JP2566352B2 - 繊維サイジング剤 - Google Patents

繊維サイジング剤

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JP2566352B2
JP2566352B2 JP3514229A JP51422991A JP2566352B2 JP 2566352 B2 JP2566352 B2 JP 2566352B2 JP 3514229 A JP3514229 A JP 3514229A JP 51422991 A JP51422991 A JP 51422991A JP 2566352 B2 JP2566352 B2 JP 2566352B2
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sizing
viscosity
polyvinyl alcohol
fiber
sizing agent
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JP3514229A
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哲也 片山
弘年 宮崎
均 丸山
幸治 大西
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は繊維サイジング剤に関し、詳しくは糊づけ時
の糸切れを防止するとともに、製織時の開口性不良や糸
切れを防止して、製織効率を大幅に向上することのでき
る繊維サイジング剤に関する。
背景技術 従来より経糸糊剤としては、澱粉,加工澱粉,カルボ
キシメチルセルロース,ポリビニルアルコール系樹脂,
アクリル酸エステル系ポリマー,酢酸ビニル−無水マレ
イン酸共重合体あるいはスチレン−無水マレイン酸共重
合体等が知られており、実際に使用されている。
そのうち、特にポリビニルアルコール系樹脂は、水溶
性糊剤として腐敗せず、長期保存が効くことや、糊づけ
時の風合がよい等の特徴があるため広く用いられてい
る。
このポリビニルアルコール系樹脂は、他の水溶性物質
として比較して造膜性が優れているとともに、得られる
皮膜の強度が非常に強いことから、経糸糊剤の主成分と
して用いられている。しかし、糊剤中のポリビニルアル
コール系樹脂の比率を大きくしすぎると、シート糊付け
時に糊液を付着させ、乾燥し、シート状にした後、糊づ
け糸束を1本1本の糊づけ糸に分割するデバイド時に、
ポリビニルアルコール系樹脂の強い皮膜強度が災いし
て、デバイド時の大きな抵抗のために、糸切れの発生、
糸の強度低下あるいは毛羽立ちを起こすことがあった。
このような問題を解消するものとして、 (イ)ポリビニルアルコール系樹脂,澱粉類(生澱粉,
加工澱粉など)およびカルボキシメチルセルロースから
なる繊維サイジング剤(その処方例として、重合度1700
のポリビニルアルコール系樹脂2.8重量部,生澱粉0.5重
量部およびカルボキシメチルセルロース0.3重量部から
なる濃度4重量%の繊維サイジング剤)〔ポバール(長
野,豊島,山根,高分子刊行会,1984年)〕、 (ロ)ポリビニルアルコール系樹脂1〜99重量部および
50℃未満の水に可溶性の高分子化合物(カルボキシメチ
ルセルロース,加工澱粉,アルギン酸塩など)99〜1重
量部の2成分を有効成分とする濃度5〜30重量%の繊維
サイジング剤(その実施例として、重合度600のポリビ
ニルアルコール系樹脂20.5重量部およびカルボキシメチ
ルセルロース1.5重量部からなる濃度26.5重量%の繊維
サイジング剤)(特開昭56-134269号公報)および (ハ)ポリビニルアルコール系樹脂および澱粉からなる
繊維サイジング剤(その実施例として、重合度1860のポ
リビニルアルコール系樹脂6.0重量部,加工澱粉1.0重量
部および生澱粉1.5重量部からなる濃度10重量%の繊維
サイジング剤)(特開平1-111073号公報)が知られてい
る。
しかし、これらの繊維サイジング剤は、いずれも糊液
安定性や製織性に劣り、実用的に満足できるものではな
い。
発明の開示 本発明者等は、上記従来のサイジング剤の欠点を克服
し、糊液安定性,糊づけ性および製織性に優れた繊維サ
イジング剤を開発すべく鋭意検討した。その結果、本発
明を完成するに至った。すなわち本発明は、ポリビニル
アルコール系樹脂(I),加工澱粉(II)および水溶性
セルロース系化合物(III)を有効成分とし、重量基準
の配合割合が(I)/[(II)+(III)]≧80/20であ
り、かつ以下の条件式1〜3 0.27X−0.7≦log10Y≦0.27X+0.6 (式1) 20≦Y≦300 (式2) 〔X:固形分濃度(重量%) Y:90℃,剪断速度10sec-1における粘度(センチポイズ;
cp)〕 (A)/(B)≦0.5 (式3) 〔(A):各成分の配合割合を一定にして、60℃,剪断
速度10sec-1における粘度が100cpになるように濃度調節
した水溶液の60℃,剪断速度10000sec-1における粘度
(cp) (B):各成分の配合割合を一定にして、60℃,剪断速
度10sec-1における粘度が100cpになるように濃度調節し
た水溶液の60℃,剪断速度10sec-1における粘度(c
p)〕 を満足する水溶液からなる繊維サイジング剤を提供する
ものである。
また、本発明は、上記ポリビニルアルコール系樹脂
(I)粉末,上記加工澱粉(II)粉末および上記水溶性
セルロース系化合物(III)粉末を有効成分とし、かつ
重量基準の配合割合が(I)/[(II)+(III)]≧8
0/20であり、かつ上記条件式1〜3を満足する水溶液が
得られる繊維サイジング用組成物をも提供する。さら
に、本発明は、上記繊維サイジング用組成物であって、
20℃,65%RH(相対湿度)で1週間調湿後の皮膜の引張
強度が1.0kg/mm2以上である繊維サイジング用組成物が
付着した繊維をも提供するものである。
この繊維サイジング剤を使用すると、糊液調製が容易
で、ポリビニルアルコール系樹脂が本来有している良好
な毛羽伏せ効果,抱合力,耐摩耗性を損わず、かつ糊づ
け時のデバイド性が良好なことから、糊づけ時に糸切れ
のトラブルの非常に少ない糊付けが可能となる。その結
果、3〜12重量%の比較的低着糊量の糊付け糸を用いた
細番手織物での製織においても、製織時の開口性や糸切
れの欠点が大幅に改良され、製織効果の向上を図ること
ができる。
図面の簡単な説明 第1図は、式1および式2を満たすX,Yの範囲を示す
片対数グラフである。
発明を実施するための最良の形態 本発明に使用するポリビニルアルコール系樹脂(I)
は、様々なものを充当することができるが、例えば酢酸
ビニルを塊状,溶液,懸濁,乳化などの公知の重合方法
によって重合または共重合して得られるポリ酢酸ビニル
あるいは酢酸ビニル系共重合体を、公知の方法によりけ
ん化することより得られる。このポリビニルアルコール
系樹脂は、1種類でもよいが、異なる2種類以上のポリ
ビニルアルコール系樹脂をブレンドしてもよい。なお、
この酢酸ビニルの代わりに、あるいは酢酸ビニルととも
に、ギ酸ビニル,プロピオン酸ビニル,吉草酸ビニル,
カプリン酸ビニル,ラウリン酸ビニル,ステアリン酸ビ
ニル,安息香酸ビニル,ピバリン酸ビニルあるいはバー
サティック酸ビニル等のビニルエステルを用いることも
できる。
上記ポリビニルアルコール系樹脂は、他のモノマーと
共重合を行っても良く、また、連鎖移動剤を使用してポ
リマー末端を修飾したものも使用できる。ビニルエステ
ルと共重合させるエチレン性モノマーとしては、ビニル
エステルと共重合可能なものであれば特に制限はなく、
例えば、エチレン,プロピレン,n−ブテン,イソブテ
ン,1−ヘキサデセン等のα−オレフィン類、(メタ)ア
クリル酸,フマル酸,イタコン酸,クロトン酸,マレイ
ン酸,無水マレイン酸等のカルボン酸含有単量体および
その塩、(メタ)アクリル酸メチル,(メタ)アクリル
酸エチル,(メタ)アクリル酸プロピル,(メタ)アク
リル酸n−ブチル,(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ
エチル,(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル,(メ
タ)アクリル酸ステアリル等の(メタ)アクリル酸エス
テル類、フマル酸ジメチル,イタコン酸ジメチル,マレ
イン酸ジメチル,マレイン酸モノメチル,クロトン酸メ
チル等のエステル類、メチルビニルエーテル,エチルビ
ニルエーテル,ブチルビニルエーテル,ラウリルビニル
エーテル,ステアリルビニルエーテル等のビニルエーテ
ル類、ビニルスルホン酸,アリルスルホン酸,メタアリ
ルスルホン酸,2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸等のスルホン酸基含有の単量体およびその
塩、(メタ)アクリルアミド,N−メチル(メタ)アクリ
ルアミド,N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド,N−メ
チロール(メタ)アクリルアミド,N−t−ブトキシ(メ
タ)アクリルアミド,N−t−オクチル(メタ)アクリル
アミド,N−ビニルピロリドン等のアミド基含有の単量
体、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド等の
アミノ基含有の単量体、(メタ)アクリルアミド−プロ
ピル−トリメチルアンモニウムクロリド等の4級アンモ
ニウム塩含有の単量体、ビニルヒドロキシシラン,(メ
タ)アクリル酸−3−トリメトキシシリルプロピル等の
シリル基含有の単量体、アリルアルコール,ジメチルア
リルアルコール,イソプロペニルアルコール等の水酸基
含有の単量体、アリルアセテート,ジメチルアリルアセ
テート,イソプロペニルアセテート等のアセチル基含有
の単量体等が挙げられる。
該ポリビニルアルコール系樹脂のけん化度としては、
特に制限はないが、60〜99.9モル%が好ましく、より好
ましくは70〜99.5モル%、さらに好ましくは80〜99モル
%である。けん化度が60モル%より低い場合には、ポリ
ビニルアルコール系樹脂の水溶性が低下するのでサイジ
ング剤として好ましくない場合がある。
また本発明で使用するポリビニルアルコール系樹脂の
平均重合度は、各種の状況に応じて適宜選定すればよい
が、300〜30000のものが好ましく、1000〜10000のもの
がより好ましく、さらに好ましくは1500〜5000であり、
最も好ましくは2000以上、とりわけ2000〜3500である。
ここでポリビニルアルコール系樹脂の平均重合度は、
該ポリビニルアルコール系樹脂の完全けん化物の水溶液
の粘度から通常の方法で求められた粘度平均重合度であ
る。
このポリビニルアルコール系樹脂の平均重合度が300
未満では、糊づけにより得られた糊づけ糸が高温多湿下
でブロッキングするトラブルを起こしやすくなるので好
ましくない場合がある。
次に、本発明で使用する加工澱粉(II)は、100℃以
下の温度で水に溶解可能な澱粉であればいずれも使用す
ることができ、α化(糊化ずみ)澱粉,酸化澱粉,エス
テル化澱粉,エーテル化澱粉(ヒドロキシエチル澱粉,
ヒドロキシプロピル澱粉など),グラフト澱粉,カルボ
キシメチル化澱粉等が挙げられる。
加工澱粉の水溶液粘度については特に制限はないが、
90℃,剪断速度10sec-1における加工澱粉の10重量%水
溶液の粘度は5〜500cpが好ましく、5〜200cpがより好
ましい。
加工されていないコーンスターチ,馬鈴薯澱粉,小麦
粉澱粉などの生澱粉は、高圧クッカーを使用しないと糊
化が困難であるため、本発明の目的の一つである容易な
糊液の調製ができず、好ましくない。
更に、本発明で使用する水溶性セルロース系化合物
(III)としては、様々なものがあるが、好ましいもの
としてメチルセルロース,エチルセルロース,ヒドロキ
シエチルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,
カルボキシメチルセルロース等が挙げられる。これらの
水溶性セルロース化合物は、共通する性質として水溶性
でありかつ糊液粘度の剪断速度依存性を通常の経糸糊剤
水溶液よりも大きくするものである必要があり、この性
質を有しているものであれば、上記物質以外でも本発明
の繊維サイジング剤の一成分として使用可能である。
水溶性セルロース系化合物の水溶液粘度については特
に制限はないが、25℃,剪断速度10sec-1における水溶
性セルロース系化合物の1重量%水溶液の粘度は10〜20
00cpが好ましく、より好ましくは10〜200cpである。
また、本発明の繊維サイジング剤には、これら必須3
成分(ポリビニルアルコール系樹脂(I),加工澱粉
(II),水溶性セルロース系化合物(III))以外の異
なる水溶性多糖類を併用することもできる。
本発明の繊維サイジング剤において、加工澱粉(II)
と水溶性セルロース化合物(III)に対するポリビニル
アルコール系樹脂(I)の重量基準の配合割合(I)/
[(II)+(III)]は、80/20以上であり、好ましくは
(80/20)〜(99/1)であり、さらに好ましくは(85/1
5)〜(95/5)である。
ポリビニルアルコール系樹脂の比率が99より多すぎる
と、糊づけの際の糸切れが増え、製繊トラブルを引き起
こす場合がある。また、ポリビニルアルコール系樹脂の
比率が80よりも小さくなると、製繊の際の経糸切れトラ
ブルが増えるため好ましくない。
加工澱粉(II)と水溶性セルロース系化合物(III)
との配合割合については、特に制限はないが、重量基準
の配合割合として(II)/(III)=(20/80)〜(80/2
0)が好ましい。
本発明の繊維サイジング剤では、固形分濃度(X(重
量%))と水溶液の90℃,剪断速度10sec-1における粘
度(Y(cp))の関係が 0.27X−0.7≦log10Y≦0.27X+0.6 (式1) かつ 20≦Y≦300 (式2) であり、更に、60℃,剪断速度10000sec-1時の粘度
(A)と60℃,剪断速度10sec-1時の粘度(B)との比
(A)/(B)が、(A)/(B)≦0.5 (式3) であることが必要である。なお、この(A)および
(B)は、各成分の配合割合を一定にして60℃,剪断速
度10sec-1における粘度が100cpになるように濃度調節し
た水溶液を基準とするものである。
上記式1において、log10Y>0.27X+0.6では、糊づけ
糸を製織した際、経糸切れトラブルが増大し、本発明の
目的を達成することができない。一方、log10Y<0.27X
−0.7では、糊づけ糸を製織した際、緯止まりトラブル
が増大するなどの問題が生ずる。
また、上記式2において、Y>300では、糊づけの際
のデバイド時に糸切れが増大し、一方、Y<20では、糊
づけ糸の糊剤付着量が小さくなりすぎ、糸の強度が低下
するため製織トラブルが増え、いずれの場合も本発明の
目的を達成することができない。
本発明の繊維サイジング剤において、固形分濃度(X
(重量%))と水溶液の90℃,剪断速度10sec-1におけ
る粘度(Y(cp))の関係は、上述の如く式1,2で表す
ことができるが、これを図示すれば第1図の如くであ
る。またこのX,Yのより好ましい関係は 0.27X−0.6≦log10Y≦0.27X+0.5 かつ 25≦Y≦250 であり、さらにより好ましい関係は 0.27X−0.5≦log10Y≦0.27X+0.4 かつ 30≦Y≦200 である。
本発明の繊維サイジング剤による糊づけの際の糊液濃
度は、特に制限はなく各種の状況に応じて適宜定めれば
よいが、通常は3〜12重量%、好ましくは6〜10重量%
である。糊液濃度が3重量%未満では、通常のスラッシ
ャー糊づけの際、糸に対する繊維サイジング剤の付着量
(着糊量)が低くなりすぎ、糊づけ本来の目的である糸
補強効果が小さくなりすぎる場合があり、好ましくな
い。また、糊液濃度が12重量%より高い場合は、通常の
スラッシャー糊づけの際、糸に対する繊維サイジング剤
の付着量が多くなりすぎ経済的でない。
繊維サイジング剤の着糊量は織物の種類によって異な
るが、本発明の繊維サイジング剤を使用した場合は、そ
の付着量が3〜12重量%という低い着糊量で十分な製織
性能を得ることができる。
本発明の繊維サイジング剤は、ポリビニルアルコール
系樹脂,加工澱粉および水溶性セルロース系化合物を含
有し、その実際使用時の水溶液の粘度の剪断速度依存性
が通常の経糸糊剤水溶液よりも大きい。すなわち、上記
式3で規定したように(A)/(B)≦0.5であること
が必要であるが、0.2≦(A)/(B)≦0.5が好まし
く、0.3≦(A)/(B)≦0.5がより好ましく、0.4≦
(A)/(B)≦0.5が一層好ましい。
ここで(A)/(B)が0.5より大きくなると、糊づ
け時の作業性、特にデバイド性が悪くなり、また、製織
性も悪化する。つまり、0.5より大きいと、スラッシャ
ー糊づけ作業の際に糊づけ,乾燥された多数の糸を、一
本一本の糸に分割するデバイド時におけるデバイド抵抗
が大きくなり、糸切れトラブルが発生しやすくなるた
め、本発明では不適当である。
なお、本発明の繊維サイジング剤では、(A)/
(B)が0.5以下である擬塑性流動的な粘度の剪断速度
依存性を示すことが必須であるが、本発明の所期の効果
を損わない範囲で、アクリル酸エステル系糊剤,油剤お
よび他の助剤(消泡剤,帯電防止剤,防カビ剤等)と併
用しても差支えない。ここで、油剤を併用する場合は、
全固形分重量に対して0.5〜20重量%の範囲で添加する
ことが好ましい。
ところで、上記式1及び式3は、次のような観点から
導き出されたものである。
すなわち、本発明の繊維サイジング剤によって、糸を
糊付けするにあたっては、糸表面に適量の糊を付着させ
るとともに、糸内部に糊を充分に浸透させることが肝要
である。そのためには、サイジング剤水溶液の濃度
(X)と粘度(Y)が共にバランスよく適正範囲にある
ことが望ましい。
一般に、繊維サイジング剤水溶液では、その成分組成
が決まると、その濃度(X)と粘度(Y)との間に、下
記のような関係が近似的に成り立つ。
log10Y=aX+A1(a,A1はそれぞれ定数である。) また、別の成分組成にあっては、 log10Y=aX+A2 さらに、他の成分組成では、 (A2〜Anはそれぞれ定数である。但し、A1≦A2・・・≦
Anとする。) と、各成分組成ごとに上記式が対応して成り立つ。
これらをまとめると、サイジング剤水溶液の適正な濃
度及び粘度の範囲は、 aX+A1≦log10Y≦aX+An と表記することができる。そして、サイジング剤水溶液
の糸内部への浸透性や糸表面における歩留り等を考慮し
て、実験的にa,A1及びAnを具体的に定めて、導き出した
のが式1である。
次に、糸の糊付けにあっては、サイジング剤水溶液の
入った糊液槽に糸を通した後、ローラーで絞ることによ
り、余分に付着したサイジング剤水溶液を除去するとと
もに、サイジング剤水溶液を糸の内部へ浸透させる。糸
を糊液槽に通す時(低剪断力の条件下)には、サイジン
グ剤水溶液の粘度がある程度高い方が糸に糊が付着しや
すい。一方、ローラーで絞る時(高剪断力の条件下)に
は、サイジング剤水溶液の粘度は低下した方がサイジン
グ剤水溶液が糸の内部へ浸透し易い。したがって、高剪
断力下での粘度(A)が低剪断力下での粘度(B)に対
して(つまり(A)/(B)が)或る値以下であること
が、上述の要請に適うこととなる。それを実験的に導き
出したのが式3である。
本発明の繊維サイジング剤が対象とする繊維の種類に
は特に制限はないが、綿糸,綿とポリエステルとの混紡
糸が特に好ましい。また、対象とする繊維の太さについ
ても特に制限はないが、50〜500デニール(5.56〜55.6
テックス)(綿番手:106〜10.6番手)が特に好ましい。
本発明の繊維サイジング用組成物は、前述したように
上記ポリビニルアルコール系樹脂(I)粉末,上記加工
澱粉(II)粉末および上記水溶性セルロース系化合物
(III)粉末を有効成分とし、かつ重量基準の配合割合
が(I)/[(II)+(III)]≧80/20である。さらに
この組成物を水で希釈した場合に、上記条件式1〜3を
満足する水溶液が得られるものである。ここで、各成分
(I),(II)および(III)の粉末の平均粒径につい
ては、特に制限はないが、好ましくは16メッシュパス〜
100メッシュオンの範囲である。前記繊維サイジング剤
に関して説明した各種パラメーターの好適値は、繊維サ
イジング用組成物にも適用できる。
また、本発明は、繊維サイジング用組成物が付着した
繊維をも提供するが、この繊維は、前述した成分
(I),(II)および(III)を有効成分としてなり、
かつその重量基準の配合割合が(I)/[(II)+(II
I)]≧80/20である組成物が付着している。この繊維に
付着している組成物は、20℃,65%RHで1週間調湿後の
皮膜の引張強度が1.0kg/mm2以上、好ましくは2.0kg/mm2
以上となるものである。引張強度が1.0kg/mm2未満のも
のでは、繊維の製織時に毛羽の発生が増加するので好ま
しくない。
なお、ここで繊維サイジング用組成物の皮膜の引張強
度は、下記の方法で測定したものである。即ち、繊維を
水に投入し、100℃にて3時間煮沸し、水に溶解した繊
維サイジング用組成物を70℃でドラム製膜し、膜厚50〜
100μmのフィルムを作製する。次に、このフィルムを2
0℃,65%RHで1週間調湿した後、フィルム幅10mm,チャ
ック間隔50mm,引張速度500mm/分の条件でオートグラフ
を用いて引張強度を測定する。前記繊維サイジング剤お
よび繊維サイジング用組成物に関して説明した各種パラ
メーターの好適値は、繊維サイジング用組成物が付着し
た繊維にも適用できる。
次に、実施例により本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものでは
ない。なお、以下において「部」および「%」は、特に
断わらないかぎりそれぞれ「重量部」および「重量%」
を意味する。
また、以下の実施例で単にポリビニルアルコールの重
合度とあるのは、本文中に示したように該ポリビニルア
ルコールの水溶液の粘度から通常の方法で求められた粘
度平均重量度である。
さらに、以下において、単に着糊量として表現してある
値は『たて糸糊付』(深田 要,一見 輝彦共著,日本
繊維機械学会発行)299〜302頁に記述してある、糊抜き
洗浄時の毛羽の脱落部分を補正する方法により測定した
値である。
また、以下の実施例において、剪断速度10sec-1時と1
0000sec-1時の粘度比(A)/(B)は、あらかじめ東
京計器製のB型粘度計を用いて60℃,剪断速度10sec-1
時の粘度が100cpとなるように、各成分の配合割合を一
定にして、濃度調節した水溶液の60℃,剪断速度10000s
ec-1における粘度を(株)熊谷理機工業製のハーキュレ
ス高剪断粘度計を用いて測定した値である。
なお、90℃の粘度は、東京計器製のB型粘度計を用い
てローター回転数60rpmで測定した値である。
実施例1 重合度2400,けん化度88モル%のポリビニルアルコー
ル27kg,カルボキシメチルセルロース(ダイセル製:CMC1
120)1.5kg,加工澱粉(敷島紡績(株)製:ハスバイン
ディS-210D)1.5kg,糊剤用ワックス(竹本油脂(株)
製:ワップセット600)2kgを水中に投入し、攪拌下スチ
ームを吹きこむことにより液を95℃まで温度を上げ、95
℃になったと同時にスチーム吹きこみを停止しサイジン
グ剤の溶解を完了した。
得られた糊液の糊化状況は良好であり、相分離は発生
しなかった。
次に、得られた糊液に若干の温水を添加して糊液の濃
度,粘度を調整し、固形分濃度7.8%,90℃での粘度70cp
の糊液とし、この糊液を用いて次の条件で糊づけ、製織
を行った。結果を第1表に示す。
なお、本文に記載の方法により、糊付けされた繊維に
付着した繊維サイジング用組成物の皮膜の引張強度を測
定したところ、3.0kg/mm2であった。
実施例1と同じ配合割合で60℃,剪断速度10sec-1
おける粘度が100cpになるように濃度を調整し、60℃,
剪断速度10000sec-1における粘度を測定したところ48cp
であった。その結果、(A)/(B)は0.48であった。
(1)糊づけ条件 原糸:綿 100%,50番手(106デニール)単糸 糊液温度:90℃ 乾燥温度:120℃ 糊づけ速度:40ヤード/分 (2)製織条件 織機:津田駒工業(株) エアージェットルーム ZA-207 品名:ブロード 密度:経糸144本/インチ×緯糸76本/インチ 織幅:48インチ 織機回転数:720rpm 空調条件:25℃,65%RH 糊づけ結果 本実施例における糊づけ糸の着糊量は10.5重量%であ
った。また、糊づけ作業時のデバイド性は良好であり、
デバイド時の糊づけ糸の破断はほとんど発生せず、また
糊づけ糸の毛羽数も少なかった。
製織テスト結果 経糸切れ回数0.25本/時間,緯止り回数0.75本/時間
と良好な製織性を示した。
実施例2および3 実施例1で使用したポリビニルアルコールに代えて、
重合度,けん化度の異なるポリビニルアルコールを用い
た他は実施例1と同様にして、サイジング剤を調製し、
糊付け−製織テストを行った。結果を第1表に示す。
実施例4および5 実施例1で使用したポリビニルアルコール,カルボキ
シメチルセルロース,加工澱粉および繊維糊剤用ワック
ス(竹本油脂(株)製:ワプセット600)を用いて、カ
ルボキシメチルセルロースあるいは加工澱粉の配合割合
を変更した以外は、実施例1と同様にして、サイジング
剤を調製し、糊付け−製織テストを行った。結果を第1
表に示す。
実施例6および7 実施例1で使用したカルボキシメチルセルロースある
いは加工澱粉を、カルボキシメチルセルロース(ダイセ
ル製:CMC1190)あるいは高粘度タイプの加工澱粉(敷島
紡績(株)製:ハスバインディS-210M)に変更した以外
は、実施例1と同様にして、サイジング剤を調製し、糊
付け−製織テストを行った。結果を第1表に示す。
実施例8 実施例5で使用したポリビニルアルコールに代えて、
重合度1700のポリビニルアルコールを用いた他は実施例
5と同様にして、サイジング剤を調製し、糊付け−製織
テストを行った。結果を第1表に示す。
これらの実施例についても、糊づけ作業時のデバイド
性は良好であり、デバイド時の糊づけ糸の破断はほとん
ど発生せず、また糊づけ糸の毛羽数も少なかった。結果
を第1表に示す。
比較例1 実施例1で使用した成分からカルボキシメチルセルロ
ースと加工澱粉を除いた以外は、実施例1と同様にして
糊付け−製織テストを行ったところ、糊付け時のデバイ
ド性が不良であった。結果を第2表に示す。なお、製織
テストはデバイド性が不良であったため実施しなかっ
た。
比較例2 実施例1で使用した成分から加工澱粉を除いた以外
は、実施例1と同様にして糊付け−製織テストを行った
ところ、糊付け時のデバイド性が不良であった。結果を
第2表に示す。なお、製織テストはデバイド性が不良で
あったため実施しなかった。
比較例3 実施例1で使用した成分からカルボキシメチルセルロ
ースを除いた以外は、実施例1と同様にして糊付け−製
織テトスを行った。糊付け時のデバイド性は良好であ
り、デバイド時の糊づけ糸の破断はほとんど発生しなか
ったので製織テストを行ったところ、実施例と比べて製
織トラブルが明らかに多くなった。結果を第2表に示
す。
比較例4 重合度1700,けん化度88モル%のポリビニルアルコー
ル22kg,酸化澱粉(敷島スターチ(株)製:マーメイドM
-200)3kg,コーンスターチ5kg,ワックス(竹本油脂
(株)製:ワプセット600)2kgを水中に投入し、攪拌下
スチームを吹きこむことにより液を95℃まで温度を上
げ、95℃になったと同時にスチーム吹きこみを停止し糊
剤の溶解を完了した。
得られた糊液は、コーンスターチ糊化が不十分であ
り、相分離が発生したため、後の糊づけ,製織テストは
実施しなかった。結果を第2表に示す。
比較例5 重合度1700,けん化度88モル%のポリビニルアルコー
ル24.6kg,カルボキシメチルセルロース5.4kg,ワックス
(竹本油脂(株)製:ワプセット600)2kgを水中に投入
し、攪拌下スチームを吹きこむことにより液を95℃まで
温度を上げ、95℃になったと同時にスチーム吹きこみを
停止し糊剤の溶解を完了した。
得られた糊液の糊化状況は良好であり、相分離は発生
しなかった。
得られた糊液に若干の温水を添加して糊液の温度,粘
度を調整し、固形分濃度9.0%,90℃での粘度150cpの糊
液とし、この糊液を用いて糊づけおよび製織を行った。
糊づけ作業時のデバイド性は、良好であり、デバイド
時の糊づけ糸の破断はほとんど発生しなかったので製織
テストを行ったところ、実施例と比べて製織トラブルが
明らかに多くなった。結果を第2表に示す。
比較例6 比較例5の糊液を薄め、固形分濃度8.0%,90℃での粘
度80cpの糊液とし、この糊液を用いて次の条件で糊づけ
および製織を行った。
糊づけ作業時のデバイド性は、良好であり、デバイド
時の糊づけ糸の破断はほとんど発生しなかったので製織
テストを行ったところ、比較例5と比べても製織トラブ
ルがさらに多くなった。結果を第2表に示す。
比較例7 実施例1で使用したポリビニルアルコールの重合度を
低下させた組成で糊液粘度Yと糊液濃度Xの関係が log10Y<0.27X−0.7となるようにし、実施例1と同様に
糊づけ−製織テストを行った。結果を第2表に示す。糊
づけ作業時のデバイド性は悪くないが、製織テスト時の
緯止まりトラブル回数が特に増加した。
比較例8 実施例1と同様のポリビニルアルコールを使用し、高
粘度カルボキシメチルセルロースを加える処方で糊づけ
を行った。結果を第2表に示す。糊づけ作業時のデバイ
ド性は、やや不良であった。製織テストを行ったところ
実施例と比べて製織トラブルが明らかに多くなった。
比較例9 重合度1700,けん化度88モル%のポリビニルアルコー
ル21.3kg,カルボキシメチルセルロース2.3kg,コーンス
ターチ6.4kg,ワックス(竹本油脂(株)製:ワプセット
600)2kgを水中に投入し、攪拌下スチームを吹きこむこ
とにより液の温度を95℃まで上げ、95℃になったと同時
にスチーム吹きこみを停止し糊剤の溶解を完了した。
得られた糊液はコーンスターチ糊化が不十分であり、
相分離が発生したが、攪拌しながら糊づけ−製織テスト
を実施した。結果を第2表に示す。糊づけ作業性は、良
好であったが、製織テストを行ったところ、製織トラブ
ルが著しくなり、製織不能であった。
実施例1と同様の方法により繊維に付着した繊維サイ
ジング用組成物の皮膜の引張強度を測定したところ、0.
5kg/mm2であった。
比較例10 重合度1700,けん化度98モル%のポリビニルアルコー
ル23.5kg,カルボキシメチルセルロース2.5kg,コーンス
ターチ4kg,ワックス(竹本油脂(株)製:ワプセット60
0)2kgを水中に投入し、攪拌下スチームを吹きこむこと
により液を95℃まで温度を上げ、95℃になったと同時に
スチーム吹きこみを停止し糊剤の溶解を完了した。
得られた糊液はコーンスターチ糊化が不十分であり、
相分離が発生したため、後の糊づけ−製織テストは実施
しなかった。結果を第2表に示す。
比較例11 実施例1で使用した成分で糊液粘度を20cpより下げて
17cpとして実験を行った。糊づけ作業性は、良好であっ
たが、製織テストを行ったところ、製織トラブルが著し
くなり、製織不能であった。結果を第2表に示す。
比較例12 実施例1で使用した成分で糊液粘度を300cpより上げ
て470cpとして実験を行ったところ、糊づけ作業性、特
にデバイド性が著しく悪化したため、製織テストは実施
しなかった。結果を第2表に示す。
産業上の利用可能性 本発明の繊維サイジング剤によれば、本来ポリビニル
アルコール系樹脂が有している良好な毛羽伏せ効果,抱
合力,耐摩耗性を損なわず、糊液調製が容易でかつ、糊
づけ時のデバイド性が良い。
その結果、糊づけ時に糸切れや毛羽立ちのトラブルが
著しく減少し、製織性が著しく改善された糊づけ糸が得
られる。
したがって、本発明は、工業的価値がきわめて高く、
綿糸,綿とポリエステルとの混紡糸など各種の繊維のサ
イジングに有効かつ幅広く利用される。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリビニルアルコール系樹脂(I),加工
    澱粉(II)および水溶性セルロース系化合物(III)を
    有効成分とし、重量基準の配合割合が (I)/[(II)+(III)]≧80/20であり、かつ以下
    の条件式1〜3 0.27X−0.7≦log10Y≦0.27X+0.6 (式1) 20≦Y≦300 (式2) 〔X:固形分濃度(重量%) Y:90℃,剪断速度10sec-1における粘度(センチポイズ;
    cp)〕 (A)/(B)≦0.5 (式3) 〔(A):各成分の配合割合を一定にして、60℃,剪断
    速度10sec-1における粘度が100cpになるように濃度調節
    した水溶液の60℃,剪断速度10000sec-1における粘度
    (cp) (B):各成分の配合割合を一定にして、60℃,剪断速
    度10sec-1における粘度が100cpになるように濃度調節し
    た水溶液の60℃,剪断速度10sec-1における粘度(c
    p)〕 を満足する水溶液からなる繊維サイジング剤。
  2. 【請求項2】ポリビニルアルコール系樹脂(I)の平均
    重合度が2000以上である請求項1記載の繊維サイジング
    剤。
  3. 【請求項3】ポリビニルアルコール系樹脂(I)粉末,
    加工澱粉(II)粉末および水溶性セルロース系化合物
    (III)粉末を有効成分とし、重量基準の配合割合が (I)/[(II)+(III)]≧80/20であり、かつ以下
    の条件式1〜3 0.27X−0.7≦log10Y≦0.27X+0.6 (式1) 20≦Y≦300 (式2) (A)/(B)≦0.5 (式3) 〔X,Y,(A)および(B)は請求の範囲第1項と同じ意
    味を有する。〕を満足する水溶液が得られる繊維サイジ
    ング用組成物。
  4. 【請求項4】ポリビニルアルコール系樹脂(I)の平均
    重合度が2000以上である請求項3記載の繊維サイジング
    用組成物。
  5. 【請求項5】ポリビニルアルコール系樹脂(I),加工
    澱粉(II)および水溶性セルロース系化合物(III)を
    有効成分とし、重量基準の配合割合が (I)/[(II)+(III)]≧80/20であり、20℃,65
    %RHで1週間調湿後の皮膜の引張強度が1.0kg/mm2以上
    である繊維サイジング用組成物が付着した繊維。
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