JPH05266969A - 面状採暖具の製造方法 - Google Patents
面状採暖具の製造方法Info
- Publication number
- JPH05266969A JPH05266969A JP6456792A JP6456792A JPH05266969A JP H05266969 A JPH05266969 A JP H05266969A JP 6456792 A JP6456792 A JP 6456792A JP 6456792 A JP6456792 A JP 6456792A JP H05266969 A JPH05266969 A JP H05266969A
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- JP
- Japan
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- water
- unit
- surface material
- heating
- manufacturing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は電気カーペット、フロアヒータ等の
面状採暖具の製造方法に関するもので、部品点数を少な
くして製造方法を簡略化し、かつ、接着作業も十分時間
の余裕をもつことができ、さらに強固で安定した接着強
度を確保することを目的としたものである。 【構成】 表面に熱融着性被覆層1をもつ発熱線2の前
記熱融着性被覆層1と通気性のある表面材4とを熱融着
してユニット6を形成し、前記ユニット6の前記発熱線
2と反対側の前記表面材4の上に水を塗布し、水硬化型
接着剤9を塗布した裏面材11の上に前記ユニットを前
記発熱線2側を対向させて載置し、加熱・加圧して接着
一体化する。
面状採暖具の製造方法に関するもので、部品点数を少な
くして製造方法を簡略化し、かつ、接着作業も十分時間
の余裕をもつことができ、さらに強固で安定した接着強
度を確保することを目的としたものである。 【構成】 表面に熱融着性被覆層1をもつ発熱線2の前
記熱融着性被覆層1と通気性のある表面材4とを熱融着
してユニット6を形成し、前記ユニット6の前記発熱線
2と反対側の前記表面材4の上に水を塗布し、水硬化型
接着剤9を塗布した裏面材11の上に前記ユニットを前
記発熱線2側を対向させて載置し、加熱・加圧して接着
一体化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気カーペット、フロア
ヒータ等の面状採暖具の製造方法に関するものである。
ヒータ等の面状採暖具の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の面状採暖具の製造方法は特開昭5
8−78383号に示すような方法が一般的であった。
以下その方法について図3を参照しながら説明する。図
3のa工程〜d工程に示すように、発熱線11を基板1
2上に所定位置に配設し、ポリエステル、ポリエチレン
高分子シートや不織布13に熱プレス14にて接着する
a工程と発熱線組み込み基材15と裏面材16とをポリ
エチレンシート17を介在させて熱プレス18により接
着一体化するb工程と、裏面材付き発熱線組み込み基材
19とし、その上に、ロールコータ20でウレタン系水
反応型接着剤21を塗布し、次いで水22をスプレー2
3により噴霧し、するc工程とさらにその上に表面材2
4を載せて熱プレス25によって加熱・加圧して接着層
26を形成して接着一体化するd工程よりなるものであ
った。
8−78383号に示すような方法が一般的であった。
以下その方法について図3を参照しながら説明する。図
3のa工程〜d工程に示すように、発熱線11を基板1
2上に所定位置に配設し、ポリエステル、ポリエチレン
高分子シートや不織布13に熱プレス14にて接着する
a工程と発熱線組み込み基材15と裏面材16とをポリ
エチレンシート17を介在させて熱プレス18により接
着一体化するb工程と、裏面材付き発熱線組み込み基材
19とし、その上に、ロールコータ20でウレタン系水
反応型接着剤21を塗布し、次いで水22をスプレー2
3により噴霧し、するc工程とさらにその上に表面材2
4を載せて熱プレス25によって加熱・加圧して接着層
26を形成して接着一体化するd工程よりなるものであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の製造方法では、表面材24、高分子シートや不織布
13、ポリエチレンシート17、発熱線11、裏面材1
6及びウレタン系水反応型接着剤19を必要とするため
製造方法が複雑である。又、裏面材付き発熱線組み込み
基材19上に、ロールコータでウレタン系水反応型接着
剤21を塗布し、次いで水22をスプレー23により噴
霧するため、ウレタン系水反応型接着剤21と水22の
反応が表面剤24を載せる前に既に始まっており、速く
表面材24を載せないとウレタン系水反応型接着剤21
が硬化して十分な接着強度が得られない。さらに、表面
材24にはウレタン系水反応型接着剤21も水22も塗
らないので、ウレタン系水反応型接着剤21や水22と
表面材が十分になじまないため、接着強度が安定しない
という課題があった。本発明は上記課題を解決するもの
で、部品点数を少なくして製造方法を簡略化し、かつ、
接着作業する場合も十分時間の余裕をもつことができ、
さらに強固で安定した接着強度を確保することを目的と
したものである。
来の製造方法では、表面材24、高分子シートや不織布
13、ポリエチレンシート17、発熱線11、裏面材1
6及びウレタン系水反応型接着剤19を必要とするため
製造方法が複雑である。又、裏面材付き発熱線組み込み
基材19上に、ロールコータでウレタン系水反応型接着
剤21を塗布し、次いで水22をスプレー23により噴
霧するため、ウレタン系水反応型接着剤21と水22の
反応が表面剤24を載せる前に既に始まっており、速く
表面材24を載せないとウレタン系水反応型接着剤21
が硬化して十分な接着強度が得られない。さらに、表面
材24にはウレタン系水反応型接着剤21も水22も塗
らないので、ウレタン系水反応型接着剤21や水22と
表面材が十分になじまないため、接着強度が安定しない
という課題があった。本発明は上記課題を解決するもの
で、部品点数を少なくして製造方法を簡略化し、かつ、
接着作業する場合も十分時間の余裕をもつことができ、
さらに強固で安定した接着強度を確保することを目的と
したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、表面に熱融着性被覆層をもつ発熱体の前記熱
融着性被覆層と通気性のある表面材とを熱融着してユニ
ットを形成する工程と、前記ユニットの前記発熱体と反
対側の前記表面材の上に水を塗布し、水硬化型接着剤を
塗布する工程と、さらに裏面材の上に前記ユニットを前
記発熱体側を対向させて載置し、上下より加熱・加圧し
て接着一体化する工程よりなる。
するため、表面に熱融着性被覆層をもつ発熱体の前記熱
融着性被覆層と通気性のある表面材とを熱融着してユニ
ットを形成する工程と、前記ユニットの前記発熱体と反
対側の前記表面材の上に水を塗布し、水硬化型接着剤を
塗布する工程と、さらに裏面材の上に前記ユニットを前
記発熱体側を対向させて載置し、上下より加熱・加圧し
て接着一体化する工程よりなる。
【0005】
【作用】本発明は上記製造方法によって、使用する部品
・材料は通気性のある表面材、表面に熱融着性被覆層を
もつ発熱体、水硬化型接着剤、水、裏面材であり、従来
のように高分子シートや不織布、ポリエチレンシートを
使わない。さらに、発熱体と反対側の表面材の上に水を
塗布したユニットを、水硬化型接着剤を塗布した裏面材
の上に発熱体を対向させて載せるので、接着剤は反応し
ないので十分時間の余裕をもって作業することができ
る。又、加熱・加圧により、通気性のある表面材の上の
水が蒸発して、裏面材に塗布した水硬化型接着剤と十分
に反応することにより強固で安定した接着強度を得る。
・材料は通気性のある表面材、表面に熱融着性被覆層を
もつ発熱体、水硬化型接着剤、水、裏面材であり、従来
のように高分子シートや不織布、ポリエチレンシートを
使わない。さらに、発熱体と反対側の表面材の上に水を
塗布したユニットを、水硬化型接着剤を塗布した裏面材
の上に発熱体を対向させて載せるので、接着剤は反応し
ないので十分時間の余裕をもって作業することができ
る。又、加熱・加圧により、通気性のある表面材の上の
水が蒸発して、裏面材に塗布した水硬化型接着剤と十分
に反応することにより強固で安定した接着強度を得る。
【0006】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1を参照して説明
する。
する。
【0007】図1は本発明の面状採暖具のa工程〜c工
程の製造工程を示す。表面に熱融着性被覆層1をもつ発
熱線2を所定の治具3に配線し、その上に通気性のある
表面材4(ニドルパンチフェルト、不織布、カーペット
等)を置き、さらにその上から熱盤5にて加圧・加熱す
ることにより、熱融着性被覆層1を熱融着して表面材4
と接着してユニット化するa工程である。このユニット
6を治具3からはずし、発熱線と反対側の表面材4の上
より水7をスプレーガン8によって前面に均一に塗布し
たユニット6を、水硬化型接着材9をスプレーガン10
によって裏面材11に均一に塗布するb工程と、その上
に発熱線2を対向させて置き、熱プレス12にて加熱・
加圧するc工程よりなり水7が蒸発して水硬化型接着剤
9と反応して接着層13を形成し、面状採暖具を得る。
本発明に用いる硬化剤としての水は、純水、水道水、反
応促進剤含有水のいずれを用いてもよい。
程の製造工程を示す。表面に熱融着性被覆層1をもつ発
熱線2を所定の治具3に配線し、その上に通気性のある
表面材4(ニドルパンチフェルト、不織布、カーペット
等)を置き、さらにその上から熱盤5にて加圧・加熱す
ることにより、熱融着性被覆層1を熱融着して表面材4
と接着してユニット化するa工程である。このユニット
6を治具3からはずし、発熱線と反対側の表面材4の上
より水7をスプレーガン8によって前面に均一に塗布し
たユニット6を、水硬化型接着材9をスプレーガン10
によって裏面材11に均一に塗布するb工程と、その上
に発熱線2を対向させて置き、熱プレス12にて加熱・
加圧するc工程よりなり水7が蒸発して水硬化型接着剤
9と反応して接着層13を形成し、面状採暖具を得る。
本発明に用いる硬化剤としての水は、純水、水道水、反
応促進剤含有水のいずれを用いてもよい。
【0008】上記製造方法において、使用する部品・材
料は表面材4、表面に熱融着性被覆層1をもつ発熱線
2、水7、水硬化型接着剤9、裏面材11であり、部品
点数が少ないため、製造方法が上記のように簡単にな
る。さらに、発熱線2と反対側の表面材の上に水を塗布
したユニットを、水硬化型接着剤を塗布した裏面材の上
に発熱体を対向させて載せるので、加熱・加圧するまで
は水硬化型接着剤7は反応しないので十分時間の余裕を
もって作業することができる。
料は表面材4、表面に熱融着性被覆層1をもつ発熱線
2、水7、水硬化型接着剤9、裏面材11であり、部品
点数が少ないため、製造方法が上記のように簡単にな
る。さらに、発熱線2と反対側の表面材の上に水を塗布
したユニットを、水硬化型接着剤を塗布した裏面材の上
に発熱体を対向させて載せるので、加熱・加圧するまで
は水硬化型接着剤7は反応しないので十分時間の余裕を
もって作業することができる。
【0009】図1の実施例においては、表布4側を上に
して熱プレス12にて加圧・加熱したが、図2に示すよ
うに表布4側を下にして熱プレスしても同じように面状
採暖具を得ることができる。
して熱プレス12にて加圧・加熱したが、図2に示すよ
うに表布4側を下にして熱プレスしても同じように面状
採暖具を得ることができる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明の面状採暖具
の製造方法によれば、表面に熱融着性被覆層をもつ発熱
体を所定位置に配設し、前記発熱体の熱融着性被覆層と
通気性のある表面材と熱融着してユニットを形成し、前
記ユニットの発熱体と反対側の表面材の上に水を塗布
し、水硬化型接着剤を塗布した裏面材の上に発熱体を対
向させて載置し、加熱・加圧して接着一体化する製造方
法としたことにより、熱プレスするまで接着剤が反応し
ないため作業時間は十分余裕をとることができ、また部
品点数が少ないため、製造方法が簡単になり、かつ、強
固で安定した接着強度を得ることができる。
の製造方法によれば、表面に熱融着性被覆層をもつ発熱
体を所定位置に配設し、前記発熱体の熱融着性被覆層と
通気性のある表面材と熱融着してユニットを形成し、前
記ユニットの発熱体と反対側の表面材の上に水を塗布
し、水硬化型接着剤を塗布した裏面材の上に発熱体を対
向させて載置し、加熱・加圧して接着一体化する製造方
法としたことにより、熱プレスするまで接着剤が反応し
ないため作業時間は十分余裕をとることができ、また部
品点数が少ないため、製造方法が簡単になり、かつ、強
固で安定した接着強度を得ることができる。
【図1】本発明の実施例における面状採暖具の製造工程
図
図
【図2】他の実施例における面状採暖具の製造工程図
【図3】従来の面状採暖具の製造工程図
1 熱融着性被覆層 2 発熱線 4 表面材 6 ユニット 7 水 9 水硬化型接着剤 11 裏面材
フロントページの続き (72)発明者 有馬 聡 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】表面に熱融着性被覆層をもつ発熱体の前記
熱融着性被覆層と通気性のある表面材とを熱融着してユ
ニットを形成する工程と、前記ユニットの前記発熱体と
反対側の前記表面材の上に水を塗布し、水硬化型接着剤
を塗布する工程とさらに裏面材の上に前記ユニットの前
記発熱体側を対向させて載置し、上下より加熱・加圧し
て接着一体化する工程とよりなる面状採暖具の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6456792A JPH05266969A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 面状採暖具の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6456792A JPH05266969A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 面状採暖具の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05266969A true JPH05266969A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=13261942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6456792A Pending JPH05266969A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 面状採暖具の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05266969A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003509820A (ja) * | 1999-09-16 | 2003-03-11 | コングスバリ オートモーティブ アーベー | 車内を加熱するための加熱素子を製造および付与する方法 |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP6456792A patent/JPH05266969A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003509820A (ja) * | 1999-09-16 | 2003-03-11 | コングスバリ オートモーティブ アーベー | 車内を加熱するための加熱素子を製造および付与する方法 |
JP4776129B2 (ja) * | 1999-09-16 | 2011-09-21 | コングスバーグ オートモーティブ アーベー | 車内を加熱するための加熱素子を製造および付与する方法 |
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