JP2798198B2 - ドットプリンタの印字装置 - Google Patents

ドットプリンタの印字装置

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JP2798198B2
JP2798198B2 JP4111884A JP11188492A JP2798198B2 JP 2798198 B2 JP2798198 B2 JP 2798198B2 JP 4111884 A JP4111884 A JP 4111884A JP 11188492 A JP11188492 A JP 11188492A JP 2798198 B2 JP2798198 B2 JP 2798198B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤドット方式やイ
ンクジエット方式などによるドットマトリックスプリン
タの印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤドット方式やインクジエッ
ト方式などによるドットマトリックスプリンタの印字装
置として図7に示す構成が知られている。
【0003】図7において、11は印字ヘッドで、この印
字ヘッド11は、図示しない複数個のドットピンおよび各
ドットピンに対応してそれぞれ設けられた駆動部12を備
えている。そして、各駆動部12は、各ドットピンを駆動
して進退させるソレノイド13およびこのソレノイド13に
並列接続された逆電圧吸収回路14を有し、それぞれの駆
動部12に接続されたドライバとなるトランジスタ15がオ
ン状態となることにより付勢されてドットピンを突出さ
せ1ドット分の印字動作を行う。
【0004】また、これら各トランジスタ15のベースは
それぞれ抵抗器16を介してアンドゲート17の出力端子に
接続されている。そして、各アンドゲート17の一方の入
力端子は各ドットピンごとの印字信号を出力するラッチ
回路18の対応する出力端子Q1〜Qnにそれぞれ接続されて
おり、各アンドゲート17の他方の入力端子はソレノイド
13への通電時間を決定するタイマー19の出力端子と共通
接続されている。
【0005】そして、ラッチ回路18の入力端子D1〜Dnに
は、各ドットピンごとの印字用データが加えられる。こ
の印字用データは、図示しないキャラクタジェネレータ
にあらかじめ記憶された印字パターン(フォント)に基
づき受信コードに従ってCPUの指令に基づいて印字バ
ッファ内にドット単位で作成した1行分の印字イメージ
を順次出力したもので、ライト端子T にライト信号が入
力されることによりラッチ回路18に書込まれ、出力端子
Q1〜Qnから印字信号として出力される。
【0006】また、タイマー19の入力端子には、印字ヘ
ッド11を主走査方向に移動させる図示しないキャリアの
動作に連動してこの印字ヘッド11が印字すべき位置に移
動するとCPUからもしくはキャリアに取付けられたエ
ンコーダから出力される印字動作の開始を指令するトリ
ガ信号が入力されるようになっている。
【0007】次に、このドットプリンタの印字装置の1
個のドットピンの動作を図8のタイムチャートを参照し
て説明する。
【0008】まず、図示しないCPUの指令に基づく印
字用データが出力され、ラッチ回路18の例えば入力端子
D1がHレベルとなる。この状態でライト端子T にライト
信号が入力されると、この印字用データはラッチ回路18
に書込まれ、このライト信号T の立ち下がりに伴って入
力端子D1に対応する出力端子Q1からHレベルの印字信号
が出力される。
【0009】次に、トリガ信号がタイマー19に入力され
ると、タイマー19は瞬時にHレベルの出力を生じ、ラッ
チ回路18の出力端子Q1に接続しているアンドゲート17も
Hレベルの出力を生じて、このアンドゲート17の出力端
子にベースが接続しているトランジスタ15もオン状態と
なり、対応する駆動部12のソレノイド13のソレノイド電
流が次第に上昇して対応するドットピンを駆動して突出
させ、1ドット分の印字が実行される。
【0010】この付勢状態はタイマー19がHレベルの出
力を生じている設定時間中継続し、タイマー19の設定時
間経過後にタイマー19の出力がLレベルに立ち下がる
と、対応するトランジスタ15がオフ状態となってソレノ
イド13への電流を遮断する。この状態でソレノイド電流
が次第に減少しドットピンが後退して元の位置に復帰し
1ドット分の印字が終了する。
【0011】この動作は他のドットピンについても同じ
であり、ラッチ回路18に加わった印字用データに従い、
D1〜Dnの入力端子のうちHレベルになっている入力端子
に対応するドットピンについて印字動作が行われる。
【0012】この後、次のライト信号がラッチ回路18に
入力された時点において、入力端子D1が印字用データに
よりHレベルになっていれば、対応する出力端子Q1の出
力が立ち下がることはなく、Hレベルの状態を維持して
印字信号を出力し続ける。このため、前述の動作と同様
に、タイマー19にトリガ信号が加わると対応するソレノ
イド13が付勢され、ドットピンを駆動して1ドット分の
印字動作を行う。
【0013】なお、このようにドット印字が連続的に繰
り返される場合、前回の印字開始時点から次の印字開始
時点までを印字1周期(一定値)と呼び、ドットピンの
突出に必要な時間とドットピンの後退に必要な時間との
合計時間が最低限必要になり、この最低限の印字1周期
が最高駆動周波数となる。
【0014】また、ライト信号がラッチ回路18に入力さ
れた時、入力端子D1がHレベルになっていなければ、ラ
イト信号の立ち下がりに伴って対応する出力端子Q1はL
レベルに立ち下がり、このドットピンの印字動作は行わ
れない。
【0015】次に、図6を参照して、文字「A」の印刷
イメージを説明する。
【0016】図6aはノーマルのフォント(印字パター
ン)による印刷イメージ(ドットイメージ)で、1ドッ
トごとの印字を行うドットピンの動作周期(上記印字1
周期)に同期して印字ヘッドを取付けたキャリアを移動
させることにより、フォントに従った通常の文字を印字
したものである。
【0017】図6bはドラフト(高速)のフォントによ
る印刷イメージで、ノーマルのフォントに比べると、主
走査方向(図示右方向)に連続して印字されるドットが
あった場合偶数番目のドットの印字用データを作成しな
いように印字イメージが設定されており、キャリアを高
速移動する高速印字が可能となる。すなわち、図8に示
すように、ドットピンの印字1周期はソレノイド13によ
り駆動され進退するドットピンの動作速度に基づき一定
に制限されるが、偶数番目のドットを印刷しないことに
よりこの印刷しないドットの位置を通過する時間をドッ
ト印字後におけるドットピンの戻り時間に当てることが
できるため、印字ヘッド11を取付けたキャリアの移動速
度を上記のノーマルのフォントに対して2倍にすること
ができる。ただし、ドットを減少させた分、印字された
文字は多少粗くなる。
【0018】図6cは、高密度のフォントによる印刷イ
メージで、図6aで示したノーマルのフォントの各1ド
ットに対して連続して2回印字するようにフォントが設
定されている。このため、文字濃度が濃くなり強調文字
となる。ただし、キャリアの移動速度はノーマルのフォ
ントに対して1/2の速度に設定される。さらに、フォ
ントもノーマルのフォントに対して2倍必要になり、こ
のフォントを一時記憶する印字バッファも2倍の容量が
必要になる。
【0019】このように、ドットマトリックスのプリン
タでは、印刷時間を短縮するために高速印字を行った
り、強調文字を得るために低速印字を行うなど、印字速
度自体を変えることを目的にあるいは印字品質を変える
とを目的にして印字速度を変えることが行われている。
【0020】そして、従来は、印字速度に対応した各種
のフォントを得るために、例えば特公平3−69715
号公報あるいは特開平3−176167号公報に示され
るように、キャラクタジェネレータに基本となるフォン
トを用意して、このフォントあるいはグラフィックイメ
ージをCPUにより高速用のフォントなどに変換した
り、あるいは、フォントの変換が間に合わない場合など
には、高速用などのフォントを専用のROM(キャラク
タジエネレータ)に別個に用意するなどの構成が採られ
ている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】それぞれの印字速度に
対応したフォントを基本となるフォントからCPUによ
り変換する上記構成によると、フォントのドットイメー
ジ変換のための高速処理が可能なCPUが必要となると
ともに、変換後のドットデータを一時記憶するために大
容量の印字バッファが必要になるなどの問題を有してい
る。
【0022】また、専用のROMを別個に用意する上記
構成によると、高速用など各種のフォントを記憶した専
用のROMを別に用意しておかなければならないととも
に、印字速度を連続的に変化させることはできないなど
の問題を有している。
【0023】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、CPUによるフォントの変換や各種のフォントを
記憶した専用のキャラクタジエネレータ(ROM)など
を必要とせず、高速印字や低速印字による強調印刷など
を可能としたドットプリンタの印字装置を提供すること
を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、ドットを印刷
する複数個の印字用ドットおよびこれら各印字用ドット
にそれぞれ設けられ駆動信号に従いこれら各印字用ドッ
トをそれぞれ駆動する複数個の駆動部を有した印字ヘッ
ドと、この印字ヘッドを主走査方向に移動させるキャリ
アとを備え、このキャリアを主走査方向に移動させつつ
前記各印字用ドットを前記各駆動部により駆動して印刷
を行うドットプリンタの印字装置において、前記キャリ
アの主走査速度に対応した時間中有効となる前記各印字
用ドットに対する印字信号を出力する印字制御手段と、
前記各駆動部ごとにそれぞれ設けられ、前記各印字用ド
ットに対する前記印字信号の有効無効を検出し、前記印
字信号が有効である前記キャリアの主走査速度に関
係なく前記駆動信号を一定周期で出力して前記各駆動部
を一定周期駆動させる駆動制御手段とを具備したもの
である。
【0025】
【作用】本発明は、各駆動部ごとにそれぞれ設けられた
駆動制御手段により、各印字用ドットについてキャリア
の主走査速度に対応した時間有効となる印字信号の有
効無効を検出し、印字信号が有効であるキャリアの
主走査速度に関係なく駆動信号を一定周期で出力して各
駆動部を一定周期で駆動させ印字用ドットによりドッ
トの印刷を行う。
【0026】このため、印刷すべきドットが主走査方向
に連続していた場合において、キャリアの主走査速度が
高速で、印字信号が有効となる時間が一定周期よりも短
くなると、連続した印字信号は検出されずドットは印刷
されない。
【0027】また、印刷すべきドットが主走査方向に連
続していた場合あるいは単独の場合においても、キャリ
アの主走査速度が低速で印字信号の有効となる時間が一
定周期以上継続した場合には、同一の印字用データが繰
り返し検出され印刷されるドット数が増加して高密度に
印字される。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
して説明する。
【0029】図2において、20はバスラインで、このバ
スライン20に、印字制御手段を構成するCPU21、あら
かじめ制御用のプログラムあるいは各種データを記憶し
たROM23、各種データを一時的に記憶するRAM24、
キーボードあるいは外部回線などに接続された外部イン
ターフェース25、フォント(印字パターン)を記憶した
キャラクタジェネレータ26、各機構部のコントロールタ
イミングを出力するタイマー27、ヘッドドライバ28を介
して印字用ドットとしての複数個のドットピンを並設し
た印字ヘッド29が接続されたラッチ回路30、キャリアを
構成するキャリアモータ31が接続されたインターフェー
ス32などが接続されている。
【0030】そして、CPU21の指令に基づきバスライ
ン20を介してROM23に記憶された制御用のプログラム
が読み出され、このプログラムに従い各機能が制御さ
れ、各種データの転送、フォントの変換などが行なわれ
また、RAM24は、外部インターフェース25を介し
て外部から受信される各種の受信データを記憶するバッ
ファとして、あるいは一行分の印字イメージを記憶する
印字バッファとして用いられる。
【0031】そして、外部インターフェース25は、印字
すべき文字コード、イメージデータ、コントロールコー
ドの受信及びステータスの送信などを行なう。
【0032】また、キャラクタジェネレータ26には、例
えば図6aで示すようなノーマルのフォント(印字パタ
ーン)のデータが記憶されている。
【0033】そして、キャリアモータ31は、印字ヘッド
29を取付けた図示しないキャリアを主走査方向(用紙の
幅方向)に任意の速度で往復移動させるもので、CPU
21からの動作信号をインターフェース32を介して入力す
ることにより制御されている。なお、図示しないが、上
記主走査方向と直交する副走査方向(用紙の縦方向)に
用紙を搬送するフィードモータが設けられCPU21の指
令に基づき制御されている。
【0034】また、ラッチ回路30は、図1および図2に
示すように、バスライン20に各入力端子D1〜Dnが接続さ
れているとともに、これら各入力端子D1〜Dnに対応する
各出力端子Q1〜Qnにヘッドドライバ28が接続されてい
る。そして、ヘッドドライバ28に印字ヘッド29が設けら
れている。
【0035】また、このヘッドドライバ28は、ラッチ回
路30の各出力端子Q1〜Qnにそれぞれ対応して接続された
駆動制御手段としてのパルスジェネレータ34と、これら
各パルスジェネレータ34にそれぞれ接続された駆動部12
となどから構成されている。
【0036】これら各駆動部12は、対応する各ドットピ
ンを突出後退させるソレノイド13およびこれに並列接続
された逆電圧吸収回路14を有し、対応するトランジスタ
(ドライバ)15がオン状態となることにより付勢されて
印字動作電流が流れ各ドットピンを突出させドットの印
刷が行われる。
【0037】また、このパルスジェネレータ34は、ラッ
チ回路30から出力されるドット単位の印字信号がHレベ
ルとなる間、トランジスタ15をオン状態とオフ状態とに
切替制御し、対応するソレノイド13に対して印字動作電
流(ソレノイド電流)を一定周期で繰返し供給する。
【0038】次に、このパルスジェネレータ34の回路例
を図3により説明する。
【0039】ラッチ回路30の出力端子Q1からの印字信号
はフリップフロップ(F/F)35のPR端子に入力され
る。このフリップフロップ35のD 端子はアースされ、Qa
端子はアンドゲート36の一方の入力端子に接続し、Qb端
子はオアゲート37を介してカウンタ38のCLR 端子と接続
している。このカウンタ38のCLK 端子にはクロック信号
が入力される。このカウンタの出力(カウント値)は、
第1のコンパレータ40及び第2のコンパレータ41にそれ
ぞれ供給される。
【0040】そして、第1のコンパレー40にはソレノ
イド13への通電時間に相当する第1の設定値が設定され
ており、カウント値が第1の設定値に達するとLレベル
の出力を生じる。このLレベルの出力は、アンドゲート
36の他方の入力端子に加わり、トランジスタ15のベース
電流を遮断してオフ状態とする。また、第2のコンパレ
ータ41には印字1周期に相当する時間が第2の設定値と
して設定されており、カウント値が第2の設定値に達す
るとHレベルの出力を生じる。このHレベルの出力は、
フリップフロップ35のCK端子に加わってこのフリップフ
ロップ35を反転動作させるとともに、オアゲート37の他
方の入力端子側を介して同期クリアタイプのカウンタ38
のCLR 端子に加わり次のクロック信号の入力と同期して
クリア動作される。
【0041】ここで、上記印字1周期は、連続印字を行
なう場合の印字開始時点から次の印字開始時点までの時
間で、印字ピンの動作時間や戻り時間から決まる最高動
作周波数以下近くの一定値に設定されている。
【0042】次に、印字動作を図4のタイミングチャー
トを参照して説明する。
【0043】まず、外部インターフェイス25などから与
えられる受信コード(文字コード)などに従い、キャラ
クタジェネレータ26に記憶されたフォント(印字パター
ン)に基づいてCPU21の指令に基づき1行分のドット
単位の印刷イメージが作成されて、印字バッファとして
のRAM24に記憶される。そして、この1行分のドット
単位の印刷イメージは、CPU21の指令に基づき印字用
データとして順次読み出され、順次ラッチ回路30の各入
力端子D1〜Dnに加えられる。
【0044】そして、例えばラッチ回路30の入力端子D1
がHレベルすなわち有効(イネーブル、ON)となる状
態で、ライト端子T にCPU21からのライト信号を入力
することにより、この印字用データがラッチ回路30に書
込まれ、このライト信号T の立ち下がりに伴って入力端
子D1に対応する出力端子Q1に次のライト信号までの間H
レベルの印字信号が出力される。
【0045】また、このライト信号は一定の間隔でCP
U21によって加えられる。そして、このラッチ回路30へ
の印字用データの書き込みタイミングとキャリアモータ
31によるキャリアの移動速度(主走査速度)とは、CP
U21により1対1となるように制御されている。したが
って、キャリアの移動速度が早くなれば印字用データ及
びライト信号の間隔は短くなって印字信号は短い周期で
出力され、反対にキャリアの移動速度が遅くなれば印字
用データ及びライト信号の間隔は長くなって印字信号は
長い周期で出力され、用紙上に印刷される文字などの幅
寸法が常に一定になるように調整される。
【0046】ここで、例えばラッチ回路30の出力端子Q1
から印字信号(ラッチ出力)が出力されると、フリップ
フロップ35はQa端子がHレベル、Qb端子がLレベルにな
るので、カウンタ38はCLK 端子に供給されているクロッ
ク信号のカウントを開始する。このとき、第1のコンパ
レータ40は設定値に達していないので出力はHレベルで
あり、アンドゲート36を介して駆動信号を出力してトラ
ンジスタ15をオン状態とし、ソレノイド13への印字動作
電流(ソレノイド電流)の通電を開始する。
【0047】この後、カウンタ38のカウント値が第1の
コンパレータ40の設定値に達すると、第1のコンパレー
タ40の出力はLレベルに反転し、トランジスタ15をオフ
状態としてソレノイド13への通電を断つ。この通電され
ている間に該当するドットピンが付勢されて突出し1ド
ットの印刷が行われる。その後、カウンタ38のカウント
値が第2のコンパレータ41の設定値に達すると、第2の
コンパレータ41の出力はHレベルに反転し、カウンタ38
をクリアする。したがって、第1のコンパレータ40及び
第2のコンパレータ41の出力は直ちに元の状態に復帰す
る。
【0048】また、第2のコンパレータ41からのHレベ
ルの出力は、フリップフロップ35のCK端子にも加わる
が、このとき既にラッチ回路30には2発目の印字用デー
タが書込まれているので、印字信号は出力端子Q1から継
続して出力されており、PR端子がHレベルとなってフリ
ップフロップ35は反転動作しない。このため、前述のよ
うに第1のコンパレータ40が元の状態に復帰した時点か
らアンドゲート36を介してトランジスタ15が再びオン状
態になり、ソレノイド13への通電を開始する。また、カ
ウンタ38もカウントを開始し、以後前述した動作を繰り
返す。
【0049】すなわち、パルスジェネレータ34は、対応
する印字信号が有効である間(この場合、ラッチ回路30
の出力端子Q1がHレベルの間)、駆動信号を一定周期で
繰返し出力し、印字動作電流(ソレノイド電流)を一定
周期で繰返し生じさせる。
【0050】図4の例では5発目の印字用データは無い
ので、5発目に対応するライト信号がラッチ回路30に入
力されると、出力端子Q1の印字信号はLレベルに立ち下
がる。このため、カウンタ38のカウント値が第2のコン
パレータ41の設定値に達してこの第2のコンパレータ41
の出力がHレベルとなった時点でフリップフロップ35が
反転するので、印字動作は行われない。
【0051】ここで、ラッチ回路30からの印字信号は、
そのドットに対する印字用データがあればライト信号が
入力されることにより継続して出力され有効状態を維持
する。また、印字用データが無くなるとライト信号が入
力されることにより消滅し無効(ディスエーブル、OF
F)となる。そして、ライト信号の間隔は、前述のよう
にキャリアの移動速度(主走査速度)と1対1であるの
で、対応するドットピンに対して印字用データがある場
合、キャリアの移動速度(主走査速度)に対応した時
間、有効状態が継続することとなる。そして、印字動作
はこの印字信号が有効な間一定の印字周期により繰返し
行われる。
【0052】図4の例は、連続する4発の印字用データ
に対して、3回のドット印字が行われており、印字周期
に対してキャリアを移動速度を4/3倍程度に設定した
場合を表している。もちろん、印字1周期(印字開始か
ら次の印字開始までの間)と、印字用データを1回書込
む時間(ライト信号の間隔)とが同じになるようにキャ
リアの移動速度を設定すれば図6aで示したノーマルの
文字フォントとして印字される。また、キャリアの移動
速度を2倍にすれば、連続したドットは偶数個目の印字
用データが無視されるので1つおきの印字となり、図6
bで示したドラフトのフォントで印字したこととなる。
さらに、キャリアの移動速度を1.5倍にすると3ドッ
ト分のスペースに2ドット印字されるというノーマルフ
ォントとドラフトフォントとの中間の図6dで示すフォ
ントで印字することができる。
【0053】図5は、キャリアの移動速度を遅くして
(ライト信号の間隔を長くして)、CPU21がラッチ回
路30に対して1回印字用データを転送する間に、パルス
ジェネレータ34の出力によりトランジスタ15が3回パル
スを出力しドットが3個印刷される例であり、図6cの
高密度印字よりさらに高密度の印字が行われる。もちろ
ん、印字周期に対してキャリアの移動速度を1/2にす
れば、図6cで示した1ドットのスペースに2ドットの
高密度印字が行われる。同様にキャリアの移動速度を1
/nにすれば、1ドットスペース当りnドットの高密度
印字が可能となる。
【0054】このように、キャリアの位置に同期してノ
ーマルのフォントをラッチ回路に書込むようにしたの
で、フォント自体のドットイメージを変換することな
く、キャリアの移動速度を自在に設定するだけで適切な
フォント変換が行われて印字をすることができる。
【0055】上記構成の装置は、ドットを印字する際に
オン・オフ制御を行う必要のあるもの、すなわち、ワイ
ヤドットプリンタ、バブルジェットプリンタ、インクジ
ェットプリンタなどのドットプリンタに適用することが
できる。
【0056】また、キャリアの移動速度Vは、0<V≦
2倍の範囲で任意の速度に自在に設定することができ
る。なお、移動速度が2倍を越えると通常のフォントで
は文字として判読困難となる。
【0057】また、ホストコンピュータからダウンロー
ドされるイメージ印字のように、従来1対1に印字しな
ければならなかったデータについても、高速印字や高密
度印字が可能となり、試し打ちの高速化や複写品質の向
上などを計ることができる。
【0058】また、パルスジェネレータ34は、図4に示
す回路構成に限られるものではなく、LSIなどを用い
て構成したり、あるいは、抵抗器、コンデンサ、インダ
クタなどを用いて回路を構成することもできる。
【0059】また、CPUクロックを遅くできるのでノ
イズの発生が少なくなり誤動作を低減することができ
る。
【0060】
【発明の効果】本発明のドットプリンタの印字装置によ
れば、駆動制御手段により、印字信号が有効である間、
キャリアの主走査速度に関係なく駆動信号を一定周期で
出力して各駆動部を一定周期で駆動させるので、キャリ
アの主走査速度を任意に設定することにより、その主走
査速度に対応した印字速度及び印字密度で印刷でき
えば、主走査速度を高速にすれば印字信号が有効である
間に印刷されるドット回数が自動的に減少して高速印字
が可能となり、かつ、主走査速度を低速にすれば印字信
号が有効である間に印刷されるドット回数が自動的に増
加して高密度印字が可能となる。そのため、基本となる
フォントのみ用意すれば高速印字や高密度印字が可能に
なるとともに、処理速度の速いCPUや大容量の印字バ
ッファあるいは専用のフォントを記憶したキャラクタジ
ェネレータ(ROM)などが不要になり、ドットプリン
タの印字装置を安価に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドットプリンタの印字装置の一実
施例を示す回路図である。
【図2】同上全体構成を示すブロック図である。
【図3】同上駆動制御手段を示す回路図である。
【図4】同上動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【図5】同上他の動作を説明するタイミングチャートで
ある。
【図6】同上フォントの印刷イメージである。 (a)はノーマルの印刷イメージ図 (b)はドラフトの印刷イメージ図 (c)は高密度の印刷イメージ図 (d)は高密度の印刷イメージ図
【図7】従来のドットプリンタの印字装置の回路図であ
る。
【図8】同上印字装置の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
12 駆動部 21 印字制御手段を構成するCPU 29 印字ヘッド 30 印字制御手段を構成するラッチ回路 31 キャリアを構成するキャリアモータ 34 駆動制御手段を構成するパルスジェネレータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドットを印刷する複数個の印字用ドット
    およびこれら各印字用ドットにそれぞれ設けられ駆動信
    号に従いこれら各印字用ドットをそれぞれ駆動する複数
    個の駆動部を有した印字ヘッドと、この印字ヘッドを主
    走査方向に移動させるキャリアとを備え、このキャリア
    を主走査方向に移動させつつ前記各印字用ドットを前記
    各駆動部により駆動して印刷を行うドットプリンタの印
    字装置において、 前記キャリアの主走査速度に対応した時間中有効となる
    前記各印字用ドットに対する印字信号を出力する印字制
    御手段と、 前記各駆動部ごとにそれぞれ設けられ、前記各印字用ド
    ットに対する前記印字信号の有効無効を検出し、前記印
    字信号が有効である前記キャリアの主走査速度に関
    係なく前記駆動信号を一定周期で出力して前記各駆動部
    を一定周期駆動させる駆動制御手段とを具備したこと
    を特徴とするドットプリンタの印字装置。
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