JPH09268999A - ターボファン構造とその製造方法 - Google Patents
ターボファン構造とその製造方法Info
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- JPH09268999A JPH09268999A JP8152696A JP8152696A JPH09268999A JP H09268999 A JPH09268999 A JP H09268999A JP 8152696 A JP8152696 A JP 8152696A JP 8152696 A JP8152696 A JP 8152696A JP H09268999 A JPH09268999 A JP H09268999A
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐熱性があって、材料コストが安価になると
共に、重量が軽くなり、しかも、かしめによる緩みの発
生がなく異音の発生が解消でき、生産性を高めることが
できるターボファン構造を提供する。 【構成】 回転駆動される主板1とリング2との間に多
数のブレード3を介在させて構成されたターボファン構
造において、少なくとも前記主板1を金属製とし、前記
ブレード3を合成樹脂製にした。
共に、重量が軽くなり、しかも、かしめによる緩みの発
生がなく異音の発生が解消でき、生産性を高めることが
できるターボファン構造を提供する。 【構成】 回転駆動される主板1とリング2との間に多
数のブレード3を介在させて構成されたターボファン構
造において、少なくとも前記主板1を金属製とし、前記
ブレード3を合成樹脂製にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、換気扇、送風機等に使
用されるターボファン構造とその製造方法に関するもの
である。
用されるターボファン構造とその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種のターボファン構造は、一般に、
主板とリングとの間に多数のブレードを介在させて構成
されており、前記主板とリングとブレードをアルミニウ
ム材もしくは鉄材を用いたプレス品として、前記主板と
前記ブレード及びこのブレードと前記リングとをかしめ
等の固着手段で固着して製作したものか、又は、前記主
板とリングとブレードを、すべて合成樹脂製の成形品と
して、前記主板と前記ブレード及びこのブレードと前記
リングとを超音波接着、溶剤接着等の固着手段で固着し
て製作したものがあった。
主板とリングとの間に多数のブレードを介在させて構成
されており、前記主板とリングとブレードをアルミニウ
ム材もしくは鉄材を用いたプレス品として、前記主板と
前記ブレード及びこのブレードと前記リングとをかしめ
等の固着手段で固着して製作したものか、又は、前記主
板とリングとブレードを、すべて合成樹脂製の成形品と
して、前記主板と前記ブレード及びこのブレードと前記
リングとを超音波接着、溶剤接着等の固着手段で固着し
て製作したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の前記主板とリングとブレードとがすべて金属製のプ
レス品である羽根車構造にあっては、ターボファンの特
性(騒音対策)向上のために前記ブレードを複雑な三次
元形状にする必要があるが、この複雑な三次元形状の精
度が出しにくく、性能低下という問題点があった。また
前記主板と前記ブレード及びこのブレードと前記リング
との固着をかしめで行なうと、緩みによる異音が生じる
という問題もあった。
来の前記主板とリングとブレードとがすべて金属製のプ
レス品である羽根車構造にあっては、ターボファンの特
性(騒音対策)向上のために前記ブレードを複雑な三次
元形状にする必要があるが、この複雑な三次元形状の精
度が出しにくく、性能低下という問題点があった。また
前記主板と前記ブレード及びこのブレードと前記リング
との固着をかしめで行なうと、緩みによる異音が生じる
という問題もあった。
【0004】さらに上記従来の前記主板とリングとブレ
ードとがすべて合成樹脂製の成形品である羽根車構造に
あっては耐熱性がなく、ターボファンをヒーターの近く
で使用する場合など問題があった。この問題を合成樹脂
だけで対応するにはエンプラ樹脂の使用、ガラスフアイ
バー入りの樹脂原料の使用等、材料コストが非常に高く
なるという問題があり、その場合には強度を出すことを
目的として肉厚を厚くすると重量が重くなるという問題
点があった。
ードとがすべて合成樹脂製の成形品である羽根車構造に
あっては耐熱性がなく、ターボファンをヒーターの近く
で使用する場合など問題があった。この問題を合成樹脂
だけで対応するにはエンプラ樹脂の使用、ガラスフアイ
バー入りの樹脂原料の使用等、材料コストが非常に高く
なるという問題があり、その場合には強度を出すことを
目的として肉厚を厚くすると重量が重くなるという問題
点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その第1の目的とするところは、耐熱
性があって、材料コストが安価になるし、重量が軽くな
り、しかも、かしめによる緩みの発生がなく異音の発生
が解消できるし、生産性を高めることができるターボフ
ァン構造を提供することにある。
たものであって、その第1の目的とするところは、耐熱
性があって、材料コストが安価になるし、重量が軽くな
り、しかも、かしめによる緩みの発生がなく異音の発生
が解消できるし、生産性を高めることができるターボフ
ァン構造を提供することにある。
【0006】また、本発明の第2の目的とするところ
は、耐熱性があって、材料コストが安価になるし、重量
が軽くなり、しかも、かしめによる緩みの発生がなく異
音の発生が解消できるし、生産性を高めることができる
ターボファンを容易に製造することができるターボファ
ン構造の製造方法が提供することにある。
は、耐熱性があって、材料コストが安価になるし、重量
が軽くなり、しかも、かしめによる緩みの発生がなく異
音の発生が解消できるし、生産性を高めることができる
ターボファンを容易に製造することができるターボファ
ン構造の製造方法が提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、本発明に係わるターボファン構造は、回転
駆動される主板とリングとの間に多数のブレードを介在
させて構成されたターボファン構造において、少なくと
も前記主板を金属製とし、前記ブレードを合成樹脂製に
したことを特徴とする。
するために、本発明に係わるターボファン構造は、回転
駆動される主板とリングとの間に多数のブレードを介在
させて構成されたターボファン構造において、少なくと
も前記主板を金属製とし、前記ブレードを合成樹脂製に
したことを特徴とする。
【0008】そして、前記リングが金属製であってもよ
いし、前記リングが合成樹脂製であってもよい。
いし、前記リングが合成樹脂製であってもよい。
【0009】また、前記主板と前記ブレードとの固着に
アウトサート成形による一体化成形を用いてもよいし、
前記リングが合成樹脂製の場合、前記主板と前記リング
との固着にアウトサート成形による一体化成形を用いて
もよい。
アウトサート成形による一体化成形を用いてもよいし、
前記リングが合成樹脂製の場合、前記主板と前記リング
との固着にアウトサート成形による一体化成形を用いて
もよい。
【0010】また、上記の第2の目的を達成するため
に、本発明に係わるターボファン構造の製造方法は、回
転駆動される主板とリングとの間に多数のブレードを介
在させて構成されたターボファン構造の製造方法におい
て、少なくとも前記主板を金属製とし、前記ブレードを
合成樹脂製にして、前記主板と前記ブレードとの固着方
法にアウトサート成形による一体化成形を用いるように
したことを特徴とする。
に、本発明に係わるターボファン構造の製造方法は、回
転駆動される主板とリングとの間に多数のブレードを介
在させて構成されたターボファン構造の製造方法におい
て、少なくとも前記主板を金属製とし、前記ブレードを
合成樹脂製にして、前記主板と前記ブレードとの固着方
法にアウトサート成形による一体化成形を用いるように
したことを特徴とする。
【0011】そして、前記リングを合成樹脂製にして前
記主板と前記リングとの固着方法にアウトサート成形に
よる一体化成形を用いるようにしてもよい。
記主板と前記リングとの固着方法にアウトサート成形に
よる一体化成形を用いるようにしてもよい。
【0012】
【作用】かかる構成により、合成樹脂製のブレードは複
雑な三次元形状の精度が出し易く性能を向上させること
ができるし、前記主板が金属製であるために、耐熱性が
あって、ターボファンをヒーターの近くで使用しても問
題がなくなり、エンプラ樹脂の使用、ガラスフアイバー
入りの樹脂原料の使用等、材料コストが非常に高くなる
という従来技術の問題点及び強度を出すために肉厚を厚
くするために重量が重くなるという従来技術の問題点を
解消することができる。
雑な三次元形状の精度が出し易く性能を向上させること
ができるし、前記主板が金属製であるために、耐熱性が
あって、ターボファンをヒーターの近くで使用しても問
題がなくなり、エンプラ樹脂の使用、ガラスフアイバー
入りの樹脂原料の使用等、材料コストが非常に高くなる
という従来技術の問題点及び強度を出すために肉厚を厚
くするために重量が重くなるという従来技術の問題点を
解消することができる。
【0013】そして、前記リングが金属製である場合に
は、より耐熱性を向上させることができ、前記リングが
合成樹脂製である場合には、合成樹脂製のブレードとの
接合を超音波接着、熱かしめ等により容易に行なうこと
ができ、重量も軽くなる。
は、より耐熱性を向上させることができ、前記リングが
合成樹脂製である場合には、合成樹脂製のブレードとの
接合を超音波接着、熱かしめ等により容易に行なうこと
ができ、重量も軽くなる。
【0014】また、前記主板と前記ブレードとの固着に
アウトサート成形による一体化成形を用いることによ
り、また、前記リングが合成樹脂製の場合、前記主板と
前記リングとの固着にアウトサート成形による一体化成
形を用いることにより、前記主かしめによる緩みの発生
がなくなり、異音が生じるという問題点が解消でき、ま
た、溶融樹脂の放熱を早期に行ない、硬化を早めて、生
産性を高めることができる。
アウトサート成形による一体化成形を用いることによ
り、また、前記リングが合成樹脂製の場合、前記主板と
前記リングとの固着にアウトサート成形による一体化成
形を用いることにより、前記主かしめによる緩みの発生
がなくなり、異音が生じるという問題点が解消でき、ま
た、溶融樹脂の放熱を早期に行ない、硬化を早めて、生
産性を高めることができる。
【0015】また、本発明に係わるターボファン構造の
製造方法によれば、耐熱性があって、材料コストが安価
になると共に重量が軽くなり、しかも、かしめによる緩
みの発生がなく異音の発生が解消でき、生産性を高める
ことができるターボファンを容易に製造することができ
る。
製造方法によれば、耐熱性があって、材料コストが安価
になると共に重量が軽くなり、しかも、かしめによる緩
みの発生がなく異音の発生が解消でき、生産性を高める
ことができるターボファンを容易に製造することができ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0017】(実施例1)図1は本発明に係わるターボ
ファン構造を備えた室内ユニットの断面図、図2は本発
明に係わるターボファン構造の平面図、図3は同ターボ
ファン構造の断面図、図4は主板とブレードとの固着方
法としてのアウトサート成形による一体化成形の説明図
である。
ファン構造を備えた室内ユニットの断面図、図2は本発
明に係わるターボファン構造の平面図、図3は同ターボ
ファン構造の断面図、図4は主板とブレードとの固着方
法としてのアウトサート成形による一体化成形の説明図
である。
【0018】図1において、室内ユニット10は角箱状
の本体ケース11の内部に環状の熱交換器12を配置
し、更にその内方に本発明に係わるターボファン構造A
とファン駆動用のモーター13等を配置して構成してあ
る。そして、本体ケース11の下面は、吸込みグリル1
4および吹出しグリル15を備えたパネル16で覆われ
ている。
の本体ケース11の内部に環状の熱交換器12を配置
し、更にその内方に本発明に係わるターボファン構造A
とファン駆動用のモーター13等を配置して構成してあ
る。そして、本体ケース11の下面は、吸込みグリル1
4および吹出しグリル15を備えたパネル16で覆われ
ている。
【0019】室内空気は、吸込みグリル14からベルマ
ウス形状の吸口シュラウド17を経てターボファン構造
Aに吸込まれ、熱交換器12を通過して熱交換を行い、
吹出しグリル15から再び室内に吹出される。
ウス形状の吸口シュラウド17を経てターボファン構造
Aに吸込まれ、熱交換器12を通過して熱交換を行い、
吹出しグリル15から再び室内に吹出される。
【0020】本発明に係わるターボファン構造Aは、回
転駆動される平面視で円形の主板(天板)1と、円環状
のリング(シュラウド)2と、前記主板1の外周側と前
記リング2との間に配置された多数のブレード3とを備
えていて、前記リング2が吸風口2Aを有する片吸込み
型に形成されている。
転駆動される平面視で円形の主板(天板)1と、円環状
のリング(シュラウド)2と、前記主板1の外周側と前
記リング2との間に配置された多数のブレード3とを備
えていて、前記リング2が吸風口2Aを有する片吸込み
型に形成されている。
【0021】前記主板1は金属製のプレス製品であっ
て、その中心部に回転駆動軸(図示せず)の装着部4を
有している。また、前記リング2は金属製のプレス製品
であり、前記ブレード3は合成樹脂製であって、その表
面が三次元の曲面を有する。そして、前記主板1の外周
部内側の前記ブレード3の一端部を固着し、前記リング
2の内面側に前記ブレード3の他端部を固着することに
よりターボファン構造Aが構成されている。
て、その中心部に回転駆動軸(図示せず)の装着部4を
有している。また、前記リング2は金属製のプレス製品
であり、前記ブレード3は合成樹脂製であって、その表
面が三次元の曲面を有する。そして、前記主板1の外周
部内側の前記ブレード3の一端部を固着し、前記リング
2の内面側に前記ブレード3の他端部を固着することに
よりターボファン構造Aが構成されている。
【0022】この場合、前記ブレード3の一端部の主板
1への固着(又は前記ブレード3の他端部のリング2へ
の固着)はアウトサート成形による一体化成形又はビス
止めにより行われている。
1への固着(又は前記ブレード3の他端部のリング2へ
の固着)はアウトサート成形による一体化成形又はビス
止めにより行われている。
【0023】アウトサート成形による一体化成形は、図
4に示すように前記主板1の内面部1aに係止溝部5を
形成し、この主板1の内面部1aに、前記係止溝部5を
中にして樹脂成形型6を配置し、この樹脂成形型6に溶
融樹脂7を注入してこの溶融樹脂7を前記係止溝部5に
流し込み、溶融樹脂7の硬化後に離型して前記ブレード
3を成形すると共に、このブレード3の一端部を前記係
止溝部5に成形により取り付ける。
4に示すように前記主板1の内面部1aに係止溝部5を
形成し、この主板1の内面部1aに、前記係止溝部5を
中にして樹脂成形型6を配置し、この樹脂成形型6に溶
融樹脂7を注入してこの溶融樹脂7を前記係止溝部5に
流し込み、溶融樹脂7の硬化後に離型して前記ブレード
3を成形すると共に、このブレード3の一端部を前記係
止溝部5に成形により取り付ける。
【0024】上記のようにして前記ブレード3の一端部
の主板1への固着をアウトサート成形による一体化成形
で行った場合には、前記ブレード3の他端部のリング2
への固着はビス止めで行われる。
の主板1への固着をアウトサート成形による一体化成形
で行った場合には、前記ブレード3の他端部のリング2
への固着はビス止めで行われる。
【0025】また、前記ブレード3の他端部のリング2
への固着としてのアウトサート成形による一体化成形
は、上記した前記ブレード3の一端部の主板1への固着
としてのアウトサート成形による一体化成形と同様にな
される。この場合における前記ブレード3の一端部の主
板1への固着はビス止めで行われる。
への固着としてのアウトサート成形による一体化成形
は、上記した前記ブレード3の一端部の主板1への固着
としてのアウトサート成形による一体化成形と同様にな
される。この場合における前記ブレード3の一端部の主
板1への固着はビス止めで行われる。
【0026】なお、前記樹脂成形型6を割り型とした場
合には、前記ブレード3の一端部の主板1への固着と、
前記ブレード3の他端部のリング2への固着とを同時に
アウトサート成形による一体化成形で行うことは可能で
ある。
合には、前記ブレード3の一端部の主板1への固着と、
前記ブレード3の他端部のリング2への固着とを同時に
アウトサート成形による一体化成形で行うことは可能で
ある。
【0027】前記ブレード3の一端部の主板1への固着
(又は前記ブレード3の他端部のリング2への固着)を
アウトサート成形による一体化成形で行った場合、前記
溶融樹脂7が前記係止溝部5に流れ込み充満すると、主
板1(又はリング2)が金属であるために、前記係止溝
部5内の溶融樹脂7の放熱が早期に行なわれ、硬化を早
めるため、生産性を高めることができる。
(又は前記ブレード3の他端部のリング2への固着)を
アウトサート成形による一体化成形で行った場合、前記
溶融樹脂7が前記係止溝部5に流れ込み充満すると、主
板1(又はリング2)が金属であるために、前記係止溝
部5内の溶融樹脂7の放熱が早期に行なわれ、硬化を早
めるため、生産性を高めることができる。
【0028】また、前記ブレード3の一端部の主板1へ
の固着及び前記ブレード3の他端部のリング2への固着
を、共にビス止めにしてよい。
の固着及び前記ブレード3の他端部のリング2への固着
を、共にビス止めにしてよい。
【0029】上記の実施例によれば、合成樹脂製のブレ
ード3は複雑な三次元形状の精度が出し易く性能を向上
させることができるし、前記主板1が金属製であるため
に、耐熱性があって、ターボファンをヒーターの近くで
使用しても問題がなくなり、エンプラ樹脂の使用、ガラ
スフアイバー入りの樹脂原料の使用等、材料コストが非
常に高くなるという従来技術の問題点及び強度を出すた
めに肉厚を厚くするために重量が重くなるという従来技
術の問題点を解消することができる。
ード3は複雑な三次元形状の精度が出し易く性能を向上
させることができるし、前記主板1が金属製であるため
に、耐熱性があって、ターボファンをヒーターの近くで
使用しても問題がなくなり、エンプラ樹脂の使用、ガラ
スフアイバー入りの樹脂原料の使用等、材料コストが非
常に高くなるという従来技術の問題点及び強度を出すた
めに肉厚を厚くするために重量が重くなるという従来技
術の問題点を解消することができる。
【0030】そして、前記リング2が金属製である場合
には、より耐熱性を向上させることができる。
には、より耐熱性を向上させることができる。
【0031】(実施例2)この実施例では、前記主板1
が金属製のプレス製品であり、また、前記リング2及び
ブレード3が、共に合成樹脂製である。この実施例の場
合、金属製の主板1と合成樹脂製のブレード3の端部と
の固着は、上記したアウトサート成形による一体化成形
又はビス止めで行なわれ、合成樹脂製の前記リング2と
合成樹脂製のブレード3の端部との固着は、超音波接
着、熱かしめ、又はビス止めで行なわれる。
が金属製のプレス製品であり、また、前記リング2及び
ブレード3が、共に合成樹脂製である。この実施例の場
合、金属製の主板1と合成樹脂製のブレード3の端部と
の固着は、上記したアウトサート成形による一体化成形
又はビス止めで行なわれ、合成樹脂製の前記リング2と
合成樹脂製のブレード3の端部との固着は、超音波接
着、熱かしめ、又はビス止めで行なわれる。
【0032】この実施例によれば、前記リング2が合成
樹脂製であるために、合成樹脂製のブレード3との接合
を超音波接着、熱かしめ等により容易に行なうことがで
き、重量も軽くなる。
樹脂製であるために、合成樹脂製のブレード3との接合
を超音波接着、熱かしめ等により容易に行なうことがで
き、重量も軽くなる。
【0033】また、前記リング2が合成樹脂製であるの
で、前記主板1と前記リング2との固着にアウトサート
成形による一体化成形を用いることにより、かしめによ
る緩みの発生がなくなり、異音が生じるという問題点が
解消でき、また、溶融樹脂の放熱を早期に行ない、硬化
を早めることができるため、生産性を高めることができ
る。
で、前記主板1と前記リング2との固着にアウトサート
成形による一体化成形を用いることにより、かしめによ
る緩みの発生がなくなり、異音が生じるという問題点が
解消でき、また、溶融樹脂の放熱を早期に行ない、硬化
を早めることができるため、生産性を高めることができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わるタ
ーボファン構造は、回転駆動される主板とリングとの間
に多数のブレードを介在させて構成されたターボファン
構造において、少なくとも前記主板を金属製とし、前記
ブレードを合成樹脂製にしたことにより、合成樹脂製の
ブレードは複雑な三次元形状の精度が出し易く性能を向
上させることができ、前記主板が金属製であるために、
耐熱性があって、ターボファンをヒーターの近くで使用
しても問題がなくなり、エンプラ樹脂の使用、ガラスフ
アイバー入りの樹脂原料の使用等、材料コストが非常に
高くなるという従来技術の問題点及び強度を出すために
肉厚を厚くするために重量が重くなるという従来技術の
問題点を解消することができる。
ーボファン構造は、回転駆動される主板とリングとの間
に多数のブレードを介在させて構成されたターボファン
構造において、少なくとも前記主板を金属製とし、前記
ブレードを合成樹脂製にしたことにより、合成樹脂製の
ブレードは複雑な三次元形状の精度が出し易く性能を向
上させることができ、前記主板が金属製であるために、
耐熱性があって、ターボファンをヒーターの近くで使用
しても問題がなくなり、エンプラ樹脂の使用、ガラスフ
アイバー入りの樹脂原料の使用等、材料コストが非常に
高くなるという従来技術の問題点及び強度を出すために
肉厚を厚くするために重量が重くなるという従来技術の
問題点を解消することができる。
【0035】そして、前記リングが金属製である場合に
は、より耐熱性を向上させることができるし、前記リン
グが合成樹脂製である場合には、合成樹脂製のブレード
との接合を超音波接着、熱かしめ等により容易に行なう
ことができ、重量も軽くなる。
は、より耐熱性を向上させることができるし、前記リン
グが合成樹脂製である場合には、合成樹脂製のブレード
との接合を超音波接着、熱かしめ等により容易に行なう
ことができ、重量も軽くなる。
【0036】また、前記主板と前記ブレードとの固着に
アウトサート成形による一体化成形を用いることによ
り、また、前記リングが合成樹脂製の場合、前記主板と
前記リングとの固着にアウトサート成形による一体化成
形を用いることにより、前記主かしめによる緩みの発生
がなくなり、異音が生じるという問題点が解消できる
し、また、溶融樹脂の放熱を早期に行ない、硬化を早め
ることができるため、生産性を高めることができる。
アウトサート成形による一体化成形を用いることによ
り、また、前記リングが合成樹脂製の場合、前記主板と
前記リングとの固着にアウトサート成形による一体化成
形を用いることにより、前記主かしめによる緩みの発生
がなくなり、異音が生じるという問題点が解消できる
し、また、溶融樹脂の放熱を早期に行ない、硬化を早め
ることができるため、生産性を高めることができる。
【0037】また、本発明に係わるターボファン構造の
製造方法は、回転駆動される主板とリングとの間に多数
のブレードを介在させて構成されたターボファン構造の
製造方法において、少なくとも前記主板を金属製とし、
前記ブレードを合成樹脂製にして、前記主板と前記ブレ
ードとの固着方法にアウトサート成形による一体化成形
を用いるようにしたことにより、耐熱性があって、材料
コストが安価になと共に重量が軽くなり、しかも、かし
めによる緩みの発生がなく異音の発生が解消でき、生産
性を高めることができるターボファン構造を容易に製造
することができる。
製造方法は、回転駆動される主板とリングとの間に多数
のブレードを介在させて構成されたターボファン構造の
製造方法において、少なくとも前記主板を金属製とし、
前記ブレードを合成樹脂製にして、前記主板と前記ブレ
ードとの固着方法にアウトサート成形による一体化成形
を用いるようにしたことにより、耐熱性があって、材料
コストが安価になと共に重量が軽くなり、しかも、かし
めによる緩みの発生がなく異音の発生が解消でき、生産
性を高めることができるターボファン構造を容易に製造
することができる。
【0038】そして、前記リングを合成樹脂製にして前
記主板と前記リングとの固着方法にアウトサート成形に
よる一体化成形を用いることにより、より耐熱性を向上
させることができる。
記主板と前記リングとの固着方法にアウトサート成形に
よる一体化成形を用いることにより、より耐熱性を向上
させることができる。
【図1】本発明に係わるターボファン構造を備えた室内
ユニットの断面図である。
ユニットの断面図である。
【図2】本発明に係わるターボファン構造の一部省略し
た平面図である。
た平面図である。
【図3】同ターボファン構造の断面図である。
【図4】主板とブレードとの固着方法としてのアウトサ
ート成形による一体化成形の説明図である。
ート成形による一体化成形の説明図である。
1 主板 2 リング 3 ブレード
Claims (7)
- 【請求項1】 回転駆動される主板とリングとの間に多
数のブレードを介在させて構成されたターボファン構造
において、少なくとも前記主板を金属製とし、前記ブレ
ードを合成樹脂製にしたことを特徴とするターボファン
構造。 - 【請求項2】 前記リングが金属製である請求項1記載
のターボファン構造。 - 【請求項3】 前記リングが合成樹脂製である請求項1
記載のターボファン構造。 - 【請求項4】 前記主板と前記ブレードとの固着にアウ
トサート成形による一体化成形を用いた請求項1記載の
ターボファン構造。 - 【請求項5】 前記主板と前記リングとの固着にアウト
サート成形による一体化成形を用いた請求項3記載のタ
ーボファン構造。 - 【請求項6】 回転駆動される主板とリングとの間に多
数のブレードを介在させて構成されたターボファン構造
の製造方法において、少なくとも前記主板を金属製と
し、前記ブレードを合成樹脂製にして、前記主板と前記
ブレードとの固着方法にアウトサート成形による一体化
成形を用いるようにしたことを特徴とするターボファン
構造の製造方法。 - 【請求項7】 前記リングを合成樹脂製にして前記主板
と前記リングとの固着方法にアウトサート成形による一
体化成形を用いるようにした請求項6記載のターボファ
ン構造の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8152696A JPH09268999A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | ターボファン構造とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8152696A JPH09268999A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | ターボファン構造とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09268999A true JPH09268999A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=13748782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8152696A Pending JPH09268999A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | ターボファン構造とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09268999A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003279061A (ja) * | 2002-03-26 | 2003-10-02 | Toshiba Kyaria Kk | 空気調和機用ターボファン |
JP2010281256A (ja) * | 2009-06-04 | 2010-12-16 | Mitsubishi Electric Corp | ターボファン |
JP2019100209A (ja) * | 2017-11-29 | 2019-06-24 | ダイキン工業株式会社 | 遠心ファン又は遠心ファンを有する空調室内機 |
-
1996
- 1996-04-03 JP JP8152696A patent/JPH09268999A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003279061A (ja) * | 2002-03-26 | 2003-10-02 | Toshiba Kyaria Kk | 空気調和機用ターボファン |
JP2010281256A (ja) * | 2009-06-04 | 2010-12-16 | Mitsubishi Electric Corp | ターボファン |
JP2019100209A (ja) * | 2017-11-29 | 2019-06-24 | ダイキン工業株式会社 | 遠心ファン又は遠心ファンを有する空調室内機 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050817 |
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A521 | Written amendment |
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