JP2004308942A - ショーケース等の集中制御装置 - Google Patents

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信幸 高山
Noriaki Murayama
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Abstract

【課題】ショーケース等の端末制御部または集中制御部を新たに接続する場合において、通信内容の確認作業や変更作業に伴う人的労力の軽減を図ることのできるショーケース等の集中制御装置を提供する。
【解決手段】新たなショーケース1または冷凍機2の追加や入れ換えにより、集中制御部4に新たな端末制御部3が接続された場合には、新たな端末制御部3に設定されている通信内容を判別し、新たな端末制御部3と集中制御部4の通信内容が互いに異なる場合には、端末制御部3または集中制御部4の一方の通信内容の設定を他方の通信内容の設定と一致した内容に変更するようにしたので、新たなショーケース1の追加等が多数または頻繁に行われる場合でも、通信内容の確認作業や変更作業に伴う人的労力を大幅に軽減することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数台のショーケースや冷凍機等を設置したコンビニエンスストアまたはスーパーマーケット等の店舗に用いられるショーケース等の集中制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のショーケース等の集中制御装置としては、複数のショーケース及びその関連機器(冷凍機等)にそれぞれ設けられた端末制御部と、店舗の管理室等に配置された集中制御部とを備え、各端末制御部と集中制御部とを通信ケーブルを介して相互に通信可能に接続し、集中制御部と各端末制御部との間で運転状態等に関する所定の通信情報を送受信するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−264144号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コンビニエンスストア等の店舗においては、店内の改装等により、ショーケースまたは関連機器の追加、除却、入れ換えまたはショーケースの端末制御装置の交換時など、設置形態の変更が多数または頻繁に行われる場合がある。
【0005】
しかしながら、新機種を追加する場合など、新たな機器の端末制御部の機能向上に伴い、通信情報の増加、変更等によって通信内容も新たに設定されている場合が多い。このような場合には、人手によって通信内容の設定を確認し、新たな端末制御部の通信内容の設定を既設の集中制御部に一致させるように変更しなければならず、追加機器が多い場合には通信内容の確認作業及び設定作業が極めて繁雑になるという問題点があった。また、集中制御部を新たな機種に交換する場合にも同様の問題が生ずる。
【0006】
更に、ショーケースや冷凍機の、部品交換、清掃または洗浄など、ショーケース等のメンテナンスを個別に行う場合には、集中制御部との接続を一時的に解除する必要があるが、各端末制御部は集中制御部によって通信状態を常時監視されているため、メンテナンス時に集中制御部との接続を解除すると、集中制御部によって通信異常の警報が発せられるなど、集中制御部における管理上の不具合が生ずるという問題点があった。
【0007】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ショーケース等の端末制御部または集中制御部を新たに接続する場合において、通信内容の確認作業や変更作業に伴う人的労力の軽減を図ることのできるショーケース等の集中制御装置を提供することにある。
【0008】
また、他の目的とするところは、前記目的に加え、ショーケース等のメンテナンスを個別に行う場合、或いは設置先の都合によりショーケースを増減させる場合でも、集中制御部における管理上の不具合を生ずることのないショーケース等の集中制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1では、複数のショーケースまたはその関連機器に設けられた端末制御部と、各端末制御部と通信可能な集中制御部とを備え、各端末制御部と集中制御部との間で所定の通信情報の送受信を行うようにしたショーケース等の集中制御装置において、前記端末制御部または集中制御部に備わり、他の端末制御部または集中制御部の通信内容の設定を判別可能な通信内容判別手段と、端末制御部または集中制御部に備わり、その通信内容が他の端末制御部または集中制御部の通信内容の設定と異なる場合には、その通信内容の設定を他の各端末制御部または集中制御部の通信内容の設定と一致するように変更可能な通信内容変更手段とを備えている。これにより、ショーケース等の端末制御部または集中制御部が新たに接続されると、その通信内容の設定が通信内容判別手段によって判別され、他の端末制御部または集中制御部の通信内容の設定と異なる場合には、その通信内容の設定が通信内容変更手段によって他の各端末制御部または集中制御部の通信内容の設定と一致するように変更されることから、通信内容の確認作業や変更作業を人手によって行う必要がない。
【0010】
また、請求項2では、請求項1記載のショーケース等の集中制御装置において、前記端末制御部または集中制御部に備わり、通信内容判別手段によって他の端末制御部または集中制御部の通信内容の設定が判別されると、その通信内容の設定に関する情報を表示する表示手段と、前記端末制御部または集中制御部に備わり、通信内容の設定を他の端末制御部または集中制御部の通信内容の設定と一致した設定に変更するか否かを選択する設定変更選択手段を備えている。これにより、請求項1の作用に加え、新たな端末制御部の通信内容が表示手段によって確認可能となり、その確認結果に基づいて端末制御部または集中制御部の通信内容の設定変更を行うことが可能となる。
【0011】
また、請求項3では、請求項1または2記載のショーケース等の集中制御装置において、前記端末制御部に備わり、端末制御部に対して通信内容判別手段による通信内容の判別処理を行わせるか否かを選択する判別可否選択手段を備えている。これにより、請求項1または2の作用に加え、任意の端末制御部の通信内容の判別処理を行わせないようにすることが可能となる。
【0012】
また、請求項4では、請求項1、2または3記載のショーケース等の集中制御装置において、前記集中制御部に設けられ、新たな端末制御部の接続の有無を所定時間おきに検知するか否かを選択可能な接続検知手段を備えている。これにより、請求項1、2または3の作用に加え、新たな端末制御部の接続の有無を所定時間おきに検知することにより、新たな端末制御部の接続が常時監視される。
【0013】
また、請求項5では、請求項1、2、3または4記載のショーケース等の集中制御装置において、任意の端末制御部の所定の設定情報に基づいて他の端末制御部の設定情報を書き換え可能な設定情報書換手段を備えている。これにより、請求項1、2、3または4の作用に加え、任意の端末制御部の設定情報に基づいて他の端末制御部の設定情報が書き換えられることから、例えば新たな端末制御部の設定情報が他の既設の端末制御部の設定情報に基づいて書き換え可能な場合には、新たな端末制御部の設定を別途手動で行う必要がない。
【0014】
また、請求項6では、請求項5記載のショーケース等の集中制御装置において、前記設定情報書換手段を、任意の端末制御部の設定情報を集中制御部を介して他の端末制御部に送信することにより、他の端末制御部の設定情報を書き換えるように構成している。これにより、請求項5の作用に加え、任意の端末制御部の設定情報が集中制御部から他の端末制御部に送信されることから、同一内容の設定情報を集中制御部から複数の端末制御部に送信することが可能となる。
【0015】
また、請求項7では、請求項5記載のショーケース等の集中制御装置において、前記設定情報書換手段を、任意の端末制御部の設定情報を他の端末制御部に直接送信することにより、他の端末制御部の設定情報を書き換えるように構成している。これにより、請求項5の作用に加え、任意の端末制御部の設定情報が他の端末制御部に直接送信されることから、設定情報の書き換え作業を集中制御部の操作や制御を必要とすることなく端末制御部同士で行うことが可能となる。
【0016】
また、請求項8では、請求項1、2、3、4、5、6または7記載のショーケース等の集中制御装置において、前記端末制御部または集中制御部における所定の操作により、任意の端末制御部と集中制御部との通信を解除可能な通信解除手段を備えている。これにより、請求項1、2、3、4、5、6または7の作用に加え、端末制御部と集中制御部との通信を解除することにより、端末制御部が集中制御部による通信状態の監視を受けなくなる。
【0017】
また、請求項9では、請求項8記載のショーケース等の集中制御装置において、前記通信解除手段を、端末制御部と集中制御部との通信を解除した後、所定時間経過後に通信を再開させるように構成している。これにより、請求項8の作用に加え、端末制御部と集中制御部との通信が解除された後、所定時間が経過すると、通信が再開されることから、通信が解除されたままの状態が所定時間以上継続することがない。
【0018】
また、請求項10では、請求項8記載のショーケース等の集中制御装置において、前記通信解除手段を、端末制御部と集中制御部との通信を解除した後、端末制御部または集中制御部における所定の操作によって通信を再開させるように構成している。これにより、請求項8の作用に加え、端末制御部または集中制御部の操作により、端末制御部と集中制御部との通信が再開されることから、通信が解除された状態を任意に継続させることが可能となる。
【0019】
また、請求項11では、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10記載のショーケース等の集中制御装置において、前記集中制御部における所定の操作により、任意の端末制御部に備わる表示手段の表示を任意の表示内容に切換える表示切換手段を備えている。これにより、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の作用に加え、集中制御部の操作によって任意の端末制御部の表示を任意の表示内容に切換えられることから、例えば複数台のショーケースまたは冷凍機に同一内容の情報を一括して表示することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1乃至図7は本発明の一実施形態を示すもので、図1はショーケース等の全体構成図、図2は集中制御装置のブロック図、図3乃至図7は集中制御部または端末制御部の動作を示すフローチャートである。
【0021】
本実施形態の集中制御装置は、複数のショーケース1と、その関連機器としての複数の冷凍機2とを設置したコンビニエンスストア等の店舗に用いられるものである。
【0022】
本実施形態の集中制御装置は、図1に示すように各ショーケース1及び各冷凍機2にそれぞれ設けられた端末制御部3と、各端末制御部3と通信可能な集中制御部4とを備えている。
【0023】
各ショーケース1は、所定の冷凍機2に冷媒回路を介して接続された蒸発器(図示せず)を備え、蒸発器によって庫内を冷却するようになっている。即ち、各ショーケース1の冷媒流入側にそれぞれ設けた電磁弁(図示せず)を開閉して蒸発器への冷媒流入量を調整することにより、庫内を所定の設定温度になるように冷却するようになっている。この場合、各ショーケース1は、一台を単独で設置して個別に温度制御するようにしたり、或いは複数台を集中制御部4に接続し、各々の設定温度に基づいて温度制御するようにしている。
【0024】
各冷凍機2は、圧縮機や凝縮器等(図示せず)の冷凍機器を備え、各ショーケース1の蒸発器に冷媒回路を介して低温冷媒を供給するようになっている。
【0025】
各端末制御部3はマイクロコンピュータによって構成され、各ショーケース1または各冷凍機2の動作を制御するようになっている。例えば、ショーケース1においては、庫内温度センサの検出温度に基づいて前記電磁弁の開閉動作を制御するようになっており、冷凍機2では各ショーケース1の熱負荷等に応じて前記圧縮機の動作を制御するようになっている。また、端末制御部3には、図2に示すようにショーケース1に備わる表示部3a及び操作部3bが接続され、操作部3bの操作によって後述する通信内容判別処理を行わせるか否かを設定可能になっている
集中制御部4はマイクロコンピュータによって構成され、液晶モニタ等からなる表示部4aと、押ボタンスイッチ等からなる操作部4bとを接続している。また、集中制御部4はタイマ機能を備えている。集中制御部4は各ショーケース1及び各冷凍機2の端末制御部3に通信ケーブル5を介して接続されており、各ショーケース1及び各冷凍機2に対して所定の設定を行ったり、各ショーケース1及び各冷凍機2の運転状態等の情報を表示するようになっている。
【0026】
各端末制御部3及び集中制御部4には、相互に所定の通信データを送受信するための通信プログラムが格納されており、それぞれの通信プログラムによって所定の通信情報を送受信するようになっている。また、各端末制御部3及び集中制御部4の通信情報の内容は通信プログラムの新旧により設定が異なる仕様になってい場合があるが、通信プログラムには、そのプログラムよりも旧仕様の通信内容の設定に関する情報(通信仕様のバージョン)が書き込まれており、他の端末制御部3または集中制御部4が旧仕様の通信内容に設定されていても、いわゆる上位互換により旧仕様の通信内容の設定を認識可能となっている。
【0027】
前記構成において、店舗の改装等により、新たなショーケース1の追加または入れ換えが行われた場合、集中制御部4は以下のように動作する。
【0028】
即ち、図3のフローチャートに示すように、集中制御部4は所定時間T1 おきに新たな端末制御部3が接続されたか否かを検知する(S1,S2)。この場合、新たな端末制御部3の接続の有無を検知するか否かは任意に選択できるようになっている。また、集中制御部4は各端末制御部3の機器ごとに付与されている固有の番号に基づいて各端末制御部3を認識するようになっており、未使用(未接続)の番号に対しても接続確認用の通信情報を送出することにより、新たな端末制御部3の接続の有無を監視している。ここで、ステップS2において新たな端末制御部3が接続されたことを検知した場合、新たな端末制御部3が後述する通信内容判別処理を行わない設定になっているときは(S3)、ステップS1に戻る。また、新たな端末制御部3が通信内容判別処理を行う設定になっているときは、新たな端末制御部3の通信内容を判別する(S4)。この場合、端末制御部3の通信内容には運転状態等に関する通信情報以外に、端末制御部3の通信仕様のバージョン情報が含まれており、このバージョン情報に基づいて端末制御部3の通信内容を判別するようになっている。また、ステップS4において通信内容の判別を行うと、新たな端末制御部3の通信仕様のバージョンを表示部4aに表示する(S5)。ここで、新たなショーケース1の通信仕様のバージョンに基づく通信内容の設定が集中制御部4の現時点の通信内容と異なる場合には、通信内容の変更を選択する操作が操作部4bによって行われると(S6)、端末制御部3または集中制御部4の通信内容の設定が集中制御部4または端末制御部3の通信内容と一致するように変更される(S7)。この場合、端末制御部3の方が集中制御部4よりも通信仕様のバージョンが新しい場合は、端末制御部3の通信内容の設定が集中制御部4の現時点の通信内容と一致するように変更される。また、集中制御部4の方が端末制御部3よりも通信仕様のバージョンが新しい場合は、集中制御部4の通信内容の設定が端末制御部3の通信内容と一致するように変更される。
【0029】
次に、前記通信内容の変更が行われた後、または前記ステップS6において通信内容の変更が選択されなかった場合には、集中制御部4は新たな端末制御部3の庫内設定温度等の所定の設定情報を他の既設の端末制御部3の設定情報に基づいて書き換え可能か否かを判定する(S8)。例えば、複数台のショーケース1を集中制御部4に接続し、同一の庫内温度に制御する場合は、各ショーケース1の設定温度等の設定値は同一に設定されているため、既設のショーケース1の設定情報の複写によって新たなショーケース1の設定を行うことが可能である。従って、ステップS7において設定情報の複写が可能と判定された場合には、複写元の端末制御部3が選択されると(S9)、設定情報の複写を実行する操作が操作部4bによって行われた後(S10)、複写元の端末制御部3の設定情報を集中制御部4に読み取り、集中制御部4から新たな端末制御部3に送信することにより、設定情報の複写による設定情報の書き換えを行う(S11)。また、設定情報の書き換えが完了した後は、ステップS1に戻る。尚、新たな端末制御部3が冷凍機2のものであっても前述と同様に動作する。
【0030】
一方、設定情報の複写を新たな端末制御部3側で行う場合には、端末制御部3は以下のように動作する。
【0031】
即ち、既設のショーケース1の設定情報の複写により新たなショーケース1の設定を行うことが可能な場合には、図4のフローチャートに示すように、複写元の端末制御部3が選択されると(S20)、設定情報の複写を実行する操作が操作部4bによって行われた後(S21)、複写元の端末制御部3の設定情報を新たな端末制御部3に直接送信することにより、設定情報の複写による設定情報の書き換えを行う(S22)。
【0032】
また、前記構成において、修理や清掃等のように、ショーケース1や冷凍機2のメンテナンスを個別に行う場合など、任意の端末制御部3と集中制御部4との接続を一時的に解除する場合には、集中制御部4は以下のように動作する。ここで、集中制御部4では通信解除の対象となるショーケース1または冷凍機2の端末制御部3を操作部4bによって任意に選択可能になっている。
【0033】
即ち、図5のフローチャートに示すように、通信を自動で再開させるか否かの選択が行われた後(S30)、通信を解除しようとするショーケース1または冷凍機2の端末制御部3が選択されると(S31)、通信解除を実行する操作が操作部4bによって行われた後(S32)、選択された端末制御部3との通信を解除する(S33)。即ち、集中制御部4は選択された端末制御部3に対して通信情報の送受信を停止する。ここで、通信の自動再開が選択されている場合は(S34)、通信を解除してから所定時間T2 が経過すると(S35)、通信解除中の端末制御部3との通信を再開する(S36)。また、通信の自動再開が選択されていない場合は(S34)、通信を再開しようとするショーケース1または冷凍機2の端末制御部3が選択されると(S37)、通信再開を実行する操作が操作部4bによって行われると(S38)、端末制御部3との通信を再開する(S36)。
【0034】
一方、通信解除の操作を端末制御部3側で行う場合は、端末制御部3は以下のように動作する。
【0035】
即ち、図6のフローチャートに示すように、通信解除を実行する操作が操作部3bによって行われると(S40)、集中制御部4との通信を解除する(S41)。この後、通信再開を実行する操作が操作部3bによって行われると(S42)、集中制御部4との通信を再開する(S43)。
【0036】
また、前記構成において、ショーケース1や冷凍機2の設定情報等を表示して動作確認を行う場合など、任意のショーケース1の表示部3aの表示を同一内容の表示内容に切換える場合には、集中制御部4は以下のように動作する。
【0037】
即ち、図7のフローチャートに示すように、表示切換をしようとする任意のショーケース1または冷凍機2の端末制御部3と、端末制御部3に表示させようとする任意の表示内容がそれぞれ選択されると(S50,S51)、表示切換を実行する操作が操作部4bによって行われた後(S52)、選択された各端末制御部3の表示部3aの表示をそれぞれステップ51で選択された表示内容に切換える(S53)。この後、所定時間T3 が経過すると(S54)、各端末制御部3の表示を切換前の表示に戻す(S55)。
【0038】
このように、本実施形態によれば、新たなショーケース1の追加や入れ換えにより、集中制御部4に新たな端末制御部3が接続された場合には、新たな端末制御部3に設定されている通信内容を判別し、新たな端末制御部3と集中制御部4の通信内容が互いに異なる場合には、端末制御部3または集中制御部4の一方の通信内容の設定を他方の通信内容の設定と一致した内容に変更するようにしたので、新たなショーケース1の追加等が多数または頻繁に行われる場合でも、通信内容の確認作業や変更作業に伴う人的労力を大幅に軽減することができ、作業性の向上を図ることができる。
【0039】
また、新たな端末制御部3の通信内容が判別されると、その通信内容の仕様に関する情報(通信仕様のバージョン)を集中制御部4の表示部4aに表示するとともに、端末制御部3と集中制御部4の通信内容を一致させるように設定するか否かを選択可能に構成したので、新たな端末制御部3の通信内容を表示部4aの表示によって容易に確認することができ、その確認結果に基づいて端末制御部3または集中制御部4の通信内容の変更を的確に行うことができる。従って、新たな端末制御部3の接続に伴う通信内容の変更を常に適正に行うことができる。
【0040】
更に、端末制御部3を集中制御部4による通信内容の判別処理を行わせるか否かを選択可能に構成したので、例えば通信内容が変更されると必要な機能が損なわれるような場合など、新たな端末制御部3に初期設定された通信内容を使用したい場合に有利である。
【0041】
また、集中制御部4によって所定時間おきに新たな端末制御部3が接続されたか否かを検知するようにしたので、新たな端末制御部3の接続を常時監視することができ、新たな端末制御部3が接続された場合の通信内容変更処理を迅速且つ効率的に行うことができる。
【0042】
更に、新たに接続された端末制御部3の所定の設定情報が他の既設の端末制御部3の設定情報に基づいて書き換え可能な場合には、既設の端末制御部3の設定情報に基づいて新たな端末制御部3の設定情報を書き換えるようにしたので、新たな端末制御部3の設定を別途手動で行う必要がなく、設定作業の効率化を図ることができる。
【0043】
この場合、設定情報の書き換えを集中制御部4の操作によって行う場合は、既設の端末制御部3の設定情報を集中制御部4に一旦格納した後、新たな端末制御部3に送信するにしたので、同一内容の設定情報を集中制御部4から複数の端末制御部3に複写することができ、例えば同一用途のショーケース1を複数台追加する場合に有利である。
【0044】
また、設定情報の書き換えを端末制御部3の操作によって行う場合は、既設の端末制御部3の設定情報を直接新たな端末制御部3に送信するようにしたので、設定情報の書き換え作業を集中制御部4の操作や制御を必要とすることなく端末制御部3同士で行うことができ、例えば新たに追加するショーケース1の台数が比較的少ない場合に有利である。
【0045】
更に、端末制御部3または集中制御部4の操作により、任意の端末制御部3と集中制御部4との通信を解除可能に構成したので、ショーケース1や冷凍機2の部品交換、清掃または洗浄など、ショーケース1や冷凍機2のメンテナンスを個別に行う場合には、端末制御部3と集中制御部4との通信を解除することにより、メンテナンス中の端末制御部3が集中制御部4による通信状態の監視を受けないようにすることができる。これにより、集中制御部4から誤った通信異常の警報が発せられることがなく、集中制御部4における管理上の不具合を解消することができる。
【0046】
この場合、通信の自動再開が選択されている場合には、端末制御部3または集中制御部4の操作によって任意の端末制御部3と集中制御部4との通信が解除された後、所定時間経過後に通信を再開させるようにしたので、通信が解除されたままの状態が所定時間以上継続することがなく、例えばメンテナンス終了後の操作忘れによって端末制御部3が非通信状態で放置されることがないという利点がある。
【0047】
また、通信の自動再開が選択されてる場合には、通信再開を実行する操作が操作部4bによって行われると、通信を再開させるようにしたので、例えばスーパーマーケット等において、特売や催し物用のショーケースを別途一時的に設置する場合、或いはショーケース以外の関連機器を接続する場合など、任意のショーケース1を特殊な形態で単独使用する場合や、メンテナンス作業が長時間に及ぶ場合に有利である。
【0048】
また、集中制御部4の操作によって任意の端末制御部3の表示内容を任意の表示内容に切換えるようにしたので、例えばショーケース1の電磁弁の状態等の負荷情報、設定温度等の制御情報、冷却中または除霜中等の運転状態情報など、設置時や点検後に複数台のショーケース1または冷凍機2に同一内容の情報を一括して表示することができ、動作確認作業を極めて効率的に行うことができる。
【0049】
尚、前記実施形態では、ショーケース1の追加または入れ換えにより、新たな端末制御部3が接続された場合を示したが、本発明は、集中制御部4の入れ換えにより新たな集中制御部4が接続された場合にも適用することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1のショーケース等の集中制御装置によれば、新たなショーケースやその関連機器の追加等が多数または頻繁に行われる場合でも、通信内容の確認作業や変更作業に伴う人的労力を軽減することができるので、作業性の向上を図ることができる。
【0051】
また、請求項2のショーケース等の集中制御装置によれば、請求項1の効果に加え、他の端末制御部または集中制御部の通信内容を容易に確認することができ、その確認結果に基づいて端末制御部または集中制御部の通信内容の変更を的確に行うことができるので、端末制御部または集中制御部の通信内容の設定変更を常に適正に行うことができる。
【0052】
また、請求項3のショーケース等の集中制御装置によれば、請求項1または2の効果に加え、任意の端末制御部の通信内容の判別処理を行わせないようにすることができるので、例えば通信内容が変更されると必要な機能が損なわれるような場合など、端末制御部に設定されている通信内容を使用したい場合に有利である。
【0053】
また、請求項4のショーケース等の集中制御装置によれば、請求項1、2または3の効果に加え、新たな端末制御部の接続を常時監視することができるので、新たな端末制御部が接続された場合の通信内容変更処理を迅速且つ効率的に行うことができる。
【0054】
また、請求項5のショーケース等の集中制御装置によれば、請求項1、2、3または4の効果に加え、例えば新たに接続された端末制御部の所定の設定情報が他の既設の端末制御部の設定情報に基づいて書き換え可能な場合には、既設の端末制御部の設定情報に基づいて新たな端末制御部の設定情報を書き換えることができるので、新たな端末制御部の設定を別途手動で行う必要がなく、設定作業の効率化を図ることができる。
【0055】
また、請求項6のショーケース等の集中制御装置によれば、請求項5の効果に加え、同一内容の設定情報を集中制御部から複数の端末制御部に送信することができるので、例えば同一用途のショーケースを複数台追加する場合に有利である。
【0056】
また、請求項7のショーケース等の集中制御装置によれば、請求項5の効果に加え、設定情報の書き換え作業を集中制御部の操作や制御を必要とすることなく端末制御部同士で行うことができるので、例えば新たに追加するショーケースの台数が比較的少ない場合に有利である。
【0057】
また、請求項8のショーケース等の集中制御装置によれば、請求項1、2、3、4、5、6または7の効果に加え、ショーケースまたは関連機器の部品交換、清掃または洗浄など、ショーケースまたは関連機器のメンテナンスを個別に行う場合には、メンテナンス中の端末制御部が集中制御部による通信状態の監視を受けないようにすることができるので、集中制御部から誤った通信異常の警報が発せられることがないという利点がある。
【0058】
また、請求項9のショーケース等の集中制御装置によれば、請求項8の効果に加え、通信が解除されたままの状態が所定時間以上継続することがないので、例えばメンテナンス終了後の操作忘れによって端末制御部が非通信状態で放置されることがないという利点がある。
【0059】
また、請求項10のショーケース等の集中制御装置によれば、請求項8の効果に加え、通信が解除された状態を任意に継続させることができるので、例えばショーケース内に他の小型ショーケース等を収容するなど、任意のショーケース1を特殊な形態で単独使用する場合や、メンテナンス作業が長時間に及ぶ場合に有利である。
【0060】
また、請求項11のショーケース等の集中制御装置によれば、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の効果に加え、例えばショーケースの電磁弁の状態等の負荷情報、設定温度等の制御情報、冷却中または除霜中等の運転状態情報など、設置時や点検後に複数台のショーケースまたは関連機器に同一内容の設定情報を一括して表示することができるので、動作確認作業を極めて効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すショーケース等の全体構成図
【図2】集中制御装置のブロック図
【図3】集中制御部の動作を示すフローチャート
【図4】端末制御部の動作を示すフローチャート
【図5】集中制御部の動作を示すフローチャート
【図6】端末制御部の動作を示すフローチャート
【図7】集中制御部の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1…ショーケース、2…冷凍機、3…端末制御部、3a…表示部、3b…表示部、4…集中制御部、4a…表示部、4b…表示部。

Claims (11)

  1. 複数のショーケースまたはその関連機器に設けられた端末制御部と、各端末制御部と通信可能な集中制御部とを備え、各端末制御部と集中制御部との間で所定の通信情報の送受信を行うようにしたショーケース等の集中制御装置において、
    前記端末制御部または集中制御部に備わり、他の端末制御部または集中制御部の通信内容の設定を判別可能な通信内容判別手段と、
    端末制御部または集中制御部に備わり、その通信内容が他の端末制御部または集中制御部の通信内容の設定と異なる場合には、その通信内容の設定を他の各端末制御部または集中制御部の通信内容の設定と一致するように変更可能な通信内容変更手段とを備えた
    ことを特徴とするショーケース等の集中制御装置。
  2. 前記端末制御部または集中制御部に備わり、通信内容判別手段によって他の端末制御部または集中制御部の通信内容の設定が判別されると、その通信内容の設定に関する情報を表示する表示手段と、
    前記端末制御部または集中制御部に備わり、通信内容の設定を他の端末制御部または集中制御部の通信内容の設定と一致した設定に変更するか否かを選択する設定変更選択手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のショーケース等の集中制御装置。
  3. 前記端末制御部に備わり、端末制御部に対して通信内容判別手段による通信内容の判別処理を行わせるか否かを選択する判別可否選択手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載のショーケース等の集中制御装置。
  4. 前記集中制御部に設けられ、新たな端末制御部の接続の有無を所定時間おきに検知するか否かを検知可能な接続検知手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のショーケース等の集中制御装置。
  5. 任意の端末制御部の所定の設定情報に基づいて他の端末制御部の設定情報を書き換え可能な設定情報書換手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載のショーケース等の集中制御装置。
  6. 前記設定情報書換手段を、任意の端末制御部の設定情報を集中制御部を介して他の端末制御部に送信することにより、他の端末制御部の設定情報を書き換えるように構成した
    ことを特徴とする請求項5記載のショーケース等の集中制御装置。
  7. 前記設定情報書換手段を、任意の端末制御部の設定情報を他の端末制御部に直接送信することにより、他の端末制御部の設定情報を書き換えるように構成した
    ことを特徴とする請求項6記載のショーケース等の集中制御装置。
  8. 前記端末制御部または集中制御部における所定の操作により、任意の端末制御部と集中制御部との通信を解除可能な通信解除手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載のショーケース等の集中制御装置。
  9. 前記通信解除手段を、端末制御部と集中制御部との通信を解除した後、所定時間経過後に通信を再開させるように構成した
    ことを特徴とする請求項8記載のショーケース等の集中制御装置。
  10. 前記通信解除手段を、端末制御部と集中制御部との通信を解除した後、端末制御部または集中制御部における所定の操作によって通信を再開させるように構成した
    ことを特徴とする請求項8記載のショーケース等の集中制御装置。
  11. 前記集中制御部における所定の操作により、任意の端末制御部に備わる表示手段の表示を任意の表示内容に切換える表示切換手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10記載のショーケース等の集中制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012047395A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Sanyo Electric Co Ltd ショーケースの集中制御装置
JP2018080911A (ja) * 2018-02-09 2018-05-24 ホシザキ株式会社 出力プログラム、及び、出力装置
JP2020025482A (ja) * 2018-08-10 2020-02-20 ホシザキ株式会社 貯蔵庫

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