JP3429853B2 - 鋳型製造方法 - Google Patents

鋳型製造方法

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JP3429853B2
JP3429853B2 JP12296994A JP12296994A JP3429853B2 JP 3429853 B2 JP3429853 B2 JP 3429853B2 JP 12296994 A JP12296994 A JP 12296994A JP 12296994 A JP12296994 A JP 12296994A JP 3429853 B2 JP3429853 B2 JP 3429853B2
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寿明 松本
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旭テック株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
    • B22C9/10Cores; Manufacture or installation of cores
    • B22C9/103Multipart cores
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
    • B22C9/02Sand moulds or like moulds for shaped castings

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は鋳型製造方法に係り、特
に、鋳造製品の表面に型ずれによって表われる段差、い
わゆるハグミを効果的に防止できるものに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の鋳型製造方法によって得られる鋳
造製品の表面には、型ずれによって生じるハグミが必然
的に形成されるようになっている。 【0003】図2は、従来の鋳型製造方法によって得ら
れた鋳造製品であるエンジン用過給機、いわゆるターボ
チャージャーのハウジングHの斜視図である。 【0004】このハウジングHには、図示しないエンジ
ンの排気口に接続されるフランジH1 の上,下側面及び
羽根車の設けられる渦巻室H2 の外周面にかけてハグミ
aが形成されている。 【0005】上記ハグミaの形成される理由を、図3の
従来方法で製造された鋳型10を用いて説明すると、鋳
型10は、上枠11a内に設けられた上型12aと、下
枠11b内に設けられた下型12bとから構成されてい
て、その上型12aと下型12bとの間に、鋳造製品の
形状をなすキャビティCが形成されている。 【0006】なお、図3のキャビティCには、中子及び
湯道が設けられるが、図面を簡略化するために省略され
ている。 【0007】上記上枠11aと下枠11bとは、下枠1
1bの両側の上面側にそれぞれ設けられているフランジ
11b′,11b″に、上向きにそれぞれ植設されたピ
ンP,Pが、上枠11aの両側の下面側にそれぞれ設け
られたフランジ11a′,11a″に開けられている穴
13a,13bに挿入されて、位置決めされるように構
成されている。 【0008】上記穴13a,13bのうち、一方の穴1
3aは丸穴で、ピンPが挿入できる大きさに形成され、
他方の穴13bは、短径がピンPの直径よりもわずかに
大きく、長径がピンPの直径よりも十分に大きい長穴に
形成されていて、両ピンP,Pと両穴13a,13bと
の接合がしやすいように構成されている。 【0009】上記構成の鋳型10において、鋳型10の
繰返し使用によるピンP,Pと穴13a,13bの間隙
の増加により、また、上型12a及び下型12bに形成
される図示しない模型によりキャビティCの形成の不一
致により、図3の実線で示される上,下の一致した本来
のキャビティCが、図3の鎖線で示されるように、上,
下で位置ずれを生じてくる。 【0010】したがって、この位置ずれを起こしている
キャビティC内に注湯されると、鋳造製品の表面にはそ
の位置ずれに対応した型ずれ、つまりハグミが生ずる。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の鋳型によっ
て生ずるハグミは、通常、鋳造製品に予め機械加工代が
設けられているので、見栄えの悪さの点を除けば、許容
されることが多い。 【0012】しかし、上記図2に示されるターボチャー
ジャーのハウジングHのような外形形状が複雑で、多く
の角度から機械加工が行われる鋳造製品の場合、上述の
ハグミが無視できなくなることがある。 【0013】上記図2のハウジングHを例にさらに説明
すると、このハウジングHは、羽根車の回転軸が取付け
られる開口面H3 を基準に加工してきた場合、その基準
から導き出されたフランジH1 の加工面が図4の一点鎖
線で示されるようになったときに、ハグミで突出した上
部のフランジH1の厚さdが規定厚さに達しなくなっ
て、製品検査に不合格になる場合がある。 【0014】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、ハグミの発生
のない、又はハグミが発生してもその後の機械加工に支
障を来たさない鋳型製造方法を提供することにある。 【0015】 【課題を解決するための手段】本発明に係る鋳型製造方
法は、上記目的を達成するために、上型と下型と中子と
位置決めして重合して形成される鋳型の鋳型製造方法
において、前記鋳型のうち下型内に外形形状のほとんど
形成されるキャビティ、そのキャビティに注湯して
製造される鋳造製品を機械加工する際の基準面となり、
かつ、機械加工される部分を前記上型と前記下型の境界
のうち下型に位置させて製造することを特徴としてい
る。 【0016】 【作用】上記構成において、鋳型のうち下型内に外形形
状のほとんどが形成されるキャビティ、そのキャビテ
ィに注湯して製造される鋳造製品を機械加工する際の基
準面となり、かつ、機械加工される部分を上型と下型の
境界面のうち下型に位置させて製造される。 【0017】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、一実施例方法によって得られた鋳型1の
一部の断面図である。 【0018】なお、上記第3図と同一構成要素には同一
符号を用い、これら構成要素については説明が重複する
ため新規な部分のみについて異なる符号を付して説明す
る。 【0019】鋳型1の上型2aと下型2bに形成される
キャビティCは、上記図2に示されたターボチャージャ
ーのハウジングHを製造する例が示されていて、このキ
ャビティCのほとんどが下型2b内に設けられているよ
うに構成されている。 【0020】上型2aからの製造方法から説明すると、
上型2aの下面には、上面中子3及び上部中子4の上部
(幅木部分)の形状を有する図示しない模型を用いて凹
部2a′が形成される。 【0021】下型2bの上面にも、図示しない模型を用
いて、側面中子5及び下部中子6の外形形状を呈する凹
部2b′が形成される。 【0022】上述の各中子3,4,5,6は、別途、中
子製造機を用いて予め作られる。そして、下型2bの凹
部2b′に下部中子6がセットされた後、側面中子5が
セットされる。次いで、下部中子6の上に上部中子4が
セットされて下型2bが完成する。 【0023】下部中子6は、ハウジングの渦巻室H2 の
内部と、外側の一部を形成し、また、側面中子5はハウ
ジングHの外形の大部分を形成し、さらに、上部中子4
は、ハウジングHの渦巻室H2 を除いた内部の大部分を
形成する形状を呈している。 【0024】上型2aの凹部2a′には、上面中子3が
セットされて上型2aが完成する。この上面中子3は、
ハウジングHの一方の開口面(図2の開口面H3 と反対
側の開口面)を形成している。なお、図示しないが上型
2aには、湯道が形成されている。 【0025】この開口面は、ハウジングHが機械加工さ
れるときに最初に加工され、その後、この開口面が基準
となって他の部分が機械加工されるように決められてい
る。 【0026】上述のようにして製造された上型2aと下
型2bとを重ね合わせると、図1に示されるようなハウ
ジングHのキャビティCが形成される。 【0027】完成した鋳型1のキャビティCには、図示
しない湯道から注湯され、キャビティC内の溶湯の固化
後、解枠されて、ハウジングHの鋳造製品が得られる。
そして、得られた鋳造製品は、上述したように、最初に
一方の開口面から機械加工されて、次いでその開口面を
基準として他の部分が機械加工されてハウジングHが完
成する。 【0028】本実施例方法で得られるハウジングHは、
従来方法によって得られるハウジングHが、ハグミaで
2分されるような形になる(図2参照)のと異なり、一
方の開口面の一部にハグミが表われるにすぎない。した
がって、その後の機械加工により、一部が規定以下の肉
薄になるというような不都合を防止することができる。
なお、一方の開口部の部分は十分に加工代が設けられて
いるので、その後の機械加工に何ら影響を与えることが
ない。 【0029】また、フランジH1 は、図1に二点鎖線で
示されるように、全部が下型2b内に位置しているの
で、上記図4で示されるような不都合を生じるおそれが
全くなくなる。 【0030】なお、上述の実施例では、ハウジングHの
排気口側を基準面としたが、この排気口と反対側を基準
面とするようにしてもよい。 【0031】以上のように、鋳型内に形成されるキャビ
ティCは、そのキャビティCに注湯して製造される鋳造
製品を機械加工する際の基準面となる部分を上型2aと
下型2bの境界面に位置させるので、その後の機械加工
が容易となるとともに、鋳造製品の外形にハグミが表わ
れないので、見栄えのよいものとすることができる。 【0032】なお、上述の実施例では、鋳造製品として
ターボチャージャーのハウジングHの例を示したが、鋳
造後、それを機械加工するものであれば適用することが
できる。 【0033】 【発明の効果】本発明に係る鋳型製造方法は、鋳型のう
ち下型内に外形形状のほとんどが形成されるキャビティ
で、そのキャビティに注湯して製造される鋳造製品を機
械加工する際の基準面となり、かつ、機械加工される部
分を上型と下型の境界面のうち下型に位置させて製造す
るようにしたので、その後の機械加工に当ってハグミを
考慮する必要がなく、機械加工が容易になる効果がある
とともに、鋳造製品の外形にハグミが表われないので、
見栄えが良くなる特長がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例方法によって製造された鋳型
の一部の断面図である。 【図2】従来方法の鋳型で製造されたターボチャージャ
ーのハウジングの斜視図である。 【図3】従来方法の鋳型の断面図である。 【図4】ハグミの一例を示す説明図である。 【符号の説明】 1 鋳型 2a 上型 2b 下型 3 上面中子 4 上部中子 5 側面中子 6 下部中子 13a,13b 穴 P ピン C キャビティ H ターボチャージャーのハウジング(鋳造製
品)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上型と下型と中子と位置決めして重合
    して形成される鋳型の鋳型製造方法において、 前記鋳型のうち下型内に外形形状のほとんどが形成され
    るキャビティ、そのキャビティに注湯して製造される
    鋳造製品を機械加工する際の基準面となり、かつ、機械
    加工される部分を前記上型と前記下型の境界面のうち下
    に位置させて製造することを特徴とする鋳型製造方
    法。
JP12296994A 1994-05-12 1994-05-12 鋳型製造方法 Ceased JP3429853B2 (ja)

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DE102010047952A1 (de) * 2010-10-08 2012-04-12 Continental Automotive Gmbh Verfahren zur Herstellung eines Gehäuses, insbesondere eines Gehäuses eines Turboladers

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