JP2003305896A - 記録装置及び記録装置の制御方法 - Google Patents

記録装置及び記録装置の制御方法

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JP2003305896A JP2002112661A JP2002112661A JP2003305896A JP 2003305896 A JP2003305896 A JP 2003305896A JP 2002112661 A JP2002112661 A JP 2002112661A JP 2002112661 A JP2002112661 A JP 2002112661A JP 2003305896 A JP2003305896 A JP 2003305896A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の色データを含むデータをブロック
単位として、バッファへの書き込み、読み取りを循環的
に制御する。 【解決手段】 記録ヘッドを搭載したキャリッジを記録
媒体上で走査させて記録を行うために、該記録ヘッドの
走査方向の記録領域を複数の領域に分割し、該分割され
た領域単位の画像データを格納するバッファを有する記
録装置は、分割された領域単位の画像データを前記バッ
ファに格納するために、その領域単位の画像データの書
き込みアドレス情報を色データ毎に制御する書き込み制
御部と、バッファに格納された画像データを読み出すた
めの読み出しアドレス情報を色データ毎に制御する読み
出し制御部と、読み出しアドレス情報に基づき、読み出
された画像データに従い、分割された領域単位の記録デ
ータを生成する記録データ生成部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置及びその
記録装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印字装置において、記録バッファとして
リング構造を用いる従来技術は特公昭63−12290
号において提案されている。この従来技術においては、
印字データをメモリ領域に格納するためのアドレスポイ
ンタと、そのデータを取出すためのアドレスポインタ
と、メモリ領域の空き領域を管理するための印字データ
数カウントレジスタとを構成に有し、循環領域のメモリ
の利用の効率化が試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術にお
ける通常のリングバッファ構造をフルカラー印刷用の記
録装置に適用した場合、1色の記録ヘッドに対しては対
応できるが、他の複数の色に対する記録ヘッドについて
はデータの格納領域が確保できないという問題が生じ
る。
【0004】また、多色分のリングバッファ構造を持っ
た場合でも、最初にバッファ構造が色毎に割り当てられ
るので、印刷するべきデータが無い場合でも、その領域
を用意する必要があり、メモリ領域を効率的に使用する
ことは困難である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にかかる記録装置及び記録装置の制御方法等
は主として以下の構成よりなることを特徴とする。
【0006】すなわち、記録ヘッドを搭載したキャリッ
ジを記録媒体上で走査させて記録を行うために、該記録
ヘッドの走査方向の記録領域を複数の領域に分割し、該
分割された領域単位の画像データを格納するバッファを
有する記録装置は、前記分割された領域単位の画像デー
タを前記バッファに格納するために、該領域単位の画像
データの書き込みアドレス情報を色データ毎に制御する
書き込み制御部と、前記バッファに格納された画像デー
タを読み出すための読み出しアドレス情報を色データ毎
に制御する読み出し制御部と、前記読み出しアドレス情
報に基づき、読み出された画像データに従い、前記分割
された領域単位の記録データを生成する記録データ生成
手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】好ましくは、上記の記録装置において、前
記分割された領域単位の画像データには、シアン、イエ
ロー、マゼンタ、および黒の色データが含まれる。
【0008】好ましくは、上記の記録装置において、前
記バッファは、前記画像データを先頭アドレス情報と最
終アドレス情報とにより設定された領域間で循環して格
納することが可能である。
【0009】好ましくは、上記の記録装置において、前
記書き込み制御部は、前記書き込みアドレス情報が前記
読み出しアドレス情報と一致する場合は、前記バッファ
内に格納されている画像データと重複したアドレスの設
定を禁止する制御を実行する。
【0010】好ましくは、上記の記録装置において、前
記書き込み制御部は、前記画像データに含まれる前記色
データの有無の応じて、前記バッファに格納するための
アドレス情報を制御する。
【0011】好ましくは、上記の記録装置において、前
記書き込み制御部は、前記画像データに含まれるデータ
の有無を識別するための情報と、該データのラスター数
と、を含む設定情報を色データ毎に格納する第1レジス
タと、前記画像データの幅情報を格納する第2レジスタ
と、前記第1レジスタに格納される書き込み対象となる
第1ブロックデータに関する設定情報と、前記第2レジ
スタに格納される画像データの幅情報に基づき決定され
る、次の書き込み対象となる第2ブロックデータの書き
込み開始アドレスを格納する第3レジスタと、を有し、
該書き込み制御部は、該第1ブロックデータに対応する
画像データの書き込み完了前に、該第2ブロックデータ
に対する書き込みアドレス情報を前記決定した書き込み
開始アドレスに更新する。
【0012】好ましくは、上記の記録装置において、前
記読み出し制御部は、前記画像データに含まれるデータ
の有無を識別するための情報と、該データのラスター数
と、を含む設定情報を色データ毎に格納する第4レジス
タと、前記画像データの幅情報を格納する第5レジスタ
と、前記第4レジスタに格納されている設定情報と、前
記第5レジスタに格納される画像データの幅情報に基づ
き決定される、読み出し開始アドレスを格納する第6レ
ジスタと、前記第6レジスタに格納されている読み出し
アドレスに従った画像データの読み出し完了前に、次の
ブロックデータに対する読み出し開始アドレスを決定
し、該データを格納する第7レジスタと、を有する。
【0013】好ましくは、上記の記録装置において、前
記読み出し制御部は色毎に読み出す順序を指定する情報
を格納する読み出し色テーブルレジスタを更に有し、前
記色毎に読み出す順序を指定する情報に基づいて、前記
バッファから順に読み出しを制御する。
【0014】好ましくは、上記の記録装置において、前
記読み出し制御部は前記読み出しアドレス情報が前記バ
ッファの最終アドレスを指定した場合、前記バッファの
最初のアドレスを指定する。
【0015】好ましくは、上記の記録装置において、前
記書き込み制御部は前記書き込みアドレス情報が前記バ
ッファの最終アドレスを指定した場合、前記バッファの
最初のアドレスを指定するように制御する。
【0016】好ましくは、上記の記録装置において、前
記バッファに格納できるデータ数は、1走査の記録領域
より少ない記録領域のデータ数である。
【0017】また、本発明にかかる記録ヘッドを搭載し
たキャリッジを記録媒体上で走査させて記録を行うため
に、該記録ヘッドの走査方向の記録領域を複数の領域に
分割し、該分割された領域単位の画像データを格納する
バッファを有する記録装置の制御方法は、外部機器から
送信された情報を受信して、該受信した情報を記録領域
を複数の領域に分割し、該分割された領域単位の画像デ
ータと、該画像データの書き込み及び読み出しを制御す
るための設定情報と、に分けてデータを処理する受信工
程と、前記設定情報に基づき、前記領域単位の画像デー
タに含まれる色データ毎の情報を書き込み制御部及び読
み出し制御部のレジスタに設定する設定工程と、前記レ
ジスタに設定された前記色データ毎の情報に従い、前記
画像データを領域単位に、書き込み処理するためのアド
レス情報を生成する第1制御工程と、前記レジスタに設
定された前記色データ毎の情報に従い、前記書き込み処
理された画像データを読み出すためのアドレス情報を生
成する第2制御工程と、前記読み出された画像データに
従い、前記分割された領域単位の記録データを生成する
記録データ生成工程と、を備えることを特徴とする。
【0018】好ましくは、上記の記録装置の制御方法に
おいて、前記第1及び第2制御工程は、生成するアドレ
ス情報が、前記バッファの最終アドレスを指定する場合
は、指定するアドレスを該バッファの先頭アドレスに戻
す制御を実行する。
【0019】好ましくは、上記の記録装置の制御方法に
おいて、前記第1制御工程は、生成する前記書き込みア
ドレス情報が前記読み出しアドレス情報と一致する場合
は、前記バッファ内に格納されている画像データと重複
したアドレスの設定を禁止する制御を実行する。
【0020】また、本発明にかかるコンピュータプログ
ラムは、プリンタと接続可能なコンピュータ機器で実行
され、双方向インタフェースを介して前記プリンタをデ
フォルト機能に従って駆動するプリンタドライバを実現
するコンピュータで実行可能なコンピュータプログラム
であって、上記の記録装置の制御方法のいずれかに記載
の内容をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0021】また、本発明にかかるコンピュータ可読記
憶媒体であって、プリンタと接続可能なコンピュータ機
器で実行され、双方向インタフェースを介して前記プリ
ンタをデフォルト機能に従って駆動するプリンタドライ
バを実現する処理工程を記憶するコンピュータ可読記憶
媒体であって、前記処理工程が上記の記録装置の制御方
法のいずれかに記載の内容に対応する工程を含むことを
特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0023】なお、以下に説明する実施形態では、イン
クジェット記録方式を用いた記録装置としてプリンタを
例に挙げ説明する。
【0024】本明細書において、「記録」(「プリン
ト」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報
を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人
間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否
かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等
を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものと
する。
【0025】また、「記録媒体」とは、一般的な記録装
置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック
・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮
革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
【0026】さらに、「インク」(「液体」と言う場合
もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様
広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されるこ
とによって、画像、模様、パターン等の形成または記録
媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付
与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され
得る液体を表すものとする。
【0027】<装置本体の概略説明>図19は、本発明
の代表的な実施の形態であるインクジェットプリンタI
JRAの構成の概要を示す外観斜視図である。図19に
おいて、駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動
力伝達ギア5009〜5011を介して回転するリード
スクリュー5005の螺旋溝5004に対して係合する
キャリッジHCはピン(不図示)を有し、ガイドレール
5003に支持されて矢印a,b方向を往復移動する。
キャリッジHCには、記録ヘッドIJHとインクタンク
ITとを内蔵した一体型インクジェットカートリッジI
JCが搭載されている。
【0028】5002は紙押え板であり、キャリッジH
Cの移動方向に亙って記録用紙Pをプラテン5000に
対して押圧する。5007,5008はフォトカプラ
で、キャリッジのレバー5006のこの域での存在を確
認して、モータ5013の回転方向切り換え等を行うた
めのホームポジション検知器である。
【0029】5016は記録ヘッドIJHの前面をキャ
ップするキャップ部材5022を支持する部材で、50
15はこのキャップ内を吸引する吸引器で、キャップ内
開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。5
017はクリーニングブレードで、5019はこのブレ
ードを前後方向に移動可能にする部材であり、本体支持
板5018にこれらが支持されている。ブレードは、こ
の形態でなく周知のクリーニングブレードが本例に適用
できることは言うまでもない。
【0030】又、5021は、吸引回復の吸引を開始す
るためのレバーで、キャリッジと係合するカム5020
の移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラ
ッチ切り換え等の公知の伝達機構で移動制御される。
【0031】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0032】なお、インクタンクITと記録ヘッドIJ
Hとは一体的に形成されて交換可能なインクカートリッ
ジIJCを構成しても良いが、これらインクタンクIT
と記録ヘッドIJHとを分離可能に構成して、インクが
なくなったときにインクタンクITだけを交換できるよ
うにしても良い。
【0033】図20は、インクタンクとヘッドとが分離
可能なインクカートリッジIJCの構成を示す外観斜視
図である。インクカートリッジIJCは、図20に示す
ように、境界線Kの位置でインクタンクITと記録ヘッ
ドIJHとが分離可能である。インクカートリッジIJ
CにはこれがキャリッジHCに搭載されたときには、キ
ャリッジHC側から供給される電気信号を受け取るため
の電極(不図示)が設けられており、この電気信号によ
って、前述のように記録ヘッドIJHが駆動されてイン
クが吐出される。
【0034】なお、図20において、500はインク吐
出口列である。また、インクタンクITにはインクを保
持するために繊維質状もしくは多孔質状のインク吸収体
が設けられている。
【0035】次に、上述した装置の記録制御を実行する
ための制御構成について説明する。
【0036】<第1実施形態>以下図面を参照して本発
明の第1実施形態について説明する。
【0037】図1は、本発明にかかる記録装置の実施形
態において、その記録装置の記録制御部を示すブロック
図である。同図に於いて、参照番号1はインターフェー
ス信号線S1を介してホストコンピュータ(不図示)か
ら転送されてくるデータを受信し、その受信したデータ
の中から、記録装置の動作に必要なデータ及び画像デー
タを抽出して一旦蓄えるインターフェース制御部(コン
トローラ)であり、インタフェースコントローラ1で抽
出されたデータは信号線S2を介して受信バッファ2に
格納される。
【0038】受信バッファ2はSRAMもしくはDRAM等の記
憶装置で構成され、この受信バッファに蓄えられるデー
タは図2(a)、(b)で示すような構造のものとな
る。
【0039】図2(a)において受信バッファのデータ
構造が示されるように、左から順に「コマンド」(20
1),「データ長」(202),「設定データ」(20
3)のデータが格納され、これに続いて「コマンド」
(204),「データ長」(205),「設定データ」
(206)のデータが格納されている。これは時系列順
に転送されてきたデータが、受信バッファの連続したア
ドレスに格納されることを示し、ここで示す設定データ
206は、例えば給紙の実行や紙送り量の設定、使用す
る記録ヘッド数等を示す情報であり、この設定データで
定められた情報が全て揃って初めて記録装置で記録が可
能となる。この後に、記録の対象となる画像データ(2
09、212)が受信バッファ2に格納される。
【0040】この画像データ(209、212)は、記
録ヘッドが記録媒体上を1度の走査で記録する際に必要
とされるデータ量を、それより少ないデータ量としてブ
ロック単位に分割したデータであり、そのブロック単位
で画像データを区切り、順次第1ブロックデータ(20
9)、第2ブロックデータ(212)、・・・として格
納される。
【0041】図2(b)はブロック単位に分割された画
像データのデータ構造を詳細に示す図であり、同図で示
すように、複数の色のデータ(213〜214)が各々
圧縮されたデータとして順次格納される。この色データ
は「色変えコード」(216、217、218)で区切
られる。
【0042】例えば、シアン、イエロー、マゼンタ、そ
れと黒の4色の色データを想定した場合、各色毎に縦6
4ノズルを1列としたノズル列が走査方向に2列づつ配
列する記録ヘッドを用いると、各ノズル列単位のデータ
が1つの色データを構成することになるのでノズル2列
が4色分、すなわち、圧縮された第1色から第8色の色
データが一つのブロックデータ内に画像データとして格
納される。このノズル列の各ノズルは、被記録媒体の搬
送方向に並んでいる。例えば、第1色と第2色がシアン
のデータ、第3色と第4色はマゼンタのデータ、第5色
と第6色はイエローのデータ、第7色と第8色は黒のデ
ータとなる。
【0043】図3は画像データを保持する記録バッファ
のデータ構造を示す図である。例えば1回の走査で最大
約8インチの長さを記録する場合、1つのブロックデー
タが走査方向に約1/8インチの記録ができるサイズと
すると、トータル8ブロックの画像データを記録処理す
れば、1走査分の画像が完成することになる。第1ブロ
ックから第8ブロックは記録ヘッドの走査方向に配置さ
れ、各ブロックデータには、第1色データから第8色デ
ータが格納される。各ブロック内に格納される各色デー
タの長さは記録ヘッドのノズル数に対応するものであ
る。
【0044】説明を図1に戻し、各制御ブロックの説明
を続ける。受信バッファ2に格納されるデータのうち、
記録装置の制御用の設定値である「コマンド」,「デー
タ長」,「設定データ」は、インタフェースコントロー
ラ1から信号線S902を介してCPU9により読み出
され、図中にある各部制御回路(7,8)に設定される
(S903、S907)。CPU9は読み出したデータ
(図2(a)の201〜208に相当するデータ)を解
釈し、その結果に従って記録装置の全体的な記録制御を
統括する。一方、CPU9は画像データの処理に関して
はデータ展開ブロック3を起動して処理を実行させるも
のとする。
【0045】データ展開ブロック3は受信バッファ2か
ら、図2(b)で示されるように「圧縮TAG」と「デ
ータ」及び「色変えコード」の3種類のデータを読み出
し、これらのデータに基づきデータの展開制御を実行す
る。本実施形態ではデータの圧縮/解凍方法としてPa
ckBits圧縮を用いたので、圧縮TAGが8ビット
で00hから7Fhまで値の場合、非連続なデータが1
から128個データ領域に有るとして処理し、圧縮TA
Gが8ビットでFFhから81hまで値の場合、次の1
バイトデータを連続した2から128個のデータに解凍
する処理を行う。圧縮TAGの所で、80hを読み出し
た場合は色変えコードとして処理する。解凍したデータ
を信号線S4に乗せ、記録バッファ4に書き込む。
【0046】記録バッファ4には解凍された画像データ
が図3に示すデータ構造で格納される。記録バッファ4
の先頭アドレスには第1ブロックの第1色データの先頭
のデータが書き込まれ、その後に続くデータは、アドレ
スを1ずつ加算しながら順次書き込まれる。記録バッフ
ァのアドレスに一つの色データとして格納できる領域
は、最初にCPU9が読み込んだ設定データで決定さ
れ、その値以上のデータは書き込めないので画像データ
を圧縮する際には、その設定データに従ったデータサイ
ズの制限が加えられることになる。色変えコードを検出
した後のデータは第2色データの先頭番地から順次書き
込まれる。このアドレスデータの制御は後に説明する記
録バッファリング制御構造回路8が実行することにな
る。
【0047】この書き込みを第1ブロックの第1色デー
タから第8色データまで繰り返し、第8色データの書き
込みを終えて色変えコードを検知すると、第1ブロック
のデータが全て書き込み終えたことになる。データ展開
ブロック3はデータの展開動作を終了し、CPU9に対
しブロック1個分のデータの展開が完成したことを割込
み(INT3)で伝え、CPU9からの次のデータ展開の
起動を待つ。
【0048】記録バッファ4上に複数ブロックの画像デ
ータが揃った段階で、CPU9は記録動作を開始すべく
不図示の走査モータを動作させ、記録ヘッド6が走査し
ながら、画像データをキャリッジエンコーダ(CRエン
コーダ)10に同期して転送し、記録することで紙面上
(被記録媒体に)に画像を完成させることができる。記
録ヘッド6が主走査方向に走査した後、搬送手段が被記
録媒体を副走査方向に搬送する。こうして、記録ヘッド
の走査と、被記録媒体の搬送を繰り返し行って、1ペー
ジ分の画像の記録を行う。
【0049】記録データ生成ブロック5は、記録バッフ
ァ4上に有る画像データの各ブロック構造を、CPU9
から指定された値に従って、CRエンコーダ10に同期
したタイミングで信号線S5を介して読み出し、記録ヘ
ッド6が記録できるデータ構造に変換しながら信号線S
6に出力していく。この記録データ生成ブロック5は後
で述べる記録バッファ内のブロック幅(ブロックの長さ
を示す。)の情報、ブロックの各色の高さ(色データの
「ラスター数」という。)についての情報を保持する。
【0050】<受信バッファの書き込み、読み込み制御
>以上説明したように受信バッファ2には、インターフ
ェースコントローラ1がデータを書き込み、データ展開
ブロック3が画像データのみを読み出すが、その書き込
みアドレスと読み出しアドレスを制御しているのが受信
バッファリング構造制御回路7である。受信バッファリ
ング構造制御回路7は受信バッファ2の先頭アドレスと
最終アドレス、それと書き込みアドレスと読み出しアド
レスの管理を行っている。
【0051】受信バッファリング構造制御回路7はイン
ターフェースコントローラ1から受信する書き込み要求
信号(S701)を受け付け毎に1アドレスずつ加算
し、これを書き込みアドレスの情報として受信バッファ
2に出力する(信号線S702)。そして、受信バッフ
ァリング構造制御回路7は受信バッファ2の最終アドレ
スに達した場合に書き込みアドレスを受信バッファ2の
先頭のアドレスに戻す制御を行なう。
【0052】また、書き込みアドレスが読み出しアドレ
スに到達(一致)した場合、受信バッファ2がデータで
いっぱいになり、次のデータを書き込めない旨をインタ
ーフェースコントローラ1に信号線S703を介して通
信する。
【0053】このとき同時にCPU9に対しても信号線
S904の割込み信号により、受信バッファ2はデータ
の書き込みができない状態であることを知らせる。受信
バッファ2の構造はCPU9が信号線S903のバスを
用いて内部のレジスタに書き込むことで設定することが
できる。
【0054】読み出しアドレスは、CPU9が受信バッ
ファリング構造制御回路7の中に有るデータリード用レ
ジスタを介して直接に受信バッファ2の中のデータを読
み出す場合と、データ展開ブロック3がデータ読み出し
要求信号線S705を介して要求した場合に、読み出し
アドレスとして信号線S706を介して1アドレスづつ
加算されて受信バッファ2に出力される。
【0055】受信バッファリング構造制御回路7は読み
出しアドレスが最終アドレスに達した場合、読み出しア
ドレスを受信バッファ2の先頭アドレスに戻す制御を行
なう。また読み出しアドレスが書き込みアドレスに到達
(一致)した場合、受信バッファ上からデータがなくな
ったので、次のデータを読み出せない旨をデータ展開ブ
ロックに信号線S704を介して通信する。このとき同
時にCPU9に対しても信号線S904の割込み信号線
で、受信バッファ2上には、読み出すデータが無い旨を
知らせる。
【0056】以上が受信バッファ2に対するデータの書
き込み、読み取り制御の処理内容である。次に、この受
信バッファ2から読み出され、展開処理されたデータを
記録バッファに書き込みし、あるいはその記録バッファ
からデータを読み取るための処理内容を説明する。
【0057】<記録バッファの書き込み、読み取り制御
>記録バッファ4に対して、データ展開ブロック3が画
像データを書き込み、記録データ生成ブロック5がその
書き込まれた画像データを読み出すが、その際、書き込
みアドレスと読み出しアドレスを制御しているのが記録
バッファリング構造制御回路8である。
【0058】記録バッファリング構造制御回路8は記録
バッファの先頭アドレスと、最終アドレス、それと書き
込みアドレスと、読み出しアドレスの管理を行ってい
る。
【0059】記録バッファリング構造制御回路8はデー
タ展開ブロック3から受信する書き込み要求信号(S8
01)を受け付け毎に1アドレスずつ加算し、これを書
き込みアドレスの情報として記録バッファ4に出力する
(信号線S802)。そして、記録バッファリング構造
制御回路8は記録バッファ4の最終アドレスに達した場
合に書き込みアドレスを記録バッファ4の先頭のアドレ
スに戻す制御を行なう。
【0060】また、書き込みアドレスが読み出しアドレ
スに到達(一致)した場合、記録バッファ4が画像デー
タでいっぱいになり、次の画像データを書き込めない旨
をデータ展開ブロック3に信号線S803を介して通信
する。
【0061】また、データ展開ブロック3が色変えコー
ドを受信バッファ2から読み込んだ場合、データ展開ブ
ロック3は信号線S804を介してその旨を通信し、記
録バッファリング構造制御回路8は次の色のデータを格
納する先頭番地を信号線S802から出力するように準
備する。記録バッファ4の構造はCPU9が信号線S9
07のバスを用いて内部のレジスタに書き込むことで設
定することができる。
【0062】読み出しアドレスは、記録データ生成ブロ
ック5が各色毎にデータ読み出し要求信号線S805を
介して要求すると、読み出しアドレスとして信号線S8
06を介して1アドレスづつ加算されて記録バッファ4
に出力される。
【0063】記録バッファリング構造制御回路8は読み
出しアドレスが最終アドレスに達した場合、読み出しア
ドレスを記録バッファ4の先頭アドレスに戻す制御を行
なう。
【0064】記録データ生成ブロック5は現在読み出し
ている画像データブロックのデータ構造をCPU9から
信号線S908のバスを介して、記録データ生成ブロッ
ク5内部にあるレジスタに設定する。設定された画像デ
ータブロック構造内にある画像データを全て読み出すと
終了信号S909をCPU9に対し割り込み信号として
通信する。この際、記録バッファ4上に次の画像データ
ブロックがすでに展開されているならば、その画像デー
タブロック構造をレジスタに書き込む。
【0065】記録バッファ4は1画像データブロック単
位でデータの書き込みを制御しており、書き込まれてい
ない画像データブロックに対し記録データ生成ブロック
を起動しないので、記録バッファの読み出しアドレスが
書き込みアドレスを越えることは起きない。11は、バ
ッファ構造情報メモリである。これは、記録バッファの
制御用の作業用メモリ(ワークRAM)で、後で述べる記
録バッファ構造についての情報を一時的に格納する領域
である。
【0066】以上、記録制御部における記録データの流
れの概要について説明したが、以下、各制御ブロックの
詳細な機能について説明する。
【0067】<インターフェースコントローラ1(図
4)>図4はインターフェースコントローラ1の内部を
示すブロック図で、コマンド解析部101とデータラッ
チ部102を有する。
【0068】コマンド解析部101はインタフェース信
号線S1を介してホストコンピュータから送られてくる
データ列が、記録装置の状態等を確認するコマンド情報
か、画像データに関わるデータなのかを判断し、受信し
たデータが記録装置の状態等を確認するコマンド情報で
あれば、装置の状態を識別するためのステータスを自動
応答し、画像データならば102のデータラッチ部に一
旦保存する制御を行う。コマンド解析部101は記録装
置のステータス情報を蓄えるレジスタを持ち、CPU9
はバス(S901)を介してその情報をレジスタに書き
込む。
【0069】コマンド解析部101は、インタフェース
信号線S1でデータ(コマンド情報、画像データ)を受
け付けると割り込み信号(INT1)S902をCPU
9に対して出力し、データの受信が完了した旨を通知す
る。CPU9はその割り込み信号を受け、データ処理を
開始する。
【0070】データラッチ部102は数バイトの記憶装
置で、FIFO構造となっており、データラッチ部10
2にデータが有る場合は、書き込み要求信号S701を
受信バッファリング構造制御回路部7に出力し、データ
ラッチ部102のデータが零になるまで書き込み要求信
号S701が出力される。但し、受信バッファ2がいっ
ぱいで書き込めない状態や、何らかの異常でデータが受
け付けられない時、受信バッファリング構造制御回路部
7はデータ転送待機信号S703を出力し、待機信号S
703を受けてデータラッチ部102はデータ転送を停
止する。
【0071】データ転送が停止すると、データラッチ部
102のFIFOはすぐデータでいっぱいになり、ホス
トコンピュータ側からデータを受け取れなくなり、その
場合、装置本体の状態をビジー状態とし、コマンド解析
部101はデータが送られてきても受け取れなかったと
して再送要求をホストコンピュータに出力する。
【0072】<受信バッファリング構造制御回路部7
(図5)>図5は受信バッファリング構造制御回路部7
の詳細を示すブロック図で、インターフェースコントロ
ーラ1のデータを受信バッファ2に書き込む為のアドレ
ス(ライトポインタ)を出力する書き込みアドレスレジ
スタ(WP)701と、受信バッファ2上のデータをデ
ータ展開ブロック3に出力するための読み出しアドレス
(リードポインタ)を出力する読み出しアドレスレジス
タ(RP)702を持ち、それぞれ書き込みアドレス信
号線S702と、読み出しアドレス信号線S706とし
て出力する。更に、受信バッファ2の先頭アドレスと最
終アドレスを特定する先頭アドレスレジスタ(top_adr)
703、最終アドレスレジスタ(bottom_adr)704を有
し、それぞれのレジスタはCPU9により初期値が設定
される。
【0073】例えば、受信バッファ2の先頭番地を10
00hアドレスとして先頭アドレスレジスタ703に設
定し、最終番地をFFFFhアドレスとして最終アドレ
スレジスタ704に設定し、最初は受信バッファ2上に
はデータが1個も無いので、書き込みアドレスレジスタ
701及び読み出しアドレスレジスタ702には100
0hを設定する。
【0074】この初期状態でデータがないとき、アドレ
ス制御ブロック705はインターフェースコントローラ
1からの書き込み要求信号S701は受け付けるが、デ
ータ展開ブロック3に対してデータが無いことをバッフ
ァエンプティー信号線S704を出力して伝え、読み出
し要求信号S705を出力しないよう通信する。インタ
ーフェースコントローラ1からの書き込み要求信号S7
01を受け取り最初のデータを受信バッファ2に書き終
えたとき、アドレス制御ブロック705は書き込みアド
レスレジスタ701の値を1個加算して書き戻す。上記
の制御を書き込み要求があるたびに行い、次に書き込む
アドレスが最終アドレスレジスタ704に設定された値
を超えた場合、次のアドレスとして先頭アドレスレジス
タ703に設定された値が書き込みアドレスレジスタ7
01の値となる。
【0075】書き込みアドレスレジスタ701の値が読
み出しアドレスレジスタ702の値に一致した時、受信
バッファ2はまだ読み出されていないデータでいっぱい
になり、次のデータが書き込めないので、アドレス制御
ブロック705はインターフェースコントロールブロッ
ク1に対しバッファフル信号線S703を出力し、書き
込み要求信号S701の出力を抑制させる。
【0076】受信バッファ2上に1個でもデータが有る
状態とは、書き込みアドレスレジスタ701の値と読み
出しアドレスレジスタ702の値が異なる時であり、そ
の場合、アドレス制御ブロック705はバッファエンプ
ティー信号S704の出力を止め、データ展開ブロック
3からのデータ読み出し要求信号S705が出力され、
受信バッファ2からデータの読み出しが終了した時点
で、アドレス制御ブロック705は読み出しアドレスレ
ジスタ702の値を1個加算して書き戻す。
【0077】上記の制御を読み出し要求があるたびに行
い、次に読み出すアドレスが最終アドレスレジスタ70
4に設定された値を超えた場合、次のアドレスとして先
頭アドレスレジスタ703に設定された値が読み出しア
ドレスレジスタ701の値となる。
【0078】読み出しアドレスレジスタ702の値が書
き込みアドレスレジスタ701の値に一致した時、受信
バッファ2上には読み出されていないデータが無くな
り、次のデータが読み出せないので、アドレス制御ブロ
ック705はデータ展開ブロック3に対しバッファエン
プティー信号線S704を出力し、読み出し要求信号S
705の出力を抑制させる。
【0079】また、アドレス制御ブロック705は受信
バッファ2がバッファエンプティー状態やバッファフル
状態になった時、また、それらの状態が解除された時を
CPU9に知らせる為に受信バッファ割込み信号線S9
04(INT2)を出力する。
【0080】図6は受信バッファリング構造制御回路7
の動作タイミングを示す図であり、書き込み要求信号S
701、書き込みアドレス信号線S702、バッファフ
ル信号線S703、バッファエンプティー信号線S70
4、読み出し要求信号S705、読み出しアドレス信号
線S706の各信号線の変化を示す。上述の説明のよう
に、書き込み要求信号S701が入力される毎に書き込
みアドレス信号線S702は1づつ加算され、読み出し
要求信号S705が入力される毎に読み出しアドレス信
号線S706は1づつ加算される。受信バッファ上にデ
ータが無くなればバッファエンプティー信号S704が
出力され(図6のタイミングA及びB)、受信バッファ
上にデータがいっぱいになればバッファフル信号S70
3が出力される(図6のタイミングC)。
【0081】<記録バッファリング構造制御回路の説明
>記録バッファリング構造制御回路の説明を図7及び図
10を用いて説明する。記録バッファリング構造制御回
路の処理において、図7は書き込みアドレス制御を中心
に説明する図であり、図10は記録バッファリング構造
制御回路8の読み出しアドレス制御を中心に説明する図
である。
【0082】記録バッファリング構造制御回路8は読み
出し制御部8Aと書き込みアドレス制御部8Bで構成され
ている。また、記録バッファ4のバッファ領域は、記録
バッファの先頭のアドレスをtop_adrで示し、最終アド
レスをbottom_adrで表示する。この先頭アドレスは書き
込みアドレス制御部8B内のレジスタ803に格納さ
れ、最終アドレスは書き込みアドレス制御部8B内のレ
ジスタ804に格納される。
【0083】記録バッファ4に示される「RP」はリード
ポインタを示し、「WP」はライトポインタを示す。記録
バッファの中のRPとWPの間のハッチング部分は記録デー
タが格納されていることを表している。また、記録バッ
ファ4の白色部分は記録データが格納されていないこと
を表す。
【0084】読み出しアドレス制御部8A内の802
は、データの読み出しアドレス(RP:リードポインタ)
を示すレジスタである。805から812は第1色から
第8色について、各色の情報を格納するレジスタであ
る。ここで、レジスタ805にはは第1色のデータのバ
ッファの高さ情報と、第1色データの有り無しを示す情
報が格納され、同様にレジスタ806〜812について
も第2色〜第8色について同様の情報が設定される。
【0085】813はブロックの幅情報を設定するレジ
スタであり、この幅情報は第1色〜第8色までブロック
単位で、共通して使われる値である。
【0086】上述のブロックの高さの情報及び幅情報
は、図2(a)で説明した設定データに含まれる情報で
ある。
【0087】815は次のブロックデータのアドレスを
格納するレジスタであり、このアドレスは各色に関する
情報を格納するレジスタ805からレジスタ812のう
ちのいずれかの値と、ブロックデータに関する幅の情報
を格納するレジスタ813の値を用いて決定することが
できる。書き込み制御部8Bは、書き込み対象となる第
1ブロックデータに関する設定情報に従い、次に書き込
み対象となる第2ブロックデータの書き込み開始アドレ
スを決定し、このレジスタに格納する。
【0088】書き込み制御部8Bは、第1ブロックデー
タに対応する画像データの書き込み完了前に、次の第2
ブロックデータに対する書き込みアドレス情報を決定し
た書き込み開始アドレスに更新することができる。
【0089】また、816はデータの書き込みアドレス
を格納するレジスタである。
【0090】814はアドレス制御レジスタで、書き込
みアドレスが読み出しアドレスを追い越さないように
(両アドレスが重複したアドレスを指定しないように)
書き込み処理、読み出し処理の管理をする。
【0091】<記録バッファへのデータの格納(図8)
>図8は、記録バッファ4に画像データがどのように格
納されるか説明する図である。図8(a)では、第1色
データとして縦に順に4ワード分ずつ、格納される状態
を示す。ここで1ワードが16画素分に対応している。レ
ジスタに情報を格納するアドレスは1づつインクリメン
トされるものとすると、ライトポインタ(WP)は1→2
→3→4→5→・・・・とカウントされる。
【0092】例えば、図8(a)のレジスタの設定は、
バッファの高さ情報(ラスター数)の値は「4」であ
り、データの有り無し情報の値は「1(有り)」であ
る。レジスタ813(ブロックの幅情報)の値は「2
8」である。
【0093】図8(b)は、第2色データがある場合
に、記録バッファ4へのデータの書き込みを示す図であ
る。第1色の格納領域に全てデータを格納した後、矢印
のようにライトポインタ(WP)を第2色の先頭アドレス
へ移動し、第2色のデータの格納を行う。図8(c)で
は、第2色データが無い場合、第1色データの格納領域
に続き、第3色データが格納されることを示す。この場
合、図7で示すレジスタ806の第2色データの有り無
し情報は、データ無しを示す「0(無し)」である。あ
るいは、バッファの高さ情報が「0」であれば、データ
が無いことを示すので、この情報を用いてもかまわな
い。あるいはデータの有り無し情報とバッファの高さ情
報を論理和(AND処理)を行ってその結果を判断して
も良い。
【0094】図8(d)では、第2色のデータについ
て、書き込み位置を示すe1(WP:ライトポインタ)は、
読み出し位置を示すe2(RP:リードポインタ)の手前
で書き込みを停止することを示す。これは、読み出しが
終了していない位置には、データの書き込みを禁止し
て、上書きをすることを防ぐ制御を行うものである。以
上の制御は、第3色から第8色の領域についても同様で
ある。
【0095】以下に、図10の説明をする。同図の左側
は記録バッファリング構造制御回路8の読み出しアドレ
ス制御部8Aを示し、同図の右側は記録バッファ4を示
す。
【0096】記録バッファ4のバッファ領域は、記録バ
ッファの先頭のアドレスであるtop_adrで表され、最終
アドレスはbottom_adrで表される。この先頭アドレスは
レジスタ803に格納され、最終アドレスはレジスタ8
04に格納される。記録バッファに示される「RP」は図
7と同様にリードポインタであり、「WP」はライトポイ
ンタである。記録バッファ4におけるRPとWPの間のハッ
チング部分は記録データが格納されていることを表し、
記録バッファの白色の部分は記録データが格納されてい
ないことを表す。
【0097】読み出しアドレス制御部8A内の802
は、データの読み出しアドレス(RP:リードポインタ)
を示すレジスタであり、破線の枠で囲った900は第1
レジスタ群、実線の枠で囲った901は第2レジスタ群
である。
【0098】第1ブロックから第8ブロックの画像デー
タを記録する場合、例えば、走査の開始時において、第
1レジスタ群には第1ブロックについての情報が格納さ
れている。また、第2レジスタ群には、第2ブロックに
ついての情報が格納される。第1ブロックの記録が終了
すると、第1レジスタ群900には第2レジスタ群90
1の情報がコピーされ、第1レジスタ群900には第2
ブロックの情報が格納される。そして第2レジスタ群9
01には、第3ブロックの情報が格納される。以下、最
後の第8ブロックのデータが格納されるまで順に行われ
る。そして、次の走査開始時には、再び、第1レジスタ
群には第1ブロックの情報が格納され、第2レジスタ群
には第2ブロックの情報が格納される。
【0099】第1レジスタ群が示す第nブロックの記録
が終了した時、第2レジスタ群に第n+1ブロックの情
報が格納されていない場合は、第n+1ブロックの印字
データがまだ準備できていないので、第2レジスタ群の
情報は第1レジスタ群にコピーされず、加えて記録バッ
ファからのデータ読み出しを停止する。
【0100】第1レジスタ群内にあるレジスタ(1st_hi
ght 1 color bit)819は、第1色についての高さ情報
と色データの有り無し情報を設定するレジスタである。
各レジスタ822、824、826、828、830、
832、834は第2色〜第8色について高さ情報と色
データの有り無し情報を設定するレジスタである。
【0101】820は各ブロックデータの幅情報を格納
するレジスタである。この幅情報は第1色〜第8色まで
ブロック単位で、共通して使われる値である。
【0102】レジスタ(1st_color_adr) 818は第
1色の読み出しアドレスを格納するレジスタである。第
1色のデータが格納されている記録バッファ819から
読み出されるとアドレスが更新される。例えば図8
(a)に示すように、第1色データの内、1→2→3→
4と1カラム分のデータが読み出される。レジスタ82
1、823、825、827、829、831、833
はそれぞれ第2色〜第8色の読み出しアドレスを格納す
るレジスタであり、第2色〜第8色の色データも第1色
の色データと同様に順に1カラム分のデータが読み出さ
れる。
【0103】記録バッファ4に格納されるデータは複数
の色データを含むため、例えば、第1、第2色、・・・
の色データが混在した場合、各色単位の色データを格納
するためのアドレスは、連続していないものとなる。そ
のため、読み出しアドレスのレジスタが1つであれば、
例えば第1色の記録バッファ4のアドレスの次に第2色
の記録バッファの1のアドレスを読み出しを行う際、ア
ドレス計算をする必要があるが、記録バッファ4に各色
ごとに読み出しアドレスを格納するレジスタを用意する
ことで、カラム単位での読み出しを行う際のアドレス計
算を省くことができる。
【0104】817はアドレス制御レジスタである。読
み出しアドレスは、記録データ生成ブロック5が各色毎
にデータ読み出し要求信号線S805を介して要求する
と、アドレス制御レジスタ817は読み出しアドレスと
して信号線S806を介して1アドレスづつ加算して記
録バッファ4に出力する。
【0105】835は次のブロックのアドレスを格納す
るレジスタである。現在読み出されているブロックが第
1ブロックであれば、このレジスタには第2ブロックの
先頭のアドレスが格納される。このレジスタの値は、現
在読み出されているブロックデータの読み出しが終了す
ると、レジスタ802にコピーされる。これにより、次
のブロックデータの読み出しがスムーズにできる。
【0106】レジスタ836は第1色から第8色のう
ち、読み出す順序を特定するための情報を格納するテー
ブルである。このテーブルに設定された値によって記録
バッファからデータを読み出す順序を自由に設定するこ
とができる。例えば、第1色→第2色→・・→第8色の
順に読み出すことができる。また、値を変えて、第1色
→第2色→第5色→第6色→第7色→第8色のように第
3色、第4色のデータの読み出しをスキップすることも
できる。これによって、格納されていない色の画像デー
タについては、正確に読みとばすことができる。
【0107】第2レジスタ群901は次のブロックデー
タに関する情報を格納するバッファの集まりである。第
1レジスタ群の各レジスタが読まれたら、第2レジスタ
群の各レジスタに設定されている値が、第1レジスタ群
の対応するレジスタに設定される。例えば、レジスタ8
38に設定されている値がレジスタ819に設定され
る。レジスタ839〜845は、次のブロックデータに
おける第2色〜第8色の色データについて同様の情報が
設定されるレジスタである。
【0108】レジスタ838(819)には第1色のデ
ータのバッファの高さ情報と、第1色データの有り無し
を示す情報が格納される。
【0109】846(820)はブロックの幅情報を設
定するレジスタである。この幅情報は第1色〜第8色ま
でブロック単位で、共通して使われる値である。
【0110】レジスタ878は、先に設定したブロック
のサイズと同じブロックのサイズが同じ場合、この値を
「1」とすることで、第1レジスタ群に同じ値を再設定
することができる。この場合、レジスタ838〜846
の設定を省くことができる。レジスタ878の値が
「0」の場合には、各レジスタ838〜846にそれぞ
れの値が設定される。レジスタ(same_type)878に
よって、ブロックサイズが同じであれば、レジスタの設
定を簡単に行うことができる。
【0111】図11は、1回の走査で記録される記録領
域と、その領域に記録される画像データの関係を概略的
に説明する図である。図11は矢印で示した領域Dと第
8ブロックに対応する領域には、画像データがないこと
を示す。この領域Dは第3ブロックの右側、第4ブロッ
クの全て、第5ブロックの左側の領域である。
【0112】図9(a)は、図11に対応する記録バッ
ファに書き込まれる画像データについての説明図であ
る。図11の領域Dには第4ブロックに対応する領域に
画像データはないので、記録バッファには第4ブロック
は確保されていない。
【0113】また、図9(a)で、第2ブロックに格納
されるデータには第3色の色データ及び第4色データは
ないので、これらの分をつめて第5色データ〜第8色デ
ータが格納されている。第3ブロックには、第1色デー
タ、第2色データのみが格納され、第3色以降の色デー
タは格納されていない。第2ブロックと第3ブロックの
ハッチングされたは部分は、データが無いためにバッフ
ァの割り当てがされていないことを示す。従って、第2
ブロックにおける第8色データの最終アドレスの次のア
ドレスは、第3ブロックにおける第1色データの先頭ア
ドレスである。このように、画像データを詰めて記録バ
ッファに格納することができるので、記録バッファを効
率良く使用することができる。
【0114】従って、例えば、画像データが無い領域に
対しても記録バッファの領域を一律に格納することによ
り記録バッファが1走査分のデータすべてを格納する領
域を確保できない場合でも、本実施形態で示したように
画像データの有無をレジスタに格納されている色データ
の有無の情報に基づきデータの格納を制御することで1
走査分のデータを格納することができる。
【0115】<記録動作の説明>図12は、画像データ
を処理し、記録動作の処理の流れを説明するフローチャ
ートである。ステップS1201でデータ解析フラグを
チェックする。データ解析フラグがセットされていれば
(S1201−Yes)、処理をステップS1202へ
進め、データ解析処理を実行し、そのデータ解析フラグ
をクリアする。もしデータ解析フラグがクリアされてい
れば(S1201−No)、ステップS1202をスキ
ップして処理をステップS1203に進める。
【0116】ステップS1203では、データ展開処理
フラグをチェックする。もし、データ展開処理フラグが
セットされていれば(S1203−Yes)、処理をス
テップS1204に進め、データ展開処理を実行し、そ
のデータ展開処理フラグをクリアする。もし、フラグが
セットされていなければ(S1203−No)、ステッ
プS1204をスキップする。
【0117】ステップS1205では、スキャンフラグ
をチェックする。もしスキャンフラグがセットされてい
れば(S1205−Yes)、処理をステップS120
6に進め、スキャン(記録)処理を行う(S120
6)。スキャン処理が終了した場合には、処理をステッ
プS1201へ戻す。
【0118】また、ステップS1205の判断で、スキ
ャンフラグがセットされていない場合(S1205−N
o)は、ステップS1206の処理をスキップして、処
理をステップS1201に戻す。
【0119】図13は、受信バッファ割り込み(INT
1、INT2)処理の流れを説明するフローチャートであ
る。ステップS1301で割り込み要因を判別する。そ
の割り込み要因がデータ受信であれば、ステップS13
02へ処理を進め、データ解析処理フラグをセットす
る。ここで、セットされたデータ解析フラグは、図12
のフローチャートにおけるステップS1201で設定の
有無が判断される。
【0120】図14は、データ解析処理における制御フ
ローを説明するフローチャートであり、このデータ解析
処理は、図12のステップS1202で実行される処理
である。まず、ステップS1401で受信データの取り
込みを行う。
【0121】次に、ステップS1402で受信したデー
タが記録データか否かをチェックする。データが記録デ
ータであれば(S1402−Yes)、処理をステップ
S1404に進め、記録バッファへの書き込みアドレス
情報を設定する(S1404)。ステップS1405で
は、パックビッツ起動をこない、記録バッファに読み出
したデータ展開する。
【0122】ステップS1402の判断で、受信したデ
ータが記録データでなければ(S1402−No)、処
理をステップS1403に進めてコマンド処理とデータ
設定処理を行う。ステップS1403では、画像データ
のうち、データが無い色についてバッファの幅、バッフ
ァの高さについて情報を受け渡し用バッファに設定す
る。この受け渡し用バッファは、図1に示すバッファ構
造情報メモリ11である。
【0123】図15は、パックビッツ終了割り込み(IN
T3)の処理の流れを説明するフローチャートである。こ
れは、パックビッツ処理処理が終了するとステップS1
501でデータ展開フラグをセットして終了する。デー
タ展開フラグは図12のフローチャートにおけるステッ
プS1203(図12)でフラグがセットされているか
否か判断される。
【0124】図16は、データ展開処理の流れを説明す
るフローチャートである。ステップS1601で記録ブ
ロックレジスタに設定する値を、受け渡し用バッファに
設定する。この受け渡し用バッファは、図1のバッファ
構造情報メモリ11であり、記録ブロックレジスタは、
例えば図10で示したブロック単位で設定されるレジス
タ(900、901)である。
【0125】ステップS1602でスキャン開始判定を
行う。所定ブロック以上のデータの展開終了(例えば、
1ブロック分、あるいは1スキャン分のデータが展開終
了)したかを判断する。データの展開が終了していれば
(S1602−Yes)、処理をステップS1603に
進め、スキャン要求のため、スキャンフラグをセットし
て終了する(S1603)。
【0126】図16に示すフローチャートの処理は、図
12のステップS1204の処理に相当する。
【0127】図17は、スキャン処理を説明するフロー
チャートである。ステップS1701で図16のステッ
プS1601で説明した受け渡し用バッファに保存した
データを記録ブロックレジスタ(900、901)に設
定する。ステップS1702で記録ブロックレジスタに
設定された画像データのスキャン(記録)を実行する。
【0128】図18は、ブロックデータを記録する際の
割り込み(INT4)処理を説明するフローチャートであ
る。この割り込み処理は記録動作中にブロック単位で処
理が終了すれば、実行される。例えば、記録されるデー
タが8つのブロックに格納されていれば、8回の割り込
み処理が実行されることになる。ブロックデータの記録
において、発生した割り込み要因を判別する(S180
1)。この割り込み要因がブロックデータの終了の場合
は処理をステップS1802へ進める。
【0129】一方、割り込み要因が、記録するべきブロ
ックデータが無い状態、すなわち、記録データ(例え
ば、書き込みアドレスポインタ(RP)の値と読み取り
アドレスポインタ(WP)の値を調べ、ブロックにデー
タが格納されていなければ)がなければ、処理をステッ
プS1804に進め、印字失敗処理を行い、スキャンを
停止する(S1804)。この場合には、途中のブロッ
クまでの記録が行われた状態であるので、未記録のデー
タを格納して、再びスキャンを行い、未印字の領域の記
録を行う。
【0130】ステップS1802では、その記録が完了
したブロックが最終のブロックであるか否かを判断す
る。もし、最終ブロックであれば(S1802−Ye
s)、処理を終了する。最終ブロックでなければ(S1
802−No)、処理をステップS1803に進め、次
の画像データのブロックデータをレジスタに設定する。
【0131】<第2実施形態>図9(b)は、第1実施
形態における図9(a)より、更にメモリを有効に使う
場合を説明した図である。図9(a)では記録領域を複
数に分割した各ブロックの走査方向の幅情報はどのブロ
ックも等しかったが、ブロック内に記録するべき画像デ
ータが無い場合は、必要最低限の幅情報を持てばよい。
図11の第3ブロックと第5ブロックに着目すると、第
3ブロックは左側のみ画像データがあり、第5ブロック
は右側にのみ画像データがある。従って、第3ブロック
と第5ブロックの長さを、画像データ数に応じて、他の
ブロックの幅の半分とすることができる。
【0132】これによって、メモリ容量が少ない場合に
も、記録バッファを効率良く使うことができる。例え
ば、記録バッファが1走査分のデータすべてを格納する
領域を確保できない場合でも、1走査分のデータを格納
することができる。
【0133】なお、この場合、ホスト装置が、画像デー
タが複数ブロックにまたがってヌルデータが続く場合
に、ブロックの長さを異ならせるようにコマンド情報及
び画像データを生成すればよい。
【0134】画像データ量に応じてブロック単位のデー
タの幅情報を制御して、データを格納することにより、
バッファ領域を有効に活用することが可能となる。この
場合、ホスト装置が生成したブロックデータ長さに関す
る情報は、設定データに含まれる情報として記録装置は
受信し、可変設定するために幅情報は不図示のレジスタ
に設定される。
【0135】以上、本発明にかかる実施形態を説明して
きたが、本発明の趣旨は、記録ヘッドのノズル数は1ノ
ズル列あたり64、記録で使用する色数4色に限定され
るものではない。
【0136】また、本実施形態では、記録領域を主走査
方向に8つに分割したが、ブロックの分割はこの数に限
定するものではない。更に、記録バッファリング構造制
御回路のレジスタについて、図7や図10に示したよう
に、1つのレジスタに各色の記録バッファの高さの情報
と、色データの有り無しの情報を格納するものではな
く、それぞれ高さの情報のみ格納するレジスタ、色デー
タの有り無しの情報のみ格納するレジスタを用いてもか
まわない。
【0137】また、上述のブロックデータの幅情報をブ
ロック単位に設定するためにレジスタを各色データごと
に対応して持たせる構成としてもよい。
【0138】なお、以上の実施形態において、記録ヘッ
ドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さ
らにインクタンクに収容される液体はインクであるとし
て説明したが、その収容物はインクに限定されるもので
はない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めた
り、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対し
て吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容
されていても良い。
【0139】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0140】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。
【0141】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。
【0142】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0143】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書に記載された構成も本発明に含
まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構
成を開示する特開昭59−138461号公報に基づい
た構成としても良い。
【0144】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0145】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0146】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0147】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0148】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0149】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0150】このような場合インクは、特開昭54−5
6847号公報あるいは特開昭60−71260号公報
に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に
液状または固形物として保持された状態で、電気熱変換
体に対して対向するような形態としてもよい。本発明に
おいては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0151】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0152】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる記
録装置及び、記録装置の制御方法によれば、複数の色デ
ータを含むデータをブロック単位として、バッファへの
書き込み、読み取りを制御することが可能となる。この
制御は、1走査分を複数に分割した領域に対応するブロ
ックごとのデータを、バッファへの書き込みと、読み取
りのアドレスを制御して、ブロックデータの入出力の同
調を図ることが可能となる。
【0153】各色データの高さ(ラスター数)情報と、
色データの有無を示す情報を色データごとに個別に管理
することで、各色画像データを記録バッファに書き込む
際のアドレス管理が効率よく実行できるようになる。
【0154】また、色データごとにデータの有無を判断
することが可能となるため、データの無い領域に対する
記録バッファ領域の確保が不要となり、バッファ領域の
効率的な利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる記録装置の実施形態において、
その記録装置の記録制御部を示すブロック図である。
【図2】ホストコンピュータから転送されるデータを受
信バッファに格納した場合のデータ構造を示す図であ
る。
【図3】画像データを保持する記録バッファのデータ構
造を示す図である。
【図4】インターフェースコントローラ1の内部を示す
ブロック図である。
【図5】受信バッファリング構造制御回路部7の詳細を
示すブロック図である。
【図6】受信バッファリング構造制御回路の動作タイミ
ングの説明図である。
【図7】記録バッファリング構造制御回路を説明する図
である。
【図8】記録バッファ4に画像データがどのように格納
されるか説明する図である。
【図9】記録バッファに格納する画像データの構造につ
いての説明する図である。
【図10】記録バッファリング構造制御回路を説明する
図である。
【図11】1回の走査で記録される記録領域と、その領
域の画像データの関係を説明する図である。
【図12】画像データを処理し、記録動作の処理の流れ
を説明するフローチャートである。
【図13】受信バッファ割り込み(INT1、INT2)処理
の流れを説明するフローチャートである。
【図14】データ解析処理における制御フローを説明す
るフローチャートである。
【図15】パックビッツ終了割り込み(INT3)の処理の
流れを説明するフローチャートである。
【図16】データ展開処理の流れを説明するフローチャ
ートである。
【図17】スキャン処理を説明するフローチャートであ
る。
【図18】ブロックデータを記録する際の割り込み(IN
T4)処理を説明するフローチャートである。
【図19】本発明の好適な実施形態であるプリンタの外
観を示す図である。
【図20】図19のプリンタのインクジェットカートリ
ッジを示す図である。
【符号の説明】
1 インターフェースコントローラ 2 受信バッファ 3 データ展開ブロック 4 記録バッファ 5 記録データ生成ブロック 6 記録ヘッド 7 受信バッファリング構造制御回路 8 記録バッファリング構造制御回路 8A 読み出しアドレス制御部 8B 書き込みアドレス制御部 9 CPU 10 キャリッジエンコーダー 11 バッファ構造情報メモリ 900 第1レジスタ群 901 第2レジスタ群 RP リードポインタ WP ライトポインタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒沼 明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中山 亨 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA11 EA24 EB58 EE01 FA03 FA10 2C187 AC08 AF03 BF13 BG02 BG05 BG06 DD03 FB06 GA09 JA01 JA07 5B021 AA01 DD09 LG07

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを搭載したキャリッジを記録
    媒体上で走査させて記録を行うために、該記録ヘッドの
    走査方向の記録領域を複数の領域に分割し、該分割され
    た領域単位の画像データを格納するバッファを有する記
    録装置であって、 前記分割された領域単位の画像データを前記バッファに
    格納するために、該領域単位の画像データの書き込みア
    ドレス情報を色データ毎に制御する書き込み制御部と、 前記バッファに格納された画像データを読み出すための
    読み出しアドレス情報を色データ毎に制御する読み出し
    制御部と、 前記読み出しアドレス情報に基づき、読み出された画像
    データに従い、前記分割された領域単位の記録データを
    生成する記録データ生成手段と、 を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記分割された領域単位の画像データに
    は、シアン、イエロー、マゼンタ、および黒の色データ
    が含まれることを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記バッファは、前記画像データを先頭
    アドレス情報と最終アドレス情報とにより設定された領
    域間で循環して格納することが可能であることを特徴と
    する請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記書き込み制御部は、前記書き込みア
    ドレス情報が前記読み出しアドレス情報と一致する場合
    は、前記バッファ内に格納されている画像データと重複
    したアドレスの設定を禁止する制御を実行することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記バッファのサイズは、前記記録ヘッ
    ドが次の主走査で記録するノズル数と前記記録領域の分
    割された幅情報に応じて決定されることを特徴とする請
    求項1に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記書き込み制御部は、前記画像データ
    に含まれる前記色データの有無の応じて、前記バッファ
    に格納するためのアドレス情報を制御することを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記書き込み制御部は、前記画像データ
    に含まれるデータの有無を識別するための情報と、該デ
    ータのラスター数と、を含む設定情報を色データ毎に格
    納する第1レジスタと、 前記画像データの幅情報を格納する第2レジスタと、 前記第1レジスタに格納される書き込み対象となる第1
    ブロックデータに関する設定情報と、前記第2レジスタ
    に格納される画像データの幅情報に基づき決定される、
    次の書き込み対象となる第2ブロックデータの書き込み
    開始アドレスを格納する第3レジスタと、を有し、 該書き込み制御部は、該第1ブロックデータに対応する
    画像データの書き込み完了前に、該第2ブロックデータ
    に対する書き込みアドレス情報を前記決定した書き込み
    開始アドレスに更新することを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1項に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記読み出し制御部は、前記画像データ
    に含まれるデータの有無を識別するための情報と、該デ
    ータのラスター数と、を含む設定情報を色データ毎に格
    納する第4レジスタと、 前記画像データの幅情報を格納する第5レジスタと、 前記第4レジスタに格納されている設定情報と、前記第
    5レジスタに格納される画像データの幅情報に基づき決
    定される、読み出し開始アドレスを格納する第6レジス
    タと、 前記第6レジスタに格納されている読み出しアドレスに
    従った画像データの読み出し完了前に、次のブロックデ
    ータに対する読み出し開始アドレスを決定し、該データ
    を格納する第7レジスタと、 を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1
    項に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記読み出し制御部は色毎に読み出す順
    序を指定する情報を格納する読み出し色テーブルレジス
    タを更に有し、前記色毎に読み出す順序を指定する情報
    に基づいて、前記バッファから順に読み出しを制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記読み出し制御部は前記読み出しア
    ドレス情報が前記バッファの最終アドレスを指定した場
    合、前記バッファの最初のアドレスを指定することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録装
    置。
  11. 【請求項11】 前記書き込み制御部は前記書き込みア
    ドレス情報が前記バッファの最終アドレスを指定した場
    合、前記バッファの最初のアドレスを指定するように制
    御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記バッファに格納できるデータ数
    は、1走査の記録領域より少ない記録領域のデータ数で
    あることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 記録ヘッドを搭載したキャリッジを記
    録媒体上で走査させて記録を行うために、該記録ヘッド
    の走査方向の記録領域を複数の領域に分割し、該分割さ
    れた領域単位の画像データを格納するバッファを有する
    記録装置の制御方法であって、 外部機器から送信された情報を受信して、該受信した情
    報を記録領域を複数の領域に分割し、該分割された領域
    単位の画像データと、該画像データの書き込み及び読み
    出しを制御するための設定情報と、に分けてデータを処
    理する受信工程と、 前記設定情報に基づき、前記領域単位の画像データに含
    まれる色データ毎の情報を書き込み制御部及び読み出し
    制御部のレジスタに設定する設定工程と、 前記レジスタに設定された前記色データ毎の情報に従
    い、前記画像データを領域単位に、書き込み処理するた
    めのアドレス情報を生成する第1制御工程と、 前記レジスタに設定された前記色データ毎の情報に従
    い、前記書き込み処理された画像データを読み出すため
    のアドレス情報を生成する第2制御工程と、 前記読み出された画像データに従い、前記分割された領
    域単位の記録データを生成する記録データ生成工程と、 を備えることを特徴とする記録装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記分割された領域単位の画像データ
    には、シアン、イエロー、マゼンタ、および黒の色デー
    タが含まれることを特徴とする請求項13に記載の記録
    装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記第1及び第2制御工程は、生成す
    るアドレス情報が、前記バッファの最終アドレスを指定
    する場合は、指定するアドレスを該バッファの先頭アド
    レスに戻す制御を実行することを特徴とする請求項13
    に記載の記録装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 前記第1制御工程は、生成する前記書
    き込みアドレス情報が前記読み出しアドレス情報と一致
    する場合は、前記バッファ内に格納されている画像デー
    タと重複したアドレスの設定を禁止する制御を実行する
    ことを特徴とする請求項13または15に記載の記録装
    置の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して
    記録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴
    とする請求項1に記載の記録装置。
  18. 【請求項18】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
    与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
    体を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録
    装置。
  19. 【請求項19】 プリンタと接続可能なコンピュータ機
    器で実行され、双方向インタフェースを介して前記プリ
    ンタをデフォルト機能に従って駆動するプリンタドライ
    バを実現するコンピュータで実行可能なコンピュータプ
    ログラムであって、請求項13から16のいずれかに記
    載の内容をコンピュータに実行させることを特徴とする
    コンピュータプログラム。
  20. 【請求項20】 プリンタと接続可能なコンピュータ機
    器で実行され、双方向インタフェースを介して前記プリ
    ンタをデフォルト機能に従って駆動するプリンタドライ
    バを実現する処理工程を記憶するコンピュータ可読記憶
    媒体であって、前記処理工程が請求項13から16のい
    ずれかに記載の内容に対応する工程を実行するプログラ
    ムを格納することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒
    体。
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