JP2003305903A - 記録装置及び記録装置の制御方法 - Google Patents

記録装置及び記録装置の制御方法

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JP2003305903A JP2002112658A JP2002112658A JP2003305903A JP 2003305903 A JP2003305903 A JP 2003305903A JP 2002112658 A JP2002112658 A JP 2002112658A JP 2002112658 A JP2002112658 A JP 2002112658A JP 2003305903 A JP2003305903 A JP 2003305903A
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06K2215/0002Handling the output data
    • G06K2215/0077Raster outputting to the print element(s)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッファ領域の効率的な利用を可能にす
る。 【解決手段】 記録装置は、分割された領域単位の画像
データをバッファに格納するために、領域単位の画像デ
ータの書き込みアドレス情報を色データ毎に制御する書
き込み制御部と、格納された画像データを読み出すため
のアドレス情報を生成する読み出し制御部と、生成され
たアドレス情報に対応し、そのアドレス情報に従った画
像データの読み出しを制御する第1設定情報を第1レジ
スタ群に格納管理する格納管理部と、格納された第1設
定情報と、アドレス情報とに基づき、バッファからデー
タを読み出して記録データを生成する記録データ生成部
と、その生成された記録データを記録する記録ヘッドの
走査位置をエンコーダで検出し、その走査位置情報によ
り記録位置を制御する記録ヘッド位置制御部と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置および記
録装置の制御方法に関し、特に、安価で高速かつ高画質
な記録装置を実現する技術に関するものである。詳しく
は、記録装置内のRAM容量あるいはROM容量あるい
はASICのゲート数を削減し、ASICのコストの削
減、安価な記録装置を実現しながらも高速かつ高画質を
維持するインクジェット記録装置およびその記録装置の
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置は、低騒
音化、装置の低コスト化、低ランニングコスト化、装置
の小型化、が容易であることから、記録装置や複写機等
において広く利用されている。そのうちの一形態であ
る、シリアル式インクジェット記録装置は、記録ヘッド
を主走査方向への動作と副走査方向への被記録媒体の搬
送を繰り返して1頁の記録を行う記録装置であり、少な
くとも1主走査方向に記録をするデータの全てが確定す
るのに十分なメモリ量を確保して、1主走査方向に記録
をするデータの全部が確定してから記録へッドの主走査
駆動を開始するよう制御されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近の
低コスト化の流れに対して、上記に示す従来の構成では
高価なメモリを多く必要とし、装置のコストが高くなっ
てしまう課題があった。そこで、特開昭58-146929で
は、1主走査分のメモリより少ないメモリを持った装置
で、記録デ−タを格納したアドレスを管理して少ないメ
モリを使いまわす提案がなされている。
【0004】しかしながら、この提案には、記録しない
デ−タであるヌルデ−タ(「0」データ)の扱いについ
ては開示されておらず、データをメモリに格納するべき
データが無いにもかかわらず、メモリは所定の領域を確
保することとなるため、よりメモリを効率的に使うため
の装置を開示するに至っていない。
【0005】また、記録中の記録動作に対して追加デ−
タの転送が間に合わない場合にどのように動作するのか
というデータの処理に関しては何等開示されていない。
【0006】更に、特開平11-259248では、1主走査分
のデータをバッファに入力完了する前に主走査を開始す
る提案がされている。しかしながら、この提案では、印
刷パスを主走査しながらその走査の印刷中は必ず、その
走査を完了するのに十分なデータを受信することを前提
としていた。
【0007】したがって、例えば、印刷中は上位装置で
あるホストコンピュータは、記録装置に対しデータ転送
をinterruption(妨害)なしに転送し続ける必要(58
0)がある。昨今の主流であるWindows(登録商
標) Systemは、汎用性あるマルチタスクであり、ホス
ト処理がデータ転送に専念できる保証はなく、実現は困
難である。
【0008】あるいは、ホスト処理がデータ転送に専念
させるために、データ転送をinterruption(妨害)無く
実行できるようプリンタドライバ部のプログラムを対応
させる必要があるが、汎用性あるマルチタスクシステム
を妨害してしまう欠点となる場合もある。
【0009】また、特開平11-259248においても、先の
特開昭58-146929と同様に記録しないデ−タであるヌル
デ−タの扱いについては開示されておらず、よりメモリ
を効率的に使う提案には至っていない。
【0010】本発明は、記録ヘッドによって記録媒体に
記録されるカラー記録データの内容を、走査方向に複数
の記録ブロックに分割し、記録ブロック単位でホストか
らの画像データを格納し、記録を行う。そして、画像デ
ータの格納が記録動作に間に合わなかった場合でも、格
納された画像データについて記録を行った後、残りの画
像データを格納した後、再び走査を行って残りの画像デ
ータの記録を行うことで、記録を完成させる記録制御を
実現する記録装置及びその記録装置の制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明にかかる記録装置及び記録装置の制御方法は、
主として以下の構成を備えることを特徴とする。
【0012】すなわち、記録ヘッドを搭載したキャリッ
ジを記録媒体上で走査させて記録を行うために、該記録
ヘッドの走査方向の記録領域を複数の領域に分割し、該
分割された領域単位の画像データを格納するバッファ
と、該記録ヘッドの位置を検知する記録ヘッド位置検知
手段とを有する記録装置は、前記分割された領域単位の
画像データを前記バッファに格納するために、該領域単
位の画像データの書き込みアドレス情報を色データ毎に
制御する書き込み制御部と、前記格納された画像データ
を読み出すためのアドレス情報を生成する読み出し制御
部と、前記生成されたアドレス情報に対応し、該アドレ
ス情報に従った画像データの読み出しを制御する第1設
定情報を第1格納手段に格納管理する格納管理手段と、
前記格納管理手段により格納された第1設定情報と、前
記アドレス情報とに基づき、前記バッファから前記格納
されたデータを読み出し、記録データを生成する記録デ
ータ生成手段と、前記生成された記録データを記録する
前記記録ヘッドの走査位置を前記記録ヘッド位置検知手
段で検出し、該検出された走査位置情報により記録位置
を制御する記録ヘッド位置制御手段と、を備えることを
特徴とする。
【0013】好ましくは、上記の記録装置において、次
の記録領域の画像データを読み出すための第2設定情報
を格納する第2格納手段を更に有し、前記格納管理手段
は、前記第1設定情報に基づく記録の完了に従い、前記
第1格納手段の内容を該第2設定情報の内容に更新す
る。
【0014】好ましくは、上記の記録装置において、前
記格納管理手段は、前記第1格納手段に対する前記第2
設定情報の格納に従い、前記バッファからデータの読み
出しを可能にするフラグ情報を更新する。
【0015】好ましくは、上記の記録装置において、前
記記録ヘッド位置制御手段は、前記記録ヘッド位置検知
手段で検知された位置情報が、該記録ヘッドの記録開始
位置到達前に前記フラグ情報が更新されている場合は、
該記録ヘッドの位置情報を更新して次の記録領域の記録
を続行し、該記録ヘッドの記録開始位置到達前に前記フ
ラグ情報が更新されていない場合は、該記録ヘッドの位
置情報を保持して記録を中断する。
【0016】好ましくは、上記の記録装置において、前
記記録ヘッド位置制御手段は、前記フラグ情報の更新に
従い前記保持された記録ヘッドの位置情報に基づき記録
開始位置を判断して記録を再開する。
【0017】また、本発明にかかる記録ヘッドを搭載し
たキャリッジを記録媒体上で走査させて記録を行うため
に、該記録ヘッドの走査方向の記録領域を複数の領域に
分割し、該分割された領域単位の画像データを格納する
バッファと、該記録ヘッドの位置を検知する記録ヘッド
位置検知手段とを有する記録装置の制御方法は、前記分
割された領域単位の画像データを前記バッファに格納す
るために、該領域単位の画像データの書き込みアドレス
情報を色データ毎に制御する書き込み制御工程と、前記
格納された画像データを読み出すためのアドレス情報を
生成する読み出し制御工程と、前記生成されたアドレス
情報に対応し、該アドレス情報に従った画像データの読
み出しを制御する第1設定情報を第1レジスタで格納管
理する格納管理工程と、前記第1設定情報と、前記アド
レス情報とに基づき、前記バッファから前記格納された
データを読み出し、記録データを生成する記録データ生
成工程と、前記生成された記録データを記録する前記記
録ヘッドの走査位置を前記記録ヘッド位置検知手段で検
出し、該検出された走査位置情報により記録位置を制御
する記録ヘッド位置制御工程と、を備えることを特徴と
する。
【0018】また、本発明にかかる記録装置における記
録制御をコンピュータの処理として特定する記録制御プ
ログラムであって、該プログラムがコンピュータの処理
を、分割された領域単位の画像データをバッファに格納
するために、該領域単位の画像データの書き込みアドレ
ス情報を色データ毎に書き込み制御し、前記格納された
画像データを読み出すためのアドレス情報を生成し、前
記生成されたアドレス情報に対応し、該アドレス情報に
従った画像データの読み出しを制御する第1設定情報を
第1レジスタに格納管理し、前記格納された第1設定情
報と、前記アドレス情報とに基づき、前記バッファから
前記格納されたデータを読み出し、記録データを生成
し、前記生成された記録データを記録する前記記録ヘッ
ドの走査位置を記録ヘッド位置検知手段の検出情報によ
り記録位置を制御する、手段として特定することを特徴
とする。
【0019】また、本発明にかかる記録ヘッドを搭載し
たキャリッジを記録媒体上で走査させて記録を行うため
に、該記録ヘッドの走査方向の記録領域を複数の領域に
分割し、該分割された領域単位の画像データを格納する
バッファと、該記録ヘッドの位置を検知する記録ヘッド
位置検知手段とを有する記録装置は、前記分割された領
域単位の画像データを前記バッファに格納するために、
該領域単位の画像データの書き込みアドレス情報を色デ
ータ毎に制御する書き込み制御部と、前記書き込み制御
部による画像データの書き込みが前記画像データの記録
位置に記録ヘッドが到達するまでに行われない場合、前
記記録ヘッドの記録を中断する記録ヘッド位置制御手段
と、前記記録ヘッド位置検知手段が検知する前記中断し
た位置を保持する記録ヘッド位置保持手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して本
発明の実施形態を詳細に説明する。
【0021】図1は以下に説明する実施形態において共
通に用いられるインクジェットプリンタの外観斜視図で
あり、インクジェットプリンタは、カラープリント、白
黒モノカラープリントの両方が可能な構成を示してい
る。図1に示すように、キャリッジ101上にはブラッ
クは320個、カラーは各色毎に128個ずつのノズル
を有したマルチノズルの記録ヘッド102とカートリッ
ジガイド103とが搭載されており、記録ヘッド102
はブラック(K)のインク、或いは、シアン(C)、マゼ
ンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のインクを
それぞれ吐出する。プリンタ動作時、記録ヘッド102
にはブラックインクを収容したインクカートリッジ11
0と他の3色のインクを収容したインクカートリッジ1
11が装着されている。
【0022】そして、それぞれのインクカートリッジか
らシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラ
ック(K)のインクが供給される。また、多数の導線を
配列したフレキシブルケーブル(不図示)を介して記録
ヘッドにおける各ノズルの駆動信号が供給される。図7
は本発明の実施形態において、インクジェットプリンタ
に適用が可能なカラープリント用の記録ヘッド102を
記録媒体106側から示した外観斜視図である。各色用
のノズル列(イエロー(Y)701、マゼンタ(M)70
2、シアン(C)703、ブラック(K)704)は走査
方向(X方向)に対して略直交する方向に配列する。
【0023】一方、キャリッジ101は2本のガイドレ
ール104、105上に搭載されており、キャリッジ1
01に連結した無端ベルト109をキャリアモータ(後
述)で駆動することによりキャリッジ101をX方向
(以下、このX方向を「主走査方向」という)に往復走
査させる。また、搬送ローラ108は搬送モータ(後
述)によって駆動され、記録媒体106をY方向(以
下、このY方向を「副走査方向」という)に搬送する。
【0024】なお、ガイドレールと平行に不図示のエン
コーダスリットが配置されており、キャリッジ101に
搭載された不図示のセンサが、エンコーダスリット数を
読み取ることで、走査方向の位置を捕捉し、この位置情
報に基づきキャリッジの位置を1画素単位で制御する。
【0025】図2はインクジェットプリンタの制御回路
を示すブロック図である。図2において、170は記録
信号を入力するインタフェースであり、例えば、ホスト
コンピュータなどの外部装置からデータを入力する。1
71はMPUであり、172はMPU171が実行する
制御プログラム(必要によっては文字フォントを含む)
を格納するROM、173は各種データ(上記記録信号
やヘッドに供給される記録データ等)を一時的に保存し
ておくSRAMである。
【0026】174は記録ヘッド102に対する記録制
御を行うASIC(いわゆるゲートアレー)であり、イ
ンターフェース170、MPU171、SRAM173
間のデータ転送制御も行う。179は記録ヘッド102
を主走査方向に移動させるためのキャリアモータであ
り、178は記録媒体を副走査方向に搬送するための搬
送モータである。175は記録ヘッドを駆動するヘッド
ドライバ、176、177はそれぞれ搬送モータ17
8、キャリアモータ179を駆動するためのモータドラ
イバである。
【0027】上記の制御回路ブロック図の動作の概要を
説明すると、インターフェース170に記録信号が入る
とASIC174とMPU171との間で記録信号がプ
リント用の記録データに変換される。そして、モータド
ライバ176、177が駆動されると共に、ヘッドドラ
イバ175に送られた記録データに従って記録ヘッド1
02が駆動され、記録動作が実行される。
【0028】図5は、本発明にかかる記録装置の実施形
態において、その記録装置の記録制御部を示すブロック
図である。同図に於いて、参照番号1はインターフェー
ス信号線S1を介してホストコンピュータ(不図示)か
ら転送されてくるデータを受信し、その受信したデータ
の中から、記録装置の動作に必要なデータ及び画像デー
タを抽出して一旦蓄えるインターフェース制御部(コン
トローラ)であり、インタフェースコントローラ1で抽
出されたデータは信号線S2を介して受信バッファ2に
格納される。
【0029】受信バッファ2はSRAMもしくはDRAM等の記
憶装置で構成され、この受信バッファに蓄えられるデー
タは図10(a)、(b)で示すような構造のものとな
る。
【0030】図10(a)において受信バッファのデー
タ構造が示されるように、左から順に「コマンド」(1
001),「データ長」(1002),「設定データ」
(1003)のデータが格納され、これに続いて「コマ
ンド」(1004),「データ長」(1005),「設
定データ」(1006)のデータが格納されている。こ
れは時系列順に転送されてきたデータが、受信バッファ
の連続したアドレスに格納されることを示し、ここで示
す設定データ1006は、例えば給紙の実行や紙送り量
の設定、使用する記録ヘッド数等を示す情報であり、こ
の設定データで定められた情報が全て揃って初めて記録
装置で記録が可能となる。この後に、記録の対象となる
画像データ(1009、1012)が受信バッファ2に
格納される。
【0031】この画像データ(1009、1012)
は、記録ヘッドが記録媒体上を1度の走査で記録する際
に必要とされるデータ量を、それより少ないデータ量と
してブロック単位に分割したデータであり、そのブロッ
ク単位で画像データを区切り、順次第1ブロックデータ
(1009)、第2ブロックデータ(1012)、・・
・として格納される。
【0032】図10(b)はブロック単位に分割された
画像データのデータ構造を詳細に示す図であり、同図で
示すように、複数の色のデータ(1013〜1014)
が各々圧縮されたデータとして順次格納される。この色
データは「色変えコード」(1016、1017、10
18)で区切られる。
【0033】例えば、シアン、イエロー、マゼンタ、そ
れと黒の4色の色データを想定した場合、各色毎に縦1
28ノズルを1列としたノズル列が走査方向に配列する
記録ヘッドを用いると、圧縮された第1色から第4色の
データが一つのデータブロック内に格納される。このノ
ズル列の各ノズルは、被記録媒体の搬送方向に並んでい
る。
【0034】また、ノズル列の別の形態として、シア
ン、イエロー、マゼンタ、それと黒の4色で、各色毎に
縦64ノズルを1列としたノズル列が走査方向に2列づ
つ配列する記録ヘッドを用いた場合には、ノズル2列が
4色分、すなわち、圧縮された第1色から第8色の色デ
ータが一つのブロックデータ内に画像データとして格納
される。例えば、第1色と第2色がシアンのデータ、第
3色と第4色はマゼンタのデータ、第5色と第6色はイ
エローのデータ、第7色と第8色は黒のデータとなる。
【0035】図11は画像データを保持する記録バッフ
ァの構造を説明する図である。例えば1回の走査で最大
約8インチの長さを記録する場合、1つのブロックデー
タが走査方向に約1インチの記録ができるサイズとする
と、トータル8ブロックの画像データを記録処理すれ
ば、1走査分の画像が完成することになる。
【0036】第1ブロックから第8ブロックは記録ヘッ
ドの走査方向に配置され、各ブロックデータには、第1
色データから第8色データが格納される。各ブロック内
に格納される各色データの長さは記録ヘッドのノズル数
に対応するものである。
【0037】なお、この各色データについて、各ブロッ
クの縦の長さ(ブロックの高さ)はノズル数に対応す
る。
【0038】説明を図5に戻し、各制御ブロックの説明
を続ける。受信バッファ2に格納されるデータのうち、
記録装置の制御用の設定値である「コマンド」,「デー
タ長」,「設定データ」は、インタフェースコントロー
ラ1から信号線S902を介してCPU9により読み出
され、図中にある各部制御回路(7,8)に設定される
(S903、S907)。CPU9は読み出したデータ
(図10(a)の1001〜1008に相当するデー
タ)を解釈し、その結果に従って記録装置の全体的な記
録制御を統括する。一方、CPU9は画像データの処理
に関してはデータ展開ブロック3を起動して処理を実行
させるものとする。
【0039】データ展開ブロック3は受信バッファ2か
ら、図10(b)で示されるように「圧縮TAG」と
「データ」及び「色変えコード」の3種類のデータを読
み出し、これらのデータに基づきデータの展開制御を実
行する。本実施形態ではデータの圧縮/解凍方法として
PackBits圧縮を用いたので、圧縮TAGが8ビ
ットで00hから7Fhまで値の場合、非連続なデータ
が1から128個データ領域に有るとして処理し、圧縮
TAGが8ビットでFFhから81hまで値の場合、次
の1バイトデータを連続した2から128個のデータに
解凍する処理を行う。圧縮TAGの所で、80hを読み
出した場合は色変えコードとして処理する。解凍したデ
ータを信号線S4に乗せ、記録バッファ4に書き込む。
【0040】記録バッファ4には解凍された画像データ
が図11に示すデータ構造で格納される。記録バッファ
4の先頭アドレスには第1ブロックの第1色データの先
頭のデータが書き込まれ、その後に続くデータは、アド
レスを1ずつ加算しながら順次書き込まれる。記録バッ
ファのアドレスに一つの色データとして格納できる領域
は、最初にCPU9が読み込んだ設定データで決定さ
れ、その値以上のデータは書き込めないので画像データ
を圧縮する際には、その設定データに従ったデータサイ
ズの制限が加えられることになる。色変えコードを検出
した後のデータは第2色データの先頭番地から順次書き
込まれる。このアドレスデータの制御は後に説明する記
録バッファリング制御構造回路8が実行することにな
る。
【0041】この書き込みを第1ブロックの第1色デー
タから第8色データまで繰り返し、第8色データの書き
込みを終えて色変えコードを検知すると、第1ブロック
のデータが全て書き込み終えたことになる。データ展開
ブロック3はデータの展開動作を終了し、CPU9に対
しブロック1個分のデータの展開が完成したことを割込
み(INT1)で伝え、CPU9からの次のデータ展開の
起動を待つ。この割り込み(INT1)は図6の最終ブロ
ックデータに対する割り込みに該当するか否かの判断に
使用される。
【0042】記録バッファ4上に複数ブロックの画像デ
ータが揃った段階で、CPU9は記録動作を開始すべく
キャリアモータ179を動作させ、記録ヘッド6が走査
しながら、画像データをキャリッジエンコーダ(CRエ
ンコーダ)10に同期して転送し、記録することで紙面
上(被記録媒体に)に画像を完成させることができる。
記録ヘッド6が主走査方向に走査した後、搬送手段が被
記録媒体を副走査方向に搬送する。こうして、記録ヘッ
ドの走査と、被記録媒体の搬送を繰り返し行って、1ペ
ージ分の画像の記録を行う。
【0043】記録データ生成ブロック5は、記録バッフ
ァ4上に有る画像データの各ブロック構造を、CPU9
から指定された値に従って、CRエンコーダ10に同期
したタイミングで信号線S5を介して読み出し、記録ヘ
ッド6が記録できるデータ構造に変換しながら信号線S
6に出力していく。この記録データ生成ブロック5は後
で述べる記録バッファ内のブロック幅(ブロックの長さ
を示す。)の情報、ブロックの各色の高さ(色データの
「ラスター数」という。)についての情報を保持する。
【0044】<受信バッファの書き込み、読み込み制御
>受信バッファ2には、インターフェースコントローラ
1がデータを書き込み、データ展開ブロック3が画像デ
ータのみを読み出すが、その書き込みアドレスと読み出
しアドレスを制御しているのが受信バッファリング構造
制御回路7である。受信バッファリング構造制御回路7
は受信バッファ2の先頭アドレスと最終アドレス、それ
と書き込みアドレスと読み出しアドレスの管理を行って
いる。
【0045】受信バッファリング構造制御回路7はイン
ターフェースコントローラ1から受信する書き込み要求
信号(S701)を受け付け毎に1アドレスずつ加算
し、これを書き込みアドレスの情報として受信バッファ
2に出力する(信号線S702)。そして、受信バッフ
ァリング構造制御回路7は受信バッファ2の最終アドレ
スに達した場合に書き込みアドレスを受信バッファ2の
先頭のアドレスに戻す制御を行う。
【0046】また、書き込みアドレスが読み出しアドレ
スに到達(一致)した場合、受信バッファ2がデータで
いっぱいになり、次のデータを書き込めない旨をインタ
ーフェースコントローラ1に信号線S703を介して通
信する。
【0047】このとき同時にCPU9に対しても信号線
S904の割込み信号により、受信バッファ2はデータ
の書き込みができない状態であることを知らせる。受信
バッファ2の構造はCPU9が信号線S903のバスを
用いて内部のレジスタに書き込むことで設定することが
できる。
【0048】読み出しアドレスは、CPU9が受信バッ
ファリング構造制御回路7の中に有るデータリード用レ
ジスタを介して直接に受信バッファ2の中のデータを読
み出す場合と、データ展開ブロック3がデータ読み出し
要求信号線S705を介して要求した場合に、読み出し
アドレスとして信号線S706を介して1アドレスづつ
加算されて受信バッファ2に出力される。
【0049】受信バッファリング構造制御回路7は読み
出しアドレスが最終アドレスに達した場合、読み出しア
ドレスを受信バッファ2の先頭アドレスに戻す制御を行
う。また、読み出しアドレスが書き込みアドレスに到達
(一致)した場合、受信バッファ上からデータがなくな
ったので、次のデータを読み出せない旨をデータ展開ブ
ロックに信号線S704を介して通信する。このとき同
時にCPU9に対しても信号線S904の割込み信号線
で、受信バッファ2上には、読み出すデータが無い旨を
知らせる。
【0050】以上が受信バッファ2に対するデータの書
き込み、読み取り制御の処理内容である。次に、この受
信バッファ2から読み出され、展開処理されたデータを
記録バッファに書き込みし、あるいはその記録バッファ
からデータを読み取るための処理内容を説明する。
【0051】<記録バッファの書き込み、読み取り制御
>記録バッファ4に対して、データ展開ブロック3が画
像データを書き込み、記録データ生成ブロック5がその
書き込まれた画像データを読み出すが、その際、書き込
みアドレスと読み出しアドレスを制御しているのが記録
バッファリング構造制御回路8である。
【0052】記録バッファリング構造制御回路8は記録
バッファの先頭アドレスと、最終アドレス、それと書き
込みアドレスと、読み出しアドレスの管理を行ってい
る。
【0053】記録バッファリング構造制御回路8はデー
タ展開ブロック3から受信する書き込み要求信号(S8
01)を受け付け毎に1アドレスずつ加算し、これを書
き込みアドレスの情報として記録バッファ4に出力する
(信号線S802)。そして、記録バッファリング構造
制御回路8は記録バッファ4の最終アドレスに達した場
合に書き込みアドレスを記録バッファ4の先頭のアドレ
スに戻す制御を行う。
【0054】また、書き込みアドレスが読み出しアドレ
スに到達(一致)した場合、記録バッファ4が画像デー
タでいっぱいになり、次の画像データを書き込めない旨
をデータ展開ブロック3に信号線S803を介して通信
する。
【0055】また、データ展開ブロック3が色変えコー
ドを受信バッファ2から読み込んだ場合、データ展開ブ
ロック3は信号線S804を介してその旨を通信し、記
録バッファリング構造制御回路8は次の色のデータを格
納する先頭番地を信号線S802から出力するように準
備する。記録バッファ4の構造はCPU9が信号線S9
07のバスを用いて内部のレジスタに書き込むことで設
定することができる。
【0056】読み出しアドレスは、記録データ生成ブロ
ック5が各色毎にデータ読み出し要求信号線S805を
介して要求すると、読み出しアドレスとして信号線S8
06を介して1アドレスづつ加算されて記録バッファ4
に出力される。
【0057】記録バッファリング構造制御回路8は読み
出しアドレスが最終アドレスに達した場合、読み出しア
ドレスを記録バッファ4の先頭アドレスに戻す制御を行
う。
【0058】記録データ生成ブロック5は現在読み出し
ている画像データブロックのデータ構造をCPU9から
信号線S908のバスを介して、記録データ生成ブロッ
ク5内部にあるレジスタに設定する。設定された画像デ
ータブロック構造内にある画像データを全て読み出すと
終了信号S909をCPU9に対し割り込み信号として
通信する。この際、記録バッファ4上に次の画像データ
ブロックがすでに展開されているならば、その画像デー
タブロック構造をレジスタに書き込む。
【0059】記録バッファ4は1画像データブロック単
位でデータの書き込みを制御しており、書き込まれてい
ない画像データブロックに対し記録データ生成ブロック
を起動しないので、記録バッファの読み出しアドレスが
書き込みアドレスを越えることは起きない。11は、バ
ッファ構造情報メモリである。これは、記録バッファの
制御用の作業用メモリ(ワークRAM)で、後で述べる記
録バッファ構造についての情報を一時的に格納する領域
である。
【0060】以上が記録制御部における記録データの流
れの概要である。
【0061】<記録バッファリング構造制御回路の説明
>記録バッファリング構造制御回路の説明を図8及び図
9を用いて説明する。記録バッファリング構造制御回路
の処理において、図8は書き込みアドレス制御を中心に
説明する図であり、図9は記録バッファリング構造制御
回路8の読み出しアドレス制御を中心に説明する図であ
る。
【0062】記録バッファリング構造制御回路8は読み
出し制御部8Aと書き込みアドレス制御部8Bで構成され
ている。また、記録バッファ4のバッファ領域は、記録
バッファの先頭のアドレスをtop_adrで示し、最終アド
レスをbottom_adrで表示する。この先頭アドレスは書き
込みアドレス制御部8B内のレジスタ803に格納さ
れ、最終アドレスは書き込みアドレス制御部8B内のレ
ジスタ804に格納される。
【0063】記録バッファ4に示される「RP」はリード
ポインタを示し、「WP」はライトポインタを示す。記録
バッファの中のRPとWPの間のハッチング部分は記録デー
タが格納されていることを表している。また、記録バッ
ファ4の白色部分は記録データが格納されていないこと
を表す。
【0064】読み出しアドレス制御部8A内の802
は、データの読み出しアドレス(RP:リードポインタ)
を示すレジスタである。805から812は第1色から
第8色について、各色の情報を格納するレジスタであ
る。ここで、レジスタ805には第1色のデータのバッ
ファの高さ情報と、第1色データの有り無しを示す情報
が格納され、同様にレジスタ806〜812についても
第2色〜第8色について同様の情報が設定される。
【0065】813はブロックの幅情報を設定するレジ
スタであり、この幅情報は第1色〜第8色までブロック
単位で、共通して使用される値である。
【0066】尚、上述のブロックデータの高さ情報及び
幅情報は、図10(a)で説明した設定データに含まれ
る情報である。
【0067】815は次のブロックデータのアドレスを
格納するレジスタであり、このアドレスは各色に関する
情報を格納するレジスタ805からレジスタ812のう
ちのいずれかの値と、ブロックデータに関する幅の情報
を格納するレジスタ813の値を用いて決定することが
できる。
【0068】816はデータの書き込みアドレスを格納
する書き込みアドレスレジスタである。814はアドレ
ス制御レジスタで、書き込みアドレスが読み出しアドレ
スを追い越さないように(両アドレスが重複したアドレ
スを指定しないように)書き込み処理、読み出し処理の
管理をする。
【0069】<読み出しアドレス制御部の説明>図9に
おいて左側は記録バッファリング構造制御回路8の読み
出しアドレス制御部8Aを示し、同図の右側は記録バッ
ファ4を示す。
【0070】記録バッファ4のバッファ領域は、図8と
同様に、記録バッファの先頭のアドレスであるtop_adr
と、最終アドレスはbottom_adrとで表される。この先頭
アドレス(top_adr)はレジスタ803に格納され、最
終アドレス(bottom_adr)はレジスタ804に格納され
る。記録バッファに示される「RP」は図8と同様にリー
ドポインタであり、「WP」はライトポインタである。記
録バッファ4におけるRPとWPの間のハッチング部分は記
録データが格納されていることを表し、記録バッファの
白色の部分は記録データが格納されていないことを表
す。
【0071】読み出しアドレス制御部8A内の802
は、データの読み出しアドレス(RP:リードポインタ)
を示すレジスタであり、破線の枠で囲った900は第1
レジスタ群、実線の枠で囲った901は第2レジスタ群
である。
【0072】第1ブロックから第8ブロックの画像デー
タを記録する場合、例えば、走査の開始時において、第
1レジスタ群には第1ブロックについての情報が格納さ
れている。また、第2レジスタ群には、第2ブロックに
ついての情報が格納される。第1ブロックの記録が終了
すると、第1レジスタ群900には第2レジスタ群90
1の情報がコピーされ、第1レジスタ群900には第2
ブロックの情報が格納される。そして第2レジスタ群9
01には、第3ブロックの情報が格納される。以下、最
後の第8ブロックのデータが格納されるまで順に行われ
る。そして、次の走査開始時には、再び、第1レジスタ
群には第1ブロックの情報が格納され、第2レジスタ群
には第2ブロックの情報が格納される。
【0073】第1レジスタ群内にあるレジスタ(1st_hi
ght 1 color bit)819は、第1色についての高さ情報
と色データの有り無し情報を設定するレジスタである。
各レジスタ822、824、826、828、830、
832、834は第2色〜第8色について高さ情報と色
データの有り無し情報を設定するレジスタである。
【0074】820は各ブロックデータの幅情報を格納
するレジスタである。この幅情報は第1色〜第8色まで
ブロック単位で、共通して使用される値である。
【0075】レジスタ(1st_color_adr) 818は第
1色の読み出しアドレスを格納するレジスタである。第
1色のデータが格納されている記録バッファ819から
データが読み出されるとアドレスが更新される。レジス
タ821、823、825、827、829、831、
833はそれぞれ第2色〜第8色の読み出しアドレスを
格納するレジスタであり、第2色〜第8色の色データも
第1色の色データと同様に順に1カラム分のデータが読
み出される。
【0076】記録バッファ4に格納されるデータは複数
の色データを含むため、例えば、第1、第2色、・・・
の色データが混在した場合、各色単位の色データを格納
するためのアドレスは、連続していないものとなる。そ
のため、読み出しアドレスのレジスタが色データ毎に1
つであれば、例えば第1色データのアドレスの次に、第
2色データを読み出す際、アドレス計算をする必要があ
るが、記録バッファ4に各色ごとに読み出しアドレスを
格納するレジスタを用意することで、カラム単位での読
み出しを行う際のアドレス計算を省くことができる。
【0077】817はアドレス制御レジスタである。読
み出しアドレスは、記録データ生成ブロック5が各色毎
にデータ読み出し要求信号線S805を介して要求する
と、アドレス制御レジスタ817は読み出しアドレスと
して信号線S806を介して1アドレスづつ加算して記
録バッファ4に出力する。
【0078】835は次のブロックのアドレスを格納す
るレジスタである。現在読み出されているブロックが第
1ブロックであれば、このレジスタには第2ブロックの
先頭のアドレスが格納される。このレジスタの値は、現
在読み出されているブロックデータの読み出しが終了す
ると、レジスタ802にコピーされる。これにより、次
のブロックデータの読み出しがスムーズにできる。
【0079】レジスタ836は第1色から第8色のう
ち、読み出す順序を特定するための情報を格納するテー
ブルである。このテーブルに設定された値によって記録
バッファからデータを読み出す順序を自由に設定するこ
とができる。例えば、図4の場合には、第1色→第2色
→第3色→第4色と読み出す。また、8色ある場合に
は、第1色→第2色→・・→第8色の順に読み出すこと
ができる。また、値を変えて、第1色→第2色→第5色
→第6色→第7色→第8色のように第3色、第4色のデ
ータの読み出しをスキップすることもできる。これによ
って、格納されていない色の画像データについては、正
確に読みとばすことができる。
【0080】第2レジスタ群901は次のブロックデー
タに関する設定データを格納するバッファの集まりであ
る。第1レジスタ群の各レジスタが読み出されたら、第
2レジスタ群の各レジスタに設定されている値が、第1
レジスタ群の対応するレジスタに設定される。例えば、
レジスタ838に設定されている値がレジスタ819に
設定される。レジスタ839〜845は、次のブロック
データにおける第2色〜第8色の色データについて同様
の情報が設定されるレジスタである。
【0081】レジスタ838には第1色データのバッフ
ァの高さ情報と、第1色データの有り無しを示す情報が
格納される。レジスタ839〜845についても第2色
〜第8色について同様の情報が設定されるレジスタであ
る。
【0082】846はレジスタ820と同様にブロック
の幅情報を設定するレジスタである。この幅情報は第1
色〜第8色までブロック単位で、共通して使われる値で
ある。
【0083】レジスタ878は、先に設定したブロック
のサイズと同じブロックのサイズが同じ場合、この値を
「1」とすることで、第1レジスタ群に同じ値を再設定
することができる。この場合、レジスタ838〜846
の設定を省くことができる。レジスタ878の値が
「0」の場合には、各レジスタ838〜846にそれぞ
れの値が設定される。レジスタ(same_type)878に
よって、ブロックサイズが同じであれば、レジスタの設
定を簡単に行うことができる。
【0084】以上が記録データに関するデータの書き込
み、読み出し制御に関する処理の内容である。
【0085】図3において、参照番号301a〜gは記
録媒体106に対して記録する主走査方向の記録データ
ブロック(BLOCK_1〜7)と1走査記録領域30
2との対応を示す。記録媒体106に対して対応する各
ブロックデータの記録を実行することにより、1走査記
録領域302の記録が完了する。1走査記録領域302
の記録のために本実施形態では記録するデータを一時格
納する記録バッファを主走査方向に複数分割して用いて
いるが、その複数の記録ブロックの利用管理のために、
図3の303に示すような記録バッファ4を管理するた
めのデータ構造を特定するためのテーブルを用いてもよ
い。この場合、記録バッファ管理テーブル303の各欄
301a〜gには、それぞれブロックに格納される色デ
ータの情報(BK_1、C_1、・・・)、その他、色データ
の有り無し、各色データのブロックのカラム数、色毎の
使用ノズル位置等が格納される。
【0086】<記録バッファのアドレス制御>図4は記
録バッファにブロックデータを格納した場合の内部構成
を例示する図である。ここでは、簡単のために記録ブロ
ックは7つ(BLOCK_1〜7:この数字をブロック
の識別IDとする。)、記録ブロックに格納される色デ
ータは、第1ブロックが4つ(BK_1、C_1、M_
1、Y_1:この数字を色データの識別IDとす
る。)、第2ブロックが4つ、第3ブロックが2つ、第
4ブロックが1つ、第5ブロックが4つ、第6ブロック
が1つ、そして第7ブロックが0とした合計16個の色
データが格納された状態である。記録バッファは縦方向
(副走査方向)16ビット×8(8ワード)のデータ
を、主走査方向に128ドット分格納できるメモリ容量
(1024ワード)となっている。従って、600DP
Iの間隔で配置された128ノズルで128カラム分の
記録を行うことができる。
【0087】従って、本実施形態のように、1ブロック
のカラム数を128カラムとすると、1色あたり128
ノズルを使用する記録ヘッドで4色分の1ブロックを記
録するためには、この分割された記録バッファを4つ
分、つまり、1024×4ワード分を1つのブロックデ
ータを格納するための記憶領域として割り当てればよ
い。
【0088】記録バッファのアドレスはSRAM173
のメモリアドレス"800000(h:16進表現を示
す)"を開始アドレスとし、2048バイトの基本単位
として、次々にSRAM173の領域を分割して、各ブ
ロックの色データ毎の記憶領域を割り当てる。
【0089】色データとブロックデータとの識別IDの
対応関係から、BK_1は第1ブロックにおける黒の色
データを示し、その記録領域の先頭アドレスは、黒は8
00000(h)となり、シアン(C_1)は8008
00(h)、マゼンタ(M_1)は801000
(h)、そしてイエロー(Y_1)は801800
(h)となる。第1ブロックには4色分のデータが格納
されている。
【0090】同様に第2ブロックについては、黒の色デ
ータ(BK_2)の記録領域の先頭アドレスは8020
00(h)、シアン(C_2)は802800(h)、
マゼンタ(M_2)は803000(h)、イエロー
(Y_2)は803800(h)となる。第2ブロック
2にも第1ブロックと同様に、4色分のデータが格納さ
れる。
【0091】第3ブロックについては、黒の色データ
(BK_3)の記録領域の先頭アドレスは804000
(h)、シアン(C_3)は804800(h)とな
る。従って、ブロック3にはブラックとシアンの2色分
のデータが格納されている。つまり、マゼンタとイエロ
ーの画像データが無いので、記録バッファの割り当ては
されていない。
【0092】第4ブロックについては、黒の色データ
(BK_4)の記録領域の先頭アドレスは805000
(h)となる。従って、ブロック4にはブラック1色分
のデータが格納されている。その他のシアン、マゼン
タ、イエローについては、画像データが無いので、記録
バッファの割り当てはされていない。
【0093】第5ブロックについては、黒の色データ
(BK_5)の記録領域の先頭アドレスは805800
(h)となり、シアン(C_5)は806000
(h)、マゼンタ(M_5)は806800(h)、イ
エロー(Y_5)は807000(h)となる。第5ブ
ロックについては、第1及び第2ブロックと同様に4色
分の色データが格納される。
【0094】第6ブロックについては、イエローの色デ
ータ(Y_6)の記録領域の先頭アドレスは80780
0(h)となる。このブロックでは、黒、シアン、マゼ
ンタに対応する画像データが無いので、その分のデータ
を格納するための記録バッファの割り当てはされていな
い。
【0095】SRAM173を記録バッファとして、デ
ータの格納領域を循環的に使用するため、第7ブロック
として示す領域の先頭アドレスは、第1ブロックにおけ
る画像データの記録終了後、使用可能となった領域の先
頭アドレス800000(h)となる。
【0096】以上のように、それぞれ異なる記録領域に
記録される画像データのみを、分割した記録バッファを
用いて、詰めて格納する(画像データの存在しない場合
は、データを格納する領域を確保しない)ことにより、
メモリを効率良く使うことができる。
【0097】一方、SRAM173には記録の際に使用
する記録ブロック(1〜7)の順番を管理するために、
次に使用する記録ブロックのID番号を管理する記録ブ
ロックID番号格納領域を設ける。この記録ブロックI
D番号格納領域に格納されるID番号は記録バッファの
記録ブロックが記録されることにより順次更新され、常
に次に用いる記録ブロックのID番号がセットされる。
このID番号により、次に読み出すべき記録ブロックを
特定することができ、更に、記録が完了した記録ブロッ
クには、後続のブロックデータが順次格納さる。
【0098】このようにして、記録動作中には常に記録
バッファエリアにどの記録ブロックデータを書き込めば
良いかが管理されることになる。そして、一連の記録動
作中はこの情報がSRAM173内に保持される。記録
動作中、記録バッファのどのアドレスにデータを書き込
めば良いかが管理できることになる。記録データの書き
込みと、読み出しは一連の記録動作中、記録バッファを
循環的に利用して制御される。
【0099】<記録制御の処理>図6は記録制御のフロ
ーを示した図である。ステップS601で記録バッファ
から画像データの読み出しを行うために、第1レジスタ
群(複数のレジスタで構成)の設定を行う。この第1レ
ジスタ群の設定では、第1ブロックにおける色データの
有無、ノズル数、カラム数などの設定データが設定され
る。例えば、図4で示すように第1ブロックには4色の
画像データすべてが格納されているので、全ての色デー
タが有る旨が設定される。この第1レジスタ群は先に説
明した図9の900に対応する。
【0100】ステップS602で第2レジスタ群(複数
のレジスタで)の設定を行う。この第2レジスタ群の設
定では、第2ブロックにおける色データの有無、ノズル
数、カラム数などの設定データが設定される。第1レジ
スタ群の各レジスタは、第2レジスタ群の各レジスタに
それぞれ対応しており、第2レジスタ群に設定された値
は、割り込み信号を受けて、第1レジスタ群にコピーさ
れるので、設定を容易に行うことができる。なお、図4
の第3ブロックのデータを設定する場合には、マゼンタ
(M)とイエロー(Y)のデータは格納されていないの
で、マゼンタ(M)とイエロー(Y)のレジスタには色無
し情報が設定されることになる。
【0101】ステップS603で記録動作を開始する。
各ブロックにおける画像データは、そのアドレス情報
(818、821、823、825、827、829、
831、833)に従い読み出され、第1レジスタ群9
00に格納されている設定データに従い記録データ生成
ブロック5が記録データを生成する。例えば、キャリッ
ジが走査を開始し、記録領域の手前まで加速し、その後
等速で移動する。そして、記録開始位置にキャリッジが
到達したところで、第1ブロックに格納された画像デー
タの記録が開始される。従って、記録データが処理され
るためには、データの準備は記録開始位置にキャリッジ
が到達する前に完了することになる。
【0102】ステップS604では現在、第1ブロック
に格納されているデータの記録終了を示す割り込み信号
の有無をチェックする。割り込み信号が有れば(S60
4−Yes)、現在第1ブロックに格納されている画像
データは全て記録されたことになるので、第2レジスタ
群に格納されているデータをそれぞれ第1レジスタ群へ
コピーして、次の記録処理が実行される。
【0103】一方、記録が完了した第1ブロックに対応
する記録バッファには、次のブロックのデータが格納さ
れる。本実施形態では、図4に示すように記録バッファ
に第6ブロックまでのデータが格納されているので、7
番目の第7ブロックのデータが第1ブロックの空領域に
格納される。
【0104】ステップS605で位置カウンタをラッチ
する。この位置カウンタの値は、エンコーダから得られ
たキャリッジの位置情報である。この位置情報は記録バ
ッファに格納された画像データのカラム情報で、1画素
単位の情報に対応する。
【0105】ステップS606で、画像データの最終ブ
ロックに対応するデータであるか否かチェックする。も
し最終ブロックでなければ(S606−No)、処理を
ステップS607へ進める。最終ブロックであれば(S
606−Yes)、1回の走査としての記録は終了する
ので、ステップS606で受信した最終ブロックの割り
込み信号をクリアし(S610)、記録を終了する。
【0106】ステップS607では、第2レジスタ群設
定遅れ割り込みがあったかチェックする。この割り込み
は、記録する位置(記録開始位置にキャリッジが到達し
た位置)にキャリッジが移動してきて、記録するタイミ
ングまでに、記録バッファからの記録データ読み出しが
間にあわない場合に発生する。本実施形態では、ブロッ
ク終了割り込み時に参照するフラグとして、第2レジス
タ群設定遅れフラグが「1」になっているか否かで第2
レジスタ群設定遅れの有無を判断する。設定遅れでなけ
れば、このフラグは「0」である。
【0107】尚、この第2レジスタ群設定終了フラグ
は、第2レジスタ群にデータを設定する時、CPU9の
制御の下、ソフトウエアによる処理で「1」にセットさ
れ、第2レジスタ群のデータが第1レジスタ群にコピー
されるときに「0」に変更される。この第2レジスタ群
設定終了フラグの「0」への変更は、ハードが行う。
【0108】また、第2レジスタ群設定遅れフラグは、
第2レジスタ群設定終了フラグを基に変更される。ブロ
ック終了割り込み発生時、第2レジスタ群設定終了フラ
グが「1」であれば第2レジスタ群設定遅れフラグは
「0」、第2レジスタ群設定終了フラグが「0」であれ
ば第2レジスタ群設定遅れフラグは「1」になる。従っ
て、第2レジスタ群設定遅れフラグが「1」の場合は、
次に記録するべきブロックデータが記録バッファ4から
読み出せない状態ということになる。
【0109】もし、第2レジスタ群設定遅れ割り込みが
あった場合(上述のフラグが1の場合)には(S607
−Yes)、現在第1レジスタ群に設定されている画像
データを記録後、次のブロックの記録は行わずに、記録
は中断する(S611)。例えば第3ブロックの記録を
行った後に記録を中断する場合には、ステップS605
でラッチされた位置カウンタは第3ブロックの最終カラ
ムに対応するキャリッジの位置情報を保存して記録を中
断する。このときキャリッジの動作は、等速移動状態か
ら減速して、停止した後、走査方向に原点復帰して記録
開始位置に戻る。
【0110】そして、CPU9は上記のフラグの設定値を
モニタしており、上述の第2レジスタ設定遅れを示すフ
ラグが「1」で中断したとわかると(S611)、第2
レジスタ設定遅れフラグを「1」から「0」にクリアを
行う(S612)。なお、このクリアは、CPU9の制
御の下、ソフトウエアによる処理で行われる。そして、
再び記録ヘッド6が走査を開始するための制御を行う
(S613)。記録の再開は中断前と同じ走査領域で
(副走査方向の搬送を行わずに)記録ヘッドを走査し
て、記録を中断した位置から記録を実行する。この場
合、第3ブロックまで記録を行ったので、第4ブロック
から記録を行う。記録の再開において、位置カウンタの
値は記録の中断前の値が保持されており、この値を利用
することにより、記録位置の連続性は中断前と後とで確
保できる。このようにして、1回中断した場合は2回の
走査回数で1走査領域の記録が処理できる。
【0111】ステップS607で、第2レジスタ群設定
遅れ割り込みがなかった場合(上述のフラグが0の場
合)には、ステップS608で割り込み信号をクリアす
る。
【0112】ステップS609で再び第2レジスタ群の
設定を行う。格納していたデータの内容を第1レジスタ
群にコピーすることで空領域ができた第2レジスタ群に
は、第3ブロックの設定データの設定を行い、ステップ
処理をステップS604に戻す。
【0113】ステップS604において、ブロック終了
割り込みが有れば、ステップS609で処理された第2
レジスタ群に設定された第3ブロックの設定データを第
1レジスタ群にコピーして、次の記録処理が実行され
る。
【0114】以下、最終ブロックの終了まで、図6に示
すフローチャートに従いデータは処理される。
【0115】<記録の再開の説明>図12は、記録デー
タの格納が、記録のタイミングに間に間に合わない場合
(図6のフローチャートで、第2レジスタ群設定遅れを
示すフラグが1の場合)の記録動作を説明する図であ
る。
【0116】記録ヘッド6がスタート位置Sから矢印の
走査方向に移動して、記録を行うことを示している。こ
の記録ヘッド6の位置の制御はカラム信号Tに基づいて
行われる。スタート位置(停止状態)から走査を開始し
て、記録ヘッド6を加速していき、例えば、位置Aで加
速を終了し、等速移動する。なお、データの格納が、記
録ヘッド6の等速移動に遷移し、記録開始位置の到達す
るタイミングに間に間に合う場合には、1回の走査で1
走査領域の全域に該当する位置Aから位置D(A−D間
はキャリッジの等速移動領域)まで記録できる。
【0117】図12(a)は、位置Bから記録を開始
し、位置Cまで領域P1の間で記録をしていることを示
す。記録ヘッドの記録開始位置到達前までに、記録デー
タの格納が間に合わなかったため位置Cまでしか記録さ
れない。キャリアモータ179のモータドライバ177
はどこまで記録したかを、カラム信号Tに基づいて記録
位置を捕捉して、記録を再開するための記録タイミング
t1を記憶する。そして、図12(b)に示すように、
再びスタート位置Sから走査を開始し、記録タイミング
t1から記録を実行する。この制御によって、中断した
位置Cから記録を開始することができ、位置Dまで領域
P2の間で記録を行い、走査方向の記録を完了する。
【0118】図13は、記録データ生成ブロック5内に
あるエンコーダ信号処理ブロックに関する信号の説明図
である。
【0119】150DPIの分解能を有するエンコーダ
信号を4等分したカラム信号(1画素の分解能と等し
い。)を生成する。このカラム信号を図14に示すカラ
ムカウンタ1401でカウントする。このカラム信号に
基づいて、それぞれのカラムの画像データが読み出され
る。
【0120】各カラムの第1色から第8色の画像データ
が順に読み出される。この読み出しは、DMA_REQ
信号と、DMA_ACK信号により行われる。DMA_
ACK信号の1周期において、1ノズル列分のデータ
が、この図では4回(a〜d)に分けて、読み出されて
いる。ここで、ノズル列が64の場合だと、16ノズル
単位のデータが1回に読み出されることになる。すなわ
ち、画像データaでは、第1ノズルから第16ノズルの
データが読み出され、画像データbでは第17ノズルか
ら第32ノズルのデータが読み出され、画像データcで
は第33ノズルから第48ノズルのデータが、そして、
画像データdでは、第49ノズルから第64ノズルのデ
ータが読み出される。同様に1列のノズル数が128で
あれば、8回に分けて読み出されることになる。
【0121】データの読み出しのタイミングが、カラム
信号のタイミングT8で行われるとすると、その読み出
したデータについて記録ヘッドを駆動するタイミング
は、1クロック分後のカラム信号T9で行われる。つま
り、カラム信号のタイミングT8で画像データが読み出
され、カラム信号のタイミングT9でその読み出したデ
ータに対するインクの吐出(記録)が行われる。
【0122】なお、このDMA_REQ信号は、図5及
び図9に記載されているデータの読み出し要求信号線S
805である。そして、この信号の応答として、図9に
示されているDMA_ACK信号S8051が記録デー
タ生成ブロックに返される。ここで、画像データは図9
のS5で示され、DMA転送で記録バッファ4から記録
データ生成ブロック5に転送される。
【0123】図14は、カラム信号をカウントする回路
の説明図である。カラムカウンタ1401とラッチ回路
1402で構成されている。図13で示したカラム信号
をカラムカウンタがカウントアップする。このカウント
アップ値をラッチ回路1402に出力する。そして、画
像データなしの信号が入力されると、ラッチ回路140
2はカウントを加算せずにカウントアップ値を保持す
る。
【0124】例えば、図13を使って説明すると、カラ
ムカウント値8まで読み込んだタイミングで、画像デー
タなしの信号が入力された場合(図6のフローチャート
において、第2レジスタ群の群設定遅れを示すフラグが
1の場合)、カラムカウントのタイミングT8でカウン
ト値8の値がラッチされる。この値8+1(9カラム
目)(順方向は+1で9カラム目、逆方向は−1で7カ
ラム目)は次の記録開始位置の第1カラム(記録開始の
カラム)として使用される。
【0125】尚、本実施形態では記録ヘッドの構造が副
走査方向に各色成分に関して16ビット分のデータを記
録可能なノズルをもつものとして説明したが、本発明の
趣旨はこれによって限定されるものではない。例えば、
このノズルサイズは、MPUからのアクセスが容易なサ
イズであれば、8ビット、16ビット、32ビット等、
何れのサイズでも良い。
【0126】また、本実施形態では記録媒体よりも小さ
いサイズの管理テーブルをもつように構成されている
が、本発明はこれによって限定されるものではない。例
えば、1ページを越えるサイズの管理テーブルをもつよ
うに構成しても何ら問題なくその効果に変わりはない。
その他、記録バッファの数や、記録バッファサイズにつ
いても本実施形態によって限定されるものではなく、装
置構成等によって変更可能であることは言うまでもな
い。
【0127】以上説明したように、本実施形態にかかる
記録装置及び、記録装置の制御方法によれば、複数の色
データを含むデータをブロック単位として、バッファへ
の書き込み、読み取りを制御することが可能となる。こ
の制御は、複数の記録ブロックに分割し、記録ブロック
毎に記録動作の管理をすることが可能になるので、記録
動作に必要な記録バッファのサイズを小さくすることが
でき、バッファ領域の効率的な利用が可能となる。
【0128】また、記録データの格納が記録動作に間に
合わずに記録が中断した場合でも、記録ヘッドの位置検
知手段により検知した走査位置情報により記録位置を制
御して、記録を再開させて走査方向の記録を完了させる
ことが可能となる。
【0129】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
【0130】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0131】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0132】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0133】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0134】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0135】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0136】以上説明した本発明実施形態においては、
インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で
固化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化す
るものを用いても良く、あるいはインクジェット方式で
はインク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温
度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるよう
に温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号
付与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0137】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0138】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0139】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても良いし、1つの機器から成る装置
に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる記
録装置及び、記録装置の制御方法によれば、複数の色デ
ータを含むデータをブロック単位として、バッファへの
書き込み、読み取りを制御することが可能となる。この
制御は、複数の記録ブロックに分割し、記録ブロック毎
に記録動作の管理をすることが可能になるので、記録動
作に必要な記録バッファのサイズを小さくすることがで
き、バッファ領域の効率的な利用が可能となる。
【0141】また、記録データの格納が記録動作に間に
合わずに記録が中断した場合でも、記録ヘッドの位置検
知手段により検知した走査位置情報により記録位置を制
御して、記録を再開させて走査方向の記録を完了させる
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態で共通に用いられるインクジ
ェットプリンタの外観斜視図である。
【図2】インクジェットプリンタの制御回路の構成を示
すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態において、記録媒体106の
走査方向に対応する記録データの構成を概略的に説明す
る図である。
【図4】本発明の実施形態にかかる記録バッファのデー
タ配置について説明する図である。
【図5】本発明にかかる記録装置の実施形態において、
記録装置の記録制御部を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施形態にかかる記録装置の記録制御
工程を説明するフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態において、インクジェットプ
リンタに適用が可能なカラープリント用の記録ヘッド1
02を記録媒体106側から示した外観斜視図である。
【図8】本発明の実施形態にかかる記録装置における記
録バッファリング構造制御回路の書き込みアドレス制御
部の詳細を説明する図である。
【図9】本発明の実施形態にかかる記録装置における記
録バッファリング構造制御回路の読み出しアドレス制御
部の詳細を説明する図である。
【図10】ホストコンピュータから転送されるデータの
データ構造を示す図である。
【図11】画像データを保持する記録バッファのデータ
構造を示す図である。
【図12】記録データの格納が記録処理のタイミングに
間に合わない場合の記録動作の処理を説明する図であ
る。
【図13】記録データ生成ブロック5内にあるエンコー
ダ信号処理ブロックに関する信号の説明図である。
【図14】カラム信号をカウントする回路の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 インターフェース制御部 2 受信バッファ 3 データ展開ブロック 4 記録バッファ 5 記録データ生成ブロック 6 記録ヘッド 7 受信バッファリング構造制御回路 8 記録バッファリング構造制御回路 8A 読み出しアドレス制御部 8B 書き込みアドレス制御部 9 CPU 10 CRエンコーダ 11 バッファ構造情報メモリ 900 第1レジスタ群 901 第2レジスタ群 RP リードポインタ WP ライトポインタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 香野 哲史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中野 武秋 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA11 EA24 EB11 EB36 EB58 EE01 FA03 FA10 2C187 AC08 AF03 BF13 BH23 FC07 FC08 FD14 GA09 5C073 AA04 BB02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを搭載したキャリッジを記録
    媒体上で走査させて記録を行うために、該記録ヘッドの
    走査方向の記録領域を複数の領域に分割し、該分割され
    た領域単位の画像データを格納するバッファと、該記録
    ヘッドの位置を検知する記録ヘッド位置検知手段とを有
    する記録装置であって、 前記分割された領域単位の画像データを前記バッファに
    格納するために、該領域単位の画像データの書き込みア
    ドレス情報を色データ毎に制御する書き込み制御部と、 前記格納された画像データを読み出すためのアドレス情
    報を生成する読み出し制御部と、 前記生成されたアドレス情報に対応し、該アドレス情報
    に従った画像データの読み出しを制御する第1設定情報
    を第1格納手段に格納管理する格納管理手段と、 前記格納管理手段により格納された第1設定情報と、前
    記アドレス情報とに基づき、前記バッファから前記格納
    されたデータを読み出し、記録データを生成する記録デ
    ータ生成手段と、 前記生成された記録データを記録する前記記録ヘッドの
    走査位置を前記記録ヘッド位置検知手段で検出し、該検
    出された走査位置情報により記録位置を制御する記録ヘ
    ッド位置制御手段と、 を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 次の記録領域の画像データを読み出すた
    めの第2設定情報を格納する第2格納手段を更に有し、 前記格納管理手段は、前記第1設定情報に基づく記録の
    完了に従い、前記第1格納手段の内容を該第2設定情報
    の内容に更新することを特徴とする請求項1に記載の記
    録装置。
  3. 【請求項3】 前記格納管理手段は、前記第1格納手段
    に対する前記第2設定情報の格納に従い、前記バッファ
    からデータの読み出しを可能にするフラグ情報を更新す
    ることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッド位置制御手段は、前記記
    録ヘッド位置検知手段で検知された位置情報が、該記録
    ヘッドの記録開始位置到達前に前記フラグ情報が更新さ
    れている場合は、該記録ヘッドの位置情報を更新して次
    の記録領域の記録を続行し、 該記録ヘッドの記録開始位置到達前に前記フラグ情報が
    更新されていない場合は、該記録ヘッドの位置情報を保
    持して記録を中断することを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッド位置制御手段は、前記フ
    ラグ情報の更新に従い前記保持された記録ヘッドの位置
    情報に基づき記録開始位置を判断して記録を再開するこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドの位置情報は、前記バッ
    ファに格納されたデータの位置に関する情報であること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記
    録装置。
  7. 【請求項7】 前記分割された領域単位の画像データに
    は、シアン、イエロー、マゼンタ、および黒の色データ
    が含まれることを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  8. 【請求項8】 前記バッファは、先頭アドレス情報と最
    終アドレス情報とにより設定された領域間で循環して前
    記画像データを格納することが可能であることを特徴と
    する請求項1に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記書き込み制御部は、前記書き込みア
    ドレス情報が前記読み出しアドレス情報と一致する場合
    は、前記バッファ内に格納されている画像データと重複
    したアドレスの設定を禁止する制御を実行することを特
    徴とする請求項1に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して
    記録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴
    とする請求項1に記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
    与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
    体を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録
    装置。
  12. 【請求項12】 記録ヘッドを搭載したキャリッジを記
    録媒体上で走査させて記録を行うために、該記録ヘッド
    の走査方向の記録領域を複数の領域に分割し、該分割さ
    れた領域単位の画像データを格納するバッファと、該記
    録ヘッドの位置を検知する記録ヘッド位置検知手段とを
    有する記録装置であって、 前記分割された領域単位の画像データを前記バッファに
    格納するために、該領域単位の画像データの書き込みア
    ドレス情報を色データ毎に制御する書き込み制御部と、 前記書き込み制御部による画像データの書き込みが前記
    画像データの記録位置に記録ヘッドが到達するまでに行
    われない場合、前記記録ヘッドの記録を中断する記録ヘ
    ッド位置制御手段と、前記記録ヘッド位置検知手段が検
    知する前記中断した位置を保持する記録ヘッド位置保持
    手段と、 を備えることを特徴とする記録装置。
  13. 【請求項13】 記録ヘッドを搭載したキャリッジを記
    録媒体上で走査させて記録を行うために、該記録ヘッド
    の走査方向の記録領域を複数の領域に分割し、該分割さ
    れた領域単位の画像データを格納するバッファと、該記
    録ヘッドの位置を検知する記録ヘッド位置検知手段とを
    有する記録装置の制御方法であって、 前記分割された領域単位の画像データを前記バッファに
    格納するために、該領域単位の画像データの書き込みア
    ドレス情報を色データ毎に制御する書き込み制御工程
    と、 前記格納された画像データを読み出すためのアドレス情
    報を生成する読み出し制御工程と、 前記生成されたアドレス情報に対応し、該アドレス情報
    に従った画像データの読み出しを制御する第1設定情報
    を第1レジスタで格納管理する格納管理工程と、 前記第1設定情報と、前記アドレス情報とに基づき、前
    記バッファから前記格納されたデータを読み出し、記録
    データを生成する記録データ生成工程と、 前記生成された記録データを記録する前記記録ヘッドの
    走査位置を前記記録ヘッド位置検知手段で検出し、該検
    出された走査位置情報により記録位置を制御する記録ヘ
    ッド位置制御工程と、 を備えることを特徴とする記録装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 記録装置における記録制御をコンピュ
    ータの処理として特定する記録制御プログラムであっ
    て、該プログラムがコンピュータの処理を、 分割された領域単位の画像データをバッファに格納する
    ために、該領域単位の画像データの書き込みアドレス情
    報を色データ毎に書き込み制御し、 前記格納された画像データを読み出すためのアドレス情
    報を生成し、 前記生成されたアドレス情報に対応し、該アドレス情報
    に従った画像データの読み出しを制御する第1設定情報
    を第1レジスタに格納管理し、 前記格納された第1設定情報と、前記アドレス情報とに
    基づき、前記バッファから前記格納されたデータを読み
    出し、記録データを生成し、 前記生成された記録データを記録する前記記録ヘッドの
    走査位置を記録ヘッド位置検知手段の検出情報により記
    録位置を制御する、 手段として特定することを特徴とする記録制御プログラ
    ム。
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