JPH05265608A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

Info

Publication number
JPH05265608A
JPH05265608A JP6372592A JP6372592A JPH05265608A JP H05265608 A JPH05265608 A JP H05265608A JP 6372592 A JP6372592 A JP 6372592A JP 6372592 A JP6372592 A JP 6372592A JP H05265608 A JPH05265608 A JP H05265608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
time
carriage
timer
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6372592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Kamuragi
義明 冠木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6372592A priority Critical patent/JPH05265608A/ja
Publication of JPH05265608A publication Critical patent/JPH05265608A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多量のデータを高速に処理できる、低コスト
の記録装置を提供する。 【構成】 記録紙に対向して該記録紙の記録ライン方向
に往復動可能に配された、記録ヘッド101を搭載した
キャリッジと、該キャリッジを往復動させるステップモ
ータからなるキャリッジモータ105と、該キャリッジ
モータ105の相切換えのためのタイムアウト信号を所
定間隔で発するタイマ207と、記録用の画像データが
格納されるRAM205と、前記タイムアウト信号に同
期して、前記画像データに応じて所定の時間幅で前記記
録ヘッド101を駆動するヒート制御回路211と、前
記キャリッジの移動方向に応じ、前記タイムアウト信号
をクロックとしてカウントアップあるいはカウントダウ
ンするアップダウンカウンタ208を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリアル式の記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】用紙、プラスチック薄板等のシートに文
字、画像等を記録する記録装置には、画像形成プロセス
の違いにより、ワイヤドット、熱転写方式、インクジェ
ット方式、レーザービーム方式等がある。また、記録装
置の走査方式には、シリアル式、ラインプリント式、ペ
ージプリント式などがある。
【0003】このうちシリアル式は、プラテンに沿って
左右に往復動するキャリッジ上に記録ヘッドを搭載し、
キャリッジモータを駆動源として前記キャリッジを往復
動させることで、前記記録ヘッドを前記シートのライン
方向に走査しながら記録していくものである。
【0004】図7は、従来の記録装置における制御系の
一例を示すブロック図であり、キャリッジモータとして
ステップモータを使用したシリアル式の記録装置の制御
系を示している。
【0005】図7に示すような制御系を備えた記録装置
は、記録すべき記録データおよび記録装置の動作を制御
するコマンドが、パラレルインターフェースまたはシリ
アルインターフェースなどの公知のインターフェース回
路から構成される記録データ受信部703を介して、コ
ンピュータシステムなどのホスト装置702からCPU
704を介すか、または直接、受信バッファであるRA
M705に転送される。
【0006】CPU704は、転送された記録データに
基づいてタイマ707を起動し、該タイマ707のタイ
ムアウトごとに記録ヘッド701の位置をカウントしな
がら出力ポート708を介してステップモータであるキ
ャリッジモータ709の相切換えを行なって記録ヘッド
701をライン方向に走査させる。また、同時にキャリ
ッジモータ709の相切換え(タイマ707のタイムア
ウト)と同期してヒート制御回路710を起動し、記録
データに基づいて所定パルス幅で記録ヘッド701を駆
動する。CPU704が処理すべき制御プログラムはR
OM706に格納されている。また、ホスト装置702
から転送される記録データが文字、記号の場合には、そ
の記録データは文字コードの形で転送されるので、ドッ
トマトリックス方式の記録ヘッド701で記録できるよ
うに記録装置側にビットイメージデータに変換するため
のキャラクタジェネレータが前記ROM706内に設け
られている。さらに、前記転送された記録データのバッ
ファエリアないしCPU704のワークエリアとして用
いるために前記RAM705が設けられている。その他
図示していないが出力ポート708を介して紙送りモー
タ等のメカ機構の制御を行なう。
【0007】ところで、最近の高密度記録および高速度
記録の要請により、記録装置は多量のデータを高速に処
理する必要がある。つまり、記録装置は、記録を行なっ
ていない時間を可能な限り短かくするために、記録中に
コマンド等を解析して次に記録するラインのデータを作
成する必要がある。これを可能とするために、ホスト装
置702からの記録データを受信バッファであるRAM
705に格納する部分、実際にドットマトリックスで記
録するために作成されたビットイメージデータをRAM
705からヒート制御回路710に転送する部分をCP
U704を介さずに公知のDMA(ダイレクト・メモリ
・アクセス)回路で構成する対策がなされる場合があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術では、次に記録するラインの記録データを作成す
るために記録ヘッドの現在位置を知る必要があるが、キ
ャリッジモータとしてステップモータを使用し、オープ
ンループで制御しているので、現在の記録ヘッドの位置
を知るため前記ステップモータの相切換えごとに、CP
Uがホームポジションの位置を規準にして、RAMに設
けられた位置レジスタを「+1」あるいは「−1」にし
なければならない。このため、相切換えごとの、つまり
タイマのタイムアップごとに必ずCPUに割込みをかけ
なければならず、この割込み処理に要する時間がネック
になり高速記録が行なえないという問題点がある。
【0009】また、最近ではソフトウェアの構成におい
てマルチタスク構成を採用するのが一般的であるが、こ
の割込み周期がタスク切換え周期より短かいために、マ
ルチタスク構成を採用しずらいという大きな問題点もあ
る。
【0010】本発明は、上記従来の技術が有する問題点
に鑑みてなされたもので、多量のデータを高速に処理で
きる、低コストの記録装置を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録紙に対向
して該記録紙の記録ライン方向に往復動可能に配され
た、記録ヘッドを搭載したキャリッジと、該キャリッジ
を往復動させるステップモータと、該ステップモータの
相切換えのためのタイムアウト信号を所定間隔で発する
タイマと、記録用の画像データが格納されるデータ記憶
部と、前記タイムアウト信号に同期して、前記画像デー
タに応じて所定の時間幅で前記記録ヘッドを駆動するヒ
ート制御回路と、を備えた記録装置において、前記キャ
リッジの移動方向に応じ、前記タイムアウト信号をクロ
ックとしてカウントアップあるいはカウントダウンする
アップダウンカウンタを有するものである。
【0012】また、上記記録装置において、前記タイム
アウト信号に同期して、該タイムアウト信号より周期が
短かい第2タイムアウト信号を発する第2タイマと、前
記タイムアウト信号と第2タイムアウト信号との論理和
をヒート制御回路に印加する論理回路とを有するもの
と、前記記録ヘッドのホームポジションを検知するセン
サを有するものと、前記アップダウンカウンタのカウン
ト値が所定の値に達したとき、データ記憶部からヒート
制御回路へ画像データを転送するDMAコントローラを
有するものとがある。
【0013】
【作用】本発明の記録装置によれば、所定間隔で発せら
れるタイムアウト信号を、キャリッジの移動方向に応じ
てアップダウンカウンタにてカウントアップあるいはカ
ウントダウンするので、前記キャリッジが左右何れの方
向に移動している場合でもその時点でのキャリッジの位
置を知ることが可能となり、該キャリッジの位置に応じ
て適当な時機に次の記録ラインについての画像データを
作成することができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0015】図1は本発明の記録装置の一実施例を示す
斜視図である。
【0016】本実施例の記録装置は、記録ヘッド101
を搭載したキャリッジ102を、ガイド軸103,10
4に沿って、記録紙109の記録ライン方向(主走査方
向)に往復動させながら、前記記録ヘッド101からイ
ンクを吐出して前記記録紙109上に画像記録を行な
う、シリアル方式のインクジェット記録装置である。
【0017】前記キャリッジ102は、キャリッジモー
タ105に連動する駆動プーリー107とアイドルプー
リー106とに張設されたタイミングベルト108に連
結されて、前記キャリッジモータ105の動力によって
往復動される。
【0018】記録紙109は、ペーパーパン110によ
ってガイドされながら、図示しないピンチローラで紙送
りローラに圧接されて前記記録ヘッド101に対向する
位置に搬送(副走査)される。この記録紙109の搬送
は紙送りモータ115を駆動源として行なわれる。搬送
された記録紙109は、紙押え板111、排紙ローラ1
12と拍車113とによりテンションを加えて排紙され
る。
【0019】回復ユニット114は、記録ヘッド101
に形成されているインク吐出口に付着した異物や粘度の
高くなったインクを除去することにより、吐出特性を正
規の状態に戻す働きをするものである。
【0020】ホームポジションセンサ116は記録ヘッ
ド101を初期位置に設定するための、フォトインタタ
プラ等で構成されるセンサであり、キャリッジ102の
一部として設けられた遮光板117により遮光されるこ
とでホームポジション信号を出力する。
【0021】次に、本実施例の記録装置における制御系
について、図2を参照して説明する。
【0022】図2は、本発明の記録装置における制御系
の一例を示すブロック図である。
【0023】図2において、ホスト装置201から転送
された記録データは公知のインターフェース回路から構
成される記録データ受信部202の内部に構成されたデ
ータラッチに保持された後、DMA要求信号2aをDM
Aコントローラ203に出力する。
【0024】DMAコントローラ203は、画像データ
記憶部であるRAM205についての、前記記録データ
の書込み、読出しを行なうもので、2チャンネル構成に
なっており、記録データ受信部202→RAM205、
RAM205→ヒート制御回路211のDMA転送を行
なう。このDMAコントローラ203は、DMA要求信
号2aを受けると、CPU204にバス解放要求信号を
出力し、該CPU204がバス解放要求を受けてバスを
解放した後、RAM205内の、受信バッファとして指
定されたアドレスにCPU204の介在なしに前記受信
データを書込む。
【0025】ROM206は前記従来例と同様に、CP
U204が処理すべき制御プログラムおよびキャラクタ
ジェネレータが格納されている。
【0026】キャリッジモータ105の相切換えタイミ
ングを規定するタイマ207のタイムアウト信号2b
は、記録ヘッド101の現在位置をカウント値によって
示すアップダウンカウンタ208のクロック入力とキャ
リッジモータ105の相切換えを制御する相切換回路2
09に入力される。さらに、前記タイムアウト信号2b
は、フリップフロップ210のQ出力信号2cが“H”
レベルのとき、アンド回路218を介して、ダウンカウ
ンタ213、ヒート制御回路211およびDMAコント
ローラ203に論理積信号2dとして入力される。
【0027】アップダウンカウンタ208のリセット入
力およびアップ/ダウン切換え入力は、それぞれ出力ポ
ート214の出力信号であるリセット信号2e、方向信
号2fに接続され、CPU204によって制御される。
アップダウンカウンタ208のカウント値は前述のホー
ムポジションセンサ116のホームポジション信号にて
リセットされ、記録ヘッド101が装置の左→右に移動
する時には前記方向信号2fを“H”レベルに設定する
ことによりアップカウント、装置の右→左に移動する時
には方向信号2fを“L”レベルに設定することにより
ダウンカウントが可能になる。タイマ207がタイムア
ウトするたびにタイムアウト信号2bにアクティブ
“H”のパルスが発生し、相切換回路209により方向
信号2fで決まる相切換えが発生し、キャリッジモータ
105を1ステップ駆動する。それと同時に、タイムア
ウト信号2bはアップダウンカウンタ208のクロック
入力に入力されているため、方向信号2fの論理レベル
により該アップダウンカウンタ208の出力は「+1」
あるいは「−1」される。アップダウンカウンタ208
のカウント値は、バスバッファ215を介してCPU2
04にて常時読取り可能となっている。
【0028】CPU204は、記録開始命令が入力され
ると、レジスタA212に、左→右方向に記録する場合
「記録開始位置−2」の値を、逆に右→左方向に記録す
る場合「記録開始位置+2」の値を書込み、書込みレジ
スタB217に対しては何れの場合も「記録ステップ数
+1」の値を書込んで、ダウンカウンタ213にロード
する。また、ヒート制御回路211の内部の記録データ
レジスタをすべてクリアする。その後、タイマ207に
所定値を次々に書込み、該タイマ207のタイムアップ
ごとに相切換回路209で励磁相を切換えると同時にア
ップダウンカウンタ208を「+1」して、キャリッジ
モータ105を定速まで立上げる。定速になったら、タ
イマ207にタイマ値を書込むことなしにタイムアップ
ごとに自動的に所定値を再ロードし、同一周期でタイム
アップを発生させて定速で記録ヘッド101を走査させ
る。
【0029】アップダウンカウンタ208の出力は、レ
ジスタA212の出力と共に比較回路216に入力さ
れ、両者は常に比較される。アップダウンカウンタ20
8の出力とレジスタA212の出力が一致したら、つま
り記録ヘッド101が左→右方向に記録する場合「記録
開始位置−2」、右→左方向に記録する場合「記録開始
位置+2」の位置に達したとき、比較回路216の比較
信号2hがフリップフロップ210のQ出力信号2cを
セットし、アンド回路218は次からのタイムアウト信
号2bを通過可能状態とする。左→右方向に記録する場
合「記録開始位置−1」、右→左方向に記録する場合
「記録開始位置+1」の、位置のタイミングで出力され
るタイムアウト信号2bのアクティブ“H”パルスはア
ンド回路218を通過し、以下の動作を行なう。 (1)ヒート制御回路211をONし、該ヒート制御回
路211内の記録データレジスタに書かれているデータ
を読出して規定パルス幅で記録ヘッド101を駆動する
(この状態ではヒート制御回路211の記録データレジ
スタはクリアされているので記録ヘッド101は駆動さ
れない)。 (2)ダウンカウンタ213のカウント値を「−1」す
る。 (3)DMAコントローラ203にDMA要求を行な
い、RAM205の所定アドレスから格納されている記
録データを所定バイト数ヒート制御回路211内の記録
データレジスタにDMA転送を行なう(次の記録位置で
記録する記録データをDMA転送する)。
【0030】なお、ヒート制御回路211の記録データ
レジスタは2段ラッチ機構とし、記録ヘッド101が駆
動時に次の記録データを書込んでも、ヘッド駆動には影
響ない。
【0031】よって、次のタイムアウト信号2bが出力
される記録開始位置から記録が開始される。
【0032】以後、タイムアウト信号2bが出力される
たびに、上記(1)〜(3)の動作を行ない記録を続け
る。規定量の記録を行ない、ダウンカウンタ213から
ボロー信号2g(“L”レベル)が出力されると、フリ
ップフロップ210がリセットされ、次からのタイムア
ウト信号2bをマスクすることにより、以後記録は行な
われない。また、同時にダウンカウンタ213のボロー
信号2gはヒート制御回路211に入力され、CPU2
04に対し記録終了を、割込みまたはフラグで知らせ
る。これによりCPU204は記録終了を検知し、タイ
マ207に所定値を次々に書込み、キャリッジモータ1
05の相切換時間を徐々に長くして停止させる。
【0033】以後、再び記録動作命令が入力されると上
記動作を再開することにより、記録動作が継続される。
【0034】ここで、図3に前記タイマ207が出力す
るタイムアウト信号2bと相切換回路209が出力する
相切換信号2iとアップダウンカウンタ208のカウン
トタイミングとヒート制御回路211のヒートパルス出
力タイミング(↑印)を示す。図3からも明らかなよう
に、ヒートパルス出力タイミングは、タイムアウト信号
2bの立上りに同期している。
【0035】次に、本実施例の動作について図4に示す
フローチャートに沿って説明する。
【0036】先ず、装置の電源投入後、装置の初期設定
を行なう(ステップS401)。この時、DMAコント
ローラ203の中の1つのチャネルであるインクフェー
ス受信データをRAM205にDMA転送する時のRA
M205のスタートアドレスも設定する。初期設定後、
タイマ207に所定値をセットして、キャリッジ102
に移動させホームポジション検知を行なう(ステップS
402)。ホームポジションの位置で記録ヘッド101
の位置を示すアップダウンカウンタ208をリセットし
て該記録ヘッド101を停止させる。以後、アップダウ
ンカウンタ208は、タイマ207のタイムアウト信号
が出力されるごとに、つまりキャリッジモータ105が
1ステップ移動するごとに、左→右に移動する場合はア
ップダウンカウンタ208のカウント値を「+1」、右
→左に移動する時は「−1」して常に記録ヘッド101
の位置を示す。
【0037】次に、ホスト装置201からデータを受信
し、受信コマンド等を解析して1ライン分の記録データ
を作成し、記録可能状態になったら(ステップS40
4)、記録ヘッド101の現在位置を知るためにアップ
ダウンカウンタ208のカウント値を読取る(ステップ
S405)。
【0038】この時、これから記録する記録方向を判断
し(ステップS406)、以下の設定を行なう。
【0039】記録方向が「左→右」の時は、 (1)出力ポート214をセットすることにより方向信
号2fを“H”レベルにして、アップダウンカウンタ2
08を正方向のカウントモード、相切換回路209を左
→右方向に移動する相切換パターンとする。・・・(ス
テップS407) (2)上述のステップS405で読取った記録ヘッド1
01の現在位置を基に、レジスタA212に「記録位置
−2」の値をセットする。・・・(ステップS408) (3)DMAコントローラ203に、ビットイメージに
展開された記録データが格納されているRAM205の
先頭アドレスをセットする。・・・(ステップS40
9) 一方、記録方向が「右→左」の時は、 (1)出力ポート214をセットすることにより方向信
号2fを“L”レベルにして、アップダウンカウンタ2
08を負方向のカウントモード、相切換回路209を右
→左方向に移動する相切換パターンとする。・・・(ス
テップS410) (2)上述のステップS405で読取った記録ヘッド1
01の現在位置を基に、レジスタA212に「記録位置
+2」の値をセットする。・・・(ステップS411) (3)DMAコントローラ203に、ビットイメージに
展開された記録データが格納されているRAM205の
先頭アドレスをセットする。・・・(ステップS41
2) このように、記録方向に応じてそれぞれ(1)〜(3)
を設定した後、レジスタB217に、これから記録する
ラインの「記録パルス数+1」の値をセットし(ステッ
プS413)、キャリッジモータ105を停止状態から
記録状態である定速まで加速する。この加速時には、タ
イマ207のタイムアウトごとにCPU204に割込み
をかけ次のタイマ値をセットする。加速が終了し、定速
になったらタイマ207のタイム値は変更することなく
再ロードされるため、記録時を含む定速状態ではCPU
204に割込みは発生しない。
【0040】以後、ステップS408またはS411で
設定した前記記録開始位置からステップS413で設定
した記録パルス数に基づいてCPU204の介在なしに
記録およびキャリッジモータ105の駆動を行ない(タ
イマ207のタイムアップ信号をトリガにして、ハード
ウエアでキャリッジモータ105の相切換、記録ヘッド
101をヒート、RAM205からヒート制御回路21
1にイメージデータの転送を行なう)(ステップS41
4)、記録終了になるまで、CPU204にて割込みが
入ることなく次行の記録データを作成する(ステップS
415,S416)。
【0041】前記ステップS416で記録終了を検出し
たら、ランプアップ時と同様にタイマ207のタイムア
ウトごとに所定のタイマ値を書換えながら、キャリッジ
モータ105を定速状態から停止状態までランプダウン
(減速)する(ステップS417,S418)。
【0042】以後、ステップS404にジャンプして同
様な制御を繰返すことにより記録動作が継続される。
【0043】以上述べた制御を行なうことにより、記録
中、CPU204に割込みがかかることなく記録動作を
行なうことが可能になり、該CPU204は記録中、受
信データの解析および次行の記録データ作成に専念でき
るため、記録ロスタイムが少ない高速度記録が可能にな
る。
【0044】なお、上記実施例ではキャリッジモータ1
05の加速時および減速時にタイマ207のタイムアウ
トが発生するごとにCPU204に割込みをかけて、タ
イマ値を更新したが、DMAコントローラ203内に更
にDMAチャネルを1チャンネル追加する構成も考えら
れる。この場合、ROM206内にあらかじめ記憶して
おいたタイマ値をタイマ207に次々とDMA転送する
ことにより、記録時ばかりでなくモータ加減速中もCP
U204に割込みをかけないシステムを提供することが
可能になり、更なる高効率の記録装置を実現できる。
【0045】次に、本発明の記録装置における制御系の
他の例について図5を参照して説明する。
【0046】図5は本発明の記録装置における制御系の
他の例を示すブロック図である。
【0047】本例の制御系は、キャリッジモータ105
の相切換えと記録ヘッド101のヒートタイミングとを
1対1に対応させず、相切換えと相切換えとの中間位置
でヒートタイミングを補間する例を示すものである。
【0048】本例の制御系は、相切換えタイミングを規
定するタイマ207のタイムアウト信号2bを第2タイ
マ219のスタート信号として与え、該第2タイマ21
9が出力する第2タイムアウト信号2kと前記タイマ2
07のタイムアウト信号2bとの論理和をオア回路22
0で求め、その論理和信号2jを、アンド回路218を
通して記録ヘッド101のヒート制御回路211および
記録ヘッド101のヒート列数をカウントするダウンカ
ウンタ213のカウントダウン入力に入力する。第2タ
イマ219のタイマ値として、記録時(定速時)の相切
換え時間の半分の時間をセットすることにより、相切換
えの中間点で記録ヘッド101をヒートすることが可能
になる。その他、前述の実施例と同一の構成については
同一符合を付し説明を省略する。
【0049】上記の制御タイミングの詳細を図6に示
す。
【0050】図6に示す制御タイミングは、左→右方向
に記録する場合を示しており、タイマ207のタイムア
ウト信号2bの立上がりに同期してキャリッジモータ1
05についての相切換え信号2iが発生し、同時にアッ
プダウンカウンタ208がカウントアップ「+1」して
位置更新する。記録ヘッド101の位置がレジスタA2
12にて示される位置と一致するとフリップフロップ2
10のQ出力信号2cが“H”レベルとなり、タイマ2
07のタイムアウト信号2bと第2タイマ219が出力
する第2タイムアウト信号2kとの論理和信号2jがそ
のままアンド回路218の論理積信号2dとなる。
【0051】よって、レジスタA212には、左→右方
向に記録する場合「記録開始位置−1」の値を、また右
→左方向に記録する場合には「記録開始位置+1」の値
を、セットすることにより、図6において、ヒートタイ
ミングから相切換え位置の倍の密度で記録が行なわれ
る。なお、図6のヒートタイミングではヒートタイミ
ングで記録すべき記録データがDMA転送されるだけ
で記録は行なわれない。
【0052】ここで、本例の制御系の動作について説明
する。本例の制御系も、前述の実施例で示した制御系と
同様な動作であるため、図4に示すフローチャートに沿
って簡単に説明する。 (1)ステップS401(初期設定)にて、第2タイマ
219のタイマ値をタイマ207の相切換周期の半分の
値にセットする。 (2)ステップS408にて、レジスタA212に「記
録開始位置−1」の値をセットする。 (3)ステップS411にて、レジスタA212に「記
録開始位置+1」の値をセットする。
【0053】上記以外の部分は前述の実施例と同一なの
で説明は省略する。
【0054】上述のように、キャリッジモータ105の
相切換えタイミングを発生する2つのタイマ207,2
19のタイムアウト信号を直接カウントすることで、キ
ャリッジモータ105の相切換えと記録ヘッド101の
ヒートタイミングが1対1に対応することなく、相切換
えと相切換えとの中間でヒートタイミングを補間するよ
うなシステスムでも記録中CPU204に割込みがかか
ることなく記録動作を行なうことが可能になる。
【0055】なお、本例では、相切換えと相切換えの間
に1つヒートタイミングを補間しているが、タイマを増
やすことによりヒートタイミングを2つ以上補間するこ
とが可能なのは明らかである。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば下記
のような効果を奏する。 (1)タイマが出力するタイムアウト信号をアップダウ
ンカウンタにてカウントアップあるいはカウントダウン
することで、記録中の記録ライン上における記録ヘッド
の位置を知ることが可能となるので、その記録ヘッドの
位置に応じて適当な時機に次の記録ラインについての画
像データを作成することができるとともに、システム全
体を制御するCPU等からなる制御回路に対する、前記
記録ヘッドの位置を確認するための割込みが不要となっ
て、前記記録動作中、前記制御回路がコマンドの解析や
画像データの作成に専念でき、多量のデータでも高速に
処理可能となる。 (2)アップダウンカウンタを設けた構成であるので、
安価で実現することができる。 (3)上述したように制御回路に対する割込みの処理が
不要になるので、マルチタスタ構成を採用したソフトウ
ェア構成が容易に実現でき、ソフトウェアの開発効率が
向上する。 (4)請求項2に記載のもののように、前記タイマが発
するタイムアウト信号と、該タイムアウト信号に同期
し、該タイムアウト信号より周期の短かい第2タイムア
ウト信号との論理和を求めて、ヒート制御回路に印加す
ることで、記録ヘッドは前記タイムアウト信号のみの場
合より短かい周期で駆動されることにより高密度な記録
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の記録装置における制御系の一例を示す
ブロック図である。
【図3】本発明の記録装置における、キャリッジモータ
の相切換タイミングと記録ヘッドのヒートタイミングの
一例を示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の記録装置の動作の一例を示すフローチ
ャートである。
【図5】本発明の記録装置における制御系の他の例を示
すブロック図である。
【図6】本発明の記録装置における、キャリッジモータ
の相切換タイミングと記録ヘッドのヒートタイミングの
他の例を示すタイミングチャートである。
【図7】従来の記録装置における制御系の一例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
101 記録ヘッド 102 キャリッジ 103,104 ガイド軸 105 キャリッジモータ 106 アイドルプーリー 107 駆動プーリー 108 タイミングベルト 109 記録紙 110 ペーパーパン 111 紙押え板 112 排紙ローラ 113 拍車 114 回復ユニット 115 紙送りモータ 116 ホームポジションセンサ 117 遮光板 201 ホスト装置 202 記録データ受信部 203 DMAコントローラ 204 CPU 205 RAM 206 ROM 207 タイマ 208 アップダウンカウンタ 209 相切換回路 210 フリップフロップ 211 ヒート制御回路 212 レジスタA 213 ダウンカウンタ 214 出力ポート 215 バスバッファ 216 比較回路 217 レジスタB 218 アンド回路 219 第2タイマ 220 オア回路 S401〜S418 ステップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙に対向して該記録紙の記録ライン
    方向に往復動可能に配された、記録ヘッドを搭載したキ
    ャリッジと、 該キャリッジを往復動させるステップモータと、 該ステップモータの相切換えのためのタイムアウト信号
    を所定間隔で発するタイマと、 記録用の画像データが格納されるデータ記憶部と、 前記タイムアウト信号に同期して、前記画像データに応
    じて所定の時間幅で前記記録ヘッドを駆動する制御回路
    と、を備えた記録装置において、 前記キャリッジの移動方向に応じ、前記タイムアウト信
    号をクロックとしてカウントアップあるいはカウントダ
    ウンするアップダウンカウンタを有することを特徴とす
    る記録装置。
  2. 【請求項2】 タイムアウト信号に同期して、該タイム
    アウト信号より周期が短かい第2タイムアウト信号を発
    する第2タイマと、 前記タイムアウト信号と第2タイムアウト信号との論理
    和を制御回路に印加する論理回路とを有することを特徴
    とする請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 記録ヘッドのホームポジションを検知す
    るセンサを有することを特徴とする請求項1あるいは2
    記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 アップダウンカウンタのカウント値が所
    定の値に達したとき、データ記憶部から制御回路へ画像
    データを転送するDMAコントローラを有することを特
    徴とする請求項1,2あるいは3記載の記録装置。
JP6372592A 1992-03-19 1992-03-19 記録装置 Pending JPH05265608A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6372592A JPH05265608A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6372592A JPH05265608A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05265608A true JPH05265608A (ja) 1993-10-15

Family

ID=13237668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6372592A Pending JPH05265608A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05265608A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0001472A1 (en) Method and apparatus for generating alpha-numeric characters for an impact matrix printer
EP0634279A2 (en) Printing apparatus and printing method thereof
JP4144240B2 (ja) 制御装置および制御方法
JPH05265608A (ja) 記録装置
US5147143A (en) Printer carriage homing mechanism
US5147142A (en) Impact type recording apparatus having reduced impact sound during return of the hammer
JPH1170676A (ja) 印刷装置のハンマ駆動装置
US6522416B1 (en) Printing apparatus and method capable of flexibly controlling response signal
JP2834877B2 (ja) 画像処理装置
JP2739617B2 (ja) シリアルドットプリンタ
JP3861940B2 (ja) シリアルプリンタ、及び印字制御方法
JPH10225184A (ja) モーター制御装置及び記憶媒体
JP2756046B2 (ja) 熱転写プリンタ
JP2836061B2 (ja) シリアルドットプリンタ
JP3406918B2 (ja) データ処理装置
JPS6027578B2 (ja) 印字装置
JP3021863B2 (ja) ドットマトリクスプリンタ
JPH09141926A (ja) レーザプリンタ
JPH10226123A (ja) プリンタの制御方法および装置
EP0822509B1 (en) Data reception controlling means
JPH0239767A (ja) 画像編集装置
JPH0995023A (ja) 記録装置及び該装置におけるlfモータの制御方法
JPH0695814A (ja) 印刷データ転送方式
JPH04276476A (ja) プリンタ装置
JPH10240612A (ja) データ読出装置及び方法とそれを用いた印刷装置