JPH05273235A - インダクタンス測定用端子及び測定装置 - Google Patents

インダクタンス測定用端子及び測定装置

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JPH05273235A
JPH05273235A JP6663292A JP6663292A JPH05273235A JP H05273235 A JPH05273235 A JP H05273235A JP 6663292 A JP6663292 A JP 6663292A JP 6663292 A JP6663292 A JP 6663292A JP H05273235 A JPH05273235 A JP H05273235A
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JP
Japan
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terminal
terminals
inductance
electrode
measuring
Prior art date
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Pending
Application number
JP6663292A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Fujimoto
力 藤本
Shunichi Kato
俊一 加藤
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微小インダクタンスを正確に測定することの
できる測定用端子及び測定装置を得る。 【構成】 測定用端子1,25はシールド面1c,25
cを有する。また、他の端子5,11,15,21はシ
ールド面5c,11c,15c,21c上に突部5d,
11d,15d,21dを有する。これらの端子は一対
で使用され、チップインダクタの電極が、端子1,25
にあってはシールド面1c,25cと接触し、端子5,
11,15,21にあっては突部5d,11d,15
d,21dと接触する。端子の一方は信号ラインコンダ
クタに着脱可能に取り付けられ、他方はグランドライン
コンダクタに着脱可能に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波帯域で使用され
るチップインダクタの微小インダクタンスを測定するた
めの端子及び測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表面実装タイプのチップインダク
タのインダクタンスの測定は、板ばねによって支持され
たコンタクトピンやプローブの先端をチップインダクタ
の電極に接触させて行っていた。しかし、測定ごとにコ
ンタクトピンやプローブと電極との接触位置が変化し、
測定値がばらつくという問題点を有していた。図9
(b)はインダクタンス測定時におけるコンタクトピン
61とチップインダクタ30の電極33との接触位置の
ずれを示し、接触位置は左から右へ最大1.0mm程ず
れる場合があり、図8に点線で示すように、1.0mm
の位置ずれが生じるとインダクタンスの変化量(ΔL)
は3.0%生じていた。このような測定値の変化は、接
触位置の変化に伴って電極を流れる電流の長さ及び電極
で発生する磁界が変化し、磁界の影響によって測定値の
変化が生じる。さらに、コンタクトピン61を支持する
板ばねの形状変化によってコンタクトピン61を含む測
定系のインピーダンスが変化し、これも測定値に悪影響
を与えていた。
【0003】
【発明の目的、構成、作用、効果】そこで、本発明の目
的は、微小インダクタンスを正確に測定することのでき
る測定用端子及び測定装置を提供することにある。以上
の目的を達成するため、本発明に係るインダクタンス測
定用端子は、インダクタンス部品の電極への接触部分あ
るいは近接部分に、少なくとも電極と同じ面積を有する
シールド面を備えたことを特徴とする。
【0004】前記端子は、測定時において、シールド面
が直接インダクタンス部品の電極に接触するか、シール
ド面に設けた突起が電極に接触してシールド面は電極に
近接して位置する。端子と電極との接触位置が多少ずれ
たとしても、電極で発生する磁界はシールド面で遮閉さ
れ、測定値の変化は極めて小さなものとなる。また、本
発明に係るインダクタンス測定装置は、前記端子を一対
用い、信号ライン導電部材に第1の端子を着脱可能に取
り付け、この信号ライン導電部材を取り囲むグランドラ
イン導電部材に第2の端子を着脱可能に取り付けたこと
を特徴とする。
【0005】このような構成からなる測定装置におい
て、端子は着脱可能であるため、測定試料(チップイン
ダクタ)の大きさや形状に最適な端子に交換することが
できる。しかも、同軸タイプであり、測定系にばね部材
を含まず、端子固有のインピーダンスが小さく、その変
化もなく、高周波帯域で10〜100nH付近の微小イ
ンダクタンスを安定して測定することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係るインダクタンス測定用端
子及び測定装置の実施例につき、添付図面を参照して説
明する。図1は本発明に係るインダクタンス測定用端子
のいくつかのタイプを示す。図1(a)に示す端子1は
基部1aの一端に突起1bを設け、その先端をシールド
面1cとしたもので、基部1aには取り付け用(ビス止
め用)の孔1eが形成されている。この端子は、図2に
示すように、一対の端子1,1’を並設し、シールド面
1c,1c’上にチップインダクタ30を載置する。チ
ップインダクタ30はコア31に芯線35を巻き回した
もので、鍔部32には側面から底面にわたって一対の電
極33,33が設けられている。電極33,33は端子
1,1’のシールド面1c,1c’上にそれぞれ接触
し、端子1を信号ライン、端子1’をグランドラインと
して電流を流し、そのインダクタンスを測定する。
【0007】図1(b)に示す端子5はシールド面5c
上に先端が平らな小突起5dを形成したもので、その測
定形態は図3に示すとおりである。この端子5,5’に
おいては突条5d,5d’がチップインダクタ30の電
極33,33に接触し、シールド面5c,5c’が電極
33,33に近接することとなる。図1(c)に示す端
子11はシールド面11c上に先端が尖った小突条11
dを形成したものである。図1(d)に示す端子15は
シールド面15cの中央に小突起15dを形成したもの
である。図1(e)に示す端子21はシールド面21c
全面に先端が尖った小突条21dを複数本形成したもの
である。これらの端子11,15,21も前記端子1,
5と同様の態様でチップインダクタ30のインダクタン
ス測定に使用され、小突条11d、小突起15dが電極
33に接触し、シールド面11c,15cが電極33に
近接する。端子21にあっては、複数の小突条21dの
先端が電極33に接触することとなる。
【0008】さらに、図1(f)に示す端子25はシー
ルド面25cを斜めにカットしたものである。その測定
形態は図4に示すとおりであり、チップインダクタ30
は電極33,33の角部が並設された一対の端子25,
25’のシールド面25c,25cのほぼ中央部分に接
触することとなる。次に、測定装置について説明する。
【0009】図5〜図7において、測定装置は前記端子
1,1’を用いたもので(交換可能)、信号ラインコン
ダクタ41とグランドラインコンダクタ42と絶縁板4
3と導電性スリーブ44,45とコネクタ46とで構成
されている。信号ラインコンダクタ41は後端に信号ラ
インコンタクトピン48を螺着したもので、その先端に
は測定用端子1がビス51によって取り付けられてい
る。測定用信号(高周波電流)は信号ラインコンタクト
ピン48から信号ラインコンダクタ41を介して端子1
に流される。
【0010】グランドラインコンダクタ42は、筒状体
であり、信号ラインコンダクタ41を取り囲み、信号ラ
インコンダクタ41とはリング状の絶縁板43を介して
絶縁されている。グランドラインコンダクタ42の先端
にはいまひとつの測定用端子1’がビス52によって取
り付けられている。また、グランドラインコンダクタ4
2の外周部には導電性スリーブ44,45が設置されて
いる。コネクタ46を絶縁性スリーブ47のねじ部に螺
着することにより、グランドラインコンダクタ42及び
スリーブ44,45,47が締め付けられ、一体化され
る。
【0011】さらに、コネクタ46と同形状のコネクタ
(図示せず)が用意され、このコネクタを絶縁性スリー
ブ47のねじ部に螺着することにより端子1,1’が測
定器と接続される。このとき、導電性スリーブ44,4
5の下端面が図示しないコネクタ内のグランドラインス
リーブの端面と接触し、グランドラインの導通が図られ
る。
【0012】以上の構成からなる測定装置においては、
予めキャリブレーションを調整して端子1,1’のイン
ピーダンスを補正しておく。測定試料となるチップイン
ダクタ30はその電極33,33が端子1,1’のシー
ルド面1c,1c’上に位置するように端子1,1’上
に載置し(図2参照)、上方から弾性的に押圧した状態
でインダクタンスを測定する。端子1,1’は測定試料
の大きさや形状に合わせて図1(a)〜(f)に記載の
もの、あるいはその他の形状のものに交換可能である。
【0013】図8に示すグラフにおいて、実線は本発明
に係る端子及び測定装置を用いて測定した場合のインダ
クタンス変化量ΔLを示す。従来のコンタクトピン61
を用いて測定した場合(点線で示す)と比べて位置ずれ
に起因する変化量ΔLは約5分の1程度に大きく低下し
ている。変化量ΔLが大きく低下した理由として以下の
ことを挙げることができる。
【0014】(1)磁気シールド効果 電極33と端子1との位置ずれ(図9(a)参照)によ
って電極33に発生する磁界が変化することとなる。し
かし、シールド面1cあるいは5c,11c,15c,
21c,25cがチップインダクタ30の電極33に接
触あるいは近接することにより、このような磁界はシー
ルドされ、インダクタンス測定値に悪影響を与えない。
シールド面1cは電極33と同等もしくはそれ以上の面
積を有していることが好ましい。
【0015】(2)端子のインピーダンスが小さく、か
つ、変化しないこと。測定装置が同軸構造とされ、端子
1,1’が板ばねによって支持されていないため、微小
インダクタンス(特に、10〜100nH付近)の測定
が安定化する。従来、例えば、長さ7mm、幅5mm、
厚み0.2mmの銅製板ばねを使用した場合、板ばねが
0.1mm変形することで、インピーダンスが0.03
nH変化(10nH測定時0.3%のインダクタンス変
化)したが、本発明例ではこのような変化が零となっ
た。
【0016】また、本発明例では端子固有のインピーダ
ンスが小さく、自己共振周波数が従来の端子よりも上昇
し、高周波帯域でのインダクタンス測定が安定化する。
本発明例と従来例のパラメータを比較すると、表1に示
すとおりである。ここでの測定周波数は100MHzで
ある。
【0017】
【表1】
【0018】なお、本発明に係る測定用端子及び測定装
置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範
囲内で種々に変更することができる。特に、端子のシー
ルド面の大きさ、形状は任意であり、コネクタの構成、
端子の着脱機構等も任意である。また、インダクタンス
測定時において、測定試料に対しては端子及びコネクタ
を接離させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る測定用端子の各種実施例を示す斜
視図。
【図2】図1(a)の端子による測定形態を示し、
(a)は正面図、(b)は右側面図。
【図3】図1(b)の端子による測定形態を示し、
(a)は正面図、(b)は右側面図。
【図4】図1(f)の端子による測定形態を示し、
(a)は正面図、(b)は右側面図。
【図5】本発明に係る測定装置を示す平面図。
【図6】本発明に係る測定装置を示す半断面正面図。
【図7】本発明に係る測定装置を示す右側面図。
【図8】測定位置のずれに起因するインダクタンス変化
量を示すグラフ。
【図9】測定位置のずれの説明図、(a)は本発明例を
示し、(b)は従来例を示す。
【符号の説明】
1,5,11,15,21,25…測定用端子 1c,5c,11c,15c,21c,25c…シール
ド面 30…チップインダクタ(測定試料) 33…電極 41…信号ラインコンダクタ 42…グランドラインコンダクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インダクタンス部品に設けた一対の電極
    にそれぞれ接触してインダクタンスを測定するための端
    子において、 インダクタンス部品の電極への接触部分あるいは近接部
    分に、少なくとも電極と同じ面積を有するシールド面を
    備えたこと、 を特徴とするインダクタンス測定用端子。
  2. 【請求項2】 インダクタンス部品の電極への接触部分
    あるいは近接部分に、少なくとも電極と同じ面積を有す
    るシールド面を備えた第1及び第2の端子と、 前記第1の端子を着脱可能に取り付けた信号ライン導電
    部材と、 前記第2の端子を着脱可能に取り付け、前記信号ライン
    導電部材を取り囲むグランドライン導電部材と、 を備えたことを特徴とするインダクタンス測定装置。
JP6663292A 1992-03-25 1992-03-25 インダクタンス測定用端子及び測定装置 Pending JPH05273235A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002286794A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Koa Corp 電気特性値測定用ユニットおよび測定装置
JP2002296320A (ja) * 2001-03-28 2002-10-09 Koa Corp 電気特性値測定用ユニットおよび測定装置

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JP4592993B2 (ja) * 2001-03-28 2010-12-08 コーア株式会社 電気特性値測定用ユニットおよび測定装置

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