JPH05272491A - ポンプ用羽根車 - Google Patents

ポンプ用羽根車

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Publication number
JPH05272491A
JPH05272491A JP6630392A JP6630392A JPH05272491A JP H05272491 A JPH05272491 A JP H05272491A JP 6630392 A JP6630392 A JP 6630392A JP 6630392 A JP6630392 A JP 6630392A JP H05272491 A JPH05272491 A JP H05272491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
blade
wheel piece
impeller
pedestal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6630392A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Kamimura
昌一 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP6630392A priority Critical patent/JPH05272491A/ja
Publication of JPH05272491A publication Critical patent/JPH05272491A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプ用羽根車において、ポンプ用羽根車の
生産性を高めるとともに、軽量化をはかる。 【構成】 三次元的に湾曲した複数枚の羽根部2と、各
羽根部2を支持する円錐形のホイール部3とを有するポ
ンプ用羽根車1において、ホイール部3を各羽根部2に
対する一方の接合線3aで分割して、各羽根部2と他方
の接合線3bで結ばれるホイール片部4を形成し、この
ホイール片部4とこれに接続する羽根部2とをプレス成
型により一体形成し、各ホイール片部4を円錐形に組み
立て結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプ用羽根車の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のウォータポンプ用羽根車として例
えば図9に示すものがあった(特開昭58−19291
6号公報、参照)。
【0003】これについて説明すると、羽根車30は複
数枚の羽根部31を有し、回転軸31を介してポンプハ
ウジング32内で回転することにより、吸込み室33か
ら吸入した水に遠心力を与え、羽根車30の外周側に渦
巻き状に画成されたスクロール34を経て送り出すよう
になっている。
【0004】各羽根部31は円盤状のホイール部35に
溶接等により結合され、各羽根部31およびホイール部
35はそれぞれプレス加工により形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各羽根
部31とホイール部35をそれぞれ分割してプレス成型
される構造のため、羽根部31とホイール部35をそれ
ぞれ成型するためのプレス型が必要となるばかりか、各
羽根部31をホイール部35に溶接等により結合する作
業に手間がかかり、組み付け精度を十分に確保すること
が難しいという問題点があった。
【0006】また、羽根車を鋳造または射出成型等によ
って製作する場合、各部位の肉厚が大きくなるため、水
の流れに与える抵抗が大きくなり、また重量の増加を招
くという問題点があった。
【0007】本発明は上記の問題点に着目し、ポンプ用
羽根車の生産性を高めるとともに、軽量化をはかること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、三次元的に湾
曲した複数枚の羽根部と、各羽根部を支持する円錐形の
ホイール部とを有するポンプ用羽根車において、前記ホ
イール部を各羽根部に対する一方の接合線で分割して、
各羽根部と他方の接合線で結ばれるホイール片部を形成
し、このホイール片部とこれに接続する羽根部とをプレ
ス成型により一体形成し、各ホイール片部を円錐形に組
み立て結合する。
【0009】また、上記各ホイール片部を円錐形に組み
立て結合するポンプ用羽根車において、各ホイール片部
の基端部を嵌合させる環状溝を有する台座と、各ホイー
ル片部の先端部を結合させる受板と、台座と受板とを互
いに結合する中心軸とを備える。
【0010】また、上記各ホイール片部を組み立て結合
して形成されたホイール部内に発泡性樹脂材を介装す
る。
【0011】
【作用】羽根車はそのホイール部が各羽根部が接合する
一方の接合線で複数枚に分割して形成されているため、
羽根部の形状を損なうことなく、羽根部を三次元的に湾
曲させても、羽根部とこれに接続するホイール片部の形
状を単純化して、プレス加工により形成することが可能
となる。ホイール片部を羽根部と共にプレス成型するこ
とにより、鋳造または射出成型等で製作する場合に比べ
て、各部位の肉厚を小さくして大幅な軽量化がはかれ
る。羽根部を薄肉化することにより、流体の流れに付与
する抵抗を低減して、ポンプ効率の向上がはかれる。
【0012】各ホイール片部を各羽根部と一体形成した
ため、ホイール部および羽根部を構成する各部品を同一
形状とすることができ、ホイール部と羽根部を分割形成
する構造に比べて、プレス成型用の型を減らせるととも
に、組み付け工数を減らすことができ、生産性を高めら
れる。
【0013】各ホイール片部の組み立て時、各ホイール
片部の先端部が受板を介して連結され、各ホイール片部
が台座の環状溝内に嵌められて連結されることにより、
各ホイール片部が互いに重なり合うことがなく、組み立
て精度を十分に確保できる。
【0014】ホイール部の内部に発泡性樹脂材を充填す
ることにより、発泡性樹脂材が各ホイール片部等の隙間
を埋めてホイール部の剛性を高めるため、ホイール部の
内部に空洞をつくってそこから共鳴音が生じたり、水流
による圧力変動でホイール部から膜振動が発生すること
を防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0016】図1、図2に示すように、ウォータポンプ
に備えられる羽根車1は、3枚の羽根部2と、各羽根部
2を支持する円錐形のホイール部3とを有する。各羽根
部2は回転方向と反対回りに三次元的に湾曲するバック
ワード型をしている。なお、羽根部2の枚数は3枚に限
らず2枚または4枚以上としても良い。
【0017】ホイール部3を各羽根部2に対する一方の
接合線3aで分割して、各羽根部2と他方の接合線3b
で結ばれる3枚のホイール片部4を形成する。つまり、
3枚のホイール片部4が組み合わせられることにより、
1つの円錐形のホイール部3が形成されるようになって
いる。
【0018】図4、図5、図6にも示すように、各ホイ
ール片部4とこれに連なる各羽根部2をプレス成型によ
り一体形成する。各ホイール片部4はその接合線3bで
羽根部2と一体的に結合されており、他の羽根部2の接
合線3aに接合する接合端部4aと、ホイール部3の先
端側に位置して環状に並ぶ先端フランジ部4bと、ホイ
ール部4の基端側に位置して円錐筒状に並ぶ基端部4c
とを有している。羽根車1は各ホイール片部4を組み立
て結合するために、各ホイール片部4の先端フランジ部
4bを結合させる円盤形の受板5と、各ホイール片部4
の基端部4cを嵌合させる環状溝7を有する円盤形の台
座6と、この台座6と受板5とを互いに結合する中心軸
8とを備える。
【0019】受板5は各ホイール片部4の先端フランジ
部4bを接合させる環状フランジ部5aを有し、両方の
フランジ部4bと5aを重ね合わせた状態で両者を互い
にネジ10によって締結する。各ホイール片部4の先端
フランジ部4bにはネジ10を挿通させる穴11が形成
され、受板5の環状フランジ部5aには各ネジ10を螺
合させるネジ穴が形成されている。
【0020】図3にも示すように、台座6の環状溝7は
ホイール片部4の外周面4dに接合するテーパ面7a
と、ホイール片部4の内周面4eに接合する環状角部7
bとを有している。各ホイール片部4の基端部4cを環
状溝7に嵌合させた状態で両者は互いに溶接により結合
される。
【0021】台座6の外周端には図示しない回転軸に対
する接合フランジ部12が形成され、このフランジ部1
2に形成された3つの穴13が形成され、この穴13に
挿通するネジを回転軸側に螺合させるようになってい
る。
【0022】中心軸8の両端には円盤部8a,8bが一
体形成され、各円盤部8a,8bは受板5と台座6にそ
れぞれ溶接あるいはネジ結合により固着される。受板5
には中心軸8の先端側の円盤部8aを嵌合させる円形の
凹部5bが形成されている。なお、受板5と台座6およ
び中心軸8を一体として形成しても良い。
【0023】次に、作用について説明する。
【0024】羽根車1は図示しないポンプハウジングに
収装され、回転軸を介して図1において反時計回り方向
(図中矢印F方向)に回転駆動されることにより、各羽
根部2によってその先端側から吸入された水に遠心力を
与えその基端側に送り出すようになっている。各羽根部
2を回転方向と反対回りに湾曲させたことにより、ポン
プ効率を高められる。
【0025】羽根車1は円錐形をしたホイール部3が各
羽根部2と接合する一方の接合線3aで3枚に分割して
形成されているため、羽根部2を三次元的に湾曲させて
も、一体形成される羽根部2とホイール片部4の形状を
単純化して、プレス加工により形成することが可能とな
る。ホイール片部4を羽根部2と共にプレス成型するこ
とにより、鋳造または射出成型等で製作する場合に比べ
て、各部位の肉厚を小さくして大幅な軽量化がはかれ
る。羽根部2を薄肉化することにより、水の流れに付与
する抵抗を低減して、ポンプ効率の向上がはかれる。
【0026】各ホイール片部4の組み立て時は、中心軸
8の両端に受板5と台座6をそれぞれ結合し、台座6の
環状溝7に各ホイール片部4の基端部4cを差し込んだ
状態で、受板5の環状フランジ部5aに各ホイール片部
4の先端フランジ部4bをネジ10を介して締結する。
各ホイール片部4の先端フランジ部4bが互いに接合し
て環状に並ぶとともに、それぞれの基端部4cが環状溝
7内で互いに接合して環状に並ぶことにより、各ホイー
ル片部4が互いに重なり合うことがなく、組み立て精度
を十分に確保できる。
【0027】各ホイール片部4を各羽根部2と一体形成
したため、ホイール部3および各羽根部2を構成する各
部品を同一形状とすることができ、ホイール部と各羽根
部を分割形成する構造に比べて、プレス加工に用いられ
る型を減らせるとともに、組み付け工数を減らすことが
でき、生産性を高められる。
【0028】次に、図7、図8に示した他の実施例は、
ホイール部3の内部に発泡性をもつ樹脂材15を充填す
るものである。
【0029】互いに分割形成された各ホイール片部4を
台座7および受板5に組み付けた後に、ホイール片部4
に開口したネジ用穴11から発泡性樹脂材15を充填
し、ホイール部3の内部で発泡させる。
【0030】羽根車1は前記実施例とほぼ同様の構造を
持っているが、前記実施例において台座6に形成された
ホイール片部4の内周面4eに接合させる環状溝7の環
状角部7bが廃止されており、樹脂材15を介してホイ
ール片部4の外周面4dが環状溝7のテーパ面7aに押
し付けられている。
【0031】この場合、発泡性樹脂材15が各ホイール
片部4、受板5および台座6の隙間を埋めてホイール部
2の剛性を高めるため、ホイール部2の内部に空洞から
共鳴音が生じたり、水流による圧力変動でホイール部2
から膜振動が発生することを防止できる。
【0032】なお、発泡性樹脂材15を予め所定の円錐
形に成型した後に、その内部に中心軸8を通し、そのま
わりに各ホイール片部4、受板5および台座6を組み付
けても良い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ポンプ用
羽根車において、三次元的に湾曲した複数枚の羽根部
と、各羽根部を支持する円錐形のホイール部とを有する
ポンプ用羽根車において、前記ホイール部を各羽根部に
対する一方の接合線で分割して、各羽根部と他方の接合
線で結ばれるホイール片部を形成し、このホイール片部
とこれに接続する羽根部とをプレス成型により一体形成
し、各ホイール片部を円錐形に組み立て結合したため、
鋳造または射出成型等で製作する場合に比べて、各部位
の肉厚を小さくして大幅な軽量化がはかれるとともに、
接合線が羽根部を分割しないように形成されているの
で、羽根部が流体の流れに付与する抵抗を低減して、ポ
ンプ効率の向上がはかれる。また、ホイール部と各羽根
部を分割形成する構造に比べて、プレス成型に用いられ
る型を減らせるとともに、組み付け工数を減らすことが
でき、生産性を高められる。
【0034】また、各ホイール片部の基端部を嵌合させ
る環状溝を有する台座と、各ホイール片部の先端部を結
合させる受板と、台座と受板とを互いに結合する中心軸
とを備えることにより、ホイール部の組み立て精度を十
分に確保できる。
【0035】また、各ホイール片部を組み立て結合して
形成されたホイール部内に発泡性樹脂材を充填すること
により、ホイール部の内部に空洞をつくってそこから共
鳴音が生じたり、水流による圧力変動でホイール部から
膜振動が発生することが防止でき、騒音の低減がはかれ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す羽根車の平面図である。
【図2】同じく図1のP−P線に沿う断面図である。
【図3】同じく図2のQ部を拡大した図である。
【図4】同じくホイール片部の斜視図である。
【図5】同じくホイール片部の平面図である。
【図6】同じく図5のY−Y線に沿う断面図である。
【図7】他の実施例を示す断面図である。
【図8】同じく図7のR部を拡大した図である。
【図9】従来例を示すウォータポンプの断面図である。
【符号の説明】
1 羽根車 2 羽根部 3 ホイール部 3a 接合線 3b 接合線 4 ホイール片部 4b 先端側接合フランジ部 4c 基端部 5 受板 6 台座 7 環状溝 8 中心軸 15 発泡性樹脂材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三次元的に湾曲する複数枚の羽根部と、
    各羽根部を支持する円錐形のホイール部とを有するポン
    プ用羽根車において、前記ホイール部を各羽根部に対す
    る一方の接合線で分割して、各羽根部と他方の接合線で
    結ばれるホイール片部を形成し、このホイール片部とこ
    れに接続する羽根部とをプレス成型により一体形成し、
    各ホイール片部を円錐形に組み立て結合したことを特徴
    とするポンプ用羽根車。
  2. 【請求項2】 各ホイール片部の基端部を嵌合させる環
    状溝を有する台座と、各ホイール片部の先端部を結合さ
    せる受板と、台座と受板とを互いに結合する中心軸とを
    備えたことを特徴とする請求項1記載のポンプ用羽根
    車。
  3. 【請求項3】 各ホイール片部を組み立て結合したホイ
    ール部内に発泡性樹脂材を介装したことを特徴とする請
    求項1または2記載のポンプ用羽根車。
JP6630392A 1992-03-24 1992-03-24 ポンプ用羽根車 Pending JPH05272491A (ja)

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JP6630392A JPH05272491A (ja) 1992-03-24 1992-03-24 ポンプ用羽根車

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