JPH10318643A - 冷却装置の制御装置 - Google Patents

冷却装置の制御装置

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JPH10318643A
JPH10318643A JP9129705A JP12970597A JPH10318643A JP H10318643 A JPH10318643 A JP H10318643A JP 9129705 A JP9129705 A JP 9129705A JP 12970597 A JP12970597 A JP 12970597A JP H10318643 A JPH10318643 A JP H10318643A
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temperature
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Masanobu Takeuchi
正信 竹内
Hiroyuki Kurihara
弘行 栗原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に設けられたマイクロコンピュータが当
該基板用とは異なるプログラムを実行した場合に、自動
的にリセットをかけることができる冷却装置の制御装置
を提供する。 【解決手段】 それぞれマイクロコンピュータMCが搭
載された複数種の基板2、3を備え、マイクロコンピュ
ータMCは各基板の用途に応じた複数種のプログラムを
有すると共に、搭載された当該基板に応じてプログラム
を選択し、実行するものであって、各基板2、3毎にマ
イクロコンピュータMCの異なる出力ポートP2、P1
に接続されるウォッチドックタイマ11、23を備え、
マイクロコンピュータMCは、当該基板2、3に対応す
るプログラムを実行する場合、前記出力ポートP2、P
1よりウォッチドック信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低温ショーケース
や冷蔵庫などの冷却装置の制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種低温ショーケースにおい
ては、例えば特開平8−233455号公報(F25D
29/00)に示される如く、ワンチップICから成る
マイクロコンピュータにて制御装置が構成されている。
そして、このマイクロコンピュータに温度センサの出力
を入力し、所定のプログラムに従ってコンプレッサや電
磁弁などの駆動を司るリレーを制御することによって、
庫内温度を所定の設定温度に維持するものであった。
【0003】ところで、係るマイクロコンピュータは温
度制御などの他、温度表示や警報表示、スイッチ操作の
制御などにも用いられる。この場合、低温ショーケース
には温度制御用の基板と表示操作制御用の基板とが設け
られ、各基板にそれぞれマイクロコンピュータが取り付
けられることになる。
【0004】また、これらの各制御を行う場合、通常は
一つのマイクロコンピュータに温度制御用のプログラム
と表示操作制御用のプログラムとを書き込んで置き、当
該マイクロコンピュータを上記各基板に取り付けた場合
の所定のポートの電位などに基づいて各マイクロコンピ
ュータが基板の種類を判定し、当該基板用のプログラム
を選択してそれぞれ実行する方式が採られていた。係る
方式によれば、マイクロコンピュータを各制御用に兼用
できるため、マイクロコンピュータの設計製造コストを
削減することができるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ノイズ
などの何らかの原因によってマイクロコンピュータが基
板の判定を誤り、別の基板用のプログラムを実行してし
まう場合がある。そして、プログラムのルーチン内では
基板判定は行わないので、係る場合従来では使用者がリ
セットをかけない限り正常動作には戻らず、改善が望ま
れていた。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、基板に設けられたマイク
ロコンピュータが当該基板用とは異なるプログラムを実
行した場合に、自動的にリセットをかけることができる
冷却装置の制御装置を提供するものである。
【0007】また、本発明のもう一つの目的は、冷却装
置の制御を安定的に実行でき、更には異常時にも支障を
来さない制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の冷却装
置の制御装置は、それぞれマイクロコンピュータが搭載
された複数種の基板を備え、マイクロコンピュータは各
基板の用途に応じた複数種のプログラムを有すると共
に、搭載された当該基板に応じてプログラムを選択し、
実行するものであって、各基板毎にマイクロコンピュー
タの異なる出力ポートに接続されるウォッチドックタイ
マを備え、マイクロコンピュータは、当該基板に対応す
るプログラムを実行する場合、前記出力ポートよりウォ
ッチドック信号を出力するものである。
【0009】請求項1の発明によれば、それぞれマイク
ロコンピュータが搭載された複数種の基板を備え、マイ
クロコンピュータは各基板の用途に応じた複数種のプロ
グラムを有すると共に、搭載された当該基板に応じてプ
ログラムを選択し、実行する冷却装置の制御装置におい
て、各基板毎にマイクロコンピュータの異なる出力ポー
トに接続されるウォッチドックタイマを設け、マイクロ
コンピュータは、当該基板に対応するプログラムを実行
する場合、前記出力ポートよりウォッチドック信号を出
力するようにしたので、マイクロコンピュータがノイズ
などの何らかの原因によって当該基板用とは異なるプロ
グラムを実行した場合、ウォッチドック信号が当該基板
のウォッチドックタイマに入力されなくなる。
【0010】そのため、マイクロコンピュータは当該基
板のウォッチドックタイマによって即座にリセットされ
るので、以後は最初に戻り、正常なプログラムを選択し
て実行することができるようになる。これにより、冷却
装置の安定的な制御を実現することが可能となるもので
ある。
【0011】請求項2の発明の冷却装置の制御装置は、
温度センサと表示器を備え、温度センサにて検出した温
度の所定時間当たりの平均値を表示器に表示するもので
あって、温度センサが検出する温度の変化度合いに基づ
き、変化が急激な場合には前記所定時間を短くし、緩慢
な場合には前記所定時間を長く設定するものである。
【0012】請求項2の発明によれば、温度センサと表
示器を備え、温度センサにて検出した温度の所定時間当
たりの平均値を表示器に表示する冷却装置の制御装置に
おいて、温度センサが検出する温度の変化度合いに基づ
き、変化が急激な場合には前記所定時間を短くし、緩慢
な場合には前記所定時間を長く設定するようにしたの
で、設置後や霜取後などの急激に温度が変化している状
態では、当該変化に追随した精度の良い温度表示を行い
つつ、温度が安定している状態では、設定値に対する誤
差の少ない安定した温度表示を行うことが可能となる。
これにより、冷却装置の安定的な制御を実現することが
可能となるものである。
【0013】請求項3の発明の制御装置は、温度制御用
の第一の温度センサを備え、この第一の温度センサの出
力に基づいて冷却装置の運転を制御するものであって、
第一の温度センサとは異なる箇所の温度を検出する第二
の温度センサと、冷却装置による冷却開始時と冷却停止
時における第二の温度センサの検出値をそれぞれ記憶す
る記憶手段とを備えており、第一の温度センサの故障時
には記憶手段に記憶された検出値を用いて冷却装置の運
転を制御するものである。
【0014】請求項3の発明によれば、温度制御用の第
一の温度センサを備え、この第一の温度センサの出力に
基づいて冷却装置の運転を制御する制御装置において、
第一の温度センサとは異なる箇所の温度を検出する第二
の温度センサと、冷却装置による冷却開始時と冷却停止
時における第二の温度センサの検出値をそれぞれ記憶す
る記憶手段とを備え、第一の温度センサの故障時には記
憶手段に記憶された検出値を用いて冷却装置の運転を制
御するようにしたので、第一の温度センサが故障した場
合にも、第二の温度センサの出力と記憶手段に記憶され
ている検出値を用いて冷却装置の精度良い制御を行うこ
とが可能となる。これにより、冷却装置の安定的な制御
を実現することが可能となるものである。
【0015】請求項4の発明の制御装置は、冷却装置に
生じた異常を検出して警報するものであって、通常は停
止している警報出力手段及び第一の表示手段と、通常は
第一の表示状態とされる第二の表示手段と、警報解除手
段とを備えており、異常を検出した場合、警報出力手段
及び第一の表示手段を駆動して第二の表示手段を第二の
表示状態とする第一の警報報知状態と成し、警報解除手
段が操作された場合には、第一の警報報知状態から警報
出力手段のみを停止する第二の警報報知状態と成すと共
に、異常が復帰した場合には、第一の警報報知状態から
警報出力手段を停止し、第二の表示手段は第一の表示状
態とする第三の警報報知状態と成すものである。
【0016】請求項4の発明によれば、冷却装置に生じ
た異常を検出して警報する制御装置において、通常は停
止している警報出力手段及び第一の表示手段と、通常は
第一の表示状態とされる第二の表示手段と、警報解除手
段とを備え、異常を検出した場合、警報出力手段及び第
一の表示手段を駆動して第二の表示手段を第二の表示状
態とする第一の警報報知状態と成し、警報解除手段が操
作された場合には、第一の警報報知状態から警報出力手
段のみを停止する第二の警報報知状態と成すと共に、異
常が復帰した場合には、第一の警報報知状態から警報出
力手段を停止し、第二の表示手段は第一の表示状態とす
る第三の警報報知状態と成すように構成したので、第一
の警報報知状態では警報出力手段及び第一の表示手段を
駆動して第二の表示手段を第二の表示状態とすることに
より、確実に警報を報知すると共に、保守作業員などに
より警報解除手段が操作された場合には、その状態から
警報出力手段のみが停止する第二の警報報知状態とな
る。従って、この警報出力手段が停止した第二の警報報
知状態において保守作業員は機器の修理などを行うこと
ができる。
【0017】また、保守作業員が気付かない内に異常状
態が正常状態に復帰した場合にも、第一の警報報知状態
から警報出力手段を停止し、第二の表示手段は第一の表
示状態とする第三の警報報知状態に移行する構成とした
ので、第一の表示手段の駆動が残存することによって、
過去に異常が発生した事実、即ち、履歴を保守作業員な
どに知らしめることができる。従って、再度の異常発生
を未然に回避し、冷却装置の安定的な制御を実現するこ
とが可能となるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の制御装置1の電気回路
のブロック図を示している。制御装置1は例えばスーパ
ーマーケットなどの店舗内に複数台設置される図示しな
い低温ショーケースに設けられ、その運転を制御するも
のであり、温度制御部を構成する基板2と表示操作部を
構成する基板3とから構成されている。
【0019】そして、この基板2と基板3には同一のマ
イクロコンピュータMCがそれぞれ取り付けられてい
る。このマイクロコンピュータMCはワンチップICか
ら構成された汎用マイクロコンピュータであり、温度制
御用のプログラム(以下、プログラム2と称する)と表
示操作制御用のプログラム(以下、プログラム1と称す
る)とが予め書き込まれている。
【0020】尚、上記プログラム1ではマイクロコンピ
ュータMCの出力ポートP1からウォッチドック信号を
出力し、プログラム2ではマイクロコンピュータMCの
出力ポートP2からウォッチドック信号を出力する構成
とされているものとする。
【0021】また、基板2には、マイクロコンピュータ
MCの他、入力制御手段4、出力制御手段6、記憶手段
としてのEEPROM7、送受信手段8、9及びウォッ
チドックタイマ11が取り付けられており、基板2の配
線パターンによりそれぞれマイクロコンピュータMCの
所定のポートに配線接続されているが、基板2において
はウォッチドックタイマ11はマイクロコンピュータM
Cの出力ポートP2に接続される。
【0022】前記入力制御手段4には、AC信号1、2
・・(外部タイマなど)から成るAC信号回路12や、
低温ショーケースの吐出冷気温度を検出する温度センサ
T1や低温ショーケースの冷却器の霜取復帰温度を検出
するための温度センサT2から成るセンサ回路13の出
力が接続されている。
【0023】前記出力制御手段6には、低温ショーケー
スの冷却器への冷媒供給を制御する電磁弁またはコンプ
レッサを駆動するためのリレー1、2から成るリレー回
路14と、警報出力手段としての警報ブザー16が接続
されている。また、送受信手段9は低温ショーケースが
所属する制御系統の系統制御装置との通信を行い、ま
た、送受信手段8は基板3のマイクロコンピュータMC
と送受信手段17を介して通信するものである。
【0024】前記ウォッチドックタイマ11は、マイク
ロコンピュータMCの出力ポートP2からのウォッチド
ック信号を入力し、この入力が途切れた場合にマイクロ
コンピュータMCのリセット端子(図示せず)に出力を
発生して基板2のマイクロコンピュータMCをリセット
するものである。
【0025】一方、基板3には、マイクロコンピュータ
MCの他、入力制御手段21、出力制御手段22、前記
送受信手段17及びウォッチドックタイマ23が取り付
けられており、基板3の配線パターンによりそれぞれマ
イクロコンピュータMCの所定のポートに配線接続され
ているが、基板3においてはウォッチドックタイマ23
はマイクロコンピュータMCの出力ポートP1に接続さ
れる。
【0026】前記入力制御手段21には、警報解除手段
を含むキースイッチ26とディップスイッチ27が接続
されている。前記出力制御手段22には、警報ランプを
含むLED表示部28とデジタル表示部29が接続され
ている。また、送受信手段17は基板2のマイクロコン
ピュータMCと送受信手段8を介して通信するものであ
る。
【0027】前記ウォッチドックタイマ23は、マイク
ロコンピュータMCの出力ポートP1からのウォッチド
ック信号を入力し、この入力が途切れた場合にマイクロ
コンピュータMCのリセット端子(図示せず)に出力を
発生して基板3のマイクロコンピュータMCをリセット
するものである。
【0028】以上の構成で動作を説明する。図2は例え
ば基板3のマイクロコンピュータMCの動作を示してい
る。マイクロコンピュータMCは電源投入時の所定のポ
ートの電位によってステップS1で自らが取り付けられ
た基板の判定を行う。今、ステップS1で正常に判定が
成されたものとすると、基板3のマイクロコンピュータ
MCはステップS2に進んで表示操作制御用のプログラ
ム1を実行する。また、ステップS3では正規のウォッ
チドックタイマ用のポートP1を選択してウォッチドッ
ク信号を出力するので、ウォッチドックタイマ23は動
作せず、マイクロコンピュータMCはメインプログラム
に進む。
【0029】基板3のマイクロコンピュータMCはこの
メインプログラムにおいて、キースイッチ26の操作や
ディップスイッチ27の状態に基づいて基板2のマイク
ロコンピュータMCに設定温度などのデータを送信す
る。また、基板2のマイクロコンピュータMCから送信
されて来る温度センサT1が検出した表示用温度データ
をデジタル表示部29に表示する。
【0030】この場合、基板3のマイクロコンピュータ
MCは図3のステップS7で低温ショーケースの運転モ
ードを判定する。即ち、低温ショーケースの庫内温度が
安定しているサーモ運転中(後述する上限温度と下限温
度の間で温度制御を行うサーモサイクル中)或いは冷却
器の霜取中(後述)か、庫内温度が急激に低下して行く
プルダウン中(電源投入後や霜取後)かを判定し、サー
モ運転中の場合にはステップS8で基板2のマイクロコ
ンピュータMCから送られてくる表示用温度データのサ
ンプリング周期を長し、プルダウン中にはステップS1
2で同サンプリング周期を短くする。
【0031】そして、ステップS9でサンプリングした
温度データを加算し、ステップS10でそれらの平均値
を算出した後、ステップS11でデジタル表示部29に
温度データを表示する(常時点灯)。これにより、温度
が安定している状況では温度を平均する期間を長くして
設定温度に対する誤差の少ない安定した温度表示を行う
ことが可能となり、急激に温度が変化している状況で
は、平均する期間を短くして当該変化に追随した精度の
良い温度表示を行うことができるようになる。
【0032】一方、ノイズなどの原因によって基板3の
マイクロコンピュータMCが図2のステップS1で誤判
定した場合、マイクロコンピュータMCはステップS4
で温度制御用のプログラム2を実行するが、このプログ
ラム2では出力ポートP2からウォッチドック信号を出
力するので正規のポートP1を選択しない(ステップS
5)。そのため、ウォッチドックタイマ23にはウォッ
チドック信号が入力されず、ウォッチドックタイマ23
は前述の如くマイクロコンピュータMCをリセットする
(ステップS6)。
【0033】その後はマイクロコンピュータMCはスタ
ートに戻って基板判定をやり直すので以後は正常な判定
を行い、プログラム1を実行するようになる。
【0034】尚、以上の動作は基板2のマイクロコンピ
ュータMCにおいても同様に実行される。但し、この場
合には正常判定で温度制御用のプログラム2を実行し、
誤判定ではプログラム1を実行する。このプログラム1
を実行することによって、正規のポートP2からはウォ
ッチドック信号が出力されなくなり、ウォッチドックタ
イマ11によってリセットされることになるものであ
る。
【0035】また、基板2のマイクロコンピュータMC
はプログラム2のメインプログラムにおいて、温度セン
サT1の出力と前記基板3から送られてきた設定温度に
基づき、リレー回路14により電磁弁またはコンプレッ
サを制御して低温ショーケースの庫内温度を設定温度に
制御する。この場合、マイクロコンピュータMCは設定
温度の上下に上限温度及び下限温度を設定し、上限温度
にて電磁弁を開き、或いは、コンプレッサを運転し(冷
却開始)、下限温度にて電磁弁を閉じ、或いは、コンプ
レッサを停止(冷却停止)するものである。
【0036】また、マイクロコンピュータMCは定期的
に冷却器の霜取を実行すると共に、温度センサT2の検
出する所定の霜取復帰温度によって霜取を終了するもの
である。
【0037】また、基板2のマイクロコンピュータMC
は、図4のステップS13にて温度センサT1が正常か
異常か判断しており、正常の場合にはステップS14で
上述の如く温度センサT1の出力に基づいて電磁弁また
はコンプレッサを制御する。そして、ステップS15で
は電磁弁が開き又はコンプレッサが起動するON点にお
ける温度センサT2の検出値を読み込み、ステップS1
6では電磁弁が閉じ又はコンプレッサが停止するOFF
点における温度センサT2の検出値を読み込んでステッ
プS17でEEPROM7に書き込んでいる。
【0038】そして、何らかの原因によって温度センサ
T1に異常を来した場合にはステップS13からステッ
プS18に進み、今度はEEPROM7に書き込まれて
いる前記検出値と温度センサT2の出力に基づいて電磁
弁またはコンプレッサを制御する。
【0039】これにより、係る異常時にもフェールセー
フとして霜取復帰用の温度センサT2を代用し、精度良
い冷却制御を実現することが可能となる。
【0040】また、係る異常は発生した場合、基板2の
マイクロコンピュータMCはブザー16を鳴動させると
共に、基板3のマイクロコンピュータMCに指令してL
ED表示部28の警報ランプ(第一の表示手段)を点灯
させ、更に、デジタル表示部29(第二の表示手段)の
表示を点滅状態とする。これによって、保守作業員に異
常を報知する(第一の警報報知状態)。
【0041】更に、保守作業員によってキースイッチ2
6の解除スイッチが操作された場合には、基板2のマイ
クロコンピュータMCは上記警報報知状態からブザー1
6のみを停止する(第二の警報報知状態)。従って、ブ
ザー16が停止した状態において保守作業員は温度セン
サT1の交換・修理などを行うことができる。
【0042】他方、修理などが行われない内に温度セン
サT1が正常状態に復帰した場合には、基板2のマイク
ロコンピュータMCは前記第一の警報報知状態からブザ
ー16を停止し、デジタル表示部29の点滅は停止して
常時点灯状態に復帰させる。即ち、LED表示部28の
警報ランプは点灯したままとなるので、保守作業員が気
付かない内に異常状態が正常状態に復帰した場合にも、
警報ランプの点灯が残存することによって、過去に異常
が発生した事実、即ち、履歴を保守作業員などに知らし
めることができる。従って、再度の異常発生を未然に回
避することが可能となる。
【0043】尚、実施例では低温ショーケースを例にと
って説明したが、それに限らず、冷蔵庫や空気調和機な
どの各種冷却装置に本発明は有効である。
【0044】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、それぞれマイクロコンピュータが搭載された複数種
の基板を備え、マイクロコンピュータは各基板の用途に
応じた複数種のプログラムを有すると共に、搭載された
当該基板に応じてプログラムを選択し、実行する冷却装
置の制御装置において、各基板毎にマイクロコンピュー
タの異なる出力ポートに接続されるウォッチドックタイ
マを設け、マイクロコンピュータは、当該基板に対応す
るプログラムを実行する場合、前記出力ポートよりウォ
ッチドック信号を出力するようにしたので、マイクロコ
ンピュータがノイズなどの何らかの原因によって当該基
板用とは異なるプログラムを実行した場合、ウォッチド
ック信号が当該基板のウォッチドックタイマに入力され
なくなる。
【0045】そのため、マイクロコンピュータは当該基
板のウォッチドックタイマによって即座にリセットされ
るので、以後は最初に戻り、正常なプログラムを選択し
て実行することができるようになる。これにより、冷却
装置の安定的な制御を実現することが可能となるもので
ある。
【0046】請求項2の発明によれば、温度センサと表
示器を備え、温度センサにて検出した温度の所定時間当
たりの平均値を表示器に表示する冷却装置の制御装置に
おいて、温度センサが検出する温度の変化度合いに基づ
き、変化が急激な場合には前記所定時間を短くし、緩慢
な場合には前記所定時間を長く設定するようにしたの
で、設置後や霜取後などの急激に温度が変化している状
態では、当該変化に追随した精度の良い温度表示を行い
つつ、温度が安定している状態では、設定値に対する誤
差の少ない安定した温度表示を行うことが可能となる。
これにより、冷却装置の安定的な制御を実現することが
可能となるものである。
【0047】請求項3の発明によれば、温度制御用の第
一の温度センサを備え、この第一の温度センサの出力に
基づいて冷却装置の運転を制御する制御装置において、
第一の温度センサとは異なる箇所の温度を検出する第二
の温度センサと、冷却装置による冷却開始時と冷却停止
時における第二の温度センサの検出値をそれぞれ記憶す
る記憶手段とを備え、第一の温度センサの故障時には記
憶手段に記憶された検出値を用いて冷却装置の運転を制
御するようにしたので、第一の温度センサが故障した場
合にも、第二の温度センサの出力と記憶手段に記憶され
ている検出値を用いて冷却装置の精度良い制御を行うこ
とが可能となる。これにより、冷却装置の安定的な制御
を実現することが可能となるものである。
【0048】請求項4の発明によれば、冷却装置に生じ
た異常を検出して警報する制御装置において、通常は停
止している警報出力手段及び第一の表示手段と、通常は
第一の表示状態とされる第二の表示手段と、警報解除手
段とを備え、異常を検出した場合、警報出力手段及び第
一の表示手段を駆動して第二の表示手段を第二の表示状
態とする第一の警報報知状態と成し、警報解除手段が操
作された場合には、第一の警報報知状態から警報出力手
段のみを停止する第二の警報報知状態と成すと共に、異
常が復帰した場合には、第一の警報報知状態から警報出
力手段を停止し、第二の表示手段は第一の表示状態とす
る第三の警報報知状態と成すように構成したので、第一
の警報報知状態では警報出力手段及び第一の表示手段を
駆動して第二の表示手段を第二の表示状態とすることに
より、確実に警報を報知すると共に、保守作業員などに
より警報解除手段が操作された場合には、その状態から
警報出力手段のみが停止する第二の警報報知状態とな
る。従って、この警報出力手段が停止した第二の警報報
知状態において保守作業員は機器の修理などを行うこと
ができる。
【0049】また、保守作業員が気付かない内に異常状
態が正常状態に復帰した場合にも、第一の警報報知状態
から警報出力手段を停止し、第二の表示手段は第一の表
示状態とする第三の警報報知状態に移行する構成とした
ので、第一の表示手段の駆動が残存することによって、
過去に異常が発生した事実、即ち、履歴を保守作業員な
どに知らしめることができる。従って、再度の異常発生
を未然に回避し、冷却装置の安定的な制御を実現するこ
とが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御装置の電気回路のブロック図であ
る。
【図2】制御装置のマイクロコンピュータの動作プログ
ラムを示すフローチャートである。
【図3】表示操作用の基板のマイクロコンピュータの動
作プログラムを示すフローチャートである。
【図4】温度制御用の基板のマイクロコンピュータの動
作プログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御装置 2、3 基板 7 EEPROM 11、23 ウォッチドックタイマ 13 センサ回路 14 リレー回路 16 ブザー 26 キースイッチ 28 LED表示部 29 デジタル表示部 MC マイクロコンピュータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれマイクロコンピュータが搭載さ
    れた複数種の基板を備え、前記マイクロコンピュータは
    各基板の用途に応じた複数種のプログラムを有すると共
    に、搭載された当該基板に応じてプログラムを選択し、
    実行する冷却装置の制御装置において、 前記各基板毎にマイクロコンピュータの異なる出力ポー
    トに接続されるウォッチドックタイマを備え、前記マイ
    クロコンピュータは、当該基板に対応するプログラムを
    実行する場合、前記出力ポートよりウォッチドック信号
    を出力することを特徴とする冷却装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 温度センサと表示器を備え、前記温度セ
    ンサにて検出した温度の所定時間当たりの平均値を前記
    表示器に表示する冷却装置の制御装置において、 前記温度センサが検出する温度の変化度合いに基づき、
    変化が急激な場合には前記所定時間を短くし、緩慢な場
    合には前記所定時間を長く設定することを特徴とする冷
    却装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 温度制御用の第一の温度センサを備え、
    この第一の温度センサの出力に基づいて冷却装置の運転
    を制御する制御装置において、 前記第一の温度センサとは異なる箇所の温度を検出する
    第二の温度センサと、前記冷却装置による冷却開始時と
    冷却停止時における前記第二の温度センサの検出値をそ
    れぞれ記憶する記憶手段とを備え、前記第一の温度セン
    サの故障時には前記記憶手段に記憶された前記検出値を
    用いて前記冷却装置の運転を制御することを特徴とする
    冷却装置の制御装置。
  4. 【請求項4】 冷却装置に生じた異常を検出して警報す
    る制御装置において、 通常は停止している警報出力手段及び第一の表示手段
    と、通常は第一の表示状態とされる第二の表示手段と、
    警報解除手段とを備え、異常を検出した場合、前記警報
    出力手段及び第一の表示手段を駆動して前記第二の表示
    手段を第二の表示状態とする第一の警報報知状態と成
    し、前記警報解除手段が操作された場合には、第一の警
    報報知状態から前記警報出力手段のみを停止する第二の
    警報報知状態と成すと共に、異常が復帰した場合には、
    前記第一の警報報知状態から前記警報出力手段を停止
    し、前記第二の表示手段を第一の表示状態とする第三の
    警報報知状態と成すことを特徴とする冷却装置の制御装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007271125A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Sanyo Electric Co Ltd 業務用冷蔵庫
JP2018124052A (ja) * 2018-02-09 2018-08-09 ホシザキ株式会社 出力プログラム、及び、出力装置

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