JPH05278257A - サ−マルヘッドの通電制御方式 - Google Patents

サ−マルヘッドの通電制御方式

Info

Publication number
JPH05278257A
JPH05278257A JP11224892A JP11224892A JPH05278257A JP H05278257 A JPH05278257 A JP H05278257A JP 11224892 A JP11224892 A JP 11224892A JP 11224892 A JP11224892 A JP 11224892A JP H05278257 A JPH05278257 A JP H05278257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal head
time
heating elements
conduction
energization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11224892A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Araki
茂 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP11224892A priority Critical patent/JPH05278257A/ja
Publication of JPH05278257A publication Critical patent/JPH05278257A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルヘッドへの通電時間を制御すること
で良好な印字を得る。 【構成】 各発熱素子7aに同時に通電される数をカウ
ントする(ステップ1)。次にカウントした数により通
電時間を予め決めたテーブルより通電時間TNを読みだ
し(ステップ2)、通電タイマーをセットする(ステッ
プ3)。通電タイマーのONにより通電パルスを印加し
(ステップ4)タイマーの時間TNが終了(ステップ
5)すると通電パルスの印加を終了する(ステップ
6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータ、ワープロ
等の出力装置として使われるサーマルプリンタの通電制
御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されているサーマルプリン
タのサーマルヘッド部は図4に示したようにサーマルヘ
ッド7が放熱作用を伴うヘッド取付台8に取付られてお
り、キャラクター1文字分のドットパターンを表わす印
字情報にしたがってサーマルヘッド7の所定の発熱素子
7aに選択的に通電パルスを印加し、熱転写用インクリ
ボン9を介し図示しない記録紙に所望の印字をおこなっ
たり、感熱紙に直接印字をおこなったりしていた。
【0003】このようなサーマルプリンタを使用する中
でサーマルヘッド7の発熱素子7aにかかる印加電圧V
H は図2の模式図より得られた下記数1の近似式で示さ
れるように発熱素子7aに同時に通電される数により変
化していた。
【0004】
【数1】VH =(RH /DOT)/(RC +(RH /D
OT))×VI
【0005】この時のVI はサーマルヘッド7への印加
電圧、RH は発熱素子7aの抵抗値、RC は共通電極部
10の抵抗値、DOTは同時に通電している発熱素子7
aの数を示す。
【0006】このように同時に通電される発熱素子7a
の数によって発熱素子7aにかかる印加電圧は変化して
いたわけだが、実際には図5に示すように共通電極部1
0の幅が十分広くとれたので共通電極部10の抵抗値は
非常に小さく0.2Ω程度であり、上記数式において発
熱素子7aに同時に通電される数により印加電圧VH
変化する最も極端な例でVI が10V、RH が1000
Ω、RC が0.2Ω、DOTが1と48の場合を計算す
ると、DOTが1の場合の印加電圧VH は9.99V、
DOTが48の場合の印加電圧VH は9.90Vであり
実用上ほとんど無視できるレベルであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし最近のサーマル
プリンタは高速印字、高解像度となってきておりこの高
速印字、高解像度に対応するためサーマルヘッドは発熱
素子側エッジと発熱素子との距離(以下エッジ距離)を
短くする傾向になっている。
【0008】そのため従来は共通電極部の幅が十分広く
とれたのがエッジ距離を短くしているため共通電極部の
幅が狭くなりその結果共通電極線の抵抗値は従来の数十
倍にもなり上述した式でも示されるように同時に通電さ
れる数により発熱素子の印加電圧が変化する割合も大き
くなり実用上無視できなくなってきた。そこで本発明は
サーマルヘッドへの通電時間を制御することで良好な印
字を得ることを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のサーマルヘッドの通電制御方式は、同時に
通電される発熱素子の数が規定の数より多いときには発
熱素子への通電時間を基準となる通電時間より長くし、
同時に通電される発熱素子の数が規定の数より少ない時
には発熱素子への通電時間を基準となる通電時間より短
くすることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明は、同時に通電される発熱素子の数が規
定の数より多いときには通電時間を長くし、規定の数よ
り少ない時には通電時間を短くするように制御している
ので、同時に通電される数により各発熱素子にかかる印
加電圧が変化しても、印加電圧の過不足分を通電時間で
補うことができる。
【0011】
【実施例】図1は本実施例の通電制御を示すフローチャ
ートである。図2はサーマルヘッド7にかかる印加電圧
と抵抗値を模式的に表わした図である。図3は総通電パ
ルス時間に占める補正通電時間を模式的に表わした図で
ある。図1に示すフローチャートに従って説明すると、
まず同時に通電される発熱素子7aの数をカウントする
(ステップ1)。次にカウントした数により通電時間を
予め決めたテーブル(表1)より通電時間TNを読みだ
し(ステップ2)、通電タイマーをセットする(ステッ
プ3)。通電タイマーのONにより通電パルスを印加し
(ステップ4)タイマーの時間TNが終了(ステップ
5)すると通電パルスの印加を終了する(ステップ
6)。
【0012】この時の通電時間TNはどのようにして決
めるかというと、サーマルヘッド7の発熱素子7aにか
かる印加電圧VH は図2の模式図より得られた数1の近
似式で示される。そこで例えばVI が10V、RH が1
000Ω、RC が5Ω、DOTが1と24と48の場合
を計算すると、DOTが1の場合の発熱素子7aへの印
加電圧VH は9.95V、DOTが24の場合の発熱素
子7aへの印加電圧V H は8.93V、DOTが48の
場合の発熱素子7aへの印加電圧VH は8.06Vとな
る。次に各発熱素子7aに同時に通電される数が24の
場合を基準としそれに必要な通電時間を60μ秒とする
と、各発熱素子7aに同時に通電される数が1の場合、
48の場合に必要な通電時間はそれぞれ印加電圧VH
比例して下記数2、数3の式で求められるように53.
8μ秒、66.5μ秒となる。
【0013】
【数2】8.93/9.95×60=53.8
【0014】
【数3】8.93/8.06×60=66.5
【0015】このようにして各発熱素子7aに同時に通
電される数によって必要な通電時間を求め下記表1のよ
うなテーブルをつくる。
【0016】
【表1】
【0017】本実施例では、各発熱素子に同時に通電さ
れる数が24の時を基準として必要な通電時間を算出し
たが、発熱素子の数により基準はどこに設定しても良
い。また本実施例では、各発熱素子に同時に通電される
数が規定の数より多いときには通電時間を長くし、規定
の数より少ない時には通電時間を短くする割合を同じ比
例係数にしたが、それぞれ通電時間を長くしたり短くし
たりする割合に重みを付けて制御しても良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明では、各
発熱素子に同時に通電される数が規定の数より多いとき
には通電時間を長くし、規定の数より少ない時には通電
時間を短くなるように制御しているので、同時に通電さ
れる数により各発熱素子の印加電圧が変化しても、印加
エネルギで見た場合に印加電圧の過不足分を通電時間を
制御することによって補い実際の印字結果を良好に保つ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフローチャート図であ
る。
【図2】サーマルヘッドにかかる印加電圧と抵抗値を模
式的に表わした図である。
【図3】総通電パルス時間に占める補正通電時間TNを
模式的に表わした図である。
【図4】一般的なサーマルプリンタのサーマルヘッド部
を表わした図である。
【図5】サーマルヘッドの発熱素子と共通電極部を表わ
した図である。
【符号の説明】
7 サーマルヘッド 7a 発熱素子 8 ヘッド取付台 9 熱転写用インクリボン 10 共通電極部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の発熱素子が整列配置されたサー
    マルヘッドを備え、 該サーマルヘッドの各発熱素子に印字情報に従って選択
    的にすることにより所望の印字をおこなうサーマルヘッ
    ドの通電制御方式において、 同時に通電される発熱素子の数が規定の数より多いとき
    には発熱素子への通電時間を基準となる通電時間より長
    くし、 同時に通電される発熱素子の数が規定の数より少ない時
    には発熱素子への通電時間を基準となる通電時間より短
    くすることを特徴とするサーマルヘッドの通電制御方
    式。
JP11224892A 1992-04-03 1992-04-03 サ−マルヘッドの通電制御方式 Pending JPH05278257A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11224892A JPH05278257A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 サ−マルヘッドの通電制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11224892A JPH05278257A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 サ−マルヘッドの通電制御方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05278257A true JPH05278257A (ja) 1993-10-26

Family

ID=14581957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11224892A Pending JPH05278257A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 サ−マルヘッドの通電制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05278257A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000051819A1 (fr) * 1999-03-02 2000-09-08 Ricoh Company, Ltd. Corps d'enregistrement d'image, et dispositif d'imagerie utilisant ledit corps d'enregistrement d'image

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000051819A1 (fr) * 1999-03-02 2000-09-08 Ricoh Company, Ltd. Corps d'enregistrement d'image, et dispositif d'imagerie utilisant ledit corps d'enregistrement d'image
US6589708B1 (en) 1999-03-02 2003-07-08 Ricoh Company, Ltd. Image recording body and image forming device using the image recording body
US6961074B2 (en) 1999-03-02 2005-11-01 Ricoh Company, Ltd. Image recording body and image forming apparatus by use of the same
US7061513B2 (en) 1999-03-02 2006-06-13 Ricoh Company, Ltd. Image recording body and image forming apparatus by use of the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2810469B2 (ja) 直列バーコード用プリンタ
US4350449A (en) Resistive ribbon printing apparatus and method
JP2829612B2 (ja) サーマル・ドツト・プリンタを使用した有角曲線のプリント方法及び装置
JPH0242357B2 (ja)
JPH05278257A (ja) サ−マルヘッドの通電制御方式
US5453776A (en) Heating element energization method for a thermal printer
JPH0460387B2 (ja)
JPS642076B2 (ja)
JPH06198944A (ja) 動作パラメータの変動を補償するための改良されたサーマルプリンタシステムおよびその方法
JP2840393B2 (ja) 熱転写記録装置におけるサーマルヘッドの駆動方法
JPH0790648B2 (ja) 熱転写印字装置
JP2602889B2 (ja) サーマルヘッド駆動装置
JPS61228970A (ja) サ−マルヘツド駆動装置
US5325113A (en) Resistive sheet thermal transfer printer
JPH024536A (ja) 熱転写プリンタ
JPS6348716B2 (ja)
JP3014053B2 (ja) 熱記録ヘッド
JPS61219667A (ja) シリアル型印字装置
JP2522726Y2 (ja) 感熱記録装置
JPH01152077A (ja) 通電記録方法
JPS5924532Y2 (ja) サ−マルプリンタの印字制御装置
JPH08216446A (ja) 熱転写型プリンタ
JPS6192867A (ja) サ−マルプリンタの電源装置
JPS6212032B2 (ja)
JPS623967A (ja) サ−マルヘツド