JPS59228543A

JPS59228543A - 柱・梁の接合方法

Info

Publication number: JPS59228543A
Application number: JP10223383A
Authority: JP
Inventors: 飯田　仲男; 坂本　傑
Original assignee: Sumitomo Metal Industries Ltd
Current assignee: Nippon Steel Corp
Priority date: 1983-06-08
Filing date: 1983-06-08
Publication date: 1984-12-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、柱・梁の接合方法に関するものである０（発明が解決すべき従来技術の問題点）従来、Ｈ形鋼の
梁材を例えばＨ形鋼の柱材に接合する場合、接合後梁材
の一部となるブラケットを柱材に予め溶接してお酋、現
場でブラケットと梁材のフランジどうし、ウェブどうし
を添接板を介して高力ボルトにより接合するブラケット
方式では、ボルト本数が多く、シかもクレーンで梁材を
吊った不安定な状態で位置合わせしながらボルト締めを
する必要があるから、接合作業を容易かつ迅速に行なえ
ないと−う欠点があった。２個のＴ形接合金具をそれぞ
れ梁材の上下７ランジにボルト接合し、かつ柱材にボル
ト接合して、梁材と柱材を連結するボルト型スプリツ）
Ｔ方式では、梁材端の剪断力に対する耐荷性能が低いと
いう欠点があった。また、２個のＴ形接合金具をそれぞ
れ梁材端の上下部に予め溶接しておき、現場でこの梁材
を接合金具のボルト接合により柱材と連結する溶接型ス
プリットＴ方式では、梁材と柱材との間に隙間式をとれ
ないため、両側の柱材が組み上がった状態では梁材を柱
材間にｄ且み込むことができず、組立て施工性が悪いと
いう欠点があった。

（発明の目的）本発明は、前記従来の問題点を解決するために創案され
たもので、梁材藺に設けられた接合金具を柱材に設けら
れた接合板上にｉア１ｄすることによリ、梁材と柱材の
安定した接合姿勢を得て、現場での接合作業を容易かつ
迅速にしかも安全に行なうことができると共に、接合金
具と接合板のボルト接合後は、梁材端部に作用する剪断
力等を柱材に充分に伝達する耐荷構造を得ることができ
る柱会梁の接合方法を提供することを目的とする。

（発明の構成）本発明の柱・梁接合方法は、２枚の７ランク部とウェブ
部を有するコ形接合金具を、ウェブ部外面にて梁材の両
端にそれぞれ予め溶接しておく。

この梁材を柱材間に吊り込んで、梁材端に設けられた接
合金具の上下７ランジ部を柱材に設けられた接合板の上
にそれぞれ載置した後、ボルト接合することを特徴とす
る。

（実施例）まず、本発明の実権に供したコ杉接合金具の１例をオ１
図〜牙４図により説明する。

コ形接合金具１Ａは、鋳造あるいは鍛造による一体成形
で上下２枚の７ランク部２とウェブ部３をコ形に連設し
た構成である。ウェブ部３の外面には横倒しＨ形の突出
部４が形成され、７ランク部２の上部にはそれぞれその
巾方向中央にて基端から先端へと延びるリプ部５が形成
され、該７ランク部２にはボルト接合用の穴６が形成さ
れている。

本発明は、第５図および第６図に示す如く、このコ形接
合金具ＩＡをＨ形鋼の梁材７の両端にそれぞれ、対応す
るフランジ部２．Ｂどうし、ウェブ部３，９どうしが突
出部番を介して接合されるよう、工場等で予め溶接して
おく。この梁材フを取り付けるＨ形鋼の柱材１０（第５
図左側部分参照）や角形横管の柱材１０’（第５図右側
部分参照）にも、コ形接合金具ＩＡの７ランク部２に対
応して、リプ部１１とボルト接合用の穴１２が形成され
ている接合板１３を溶接しておく。建設現場で、梁材７
をクレーンにより柱材１０または１０’間に構面外から
吊り込み、該梁材フの両端に設けられたコ形接合金ｊ４
１Ａの上下フランジ部２を柱材１０または１０１に設け
られた接合板１３の上に穴６，１２を合わせた状態でそ
れぞれ載置し、梁材フを柱材１０または１０’間に仮架
設する。

次いで穴６，１２に摩擦形または支圧形の接合用ボ（３
）ル）　１４を通してナツト１５を螺合することにより、
梁材フと柱材１０または１０１を一体にボルト接合する
構成である。

（作用）梁材７の両端に設けられたコ形接合金具１人の上下７ラ
ンジ部２を柱材ｉｏまたは１０１に設けられた接合板１
３上に載置するから、梁材フの接合姿勢は、従来のクレ
ーン吊持方式に比して格段に安定する。

また、ボルト接合に際して添接板が不要となる。

コ形接合金具ＩＡの上下フランジ部２がそれぞれ接合板
１３上圧載置され、かつボルト接合されると、梁材端部
に働く曲げモーメントは、梁材フとコ形接合金具ＩＡの
フランジ部８，２、ボルト１４、接合板１３を介して柱
材１０７たは１０’に伝達される。同じく、剪断力は、
梁材フとコ形接合金具ｌＡのウェブ部９，３、該コ形接
合金具ＩＡと接合板１３のリプ部５．１１を介して柱材
１Ｇまたは１０’に伝達される。

尚、上下７ランジ２の双方にリプ部５を設けたが、上下
７ランジ部２の一方にのみリプ部５を設けてもよい。そ
のようなコ形接合金具として、オ（４）７図〜第１０図、および牙１１図〜第１４図はそれぞれ
、リプ部５を上７ランク部２には設けず、下フランジ部
２に設けたコ形接合金具ＩＢ、１０を示す。コ形接合金
具１喉、鋳造あるいは鍛造により一体成形され九もので
ある。コ形接合金具１ｃは、圧延製造された金具本体に
リプ板を溶接したものである。

また、第１５図および第１６図の左側と右側にそれぞれ
コ形接合金Ｎ　ＩＢ　、　１０の溶接状況を示す通り、
コ形接合金具と梁材マの７ラン９部２，８どうし、ウェ
ブ部３，９どうしが溶接されていればよく、核コ形接合
金具の溶接用突出部は省略することも可能である。コ形
接合金具ｌＯでは、突出部４の縦部分をなくした突出部
４′が形成されている。

さらに、接合ボルトとして大径の高力ボルトを使用すれ
ば、その使用本数を削減し、作業性をより向上させつる
利点がある。

（発明の効果）以上の通り、本発明は、梁材を安定した接合姿勢で柱材
間に仮架設できる構成であるから、梁材と柱材を容易か
つ迅速にしかも安全にボルト接合でき、現場での組立て
施工性を大巾に改善しうる。

再構築のための解体も極めて容易となる。加えて、梁材
端部に作用する曲げモーメント、剪断力等を柱材に充分
に伝達できる耐荷構造が得られる構成であるから、実用
的価値は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図、第４図はそれぞれコ形接合金
具の一例を示す正面図、左側面図、右側面図、　　ＩＶ
−ｍＶ線断面図、第５図、第６図はそれぞれ同コ形接合
金具の使用状況を示す正面図、平面図、オツ図〜オｌＯ
図と、第１１図〜第１４図はそれぞれコ形接合金具の相
異なる変形例を示すもので、オフ図、第１１図は正面図
、オ８１図、第１２図は左側面図、牙９図、第１３図は
右側面図、第１０図、第１４図はそれぞれＸ−Ｘ線、Ｘ
ＩＶ−ＸＩＶ線断面図、第１５図の左側と右側は同コ形
接合金具のそれぞれの使用状況を示す正面図、第１６図
は第１５図の平面図である。ＬＡ、ＩＢ、１０・・・コ形接合金具、２，８・・・７
ランジ部、３，９・・・ウェブ部、４，４’・・・突出
部、５．１１・・・リブ部、６．１２・・・穴、フ・・
・梁材、１０．　１０’・・・柱材、１３・・・接合板
、１４・・・ポル）、１５−ナツト。第４］第２図　　第１図２２第３図Ａ１Ａ

Claims

【特許請求の範囲】

２枚のフランジ部とウェブ部を有するコ形接合金具を、
ウェブ部外面にて梁材の両端にそれぞれ予め溶接してお
く。この梁材を柱材間に吊り込んで、梁材端に設けられ
た接合金具の上下７ランジ部を柱材に設けられ九上下の
接合板上にそれぞれ載置した後、ボルト接合することを
特徴とする住・梁の接合方法。