JPH0527076Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［技術分野］ 本考案は、調理台に関し、詳しくは台所等の部
屋の略中央に据え付けられる調理台の排気技術に
関する。

［背景技術］ 従来、台所等の部屋の略中央に据え付けられる
調理台は第５図に示すように、排気ダクト２を屋
外に導出させて排気を行うのであるが、このため
に、消防法に基づく排気ダクト２の断熱処理を伴
う工事が必要となり、費用も要し、又、調理台１
を据え付ける場所も特定される等の問題があつ
た。

［考案の目的］ 本考案はこのような問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、排気ダクトの
工事を省きながら排煙等を室内に排出するのを阻
止し、その据え付け場所も制約を受けることがな
く、かつ、ダクトにて調理器具の収納等の邪魔に
なるのを回避し、良好なフイルター機能を果た
し、排気口から緩やかに排気をおこなう調理台を
提供することにある。

［考案の開示］ 本考案の調理台は、調理台本体１の内部に調理
器具１３からの排気を導入するパイプ状のダクト
２を垂下し、ダクト２の下端部を台輪３内の上部
で台輪３内の一部において方形に仕切られた排気
通路スペースに導入するとともに台輪３の下端部
に外側方に向けて排気口４を開口し、方形に仕切
られた排気通路スペースに台輪３の外側方に引き
出して交換することができるフイルター５を設け
て成ることを特徴とするものであり、このように
構成することによつて、上記目的を達成したもの
である。つまり、排気を台輪３の下部の排気口４
から行うから、従来のような消防法に基づくダク
ト工事を省くことができ、しかも調理台本体１の
内部に調理器具１３からの排気を導入するパイプ
状のダクト２を垂下し、ダクト２の下端部を台輪
３内の上部で台輪３内の一部において方形に仕切
られた排気通路スペースに導入し、方形に仕切ら
れた排気通路スペースに台輪３の外側方に引き出
して交換することができる方形のフイルター５を
設けることで、ダクト２がパイプ状で調理器具１
３の収納等において邪魔にならず、方形に仕切ら
れた排気通路スペースに方形のフイルター５が合
致するように収納されて、フイルター機能を良好
に発揮させることができ、しかもフイルター５を
通過した排気は、方形に仕切られた排気通路スペ
ースよりも充分に広い台輪３内に拡散されて導入
され、その後、排気口４から緩やかに排出するこ
とができるようにしたものである。

以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。

調理天板６は第１図に示すように略長方形状に
形成され、人造大理石製である。調理器具１３と
しての調理レンジ７が調理天板６の中央部よりも
一方の短辺側に片寄せられるとともにその操作部
８をこの短辺縁に臨ませて設けてある。しかして
調理レンジ７を除く調理天板６部分を調理レンジ
７が臨む短辺縁以外の縁から、煮炊きのための調
理や、煮炊き後の盛り付け等の調理作業等を行う
対面調理天板部としてある。調理レンジ７の下方
には調理器具１３としてのオーブンレンジ９を設
けてある。調理レンジ７及びオーブンレンジ９は
都市ガス等のガス燃料を使用するものである。調
理レンジ７及びオーブンレンジ９は略同幅で共に
調理天板６の短辺よりも小幅で、そして調理レン
ジ７の両脇下方には出し入れ自在に収納部１０，
１０を備えている。

調理台本体１の内部に調理器具１３からの排気
を導入するパイプ状のダクト２を垂下してある。
このダクト２の上端部にフアン１１を設けて排気
を強制導入することができるようにしてある。ダ
クト２の下端部を台輪３内に導入してある。そし
て台輪３の下端部に排気口４を外側方に開口させ
てある。ダクト２の下端部と排気口４との間の排
気通路に台輪３の外側方に引き出して交換するこ
とができるフイルター５を設けてある。つまり、
ダクト２の下端部を台輪３内の上部で台輪３内の
一部において方形に仕切られた排気通路スペース
に導入するとともに台輪３の下端部に外側方に向
けて排気口４を開口し、方形に仕切られた排気通
路スペースに台輪３の外側方に引き出して交換す
ることができる方形のフイルター５を設けてあ
る。フイルター５は第４図ｂのように複数層に積
み重ねられていて、塵あいを捕捉するフイルター
エレメント５ａ、煙用のフイルターエレメント５
ｂ、油煙用のフイルターエレメント５ｃ等用い、
種々のものに対処することができるようにしてあ
る。そしてこのようなフイルターエレメント５
ａ，５ｂ，５ｃは上下が開口した角枠１４内に挿
入され、角枠１４に設けた把手１２を持て引き出
すことができるようにしてある。

このように、排気を台輪３の下部の排気口４か
ら行うことで、従来のような消防法に基づくダク
ト工事を省き、排気通路にはフイルター５を引き
出し式に取り出し交換することで、煙り、油煙等
を室内に排出するのを防止し、かつそのフイルタ
ー５を容易に交換できるのである。

［考案の効果］ 以上要するに本考案は、排気を台輪の下部の排
気口から行うから、従来のような消防法に基づく
ダクト工事を省くことができ、しかも調理台本体
の内部に調理器具からの排気を導入するパイプ状
のダクトを垂下し、ダクトの下端部を台輪内の上
部で台輪内の一部において方形に仕切られた排気
通路スペースに導入し、方形に仕切られた排気通
路スペースに台輪の外側方に引き出して交換する
ことができる方形のフイルターを設けてあるか
ら、ダクトがパイプ状で調理器具の収納等におい
て邪魔にならず、方形に仕切られた排気通路スペ
ースに方形のフイルターが合致するように収納さ
れて、フイルター機能を良好に発揮させることが
でき、しかもフイルターを通過した排気は、方形
に仕切られた排気通路スペースよりも充分に広い
台輪内に拡散されて導入され、その後、排気口か
ら緩やかに排出することができるという利点があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の斜視図、第２図は
一部破断した側面図、第３図は同上のフイルター
箇所の断面図、第４図ａ，ｂは同上のフイルター
の斜視図、分解断面図、第５図は従来例の側面図
であり、１は調理台本体、２はダクト、３は台
輪、４は排気口、５はフイルターである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 調理台本体の内部に調理器具からの排気を導入
   するパイプ状のダクトを垂下し、ダクトの下端部
   を台輪内の上部で台輪内の一部において方形に仕
   切られた排気通路スペースに導入するとともに台
   輪の下端部に外側方に向けて排気口を開口し、方
   形に仕切られた排気通路スペースに台輪の外側方
   に引き出して交換することができる方形のフイル
   ターを設けて成る調理台。