JPH05278648A - 不整地移動車 - Google Patents

不整地移動車

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Publication number
JPH05278648A
JPH05278648A JP4102427A JP10242792A JPH05278648A JP H05278648 A JPH05278648 A JP H05278648A JP 4102427 A JP4102427 A JP 4102427A JP 10242792 A JP10242792 A JP 10242792A JP H05278648 A JPH05278648 A JP H05278648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
turntable
vehicle
guide portion
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4102427A
Other languages
English (en)
Inventor
Sanehito Aoki
実仁 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takaoka Toko Co Ltd
Original Assignee
Takaoka Electric Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takaoka Electric Mfg Co Ltd filed Critical Takaoka Electric Mfg Co Ltd
Priority to JP4102427A priority Critical patent/JPH05278648A/ja
Publication of JPH05278648A publication Critical patent/JPH05278648A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不整地を走行する、物資搭載部を備える不整
地移動車において、進行方向に対して前後左右の斜面等
でも物資搭載部を水平に保った状態で不整地を安定に走
行する事が出来るようにする。 【構成】 車体上部中央に回転可能なターンテーブル部
3を設け、その上部に車体の前後方向に円弧状のガイド
部4を支持する。ガイド部4の上方にガイド部4に沿っ
て車体の前後方向に移動可能な物資搭載部6を連結す
る。車体本体1に姿勢センサ7を設け、これから得られ
る信号にもとづいてモータ等の駆動手段により、ターン
テーブル部3を旋回させると共に物資搭載部6を車体の
前後方向に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉内、工場、工事
現場、化学プラント、山間地、海底などの巡回検査、作
業のための遠隔操作マニピュレータや物資の搬送手段と
して用いられる不整地移動車に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の不整地移動車で、(A)は
平地での状態、(B)は階段や傾斜等の不整地での状態
を示す。不整地の移動、特に階段や段差を走破する際、
図5に示すように不整地移動車の物資搭載部6が車体本
体1に固定されていると階段や斜面等の傾斜面において
不整地移動車全体の重心が下方となり不整地移動車は著
しく不安定となり場合によっては転倒もしくは走行不可
能となる。
【0003】この問題に対して、不整地を安定に走行す
るため車体の前後方向に円弧状にガイド部を設け、この
ガイド部上にこれにそって移動可能な物資搭載部を設け
たものが、特願平3ー146966号によって提案され
ている。その不整地移動車を、図6に示す。(A)は平
地での状態、(B)は階段や傾斜等の不整地での状態を
示す。この不整地移動車では、階段や斜面等の傾斜面に
おいて(B)に示すように物資搭載部6をガイド部4に
沿って斜面上方に移動し、不整地移動車全体の重心を上
方に移動する事により対処していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記不
整地移動車は上記に示すような方法で、進行方向に対し
て前後方向にある階段や斜面や段差を走行する事は可能
であるが、進行方向に対して左右方向にある階段や段差
に対しては、図7に示すように不整地移動車全体の重心
が下方となり不整地移動車は著しく不安定となり場合に
よっては転倒もしくは走行不可能となる問題点がある。
そこで本発明は、進行方向に対して前後方向だけでなく
左右方向にある階段や斜面に対しても、不整地移動車を
安定に走行させる事が出来るようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、車体
上部に、車体平面に垂直な車体中心軸回りに回転可能に
支持したターンテーブル部と、該ターンテーブル部上に
支持した車体前後方向に円弧状のガイド部と、該ガイド
部上部に、該ガイド部に沿って車体の前後方向に移動可
能に設けた物資搭載部と、車体本体または前記ガイド部
もしくは前記物資搭載部に設けた姿勢センサと、該姿勢
センサから得られる情報にもとづいて、前記ターンテー
ブル部を回転させるとともに前記物資搭載部を車体の前
後方向に移動させるモータ等の駆動手段と、を備える。
この場合、ガイド部の曲率中心を車体の接地面より下方
に位置させるのが望ましい。
【0006】
【作用】上記のように構成した本発明の不整地移動車
は、不整地移動車が進行方向に対し前後方向はもちろん
のこと左右方向の階段や斜面等の不整地を移動する際、
車体本体またはガイド部もしくは物資搭載部に設けた姿
勢センサから得られる情報にもとづいて、ターンテーブ
ル部を旋回させるとともに物資搭載部の重心位置を調整
することにより、物資搭載部が水平かつ安定的な姿勢を
保持できる。また、姿勢センサより得られる信号により
最大傾斜線の方向にターンテーブル部を旋回させる事に
より傾斜面に対して斜めの方向への走行も可能となる。
また、ガイド部の曲率中心を車体の接地面より下方に位
置したときは、走行時に、より安定な方向に重心を移動
することが可能である。
【0007】
【実施例】図1は本発明の不整地移動車の実施例を示
す。図1において、1は車体本体で、その下部前後には
走行用の車輪2a(2d)、2b(2c)が左右対称に
配してある。本実施例においては走行用に車輪を用いて
いるが、無限履帯を用いても良い。車体本体1の上部に
は車体中央に、車体平面に垂直な車体中心軸回りに回転
可能にターンテーブル部3を支持する。ターンテーブル
部3の上部には前後方向に円弧状のガイド部4を支持す
る。ガイド部4の上部には前後方向に移動可能な物資搭
載部6を、連結部5を介して設置する。7は不整地移動
車の前後左右方向の姿勢を検出する姿勢センサである。
本実施例において、姿勢センサ7はターンテーブル部3
に配置してあるが、物資搭載部6または車体本体1に配
置しても良い。
【0008】ガイド部4は連結部5に回転可能に支持さ
れた支持プーリ8a、8bと、連結部5に支持されたモ
ータ9の出力軸にかん合された駆動プーリ10により挟
み込まれている。モ−タ9は姿勢センサ7の信号によっ
て物資搭載部6を常時水平に保つように駆動される。図
2は、ターンテーブル部の駆動手段の一例を示す。11
はターンテーブル部上板であり、その上部には姿勢セン
サ7およびガイド部4が固定されている。ターンテーブ
ル部上板11の中央下部には、回転軸12が固着されて
いる。回転軸12には、歯車13が勘合されている。回
転軸12の下端は車体本体1にベアリング16を介し
て、回転可能に支持する。14は車体本体1に固定され
たモータであり、その出力軸には歯車15が勘合されて
いる。歯車13と歯車15は交合しており、モータ14
を駆動する事によりターンテーブル部3は回転する。モ
−タ14は姿勢センサ7の信号によってガイド部4を常
時最大傾斜線方向に向くように駆動される。17a、1
7bはターンテーブル部上板11に固着されたカムフォ
ロアでターンテーブル上部11を回転可能に支持してい
る。
【0009】以上のように構成した本発明の不整地用移
動車の動作を説明する。図3に示すように不整地移動車
が傾斜面にさしかかり、本体が傾斜すると姿勢センサ7
が角度を検出し、最大傾斜線方向にガイド部4が向くま
でターンテーブル部3を回転させると同時に物資搭載部
6が、ガイド部4に沿って上方に移動する事により、不
整地移動車全体の重心を上方に移動させ安定な不整地移
動が実現する。
【0010】図4(A)、(B)は、本実施例のガイド
部4の曲率半径の影響を示した図である。図4(A)
は、該ガイド部4の曲率中心OAが車体の接地面より上
方にある場合を示した図である。図4(B)はガイド部
4の曲率中心OBが車体の接地面より下方にある場合を
示した図である。これより図4(A)の場合より図4
(B)の場合の方がより安定であることが明かであろ
う。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
物資搭載部を水平かつ安定的な姿勢に保持した状態で傾
斜面に対して斜めの方向への走行も可能となる。
【0012】さらに、ガイド部の曲率中心を車体の接地
面より下方に位置させることにより、より安定な階段や
斜面等の不整地の移動が可能となる。また物資搭載部と
本体との連結にリンク等を持たないため、搭載重量を容
易に増大することが出来るとともに常時物資搭載部を水
平な状態に保つため姿勢制御のために必要なパワーは小
さくて良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不整地移動車の実施例を示す図であ
る。
【図2】そのターンテーブル部の駆動手段の一例を示す
図である。
【図3】本発明の不整地移動車の実施例の動作を示す図
である。
【図4】本発明の実施例の説明をする図である。(A)
はガイド部4の曲率中心が車体の接地面より上方にある
場合、(B)は曲率中心が車体の接地面より下方にある
場合の重心の移動を示した図である。
【図5】従来技術を示す図である。(A)は平地での状
態、(B)は階段や傾斜等の不整地での状態を示す。
【図6】図5とは別の従来技術を示す図である。(A)
は平地での状態、(B)は階段や傾斜等の不整地での状
態を示す。
【図7】図6の従来技術の問題点を示す図である。
【符号の説明】
1 車体本体 2a、2b、2c、2d 車輪 3 ターンテーブル部 4 ガイド部 5 連結部 6 物資搭載部 7 姿勢センサ 8a、8b 支持プーリ 9 モータ 10 駆動プーリ 11 ターンテーブル部上板 12 回転軸 13 歯車 14 モータ 15 歯車 16 ベアリング 17a、17b カムフォロア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上部に、車体平面に垂直な車体中心
    軸回りに回転可能に支持したターンテーブル部と、 該ターンテーブル部上に支持した車体前後方向に円弧状
    のガイド部と、 該ガイド部上部に、該ガイド部に沿って車体の前後方向
    に移動可能に設けた物資搭載部と、 車体本体または前記ガイド部もしくは前記物資搭載部に
    設けた姿勢センサと、 該姿勢センサから得られる情報にもとづいて、前記ター
    ンテーブル部を回転させるとともに前記物資搭載部を車
    体の前後方向に移動させるモータ等の駆動手段と、 を備える不整地移動車。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部の曲率中心を車体の接地面
    より下方に位置させた請求項1記載の不整地移動車。
JP4102427A 1992-03-30 1992-03-30 不整地移動車 Pending JPH05278648A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4102427A JPH05278648A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 不整地移動車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4102427A JPH05278648A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 不整地移動車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05278648A true JPH05278648A (ja) 1993-10-26

Family

ID=14327165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4102427A Pending JPH05278648A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 不整地移動車

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JP (1) JPH05278648A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016117378A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 本田技研工業株式会社 運搬車両
JP2016117379A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 本田技研工業株式会社 運搬車両の制御装置
US11465544B2 (en) 2019-01-11 2022-10-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016117378A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 本田技研工業株式会社 運搬車両
JP2016117379A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 本田技研工業株式会社 運搬車両の制御装置
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