JPH0123225B2 - - Google Patents

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JPH0123225B2
JPH0123225B2 JP61016927A JP1692786A JPH0123225B2 JP H0123225 B2 JPH0123225 B2 JP H0123225B2 JP 61016927 A JP61016927 A JP 61016927A JP 1692786 A JP1692786 A JP 1692786A JP H0123225 B2 JPH0123225 B2 JP H0123225B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
hollow
mold
keren
hollow core
Prior art date
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Expired
Application number
JP61016927A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62176637A (ja
Inventor
Katsuhito Kaneko
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP61016927A priority Critical patent/JPS62176637A/ja
Publication of JPS62176637A publication Critical patent/JPS62176637A/ja
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  • Casting Devices For Molds (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は中空鋳物の製造方法に関するものであ
る。
(従来技術) エンジンのカムシヤフトやクランクシヤフト等
の長尺等を鋳造によつて形成する場合、キヤビテ
イ内での湯の回りを良好に行うため、キヤビテイ
が上下方向に伸びるように設定して、このキヤビ
テイの下方から溶湯を供給するようにしたいわゆ
る縦鋳込みが一般的に行なわれている。
一方近時は、軽量化等のため、上記鋳造品とし
てのカムシヤフト等を中空とすることが望まれて
おり、この中空鋳造品を得るために中子が使用さ
れる。そして、この中子は、ケレン等を利用して
鋳型の所定位置に支持される(特開昭59−206141
号公報、実開昭57−56539号公報参照)。
ところで、中子は、注湯時の高熱を受けてガス
を発生し易く、このため、中子をガス抜孔を有す
る中空中子とすることが考えられる。そして、こ
の中空中子は、通常、ガス針が所定位置にセツト
された中子成形型により造型して、該ガス針に対
応したガス抜孔を有するものとして構成される。
(発明が解決しようとする問題点) 上述のように、中空中子を利用して中空鋳物の
鋳造を行う場合、中子成形型に対するガス針の位
置決めと、鋳型に対する中空中子の位置決めとを
行う必要があるが、従来は、この位置決めのため
のケレンを別途独立して構成していたため、中空
鋳物の製造効果を向上させる上での1つの問題と
なつていた。
特に、中空中子を造型する場合は、ガス針をそ
の両端部共に巾木によつて支持することも可能で
はあるが、中空中子を鋳型にセツトする場合は、
少なくともその下端部は、縦鋳込みの場合堰との
関係等もあつて巾木によつて支持することが困難
であり、ケレンによつて支持せざるを得ないのが
現状である。そして、この中空中子に対してケレ
ンをセツトする際に、当該中空中子を破損しない
ように行なう必要上その手間が極めて面倒なもの
となつていた。
したがつて、本発明の目的は、中空中子の造型
と中空鋳物の鋳造とを、それぞれケレンを用いて
行うものを前提として、全体として当該中空鋳物
の製造効果を向上させ得るようにした中空鋳物の
製造方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用) 前述の目的を達成するため、本発明にあつて
は、中空中子を造型する際に用いられたケレンを
そのまま利用して、当該中空中子の鋳型に対する
位置決め用として用いるようにしてある。具体的
には、 ケレンによつてガス針が所定位置にセツトされ
た中空成形型により中子を造型して、該ガス針に
対応したガス抜孔を有すると共に、該ケレンを一
体的に保持した中空中子を得る工程と、 前記ケレンによつて前記中空中子が所定位置に
セツトされた鋳型内に注湯して、該中空中子に対
応した中空部を有する中空鋳物を得る工程と、 を備えた構成としてある。
このような構成とすることにより、ケレンを用
いて中空中子を造型した後は、この造型の際に用
いたケレンが保持された中空中子を、当該ケレン
を利用してそのまま鋳型にセツトすることができ
る。
(実施例) 以下本発明の実施例を添付した図面に基づいて
説明する。
先ず、中空中子がケレンを利用して所定位置に
セツトされた鋳型によつて中空鋳物を製造する部
分の説明をする。
第1図、第2図において、2つの分割型1Aと
1Bとを組み合わせてなる鋳型1内には、上下方
向に細長く伸びるキヤビテイ2が構成され、この
キヤビテイ2は、実施例ではエンジンのカムシヤ
フトを形成するためのものとなつている。また、
鋳型1には湯道3が形成されており、この湯道3
は、その一端がキヤビテイ2の下方に連なると共
に、その他端が湯口3aとして鋳型1の上端に開
口されている。
前記キヤビテイ2内には、上下方向に伸びる中
空中子4(実施例ではシエル中子)が配置されて
いる。この中空中子4は、得られる鋳造品として
のカムシヤフトが中空となるようにするためのも
のであり、その上端部4aは巾木5により支持さ
れている。また、中空中子4の下端部4bは、キ
ヤビテイ2と湯道3との境界付近、すなわちいわ
ゆる堰6となる付近に位置するケレン7を介し
て、鋳型1に支持されている。勿論、中空中子4
の内部は、ガス抜孔4cとされて、このガス抜孔
4cはその下端が閉塞されると共に、上端が開口
され、この上端開口部が、鋳型1の上端に開口す
る外部解放口8と連通されるようになつている。
なお、実施例では、カム表面をチル化するた
め、キヤビテイ2には、当該カム表面となる部分
を速やかに冷却するための冷し金を設置するため
の設置空間9が、カムの個数に応じた数だけ設け
られている。
以上のような構成において、湯口3aより注入
された溶湯は、湯道3を通つてキヤビテイ2内へ
供給される。キヤビテイ2内へ供給された溶湯が
凝固した後、鋳型1を分割して中子4を除去すれ
ば、所望の中空鋳物A(第3図参照−実施例では
中空カムシヤフト)が得られることになる。勿
論、この注湯の際に中空中子4が焼かれることに
より発生するガスは、ガス抜孔4cより外部解放
口8を通して、速やかに排出される。
さて、次に、前述した中空中子4の製造につい
て第4図〜第6図により説明する。この第4図〜
第6図において、11は中子成形型で、これは、
下型11Aと上型11Bとから構成され、この上
下の型11Aと11Bとを合わせることにより、
内部に中子造型用空間12が構成される。
上記中子造型用空間12内にはガス針13が配
設され、このガス針13の一端部13aは、中子
成形型11の巾木14によつて支持され、またそ
の他端部13bは、ケレン7によつて支持されて
いる。このケレン7は、実施例では、中子成形型
1内にセツトされ状態では横置きされる横置型の
ものとされ、ガス針13を支承する半円弧状の支
持部7aと、この支持部7aより互いに反対方向
に伸びる一対のアーム部7bを有する。この両ア
ーム部7bは、互いに重ね合わされた上下の型1
1Aと11Bとの間に形成される保持溝15ある
いは16にがたつきなく嵌合することにより、中
子成形型11の所定位置に保持される。そして、
このケレン7と巾木14とによつて保持されたガ
ス針14は、中子造型用空間12の中心部分に位
置するようにされ、かつ実施例では、ガス針13
の一端面すなわちケレン7側の端面が、中子造型
用空間12の端面より若干離間した状態(この離
間距離を第4図、第6図lで示す)となるように
セツトされている。なお、このような離間距離l
を確実かつ容易に確保するため、例えばガス針1
3の他端部13bを中子成形型11外へ突出させ
ると共に、この外部突出端部にストツパ13c
(第4図参照)を一体化して、このストツパ13
cが中子成形型11の外端面に当接したときに上
記距離lが確保し得るようにすることもできる。
上述のように、ケレン7を利用してガス針13
が所定位置にセツトされた中子成形型11によつ
て、すなわち中子造型用空間12内に充填された
中子用砂を上下の型11Aと11Bとで圧縮成形
して、この後ガス針13を除去すれば、第7図に
示すように中空中子4が得られる。この中空中子
4は、第1図、第2図に示す中空鋳物Aを鋳造す
る際に用いられるもので、下端部4aが閉塞され
たガス抜孔4cを有すると共に、ケレン7を一体
的に保持したものとなつている。したがつて、こ
のケレン7を有する中空鋳物4を、そのまま鋳造
1の所定位置に素早くかつ容易にセツトすること
が可能となる。勿論、鋳型1には、このケレン7
に対応する位置において、ケレン7保持用の保持
溝1a,1b(第2図参照)が形成されている。
第8図は、中空中子4を造型するために用いる
中子成形型の他の例を示すものである。本実施例
では、一度に複数の中空中子4を得るようになつ
ており、このため、一対の上下の型11Aと11
Bとの間には並列に複数の中子造型用空間12が
構成される一方、ガス針13がこの中子造型用空
間12の数に対応してた数だけ設けられ、かつ、
各ガス針13は、その他端同士が一本の連結部材
17によつて連結されている。
第9図〜第12図は中子成形型11のさらに他
の実施例を示すもので、ケレン18を、中子成形
型11内で上下に配置すると共に、互いに同一形
状の上下に2分割構造としたものである。すなわ
ち、上下の各分割ケレン18は、円弧上の支持部
18aと、この支持部18aより一体的に伸びる
アーム部18bとを有し、下側の分割ケレン18
は、下型11Aに形成され保持孔19内にがたつ
きなく所定深さだけ嵌挿され、また上側の分割ケ
レン18は、上型11Bに形成された保持孔20
内にがたつきなく挿入されて、当該上型11Bに
設けた永久磁石21によつて所定高さ位置に保持
されるようになつている。なお、上下の各分割ケ
レン18は、第11図、第12図に示すように、
その支持部18aを、ガス針13の軸心方向にお
いて適宜の長さに設定することができる。
(発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、
中空中子を形成する際に用いるケレンをそのまま
有効に利用して、当該中空中子を鋳型にセツトす
るときのケレンとしても用いるようにしたので、
すなわち得られた中空中子は上記ケレンを既に一
体的に保持しているので、中空中子にケレンを新
たにセツトする場合に比してこの中空中子を鋳型
にセツトするときの手間を簡略化することがで
き、全体として中空鋳物の製造効率を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す鋳型部分の断
面図。第2図は第1図の−線拡大断面図。第
3図は得られた中空鋳物の断面図。第4図は中子
成形型の一例を示す側面断面図。第5図は第4図
の−線拡大断面図。第6図は中子成形型にケ
レンを用いてガス針をセツトするときの状態を示
す斜視図。第7図は得られた中空中子の一例を示
す一部断面図。第8図は中子成形型の変形例を示
す斜視図。第9図は中子成形型のさらに他の変形
例を示す側面断面図。第10図は第9図の−
線断面図。第11図は、第12図は第9図、第1
0図に示す中子成形型に用いるケレンの例を示す
図。 1:鋳型、1a,1b:(ケレンの)保持溝、
2:キヤビテイ、4:中空中子、4c:ガス抜
孔、7:ケレン、11:中子成形型、12:中子
造型用空間、13:ガス針、15,16:(ケレ
ンの)保持溝、18:ケレン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ケレンによつてガス針が所定位置にセツトさ
    れた中子成形型により中子を造型して、該ガス針
    に対応したガス抜孔を有すると共に、該ケレンを
    一体的に保持した中空中子を得る工程と、 前記ケレンによつて前記中空中子が所定位置に
    セツトされた鋳型内に注湯して、該中空中子に対
    応した中空部を有する中空鋳物を得る工程と、 を備えていることを特徴とする中空鋳物の製造方
    法。
JP61016927A 1986-01-30 1986-01-30 中空鋳物の製造方法 Granted JPS62176637A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61016927A JPS62176637A (ja) 1986-01-30 1986-01-30 中空鋳物の製造方法

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JP61016927A JPS62176637A (ja) 1986-01-30 1986-01-30 中空鋳物の製造方法

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JPS62176637A JPS62176637A (ja) 1987-08-03
JPH0123225B2 true JPH0123225B2 (ja) 1989-05-01

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US5676193A (en) * 1996-07-16 1997-10-14 The Babcock & Wilcox Company Cast abrasion resistant hollow balls
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CN103817291B (zh) * 2014-03-17 2016-08-24 成都金顶精密铸造有限公司 一种砂芯与芯撑的组合构件

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