JP2840393B2 - 熱転写記録装置におけるサーマルヘッドの駆動方法 - Google Patents

熱転写記録装置におけるサーマルヘッドの駆動方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、サーマルヘッドによって印写記録を行う熱
転写記録装置におけるサーマルヘッドの駆動方法に関す
る。
(ロ)従来の技術 熱転写記録装置のサーマルヘッド上には、複数の発熱
抵抗体が並列状に設けられており、この発熱抵抗体を通
電発熱させることによって記録媒体上にドット状の印写
を行うことができるようになっている。
前記熱転写記録装置のサーマルヘッドの回路図を第4
図に示す。そして、Ri(i=0〜1279)は発熱抵抗体、
r1はコモン抵抗、r2はFPC電極抵抗を表している。この
回路図より、発熱抵抗体に加わる電圧Vは、第1式で示
され、同時に印写する発熱抵抗体数n、コモン抵抗値r1
及びFPC電極抵抗値r2との関数となっていることがわか
る。
V=VH×R/(R+n・r) …(1) 但し、V :発熱抵抗体に加わる電圧 VH:サーマルヘッドに加わる電圧 R :発熱抵抗体抵抗値 n :同時に印写する発熱抵抗体数 r :コモン抵抗値とFPC電極抵抗値との和 である。
第1式より、同時に発熱する発熱抵抗体数nが大きく
なる場合には、コモン抵抗値とFPC電極抵抗値との和r
をできるかぎり小さくしなければ、サーマルヘッドに加
わる電圧VHが、小さくなってしまう、所謂電圧降下現象
が生じ、サーマルヘッドが、所望の発熱をしなくなっ
て、記録媒体上の印写濃度が薄くなってしまう。
このサーマルヘッドを用いて、発熱抵抗体に一定濃度
の印写を行わせながら、発熱する発熱抵抗体数を順次増
加させながら印写を行わせていく。
第5図は、発熱抵抗体に20〜100度の範囲内で20度毎
に一定濃度の印写を行わせようとしたときの発熱抵抗体
による実際の印写濃度値(図中の左側の縦軸に示す)と
発熱する発熱抵抗体数(全発熱抵抗体数)との関係図で
ある。
なお、図中の値、例えば20度というのは、薄いほうか
ら20番目の濃度であり、また図中左側の縦軸の値は、そ
れらの濃度印写に対する記録媒体上の濃度値をOD値で表
したものである。
同図から、発熱抵抗体に一定濃度の印写を行わせて
も、発熱する発熱抵抗体数を増加させていくに従って、
発熱抵抗体の印写濃度値は、所望の印写濃度値より直線
的に低下していくことがわかる。
このような印写濃度低下に対して、発熱抵抗体に生じ
る電圧降下による印写濃度値低下の補正方法が、昇華型
感熱転写記録技術、トリケップス、(1988)、第4章に
開示されているが、これを解決するには、コモン抵抗値
とFPC電極抵抗値との和rを小さくする必要があり、そ
のためには、セラミック基板のサイズを大型化しなけれ
ばならない等コストの問題が発生する。
従って、コモン抵抗値とFPC電極抵抗値との和rを小
さくしないかぎり、同時に発熱する発熱抵抗体数nが大
きくなるに伴って、前記電圧降下現象による印写濃度値
の低下は現れ続け、サーマルヘッドの正確な印写が妨げ
られることになる。
(ハ)発明が解決しようとする課題 本発明は、前記の問題に鑑み成されたものであり、発
熱する発熱抵抗体数を増加させても、正確な濃度の印写
が得られる新規なサーマルヘッドの駆動方法を提供する
ものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、サーマルヘッド上の複数の発熱抵抗体のう
ち、発熱する発熱抵抗体数を変化させたときの発熱抵抗
体の発熱による記録媒体上の任意の区画内での転写効率
に基づいて転写効率係数を求め、この係数値と補正前の
印加信号エネルギ値とより、発熱抵抗体へ印加される印
加信号エネルギ値を決定して、発熱抵抗体にそのエネル
ギを印加することを特徴とする。
(ホ)作 用 発熱抵抗体に一定濃度印写を行わせながら、これと同
時に発熱する発熱抵抗体数を増加させながら一定濃度印
写を継続させる。
この印写結果から、記録媒体上の任意の区画内のドッ
トの面積割合、即ち転写効率を求め、更にこの転写効率
から転写効率係数を求めて、発熱抵抗体へ印加する印加
信号パルス幅を決定して、この印加信号を発熱抵抗体に
印加する。
(ヘ)実施例 第3図は、発熱抵抗体に一定濃度印写を行わせなが
ら、発熱する発熱抵抗体数を増加させたときにおける、
転写効率と全発熱抵抗体数との関係である。ここで、転
写効率は、記録媒体上の任意の区画内の発熱抵抗体の発
熱によるドットが占める面積割合である。
同図より、転写効率は、発熱する発熱抵抗体数の増加
に伴って直線的に低下することが分かる。このことは、
第5図に示す記録媒体上の印写濃度値が薄くなっている
ことにも現れている。
第3図の転写効率Y(X)を、 Y(X)=a・X+b …(2) ただし、X:発熱している全発熱抵抗体数 a、b:係数 で表せるとすれば、そのときの転写効率係数をW(X)
とすると、W(X)は、 W(X)=Y(X)/Tmax …(3) で表される。
ただし、Tmaxは、最大転写効率で、これは記録媒体上
の任意の区画内のドットが最大に占めることが可能な面
積割合で表される。
そして、第3式で求まった転写効率係数W(X)を基
にして、補正後の印加パルス場P(X)を求める。
即ち、補正後の印加パルス幅P(X)は、 P(X)=P0×c/W(X) …(4) ただし、P0:補正前の印加パルス幅 c :サーマルヘッド、記録紙及びインクシー
ト、又はサーマルヘッド及び感熱記録紙の相互関係によ
って決定される補正係数 で求めることができ、この補正後の印加パルス幅P
(X)を発熱抵抗体に印加する。
本発明では、転写効率係数W(X)に基づいて、発熱
抵抗体に印加する印加信号パルス幅P(X)を決定す
る。この印加信号パルス幅の決定方法を第1図のフロー
チャート、及び第2図のブロック図で説明する。
ステップS1において、同一ラインでの発熱する発熱抵
抗体数X1を第1演算回路1でカウントして、この値を第
2演算回路2に転送する。この発熱抵抗体数X1に基づい
て、ステップS2において、第2式の近似式から転写効率
Y1を第2演算回路2で求める。ステップS3において、第
3式から転写効率係数W1を第2演算回路2で求める。ス
テップS4において、第4式より補正後の印加パルス幅P1
を第2演算回路2で求める。ステップS5において、ステ
ップS4で求めた印加パルス幅P1を発熱抵抗体3に印加す
る。ステップS6において、次のラインを印写するとき
は、再びステップS1に戻り、印写しないときは、記録を
終了する。
なお、実施例では、印加信号のパルス幅のみを補正し
たが、電圧を補正してもよいことはいうまでもない。
(ト)発明の効果 本発明によれば、電圧降下による転写効率の低下を防
止することができるので、発熱する発熱抵抗体数にかか
わらずに、常に安定した印写品質が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明におけるフローチャート、第2図は、
本発明におけるブロック図、第3図は、従来の転写効率
と全発熱抵抗体数との関係図、第4図は、サーマルヘッ
ドの回路図、第5図は、従来の発熱抵抗体の実際の濃度
値と、発熱する発熱抵抗体数との関係図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーマルヘッド上の複数の発熱抵抗体のう
    ち、発熱する発熱低抗体数を変化させたときの発熱抵抗
    体の発熱による記録媒体上の任意の区間内での転写効率
    に基づいて転写効率係数を求め、この係数値と補正前の
    印加信号エネルギ値とより、前記発熱抵抗体へ印加され
    る印加信号エネルギ値を決定して、発熱抵抗体にそのエ
    ネルギを印加することを特徴とする熱転写記録装置にお
    けるサーマルヘッドの駆動方法。
JP16097790A 1990-06-18 1990-06-18 熱転写記録装置におけるサーマルヘッドの駆動方法 Expired - Fee Related JP2840393B2 (ja)

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