースSについて調べ、温度幅から逸脱してい
るショーケースSのチャンネルナンバーのみを液晶表示
部34に表示する。
【0048】更に、系統制御装置4から送信された運転
状態に関するデータの中に警報情報が含まれていた場合
には、マイクロコンピュータ24はその旨、及び当該警
報情報が含まれているデータの発生元であるショーケー
スS等のチャンネルナンバーと、警報内容を液晶表示部
34に表示すると共に、ブザー36を動作させる。この
警報表示及びブザー36の動作はキースイッチ37の中
の警報解除スイッチの操作によって解除され、通常の表
示に切り換えることができるが、警報の発生した原因が
解消されない限り、即ち、次回のポーリング時のデータ
に警報情報が存在しなくなるまでは警報が存在する旨の
所定の表示を液晶表示部34に表示する。また、液晶表
示部34では16文字×2行の量の表示しかできないた
め、表示し切れない量の警報情報を受信した場合には、
表示可能な分の警報情報を表示すると共に、残余の警報
情報が存在する旨の所定の表示を行う。
【0049】一方、中央管理装置2のマイクロコンピュ
ータ7は、主制御装置3が各系統制御装置4からのデー
タの収集を完了した時期に合わせて、やはり1分間に一
回主制御装置3にポーリングを行う。主制御装置3のマ
イクロコンピュータ24は中央管理装置2からポーリン
グされると、RAM27内に保存している最大150台
分のショーケースS等の運転状態に関するデータを送受
信手段28より中央管理装置2に送信する。
【0050】中央管理装置2は送受信手段13によりこ
の運転状態に関するデータを受信し収集して、各端末側
制御装置6毎に、即ちチャンネル別に最大150台分の
運転状態に関するデータをハードディスク8内に保存す
る。また、ハードディスク8には24時間分の各端末側
制御装置6の運転状況に関するデータを常時保存し、2
4時間を越える分のデータを1分毎に更新して行く。
【0051】中央管理装置2はこのような手順にて各端
末側制御装置6より各ショーケースSや冷凍機Rの運転
状態に関するデータを収集する。そこで、各ショーケー
スS等の運転状態を調べたい場合には、前記図6の待機
画面からキーボード21若しくはマウス22の操作によ
って業務メニューを選択し、ディスプレイ19に図7の
業務メニュー画面を表示されている状態で、一番上の運
転チェックモニターを選択すると、マイクロコンピュー
タ7は図8に示す商品レイアウト画面をディスプレイに
表示する。この商品レイアウト画面は、前記ケースレイ
アウト作成画面で作成され、ハードディスク8内に保存
されているケースレイアウトの中の商品種類の情報に基
づいて表示され、各ショーケースS個々の表示ではな
く、収納されている商品の種類別に単一若しくは複数の
ショーケースSのレイアウトを一つの枠で表示する。ま
た冷凍機Rはディスプレイ19内に表示される。
【0052】この商品レイアウト画面において運転状態
を表示したいショーケースSが収納している商品の枠、
例えば鮮魚の枠をマウス22で選択すると、マイクロコ
ンピュータ7はハードディスク8内のケースレイアウト
の情報に基づいて、この鮮魚の枠付近のショーケースS
個々のレイアウトを示す図9のケースレイアウト画面を
ディスプレイ19に表示する。このケースレイアウト画
面では1つの枠が1台乃至3台のショーケースSを示
し、枠内には各ショーケースSのチャンネルナンバーも
示される(端末側制御装置6についてはショーケースS
等1台につき3台まで設定できる)。
【0053】次にこのケースレイアウト画面において運
転状態を表示したいショーケースS、例えばチャンネル
ナンバーA01をマウス22で選択すると、マイクロコ
ンピュータ7は図10のケース情報画面をディスプレイ
19に表示する。この画面において通常データ、データ
表示を選択すると図11のデータ表示画面に移行する。
このデータ表示画面ではマイクロコンピュータ7はハー
ドディスク8内に保存している当該チャンネルナンバー
A01のショーケースSの各種運転条件の設定値、及び
現時点の運転状態に関するデータをディスプレイ19に
表示する。また、ハードディスク8内には過去24時間
分の運転状態に関するデータが保持されているので、こ
のデータ表示画面の最上部の時刻エリヤの時刻をキーボ
ード21で変更することにより、マイクロコンピュータ
7は当該時刻の運転状態をディスプレイ19に表示す
る。
【0054】このように、ショーケースS等の運転状態
を調べる場合に、先ず、ショーケースSの設置形態、即
ちレイアウトをディスプレイ19に表示して、当該レイ
アウトを見ながら表示したいショーケースSを選択する
方式としたことにより、実際の設置形態に則してショー
ケースSを特定することができ、視認性及び操作性が著
しく向上する。特に、商品レイアウトからケースレイア
ウトに移行する方式としたことにより、大きな視点から
徐々にショーケースSを絞り込む形となるので、ショー
ケースSの台数が多い場合にもその特定を極めて円滑に
行えるようになる。
【0055】また、図11のデータ表示画面においてキ
ーボード21を操作することにより、図12のグラフ表
示に移行する。このグラフ表示画面では、マイクロコン
ピュータ7はハードディスク8内に保持されている過去
24時間の前記チャンネルナンバーのショーケースSの
庫内温度等の運転状態のデータを加工し、その推移をグ
ラフにしてディスプレイ19に表示する。これによって
ショーケースSの運転状態の履歴を容易に確認すること
ができる。また、キーボード21からの指令によりマイ
クロコンピュータ7はこれらのデータ、及びグラフ表示
をプリンタ18に印字(プリント出力)する。
【0056】このように、中央管理装置2においてはハ
ードディスク8内に保存されている過去24時間の運転
状態に関するデータを加工し、グラフ等によってディス
プレイ19に表示するので、確認操作及び視認性が著し
く向上する。ここで、主制御装置3から送信された運転
状態に関するデータの中に警報情報が含まれていた場
合、中央管理装置2のマイクロコンピュータ7は先ず当
該警報を発しているショーケースS等の運転状態に関す
るデータを、警報が発せられた時点から遡って10時間
分、前記24時間のデータの中から抽出し、ハードディ
スク8内の別のテーブルに移して保存する。この10時
間分のデータは時間が経過しても廃棄されない。
【0057】次に、マイクロコンピュータ7はディスプ
レイ19に前記図6の待機画面を表示している状態から
自動的に図8の商品レイアウト画面に表示を切り換え、
警報を発しているショーケースSが含まれる商品種類の
枠(図8中*1で示す)を点滅させて、警報が発生して
いる旨を使用者に警告する。この商品レイアウト画面に
おいて点滅している商品の枠、例えば氷温の枠をマウス
22で選択すると、マイクロコンピュータ7は図9のケ
ースレイアウト画面をディスプレイ19に表示する。こ
のケースレイアウト画面では今度は警報を発しているシ
ョーケースS(図9中*1で示すチャンネルナンバーA
06)を点滅させる。次にこのケースレイアウト画面に
おいて点滅しているショーケースS(チャンネルナンバ
ーA06)をマウス22で選択すると、マイクロコンピ
ュータ7は図10のケース情報画面をディスプレイ19
に表示し、この画面において通常データ、データ表示を
選択すると図11のデータ表示画面に移行する。このデ
ータ表示画面ではマイクロコンピュータ7はハードディ
スク8内に保存している当該チャンネルナンバーA06
のショーケースSの各種運転条件の設定値、及び異常な
運転状態に関するデータの他に、警報内容(高温警報、
低温警報等)についてもディスプレイ19に表示する。
【0058】また、図11のデータ表示画面においてキ
ーボード21を操作することにより、図12のグラフ表
示に移行し、マイクロコンピュータ7はハードディスク
8内に保持されている前記チャンネルナンバーA06の
ショーケースSの庫内温度等の運転状態のデータの推移
をグラフにてディスプレイ19に表示する。これによっ
てショーケースSの警報発生に到った過去の運転状態の
履歴を容易に確認することができる。また、キーボード
21からの指令によりマイクロコンピュータ7はこれら
のデータ、及びグラフ表示をプリンタ18に印字する。
【0059】尚、この警報発生から使用者が気付かずに
24時間以上経過した場合にも、ハードディスク8内に
は前述の如く警報発生時点を含む過去10時間の当該シ
ョーケースS(チャンネルナンバーA06)の運転状態
に関するデータが廃棄されずに保持されているので、図
10のケース情報画面において警報データを選択するこ
とにより、マイクロコンピュータ7はこの24時間以上
過去のデータを図11のデータ表示画面に表示する。こ
のデータは同様にグラフ表示をし、且つプリンタ18に
印字することができると共に、マイクロコンピュータ7
はキーボード21からの指令によりフロッピーディスク
ドライブ12にてフロッピーディスクに保存する。
【0060】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、中央管理装置にて入力されたショーケース等の運転
条件に関するデータを各ショーケース等に設けられた端
末側制御装置に供給すると共に、端末側制御装置はこの
運転条件に基づいて機器の制御を実行するので、中央管
理装置によって複数のショーケース等を一括して管理す
ることができるようになる。
【0061】特に、中央管理装置の制御手段は、入力手
段からの指示に基づき、特定の運転条件についてショー
ケース等の端末側制御装置を複数の集合に分け、各集合
毎に共通した運転条件を設定するので、ショーケース等
の霜取り、照明管理及び夜間停止等の特定の運転条件に
ついては、同様の共通した制御が行われる複数のショー
ケースを一つの集合とし、その集合内の端末側制御装置
全体をまとめて設定することができる。
【0062】従って、複数のショーケース等を管理する
場合に、運転条件の設定の手間が著しく省け、誤った設
定を行う危険性も低下すると共に、特別な電気配線を行
う必要も無いので、総じて効率的なショーケース等の運
転管理を実現することができるようになる。また、請求
項2の発明によれば、中央管理装置にて入力されたショ
ーケース等の運転条件に関するデータを、系統制御装置
を介して各ショーケース等に設けられた端末側制御装置
に供給すると共に、端末側制御装置はこの運転条件に基
づいて機器の制御を実行するので、中央管理装置によっ
て複数のショーケース等を一括して管理することができ
る。また、複数台の系統制御装置を設置可能とし、端末
側制御装置は各系統制御装置に所定台数接続可能とした
ので、店舗の規模に合わせて効率的なシステム構成が可
能となる。
【0063】特に、中央管理装置の制御手段は、入力手
段からの指示に基づき、特定の運転条件についてショー
ケース等の端末側制御装置を複数の集合に分け、各集合
毎に共通した運転条件を設定するので、ショーケース等
の霜取り、照明管理及び夜間停止等の特定の運転条件に
ついては、同様の共通した制御が行われる複数のショー
ケースを一つの集合とし、その集合内の端末側制御装置
全体をまとめて設定することができる。また、この場合
の集合は異なる系統制御装置に跨って設定可能としたの
で、ショーケース等の種類に合わせて自由に集合設定を
することができる。
【0064】従って、複数のショーケース等を管理する
場合に、運転条件の設定の手間が著しく省け、誤った設
定を行う危険性も低下すると共に、特別な電気配線を行
う必要も無いので、総じて効率的なショーケース等の運
転管理を実現することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のショーケース等の集中管理装置のシス
テム構成図である。
【図2】中央管理装置の電気回路のブロック図である。
【図3】主制御装置の電気回路のブロック図である。
【図4】系統制御装置の電気回路のブロック図である。
【図5】端末側制御装置の電気回路のブロック図であ
る。
【図6】中央管理装置のディスプレイに表示される画面
の遷移を示す図である。
【図7】中央管理装置のディスプレイに表示される業務
メニューの画面を示す図である。
【図8】中央管理装置のディスプレイに表示される商品
レイアウトの画面を示す図である。
【図9】中央管理装置のディスプレイに表示されるケー
スレイアウトの画面を示す図である。
【図10】中央管理装置のディスプレイに表示されるケ
ース情報画面を示す図である。
【図11】中央管理装置のディスプレイに表示されるデ
ータ表示画面を示す図である。
【図12】中央管理装置のディスプレイに表示されるグ
ラフ表示画面を示す図である。
【図13】中央管理装置のディスプレイに表示される設
定メニューの画面を示す図である。
【図14】中央管理装置のディスプレイに表示される端
末制御設定の画面を示す図である。
【図15】中央管理装置のディスプレイに表示されるグ
ループ制御設定メニューの画面を示す図である。
【図16】中央管理装置のディスプレイに表示され霜取
りグループ設定の画面を示す図である。
【図17】中央管理装置のディスプレイに表示され照明
管理グループ設定の画面を示す図である。
【図18】中央管理装置のディスプレイに表示され夜間
停止グループ設定の画面を示す図である。
【符号の説明】
1 集中管理装置 2 中央管理装置 3 主制御装置 4 系統制御装置 6 端末側制御装置 7 マイクロコンピュータ 8 ハードディスク 13 送受信手段 19 ディスプレイ 21 キーボード 24 マイクロコンピュータ S ショーケース R 冷凍機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のショーケース等の運転状態を一括
    して管理する集中管理装置において、 該集中管理装置は中央管理装置と、前記複数のショーケ
    ース等にそれぞれ設けられた端末側制御装置とを具備し
    て構成され、前記中央管理装置は前記ショーケース等の
    運転条件を入力する入力手段と、制御手段と、前記入力
    手段により入力された運転条件に関するデータを送信す
    る送信手段とを具備し、前記端末側制御装置は前記中央
    管理装置にて入力された運転条件に関するデータを受信
    する受信手段と、該運転条件に基づいて機器の制御を実
    行する制御手段とを具備し、前記中央管理装置の制御手
    段は、入力手段からの指示に基づき、特定の運転条件に
    ついて前記ショーケース等の端末側制御装置を複数の集
    合に分け、各集合毎に共通した運転条件を設定すること
    を特徴とするショーケース等の集中管理装置。
  2. 【請求項2】 複数のショーケース等の運転状態を一括
    して管理する集中管理装置において、 該集中管理装置は中央管理装置と、複数台設置可能とさ
    れた系統制御装置と、前記複数のショーケース等にそれ
    ぞれ設けられ、前記系統制御装置に所定台数接続可能と
    された端末側制御装置とを具備して構成され、前記中央
    管理装置は前記ショーケース等の運転条件を入力する入
    力手段と、制御手段と、前記入力手段により入力された
    運転条件に関するデータを送信する送信手段とを具備
    し、前記系統制御装置は前記中央管理装置にて入力され
    た運転条件に関するデータを受信し、前記端末側制御装
    置に送信する送受信手段を具備し、前記端末側制御装置
    は前記系統制御装置からの運転条件に関するデータを受
    信する受信手段と、該運転条件に基づいて機器の制御を
    実行する制御手段とを具備し、前記中央管理装置の制御
    手段は、入力手段からの指示に基づき、特定の運転条件
    について前記ショーケース等の端末側制御装置を複数の
    集合に分け、各集合毎に共通した運転条件を設定すると
    共に、前記集合は異なる系統制御装置に跨って設定可能
    としたことを特徴とするショーケース等の集中管理装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100453933C (zh) * 2004-04-27 2009-01-21 三电有限公司 集中管理系统
JP2012163301A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Nakano Refrigerators Co Ltd 冷凍機の制御装置及び冷凍機の制御方法
JP2012163300A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Nakano Refrigerators Co Ltd 冷凍機の制御装置及び冷凍機の制御方法
JP2014202374A (ja) * 2013-04-01 2014-10-27 ホシザキ電機株式会社 冷却庫

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