JP2512373B2 - 一体接合型多気筒シリンダ―ブロック用中子及びその一体接合造型法 - Google Patents

一体接合型多気筒シリンダ―ブロック用中子及びその一体接合造型法

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JP2512373B2
JP2512373B2 JP5090378A JP9037893A JP2512373B2 JP 2512373 B2 JP2512373 B2 JP 2512373B2 JP 5090378 A JP5090378 A JP 5090378A JP 9037893 A JP9037893 A JP 9037893A JP 2512373 B2 JP2512373 B2 JP 2512373B2
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molding
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一男 河合
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Naniwa Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クランク室の外側両側
種々異形の凹凸形状を有する一体接合型多気筒シリン
ダーブロック用中子及び該中子の一体接合造型法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来鋳型造型に当り、主に単体型として
抜型が困難な場合には鋳型の一部分を別途造型し、鋳型
本体を造型した後、部分造型鋳型を鋳型本体に嵌合、接
着等の手段によって所謂複合鋳型としている。
【0003】最近複雑な形状のシリンダーブロック用多
気筒中子の一体接合造型手段が提案され、予め別取りし
たバルク中子及びエンド中子を、本体金型内に装着し、
本体を造型するときの中子砂でくるみもたせることによ
り一体接合造型する方式が知られている。なお、前記エ
ンド中子は多気筒シリンダーブロックの機種に応じて種
々の異る凹凸形状を有する場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した複合鋳型方式
は部分鋳型(たとえば寄せ中子)の鋳型本体への嵌合、
接着部精度を高くしなければならず、嵌合、接着にはか
なりの時間と高価な接着剤を必要とし、更に完成品の運
搬時または注湯時の部分鋳型の脱落、浮かされおよび嵌
合間隙に基因する鋳造品の鋳バリの発生等種々の欠陥が
あることが知られている。
【0005】また、前述した一体接合造型方式は、別途
造型したバルク中子が必要であり、例えば4気筒ブロッ
クの場合各ボアーの両側面に6〜8枚のバルク中子を必
要とし、該バルク中子造型工程が煩雑であるのみなら
ず、接合型内にもバルク中子と同数量の接合面を形成し
ておく必要があり、型製作時の形状摺り合せ作業範囲が
多く且つ造型品にバラツキも起こり易くなり、ひいては
型費がコスト高となる。更に詳細には下記のような諸欠
陥がある: (1)バルク中子点数が多いと、バルク中子造型用の型
サイズが大きくなり、それを搭載する造型機も大型にな
るし、型サイズを小さくすれば込数の関係上、型の面数
が増えて型製作費が割高となり、1台の小型造型機にて
造型しようとすれば型替えの段取り回数が増える。 (2)バルク中子が薄厚であると、中子の歪が発生し易
く、又、造型作業や造型取出以降の中子のハンドリング
面からも煩雑となる。 (3)バルク中子を接合型にセットする際、2枚1組に
貼り合せする作業が要る (4)接合造型終了後において、バルク中子が薄厚の為
微妙な歪、変形が起きても接合面の密着性に影響が出易
く、最大の特徴とする鋳バリのない中子が得られないこ
とがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記シリンダ
ーブロック用多気筒中子の一体接合造型方式の諸欠陥を
解決するため、種々検討、実験の結果本発明を開発した
ものであり、本発明の技術的構成は、別途造型した両側
エンド中子とクランク室中子群とを、ベース部及びボア
ー部に連続する造型材で一体にくるみもったことを特徴
とする、クランク室の外側両面に種々の凹凸形状を有す
る一体接合型多気筒シリンダーブロック用中子及びクラ
ンク室の外側両面に種々の凹凸形状をもつ多気筒シリン
ダーブロック用中子の一体接合造型において、下型内の
ボアー部上方のクランク室中子セット部に予じめ造型し
たクランク室中子を装着し、かつ別途造型したエンド中
子を所定位置に装着したのち、該下型に上型を型合せ
し、上型吹込口から造型材料を吹込み、ベース部及び
記クランク室の内側面とマンドレル外周面間の空隙部を
経てボアー部先端部まで前記造型材料を充填し、一体接
合造型完了後常法により型開き、離型することを特徴と
する、多気筒シリンダーブロック用中子の一体接合造型
法にあり、このような技術的構成とすることにより、凹
凸面を備えしかも枠状体としたクランク室中子にボアー
部を同軸状に接合造型しかつベース部で中子の基部を一
体に接合したことにより、前記問題点を全て解決するの
みでなく、接合時の中子歪が発生せず、しかも中子強度
の優れた一体中子を得ることができる。
【0007】本発明の一具体例を添付図面に基いて詳述
する。
【0008】本発明の一体接合型多気筒シリンダーブロ
ック用中子は、図7に縦断面図で示す如く、別途造型し
た両側エンド中子8と別途造型し、下型3の所定位置に
装着したクランク室中子1とを新たに吹込んだ造型材に
より、ベース部7及びボアー部6とを連続して一体状に
造型し、前記エンド中子8とクランク室中子1とをくる
みもった形状とした、クランク室の外側両面に種々異形
の凹凸形状を有する一体接合型多気筒シリンダーブロッ
ク用中子である。なお、図7には下型3及び上型2も併
せ図示してある。
【0009】本発明の多気筒シリンダーブロック用中子
の一体接合造型法の具体例を図1〜図10により詳述す
る。
【0010】図1は上型2の縦断面図、図2は下型の縦
断面図であり、図3は図1のA−A線に沿った縦断面
図、図4は図2のB−B線に沿った縦断面図であり、図
中、2は上型、3は下型、4はクランク室中子セット
部、5は吹込口、8′はエンド中子セット部、M2はマ
ンドレルである。
【0011】前記クランク室中子セット部4に装着する
クランク室中子1は、その一例を示す図11及び図12
(図11のX−X線断面図)に示すような造型機構によ
り別途造型しておく。これら図面において、110は合
せパターン、111は吹込口、M1はマンドレルであ
り、これらの造型手段は周知の手段であるので詳細な説
明は省略する。
【0012】上記の如く周知手段で別途造型したクラン
ク室中子1を、下型3内のセット部4に装着し、更に別
途造型済のエンド中子8も前述したエンド中子セット部
8′に装着する(図5及び図6図示)。
【0013】以上のようにクランク室中子1及びエンド
中子8を所定位置に装着した下型3に前述した上型2を
型合せし、吹込口5より造型材料を吹込み、クランク室
中子1の内側面とマンドレルM2の外周面間に形成され
る空隙部を経てボアー部6の先端部まで造型材を充填
し、一方ベース部7にも造型材料を充填し、前記クラン
ク室中子1とエンド中子8とをくるみ持った多気筒シリ
ンダーブロック用中子となる(図7及び図8図示)。
【0014】前述の如く一体接合造型された多気筒シリ
ンダーブロック用中子は、常法により上型2及び下型3
を型開きし、例えば押出ピン(図示せず)の作動により
下型より離型し取出す。
【0015】図9には上記方式により造型された一体接
合型多気筒シリンダーブロック用中子10の正面図を示
し、図10には下型3を開いて該シリンダーブロック用
中子10を離型した状態を側面図で図示してある。
【0016】以上本発明を図示した一具体例について詳
述したが、この例に限定するものでなく、本発明の要旨
内における改変、変更は勿論本発明に包含されるもので
ある。
【0017】
【発明の効果】本発明は前述の如き技術的構成とするこ
とにより、外側に凹凸面を有し、しかも枠状体としたク
ランク室中子にボアー部を同軸状に接合造型し、かつベ
ース部で本発明中子の基部を一体に接続したことによ
り、従来方式の一体接合造型中子の諸問題を解決したの
みならず、接合時の中子歪の発生がなく、中子強度の優
れた一体接合型多気筒シリンダーブロック用中子を得る
ことができる特段の作用、効果を達成しうるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明中子造型に用いる上型の縦断面図
【図2】本発明中子造型に用いる下型の縦断面図
【図3】図1のA−A線に沿った断面図
【図4】図2のB−B線に沿った断面図
【図5】別途造型したクランク室中子及びエンド中子を
下型内に装着した縦断面図
【図6】図5のC−C線に沿った断面図
【図7】上・下型内に造型された本発明の一体接合型多
気筒シリンダーブロック用中子の縦断面図
【図8】図7のD−D線に沿った断面図
【図9】本発明の多気筒シリンダーブロック用中子の一
例を示す正面図
【図10】下型から本発明ブロック用中子の離型した状
態の側面図
【図11】クランク室中子の別途造型態様を示す部分断
面図、
【図12】図11のX−X線に沿った断面図
【符号の説明】
1 クランク室中子 2 上型 3 下型 4 クランク室中子セット部 5 吹込口 6 ボアー部 7 ベース部 8 エンド中子 10 一体接合多気筒シリンダーブロック用中子 110 合せパターン 111 吹込口 M マンドレル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 別途造型した両側エンド中子とクランク
    室中子群とを、ベース部及びボアー部に連続する造型材
    で一体にくるみもったことを特徴とする、クランク室の
    外側両面に種々の凹凸形状を有する一体接合型多気筒シ
    リンダーブロック用中子。
  2. 【請求項2】 クランク室の外側両面に種々の凹凸形状
    をもつ多気筒シリンダーブロック用中子の一体接合造型
    において、下型内のボアー部上方のクランク室中子セッ
    ト部に予じめ造型したクランク室中子を装着し、かつ別
    途造型したエンド中子を所定位置に装着したのち、該下
    型に上型を型合せし、上型吹込口から造型材料を吹込
    み、ベース部及び前記クランク室の内側面とマンドレル
    外周面間の空隙部を経てボアー部先端部まで前記造型材
    料を充填し、一体接合造型完了後常法により型開き、離
    型することを特徴とする、多気筒シリンダーブロック用
    中子の一体接合造型法。
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