JPH05277695A - 小径ダイカスト歯車成形法 - Google Patents

小径ダイカスト歯車成形法

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JPH05277695A
JPH05277695A JP7740792A JP7740792A JPH05277695A JP H05277695 A JPH05277695 A JP H05277695A JP 7740792 A JP7740792 A JP 7740792A JP 7740792 A JP7740792 A JP 7740792A JP H05277695 A JPH05277695 A JP H05277695A
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JP
Japan
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small diameter
diameter gear
die
gate
gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP7740792A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Kaneko
敏彦 金子
Mikio Kawamura
幹夫 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイカストにて成形される小径歯車の歯部以
外の本体部を薄肉に形成して、該小径歯車の薄型化に寄
与する。 【構成】 ダイカスト成形にて小径歯車10を成形する
とき、該小径歯車10の外周の歯部12と中心孔13と
の間に湯のゲート14を設け、このゲート14より湯を
注入して前記歯部12以外の本体部16を薄肉Mに成形
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は小径ダイカスト歯車成
形法に関するものであり、特に、VTRカメラ等に用い
られる小径歯車であって、該小径歯車の歯部以外の本体
部を肉薄に成形した小径ダイカスト歯車成形法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の此種小径ダイカスト歯車の成形法
を図1乃至図13に従って説明する。図に於て1はダイ
カストにて成形される小径歯車である。図10に於ては
歯部2が該小径歯車1の外周の全周に及んで形成されて
いるが、図12に於ける歯部2は前記円周のうち、その
一部に欠落部2aを有する。而して、図11は図10の
E−E線断面図であり、図13は図12のF−F線断面
図である。図10に示す小径歯車1をダイカスト成形す
る場合は、前記歯部2の下部又は上部の何れかの側方に
ダイカストのゲート3が位置するように設けられた型
(図示せず)を用い、該型のゲート3より湯を注入して
小径歯車1をダイカストにて成形している。
【0003】又、図12及び図13に示す小径歯車1は
前記欠落部2aの側方にダイカストのゲート3が位置す
るように設けられた型(図示せず)を用い、該型のゲー
ト3より湯を注入して該小径歯車1をダイカストにて成
形している。尚、図中符号4はダイカストにて成形され
る小径歯車1の中心孔であり、3aはゲート3部位の湯
の硬化部を示し、脱型後除去せられる。又、5は前記歯
部2以外の本体部を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のダイカスト
成形法に於ては、図10に示す小径歯車1はその歯部2
の上部又は下部の何れかに位置する個所にダイカストの
湯口であるゲート3が設けられ、該ゲート3より湯が注
入されて成形され、更に、図12に示す小径歯車1はそ
の歯部2の欠落部2aの側方に位置する個所にダイカス
トの湯口であるゲート3が設けられ、該ゲート3より湯
が注入されて成形される。従って、型のゲート位置の関
係上、小径歯車1をダイカスト成形するに際しては、ど
うしても歯部2以外の本体部5にも湯が必要量以上に注
入されて全体が肉厚に成形される。而して、前述せる歯
部2以外の本体部5にも厚肉の肉付けを行うことは無駄
であり、小径歯車の薄型化が期待できない。
【0005】そこで、ダイカストにて成形される小径歯
車の歯部以外の本体部を薄肉に形成して小径歯車の薄型
化に寄与できるようにするために解決せらるべき技術的
課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案するものであり、ダイカストにて小径歯
車を成形する際、該ダイカストの型であって、前記小径
歯車の外周部に形成される歯部と中心孔との間に位置す
る個所にダイカストのゲートを設け、該ゲートより湯を
注入して成形することを特徴とする小径ダイカスト歯車
成形法を提供するものである。
【0007】
【作用】本発明に於ては、型に設けられる湯口であるゲ
ートが小径歯車の中心孔と外周部に形成される歯部との
間に位置するように設けられているので、このゲートよ
り湯を注入して該小径歯車を成形すれば、該小径歯車の
外周の歯部は適切な肉付きに成形し、該歯部以外の本体
部は前記歯部に比し、薄肉に成形することが可能とな
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図9に従
って詳述する。図に於て符号10は型11によってダイ
カスト成形される小径歯車である。而して、該型11は
図7に示す如く、前記小径歯車10の外周の歯部12と
中心孔13との間であって、且つ、該中心孔13と略直
角な面に位置する個所にゲート14が設けられている。
又、該型11は下型11aと左右の中間型11b,11
b並び上型11cより成り、湯路15を経て前記ゲート
14より湯が注入され、一定時間経過して湯が硬化した
後、各型が分離されて小径歯車10がダイカスト成形さ
れる。このとき、前記ゲート14部位で硬化して、該小
径歯車10の底面に突設している硬化部14aは該小径
歯車10より除去せられる。
【0009】而して、図1及び図2に示す小径歯車10
は前記ゲート14が外周の歯部12と中心孔13との間
に相当する個所の前記型11に長方形状に一個設けら
れ、そして、該型11によって成形される例を示し、図
2及び図3は小径歯車10の中心孔13の左右に対峙す
る位置に前記長方形状のゲート14,14が各一個宛設
けられ、そして、該型11によって成形される小径歯車
10の例を示す。更に、図4及び図5は、図2及び図3
に示すゲート14,14が円形に形成された型11によ
って成形される小径歯車10を示す。
【0010】又、図8は前記型11によってダイカスト
成形された小径歯車10の平面図であり、図9は図8の
D−D線断面図であるが、同図に示す如く、前記型11
によってダイカスト成形される小径歯車10は、その外
周の歯部12が該歯部12を形成するために必要な肉厚
Lに形成され、そして、該歯部12以外の本体部16は
該歯部12に比し、薄肉Mに成形される。斯くして、歯
部12以外の本体部16を薄肉Mに形成することにより
不必要の部分の材料を節減できると共に小径歯車10の
薄型化にも寄与できる。
【0011】尚、符号17は小径歯車10をダイカスト
成形するための型11によって形成される空間部であ
り、該空間部17に前記ゲート14より湯が注入されて
該小径歯車10を成形する。このとき、上型11cには
該空間部17の周縁部を肉厚にし、中央部を肉薄に成形
するために該小径歯車10の歯部12以外の本体部16
相当部位を該空間部17に向ってやや隆起せしめてあ
る。斯くして、小径歯車10の歯部12を肉厚Lに形成
し、該歯部12以外の本体部16を薄肉Mに形成でき
る。
【0012】尚、この発明は、この発明の精神を逸脱し
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、この発
明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記一実施例にて詳述せる如
く、型には該型にてダイカスト成形される小径歯車の外
周の歯部と中心孔との間の位置にダイカストのゲートが
設けられているので、該ゲートより注入される湯は型に
形成された小径歯車成形用の空間部に注入されるが、こ
のとき、外周の歯部は該歯部以外の本体部に比し肉厚に
形成して歯部の強度を維持し、そして、該歯部以外の本
体部を薄肉に形成できるので材料が節減でき、且つ、小
径歯車の薄型化にも寄与できる。更に、ゲートは長方形
又は円形等に形成することにより、ダイカスト成形後に
於て該ゲート部位の硬化部を簡単に切断できる等、正に
諸種の著大なる価値ある発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって成形される小径歯車の底面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】本発明の他の方法によって成形される小径歯車
の底面図。
【図4】図3のB−B線断面図。
【図5】本発明の更に他の方法によって成形される小径
歯車の底面図。
【図6】図5のC−C線断面図。
【図7】本発明に用いる型の一例を示す縦断面図。
【図8】本発明によって成形された小径歯車の平面図。
【図9】図8のD−D線断面図。
【図10】従来の方法によって成形される小径歯車の平
面図。
【図11】図10のE−E線断面図
【図12】従来の他の方法によって成形される小径歯車
の平面図。
【図13】図12のF−F線断面図。
【符号の説明】
10 小径歯車 11 型 12 歯部 13 中心孔 14 ゲート 15 湯路 16 本体部 17 空間部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイカストにて小径歯車を成形する際、
    該ダイカストの型であって、前記小径歯車の外周部に形
    成される歯部と中心孔との間に位置する個所にダイカス
    トのゲートを設け、該ゲートより湯を注入して成形する
    ことを特徴とする小径ダイカスト歯車成形法。
JP7740792A 1992-03-31 1992-03-31 小径ダイカスト歯車成形法 Pending JPH05277695A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7740792A JPH05277695A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 小径ダイカスト歯車成形法

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JP7740792A JPH05277695A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 小径ダイカスト歯車成形法

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JPH05277695A true JPH05277695A (ja) 1993-10-26

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ID=13633063

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JP7740792A Pending JPH05277695A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 小径ダイカスト歯車成形法

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