JPH05279820A - 成形性に優れるアルミニウム合金板材の製造方法 - Google Patents
成形性に優れるアルミニウム合金板材の製造方法Info
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- JPH05279820A JPH05279820A JP10541092A JP10541092A JPH05279820A JP H05279820 A JPH05279820 A JP H05279820A JP 10541092 A JP10541092 A JP 10541092A JP 10541092 A JP10541092 A JP 10541092A JP H05279820 A JPH05279820 A JP H05279820A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 時効後の高強度を維持しつつ成形異方性の少
ない、成形性に優れたプレス成形用の自動車部品等の構
造用アルミニウム合金板材を製造する。 【構成】 Mg0.15〜0.5wt%、Si0.15〜
2.5wt%かつSi≧1.1Mg、Ti0.005〜
0.10wt%、Cu0.10〜1.2wt%を含み、更に
はMn0.01〜1.5wt%、Cr0.01〜0.35
wt%、Zr0.01〜0.20wt%のうち1種又は2種
以上を含み、残部Alと不可避的不純物からなるアルミ
ニウム合金鋳塊を均質化処理、熱間圧延、冷間圧延、中
間焼鈍する工程において、中間焼鈍後の冷間圧延率が4
5〜95%となる板厚において、250〜500℃の温
度範囲で中間焼鈍を施し、その後冷間圧延を施して所定
の板厚とした後、480〜600℃の温度範囲で溶体化
処理を施すアルミニウム合金板の製造方法。
ない、成形性に優れたプレス成形用の自動車部品等の構
造用アルミニウム合金板材を製造する。 【構成】 Mg0.15〜0.5wt%、Si0.15〜
2.5wt%かつSi≧1.1Mg、Ti0.005〜
0.10wt%、Cu0.10〜1.2wt%を含み、更に
はMn0.01〜1.5wt%、Cr0.01〜0.35
wt%、Zr0.01〜0.20wt%のうち1種又は2種
以上を含み、残部Alと不可避的不純物からなるアルミ
ニウム合金鋳塊を均質化処理、熱間圧延、冷間圧延、中
間焼鈍する工程において、中間焼鈍後の冷間圧延率が4
5〜95%となる板厚において、250〜500℃の温
度範囲で中間焼鈍を施し、その後冷間圧延を施して所定
の板厚とした後、480〜600℃の温度範囲で溶体化
処理を施すアルミニウム合金板の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形性に優れたアルミ
ニウム合金板材、更に詳しくは成形異方性が少なく、自
動車部品等の構造材のようにプレス成形加工した場合に
優れた成形限界を示すアルミニウム合金板材の製造方法
に関するものである。
ニウム合金板材、更に詳しくは成形異方性が少なく、自
動車部品等の構造材のようにプレス成形加工した場合に
優れた成形限界を示すアルミニウム合金板材の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プレス成形等の板材の成形によって造ら
れる部材、特に構造部材は複雑形状に成形される場合が
多く、更に近年においては構造部材の軽量化要求に伴
い、アルミニウムのような軽量材料を用いて、より複雑
な形状に成形される傾向にある。このような状況にあっ
てより複雑な形状に成形するためには、より高い成形限
界が材料に要求されている。このようなプレス成形によ
り製造される構造部材用のアルミニウム合金としてはA
l−Mg系合金とAl−Mg−Si系合金が主に使用さ
れている。これら合金のうち非熱処理系のAl−Mg系
合金は特に高い成形性を要求される非常に複雑な形状の
部材に、一方溶体化、時効熱処理により高強度化が可能
なAl−Mg−Si系合金は強度が要求される構造部材
にそれぞれ使い分けがなされている。
れる部材、特に構造部材は複雑形状に成形される場合が
多く、更に近年においては構造部材の軽量化要求に伴
い、アルミニウムのような軽量材料を用いて、より複雑
な形状に成形される傾向にある。このような状況にあっ
てより複雑な形状に成形するためには、より高い成形限
界が材料に要求されている。このようなプレス成形によ
り製造される構造部材用のアルミニウム合金としてはA
l−Mg系合金とAl−Mg−Si系合金が主に使用さ
れている。これら合金のうち非熱処理系のAl−Mg系
合金は特に高い成形性を要求される非常に複雑な形状の
部材に、一方溶体化、時効熱処理により高強度化が可能
なAl−Mg−Si系合金は強度が要求される構造部材
にそれぞれ使い分けがなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら合金のうちAl
−Mg−Si系合金においては、より高強度を得るため
には、Mg、Si量を高濃度に添加する必要があるが、
このような場合には成形性が劣化する欠点があった。ま
た成形性を向上させるためには材料の異方性を極力少な
くする必要があるが、Al−Mg−Si系合金において
は、組成と製造工程の組み合わせによっては、異方性が
生じやすいという問題点があった。
−Mg−Si系合金においては、より高強度を得るため
には、Mg、Si量を高濃度に添加する必要があるが、
このような場合には成形性が劣化する欠点があった。ま
た成形性を向上させるためには材料の異方性を極力少な
くする必要があるが、Al−Mg−Si系合金において
は、組成と製造工程の組み合わせによっては、異方性が
生じやすいという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は材料の合金組成
と成形性との関係を詳細に検討した結果なされたもので
ある。このAl−Mg−Si系合金においてはその特性
からAl−Mg2 Si−SiもしくはAl−Mg2 Si
−Mgの擬三元系として取り扱われることが多い。そし
てこの系においてMg2 Siを生成せずに単独の固溶元
素もしくは相として存在するSiもしくはMgを過剰S
iもしくは過剰Mgと呼ぶが、構造用として使用される
Al−Mg−Si系合金においては過剰Siとしたほう
が時効速度が大きく、熱処理後の特性が優れる。
と成形性との関係を詳細に検討した結果なされたもので
ある。このAl−Mg−Si系合金においてはその特性
からAl−Mg2 Si−SiもしくはAl−Mg2 Si
−Mgの擬三元系として取り扱われることが多い。そし
てこの系においてMg2 Siを生成せずに単独の固溶元
素もしくは相として存在するSiもしくはMgを過剰S
iもしくは過剰Mgと呼ぶが、構造用として使用される
Al−Mg−Si系合金においては過剰Siとしたほう
が時効速度が大きく、熱処理後の特性が優れる。
【0005】本発明者らは更に詳細に組成と特性とを検
討し、成形性を向上させるためには低Mgとすることが
効果的であり、時効後の強度を増大させるためには高S
iとすることが好ましいことを知見した。更にこのよう
な組成では成形異方性が顕著に出る傾向があるが、溶体
化処理前の集合組織を、中間焼鈍、冷間加工率等によっ
て制御することにより、成形異方性が実質的に存在しな
い板材を製造することが可能であることを知り、更に検
討の結果、時効後の高強度を維持しつつ成形異方性の少
ない成形性に優れるアルミニウム合金板材の製造方法を
開発したものである。
討し、成形性を向上させるためには低Mgとすることが
効果的であり、時効後の強度を増大させるためには高S
iとすることが好ましいことを知見した。更にこのよう
な組成では成形異方性が顕著に出る傾向があるが、溶体
化処理前の集合組織を、中間焼鈍、冷間加工率等によっ
て制御することにより、成形異方性が実質的に存在しな
い板材を製造することが可能であることを知り、更に検
討の結果、時効後の高強度を維持しつつ成形異方性の少
ない成形性に優れるアルミニウム合金板材の製造方法を
開発したものである。
【0006】即ち本発明の一つは、Mg0.15〜0.
5wt%、Si0.15〜2.5wt%かつSi≧1.1M
g、Ti0.005〜0.10wt%を含み、残部Alと
不可避的不純物からなるアルニウム合金鋳塊を、均質化
処理、熱間圧延、冷間圧延、中間焼鈍する工程におい
て、中間焼鈍後の冷間加工率が45〜95%となる板厚
において、250〜500℃の温度範囲で中間焼鈍を施
し、その後冷間圧延を施して所定の板厚とした後、48
0〜600℃の温度範囲で溶体化処理を施すことを特徴
とするものである。
5wt%、Si0.15〜2.5wt%かつSi≧1.1M
g、Ti0.005〜0.10wt%を含み、残部Alと
不可避的不純物からなるアルニウム合金鋳塊を、均質化
処理、熱間圧延、冷間圧延、中間焼鈍する工程におい
て、中間焼鈍後の冷間加工率が45〜95%となる板厚
において、250〜500℃の温度範囲で中間焼鈍を施
し、その後冷間圧延を施して所定の板厚とした後、48
0〜600℃の温度範囲で溶体化処理を施すことを特徴
とするものである。
【0007】本発明の他の一つは、Mg0.15〜0.
5wt%、Si0.15〜2.5wt%かつSi≧1.1M
g、Ti0.005〜0.10wt%、Cu0.01〜
1.2wt%を含み、残部Alと不可避的不純物からなる
アルミニウム合金鋳塊を、均質化処理、熱間圧延、冷間
圧延、中間焼鈍する工程において、中間焼鈍後の冷間加
工率が45〜95%となる板厚において、250〜50
0℃の温度範囲で中間焼鈍を施し、その後冷間圧延を施
して所定の板厚とした後、480〜600℃の温度範囲
で溶体化処理を施すことを特徴とするものである。
5wt%、Si0.15〜2.5wt%かつSi≧1.1M
g、Ti0.005〜0.10wt%、Cu0.01〜
1.2wt%を含み、残部Alと不可避的不純物からなる
アルミニウム合金鋳塊を、均質化処理、熱間圧延、冷間
圧延、中間焼鈍する工程において、中間焼鈍後の冷間加
工率が45〜95%となる板厚において、250〜50
0℃の温度範囲で中間焼鈍を施し、その後冷間圧延を施
して所定の板厚とした後、480〜600℃の温度範囲
で溶体化処理を施すことを特徴とするものである。
【0008】本発明の他の一つは、Mg0.15〜0.
5wt%、Si0.15〜2.5wt%かつSi≧1.1M
g、Ti0.005〜0.10wt%を含み、更にMn
0.01〜1.5wt%、Cr0.01〜0.35wt%、
Zr0.01〜0.20wt%のうち1種又は2種以上を
含み、残部Alと不可避的不純物からなるアルミニウム
合金鋳塊を、均質化処理、熱間圧延、冷間圧延、中間焼
鈍する工程において、中間焼鈍後の冷間圧延率が45〜
95%となる板厚において、250〜500℃の温度範
囲で中間焼鈍を施し、その後冷間圧延を施して所定の板
厚とした後、480〜600℃の温度範囲で溶体化処理
を施すことを特徴とするものである。
5wt%、Si0.15〜2.5wt%かつSi≧1.1M
g、Ti0.005〜0.10wt%を含み、更にMn
0.01〜1.5wt%、Cr0.01〜0.35wt%、
Zr0.01〜0.20wt%のうち1種又は2種以上を
含み、残部Alと不可避的不純物からなるアルミニウム
合金鋳塊を、均質化処理、熱間圧延、冷間圧延、中間焼
鈍する工程において、中間焼鈍後の冷間圧延率が45〜
95%となる板厚において、250〜500℃の温度範
囲で中間焼鈍を施し、その後冷間圧延を施して所定の板
厚とした後、480〜600℃の温度範囲で溶体化処理
を施すことを特徴とするものである。
【0009】更に本発明の他の一つは、Mg0.15〜
0.5wt%、Si0.15〜2.5wt%かつSi≧1.
1Mg、Ti0.005〜0.10wt%、Cu0.01
〜1.2wt%を含み、更にMn0.01〜1.5wt%、
Cr0.01〜0.35wt%、Zr0.01〜0.20
wt%のうち1種又は2種以上を含み、残部Alと不可避
的不純物からなるアルミニウム合金鋳塊を、均質化処
理、熱間圧延、冷延圧延、中間焼鈍する工程において、
中間焼鈍後の冷間圧延率が45〜95%となる板厚にお
いて、250〜500℃の温度範囲で中間焼鈍を施し、
その後冷間圧延を施して所定の板厚とした後、480〜
600℃の温度範囲で溶体化処理を施すことを特徴とす
るものである。
0.5wt%、Si0.15〜2.5wt%かつSi≧1.
1Mg、Ti0.005〜0.10wt%、Cu0.01
〜1.2wt%を含み、更にMn0.01〜1.5wt%、
Cr0.01〜0.35wt%、Zr0.01〜0.20
wt%のうち1種又は2種以上を含み、残部Alと不可避
的不純物からなるアルミニウム合金鋳塊を、均質化処
理、熱間圧延、冷延圧延、中間焼鈍する工程において、
中間焼鈍後の冷間圧延率が45〜95%となる板厚にお
いて、250〜500℃の温度範囲で中間焼鈍を施し、
その後冷間圧延を施して所定の板厚とした後、480〜
600℃の温度範囲で溶体化処理を施すことを特徴とす
るものである。
【0010】
【作用】本発明において合金組成を上記の如く限定した
理由について述べる。Mgは本発明板材の強度と成形性
に直接効果を有する元素であり、溶体化処理後、時効前
の状態にあっては固溶して材料の成形性に寄与し、時効
後においてはSiと共にMg2 Siを生じて強度に寄付
する。しかしてその含有量を0.15〜0.5wt%と限
定したのは、0.15wt%未満ではこれら効果が十分で
なく、0.5wt%を越えると逆に延性が低下して成形性
が劣化するためである。
理由について述べる。Mgは本発明板材の強度と成形性
に直接効果を有する元素であり、溶体化処理後、時効前
の状態にあっては固溶して材料の成形性に寄与し、時効
後においてはSiと共にMg2 Siを生じて強度に寄付
する。しかしてその含有量を0.15〜0.5wt%と限
定したのは、0.15wt%未満ではこれら効果が十分で
なく、0.5wt%を越えると逆に延性が低下して成形性
が劣化するためである。
【0011】Siは本発明板材の強度に寄与する元素で
あり、時効時にMgと共にMg2 Siを生じると同時に
過剰Siの存在により時効速度を増大し、短時間の時効
でも高強度が得られる。しかしてその含有量を0.15
〜2.5wt%Si≧1.1Mgと限定したのは、0.1
5wt%未満では時効後の強度が低く、2.5wt%を越え
ると延性が低下して成形性が劣化し、しかもSi<1.
1Mgでは過剰Siによる時効速度増大効果が望めない
ためである。
あり、時効時にMgと共にMg2 Siを生じると同時に
過剰Siの存在により時効速度を増大し、短時間の時効
でも高強度が得られる。しかしてその含有量を0.15
〜2.5wt%Si≧1.1Mgと限定したのは、0.1
5wt%未満では時効後の強度が低く、2.5wt%を越え
ると延性が低下して成形性が劣化し、しかもSi<1.
1Mgでは過剰Siによる時効速度増大効果が望めない
ためである。
【0012】Tiは組織の均一化に効果を有し、その結
果として材料の成形性及び強度のいずれにも寄与する。
しかしてその含有量を0.005〜0.10wt%と限定
したのは、0.005wt%未満では強度向上効果が望め
ず、0.10wt%を越えると逆に成形性を劣化させるた
めである。
果として材料の成形性及び強度のいずれにも寄与する。
しかしてその含有量を0.005〜0.10wt%と限定
したのは、0.005wt%未満では強度向上効果が望め
ず、0.10wt%を越えると逆に成形性を劣化させるた
めである。
【0013】Cuは板材の強度向上に寄与する。従って
高強度を要求される板材には添加することが望ましい
が、Cu添加により成形性が若干低下する傾向があり、
製品に要求される強度と成形難易度とのバランスに応じ
て添加もしくは無添加を決定する必要がある。しかして
その含有量を0.01〜1.2wt%と限定したのは、
0.01wt%未満では強度向上効果が望めず、1.2wt
%を越えると成形性を劣化させるためである。
高強度を要求される板材には添加することが望ましい
が、Cu添加により成形性が若干低下する傾向があり、
製品に要求される強度と成形難易度とのバランスに応じ
て添加もしくは無添加を決定する必要がある。しかして
その含有量を0.01〜1.2wt%と限定したのは、
0.01wt%未満では強度向上効果が望めず、1.2wt
%を越えると成形性を劣化させるためである。
【0014】Mn、Cr、Zrは再結晶粒を均一、微細
化する効果があり、その結果として強度、特に耐力向上
に効果を有し、また成形後の表面を平滑にする作用を合
わせ持つ。しかしながらこれら元素は延性を若干低下さ
せ、その結果として成形性を若干低下させる傾向がある
ため、製品の要求特性に合わせて添加、無添加を決定す
る必要がある。しかしてその含有量をMn0.01〜
1.5wt%、Cr0.01〜0.35wt%、Zr0.0
1〜0.20wt%のうち1種又は2種以上と限定したの
は、それぞれ下限未満の添加量では上記作用が不十分で
あり、上限を越えて添加すると板材中に粗大な化合物を
生じて成形性を低下させるためである。
化する効果があり、その結果として強度、特に耐力向上
に効果を有し、また成形後の表面を平滑にする作用を合
わせ持つ。しかしながらこれら元素は延性を若干低下さ
せ、その結果として成形性を若干低下させる傾向がある
ため、製品の要求特性に合わせて添加、無添加を決定す
る必要がある。しかしてその含有量をMn0.01〜
1.5wt%、Cr0.01〜0.35wt%、Zr0.0
1〜0.20wt%のうち1種又は2種以上と限定したの
は、それぞれ下限未満の添加量では上記作用が不十分で
あり、上限を越えて添加すると板材中に粗大な化合物を
生じて成形性を低下させるためである。
【0015】本板材に含有される主な不純物はFeであ
り、Fe含有量が多いとFeを含む晶出物が粗大化し、
板材の成形性を劣化させる。従ってFe不純物は0.2
5wt%以下であることが望ましい。
り、Fe含有量が多いとFeを含む晶出物が粗大化し、
板材の成形性を劣化させる。従ってFe不純物は0.2
5wt%以下であることが望ましい。
【0016】上記以外の含有元素については、0.05
wt%以下であれば本発明板材の特性に悪影響を及ぼさな
い。例えば鋳造性改善、高温酸化防止等の目的で添加さ
れるBeや、鋳造組織改良の目的で添加されるB、ある
いは成形性改善効果のあるとされるミッシュメタル等こ
の範囲で添加しても差し支えない。
wt%以下であれば本発明板材の特性に悪影響を及ぼさな
い。例えば鋳造性改善、高温酸化防止等の目的で添加さ
れるBeや、鋳造組織改良の目的で添加されるB、ある
いは成形性改善効果のあるとされるミッシュメタル等こ
の範囲で添加しても差し支えない。
【0017】次に本発明板材の製造条件の限定理由につ
いて説明する。本発明板材の製造工程において、アルミ
ニウム合金鋳塊を均質化処理、熱間圧延、冷間圧延、中
間焼鈍する工程にて中間焼鈍後の冷間圧延率が45〜9
5%となる板厚において、250〜500℃の温度範囲
で中間焼鈍を施し、その後冷間圧延を施して所定の板厚
とした後、480〜600℃の温度範囲で溶体化処理を
施す。
いて説明する。本発明板材の製造工程において、アルミ
ニウム合金鋳塊を均質化処理、熱間圧延、冷間圧延、中
間焼鈍する工程にて中間焼鈍後の冷間圧延率が45〜9
5%となる板厚において、250〜500℃の温度範囲
で中間焼鈍を施し、その後冷間圧延を施して所定の板厚
とした後、480〜600℃の温度範囲で溶体化処理を
施す。
【0018】中間焼鈍を施す最も大きな目的は溶体化処
理後の異方性を改善する事である。中間焼鈍後の冷間加
工率が45%未満あるいは95%を越える場合は、いず
れも溶体化処理後の成形異方性が大きくなる。好ましい
範囲は50〜92%である。尚ここで言う冷間圧延加工
率とは次式で規定される値(%)である。 〔(冷間加工前の板厚−冷間加工後の板厚)/冷間加工
前の板厚〕×100
理後の異方性を改善する事である。中間焼鈍後の冷間加
工率が45%未満あるいは95%を越える場合は、いず
れも溶体化処理後の成形異方性が大きくなる。好ましい
範囲は50〜92%である。尚ここで言う冷間圧延加工
率とは次式で規定される値(%)である。 〔(冷間加工前の板厚−冷間加工後の板厚)/冷間加工
前の板厚〕×100
【0019】本発明では中間焼鈍温度が250℃未満で
は十分に再結晶せず、その結果冷間圧延、溶体化処理後
の異方性が大きくなる。他方500℃を越える温度で焼
鈍を施すと再結晶粒が粗大化し、冷間圧延、溶体化処理
後の強度、成形性を劣化させる。処理時間については板
材温度が該保持温度に達していれば、特に規定するもの
ではないが、工業的には温度のばらつきを考慮して1〜
12時間程度の時間が選択される場合が多い。板材の実
体温度が全て該温度に達していることが何らかの手段で
確認されている場合は1時間未満でも構わないし、12
時間以上熱処理を施しても性能上問題は生じないが、経
済的に高コストとなる。
は十分に再結晶せず、その結果冷間圧延、溶体化処理後
の異方性が大きくなる。他方500℃を越える温度で焼
鈍を施すと再結晶粒が粗大化し、冷間圧延、溶体化処理
後の強度、成形性を劣化させる。処理時間については板
材温度が該保持温度に達していれば、特に規定するもの
ではないが、工業的には温度のばらつきを考慮して1〜
12時間程度の時間が選択される場合が多い。板材の実
体温度が全て該温度に達していることが何らかの手段で
確認されている場合は1時間未満でも構わないし、12
時間以上熱処理を施しても性能上問題は生じないが、経
済的に高コストとなる。
【0020】溶体化処理温度は溶融しない範囲において
高温であるほうが溶体化効果は大きいが、高温に加熱し
すぎると結晶粒の粗大化を生じて強度及び成形性を劣化
させ、更に部分溶融する危険性も高くなる。しかして4
80℃未満の温度では十分な溶体化が困難であり、60
0℃を越えて加熱すると前述のように結晶粒の粗大化及
び部分溶融の危険性が高くなる。
高温であるほうが溶体化効果は大きいが、高温に加熱し
すぎると結晶粒の粗大化を生じて強度及び成形性を劣化
させ、更に部分溶融する危険性も高くなる。しかして4
80℃未満の温度では十分な溶体化が困難であり、60
0℃を越えて加熱すると前述のように結晶粒の粗大化及
び部分溶融の危険性が高くなる。
【0021】溶体化時間は溶体化温度との関係で決定す
ればよく、高温であれば短時間で十分であるが、低温の
場合は相対的に長時間を要する。通常においては5秒〜
5分程度の加熱時間が採用される場合が多いが、必要に
応じて更に長時間の加熱を施すことも可能である。
ればよく、高温であれば短時間で十分であるが、低温の
場合は相対的に長時間を要する。通常においては5秒〜
5分程度の加熱時間が採用される場合が多いが、必要に
応じて更に長時間の加熱を施すことも可能である。
【0022】本発明で規定された工程以外の鋳造、均質
化処理、熱間圧延、溶体化処理後及び成形後の時効条件
は常法により行うことができる。
化処理、熱間圧延、溶体化処理後及び成形後の時効条件
は常法により行うことができる。
【0023】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。 (実施例1)表1に示す組成の合金を常法により鋳造
し、厚さ400mm、幅1400mmの鋳塊を得た。これを
常法により均質化処理、熱間圧延、冷間圧延を施し、板
厚1.67mmとし、この板材に対して400℃で4時間
の中間焼鈍を施した。その後冷間圧延にて板厚1.0mm
とし、これに520℃で5秒間溶体化処理を施し、試供
材とした。
し、厚さ400mm、幅1400mmの鋳塊を得た。これを
常法により均質化処理、熱間圧延、冷間圧延を施し、板
厚1.67mmとし、この板材に対して400℃で4時間
の中間焼鈍を施した。その後冷間圧延にて板厚1.0mm
とし、これに520℃で5秒間溶体化処理を施し、試供
材とした。
【0024】この試供材の成形性評価として圧延方向に
対して、0°、45°、90°の各方向について、引張
試験により引張強さ、0.2%耐力、伸び、n値、r値
を測定し、エリクセン試験により張出性を評価すると共
に、さらに180℃×60分時効後の強度として0.2
%耐力値を引張試験により測定した。これらの結果を表
2に示す。
対して、0°、45°、90°の各方向について、引張
試験により引張強さ、0.2%耐力、伸び、n値、r値
を測定し、エリクセン試験により張出性を評価すると共
に、さらに180℃×60分時効後の強度として0.2
%耐力値を引張試験により測定した。これらの結果を表
2に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】表1,2より明らかなように、本発明例に
よるものは、何れも強度及び成形性が優れているのに対
し、合金組成が外れる比較例では、強度あるいは成形性
のいずれかにおいて劣ることが判る。
よるものは、何れも強度及び成形性が優れているのに対
し、合金組成が外れる比較例では、強度あるいは成形性
のいずれかにおいて劣ることが判る。
【0028】(実施例2)実施例1における本発明例 N
o.1の合金を常法により鋳造し、厚さ400mm、幅14
00mmの鋳塊を得た。これを常法により均質化処理、熱
間圧延、冷間圧延を施し、表3に示す板厚とした後、表
3に示す条件にて中間焼鈍及び冷間圧延を施し板厚1mm
の板材とした。これに表3に示す条件にて溶体化処理を
施し試供材とした。
o.1の合金を常法により鋳造し、厚さ400mm、幅14
00mmの鋳塊を得た。これを常法により均質化処理、熱
間圧延、冷間圧延を施し、表3に示す板厚とした後、表
3に示す条件にて中間焼鈍及び冷間圧延を施し板厚1mm
の板材とした。これに表3に示す条件にて溶体化処理を
施し試供材とした。
【0029】この試供材について成形性評価として圧延
方向に対して、0°、45°、90°の各方向について
引張試験により、引張強さ、0.2%耐力、伸び、n
値、r値を測定し、エリクセン試験により張出性を評価
し、更に180℃×60分時効後の強度として0.2%
耐力値を引張試験により測定した。これらの結果を表4
に示す。
方向に対して、0°、45°、90°の各方向について
引張試験により、引張強さ、0.2%耐力、伸び、n
値、r値を測定し、エリクセン試験により張出性を評価
し、更に180℃×60分時効後の強度として0.2%
耐力値を引張試験により測定した。これらの結果を表4
に示す。
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】表3及び表4から明らかなように、本発明
の合金組成範囲にあっても製造条件を外れる製造工程に
より製造した板材は成形時の異方性が大きく、成形性に
劣り、時効後の強度が低い等、特性的に劣ることが判
る。
の合金組成範囲にあっても製造条件を外れる製造工程に
より製造した板材は成形時の異方性が大きく、成形性に
劣り、時効後の強度が低い等、特性的に劣ることが判
る。
【0033】
【発明の効果】このように本発明によれば、成形異方性
が少なく、自動車部品等の構造材のようにプレス成形加
工した場合に優れた成形限界を示すアルミニウム合金板
材の製造が可能になり、工業上顕著な効果を奏するもの
である。
が少なく、自動車部品等の構造材のようにプレス成形加
工した場合に優れた成形限界を示すアルミニウム合金板
材の製造が可能になり、工業上顕著な効果を奏するもの
である。
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 勝敏 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河アルミニウム工業株式会社内 (72)発明者 渡辺 元 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河アルミニウム工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 Mg0.15〜0.5wt%、Si0.1
5〜2.5wt%かつSi≧1.1Mg、Ti0.005
〜0.10wt%を含み、残部Alと不可避的不純物から
なるアルミニウム合金鋳塊を、均質化処理、熱間圧延、
冷間圧延、中間焼鈍する工程において、中間焼鈍後の冷
間圧延率が45〜95%となる板厚において、250〜
500℃の温度範囲で中間焼鈍を施し、その後冷間圧延
を施して所定の板厚とした後、480〜600℃の温度
範囲で溶体化処理を施すことを特徴とする成形性に優れ
たアルミニウム合金板材の製造方法。 - 【請求項2】 Mg0.15〜0.5wt%、Si0.1
5〜2.5wt%かつSi≧1.1Mg、Ti0.005
〜0.10wt%、Cu0.01〜1.2wt%を含み、残
部Alと不可避的不純物からなるアルミニウム合金鋳塊
を、均質化処理、熱間圧延、冷間圧延、中間焼鈍する工
程において、中間焼鈍後の冷間圧延率が45〜95%と
なる板厚において、250〜500℃の温度範囲で中間
焼鈍を施し、その後冷間圧延を施して所定の板厚とした
後、480〜600℃の温度範囲で溶体化処理を施すこ
とを特徴とする成形性に優れたアルミニウム合金板材の
製造方法。 - 【請求項3】 Mg0.15〜0.5wt%、Si0.1
5〜2.5wt%かつSi≧1.1Mg、Ti0.005
〜0.10wt%を含み、更にMn0.01〜1.5wt
%、Cr0.01〜0.35wt%、Zr0.01〜0.
20wt%のうち1種又は2種以上を含み、残部Alと不
可避的不純物からなるアルミニウム合金鋳塊を、均質化
処理、熱間圧延、、冷間圧延、中間焼鈍する工程におい
て、中間焼鈍後の冷間圧延率が45〜95%となる板厚
において、250〜500℃の温度範囲で中間焼鈍を施
し、その後冷間圧延を施して所定の板厚とした後、48
0〜600℃の温度範囲で溶体化処理を施すことを特徴
とする成形性に優れたアルミニウム合金板材の製造方
法。 - 【請求項4】 Mg0.15〜0.5wt%、Si0.1
5〜2.5wt%かつSi≧1.1Mg、Ti0.005
〜0.10wt%、Cu0.01〜1.2wt%を含み、更
にMn0.01〜1.5wt%、Cr0.01〜0.35
wt%、Zr0.01〜0.20wt%のうち1種又は2種
以上を含み、残部Alと不可避的不純物からなるアルミ
ニウム合金鋳塊を、均質化処理、熱間圧延、冷間圧延、
中間焼鈍する工程において、中間焼鈍後の冷間圧延率が
45〜95%となる板厚において、250〜500℃の
温度範囲で中間焼鈍を施し、その後冷間圧延を施して所
定の板厚とした後、480〜600℃の温度範囲で溶体
化処理を施すことを特徴とする成形性に優れたアルミニ
ウム合金板材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10541092A JPH05279820A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 成形性に優れるアルミニウム合金板材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10541092A JPH05279820A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 成形性に優れるアルミニウム合金板材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05279820A true JPH05279820A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=14406846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10541092A Pending JPH05279820A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 成形性に優れるアルミニウム合金板材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05279820A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002146462A (ja) * | 2000-08-30 | 2002-05-22 | Nippon Steel Corp | 成形性に優れたアルミニウム合金板およびその製造方法 |
WO2003074750A1 (fr) * | 2002-03-01 | 2003-09-12 | Showa Denko K.K. | Procede de production d'une plaque en alliage al-mg-si, plaque en alliage al-mg-si et materiau en alliage al-mg-si |
JP2006097057A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Nippon Steel Corp | 耐ボディしわ性に優れたアルミニウム合金及びその製造方法 |
JP2009001842A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | プレス成形用アルミニウム合金板 |
JP2009019267A (ja) * | 2007-06-11 | 2009-01-29 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | プレス成形用アルミニウム合金板 |
JP2009102737A (ja) * | 2002-03-01 | 2009-05-14 | Showa Denko Kk | Al−Mg−Si系合金板の製造方法およびAl−Mg−Si系合金板、ならびにAl−Mg−Si系合金材 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP10541092A patent/JPH05279820A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7189294B2 (en) | 2002-03-01 | 2007-03-13 | Showa Denko K.K. | Al-Mg-Si series alloy plate, method for manufacturing the same and Al-Mg-Si series alloy material |
JP2009102737A (ja) * | 2002-03-01 | 2009-05-14 | Showa Denko Kk | Al−Mg−Si系合金板の製造方法およびAl−Mg−Si系合金板、ならびにAl−Mg−Si系合金材 |
JP2013019055A (ja) * | 2002-03-01 | 2013-01-31 | Showa Denko Kk | Al−Mg−Si系合金板の製造方法およびAl−Mg−Si系合金板、ならびにAl−Mg−Si系合金材 |
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JP2009001842A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | プレス成形用アルミニウム合金板 |
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