JPH05279616A - 油性インキ - Google Patents
油性インキInfo
- Publication number
- JPH05279616A JPH05279616A JP10866392A JP10866392A JPH05279616A JP H05279616 A JPH05279616 A JP H05279616A JP 10866392 A JP10866392 A JP 10866392A JP 10866392 A JP10866392 A JP 10866392A JP H05279616 A JPH05279616 A JP H05279616A
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- JP
- Japan
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- resin
- parts
- oil
- diethylene glycol
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 C.I.ソルベントブラック7などの油溶性
染料2〜20重量%とエチルアルコール、プロピルアル
コール等の炭素数4以下の脂肪族アルコール40〜90
重量%とジエチレングリコールアルキルエーテル及び/
又はジエチレングリコールアルキルエーテルアセテート
5〜20重量%とケトン樹脂、フェノール樹脂、ロジン
樹脂、ブチラール樹脂又はポリアミド樹脂より選ばれた
樹脂1〜20重量%とを含む。 【効果】 筆跡の定着性に優れ、筆記具に充填して長期
間保存しても筆記かすれを発生しにくい。
染料2〜20重量%とエチルアルコール、プロピルアル
コール等の炭素数4以下の脂肪族アルコール40〜90
重量%とジエチレングリコールアルキルエーテル及び/
又はジエチレングリコールアルキルエーテルアセテート
5〜20重量%とケトン樹脂、フェノール樹脂、ロジン
樹脂、ブチラール樹脂又はポリアミド樹脂より選ばれた
樹脂1〜20重量%とを含む。 【効果】 筆跡の定着性に優れ、筆記具に充填して長期
間保存しても筆記かすれを発生しにくい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筆記具用、記録計用及
びジェットプリンタ−用として用いた場合、筆跡の定着
性及び経時安定性に優れた油性インキに関するものであ
る。
びジェットプリンタ−用として用いた場合、筆跡の定着
性及び経時安定性に優れた油性インキに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、速乾性マーキングペン等に用いる
油性インキは、油溶性染料と油溶性樹脂と溶剤とを主成
分としており、水性染料と水とを主成分とする水性イン
キに比べ、ガラス、金属、プラスチック等にも良好な筆
記が可能であることから多く用いられている。この油性
インキの溶剤としては、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素やエチレングリコールモノメチルエール、エチ
レングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエー
テル等が使用されている。しかしながら、上記溶剤は臭
気や毒性が高い等の問題があるので、近年、臭気や毒性
が低い炭素数4以下の脂肪族アルコ−ルを油性インキの
溶剤として使用することが多く提案されている。
油性インキは、油溶性染料と油溶性樹脂と溶剤とを主成
分としており、水性染料と水とを主成分とする水性イン
キに比べ、ガラス、金属、プラスチック等にも良好な筆
記が可能であることから多く用いられている。この油性
インキの溶剤としては、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素やエチレングリコールモノメチルエール、エチ
レングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエー
テル等が使用されている。しかしながら、上記溶剤は臭
気や毒性が高い等の問題があるので、近年、臭気や毒性
が低い炭素数4以下の脂肪族アルコ−ルを油性インキの
溶剤として使用することが多く提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、溶剤として炭
素数4以下の脂肪族アルコールを使用した油性インキは
筆跡の非吸収面に対する定着性が悪いという問題があっ
た。そこで、定着性の効果を向上させるために樹脂を選
択したり、多量に添加することが考えられるが、十分な
定着性を得るには至っていない。更に、油溶性染料や樹
脂は低級脂肪族アルコ−ルへの溶解性が悪く、長期経時
後にはインキ中の固型分が析出しやすくなり、そのため
筆記具に使用した際、ペン先の毛細管での目詰まりが起
こり筆跡のかすれが発生し易いという問題があった。
素数4以下の脂肪族アルコールを使用した油性インキは
筆跡の非吸収面に対する定着性が悪いという問題があっ
た。そこで、定着性の効果を向上させるために樹脂を選
択したり、多量に添加することが考えられるが、十分な
定着性を得るには至っていない。更に、油溶性染料や樹
脂は低級脂肪族アルコ−ルへの溶解性が悪く、長期経時
後にはインキ中の固型分が析出しやすくなり、そのため
筆記具に使用した際、ペン先の毛細管での目詰まりが起
こり筆跡のかすれが発生し易いという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、油溶性染料
と、炭素数4以下の脂肪族アルコ−ルと、ジエチレング
リコールアルキルエーテル及び/又はジエチレングリコ
ールアルキルエーテルアセテートと、ケトン樹脂、フェ
ノール樹脂、ロジン樹脂、ブチラール樹脂又はポリアミ
ド樹脂より選択される樹脂とを少なくとも含むことを特
徴とする油性インキを要旨とするものである。
と、炭素数4以下の脂肪族アルコ−ルと、ジエチレング
リコールアルキルエーテル及び/又はジエチレングリコ
ールアルキルエーテルアセテートと、ケトン樹脂、フェ
ノール樹脂、ロジン樹脂、ブチラール樹脂又はポリアミ
ド樹脂より選択される樹脂とを少なくとも含むことを特
徴とする油性インキを要旨とするものである。
【0005】以下、詳細に説明する。油溶性染料は着色
剤として用いるものである。具体的には、C.I.ソル
ベントブラック7、同123、C.I.ソルベントレッ
ド8、同49、C.I.ソルベントブルー2、同25、
同55、同70、C.I.ソルベントグリーン3、C.
I.ソルベントイエロー21、同61、C.I.ソルベ
ントオレンジ37、C.I.ソルベントバイオレット
8、同21などが挙げられる。上記例示した油溶性染料
は、単独あるいは複数混合して使用でき、その使用量は
油性インキ全量に対して2〜20重量%添加することが
好ましい。
剤として用いるものである。具体的には、C.I.ソル
ベントブラック7、同123、C.I.ソルベントレッ
ド8、同49、C.I.ソルベントブルー2、同25、
同55、同70、C.I.ソルベントグリーン3、C.
I.ソルベントイエロー21、同61、C.I.ソルベ
ントオレンジ37、C.I.ソルベントバイオレット
8、同21などが挙げられる。上記例示した油溶性染料
は、単独あるいは複数混合して使用でき、その使用量は
油性インキ全量に対して2〜20重量%添加することが
好ましい。
【0006】炭素数4以下の脂肪族アルコールは溶剤と
して用いるものである。具体的には、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、ノルマルプロピルアルコール、
イソプロピルアルコール、ノルマルブチルアルコール、
イソブチルアルコール、ターシャリーブチルアルコール
が挙げられる。これらは単独あるいは複数混合して使用
でき、その使用量はインキ全量に対して40〜90重量
%添加することが好ましい。
して用いるものである。具体的には、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、ノルマルプロピルアルコール、
イソプロピルアルコール、ノルマルブチルアルコール、
イソブチルアルコール、ターシャリーブチルアルコール
が挙げられる。これらは単独あるいは複数混合して使用
でき、その使用量はインキ全量に対して40〜90重量
%添加することが好ましい。
【0007】ジエチレングリコールアルキルエーテル及
び/又はジエチレングリコールアルキルエーテルアセテ
ートは筆跡の定着性を向上しインキの経時安定性を高め
るものである。具体的には、ジエチレングリコ−ルモノ
メチルエ−テル、ジエチレングリコ−ルモノエチルエ−
テル、ジエチレングリコ−ルモノプロピルエ−テル、ジ
エチレングリコ−ルモノブチルエ−テル、ジエチレング
リコ−ルモノメチルエ−テルアセテ−ト、ジエチレング
リコ−ルモノエチルエ−テルアセテ−ト、ジエチレング
リコ−ルモノプロピルエ−テルアセテ−ト、ジエチレン
グリコ−ルモノブチルエ−テルアセテ−トなどが挙げら
れる。これらは単独あるいは複数混合して使用でき、そ
の使用量はインキ全量に対して5〜20重量%添加する
ことが好ましい。使用量が5重量%より少なくなると効
果が小さくなり、20重量%より多くなると筆跡乾燥性
が悪くなる傾向がある。
び/又はジエチレングリコールアルキルエーテルアセテ
ートは筆跡の定着性を向上しインキの経時安定性を高め
るものである。具体的には、ジエチレングリコ−ルモノ
メチルエ−テル、ジエチレングリコ−ルモノエチルエ−
テル、ジエチレングリコ−ルモノプロピルエ−テル、ジ
エチレングリコ−ルモノブチルエ−テル、ジエチレング
リコ−ルモノメチルエ−テルアセテ−ト、ジエチレング
リコ−ルモノエチルエ−テルアセテ−ト、ジエチレング
リコ−ルモノプロピルエ−テルアセテ−ト、ジエチレン
グリコ−ルモノブチルエ−テルアセテ−トなどが挙げら
れる。これらは単独あるいは複数混合して使用でき、そ
の使用量はインキ全量に対して5〜20重量%添加する
ことが好ましい。使用量が5重量%より少なくなると効
果が小さくなり、20重量%より多くなると筆跡乾燥性
が悪くなる傾向がある。
【0008】ケトン樹脂、フェノール樹脂、ロジン樹
脂、ブチラール樹脂又はポリアミド樹脂は、炭素数4以
下の脂肪族アルコール可溶の樹脂の中でより良好な定着
性を有するものである。
脂、ブチラール樹脂又はポリアミド樹脂は、炭素数4以
下の脂肪族アルコール可溶の樹脂の中でより良好な定着
性を有するものである。
【0009】ケトン樹脂は、ケトンレジンK−90(荒
川化学工業(株)製)、ハロン80、同110H(本州
化学(株)製)、ラロパ−ルK80(BASFジャパン
(株)製)などが、フェノール樹脂は、タマノール10
0S、同510(以上、荒川化学工業(株)製)、ヒタ
ノール1501、同2501(以上、日立化成工業
(株)製)などが、ロジン樹脂は、ハーコリンD、ペン
タリン255、同261(以上、理化ハーキュレス
(株)製)、ガムロジンWW(中国製)などが、ブチラ
ール樹脂は、デンカブチラール#2000−L、同#3
000−1、同#3000−2、同#3000−4、同
#3000−K(以上、電気化学工業(株)製)など
が、ポリアミド樹脂は、AQ−ナイロンA−90、同A
−70、同A−50、同P−70、同K−80、同K−
14(以上、(株)東レ製)、ニューマイド825、同
840(以上、ケーシー有限会社製)、トレジンF3
0、同MF−30、同EF−30T、同M−20、同T
K5036(以上、N−メトキシメチル化ナイロン、帝
国化学産業(株)製)、バーサミド744、同756、
同711(以上、ヘンケル白水(株)製)、トーマイド
#90、同#92(以上、富士化成工業(株)製)、サ
ンマイド611DK−1、同615A(以上、三和化学
工業(株)製)などが挙げられる。これらは単独あるい
は複数混合して使用でき、その使用量はインキ全量に対
して1〜20重量%が好ましい。
川化学工業(株)製)、ハロン80、同110H(本州
化学(株)製)、ラロパ−ルK80(BASFジャパン
(株)製)などが、フェノール樹脂は、タマノール10
0S、同510(以上、荒川化学工業(株)製)、ヒタ
ノール1501、同2501(以上、日立化成工業
(株)製)などが、ロジン樹脂は、ハーコリンD、ペン
タリン255、同261(以上、理化ハーキュレス
(株)製)、ガムロジンWW(中国製)などが、ブチラ
ール樹脂は、デンカブチラール#2000−L、同#3
000−1、同#3000−2、同#3000−4、同
#3000−K(以上、電気化学工業(株)製)など
が、ポリアミド樹脂は、AQ−ナイロンA−90、同A
−70、同A−50、同P−70、同K−80、同K−
14(以上、(株)東レ製)、ニューマイド825、同
840(以上、ケーシー有限会社製)、トレジンF3
0、同MF−30、同EF−30T、同M−20、同T
K5036(以上、N−メトキシメチル化ナイロン、帝
国化学産業(株)製)、バーサミド744、同756、
同711(以上、ヘンケル白水(株)製)、トーマイド
#90、同#92(以上、富士化成工業(株)製)、サ
ンマイド611DK−1、同615A(以上、三和化学
工業(株)製)などが挙げられる。これらは単独あるい
は複数混合して使用でき、その使用量はインキ全量に対
して1〜20重量%が好ましい。
【0010】上記以外、防腐剤、防黴剤、湿潤剤、可溶
化剤、乾燥抑制剤、粘度調節剤、凍結安定剤、消泡剤、
界面活性剤など、種々の添加剤を適宜選択して使用する
こともできる。
化剤、乾燥抑制剤、粘度調節剤、凍結安定剤、消泡剤、
界面活性剤など、種々の添加剤を適宜選択して使用する
こともできる。
【0011】本油性インキの調製は、上記必須成分を従
来知られている撹拌機を用いて撹拌混合し、均一に溶解
することによって得られる。
来知られている撹拌機を用いて撹拌混合し、均一に溶解
することによって得られる。
【0012】
【作用】ジエチレングリコールアルキルエーテル及び/
又はジエチレングリコールアルキルエーテルアセテート
は、本油性インキが筆記時アルコールが蒸発するときに
樹脂の造膜性を向上するので筆跡の定着性を向上し、更
に、油溶性染料や樹脂を良好に溶解しうる性質を有して
いるので長期経時後においても、ペン先の目詰まりが発
生しにくく、かすれの発生が少ないと推察される。
又はジエチレングリコールアルキルエーテルアセテート
は、本油性インキが筆記時アルコールが蒸発するときに
樹脂の造膜性を向上するので筆跡の定着性を向上し、更
に、油溶性染料や樹脂を良好に溶解しうる性質を有して
いるので長期経時後においても、ペン先の目詰まりが発
生しにくく、かすれの発生が少ないと推察される。
【0013】
【実施例】以下、実施例により更に詳細に説明する。実
施例、比較例中単に「部」とあるものは「重量部」を示
す。
施例、比較例中単に「部」とあるものは「重量部」を示
す。
【0014】実施例1 C.I.ソルベントブラック7 10部 エチルアルコ−ル 64部 ジエチレングリコ−ルモノエチルエ−テルアセテ−ト 13部 ドデシルベンゼンスルホン酸(可溶化剤) 5部 ハロン110H 8部 上記成分を撹拌機にて4時間撹拌して油性黒色インキを
得た。
得た。
【0015】実施例2 C.I.ソルベントレッド49 6部 エチルアルコ−ル 69部 ジエチレングリコ−ルモノメチルエ−テル 10部 ベンジルアルコ−ル(粘度調節剤) 5部 ケトンレジンK−90 10部 上記成分を実施例1と同様になして油性赤色インキを得
た。
た。
【0016】実施例3 C.I.ソルベントブル−44 7部 C.I.ソルベントイエロ−21 3部 ノルマルプロピルアルコ−ル 73部 ジエチレングリコ−ルモノブチルエ−テル 5部 ハロン80 12部 上記成分を実施例1と同様になして油性緑色インキを得
た。
た。
【0017】実施例4 C.I.ソルベントブル−70 7部 イソプロピルアルコ−ル 50部 メチルアルコ−ル 15部 ジエチレングリコ−ルモノエチルエ−テル 20部 ラロパ−ルK80 8部 上記成分を実施例1と同様になして油性青色インキを得
た。
た。
【0018】実施例5 C.I.ソルベントレッド49 5部 C.I.ソルベントブル−44 1部 エチルアルコ−ル 78部 ジエチレングリコ−ルモノブチルエ−テルアセテ−ト 7部 ハロン110H 6部 サンマイド611DK−1 3部 上記成分を実施例1と同様になして油性紫色インキを得
た。
た。
【0019】実施例6 C.I.ソルベントブラック123 10部 エチルアルコ−ル 62部 ジエチレングリコ−ルモノプロピルエーテルアセテ−ト 12部 ベンジルアルコ−ル 10部 ケトンレジンK−90 4部 ペンタリン261 2部 上記成分を実施例1と同様になして油性黒色インキを得
た。
た。
【0020】実施例7 C.I.ソルベントブラック123 10部 エチルアルコ−ル 72部 ジエチレングリコ−ルモノプロピルエーテルアセテ−ト 2部 ベンジルアルコ−ル 10部 ケトンレジンK−90 4部 ペンタリン261 2部 上記成分を実施例1と同様になして油性黒色インキを得
た。
た。
【0021】実施例8 C.I.ソルベントブラック7 10部 エチルアルコ−ル 64部 ジエチレングリコ−ルモノエチルエ−テルアセテ−ト 8部 ジエチレングリコ−ルモノエチルエ−テル 部 5部 ドデシルベンゼンスルホン酸(可溶化剤) 5部 ハロン110H 8部 上記成分を撹拌機にて4時間撹拌して油性黒色インキを
得た。
得た。
【0022】実施例9 C.I.ソルベントレッド49 6部 エチルアルコ−ル 69部 ジエチレングリコ−ルモノメチルエ−テル 10部 ベンジルアルコ−ル(粘度調節剤) 5部 タマノール100S 10部 上記成分を実施例1と同様になして油性赤色インキを得
た。
た。
【0023】実施例10 C.I.ソルベントブル−44 7部 C.I.ソルベントイエロ−21 3部 ノルマルプロピルアルコ−ル 73部 ジエチレングリコ−ルモノブチルエ−テル 5部 ガムロジンww 12部 上記成分を実施例1と同様になして油性緑色インキを得
た。
た。
【0024】実施例11 C.I.ソルベントブル−70 7部 イソプロピルアルコ−ル 50部 メチルアルコ−ル 15部 ジエチレングリコ−ルモノエチルエ−テル 20部 デンカブチラール#2000−L 8部 上記成分を実施例1と同様になして油性青色インキを得
た。
た。
【0025】実施例12 C.I.ソルベントレッド49 5部 C.I.ソルベントブル−44 1部 エチルアルコ−ル 78部 ジエチレングリコ−ルモノブチルエ−テルアセテ−ト 7部 サンマイド611DK−1 9部 上記成分を実施例1と同様になして油性紫色インキを得
た。
た。
【0026】比較例1 実施例1においてジエチレングリコ−ルモノエチルエ−
テルアセテ−トを除き、その量だけエチルアルコ−ルを
加えた他は、実施例1と同様になして油性黒色インキを
得た。
テルアセテ−トを除き、その量だけエチルアルコ−ルを
加えた他は、実施例1と同様になして油性黒色インキを
得た。
【0027】比較例2 実施例2においてジエチレングリコ−ルモノメチルエ−
テルを除き、その量だけエチルアルコ−ルを加えた他
は、実施例1と同様になして油性赤色インキを得た。
テルを除き、その量だけエチルアルコ−ルを加えた他
は、実施例1と同様になして油性赤色インキを得た。
【0028】比較例3 実施例3においてジエチレングリコ−ルモノブチルエ−
テルを除き、その量だけオレイン酸を加えた他は、実施
例1と同様になして油性緑色インキを得た。
テルを除き、その量だけオレイン酸を加えた他は、実施
例1と同様になして油性緑色インキを得た。
【0029】
【発明の効果】上記、実施例1〜12、比較例1〜3で
得た油性インキを用いて定着性碁盤目試験を行なった。
また、繊維芯のペン先、中綿を使用した筆記具(マ−ク
ぺんてるMS50、ぺんてる(株)製)に充填し経時後
筆記試験を行なった。結果を表1に示す。
得た油性インキを用いて定着性碁盤目試験を行なった。
また、繊維芯のペン先、中綿を使用した筆記具(マ−ク
ぺんてるMS50、ぺんてる(株)製)に充填し経時後
筆記試験を行なった。結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】定着性碁盤目試験 上記の油性インキをガラス面上に塗布して乾燥させた
後、カミソリの刃を用いて1mm間隔で碁盤状に切りつ
け、その碁盤をセロテ−プにより、強制的に剥離させる
動作を10回繰り返した。判定方法は、傷つけたマス1
00個に対して剥がれた数を数える。ただし、1マス中
少しでも剥がれたら1個と数える。
後、カミソリの刃を用いて1mm間隔で碁盤状に切りつ
け、その碁盤をセロテ−プにより、強制的に剥離させる
動作を10回繰り返した。判定方法は、傷つけたマス1
00個に対して剥がれた数を数える。ただし、1マス中
少しでも剥がれたら1個と数える。
【0032】経時後筆記試験 上記の油性インキを充填した筆記具を50℃恒温室に一
ヶ月保管した後、JISP 3201筆記用紙Aに手書き
で螺旋筆記した。 評価 ○:あざやかで良好な筆跡が得られた △:一部カスレあり ×:筆記不能
ヶ月保管した後、JISP 3201筆記用紙Aに手書き
で螺旋筆記した。 評価 ○:あざやかで良好な筆跡が得られた △:一部カスレあり ×:筆記不能
【0033】以上、詳細に説明したように、本発明に係
る油性インキは、筆跡の定着性に優れると共に経時後も
良好に筆記ができるという特徴を有するものである。
る油性インキは、筆跡の定着性に優れると共に経時後も
良好に筆記ができるという特徴を有するものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 油溶性染料と、炭素数4以下の脂肪族ア
ルコ−ルと、ジエチレングリコールアルキルエーテル及
び/又はジエチレングリコールアルキルエーテルアセテ
ートと、ケトン樹脂、フェノール樹脂、ロジン樹脂、ブ
チラール樹脂又はポリアミド樹脂より選択される樹脂と
を少なくとも含むことを特徴とする油性インキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10866392A JP3158635B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 油性インキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10866392A JP3158635B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 油性インキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05279616A true JPH05279616A (ja) | 1993-10-26 |
JP3158635B2 JP3158635B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=14490529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10866392A Expired - Fee Related JP3158635B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 油性インキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3158635B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002060661A (ja) * | 2000-08-17 | 2002-02-26 | Dainippon Ink & Chem Inc | ジェットプリンター用インク組成物 |
JP2006104364A (ja) * | 2004-10-07 | 2006-04-20 | Pilot Ink Co Ltd | 油付着金属面用マーキングインキ組成物 |
CN104109418A (zh) * | 2014-07-21 | 2014-10-22 | 常熟市协新冶金材料有限公司 | 圆珠笔用油墨 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP10866392A patent/JP3158635B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002060661A (ja) * | 2000-08-17 | 2002-02-26 | Dainippon Ink & Chem Inc | ジェットプリンター用インク組成物 |
JP2006104364A (ja) * | 2004-10-07 | 2006-04-20 | Pilot Ink Co Ltd | 油付着金属面用マーキングインキ組成物 |
JP4699000B2 (ja) * | 2004-10-07 | 2011-06-08 | パイロットインキ株式会社 | 油付着金属面用マーキングインキ組成物 |
CN104109418A (zh) * | 2014-07-21 | 2014-10-22 | 常熟市协新冶金材料有限公司 | 圆珠笔用油墨 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3158635B2 (ja) | 2001-04-23 |
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