JPH1076U - 両面実装形基板用ヒューズ - Google Patents

両面実装形基板用ヒューズ

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JPH1076U
JPH1076U JP5279993U JP5279993U JPH1076U JP H1076 U JPH1076 U JP H1076U JP 5279993 U JP5279993 U JP 5279993U JP 5279993 U JP5279993 U JP 5279993U JP H1076 U JPH1076 U JP H1076U
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JP
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fuse
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cylindrical body
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JP5279993U
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Inventor
紀男 長内
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株式会社アサヒ電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一種類の基板用ヒューズを面実装用基板ランド
及びスルーホール用基板に両用実装できる基板用ヒュー
ズの提供。 【構成】カップ状口金の外径に同一寸法で下端に幅W、
長さLとさらにこの下端に幅w、長さlのリード板を前
記カップ状口金の中心部でスポット溶接したリード板付
端子を形成し、これを第1の筒体に張渡されたヒューズ
線とともに嵌着してなるリード板付きヒューズB、この
リード板付きヒューズBに第2の筒体を覆せ、その中央
部にこれを配置するとともに第2の筒体の両端の開口の
空間部に接着剤を充填接着固定後、突出のリード板端子
を垂直下方に曲げて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子機器回路に実装される基板用ヒューズに関し、くわしくは基板に ヒューズを実装の際、二種類の実装方式(表面実装とスルーホール実装)に実装 できるようにした基板ヒューズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、基板への実装方式としては、図1(a)〜(c)に示すように、表面実装 のものでは、(a)のように管形ヒューズFの両端の金属口金部イを基板Pの ランドRに載置させ、これをクリーム半田10により半田付けしたものや、(b )のようなチップヒューズFの両端の端子片ロにクリーム半田10により半田 付けしたもの、またリードスルー実装のものでは(c)のように予め基板P上に 穿ったスルーホールHにリード線付きヒューズFのリード線ハを挿入して基板 裏面よりクリーム半田10等により実装する二種類のものをそれぞれ実装基板の 方式に基づいて別々に用意して用いているのが実状である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたように図1(a)のものにおいては、基板ランドへ半田付け して実装する時、直接金属口金部が半田ごて等で加熱されるため内部のヒューズ 線にもその伝導熱により性能上影響を受けるので作業性にむずかしい面があった り、基板ランドの平面と円筒状の金属口金の接触面積が一部に限られて少しの部 分でしか接触ができないという問題があった。
【0004】 このため同図(b)のようなチップヒューズが開示されてはいるがこのものは面 実装基板専用のためスルーホール用基板への実装は不可能であり両用できないと いう問題があった。
【0005】 また同図(c)のようなリード線付きヒューズは、スルーホール実装基板専用と しているものであり、これ自体リード線を折曲げて表面実装用基板ランドへ実装 することは半田付けの接触面積の過少なことからも不可能であるため両用できな いという問題があった。
【0006】 本考案は、従来のもつこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的 とするところは、一種類の基板用ヒューズを用いて、表面実装用基板ランド及び スルーホール用基板のどちらへでも随時使用できるいわゆる両用実装できる基板 用ヒューズの提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における基板用ヒューズは、透明なガラスも しくはポリカボネート樹脂等の耐熱性絶縁材からなる外径を有する第1の筒体3 とこの内方に、斜めに張渡されたヒューズ線4とさらに前記第1の筒体3とヒュ ーズ線4を嵌着する外径φ4mm,内径φ3.6mmのカップ状口金1からなる 筒形ヒューズにおいて、前記カップ状口金1の外径φD=4mmと同一外径寸法 でその下端に幅W=2.5mm,長さL=2.5mmでさらにこの下端に幅w= 0.8mm,長さl=2.5mmの段付形状のリード板端子2を、前記カップ状 口金1の中心部Sにてスポット溶接したリード板付き端子Aを形成し、これを前 記第1の筒体3に張渡させたヒューズ線4とこの第1の筒体3と一緒に嵌着して 外径φD=4mm,筒体の全長T=8mmのリード板付きヒューズBを形成する とともに、このリード板付きヒューズBの外径より大きい内径φd=4、5mm でかつ筒体の全長t=10mmの透明度を有するガラスもしくはポリカボネート 樹脂等の耐熱性絶縁材からなる第2の筒体5をこのリード板付きヒューズBがほ ぼ中央部になるよう配置し、これにより生じる両端の空間部5a,5b=1mm に耐熱性絶縁材からなる接着剤7で充填接着固定後、軸方向に突出してあるリー ド板端子を垂直下方に曲げて構成したことを特徴としている。
【0008】
【作用】
上記の構成から、カップ状口金とリード板端子のスポット溶接されたリード板付 き端子は、耐熱性絶縁材からなる充填接着剤で接着固定されているため、実装時 の半田付けによる加熱時間にも余裕ができるから内部のヒューズ線への加熱によ る影響も少なくてすみこれにより基板上においての確実な半田付け接続が得られ る。
【0009】 本考案の基板用ヒューズは、実面実装用基板ランドに固定するときには、リード 板付き端子をL字状に折曲げ、スルーホール実装用基板に固定するときには、垂 直下方に曲げたまま挿入すればよい。
【0010】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 図2(a)は、本考案に用いるカップ状口金1とリード板端子2、(b)は、こ のリード板端子の平面図,(c)は、カップ状口金1とリード板端子2をそれぞ れの中心部Sでスポット溶接して形成したリード板付き端子の斜視図であるが、 この(a),(b)において、本実施例では、カップ状口金1の外径φD=4m mと同一外径寸法φD=4mmでその下端に幅W=2.5mm,長さL=2.5 mmさらにその下端に幅w=0.8mm,長さl=2.5mmの突出部2a,2 bを有するリード板端子2を、このカップ状口金1とリード板端子2の中心部S でスポット溶接し、このリード板端子2の下端2aをカップ状口金1の円周に沿 って並行になるよう曲げ加工してリード板付端子Aを形成する。
【0011】 図3は、本考案の基板用ヒューズの組立工程を説明するための斜視図であるが、 (a)は、透明度を有するガラスもしくはポリカボネート樹脂等の耐熱性絶縁材 からなる第1の筒体3にヒューズ線4を斜めに張渡させ、これに左右から前記リ ード板付端子Aを嵌着してリード板付きヒューズBを形成する。 このリード板付きヒューズBの形成においては、予め前記第1の筒体3の両端に は接着剤10とリード板付端子Aのカップ状口金1の内方には高温半田20を溶 融しておくことから完全な嵌着が得られる。
【0012】 (b)は、(a)で得られたリード板付きヒューズBであり、これに(c)のよ うに透明度を有するガラスもしくはポリカボネート樹脂等の耐熱性絶縁材からな る第2の筒体5を覆せ、(d)のようにリード板付きヒューズBが第2の筒体5 の中央に配置され、この両端の空間部5a,5bにエポキシ樹脂等の耐熱性絶縁 材からなる接着剤7を充填接着し、(e)のようなリード板端子が突出した形状 の基板用ヒューズが完成される。
【0013】 図4は、本考案の両面実装形基板用ヒューズの完成断面図であるが、リード板付 きヒューズBとこれを覆っている第2の筒体5の寸法関係は、前者の外径φ4m m,全長8mm,後者の内径φ4.5mm,全長10mmであることから前者が 後者の中央部に配置されることによりその両端には各々1mmの空間部5a,5 bが得られこの部分に接着剤7が充填されるから極めて堅固な構造となっている 。
【0014】 また、充填される接着材7は、適度な粘性のある充填剤をも兼ねるエポキシ樹脂 のため作業性も良好でしかも即乾性のため内部のリード板付きヒューズBの内部 へ侵入し、電気的性能に影響を及ぼすことは全くない。
【0015】 図5は、本考案の基板用ヒューズを面実装及びスルーホール実装のそれぞれの基 板Pに取付けた場合の状態図であるが、(a)のような面実装基板ランドRに固 定する場合には、両端のリード板端子2の2aの部分から第2の筒体5の底面に 2bがL字状となるように曲げこれをランドR上に載置してクリーム半田10に より半田付けすればよく、スルーホールHの穿ってある基板へ固定する場合には 、両端のリード板端子2の2aの部分を(b)のように垂直(ラジアル)に曲げ て前記スルーホールHへ挿入し、基板離面よりこのスルーホールHにクリーム半 田10を流して固定する。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0017】 リード板端子には、耐蝕性、半田付け性の良好な銀メッキを施した軟質の銅薄板 を用いていることから基板の実装種類に応じてこれらに一種類のもので対応でき る。(従来品では、面実装用とスルーホール実装用のヒューズをそれぞれ必要と した。)すなわち、銅薄板の幅広部で面実装の基板ランド上への安定性と半田面 積の確保、銅薄板の先端部でのスルーホール実装へのスルーホール挿入確保が容 易にできるからである。また素手によりフォーミングできるので曲げ治具等を必 要としない。
【0018】 実装後、半田及びフラックス等の除去のために行う水洗浄等においても、密閉構 造のため、ヒューズ線内部への水の浸入、漏洩は全くなく抜群の耐水性能のもの が得られる。
【0019】 第1の筒体及び第2の筒体が透明度を有するガラスもしくはポリカボネート樹脂 からなるため、内部のヒューズ線が目視できるので断線を含めヒューズ線の状態 を確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の基板用ヒューズを基板に取付けた状態を
示す斜視図
【図2】本考案の両面実装形基板用ヒューズに用いるリ
ード板付端子の斜視図
【図3】本考案の両面実装形基板ヒューズの組立工程を
説明する斜視図
【図4】本考案の両面実装形基板用ヒューズの完成断面
【図5】本考案の両面実装形基板用ヒューズの取付け状
態を示す斜視図
【符号の説明】
1 カップ状口金 2 リード端子板 3 第1の筒体 4 ヒューズ線 5 第2の筒体 7 接着剤 10 クリーム半田 20 高温半田 A リード板付口金 B リード板付ヒューズ P 基板 R 基板ランド H 基板スルーホール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明なガラスもしくはポリカボネート樹脂
    等の耐熱性絶縁材からなるφ3.5mmの小外径を有す
    る第1の筒体3とこの内方に斜めに張渡されたヒューズ
    線4とさらに前記第1の筒体3とヒューズ線4を嵌着す
    る外径φ4mm,内径φ3.6mmのカップ状口金1か
    らなる筒形ヒューズにおいて、前記カップ状口金1の外
    径φD=4mmと同一外径寸法でその下端に幅W=2.
    5mm,長さL=2.5mmでさらにこの下端に幅w=
    0.8mm,長さl=2.5mmの段付き形状のリード
    板端子2を、前記カップ状口金1の中心部Sにてスポッ
    ト溶接したリード板付き端子Aを形成し、これを前記第
    1の筒体3に張渡させたヒューズ線4とこの第1の筒体
    3と一緒に嵌着して外径φD=4mm,筒体の全長8m
    mのリード板付きヒューズBを形成するとともに、この
    リード板付きヒューズBの外径より大きい内径φd=
    4.5mmかつ筒体の全長t=10mmの透明度を有す
    るガラスもしくはポリカボネート樹脂等の耐熱性絶縁材
    からなる第2の筒体5をこのリード板付きヒューズBが
    ほぼ中央部になるように配置し、これにより生じる両端
    の空間部5a,5b=1mmに耐熱性絶縁材からなる接
    着剤7を充填接着固定後、軸方向に突出してあるリード
    板端子を垂直下方に曲げて構成したことを特徴とする両
    面実装形基板用ヒューズ。
JP5279993U 1993-08-25 1993-08-25 両面実装形基板用ヒューズ Withdrawn JPH1076U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0454267U (ja) * 1990-09-11 1992-05-08

Cited By (1)

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980305