JP2739617B2 - シリアルドットプリンタ - Google Patents

シリアルドットプリンタ

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JP2739617B2
JP2739617B2 JP3327274A JP32727491A JP2739617B2 JP 2739617 B2 JP2739617 B2 JP 2739617B2 JP 3327274 A JP3327274 A JP 3327274A JP 32727491 A JP32727491 A JP 32727491A JP 2739617 B2 JP2739617 B2 JP 2739617B2
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晃憲 村中
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Star Micronics Co Ltd
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Star Micronics Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印字機構を紙送り方向と
直交方向に動かし印字を行うシリアルドットプリンタで
あって、特に印字機構の移動速度のパターンを印字する
文字等により切り替えることを特徴とするシリアルドッ
トプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】印字ヘッドを行方向に移動させ文字等の
印字を行うシリアルドットプリンタは、ワードプロセッ
サやパーソナルコンピュータなどの出力機器として現在
広く普及している。このようなプリンタにおいては、ア
ルファベットやアラビヤ数字や仮名文字など(以下英数
仮名文字と記す)の比較的印字密度の低い文字から、漢
字などのように比較的印字密度の高い文字まで、その印
字する文字は多岐にわたっている。
【0003】このようなシリアルドットプリンタにて印
字を行う場合、前記漢字などのように印字密度の高い文
字を印字するときには、印字密度の低い英数仮名文字を
印字する場合に比べて、印字ヘッドの移動速度を低く設
定する必要があった。このため、英数仮名文字を印字す
る場合と、漢字を印字する場合と印字ヘッドの移動速度
を変えることにより平均の印字速度を高くするプリンタ
が周知である。
【0004】このようなプリンタにおいて、印字ヘッド
の駆動タイミングは一定の時間間隔にて行われるため、
印字時には印字ヘッドの移動速度を一定とし、印字ドッ
トの間隔が印字ヘッドの移動方向に等間隔となるように
する必要がある。そして、印字ヘッドを停止状態から所
定の移動速度まで加速する加速助走区間は、移動速度が
高く設定されている程長くとる必要がある。この加速助
走区間は移動速度の速い英数仮名文字を印字する場合に
合わせて設定されており、漢字などの印字時の低い移動
速度の場合はその設定された加速区間の半ばで必要な移
動速度に達してしまう。つまり、漢字などを印字すると
きには必要以上に助走区間が長くなってしまっていた。
【0005】また、他の制御方法として、印字ヘッドの
位置を検出する手段を設け、この検出手段から印字ヘッ
ドが所定の距離移動したことを示すスペース信号を得、
このスペース信号に同期したタイミングで印字ヘッドを
駆動させる制御により印字を行うプリンタも存在する。
この場合においては、印字時の移動速度を一定とする必
要がないので加速区間を必要以上に長く設定することが
ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前者のようなシリアル
ドットプリンタにおいては、漢字などの高密度文字を印
字する際においては印字を開始するまでの助走距離は必
要以上の長さとなってしまい印字処理速度が低下してし
まうという問題があった。
【0007】また、後者のシリアルドットプリンタにお
いては高密度文字を印字する場合、印字ヘッドの位置検
出に高分解能の検出手段が必要となる。一般的に漢字等
の高密度文字を印字する場合は英数仮名文字を低密度文
字の場合に比して3倍程度の分解能が要求され、高精度
の位置検出手段が必要となり、コスト上昇を招くという
問題があった。
【0008】本発明は前述の問題点を解決するためにな
されたものであり、印字処理速度が速く、安価なシリア
ルドットプリンタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明にかかるシリアルドットプリンタは、駆動
モータにより印字ヘッドを移動させ印字を行うシリアル
ドットプリンタにおいて、前記駆動モータの制御信号に
基づき所定周期の基準パルスを発生する基準パルス発生
手段と、前記基準パルスに基づき前記印字ヘッドの駆動
を制御する第1の印字機構制御手段と、前記印字ヘッド
の移動方向における位置を検出する位置検出手段と、前
位置検出手段により検出された位置に基づきスペース
信号を発生するスペース信号発生手段と、前記スペース
信号に基づき前記印字ヘッドの駆動を制御する第2の印
字機構制御手段と、印字する文字の密度に応じて前記二
つの印字機構制御手段のいずれにより前記印字ヘッドの
駆動を制御するかを選択する制御選択手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明は以上のような構成を有しており、高密
度文字を印字する際には所定周期の基準パルスに基づき
印字機構を制御し、低密度文字を印字する際には印字ヘ
ッドに行方向における位置に基づき印字機構を制御す
る。これによって、加速区間を高密度印字時に合わせて
設定することが可能となり、これを短くすることが可能
となる。また、低密度印字時においては、印字ヘッドが
定速走行に達する以前より印字を行うことが可能とな
り、低速区間においても位置検出器の分解能が比較的低
くてよく、安価な位置検出器を使用することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例の制御ブロック図
が示されている。印字ヘッド10は駆動モータ11によ
り行方向に移動し、所定位置に印字を行う。この駆動モ
ータ11はモータ駆動回路12およびこれを制御するモ
ータ制御回路13により制御され、印字ヘッド移動デー
タNに従い所定の速度パターンにより往復移動を行う。
また、印字ヘッド10には印字針(図示しない)が備え
られ、この印字針によりインクが含浸されたインクリボ
ンを用紙に押圧し、印字が行われる。この印字ヘッドを
駆動するための回路が印字機構駆動回路14であり、さ
らにこの印字ヘッド駆動回路を印字する文字に応じて駆
動するための制御回路が印字機構制御回路である。
【0013】本実施例においてはこの第1印字機構制御
回路15と第2印字機構制御回路16が備えられてお
り、所定の条件の下に前記ふたつの印字機構制御回路1
5,16の選択を行う印字機構制御選択回路17が設け
られている。
【0014】次に、各印字機構制御回路15,16によ
る制御の説明を行う。
【0015】第1印字機構制御回路15は一定の時間間
隔で印字針を駆動する制御を行う回路である。モータ制
御回路13はクロック信号に基づきパルスモータである
駆動モータ11の制御を行うが、このクロック信号を分
周回路である基準パルス発生回路18により分周処理
し、基準パルスとする。この基準パルスを印字タイミン
グとして第1印字機構制御回路15は印字機構駆動回路
14を制御し、基準パルスが発生するごとに印字機構駆
動回路14は印字針を駆動させ1ドットの印字を行う。
【0016】前述のようにこの基準パルスはクロック信
号を分周することにより得ているので、等時間間隔で発
生し、したがってこの基準パルスを印字タインミングと
する場合、1ドットの間隔を一定とするために印字ヘッ
ドの移動速度を一定とする必要がある。本実施例におい
ては、印字する文字が漢字などの高密度文字である場合
に、この第1印字機構制御回路15により印字機構駆動
回路14の制御を行っている。したがって、この場合印
字ヘッド10は印字区間内において一定速度で移動を行
う。
【0017】一方、第2印字機構制御回路16は印字ヘ
ッド10の行方向の位置を検出し、これに基づき印字の
1ドットの間隔が等しくなるよう印字針を駆動する制御
を行う回路である。印字ヘッド10の位置は駆動モータ
11の回転角をロータリーエンコーダなどの回転角検出
器19により検出される。検出された回転角はスペース
信号発生回路20に送られ、印字ヘッド10の位置を示
すスペース信号を発生し、これを第2印字機構制御回路
16に送出する。第2印字機構制御回路16はこのスペ
ース信号にて示される印字ヘッド10の位置に基づき、
等間隔でドット印字が行われるように印字機構駆動回路
16を制御する。
【0018】このように、実際の印字ヘッド10の位置
を検出することにより、印字ヘッド10の移動速度を一
定とすることなく等間隔のドット印字を行うことが可能
となる。本実施例においては、英数仮名文字のような低
密度文字の印字時に第2印字機構制御回路16により印
字制御を行っている。低密度文字の印字時に限って回転
角検出器19の検出パルスに基づく制御を行うため、こ
の回転角検出器の分解能は低いもので良い。一般的に英
数仮名文字はドットピッチが1/120"であり、漢字は1/36
0"であるため、1/3の分解能があれば十分である。
【0019】以上のように、本実施例においては二つの
印字機構制御回路15,16が設けられておりこれらの
制御回路の切換えを印字機構制御選択回路17により行
っている。この印字機構制御選択回路17では入力され
た文字コードMによって示された印字文字の種類、ここ
では英数仮名文字か、漢字かを文字コード識別部17a
にて識別し、この結果に基づきスイッチ17bを制御す
る。すなわち、印字する文字が漢字である場合、第1印
字機構制御回路15側にスイッチ17bを切換え、また
印字文字が英数仮名文字であった場合、第2印字機構制
御回路16側にスイッチ17bを切換える。このように
して、印字される文字の印字密度に応じて制御方法の切
換えが行われる。
【0020】以上のような制御系による印字ヘッドの動
作を図2にて説明する。
【0021】まず、高密度文字の印字時の動作について
説明する。印字ヘッド10は可動範囲の一端Aにて待機
しており、印字指令により起動され助走を開始する。助
走区間の終端Bに達するときに印字速度v1 となるよう
に制御され以後BよりCまでの区間において印字を行
う。このときの印字ヘッドの移動速度は前記v1 で一定
であり、第1印字機構制御回路15により制御され印字
が行われる。印字区間が終了し、印字ヘッド10がCに
達すると減速を始め、可動範囲のもう一方の端であるD
にて停止する。復路についてはこれと同様の動作をD→
C→B→Aと逆にたどり印字を行う。
【0022】次に、低密度文字の印字時の動作について
説明する。高密度印字の場合と同様Aにて待機していた
印字ヘッド10は印字指令により起動され助走を開始す
る。助走区間を移動してBに達してなお加速を続け印字
速度v2 に達するEまで加速を継続し、その後定速移動
を行う。そして、Fより減速を開始し、Dにて停止す
る。以上の場合、印字区間内のBE間,FC間において
は印字ヘッドは定速移動を行っていない。したがって、
前述のようにドットピッチを一定とするためには、この
区間において印字機構の制御を一定周期の基準パルスで
行うことはできない。このため、低密度文字の印字時に
は第2印字機構制御回路16にて制御を行い等間隔のド
ットピッチを確保する。
【0023】以上、低密度文字の場合は英数仮名文字と
して説明してきたが、英数仮名文字であっても高品質文
字で印字する場合などは印字ヘッド移動速度を遅く制御
し、第1印字機構制御回路15によって印字制御を行う
こともまた可能である。同様に、高密度文字の漢字であ
っても間引き印字をおこない印字速度を速くする場合
は、第2印字機構制御回路16により印字制御を行うこ
ともできる。
【0024】さらに、低速度で印字ヘッドを走行させる
場合に印字される文字は高密度文字に限定するものでな
く騒音低減のために低密度文字の印字を遅い速度で行う
場合であっても良い。
【0025】図3は本発明における第2の実施例の制御
ブロック図であり、図1に示した第1実施例の構成要素
と同一機能の構成要素には同一番号を付して説明を省略
する。第1の実施例において、文字コードMを受けた印
字機構制御選択回路17はふたつの印字ヘッド制御回路
15,16のいずれかを選択して印字ヘッド10の駆動
用の基準タイミングを形成していた。これに対し第2の
実施例においては文字コードMを受けたタイミング信号
発生回路30は、基準パルス発生回路18とスペース信
号発生回路20からの信号を受入れ、いずれの信号を基
に印字タイミング信号を作り印字機構を制御するかを決
定し、この信号を印字機構制御回路31へ送出してい
る。そして、印字機構制御回路31の制御信号に基づ
き、印字機構駆動回路14により印字機構を制御する。
もちろん、第2の実施例においても第1の実施例におけ
る作用・効果と同等のものが得られる。
【0026】
【発明の効果】以上のように複数の印字速度を印字文字
などに応じて使い分けるシリアルドットプリンタにおい
て、印字の助走区間を短く設定することができ、これに
よりプリンタの寸法、特に横方向の寸法を小形化し、よ
り高速な印字速度を実現できる。また、位置検出器の分
解能を比較的低く設定できるため、印字品質を確保しつ
つ安価な装置を供給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる好適な実施例の制御ブロック図
である。
【図2】本実施例の動作説明図である。
【図3】本発明にかかる第2の実施例の制御ブロック図
である。
【符号の説明】
10 印字ヘッド 11 駆動モータ 15 第1印字機構制御回路 16 第2印字機構制御回路 17 印字機構制御選択回路 18 基準パルス発生回路 20 スペース信号発生回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動モータにより印字ヘッドを移動させ印
    字を行うシリアルドットプリンタにおいて、 前記駆動モータの制御信号に基づき所定周期の基準パル
    スを発生する基準パルス発生手段と、 前記基準パルスに基づき前記印字ヘッドの駆動を制御す
    る第1の印字機構制御手段と、 前記印字ヘッドの移動方向における位置を検出する位置
    検出手段と、 前記位置検出手段により検出された位置に基づきスペー
    ス信号を発生するスペース信号発生手段と、 前記スペース信号に基づき前記印字ヘッドの駆動を制御
    する第2の印字機構制御手段と、 印字する文字の密度に応じて前記二つの印字機構制御手
    段のいずれにより前記印字ヘッドの駆動を制御するかを
    選択する制御選択手段と、 を有することを特徴とするシリアルドットプリンタ。
JP3327274A 1991-12-11 1991-12-11 シリアルドットプリンタ Expired - Lifetime JP2739617B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5928093B2 (ja) * 2012-03-30 2016-06-01 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置
JP2016210137A (ja) * 2015-05-12 2016-12-15 Necプラットフォームズ株式会社 印字方法、印字データ生成装置、プリンタ及び印字プログラム

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