JPH05272058A - 経糸糊剤 - Google Patents

経糸糊剤

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JPH05272058A
JPH05272058A JP10038292A JP10038292A JPH05272058A JP H05272058 A JPH05272058 A JP H05272058A JP 10038292 A JP10038292 A JP 10038292A JP 10038292 A JP10038292 A JP 10038292A JP H05272058 A JPH05272058 A JP H05272058A
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weaving
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Tetsuya Katayama
哲也 片山
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 加工でんぷん(A)100重量部、ポリビニ
ルアルコール系樹脂(B)100〜500重量部および
分子内にアミド結合を有する分子量400以下の化合物
(C)5〜15重量部からなるスパン糸用糊剤。 【効果】 本発明の経糸糊付け用糊剤は、糊付け時のデ
バイド性が良く、糊付け時に糸切れや毛羽立ちのトラブ
ルが非常に少ない糊付けが可能で、その結果として高速
織機での製織においても、得られた糊づけ糸の製織性が
大幅に改良される。さらにはポリエステルなどの疎水性
繊維を使用した紡績糸に対しても良好な接着性を与え、
製織中に糊落ちなどのトラブルが著しく減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスパン糸用経糸糊剤に関
する。さらに詳しくは、特に紡績糸に関して製織性が良
好な糊づけ糸が得られるスパン糸用経糸糊剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、経糸糊剤としては、でんぷ
ん、加工でんぷん、カルボキシメチルセルロース、ポリ
ビニルアルコール系樹脂、アクリル系ポリマー、酢酸ビ
ニル−無水マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレイ
ン酸共重合体等が知られており、実際に使用されてい
る。これらのうち、でんぷんはもっとも古くから経糸糊
剤に使用されてきた天然水溶性高分子であり、価格が低
いことから現在も紡績糸用経糸糊剤を中心に広く用いら
れている。しかしながら、得られる糊膜の強度が弱いこ
とから、でんぷんの比率の高い糊剤は糸に対する付着量
を増やす必要があった。 ポリビニルアルコール系樹脂は造膜性が優れているこ
と、ならびに糊膜の強度が他の水溶性物質に比べて非常
に強いことから、経糸糊剤の主成分として用いられてい
る。しかしながら、ポリビニルアルコール系樹脂の糊剤
中の配合比率を大きくしすぎると、糊液を付着させて乾
燥した後、シート状になった糊付け糸束を1本1本の糊
づけ糸に分割する時(いわゆるデバイド時)に、この強
い糊膜強度が災いしデバイド時の大きな抵抗が原因で起
きる糸切れ、糸の強度低下あるいは毛羽立ちを起こすこ
とがあった。これらの問題に対して、でんぷんとポリビ
ニルアルコール系樹脂をブレンドして両者の欠点を改善
する試みは既に広く行なわれており、綿100%糸を中
心にスパン用経糸糊剤として広く使用されている。しか
しながら、でんぷんとポリビニルアルコール系樹脂をブ
レンドした経糸糊剤はポリエステル等の疎水性繊維との
接着力が小さいために、ポリエステルを使用した紡績糸
用経糸糊剤に使用した場合、糸に対する付着量を増やし
ても良好な製織性が得られず、製織中に糊落ちなどのト
ラブルが著しくなるという欠点を有していた。また、低
粘度化したでんぷんの誘導体100部、尿素15〜30
部およびポリビニルアルコール5〜50部からなる40
℃における粘度が5〜20センチポイズを示す合成繊維
フィラメント用糊剤が提案されている(特公昭45−1
2557号)。しかしながら、この組成物はポリエステ
ルフィラメントとの接着性は高くなるが、スパン糸用経
糸糊剤に要求される毛羽伏せおよび耐摩耗性の付与効果
が小さく、スパン糸用経糸糊剤としては使用できなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はポリエステル
等の疎水性繊維からなるスパン糸に関して、毛羽伏せお
よび耐摩耗性が良好な糊づけ糸が得られ、その結果、優
れた製織性および糊づけ作業性が得られるスパン糸用経
糸糊剤を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等はスパン糸用
経糸糊剤について鋭意検討した結果、加工でんぷん
(A)100重量部、ポリビニルアルコール系樹脂10
0〜500重量部および分子内に下記の化2で表される
構造を有する分子量400以下の化合物(C)5〜15
重量部からなるスパン糸用経糸糊剤を見出し、本発明を
完成させるに到った。
【化2】
【0005】本発明に使用する加工でんぷん(A)は、
生でんぷんの水酸基の一部を他の基で置換したものであ
り、置換度が0.05〜1が好ましく、0.1〜0.8
がより好ましく、0.2〜0.6がさらにより好まし
い。置換度が0.05未満の加工でんぷんを使用した場
合には、ポリエステル等の疎水性繊維との接着力が低く
なり、糊落ちなどのトラブルが増加する傾向がある。置
換度が1より大きい加工でんぷんを使用した場合には本
発明の効果は変わらないが、でんぷんの置換度が高くな
るほどコストアップとなるため置換度を1より大きくす
るメリットはない。生でんぷんの水酸基の置換方法とし
ては、通常生でんぷんの水酸基の置換に用いられるエー
テル化、エステル化、カチオン化等が使用できる。これ
らの中では、ヒドロキシエチ化、ヒドロキシプロピル化
等のエーテル化方法が最も好ましい。
【0006】本発明に使用するポリビニルアルコール系
樹脂(B)は、酢酸ビニルを塊状、溶液、懸濁、乳化な
どの公知の重合方法によって重合または共重合して得ら
れるポリ酢酸ビニルを公知の方法によりけん化すること
により得られる。ポリビニルアルコール系樹脂のけん化
度としては、60〜99.9モル%が好ましく、70〜
99.5モル%がさらに好ましく、80〜99モル%が
特に好ましい。けん化度が60モル%より低い場合には
ポリビニルアルコール系樹脂の水溶性が低下する傾向が
ある。ポリビニルアルコール系樹脂の重合度は300〜
30,000が好ましく、500〜10,000がより
好ましく、700〜5,000のがさらにより好まし
い。ポリビニルアルコール系樹脂の重合度が300未満
の場合には糊付けにより得られた糊づけ糸が高温多湿下
でブロッキングするなどのトラブルを起しやすくなる。
ここでポリビニルアルコール系樹脂の重合度は、該ポリ
ビニルアルコール系樹脂の完全けん化物の水溶液の粘度
から通常の方法で求めた粘度平均重合度である。本発明
に使用するポリビニルアルコール系樹脂は異なる2種類
以上のポリビニルアルコール系樹脂をブレンドして使用
しても構わない。本発明に使用するポリビニルアルコー
ル系樹脂は、他のモノマーと共重合を行なっても良く、
また、連鎖移動剤を使用してポリマー末端を修飾したも
のも使用できる。ビニルエステルと共重合するエチレン
性モノマーとしてはビニルエステルと共重合可能なもの
であれば特に制限はなく、例えば、エチレン、プロピレ
ン、n−ブテン、イソブテン、1−ヘキサデセン等のα
−オレフィン類、(メタ)アクリル酸、フマル酸、イタ
コン酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸等の
カルボン酸含有単量体及びその塩、(メタ)アクリル酸
メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル
酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキエチ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸ステアリル等の(メタ)アクリル酸エステル
類、フマル酸ジメチル、イタコン酸ジメチル、マレイン
酸ジメチル、マレイン酸モノメチル、クロトン酸ジメチ
ル等のエステル類、メチルビニルエーテル、エチルビニ
ルエーテル、ブチルビニルエーテル、ラウリルビニルエ
ーテル、ステアリルビニルエーテル等のビニルエーテル
類、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、メタアリル
スルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸等のスルホン酸基含有の単量体及びその塩、
(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)ア
クリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミ
ド、N−t−ブトキシ(メタ)アクリルアミド、N−t
−オクチル(メタ)アクリルアミド、N−ビニルピロリ
ドン等のアミド基含有の単量体、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリルアミド等のアミノ基含有の単量体、
(メタ)アクリルアミド−プロピル−トリメチルアンモ
ニウムクロリド等の4級アンモニウム塩含有の単量体、
ビニルヒドロキシシラン、(メタ)アクリル酸−3−ト
リメトキシシリルプロピル等のシリル基含有の単量体、
アリルアルコール、ジメチルアリルアルコール、イソプ
ロペニルアルコール等の水酸基含有の単量体、アリルア
セテート、ジメチルアリルアセテート、イソプロペニル
アセテート等のアセチル基含有の単量体等が挙げられ
る。本発明に使用される分子内に化2で表される構造を
有する分子量以下の化合物(C)としては、尿素および
ε−カプロラクタムが挙げられる。
【0007】本発明の経糸糊剤における加工でんぷん
(A)とポリビニルアルコール系樹脂(B)の配合比率
は、加工でんぷん(A)100重量部に対して、ポリビ
ニルアルコール系樹脂(B)100〜500重量部であ
り、好ましくは150〜400重量部、さらにより好ま
しくは200〜300重量部である。加工でんぷん
(A)100重量部に対して、ポリビニルアルコール系
樹脂(B)が500重量部より大きくなると糊づけの際
の糸切れが増え、製織トラブルに結びつくので好ましく
ない。加工でんぷん(A)100重量部に対して、ポリ
ビニルアルコール系樹脂(B)が100重量部より小さ
くなると製織の際、経糸切れが増大し、製織効率が低下
するため好ましくない。本発明の経糸糊剤における加工
でんぷん(A)と化合物(C)の配合比率は、加工でん
ぷん(A)100重量部に対して、化合物(C)が5〜
15重量部であり、好ましくは7〜13重量部である。
加工でんぷん(A)100重量部に対して、化合物
(C)が15重量部より大きくなると糊付け糸に粘着性
が現われ、製織の際に糊付け糸ビームからの解除性が悪
化する傾向がある。加工でんぷん(A)100重量部に
対して化合物(C)が5重量部より小さくなると製織の
際、糊落ちなどのトラブルが著しくなる傾向がある。
【0008】本発明の糊剤を用いた糊付け時の糊液濃度
は5〜18重量%が好ましく、7〜15重量%がより好
ましい。糊液濃度が5重量%未満であれば、通常のスラ
ッシャー糊付けの際、糸に対する糊剤の付着量(着糊
量)が低くなりすぎ、糊付けの本来の目的である糸補強
効果が小さくなりすぎ好ましくない。また、糊液濃度が
18重量%より高い場合には通常のスラッシャー糊付け
の際、糸に対する糊剤の付着量が多くなりすぎ経済的で
ない。
【0009】本発明の経糸糊剤は加工でんぷん(A)1
00重量部、ポリビニルアルコール系樹脂(B)100
重量部〜500重量部、化合物(C)5〜15重量部か
らなることが必須であるが、本発明の効果を損わない範
囲でアクリル系糊剤、油剤、他の助剤(消泡剤、帯電防
止剤、防カビ剤等)などを併用しても差し支えない。な
お、油剤を併用する場合は、全固形分重量に対して、
0.5〜20重量%の範囲で添加することが好ましい。
【0010】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例により、なんら限定
されるものではない。なお以下で、「部」および「%」
は特に断らないかぎり、それぞれ「重量部」および「重
量%」を意味する。なお、以下の実施例でただ単にポリ
ビニルアルコールの重合度とあるのは、本文中に示した
ように該ポリビニルアルコールの水溶液の粘度から通常
の方法で求めた粘度平均重合度である。以下の実施例で
ただ単に着糊量と表現してある値は『たて糸糊付』(深
田 要、一見 輝彦 共著、日本繊維機械学会発行)p
299〜302に記述されている糊抜き洗浄時の毛羽の
脱落部分を補正する方法により測定した値である。以下
の実施例で、ただ単に粘度と表現してある値は東京計器
製のB型粘度計を用いてローター回転数60rpmで測
定した値である。 実施例1 ヒドロキシプロピル化加工でんぷん(置換度0.6)3
0kg、重合度1720、けん化度88モル%のポリビ
ニルアルコール60kg、尿素3kg、市販の繊維糊剤
用wax(竹本油脂(株)製ワプセット600)6kg
(加工でんぷん(A):ポリビニルアルコール系樹脂
(B):化合物(C)=100:200:10)を水5
00リットルに投入し、撹拌下でスチームを吹きこむこ
とにより溶解し、糊液を調整した。 得られた糊液の若干の温水を添加して糊液の濃度、粘度
を調整し、固形分濃度12.4%、90℃での粘度16
0cpの糊液とし、この糊液を用いて次の条件で糊づ
け、製織を行なった。結果を表1に示す。 (1) 糊付け条件 原糸:ポリエステル紡績糸 40番手単糸(クラレエス
テル1013) 糊液温度(℃):92 乾燥温度(℃):120 糊づけ速度(y/分):40 (2) 製織条件 織機:津田駒工業(株)エアージェットルーム ZA−
209i 品名:ブロード 密度(本/インチ):経糸140×緯糸75(イン
チ):48 織機回転数:700rpm 空調条件:25℃、70%RH (1) 糊付け結果 本実施例における糊付け糸の着糊量は15.4%であっ
た。また、糊づけ作業時のデバイド性は良好であり、デ
バイド時の糊付け糸の破断はほとんど発生せず、また糊
付け糸の毛羽数も少なかった。 (2) 製織テスト結果 経糸切れ回数(本/時間):0.25、緯止り回数(本
/時):0.88と良好な製織性を示し、製織時の糊、
風綿の落下量も少なかった。 実施例2 実施例1で使用した加工でんぷんに代えて、ヒドロキシ
プロピル化加工でんぷん(置換度0.1)30kg、重
合度1720、けん化度88モル%のポリビニルアルコ
ール60kg、尿素3kg、市販の繊維糊剤用wax
(竹本油脂(株)製ワプセット600)6kgを水65
0リットルに投入し、撹拌下でスチームを吹きこむこと
により溶解し、調整した糊液を用いて実施例1と同様に
糊付け−製織テストを行なった。結果を表1に示す。こ
の時の、糊付け作業時のデバイド性は、良好であり、デ
バイド時の糊付け糸の破断はほとんど発生せず、良好な
製織性を示したが、製織時の糊、風綿の落下量は実施例
1よりやや多くなった。 実施例3 実施例1で使用したポリビニルアルコールに代えて、重
合度1300、けん化度95モル%のポリビニルアルコ
ールを使用したほかは、実施例1と同様に糊づけ−製織
テストを行なった。結果を表1に示す。
【表1】 実施例4 実施例1で使用したポリエステル100%紡績糸に代え
て、ポリエステル65%、綿35%の割合で混紡した糸
を使用したほかは、実施例1と同様の糊剤組成で実施例
1と同様に糊付け−製織テストを行なった。結果を表2
に示す。 実施例5 実施例1で使用した尿素に代えて、ε−カプロラクタム
を使用したほかは、実施例1と同様に糊付け−製織テス
トを行なった。結果を表2に示す。これらの実施例3〜
5についても、糊付け作業時のデバイド性は良好であ
り、デバイド時の糊付け糸の破断はほとんど発生せず、
良好な製織性を示し、製織時の糊、風綿の落下量も少な
かった。
【表2】 比較例1 実施例1で使用したヒドロキシプロピル化加工でんぷん
5kg、重合度1720、けん化度88モル%のポリビ
ニルアルコール75kg、尿素0.5kg、市販の繊維
糊剤用wax(竹本油脂(株)製ワプセット600)6
kgを水600リットルに投入し、撹拌下でスチームを
吹きこむことにより溶解し、溶液を調整し、実施例1と
同様に糊付け−製織テストを行なったところ、糊付けの
際にデバイド部分で糸切れが頻発し、糊付け作業性が不
良となった。また、製織時に経糸切れが頻発した。結果
を表3に示す。 比較例2 実施例1で使用したヒドロキシプロピル化加工でんぷん
60kg、重合度1720、けん化度88モル%のポリ
ビニルアルコール20kg、尿素2kg、市販の繊維糊
剤用wax(竹本油脂(株)製ワプセット600)6k
gを水350リットルに投入し、撹拌下でスチームを吹
きこむことにより溶解し、溶液を調整し、実施例1と同
様に糊付け−製織テストを行なったところ、製織時に経
糸の毛羽が絡まり、玉のようになり、これがさらに絡み
あって経糸切れが頻発した。結果を表3に示す。
【表3】 比較例3 実施例1で使用した処方のうち、尿素を使用しないほか
は、実施例1と同様に糊付け−製織テストを行なったと
ころ、製織時に糊、風綿の落下量が多くなり、かつ製織
性も低下した。結果を表4に示す。 比較例4 実施例1で使用した処方のうち、尿素量を12kgに増
やしたほかは、実施例1と同様に糊付け−製織テストを
行なったところ、製織時にビームに巻き取っている糊づ
け糸がブロッキングし、製織不能(ビームからの糊づけ
糸解除性が不良)となった。その他の結果を表4に示
す。
【表4】
【0011】
【発明の効果】本発明の経糸糊付け用糊剤は、糊付け時
のデバイド性が良く、糊付け時に糸切れや毛羽立ちのト
ラブルが非常に少ない糊付けが可能で、その結果として
高速織機での製織においても、得られた糊づけ糸の製織
性が大幅に改良される。さらにはポリエステルなどの疎
水性繊維を使用した紡績糸に対しても良好な接着性を与
え、製織中に糊落ちなどのトラブルが著しく減少するこ
とから、綿糸、ポリエステル紡績糸、綿/ポリエステル
混紡糸いずれの場合でも製織効率の向上を図れる点で工
業的価値がきわめて高いものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 15/333

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工でんぷん(A)100重量部、ポリ
    ビニルアルコール系樹脂(B)100〜500重量部お
    よび分子内に下記の化1で表される構造を有する分子量
    400以下の化合物(C)5〜15重量部からなるスパ
    ン糸用経糸糊剤。 【化1】
JP10038292A 1992-03-25 1992-03-25 経糸糊剤 Expired - Lifetime JP3085558B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002086227A1 (en) * 2001-04-24 2002-10-31 Tex-Tech Co., Ltd. Combined fabric of net fabric and non-woven fabric for net lace

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002086227A1 (en) * 2001-04-24 2002-10-31 Tex-Tech Co., Ltd. Combined fabric of net fabric and non-woven fabric for net lace

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