JPH0526686Y2 - - Google Patents
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- JPH0526686Y2 JPH0526686Y2 JP1988111181U JP11118188U JPH0526686Y2 JP H0526686 Y2 JPH0526686 Y2 JP H0526686Y2 JP 1988111181 U JP1988111181 U JP 1988111181U JP 11118188 U JP11118188 U JP 11118188U JP H0526686 Y2 JPH0526686 Y2 JP H0526686Y2
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Landscapes
- Fuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、電子機器に組込まれる各種基板に取
付けて回路保護を行うよう設計された完全密封形
リード線付き超小形ヒユーズに関する。
付けて回路保護を行うよう設計された完全密封形
リード線付き超小形ヒユーズに関する。
従来、この種のリード線付きヒユーズは第1図
イのように円筒状の磁器、樹脂管等にヒユーズ線
を挿通させその両端にリード線を溶接した口金を
その内部に予め溶着してあるはんだを再度溶融さ
せて固定し、さらにヒユーズ全体を熱収縮チユー
ブを覆せたり、あるいは同図ロのように絶縁性樹
脂で被覆させたもの等が一般に普及している。
イのように円筒状の磁器、樹脂管等にヒユーズ線
を挿通させその両端にリード線を溶接した口金を
その内部に予め溶着してあるはんだを再度溶融さ
せて固定し、さらにヒユーズ全体を熱収縮チユー
ブを覆せたり、あるいは同図ロのように絶縁性樹
脂で被覆させたもの等が一般に普及している。
しかしこれらのものはいずれも次のような欠点
を有していた。
を有していた。
(1) リード線を溶接した口金を用いるためヒユー
ズ線のはんだ付けは口金の内部で行わなければ
ならず微細な部品と相交つてヒユーズ線の張渡
状態が目視で見えないため、かなり製作に熟練
を要し生産性がよくない。
ズ線のはんだ付けは口金の内部で行わなければ
ならず微細な部品と相交つてヒユーズ線の張渡
状態が目視で見えないため、かなり製作に熟練
を要し生産性がよくない。
(2) ヒユーズ線の張渡と同時に筒と口金の接着が
行われるため口金内に予め溶着するはんだが接
着剤と混じり飛散してヒユーズ線への均等な量
の溶着が不安定になり易く電気的性能上バラツ
キが多い。
行われるため口金内に予め溶着するはんだが接
着剤と混じり飛散してヒユーズ線への均等な量
の溶着が不安定になり易く電気的性能上バラツ
キが多い。
(3) リード線が軸方向に伸びているいわゆるアキ
シヤル形で仕上げられるため実装状態では基板
のスルーホール(取付け穴)にラジアル形にし
て用いられるのに一定のフオーミング治具を必
要としなければならない。
シヤル形で仕上げられるため実装状態では基板
のスルーホール(取付け穴)にラジアル形にし
て用いられるのに一定のフオーミング治具を必
要としなければならない。
(4) 熱収縮チユーブで覆つたものは、加熱による
収縮チユーブの収縮率のバラツキにより隙間が
生じ完全な密封性が得られない。
収縮チユーブの収縮率のバラツキにより隙間が
生じ完全な密封性が得られない。
(5) 筒材に磁器、樹脂を用いているため従来品で
は内部のヒユーズ線の断線状態が目視で確認で
きない。
は内部のヒユーズ線の断線状態が目視で確認で
きない。
以上のような欠点を除去するためなされたもの
であり、本考案のリード線付きヒユーズにおいて
は、ヒユーズ線と口金およびリード線の接続は口
金の端面にて外部ではんだ付け固定して行われ
る。
であり、本考案のリード線付きヒユーズにおいて
は、ヒユーズ線と口金およびリード線の接続は口
金の端面にて外部ではんだ付け固定して行われ
る。
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
第2図は、本考案の一実施例によるリード線付
き超小形ヒユーズの断面斜視図であるが、ヒユー
ズ線を張渡される筒状ケースAは、直径1.5ミリ
をもつ透明なガラスもしくはポリカボネート樹脂
等の耐熱性絶縁材からなる第1の筒体1とこの両
端に底部中央に0.6ミリの小穴2a,2′aをあけ
た直径1.9ミリ、内径1.6ミリのカツプ状口金2,
2′を嵌着して形成された全長5ミリで仕上げら
れたものであり、このケースA内には一方の口金
2の小穴2aを挿通され、さらに他方の口金2′
の小穴2′aに通過されたヒユーズ線3が両端の
口金2,2′の端面ではんだめつき処理の銅細線
からなるリード線4,4′とともはんだ10によ
り張渡接続され、さらにこれらは内径2ミリでし
かも透明度を有する第2の耐熱性絶縁材からなる
全更8ミリの第2の筒体5に配置され、両端の空
間に耐熱性を有する熱硬化性絶縁樹脂6を充填し
て固定されたものである。
き超小形ヒユーズの断面斜視図であるが、ヒユー
ズ線を張渡される筒状ケースAは、直径1.5ミリ
をもつ透明なガラスもしくはポリカボネート樹脂
等の耐熱性絶縁材からなる第1の筒体1とこの両
端に底部中央に0.6ミリの小穴2a,2′aをあけ
た直径1.9ミリ、内径1.6ミリのカツプ状口金2,
2′を嵌着して形成された全長5ミリで仕上げら
れたものであり、このケースA内には一方の口金
2の小穴2aを挿通され、さらに他方の口金2′
の小穴2′aに通過されたヒユーズ線3が両端の
口金2,2′の端面ではんだめつき処理の銅細線
からなるリード線4,4′とともはんだ10によ
り張渡接続され、さらにこれらは内径2ミリでし
かも透明度を有する第2の耐熱性絶縁材からなる
全更8ミリの第2の筒体5に配置され、両端の空
間に耐熱性を有する熱硬化性絶縁樹脂6を充填し
て固定されたものである。
この場合、第2の筒体5の両端の空間に充填さ
れる熱硬化性絶縁樹脂6は、次のような効果があ
る。すなわちヒユーズ線3と口金2,2′および
リード線4,4′の接続するはんだ10を固着さ
せるため機械的強度が極めて強化されこの種のリ
ード線を有する電子部品の引張り、曲げ強度の最
小許容値である2.3Kgは完全にクリアできる。
れる熱硬化性絶縁樹脂6は、次のような効果があ
る。すなわちヒユーズ線3と口金2,2′および
リード線4,4′の接続するはんだ10を固着さ
せるため機械的強度が極めて強化されこの種のリ
ード線を有する電子部品の引張り、曲げ強度の最
小許容値である2.3Kgは完全にクリアできる。
またこの第2の筒体の空間部に充填される樹脂
は耐熱性を有するため基板にはんだ付けされた場
合でも温度260℃のはんだごてを最大8秒程度当
てていてもリード線の口金からの外れ、樹脂の溶
融等はなく実用上全く問題はない。
は耐熱性を有するため基板にはんだ付けされた場
合でも温度260℃のはんだごてを最大8秒程度当
てていてもリード線の口金からの外れ、樹脂の溶
融等はなく実用上全く問題はない。
さらにこの樹脂の充填のためヒユーズ本体は完
全密封形の構造になるため基板組立後の水、その
他の洗滌液等を使用しても内部への浸入はない。
全密封形の構造になるため基板組立後の水、その
他の洗滌液等を使用しても内部への浸入はない。
第3図は、本考案の完全密封形リード線付き超
小形ヒユーズの製作行程を示す斜視図であるが同
図イは、第1の筒体1と両口金2,2′を示し、
この第1の筒体1の両端部1a,1bに接着剤2
0を粘付して同図ロのような超小形のケースAが
得られる。このケースAを予め大量化することで
本ヒユーズの量産化ができる。次に同図ハのよう
にヒユーズ線3をケースAに一方の口金2の穴2
aから他方の口金2′の穴2′aを挿通させ、同図
ニ,ホのように一方の口金2の端面で一方のリー
ド線4とともにはんだ10にて外部にて接続す
る。同様にして他方のリード線4′も口金2′の穴
2′aを通過したヒユーズ線3を張渡して外部よ
りはんだ10で接続する。
小形ヒユーズの製作行程を示す斜視図であるが同
図イは、第1の筒体1と両口金2,2′を示し、
この第1の筒体1の両端部1a,1bに接着剤2
0を粘付して同図ロのような超小形のケースAが
得られる。このケースAを予め大量化することで
本ヒユーズの量産化ができる。次に同図ハのよう
にヒユーズ線3をケースAに一方の口金2の穴2
aから他方の口金2′の穴2′aを挿通させ、同図
ニ,ホのように一方の口金2の端面で一方のリー
ド線4とともにはんだ10にて外部にて接続す
る。同様にして他方のリード線4′も口金2′の穴
2′aを通過したヒユーズ線3を張渡して外部よ
りはんだ10で接続する。
この場合、リード線4,4′の先端部4a,
4′aは口金2,2′の小穴2a,2′aに挿通し
たとき引掛かかるように直角に曲げてありはんだ
付け時のリード線4,4′のふらつきを防止して
いる。
4′aは口金2,2′の小穴2a,2′aに挿通し
たとき引掛かかるように直角に曲げてありはんだ
付け時のリード線4,4′のふらつきを防止して
いる。
ヒユーズ線3が外部からはんだ付けされるの
で、ヒユーズ線3の張渡状態を目視で確認しなが
ら作業ができるので接続状態が確実になる。
で、ヒユーズ線3の張渡状態を目視で確認しなが
ら作業ができるので接続状態が確実になる。
同図ヘは、前記ケースAにヒユーズ線3、リー
ド線4,4′を接続したものをさらに同図トのよ
うに透明な耐熱性絶縁材からなる第2の筒体5に
挿入し、同図チのように第2の筒体5の中央に配
置しその両端の空間部5a,5bに耐熱性の熱硬
化性絶縁樹脂6を充填して同図リのような完成品
が得られる。
ド線4,4′を接続したものをさらに同図トのよ
うに透明な耐熱性絶縁材からなる第2の筒体5に
挿入し、同図チのように第2の筒体5の中央に配
置しその両端の空間部5a,5bに耐熱性の熱硬
化性絶縁樹脂6を充填して同図リのような完成品
が得られる。
上記の工程の内、第3図トの状態の筒状ケース
Aとリード線を接続したものを第2の筒体5に挿
入されるとき前者の外径と後者の内径は極めて寸
法的にしつくりしたはめ合が得られるので位置固
定が容易であり両端の空間部5a,5bへの熱硬
化性絶縁樹脂6の充填作業も能率的に行われる。
また充填される熱硬化性絶縁樹脂6は、粘性のあ
る充填剤のためケースAの両口金2,2′より内
方の第1の筒体1へは浸入してしまうことはな
い。
Aとリード線を接続したものを第2の筒体5に挿
入されるとき前者の外径と後者の内径は極めて寸
法的にしつくりしたはめ合が得られるので位置固
定が容易であり両端の空間部5a,5bへの熱硬
化性絶縁樹脂6の充填作業も能率的に行われる。
また充填される熱硬化性絶縁樹脂6は、粘性のあ
る充填剤のためケースAの両口金2,2′より内
方の第1の筒体1へは浸入してしまうことはな
い。
第4図は以上の工程で得られた本考案の完全密
封形リード線付き超小形ヒユーズの縦断面図であ
るが、ケースA内に張渡されているヒユーズ線3
は両端の口金2,2′の端面でリード線4,4′と
もに外部からはんだ10によりはんだ付けされ、
しかもこれらの接合部は耐熱性の熱硬化性絶縁樹
脂6によつて埋設固定され機械的にも堅固な構造
となつている。
封形リード線付き超小形ヒユーズの縦断面図であ
るが、ケースA内に張渡されているヒユーズ線3
は両端の口金2,2′の端面でリード線4,4′と
もに外部からはんだ10によりはんだ付けされ、
しかもこれらの接合部は耐熱性の熱硬化性絶縁樹
脂6によつて埋設固定され機械的にも堅固な構造
となつている。
またこの固定により実際に本考案のリード線付
き超小形ヒユーズを用いる場合、これまでは基板
への取付けに際しては軸方向にのびているリード
線を直角に曲げてピツチをそろえるのを常とし、
その曲げ方も第5図のような治具Tを用いて一定
の間隔で行わなければならなかつたが本考案品に
おいては第2の筒体の熱硬化性絶縁樹脂充填部か
ら直接曲げることが可能となるため曲げ治具Tの
必要がなく素手でフオーミングできるので便利で
ある。
き超小形ヒユーズを用いる場合、これまでは基板
への取付けに際しては軸方向にのびているリード
線を直角に曲げてピツチをそろえるのを常とし、
その曲げ方も第5図のような治具Tを用いて一定
の間隔で行わなければならなかつたが本考案品に
おいては第2の筒体の熱硬化性絶縁樹脂充填部か
ら直接曲げることが可能となるため曲げ治具Tの
必要がなく素手でフオーミングできるので便利で
ある。
以上のように本考案の完全密封形リード線付き
小形ヒユーズは、これまでこの種ヒユーズに行わ
れてきたヒユーズ線の接続を内部はんだ方式から
外部はんだ方式にすることで作業性ならびに生産
性を良好にし、さらに性能性、基板への取付けの
容易化およびはんだ付け後の洗滌における防水等
を向上させた画期的な基板用ヒユーズである。
小形ヒユーズは、これまでこの種ヒユーズに行わ
れてきたヒユーズ線の接続を内部はんだ方式から
外部はんだ方式にすることで作業性ならびに生産
性を良好にし、さらに性能性、基板への取付けの
容易化およびはんだ付け後の洗滌における防水等
を向上させた画期的な基板用ヒユーズである。
また第1の筒体には透明な耐熱性絶縁材である
ガラス細管を用いているため内部のヒユーズ線が
目視でみることができるので断線等の有無が確認
できるとともに第1の筒体をもつケースAの外形
寸法を調整することにより種々の外形寸法を有す
る密封形リード線付き小形ヒユーズをも製作でき
ることはいうまでもない。
ガラス細管を用いているため内部のヒユーズ線が
目視でみることができるので断線等の有無が確認
できるとともに第1の筒体をもつケースAの外形
寸法を調整することにより種々の外形寸法を有す
る密封形リード線付き小形ヒユーズをも製作でき
ることはいうまでもない。
第1図イ,ロは、従来のリード線付き小形ヒユ
ーズの外観斜視図、第2図は、本考案の完全密封
形リード線付き超小形ヒユーズの断面斜視図、第
3図は、本考案品の製作工程を示す斜視図、第4
図は、本考案の完成品の縦断面図、第5図は、従
来品に用いられているリード線の曲げ治具。 部番1は、第1の筒体、2は、口金、3は、ヒ
ユーズ線、4は、リード線、5は、第2の筒体、
6は、熱硬化性絶縁樹脂、10は、はんだ。
ーズの外観斜視図、第2図は、本考案の完全密封
形リード線付き超小形ヒユーズの断面斜視図、第
3図は、本考案品の製作工程を示す斜視図、第4
図は、本考案の完成品の縦断面図、第5図は、従
来品に用いられているリード線の曲げ治具。 部番1は、第1の筒体、2は、口金、3は、ヒ
ユーズ線、4は、リード線、5は、第2の筒体、
6は、熱硬化性絶縁樹脂、10は、はんだ。
Claims (1)
- 透明なガラスもしくはポリカボネート樹脂等の
耐熱性絶縁材からなる1.5ミリの極めて細い外径
を有する第1の筒体1とこの両端に嵌着した外径
1.9ミリ、内径1.6ミリのカツプ状口金2,2′か
らなる筒状ケースA内に、前記カツプ状口金2,
2′の底部中央にあけられた小穴2a,2′aを挿
通した細線状のヒユーズ線3を引渡し、さらにこ
の部分にはんだめつき処理を施した銅細線からな
るリード線付き超小形ヒユーズにおいて、このリ
ード線付き超小形ヒユーズ筒状ケースAの外径
1.9ミリの口金を押込んだときしつくり挿着でき
るような2ミリの内径とさらにこのリード線付き
超小形ヒユーズの筒状ケースAの5ミリの全長よ
り多少長めの8ミリの全長と透明度を有する耐熱
性絶縁材からなる第2の筒体5内に、前記リード
線付き超小形ヒユーズ全体を挿入するとともにこ
のヒユーズの筒状ケースAを前記第2の筒体5の
中央に配置させ、両端の空間部5a,5bに熱硬
化性絶縁樹脂6を充填して構成したことを特徴と
する完全密封形リード線付き超小形ヒユーズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988111181U JPH0526686Y2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988111181U JPH0526686Y2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0232643U JPH0232643U (ja) | 1990-02-28 |
JPH0526686Y2 true JPH0526686Y2 (ja) | 1993-07-06 |
Family
ID=31349006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988111181U Expired - Lifetime JPH0526686Y2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0526686Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0677434B2 (ja) * | 1989-07-19 | 1994-09-28 | 株式会社長沢電機製作所 | 超小型リード線付ヒューズ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6459734A (en) * | 1987-08-03 | 1989-03-07 | Littelfuse Inc | Method of manufacturing sealed fuse and fuse manufactured by the method |
-
1988
- 1988-08-26 JP JP1988111181U patent/JPH0526686Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0232643U (ja) | 1990-02-28 |
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