JPH0710459U - インテークマニホールドのボス構造 - Google Patents

インテークマニホールドのボス構造

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JPH0710459U
JPH0710459U JP4462293U JP4462293U JPH0710459U JP H0710459 U JPH0710459 U JP H0710459U JP 4462293 U JP4462293 U JP 4462293U JP 4462293 U JP4462293 U JP 4462293U JP H0710459 U JPH0710459 U JP H0710459U
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JP
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boss
molding
recess
intake manifold
port
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JP4462293U
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隆弘 澤
誠 梶田
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボス部の基部に発生する引け巣等の鋳造欠陥
を排除しボス部としての強度を確保することができてそ
の役務を果たすことができる。 【構成】 インテークマニホールドの成形においては、
上下の金型17,18からなる合せ成形型の下金型成形
面のポート成形凹部18aとボス成形凹部18bとの間
に鋳抜き部となる堰部20を設けるとともに、この堰部
20と対応する上金型成形面側のポート成形凹部17a
とボス成形凹部17bとの間にリブ成形凹部17cを設
けて、インテークマニホールドのボス部の基部に凹部と
リブを対応して形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、エンジンに取付けられるインテークマニホールドの取付用のボス 構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のエンジンに取付けられるインテークマニホールドはアルミニウ ム合金材を鋳造してなるもので、その鋳造方法は例えば重力鋳造法あるいは低圧 鋳造法により成形されるもので、このインテークマニホールド1は図3に示すよ うに、その吸気ポート2は所定の肉厚tを有する例えば円筒形状に形成され、こ の吸気ポート2の外周の例えば直径上には単数あるいは複数のボス部3が突出形 成され、このボス部3は吸気ポート2の肉厚tより大きな形状に形成されて、そ の端面4側より取付ねじ部5が螺設されている。
【0003】 このインテークマニホールド1の成形型6は図4に示すように上下の金型7, 8により形成されるもので、この上下の金型7,8の合せ面9にはそれぞれ吸気 ポート2の外周のポート成形凹部7a,8aが凹設されるとともに、この両成形 凹部7a,8aの所定の位置にはボス部3を成形するために連続してボス成形凹 部7b,8bが凹設されて成形面が形成され、この対応するポート成形凹部7a ,8aには図示のように吸気ポート2の内径部2aに相当する砂型により形成さ れた中子型10が納められて、同金型7,8にアルミニウム合金材の溶湯が重力 鋳造法あるいは低圧鋳造法により注入され、冷却後、インテークマニホールド1 の成形品は取出され、中子型10はくずし取られて内径部2aを有する成形品が 形成され、また、ボス部3は機械加工により加工させて同ボス部3には取付ねじ 部5が螺設されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このマニホールド1の鋳造の場合、吸気ポート2に形成するボ ス部3は同吸気ポート2の肉厚tに対し体積が大きいため、同ボス部3の冷却が ポート2に対し遅いのに加えて、同ボス部3の基部3a側は中子型10に接して いるため、とくに、ボス部3の基部3aの冷却が遅いため引け巣11等の鋳造欠 陥を生じやすく、このため同ボス部3に取付ねじ部5を加工すると、この引け巣 11よりポート2内の圧漏れを生ずる問題点があった。
【0005】 本考案は、上記従来の問題点を解決すべくなされたもので、ボス部の基部に発 生する引け巣等の鋳造欠陥を排除しボス部としての強度を確保することができて その役務を果たすことのできるインテークマニホールドのボス構造を提供するこ とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記技術課題を解決するため、インテークマニホールドの成形にお いては、上下の金型からなる合せ成形型の下金型成形面のポート成形凹部とボス 成形凹部との間に鋳抜き部となる堰部を設けるとともに、この堰部と対応する上 金型成形面側のポート成形凹部とボス成形凹部との間にリブ成形凹部を設けて、 インテークマニホールドのボス部の基部に凹部とリブを対応して形成する構成と したことである。
【0007】
【作用】
上記構成としたことにより、ボス部の基部側の金型との接触面積が大きく形成 され、冷却時の冷却速度が鋳造形状各部とほぼ同程度に早められて引け巣等鋳造 欠陥の発生の起因を解消することができる。
【0008】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面にしたがって説明すると、図1はインテークマ ニホールド21の成形型16を示すもので、同成形型16は従来と同様に上金型 17と下金型18との合せ型に形成され、その相互の合せ面19には従来と同様 にマニホールド21の吸気ポート22の外周部を成形するポート成形凹部17a .18aが凹設され、この両成形凹部17a,18aの所定の位置にはボス部2 3を成形するために連続してボス成形凹部17b,18bが凹設されてそれぞれ 成形面が形成され、この下金型18側のボス成形凹部18bのポート成形凹部1 8a側には凸状の堰部20が形成されている。
【0009】 この堰部20のポート成形凹部18aの側面20aは同ポート成形凹部18a の円弧面に連続する円弧形状に形成され、同堰部20の頂面20bは合せ面19 とほぼ整合する面に形成されて、同下型18のボス成形凹部18bはこの堰部2 0によりポート成形凹部18aと離隔状に形成されている。また、上金型17の ポート成形凹部17aとボス成形凹部17bとの間のボス成形凹部17bの中央 部の相当する部分には図示のように略三角形状の所定の幅を有するリブ成形凹部 17cが凹設されている。
【0010】 このように形成された上下金型17,18のポート成形凹部17a,18aに は従来と同様に中子型10が納められ型合わせされるとともに、アルミニウム合 金材の溶湯が注入されて、インテークマニホールド21が成形される。そして、 冷却後取り出して中子型10をくずすことで、図2に示すように従来と同様に内 径部22aを有する所定の肉厚tを有する吸気ポート22が形成され、ボス部2 3の基部23aには堰部20により凹部23bが形成され、これと対応する図示 上部の基部23aにはリブ24が形成されている。
【0011】 このように本例インテークマニホールド21の成形においては、下金型18の ポート成形凹部18aとボス成形凹部18bとの間に堰部20(鋳抜き部)を設 ける構成としたものであるから、この鋳造成形時において、そのボス部23の冷 却は下金型18に形成した堰部20により、吸気ポート22の肉厚tとボス部2 3の基部23aとは同堰部20により凹部23bが形成されることによりその体 積に変化が小さいことと、この堰部20により下金型18に対する接触面が大き くなって冷却速度が早くなることからして、従来の鋳造欠陥の引け巣11の発生 を防止することができ、また、この凹部23bと対応する側にはリブ24が形成 されるので同ボス部23の基部23aの強度を確保することができるとともに、 引け巣11が介在しないので取付ねじ部5を成形しても吸気ポート22からの圧 漏れを解消することができる。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、インテークマニホールドの成形においては、下金型のポート成形凹 部とボス成形凹部との間に鋳抜き部となる堰部を設ける構成としたものであるか ら、この鋳造成形時において、そのボス部の冷却は下型に形成した堰部により、 吸気ポートの肉厚とボス部の基部とは同堰部により凹部が形成されることにより その体積に変化が小さいことと、この堰部により下金型に対する接触面が大きく なって冷却速度が早くなることからして、従来の鋳造欠陥の引け巣の発生を防止 することができ、また、この凹部と対応する側にはリブが形成されるので同ボス 部の基部の強度を確保することができるとともに、引け巣が介在しないので取付 ねじ部を成形しても吸気ポートからの圧漏れを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インテークマニホールドの成形型の断面図であ
る。
【図2】インテークマニホールドの断面図である。
【図3】従来のインテークマニホールドの断面図であ
る。
【図4】従来のインテークマニホールドの成形型の断面
図である。
【符号の説明】
16 成形型 17,18 金型 17a,18a ポート成形凹部 17b,18b ボス成形凹部 17c リブ成形凹部 20 堰部 21 インテークマニホールド 22 吸気ポート 23 ボス部 23a 基部 23b 凹部 24 リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インテークマニホールドの成形において
    は、上下の金型からなる合せ成形型の下金型成形面のポ
    ート成形凹部とボス成形凹部との間に鋳抜き部となる堰
    部を設けるとともに、この堰部と対応する上金型成形面
    側のポート成形凹部とボス成形凹部との間にリブ成形凹
    部を設けて、インテークマニホールドのボス部の基部に
    凹部とリブを対応して形成する構成としたインテークマ
    ニホールドのボス構造。
JP1993044622U 1993-07-22 1993-07-22 インテークマニホールドのボス構造 Expired - Lifetime JP2590529Y2 (ja)

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JPH0710459U true JPH0710459U (ja) 1995-02-14
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103302243A (zh) * 2012-03-09 2013-09-18 张志平 一种汽车进气管金属模重力铸造工艺
JP2018105134A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 トヨタ自動車株式会社 カムシャフト支持部材

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