JPH0527608Y2 - - Google Patents

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JPH0527608Y2
JPH0527608Y2 JP1985009272U JP927285U JPH0527608Y2 JP H0527608 Y2 JPH0527608 Y2 JP H0527608Y2 JP 1985009272 U JP1985009272 U JP 1985009272U JP 927285 U JP927285 U JP 927285U JP H0527608 Y2 JPH0527608 Y2 JP H0527608Y2
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bracket
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鋼管構造用柱材に係り、より具体的
には鋼管柱の仕口部構造に関する。
(従来の技術) 従来の鋼管柱の仕口部構造としては、例えば、
特公昭47−29249号公報に記載のものが公知であ
る。
即ち、円形断面を有する柱材にH形鋼梁を現場
溶接接合する場合、従来は、鋼管柱の中途部に結
合用フランジを予じめ溶接して仕口部を形成し、
この結合用フランジに対して梁を横方向に挿入
し、梁の端面と結合用フランジの端面を突き合わ
せ、ガセツトプレート等で両者を結合していた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の仕口部を有する鋼管柱では、各結合
用フランジを、目的とする水平方向、上下方向及
び左右前後方向に正確に指向させる必要がある
が、柱には捩じれや倒れがあるため、結合用フラ
ンジの向きは設計通り正確なものにならず、現場
合せが必要となり、工数が多大となつていた。
そこで、本考案は、鋼管構造物における柱と梁
の現場接合が極めて容易に行える柱の仕口部構造
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的達成する為に、本考案は次の手段を講
じた。即ち、本考案の特徴とする処は、柱の周面
に梁を接合した柱の仕口部構造において、柱の仕
口部の下部に、梁の下面を支承する下ブラケツト
が取付けられており、前記仕口部の上部に、梁を
上下方向に通過可能とする間隔を有すると共に梁
が前記下ブラケツトに支承されるとき梁の左右両
側をガイドする一対の上ブラケツトが取付けられ
ており、前記下ブラケツトに支承された梁と前記
柱とは溶接されている点にある。
(作用) 本考案によれば、梁を柱に接合する場合、仕口
部の上ブラケツト間から梁を落し込み、下ブラケ
ツトにより梁を支承する。この落し込みの際、上
ブラケツトは梁の落し込みのガイドとなる。梁を
落し込み後は、梁とブラケツトを仮止めし、その
後、梁と柱を溶接で本止めする。
以上のように、本考案によれば、従来のような
結合用フランジを有しない為、それらの向きを全
く考慮する必要がなくなるので、現場施工が容易
となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述す
る。
第1図において、1は変形断面円柱体であり、
該円柱体1は、端部の梁フランジ接合部2と、該
フランジ接合部2に連設されたテーパー部3と、
該テーパー部3に連設されたストレート部4とか
ら成る。
上記変形断面円柱体1の梁フランジ接合部2の
端面に、該梁フランジ接合部2の内・外径と同寸
法の等肉単管5が溶接で接続され、更に、この等
肉単管5の端面に他の変形断面円柱体1の梁フラ
ンジ接合部2が溶接で接続されている。そして変
形断面円柱体1のストレート部4の端部には、他
の変形断面円柱体1のストレート部4の端面が溶
接で接続され、第1図に示すような鋼管構造用柱
6が形成される。
上記鋼管構造用柱6の各部の名称は、第1図に
示すように、ストレート部4,4が柱中央部7、
テーパー部3がテーパー部8、梁フランジ接合部
2と単管5が仕口部9と呼ばれている。
上記ストレート部4の外径D1及び肉厚T1は、
柱中央部7の設計応力に応じた寸法に設定されて
いる。そして、柱中央部7から仕口部9へ移行す
る応力増加部分には、該応力に応じてその外径が
増加するテーパー部8が当てられる。
梁フランジ接合部2の外径D2及び肉厚T2は、
仕口パネル応力に応じた寸法に設定される。
一般には、 D2=D1+2×勾配+100,200,300 T2=T1+勾配+0〜50,100,150 の寸法が採用されている。
上記変形断面円柱体1は、第2図に示すように
遠心鋳造で製作される。梁フランジ接合部2の内
径は機械加工される。
上記構成の鋼管構造用柱6は、第3〜6図のよ
うに使用される。
即ち、仕口部9の上部端に上ブラケツト10が
溶接で固定され、同下部端に下ブラケツト11が
溶接で固定される。上ブラケツト10はH型鋼か
ら成る梁12のフランジ13が上下方向に通過可
能な間隔をあけて一対設けられている。下ブラケ
ツト11は、梁12の下フランジ13を支承する
位置に設けられている。これらの上下ブラケツト
10,11にはボルト挿通孔14,15が開設さ
れている。
上記仕口部9に接合される梁12の上フランジ
13の左右両側には固定用プレート16が突設さ
れている。この固定用プレート16にボルト挿通
孔17が開設されている。梁12の下フランジ1
3には、仕口部9の下ブラケツト11のボルト挿
通孔15に対応した位置にボルト18が固定され
ている。
上記仕口部9に梁12を接合するには、梁12
のフランジ13が仕口部9の上ブラケツト10間
を通過するように、柱芯より真上から下方に落し
込む。この落し込みにより、梁12の下フランジ
13が下ブラケツト11に支承され、かつ、上フ
ランジ13の固定用プレート16が上ブラケツト
10に支承される。上記梁12の落し込みに際
し、上ブラケツト10はガイドに、下ブラケツト
11は梁12の受けとなる。次にボルト挿通孔1
4にボルト19を挿通し、かつ下フランジ13の
ボルト18にナツト20を挿通して仮締めする。
その後、梁12のフランジ13及びウエブを柱仕
口部9に溶接により接合する。21はバツクリン
グである。
尚、本考案は、上記実施例に限定されるもので
はない。
(考案の効果) 本考案によれば、仕口部9に取付けられた上ブ
ラケツト10は、梁12を落し込む時のガイドと
なり、下ブラケツト11は受けとなる為、梁12
のセツトが容易となる。
H型鋼の梁12の上フランジ13に取付けられ
たプレート16をボルト19、ナツト20で、下
フランジ13に取付けられたボルト18をナツト
20で締め付けることによつて、クレーンは直ち
に開放されるため、施工上有効である。
従来、梁12のウエブプレートは、仕口部に溶
接で取付けられたガセツトプレートとH.T.Bで組
立られて、フランジ13のみ現地溶接されていた
が、本考案ではガセツトプレート取付けが不要
で、全て現地溶接にて接合される。従つて、H.
T.B(ハイテンシヨンボルト)も不要となる。
従来のウエブプレート、H.T.B組立は、フラン
ジ部溶接後の緩みの問題があつたが、本考案では
その問題がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す鋼管構造用柱の
一部断面正面図、第2図は柱の製造方法を示す断
面図、第3図は柱の仕口部構造を示す斜視図、第
4図は第5図の−線断面図、第5図は仕口部
の断面図、第6図は第5図の−線断面図であ
る。 6……鋼管柱、9……仕口部、10……上ブラ
ケツト、11……下ブラケツト、12……梁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 柱の周面に梁を接合した柱の仕口部構造におい
    て、 柱6の仕口部9の下部に、梁12の下面を支承
    する下ブラケツト11が取付けられており、 前記仕口部9の上部に、梁12を上下方向に通
    過可能とする間隔を有すると共に梁12が前記下
    ブラケツト11に支承されるとき梁12の左右両
    側をガイドする一対の上ブラケツト10,10が
    取付けられており、 前記下ブラケツト11に支承された梁12と前
    記柱6とは溶接されていることを特徴とする柱の
    仕口部構造。
JP1985009272U 1985-01-25 1985-01-25 Expired - Lifetime JPH0527608Y2 (ja)

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JPS61124512U JPS61124512U (ja) 1986-08-05
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003096906A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Daiwa House Ind Co Ltd 円形鋼管柱と梁の接合構造及び接合方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59224740A (ja) * 1983-06-06 1984-12-17 鹿島建設株式会社 柱とはりの接合方法および接合用金物
JPS59228543A (ja) * 1983-06-08 1984-12-21 住友金属工業株式会社 柱・梁の接合方法

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JPS61124512U (ja) 1986-08-05

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