JPH05268990A - Xiii因子の精製法、xiiia因子に対するモノクローナル抗体、その製造及び使用 - Google Patents

Xiii因子の精製法、xiiia因子に対するモノクローナル抗体、その製造及び使用

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JPH05268990A
JPH05268990A JP4222336A JP22233692A JPH05268990A JP H05268990 A JPH05268990 A JP H05268990A JP 4222336 A JP4222336 A JP 4222336A JP 22233692 A JP22233692 A JP 22233692A JP H05268990 A JPH05268990 A JP H05268990A
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JP
Japan
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factor
xiiia
xiii
factor xiiia
monoclonal antibody
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JP4222336A
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Johann Hock
ヨーハン・ホツク
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Siemens Healthcare Diagnostics GmbH Germany
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Behringwerke AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P21/00Preparation of peptides or proteins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07K16/40Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against enzymes

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イムノアフィニティクロマトグラフィーによ
るXIII又はXIIIA因子の精製法に関する。 【構成】 支持材料(アフィニティ材料)に結合されて
いるXIIIAに対するモノクローナル抗体とXIII又はXIII
A因子を含有する溶液を接触させ、アフィニティ材料と
液体とを互に分離し、そしてアフィニティ材料から生物
活性形態でXIII又はXIIIA因子を溶離することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイムノアフィニティクロ
マトグラフィーによるXIII又はXIIIA因子の精製法、XI
IIA因子に対するモノクローナル抗体、並びにその製造
及びその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】XIII因子はフィブリンモノマーの間に共
有結合を形成させることによってフィブリン(これは血
液凝固の最後の相に形成される)を安定化するトランス
グルタミナーゼである。XIII因子は、なかんずく、血漿
中及び血小板中に見出される。血漿中では共有結合で結
合されていないA及びBサブユニットのコンプレックス
として存在する。遊離Aサブユニットのみが血小板中に
存在する。Aサブユニットのみがフィブリン安定化作用
に必要である。XIIIA因子の欠乏(先天的又は獲得)は
重大な凝固の障害を生じ、この障害はXIIIA因子の置換
によって処置することができる。
【0003】種々の出発物質からXIIIA因子を精製する
ためのいくつかの方法が知られているが、いくつかの不
利な点例えばXIIIA因子の純度が適切でないこと、精製
工程が多いこと及び収量が低いことと結びついている。
【0004】治療の目的でヒトの組織又は体液からタン
白を精製する際には、純度が高いことはウイルス粒子の
伝播のリスクが低いことと結びついている。異種の生物
からの組換えタン白の精製の際には、免疫原の潜在性が
ある宿主細胞からのタン白ができるだけ除去されている
ためには高純度が必須である。従ってモノクローナル抗
体を使用するアフィニティクロマトグラフィーによるXI
II因子の精製は、ウイルスの安全性の改善(ヒトの組織
又は体液から精製の場合)をもたらすと共に組換え生成
物の所要の純度が達成されるのを容易にする方法であ
る。
【0005】イムノアフィニティクロマトグラフィーに
よる精製が種々のタン白について記載されている。しか
し、抗原−抗体コンプレックスを解離するのに要する条
件(例えば極端なpH値又はカオトロピックイオンの高
い濃度)が抗原の生物活性の不可逆の崩壊を生じること
が多いので、イムノアフィニティクロマトグラフィーを
用いて酵素その他の生物活性分子を精製する場合にどの
モノクローナル抗体も適しているということではない。
イムノアフィニティクロマトグラフィーによるXIIIA因
子の精製も既に記載されており(Gniewek, R.A. ら(19
85)Fed. Proc.44:1070)、Bサブユニットに対する抗
体が支持体上固定され、そしてXIIIA因子とXIIIB因子
のコンプレックスが血漿から吸着されることを含む。次
にXIIIA因子がBサブユニットから解離され、こうして
アフィニティゲルから溶離される。ヒトの胎盤又は組換
え細胞からXIIIA因子を精製するのにこの方法を使用す
ることは可能ではない。それらの各々は遊離XIIIA因子
のみを含有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、血漿、胎盤、又はXIII因子鎖に対する遺伝情報を有
する組換え細胞の抽出物若しくは培養上清等の出発材料
から、イムノアフィニティクロマトグラフィーによるXI
II又はXIIIA因子の精製法を開発することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、該出発
材料からXIII又はXIIIA因子を精製するのに適している
XIIIA因子に対するモノクローナル抗体が見出された。
【0008】即ち、本発明は、支持材料(アフィニティ
材料)に結合されているXIIIA因子に対するモノクロー
ナル抗体とXIII又はXIIIA因子を含有する溶液を接触さ
せ、アフィニティ材料と液体とを互に分離し、そしてア
フィニティ材料から生物活性形態でXIII又はXIIIA因子
を溶離することを特徴とするイムノアフィニティクロマ
トグラフィーを用いるXIII又はXIIIA因子の精製法に関
する。
【0009】本発明の目的のためのモノクローナル抗体
は、モノクローナル抗体の、それ自体は当業者に知られ
ている免疫反応性のフラグメント、例えば、抗体分子の
(a b)2、F(ab)若しくはFvフラグメント又は抗原結
合性一重鎖、又はそれらの誘導体を包含する。
【0010】文献中記載されているXIIIA因子に対する
モノクローナル抗体はIgMクラスに属する(Lynch,
G.ら (1985) Thromb, Haemast, 54:274)。IgM抗
体は、IgG抗体より低い特異性及び親和性を有してい
るので、免疫化学的方法のためには一般にIgG抗体程
適していない。
【0011】従って本発明の目的は、XIIIA因子に対す
るモノクローナル抗体、好ましくはIgGクラスのもの
を製造することでもある。
【0012】IgGクラスのXIIIA因子に対するモノク
ローナル抗体は、4週間の間隔で精製したXIIIA因子で
マウスを数回免疫することによって得られた。
【0013】即ち、本発明は又、IgMクラスを除く好
ましくはIgGクラスのXIIIA因子に対するモノクロー
ナル抗体にも関する。
【0014】モノクローナル抗体はKoehler 及び Milst
ein の方法(Nature 256:285〜308)により、又は彼等
の方法の多くの変法のうちの1つ(例えば、Goding J.
W. (1980), J. Immunol. Meth. 39:285〜308)により
製造することができ、それらは方法自体は例えば次の方
式で当業者に知られている:XIII因子を含有する液体、
好ましくは Freund のアジュバント中精製したXIIIA因
子のエマルジョンの1〜8週間好ましくは4〜6週間の
間隔の数回の注射によって哺乳動物、好ましくはマウス
又はラットを免疫する。最終の注射の場合には、計画さ
れた融合日の3〜5日前に、好ましくは腹腔内又は静脈
内に水溶液としてXIIIA因子を投与する。抗体産生細胞
を得るため免疫動物を屠殺し、リンパ器官、好ましくは
脾臓を取り出し、そしてリンパ球を遊離させる。細胞培
養において永久的に生育する抗体産生細胞を得るために
は、このリンパ球を不死にしなければならない。このこ
とは種々の方式で例えば Epstein-Barr ウイルス又はレ
トロウイルスを用いる形質転換によって実施することが
できる。しかしこのリンパ球は骨髄腫細胞と融合させる
ことが好ましい。特に適当な骨髄腫細胞株は、免疫グロ
ブリンを分泌しないもの、例えば細胞株SP2/0−A
g14又はX63−Ag8.653である。この細胞
は、30〜60%の強度の溶液の1000〜6000の
分子量を持つポリエチレングリコール(PEG)と共に
インキュベーションすることによって融合させることが
できるが、電気的細胞融合(electrofusion)等の他の
方法も適当である。リンパ級と骨髄腫細胞とのハイブリ
ッド(ハイブリドーマ)を選択し、そして適当な栄養培
地中培養することによって生育させる。
【0015】ハイブリドーマは細胞融合の1〜3週間後
特異的抗体の産生について試験される。それ自体当業者
に知られている多数の試験系をこれのために利用するこ
とができる。固体相上XIII因子が吸着されているELI
SA試験系を使用することが好ましい。このハイブリド
ーマの細胞上清を初め固相上XIII因子と接触させて後、
マウスIgGに対する酵素標識抗体とインキュベーショ
ンし、そして次に標識用酵素に対する色素産生基質を添
加することによってXIII因子特異性抗体を検出する。XI
IIA因子に対する特異的抗体を産生する細胞は、顕微鏡
検査下のプレートからの取出し(plating out)によ
り、又は制限希釈法によってクローン化される。クロー
ン細胞株は抗体を得るために生体外で生育させる。モノ
クローナル抗体は、細胞の消費済(spent)の培養基か
ら得られる。このために多くの方法を利用することがで
きる。固定化タン白A又はXIIIA因子上アフィニティク
ロマトグラフィーを実施することが好ましい。
【0016】次にイムノアフィニティクロマトグラフィ
ーに対する適性について精製したモノクローナル抗体を
試験する。これを行なうためには、当業者に周知の方法
によって個々のモノクローナル抗体を適当な支持材料に
カップリングさせる。アフィニティクロマトグラフィー
における支持体として種々の材料、例えばアガロース、
ポリアクリルアミド又はセルロースの誘導体が使用され
る。例えば臭化シアン、カルボジイミドを用いるか、又
は過沃素酸塩を用いる隣接ヒドロキシル基の酸化による
支持体の活性化の後抗体をカップリングさせることがで
きる。多数の支持材料及びカップリング法が当業者に知
られている。原則として、カップリングされる抗体を害
さないか又はわずかにのみ害する普通の支持材料及びカ
ップリング法はどれでも適当である。
【0017】次に種々のモノクローナル抗体とのアフィ
ニティゲルを、XIIIA因子の精製に対するその適性につ
いて試験する。これを行なうためには、XIIIA因子含有
溶液をアフィニティゲルに通し、そしてフロースルー中
のXIII因子活性を求める。XIIIA因子が吸着されている
ゲルは、XIIIA因子の未変形溶離の可能性について試験
する。好ましい操作においてはイムノアフィニティゲル
へのXIIIA因子の結合は低イオン強度の緩衝液中、5.
5〜8.5のpHにおいて又4℃〜37℃の温度におい
て起こる。緩衝液は好ましくは0.01〜0.05モル/
リットルのトリス又は燐酸塩及び0〜0.1モル/リッ
トルのNaClを含有する。精製XIIIA因子を得るため
の次に抗原−抗体コンプレックスの解離は、XIIIA因子
の活性が不可逆的に破壊される条件を必要とすることが
多い。このことがXIII因子活性を保持したまま抗原−抗
体コンプレックスを解離することを許容する抗体が要求
される理由である。種々の温和な溶離剤、例えばいくつ
かの有機溶媒、洗剤、高イオン強度の水溶液又は種々の
溶離剤の組合せを使用することが原則として可能であ
る。XIIIA因子を溶離するのに好ましく使用されるの
は、5.5〜8.5のpHの0.01〜0.05モル/リッ
トルのトリス又は燐酸塩を用いる緩衝液中高濃度のアル
カリ金属又はアルカリ土類金属塩、例えば0.5〜3モ
ル/リットルのNaClである。
【0018】次の実施例は本発明を例示する。
【0019】実施例1 免疫化用抗原(精製XIIIA因子)の製造 a) XIIIA因子精製用イムノアフィニティゲルの製造 アフィニティクロマトグラフィーによってXIIIA因子に
対する抗血清(Behringwerke)からXIIIA因子に対する
ポリクローナル抗体を精製した。これを行なうために抗
血清10mlをタン白A−Rセファロース(Pharmacia)
に通した。このゲルを0.14モル/リットルのNa2
4、pH8.0、500mlで洗浄した。結合抗体を0.
1モル/リットルのグリシン、pH3.0で溶離し、そ
して1モル/リットルのトリス、pH8.0でpH6.5
に調整した。0.1モル/リットルのクエン酸トリナト
リウム(カップリング用緩衝液)に対して透析し、そし
て臭化シアンで活性化したRセファロース4Bにカップ
リングさせた:臭化シアンで活性化したRセファロース
4B 15gを1ミリモル/リットルのHClに懸濁
し、クロマトグラフィーカラム中に詰め、そしてHCl
(1ミリモル/リットル)1000mlで洗浄した。次に
このカラムをカップリング用緩衝液50mlを用いて平衡
化し、そして精製抗体(カップリング緩衝液中2mg/m
l)40mlを含有する密封可能な容器中にゲルを移し、
室温において2時間振とうした。次にこのゲルをカラム
に戻し、カップリング用緩衝液100mlで洗浄し、エタ
ノールアミン−HCl(1モル/リットル、pH8.
0)100mlを含有する密封可能な容器に入れ、室温に
おいて2時間振とうした。このゲルを再びカラム中に移
し、0.1モル/リットルの酢酸ナトリウム、1モル/
リットルのNaCl、pH4.0及び0.1モル/リット
ルのトリス、1モル/リットルのNaCl、pH8.0
各300mlで交互に洗浄した。この操作を5回くり返し
た。最後に、0.01モル/リットルのNa2HPO4
0.01モル/リットルのNaH2PO4、0.15モル/
リットルのNaCl、pH7.2(PBS)を用いて平
衡化し、これで使用準備ができた。
【0020】b) XIII因子の精製 胎盤XIII因子(RFibrogammin, Behringwerke AG)25
00単位を蒸留水に溶解し、イムノアフィニティゲルを
通した。このゲルをPBSで洗浄し、そして280nmの
吸収が0.02未満になるとすぐに0.2Mのグリシン、
pH2.5で溶離した。溶離液はSDSポリアクリルア
ミドゲル電気泳動において単一バンドとして現われるXI
IIA因子を含有していた。
【0021】実施例2 XIIIA因子に対するモノクローナル抗体の製造 a) マウスの免疫 完全 Freund アジュバント中XIIIA因子(実施例1のと
おり製造)50μgのエマルジョンの皮下注射によって
雌BALB/cマウスを免疫した(1日目)。不完全 F
reund アジュバント中エマルジョンにしたXIIIA因子3
0μgを28及び56日目の各々に同様に皮下注射し
た。これに続いて92日目に生理食塩水0.5ml中XIII
A因子100μgを腹腔内注射した。
【0022】b) リンパ球の骨髄腫細胞との融合 95日目に脾臓を取り出して後、機械的分解によってリ
ンパ球(約1×108細胞)が得られた。このリンパ球
を Dulbecco の修正 Eagle 培地(DMDE)中洗浄
し、骨髄腫細胞株SP2/0−Ag14、5×10
胞と混合し、回転沈下(spin down)させた。上清を完
全に取り出し、次にDMEM中ポリエチレングリコール
4000の50%強度の溶液0.5mlを1分間にわたっ
て1滴ずつ細胞ペレットに添加した。懸濁液を37℃に
おいて90秒間インキュベーションし、次にDMEM
7.5mlを5分間にわたって添加することにより希釈し
た。室温において10分間インキュベーションして後D
MEMで容量を40mlとし、細胞を回転沈下させた。上
清を吸引して除き、次に20%のウシ胎児血清(FC
S)及び13.6mg/mlのヒポキサンチン、0.18mg/
mlのアミノプテリン、3.9mg/mlのチミジンを含有す
るDMEM(HAT培地)中再懸濁し、6つのマイクロ
タイタープレート(ウエルあたり200μl)上インキ
ュベーションした。使用済の培地を3〜4日の間隔で新
鮮なものと置換し、10日後HAT培地をHT培地に置
換した。
【0023】c) XIIIA因子に対する抗体の検定 融合14日後に、この融合細胞の細胞培養上清を酵素免
疫検定によってXIIIA因子に対する抗体について検定し
た:0.1モル/リットルのNaCl、0.1モル/リッ
トルの酢酸ナトリウム、pH5.5中0.5μg/mlの因
子XIIIAと共にポリスチレンマイクロタイタープレート
をインキュベーション(4℃、24時間)した。次に細
胞培養上清を適用(37℃、2時間)、続いてパーオキ
シダーゼを接合したマウスIgGに対する抗体と共にイ
ンキュベーションした。使用した基質は0.1モル/リ
ットルのクエン酸、0.1モル/リットルのNa2HPO
4、pH4.5中0.1%(重量/容量)の2,2′−アジ
ノ−ビス(3−エチルベンゾチアゾリン−6−スルフォ
ン酸及び0.12%(容量/容量)のH22の溶液であ
った。37℃において30分間インキュベーションして
後、405nmの吸収を測定した。個々のインキュベーシ
ョン工程の間検定プレートのウエルをPBS/Tween で
洗浄した。
【0024】d) 抗体産生細胞株のクローニング 前述した酵素免疫検定において強い陽性反応(吸収>
1.5)を上清が示した細胞を制限希釈法によってクロ
ーン化した。このためには、20%のFCS及び5%の
RHECS(Costar)を含有するDMEM中約60の細
胞を細胞培養プレートの96のウエルにわたって分配し
た。個々のクローンを顕微病下に同定し、そして抗体産
生について検定した。このクローニングを2回くり返し
た。
【0025】e) モノクローナル抗体の精製 クローン細胞株をローラーびん中に移し、そして Iscov
e の修正 Dulbecco 培地中培養して抗体を得た。細胞を
遠心分離及び低フィルターを通して濾過することによっ
て除去し、そして限外濾過によって上清を約10分の1
に濃縮した。濃縮物をタン白A−RセファロースCL−
4B(Pharmacia)に通し、そして結合IgGを0.2モ
ル/リットルのグリシン/HCl、pH3.0で溶離し
た。タン白含有画分を0.1モル/リットルのクエン酸
塩、pH6.5に対して透析し、限外濾過によって約5m
g/mlに濃縮した。
【0026】実施例3 イムノアフィニティクロマトグラフィーによる未変性胎
盤XIIIA因子の精製 胎盤XIII因子の凍結乾燥濃縮物(RFibrogammin, Behrin
gwerke AG)を蒸留水に溶解した。この溶液10ml(5.
2U/mgの比活性を持つXIII因子600単位に相当)ず
つを、モノクローナル抗体を持つアフィニティゲル(実
施例2のとおり精製し、臭化シアンによって活性化され
たRセファロース4Bに実施例1のとおりカップリン
グ)に通した。次に洗浄用緩衝液(0.03モル/リッ
トルのNaCl、0.02モル/リットルのNa2HPO
4、pH7.4)100mlを用いて未結合のタン白を洗い
出した。XIIIA因子は1モル/リットルのNaClを含
有する洗浄用緩衝液で溶離した。比活性は90〜105
U/mgであった:このタン白は、SDSポリアクリルア
ミドゲル電気泳動において75,000ダルトンの分子
量を持つ1つのバンドとして現われた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:91)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イムノアフィニティクロマトグラフィー
    による凝固XIII又はXIIIA因子の精製法であって、支持
    材料(アフィニティ材料)に結合されているXIIIAに対
    するモノクローナル抗体とXIII又はXIIIA因子を含有す
    る溶液を接触させ、アフィニティ材料と液体とを互に分
    離し、そしてアフィニティ材料から生物活性形態でXIII
    又はXIIIA因子を溶離することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 モノクローナル抗体の免疫反応性フラグ
    メント又は誘導体が支持材料に結合されている請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 IgGクラスのモノクローナル抗体が使
    用される請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 アルカリ金属又はアルカリ土類金属塩
    0.5〜3モル/リットルを含有する緩衝液が溶離のた
    めに使用される請求項1〜3のうち少なくとも1項記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 IgMクラスを除くXIIIA因子に対する
    モノクローナル抗体。
  6. 【請求項6】 IgGクラスの請求項5記載のモノクロ
    ーナル抗体。
  7. 【請求項7】 支持材料に結合されている請求項5記載
    のモノクローナル抗体。
  8. 【請求項8】 XIIIA因子に対するモノクローナル抗体
    又はこの型の抗体のフラグメント又は誘導体のXIII又は
    XIIIA因子を精製するための使用。
JP4222336A 1991-08-22 1992-08-21 Xiii因子の精製法、xiiia因子に対するモノクローナル抗体、その製造及び使用 Pending JPH05268990A (ja)

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DE4127841A DE4127841A1 (de) 1991-08-22 1991-08-22 Verfahren zur reinigung von faktor xiii, monoklonale antikoerper gegen faktor xiiia, ihre herstellung und verwendung
DE4127841:0 1991-08-22

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EP (1) EP0529348B1 (ja)
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KR (1) KR100245542B1 (ja)
AT (1) ATE226595T1 (ja)
AU (1) AU649868B2 (ja)
CA (1) CA2076557C (ja)
DE (2) DE4127841A1 (ja)
ES (1) ES2183803T3 (ja)

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